JP6257082B2 - 容器の配列及び姿勢制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍食品などを入れた容器をコンベアで移動中に整列かつ姿勢制御する装置に関する。
冷凍食品は調理済み又は下ごしらえ済みであるため、調理の省力化に役立つことから、飲食店から一般家庭まで広く普及している。また、冷凍時に急速冷凍することで、長期間食品の鮮度を保持可能である。
冷凍食品の冷凍工程は、通常、食材をトレイなどの容器に入れ、食材を入れた容器をコンベア上に載置し、フリーザに搬入する。容器内の食材はフリーザの内部で−20℃以下に急速凍結された後、フリーザの外に搬出される。容器をフリーザに搬入する際に、容器を1列に整列して搬入する必要がある場合がある。また、フリーザの外に搬出された冷凍食品は、包装や箱詰めするため、コンベア上で1列に整列され、かつ向きを揃える必要がある。
特許文献1には、ランダムにコンベア上に置かれてコンベア上を搬送される瓶や缶等の多数の直立容器を1列に整列させる装置が開示されている。この装置は、コンベア幅方向に配置されて連続したコンベア面を形成し、同一方向に異なる進行速度で駆動される複数のコンベアと、該コンベア上に該コンベアの進行方向に対し斜めに横断するように設けられた斜向ガイドとを有している。コンベアで搬送される多数の直立容器を前記斜向ガイドに沿わせ、コンベア幅方向の直立容器の動きを規制することで、直立容器を1列に整列させるようにしている。
特許文献2には、コンベア上を移動する直方体からなる容器の向きを制御可能にする容器の姿勢制御装置が開示されている。この姿勢制御装置は、特許文献1に開示された整列装置と同様に、コンベア幅方向に配置されて連続したコンベア面を形成し、同一方向に異なる進行速度で駆動される複数のコンベアと、該コンベア上に該コンベアの進行方向に対し斜めに横断するように設けられた斜向ガイドとを有している。
この姿勢制御装置において、斜向ガイドに沿って搬送される容器は、並列に配置された複数のコンベアの進行速度の違いによってコンベア上で回転力が付与され、容器の長辺が斜向ガイドに沿う向きとなる。
さらに、この姿勢制御装置は、各コンベアの進行速度とコンベア進行方向に対する斜向ガイドの角度とを調整することで、一旦長辺が斜向ガイドに沿う方向に姿勢制御された容器をさらに回転させない姿勢保持機能を有している。
特開昭60−15315号公報 特開平06−247536号公報
特許文献1及び2に開示された装置は、多数のコンベアをコンベア幅方向に配置し、各コンベアの進行速度が異なるように制御する必要があるため、装置構成及び制御機構が複雑かつ高コストとなるという問題がある。
また、特許文献1に開示された整列装置は、缶や瓶のような平面視で円形を有する容器ではなく、平面視で長方形又は楕円形を有する容器をコンベアで搬送したとき、該容器の姿勢制御機能を有すると考えられる。しかし、特許文献2に開示された姿勢制御装置にように、姿勢保持機能を有していないため、長辺が斜向ガイドに沿う方向に一旦姿勢制御された後、容器はその姿勢を保持することができず、さらに回転してしまうおそれがある。
さらに、特許文献2に開示された装置は、前記姿勢保持機能を備えるための各コンベアの速度制御機構が複雑かつ高コストとなる問題がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みなされたものであり、平面視で長方形又は楕円形を有する容器を対象とし、簡易かつ低コストな手段で、該容器を整列及び姿勢制御すると共に、該容器の回り過ぎを防止可能な整列及び姿勢制御装置を実現することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の整列及び姿勢制御装置は、コンベア上にコンベア進行方向に対し斜めに横断するように設けられた斜向ガイドを有し、該コンベアで搬送される平面視で長方形又は楕円形を有する複数の容器を前記斜向ガイドに沿わせて整列及び姿勢制御を行うものである。
そして、前記コンベアは、コンベア幅方向に配置されて連続したコンベア面を形成した第1のコンベア及び第2のコンベアで構成されると共に、第2のコンベアは、コンベア進行方向上流に配置された第2上流コンベアと、該第2上流コンベアの下流に配置された第2下流コンベアとで構成されている。
