JP6257447B2 - 冷蔵庫、冷却時間管理装置及び冷却時間の管理方法 - Google Patents

冷蔵庫、冷却時間管理装置及び冷却時間の管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷蔵庫に関する。具体的には、冷蔵庫に収容した飲料等の物品が所定の温度に冷却されるまでの時間を管理する冷蔵庫、冷却時間管理装置及び冷却時間の管理方法に関する。
従来、飲料等は、冷蔵庫等で冷却されて、購入直後に飲用に適する温度に管理されて販売されている。容器に充填された飲料を所定の温度まで冷却するには、一定の時間がかかる。そこで、所定の温度に冷却されるまで飲料を冷蔵庫の下段にまとめて収容し、所定の温度まで冷却の完了した飲料を冷蔵庫の上段に配置することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−266152号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、冷蔵庫の下段に配置された飲料の容器は取り出しにくいため、温度を確かめることも容易でなく、下段に配置された容器内の飲料が、販売に適した温度になったか否かががわかりづらいという問題があった。
冷却した飲料を効率的に販売するため、冷却が完了する時間が管理でき、販売に従事する者が冷却済の販売可能な飲料か否かを瞬時に理解できる冷蔵庫が望まれている。
本発明は、冷蔵庫の内部で冷却する物品の冷却の完了時を管理しやすい冷蔵庫を提供することを目的とする。
(1) 本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫内に収容した物品を所定の温度まで冷却する冷却時間を管理できる冷蔵庫であって、前面が開放された物品収容部及び該物品収容部の前面に配置される扉を有する冷蔵庫本体と、前記物品収容部に配置されると共に、前後方向に引き出し及び押し入れ可能な収容容器と、前記収容容器の前面部の一部が奥側に凹んで形成された取手部と、前記前面部に配置され前記物品の冷却を開始した時間及び冷却の完了する時間を示す表示部と、前記収容容器の底面部の下部に挿し込み可能な板状の挿し込み部、及び該挿し込み部の端部から屈曲して延びると共に該挿し込み部を挿し込んだ状態で前記取手部の前側を覆う取手カバー部を有する取出規制部材と、を備える。
(2) 前記取手カバー部は、前記取手部の一部が露出するように切り欠かれたカバー部切欠きを有することが好ましい。
(3) 本発明の冷却時間管理装置は、冷蔵庫の内部に配置され、該冷蔵庫で冷却される物品の冷却状態を管理する冷却時間管理装置であって、前記物品を収容する収容容器と、前記収容容器の前面部の一部が奥側に凹んで形成された取手部と、前記前面部に配置され前記物品の冷却を開始した時間及び冷却の完了する時間を示す表示部と、前記収容容器の底面部の下部に挿し込み可能な板状の挿し込み部、及び該挿し込み部の端部から屈曲して延びると共に該挿し込み部を挿し込んだ状態で前記取手部の前側を覆う取手カバー部を有する取出規制部材と、を備える。
(4) 本発明の冷却時間の管理方法は、冷蔵庫に収容した物品を所定の温度まで冷却する時間を管理する冷却時間の管理方法であって、前記物品を、前面部の一部が奥側に凹んで形成された取手部及び前記前面部に配置され、冷却を開始した冷却開始時間及び冷却が完了する冷却完了時間を示す表示部を有する収容容器に収容する収容工程と、前記冷蔵庫の内部に形成され、前記収容容器を収容可能な物品収容部に、前記物品を収容した状態の前記収容容器を押し入れる押し入れ工程と、前記表示部を操作して、前記収容容器の前記前面部に冷却時間を開始する冷却開始時間及び冷却時間の完了する冷却完了時間を表示する表示工程と、挿し込み部及び該挿し込み部の端部から屈曲して延びる取手カバー部を有する取出規制部材を用いて、前記収容容器の底面部と前記物品収容部との間に前記挿し込み部を挿し込み、前記挿し込み部を挿し込んだ状態で、前記取手カバー部により前記取手部の前側を覆う取出規制工程と、を有する。
本発明によれば、冷蔵庫の内部で冷却する物品の冷却の完了時を管理しやすい冷蔵庫を提供することができる。
本実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。 本実施形態の冷蔵庫を示す側面図である。 本実施形態の収容容器及び冷却時間管理装置を示す斜視図である。 本実施形態の取出規制部材を示す斜視図である。 本実施形態の容器支持トレーを示す斜視図である。 本実施形態の容器支持トレーを示す正面図である。 本実施形態の容器支持トレーを示す側面図である。 図6のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 本実施形態の収容容器及び冷却時間管理装置の使用の状態を示す図である。 本実施形態の容器支持トレーの変形例を示す正面図である。