また、前記斜向ガイドは、第1のコンベアの上流端から第2上流コンベアに向かうようにコンベア進行方向に対して斜めに設けられ、かつ第1のコンベア、第2上流コンベア及び第2下流コンベアの境界領域を通り、第2下流コンベアに向かって進行方向に対して斜めに設けられている。
また、第1のコンベア、第2上流コンベア及び第2下流コンベアは、進行速度が第1のコンベア<第2上流コンベア<第2下流コンベアとなるように構成されている。
かかる構成により、コンベア上でコンベアの進行方向に移動する前記形状の容器は、斜向ガイドによってコンベア幅方向の位置が規制される。即ち、斜向ガイドに沿って第1のコンベアの上流端から進入した容器は、徐々に第2上流コンベアに向かって移動する。その後、容器は第1のコンベア、第2上流コンベア及び第2下流コンベアの境界領域(境界点及び該境界点の近傍領域)に配置された斜向ガイドに沿って、第1のコンベア、第2上流コンベア及び第2下流コンベアを順々に移動する。
各コンベアの進行速度は、第1のコンベア<第2上流コンベア<第2下流コンベアであるので、複数の容器は各コンベア間を移動中にコンベア進行方向の間隔が広がり、かつ斜向ガイドと接する容器は摩擦力により搬送速度が減じられる。これによって、斜向ガイドに接していない容器との間で移動速度差が生じ、複数の容器のコンベア幅方向の並びは解消され、斜向ガイドに沿って1列に整列される。
また、斜向ガイドに接した容器は、接する面と斜向ガイド間に発生した摩擦力によってコンベア面上で回転する回転力が付加され、回転して長辺が進行方向に向くように姿勢制御される。
また、各容器がコンベア間を移動するとき、コンベア間の進行速度差により前後方向の間隔が広がる。これによって、整列及び姿勢制御のための容器の動きが容易になる。
また、容器は、コンベア幅方向で第1のコンベアと第2のコンベアとに跨ったとき、コンベア間の進行速度差によりコンベア面上で回転力が付加されるので、回転して長辺が進行方向に向くように姿勢制御される。
一方、すでに、長辺が斜向ガイドに沿う向きとなった容器には、大きな回転力は付加されないので、回転せずその姿勢を保持する。
こうして、前記3つのコンベア間を移動する間に、容器は整列されかつ長辺が進行方向に向くように姿勢制御される。
さらに、コンベア進行方向と交差する方向には2列のコンベアしか配置されていないため、一旦姿勢制御された容器に対して、該容器をさらに回転させる回転力は減少するので、容器の回り過ぎを抑制できる。
本発明の一実施態様は、第1のコンベア及び第2上流コンベアの上流に配置された第3のコンベア及び第4のコンベアと、第3のコンベアと第4のコンベアとの境界を跨るように設けられ、かつ第3のコンベア及び第4のコンベア上でコンベア進行方向に対し斜めに配置された斜向ガイドとを備え、第3のコンベアの下流端に第4のコンベアの上流端が連続したコンベア面を形成するように隣接配置され、第3のコンベア及び第4のコンベアは進行速度が第3のコンベア<第4のコンベアとなるように構成されている。
前記実施態様において、容器が第3のコンベアから第4のコンベアに乗り移るとき、容器と斜向ガイドとの摩擦及びコンベア間の進行速度差により、前記した整列作用及び姿勢制御作用と同様の整列作用及び姿勢制御作用が起る。
そのため、第1のコンベア、第2のコンベア、第3のコンベア及び第4のコンベアを組み合わせることで、容器の整列及び姿勢制御を2段階に行うことができ、容器の整列機能及び姿勢制御機能をさらに向上できる。
本発明の一実施態様は、第4のコンベアの下流端が第1のコンベア及び第2上流コンベアの上流端に隣接配置されて連続したコンベア面を形成すると共に、第1のコンベア及び第4のコンベアは、進行速度が第4のコンベア<第1のコンベアとなるように構成されている。
前記実施態様によって、第4のコンベアの下流端と第1のコンベア及び第2下流コンベアとの境界においても、第3のコンベアと第4のコンベアとの境界と同様の整列作用及び姿勢制御作用を起こすことができる。
本発明の一実施態様は、斜向ガイドが第1のコンベア、第2上流コンベア及び第2下流コンベアの境界点を通るように配置されている。