以下、本発明の冷蔵庫100の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本実施形態に係る冷蔵庫100について、図1〜4を参照しながら説明する。
図1は、冷蔵庫100を示す正面図である。図2は、冷蔵庫100を示す側面図である。図3は、収容容器80を示す斜視図である。図4は、取出規制部材を示す斜視図である。
冷蔵庫100は、図1及び2に示すように、冷蔵庫本体101と、収容容器80と、取手部85と、表示部6と、取出規制部材7と、容器支持トレー1と、を有する。なお、本明細書における「冷蔵庫」とは、冷凍温度で冷却したり、飲料を過冷却したりするものも含む。
冷蔵庫本体101は、前面(一の側面)が開放された直方体の形状であり、本体部開口111と、物品収容部112と、扉113と、コンプレッサ114と、冷媒管115と、を有する。
本体部開口111は、冷蔵庫本体101の前面に形成される長方形の開口部である。
物品収容部112は、冷蔵庫により冷蔵する物品を収容する。この物品収容部112は、上下方向に複数段に区画されている。本実施形態では、物品収容部112は、上下方向に4段に区画されている。
扉113は、本体部開口111を開閉し、冷蔵庫本体101を密閉又は開放する厚板状の形状を有する。
コンプレッサ114は、冷蔵庫本体101の下方の奥側Rに配置され、熱交換を行う冷媒を圧縮するものである。
冷媒管115は、コンプレッサ114から延び、物品収容部112のそれぞれの上下に配置されている。冷媒管115では、内部に冷媒が流通する。
収容容器80は、図3に示すように、上部が開口した箱型の形状を有する。収容容器80は、物品収容部112に配置され、前後に引き出し及び押し入れ可能である。本実施形態では、収容容器80は、4つに区画された物品収容部112のうちの上部の3段に配置される。収容容器80は、底面部81と、前面部としての前壁82と、奥壁83と、一対の側壁84と、を有する。
前壁82、奥壁83及び一対の側壁84は、底面部81から上方に起立している。前壁82は、収容容器80の前面に配置され、奥壁83は、前壁82に対向して配置されている。一対の側壁84は、前壁82及び奥壁83に略直交する方向に延びている。
取手部85は、収容容器80の前壁82の略中央部に配置され、前壁82の一部が奥側Rに向かって凹んで形成されている。
以上の収容容器80は、前壁82が本体部開口111側(前側F)に位置するように物品収容部112に収容される。
表示部6は、図1及び図3に示すように、収容容器80の前壁82の上方に配置されている。表示部6は、時間表示帯61と、時間管理クリップ62と、を有する。
時間表示帯61は、収容容器80の前壁82に、収容容器80の引き出し方向に略直交する方向、すなわち収容容器80の幅方向に延びる帯状のテープである。時間表示帯61は、上下2段に数字が表示されたテープが、前壁82に貼付されて構成されている。具体的には、収容容器80の幅方向に沿って、時間表示帯61における上側に冷却を開始した冷却開始時間を示す数字が0〜24まで表示されている。そして冷却開始時間を示す数字の下に、12時間後の冷却が完了した冷却完了時間を示す数字が0〜24まで表示されている。冷却開始時間と冷却完了時間は、異なる色で表示されている。
時間管理クリップ62は、収容容器80の前壁82の上縁82aを挟むと共に、上縁82aに沿って左右に移動可能なクリップにより構成されている。時間管理クリップ62は、前壁82に配置される側が、中央側に縦長の貫通穴63の形成された枠状の形状を有している。時間管理クリップ62は、この内側の貫通穴63に冷却開始時間と冷却完了時間が視認できるように位置合わせするように配置される。時間管理クリップ62の貫通穴63は縦長であるため、貫通穴63の上側に冷却開始時間が、下側に冷却完了時間が見えるように位置合わせされる。
取出規制部材7は、図4に示すように、挿し込み部71と、取手カバー部72と、カバー部切欠き73と、を有する。取出規制部材7は、プラスチックで形成されている。
挿し込み部71は、長方形の薄い板状の形状を有し、収容容器80の底面部81の下部と、物品収容部112との間に挿し込まれる。