これによって、容器は第1のコンベア→第2上流コンベア→第2下流コンベアの順で各コンベア領域を順々に移動し、各コンベア間を乗り移ることができる。そのため、容器に対する整列作用及び姿勢制御作用を最も有効に発揮させることができる。
本発明の一実施態様において、前記斜向ガイドは、コンベア進行方向に対し8〜15°の傾きを有して配置されている。
斜向ガイドはコンベア幅方向の容器の動きを規制する役割を有している。斜向ガイドを前記傾き角度とすることで、前記規制作用を十分に発揮しながら、コンベアの速い進行速度域において、斜向ガイドと容器間に発生する摩擦力及び反力を適度に調整できる。そのため、コンベアの高い進行速度のもとで、容器の動きを規制する作用を発揮しつつ、整列機能及び姿勢制御機能を発揮できる。
本発明の一実施態様は、前記構成に加えて、斜向ガイドを動摩擦係数がステンレス鋼より小さくかつフッ素樹脂より大きい樹脂で構成している。
前記傾き角度を有する斜向ガイドの材質を前記動摩擦係数を有する樹脂で構成することで、斜向ガイドと容器間に発生する摩擦力及び反力の増大を抑制できる。そのため、前記摩擦力及び反力が増加することで一旦姿勢制御された容器がさらに回り過ぎるのを有効に抑制できる。
一方、斜向ガイドの動摩擦係数がフッ素樹脂並みに小さいと、容器との間で摩擦力や反力が発生しないため、容器に回転力を発生させることができない。
本発明によれば、平面視で長方形又は楕円形を有する複数の容器をコンベアで搬送する際に、簡易かつ低コストな手段で、該容器の整列及び姿勢制御を可能にすると共に、一旦長辺が進行方向に向いた容器の回り過ぎを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る整列及び姿勢制御装置の平面図である。 前記第1実施形態において容器の挙動を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る整列及び姿勢制御装置の平面図である。 図3に示す整列及び姿勢制御装置の一部拡大図である。 前記第2実施形態において容器の挙動を示す説明図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
次に、本発明の第1実施形態に係る整列及び姿勢制御装置を図1及び図2に基づいて説明する。図1において、本実施形態に係る整列及び姿勢制御装置10Aは、水平なコンベア面を形成した5基のコンベア12、14、16、19及び20で構成されている。これらコンベアのコンベア面は同一高さを有し、連続したコンベア面を形成している。
最上流に配置されたコンベア12のさらに上流には、コンベア22が設けられている。コンベア22はコンベア12と同一高さを有し、コンベア22の下流端はコンベア12の上流端と隣接配置され、両コンベアは連続したコンベア面を形成している。
コンベア22の上流部位はフリーザ(不図示)の内部に導設され、コンベア22の上流端は該フリーザの外側に導出されている。コンベア22の上流端でコンベア22に食材を入れたトレイが載せられ、フリーザの内部に搬入される。フリーザの内部は例えば−20℃以下に冷却されており、フリーザの内部で食材は冷凍され、フリーザの出口からコンベア進行方向(矢印a方向)へ搬出される。
図1に示すように、トレイは平面視で短辺sと長辺rからなる長方形を有し高さが小さい直方体を形成している。トレイはフリーザの出口から複数列で搬出され、複数列のままコンベア22上を移動し、コンベア22からコンベア12に移送される。
コンベア12の下流端にコンベア14の上流端が隣接配置され、これらコンベアは連続したコンベア面を形成している。コンベア14の下流にコンベア16及びコンベア18が設けられている。コンベア16及びコンベア18はコンベア幅方向に並設され、これらコンベアの上流端はコンベア14の下流端に隣接配置されている。コンベア18は上流に配置されたコンベア19と下流に配置されたコンベア20とで構成されている。コンベア20の上流端はコンベア19の下流端に隣接配置され、これらコンベアは連続したコンベア面を形成している。
図1に示すように、コンベア22及びコンベア12のコンベア面上に、これらコンベアを跨るように斜向ガイド24が設けられている。また、コンベア12及びコンベア14のコンベア面上にこれらコンベアを跨るように斜向ガイド26が設けられている。さらに、コンベア14、コンベア16、コンベア19及びコンベア20のコンベア面上に、これらコンベアのコンベア面上に跨るように斜向ガイド28が設けられている。
斜向ガイド24、26及び28は、コンベア面に沿うように配置され、コンベア幅方向の容器の動きを規制可能な高さを有する直線状の帯板で構成されている。
斜向ガイド24、26及び28は、コンベア進行方向に対して角度Aだけ傾斜するように配置されている。角度Aは8〜15°の範囲に設定されている。
斜向ガイド24はコンベア22の側辺22a(コンベア進行方向に向かって右側)から斜めにコンベア12のコンベア幅方向中央部に向かうように配置されている。斜向ガイド26はコンベア12の側辺12b(コンベア進行方向に向かって左側)の近傍位置から斜めにコンベア14のコンベア幅方向中央部に向かうように配置されている。
斜向ガイド28はコンベア14の側辺14a(コンベア進行方向に向かって右側)からコンベア幅方向中央部に斜めに向かうように配置され、コンベア16上を通り、その後コンベア16、19及び20の境界点Bの近傍領域を通るように配置され、境界点Bの近傍からコンベア20の中央部に向かうように配置されている。
斜向ガイド24、26及び28は、例えば、ポリアセタール(POM)、超高分子量ポリエチレン(UHMW)等のように、動摩擦係数がステンレス鋼より小さくかつフッ素樹脂より大きい樹脂で構成されている。
各コンベアの進行速度は、コンベア12、14、16、19及び20の進行速度を、夫々V1、V2、V3、V4及びV5とすると、V1<V2<V3<V4<V5となるように制御されている。一例として、V1=45m/分、V2=50m/分、V3=60m/分、V4=65m/分、V5=70m/分とする。
コンベア20の下流にコンベア23が設けられ、コンベア20及び23は連続したコンベア面を形成している。コンベア23の下流にはトレイを包装する装置及びトレイを梱包する装置(不図示)が設けられている。これら包装装置及び梱包装置の入口で、トレイは間隔を開けて1列に整列され、かつ長辺がコンベア進行方向に沿うように姿勢制御される必要がある。
かかる構成において、フリーザから冷凍処理されコンベア22に複数列で搬出されたトレイt1及びt2は、ランダムな配置でコンベア22からコンベア12に乗り移る。この時、斜向ガイド24によって、トレイt1及びt2は側辺12aから側辺12b側へ向かうようにコンベア幅方向位置が規制される。また、斜向ガイド24に接するトレイt1は斜向ガイド24との間で摩擦力が発生するため、斜向ガイド24に接しないトレイt2と比べて減速し、トレイt1とトレイt2とは、移動方向の位置に差が生じる。
コンベア12とコンベア14の境界では、トレイt1及びt2は斜向ガイド26によって側辺14bから側辺14a(コンベア進行方向に向かって右側)側へ向かうようにコンベア幅方向位置が規制される。また、斜向ガイド26と斜向ガイド26に接するトレイt2との間で発生する摩擦力によって、トレイt2は斜向ガイド26に沿うように姿勢制御される。
さらに、コンベア12及びコンベア14の進行速度差(V1<V2)とによって、コンベア12上のトレイとコンベア14上のトレイとではコンベア進行方向で間隔が開く。以上のような移動経路を経て、トレイt1及びt2は徐々に1列に整列される。
また、図2に示すように、短辺sが斜向ガイド24、26又は28に接するトレイt3は、該斜向ガイドに接する短辺sが斜向ガイドから摩擦力を受けるため、コンベア面上で回転する回転モーメントMが発生する。そのため、トレイt3は長辺rが斜向ガイドに沿う方向に向くように回転する。
また、コンベア14とコンベア16及び18との境界では、これらコンベアの進行速度差(V2<V3<V4)によって、各トレイのコンベア進行方向の間隔がさらに広がる。
また、短辺sが斜向ガイド28に接した向きのトレイt3に対しては、コンベア16とコンベア19との進行速度差(V3<V4)によって回転モーメントMが発生し、トレイt3は長辺rが斜向ガイド28に沿う方向に向くように回転する。