取手カバー部72は、挿し込み部71の端部から、挿し込み部71の板面と略直交する方向へ屈曲して延びる板状の形状を有する。取手カバー部72は、基端縁72aと、上端縁72bと、一対の側縁72cと、を有する。
基端縁72aは、挿し込み部71の側縁に沿って延びる縁である。
上端縁72bは、基端縁72aに対向する側で基端縁72aの延びる方向に沿って延びる縁である。
一対の側縁72cは、基端縁72a及び上端縁72bに略直交する方向へ延びる縁である。
取手カバー部72の表面には、冷蔵庫100で冷却しているものが、まだ所定の温度に達していないことを示す表示がなされている。
カバー部切欠き73は、取手カバー部72の一対の側縁72cにおける中央側が、取手カバー部72の内側へ向かって半円状に切り欠かれて形成される。カバー部切欠き73は、挿し込み部71が収容容器80の底面部81の下部と、物品収容部112との間に挿し込まれた状態で、収容容器80の取手部85の両端が露出する程度まで、取手カバー部72の内側へ向かって切り欠いて形成される。
なお、以上の収容容器80と、取手部85と、表示部6と、取出規制部材7と、により、冷蔵庫100で冷却される容器9の冷却状態を管理する冷却時間管理装置87を構成する。
次に、図5から図9を参照して、容器支持トレー1について説明する。
図5は、本実施形態の容器支持トレー1を示す斜視図である。図6は、容器支持トレー1を示す正面図である。図7は、容器支持トレー1を示す側面図である。図8は、図6のA−A線断面図であり、図9は、図6のB−B線断面図である。
容器支持トレー1は、収容容器80の内部に配置され、飲料等を充填した縦型の物品としての容器9を傾斜させた状態で保管及び陳列する台である。本明細書において、容器支持トレー1を冷蔵庫100に収容した状態における奥側Rと前側Fを、それぞれ容器支持トレー1の奥側R及び前側Fと称する。
容器支持トレー1は、図5及び図6に示すように、トレー本体10と、傾斜部20と、上部支持部30と、貫通孔40と、起立部50と、を有する。容器支持トレー1は、樹脂により全体が一体に形成されている。
トレー本体10は、図5に示すように、所定の厚さを有し、図6に示すように、正面視で概ね四角形をしている。トレー本体10は、切欠き11と、下端縁12とを有する。
切欠き11は、トレー本体10の前側Fに位置する一方の辺が内側に切り欠かれて形成される。
下端縁12は、トレー本体10の下端の縁であり、容器支持トレー1を置く面に接するように略水平方向に延びている。
トレー本体10は、上面が表側となり、裏側となる底面は、開口した中空形状に形成されている。すなわち、トレー本体10を裏返すと、表面側へ向かって窪む凹部を形成するように形成されている。
傾斜部20は、トレー本体10の上面に形成される。図7に示すように、傾斜部20は、トレー本体10の下端縁12に対して15度〜30度の傾斜角度θで傾斜する面により構成される。傾斜部20は、トレー本体10に容器9を載置した状態で容器9の下端部から上端部までの距離を短くする観点から、18度〜25度の傾斜角度θを有することが更に好ましい。
傾斜部20は、容器配置部21と、区画部22と、前側傾斜部23と、奥側傾斜部24と、を有する。傾斜部20は、傾斜方向Dに沿って複数列配置されている。
容器配置部21は、図8及び図9に示すように、容器9の形状に対応する形状に形成されており、略円筒状の飲料の容器9に対応して断面視が弧状の湾曲した曲面を有する。容器配置部21は、複数が隣り合い、傾斜部20の傾斜する方向に直交する方向に並んで配置されている。
区画部22は、隣り合う容器配置部21と容器配置部21との間に設けられ、傾斜方向Dに沿って真っ直ぐに延びている。区画部22は、隣り合う容器配置部21同士の湾曲面におけるもっとも上端部側の間に配置されている。
前側傾斜部23は、図5及び図6に示すように、トレー本体10の前側Fに容器配置部21及び区画部22が複数配置されることで構成される。前側傾斜部23の上端部は、トレー本体10の上面の前縁側に位置している。前側傾斜部23には、容器配置部21が5本分互いに隣接して配置されている。図8に示すように、前側傾斜部23では、区画部22の下面において、下方に補強リブ22aが形成されており、前側傾斜部23の裏側は中空の空間が形成されている。
奥側傾斜部24は、図5及び図6に示すように、トレー本体10の奥側Rに容器配置部21及び区画部22が複数配置されることで構成される。奥側傾斜部24の下端部は、トレー本体10の上面の奥縁側に位置している。奥側傾斜部24には、容器配置部21が4本分互いに隣接して配置されている。奥側傾斜部24における容器配置部21の数は、前側傾斜部23における容器配置部21の数よりも少ない。奥側傾斜部24は、図7に示すように、容器9を前側F及び奥側Rに載置した際に、容器9が上下に重なるように配置され、具体的には、奥側傾斜部24の最下端部は、前側傾斜部23の最下端部より上方側に位置している。
奥側傾斜部24では、図5及び図6に示すように、前側傾斜部23に配置されている容器配置部21と容器配置部21との間で、その奥側Rに容器配置部21が配置されている。すなわち、奥側傾斜部24における容器配置部21は、前側傾斜部23における容器配置部21と互い違いになるように配置されており、傾斜方向Dから見た状態でずれて配置されている。図9に示すように、奥側傾斜部24では、容器配置部21の最も下方に湾曲した下端部の裏側に、補強リブ21aが形成されており、奥側傾斜部24の裏側は中空の空間が形成されている。
貫通孔40は、図6に示すように、傾斜部20における容器配置部21の下端部に、それぞれ1つずつ形成されている。貫通孔40は、トレー本体10の厚さ方向に貫通して形成されている。貫通孔40は、容器9の下端部の少なくとも一部が係合可能な大きさを有して形成される。
上部支持部30は、傾斜部20の上端部側に配置され、容器配置部21及び区画部22の前側Fにおける上端から上方に延びている。図7に示すように、上部支持部30は、所定の角度で傾斜して延びる傾斜部20の上端部から、上方に屈曲して延びている。
起立部50は、図7に示すように、傾斜部20の下端部に配置され、トレー本体10の上面から上方に起立している壁状の部分である。起立部50は、前側傾斜部23の下端部と、奥側傾斜部24の下端部に形成され、奥側傾斜部24の下端部に形成される起立部50は、トレー本体10の奥壁を構成する。起立部50は、容器9を容器配置部21に配置したときに、容器9の底面の一部を支持する。
図10は容器支持トレー1の使用の状態を示す斜視図である。図10に示すように、以上の容器支持トレー1には、飲料を充填した容器9が載置される。
容器9は、500mlの飲料入りのペットボトルである。容器9は、容器本体91と、蓋部92と、示温シール93と、を有する。
容器本体91は、上部に開口を有する。
蓋部92は、容器本体91の開口を塞ぐものである。
示温シール93は、容器9内の温度を示すものであり、販売に適した温度になると所定の色に変化する。示温シール93は、容器9の高さ方向における1/2よりも下側に貼付されている。
次に、図10を参照して、冷蔵庫100の使用の状態について説明する。
図10に示すように、容器支持トレー1は、予め収容容器80に収容されている。トレー本体10の切欠き11は、収容容器80の前壁82から奥側Rに凹んで形成される取手部85の周囲を囲むように配置されており、容器支持トレー1が収容容器80の内部で動きにくいように構成されている。
まず、冷蔵庫100の物品収容部112に収容された収容容器80の取手部85に手を入れて収容容器80を手前に引き出す。そして、容器支持トレー1の傾斜部20における容器配置部21に、それぞれ飲料が充填された容器9を配置することで、容器9を収容容器80に収容する。このとき、容器9の上端部を上部支持部30に載置し、容器9の下端部を貫通孔40に位置させるように配置する。容器9の下端部は、起立部50により支持されて、容器9は安定して傾斜した状態で容器支持トレー1に支持される。また、容器9に貼付した示温シール93が上側に向くように容器9を載置する。
上部支持部30は、図7に示すように、傾斜部20の傾斜角度θと異なる角度で上方に延びているので、上部支持部30に容器9の上部を支持させると、容器9と傾斜部20の上面との間に隙間Sが形成される(図10参照)。この隙間Sにより、容器9の容器配置部21における上面に対面している側も、冷却された空気に触れ、効率よく冷却される。
容器9の下端部を貫通孔40に位置させると、容器9の下端部は、容器支持トレー1の下方に位置する収容容器80の底面部81に接する。したがって、容器9が、貫通孔40を設けない場合と比べて、容器9を傾斜させた状態における下端部から上端部までの垂直方向の距離が小さくなる。また、図2に示すように、冷蔵庫100内の物品収容部112と容器9の下端部との間は、貫通孔40により、トレー本体10の底面を介さずに収容容器80の底面部81のみで仕切られているため、冷却された空気がより直接的に容器9に伝わる。
傾斜部20は、15度〜30度、好ましくは18度〜25度の傾斜角度θで傾斜している。このため、容器9が収容容器80から上方へはみ出ることなく収容されている。そして、収容容器80は、図2に示すように、冷蔵庫100に3段収容されている。このため、容器9がより多く収容容器80に収容されて冷却される。なお、収容容器80の高さが低いほど、冷蔵庫100に収容容器80を多く配置するようにすることができ、ひいては冷却できる容器9の本数が増加する。また、傾斜部20の傾斜角度θが上記の範囲内であるため、容器9が傾斜しても、容器9に充填された飲料が、容器9の上方の側面から離れない。このため、示温シール93が正確に容器9内部の温度を示すことができる。
冷蔵庫100には、図2に示すように、物品収容部112の上下に冷媒管115が設けられているので、収容容器80に収容された容器9は、上側からも下側からも冷却される。トレー本体10の裏側は、中空に形成されているため、下側で流通する冷却された空気が傾斜部20の裏側を通じて容器9を冷却しやすい。
容器9は、前側傾斜部23に5本載置され、奥側傾斜部24に4本載置される。容器9が奥側Rと前側Fで互い違いに配置されているので、奥側Rと前側Fの容器9が重なる部分が最小限で済み、容器9の表面が冷却された空気に触れる面積が多い。また、前側Fに容器9を多く配置することができるため、容器9が取り出しやすい。
次に、図1及び2に示すように、容器9を容器支持トレー1の上に配置した後、収容容器80を冷蔵庫100の物品収容部112へ押し入れる。そして、表示部6を操作する。具体的には、収容容器80の上縁82aに配置されている時間管理クリップ62をつまみ、時間表示帯61の上段側に表示されている数字を見て、冷却を開始した時間を表す数字が時間管理クリップ62の貫通穴63から見えるように位置を合わせる。時間管理クリップ62を冷却開始時間が見えるように位置合わせすることで、自動的に冷却開始時間の下段に表示されている、冷却開始時間から12時間後の冷却完了時間が表示される。
収容容器80を物品収容部112に押し入れた後、図10に示すように、取出規制部材7の挿し込み部71を、収容容器80の底面部81と物品収容部112との間に挿し込む。すると、挿し込み部71から略直交する方向へ延びる取手カバー部72が、収容容器80の取手部85の表面を覆う。取手部85が取手カバー部72により覆われるので、収容容器80に収容した飲料入りの容器9の取り出しが規制される。
冷却完了時間になると、飲料が販売に適した温度になる。そこで、取手カバー部72の両端に形成されたカバー部切欠き73に指を入れ、取手カバー部72の裏側から指で押し出すようにして取出規制部材7を外す。このように取り出すと、取出規制部材7に偏った力がかかりにくく、破損しにくい。
収容容器80を引き出すと、容器9の表面に表示されている示温シール93の色を見ることで、飲料が販売可能な温度であることを確認できる。
以上説明した本実施形態の容器支持トレー1によれば、以下のような効果を奏する。
(1) 冷蔵庫100を、冷蔵庫本体101と、冷蔵庫本体101の物品収容部112に引き出し及び押し入れ可能な収容容器80と、収容容器80の前面の一部が奥側Rに凹んで形成された取手部85と、を含んで構成した。また、冷蔵庫100を、収容容器80の前壁82に配置され容器9の冷却を開始した時間及び冷却の完了する時間を示す表示部6と、収容容器80の底面部81の下部に挿し込み可能な板状の挿し込み部71、及び該挿し込み部71の端部から屈曲して延びると共に該挿し込み部71を挿し込んだ状態で取手部85の前側Fを覆う取手カバー部72を有する取出規制部材7と、を含んで構成した。
これにより、表示部6で冷却を開始した時間と冷却が完了する時間が表示されると共に、取手部85が取手カバー部72により覆われるため、冷却時間が完了していないことが明確に外部から視認できる。したがって、冷蔵庫100内部で冷却している飲料が充填された容器9の冷却の完了時の管理がしやすい。
(2) 取手カバー部72に、取手部85の一方及び他方の端部における一部が露出するように切欠いて形成されるカバー部切欠き73を形成した。カバー部切欠き73に指を挿入して取手カバー部72の裏側から押すようにすることで、取手カバー部72を容易に取り外すことができる。また、取手カバー部72の両端から力をかけることで、取り外すための力が偏りにくく、取手カバー部72がプラスチック等で形成されていても、破損しにくい。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、容器支持トレー1の容器配置部21は、前側傾斜部23に、奥側傾斜部24よりも多く配置されているが、これに限られない。図11に示すように、容器配置部21Aは、奥側傾斜部24Aに、前側傾斜部23Aよりも多く配置されていてもよい。冷蔵庫100の奥側Rは、冷蔵庫本体101の本体部開口111から遠く、冷蔵庫100の内壁面により囲まれているので、冷却空気が逃げにくい。このため、奥側傾斜部24Aに容器配置部21Aを多くすると、多くの容器9を所定の温度までより早く冷却することができる。
また、上記の実施形態では、カバー部切欠き73は、取手カバー部72の幅方向における両端に略半円形に形成されているが、これに限られない。カバー部切欠きは、取手カバー部の取り外しを容易にするものであれば、取手カバー部に形成される穴であってもよい。また、カバー部切欠きは、取手カバー部における取り外しの力が偏らない位置に1つだけ形成されていてもよく、2つ以上形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、容器9は500ml入りのペットボトルが用いられているが、これに限られない。容器の容量及び素材は、販売される飲料に応じて適宜変更されてよい。
また、上記の実施形態では表示部6は、時間表示帯61と、時間管理クリップ62と、により構成されているが、これに限られない。冷却開始時間と冷却完了時間が表示可能であればよく、時計やタイマーによる表示であってもよい。
また、上記の実施形態では、取手カバー部72は略四角形の板状の形状をしているが、これに限られない。販売する物品の形状をする等、形状は特に限定されない。
また、上記の実施形態では、収容容器80は、上部が開放された形状をしているが、これに限られない。蓋が上部に配置されたものであってもよい。
6 表示部
7 取出規制部材
9 容器(物品)
71 挿し込み部
72 取手カバー部
73 カバー部切欠き
80 収容容器
82 前壁(前面部)
85 取手部
100 冷蔵庫
101 冷蔵庫本体
112 物品収容部
113 扉

Claims (4)

  1. 冷蔵庫内に収容した物品を所定の温度まで冷却する冷却時間を管理できる冷蔵庫であって、
    前面が開放された物品収容部及び該物品収容部の前面に配置される扉を有する冷蔵庫本体と、
    前記物品収容部に配置されると共に、前後方向に引き出し及び押し入れ可能な収容容器と、
    前記収容容器の前面部の一部が奥側に凹んで形成された取手部と、
    前記前面部に配置され前記物品の冷却を開始した時間及び冷却の完了する時間を示す表示部と、
    前記収容容器の底面部の下部に挿し込み可能な板状の挿し込み部、及び該挿し込み部の端部から屈曲して延びると共に該挿し込み部を挿し込んだ状態で前記取手部の前側を覆う取手カバー部を有する取出規制部材と、を備える冷蔵庫。
  2. 前記取手カバー部は、前記取手部の一部が露出するように切り欠かれたカバー部切欠きを有する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 冷蔵庫の内部に配置され、該冷蔵庫で冷却される物品の冷却状態を管理する冷却管理時間装置であって、
    前記物品を収容する収容容器と、
    前記収容容器の前面部の一部が奥側に凹んで形成された取手部と、
    前記前面部に配置され前記物品の冷却を開始した時間及び冷却の完了する時間を示す表示部と、
    前記収容容器の底面部の下部に挿し込み可能な板状の挿し込み部、及び該挿し込み部の端部から屈曲して延びると共に該挿し込み部を挿し込んだ状態で前記取手部の前側を覆う取手カバー部を有する取出規制部材と、を備える冷却時間管理装置。
  4. 冷蔵庫に収容した物品を所定の温度まで冷却する時間を管理する冷却時間の管理方法であって、
    前記物品を、前面部の一部が奥側に凹んで形成された取手部及び前記前面部に配置され、冷却を開始した冷却開始時間及び冷却が完了する冷却完了時間を示す表示部を有する収容容器に収容する収容工程と、
    前記冷蔵庫の内部に形成され、前記収容容器を収容可能な物品収容部に、前記物品を収容した状態の前記収容容器を押し入れる押し入れ工程と、
    前記表示部を操作して、前記収容容器の前記前面部に冷却時間を開始する冷却開始時間及び冷却時間の完了する冷却完了時間を表示する表示工程と、
    挿し込み部及び該挿し込み部の端部から屈曲して延びる取手カバー部を有する取出規制部材を用いて、前記収容容器の底面部と前記物品収容部との間に前記挿し込み部を挿し込み、前記挿し込み部を挿し込んだ状態で、前記取手カバー部により前記取手部の前側を覆う取出規制工程と、を有する冷却時間の管理方法。
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