さらに、コンベア19とコンベア20との境界では、これらコンベアの進行速度差(V4<V5)によって、各トレイのコンベア進行方向の間隔がさらに広がると共に、依然として短辺sが斜向ガイド28に接した向きのトレイt4に対して回転モーメントMが発生し、トレイt4は長辺rが斜向ガイド28に沿う方向に向くように回転する。また、各トレイ間のコンベア進行方向の間隔が広がることで、トレイt4の回転が容易になる。
なお、すでに、長辺rが斜向ガイドに沿う向きとなったトレイには、大きな回転モーメントは発生しないので、該トレイは回転せずその姿勢を保持する。
こうして、包装装置及び梱包装置(不図示)の入口では、すべてのトレイ間のコンベア進行方向の間隔が包装及び梱包に適した間隔で1列に整列され、かつすべてのトレイは長辺rが移動方向に沿った姿勢に制御される。
また、コンベア幅方向にはコンベア16及びコンベア18の2列のコンベアしか配置されていないため、一旦長辺rが進行方向に向いたトレイをさらに回転する回転モーメントは働かない。そのため、一旦長辺rが進行方向に向いたトレイの回り過ぎを抑制できる。
さらに、斜向ガイド24、26及び28はコンベア進行方向に対して8〜15°の傾きを有し、かつ動摩擦係数がステンレス鋼より小さくかつフッ素樹脂より大きい樹脂で構成されているので、トレイの動きをコンベア幅方向に規制する作用を十分発揮しつつ、各コンベアの大きい進行速度において、該斜向ガイドとトレイ間に発生する摩擦力及び反力を適度に調整できる。即ち、動摩擦係数がステンレス鋼並みであると、トレイとの間で発生する摩擦力及び反力が大きすぎて、トレイの回り過ぎが生じ、逆に動摩擦係数がフッ素樹脂並みであると、十分な大きさの回転モーメントMが発生しない。
そのため、本実施形態の整列及び姿勢制御装置10Aは、コンベアの大きい進行速度のもとで十分な整列作用及び姿勢制御作用を発揮できると共に、一旦長辺rがコンベア進行方向に向いたトレイがそれ以上回り過ぎるのを有効に抑制できる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態に係る整列及び姿勢制御装置を図3〜図5に基づいて説明する。図3において、本実施形態に係る整列及び姿勢制御装置10Bは、互いに連続した水平なコンベア面を形成し、コンベア進行方向(矢印a方向)の上流側から順に配設された5基のコンベア32、34、36、39及び40で構成されている。これらコンベアのコンベア面は同一高さを有し、連続したコンベア面を形成している。
また、前記コンベアで搬送されるトレイt5は、前記第1実施形態と同様に、長辺r及び短辺sを有する平面視で長方形を形成する直方体からなる容器である。
前記5基のコンベアのうち最上流に配置されたコンベア32の上流側には、フリーザ42が設けられている。フリーザ42の出口に設けられたコンベア44とコンベア32との間に、円弧状の搬送経路を有するコンベア46が設けられている。コンベア44及び46は前記5基のコンベア群と同一高さを有し、コンベア44からコンベア32まで連続したコンベア面を形成している。
食材を入れた複数のトレイt5がフリーザ42の内部を搬送される間に、該食材は冷凍される。長方形の上面及び底面を有し高さ寸法が小さい直方体を形成したトレイt5は、フリーザ42の出口から複数列でコンベア44に搬出される。トレイt5はコンベア44からコンベア46に移送され、コンベア46上を複数列で搬送されてコンベア32に移送される。
コンベア32の下流にコンベア34が隣接配置され、コンベア34の下流にコンベア36及びコンベア38が設けられている。コンベア36及びコンベア38はコンベア幅方向に並設されている。コンベア38は上流に配置されたコンベア39と下流に配置されたコンベア40とで構成されている。コンベア40の上流端はコンベア39の下流端に隣接配置されている。以上の全コンベアは連続したコンベア面を形成している。
図3に示すように、コンベア46及びコンベア32のコンベア面上に、これらコンベアを跨るように斜向ガイド50が設けられている。また、コンベア32及びコンベア34のコンベア面上にこれらコンベアを跨るように斜向ガイド52が設けられている。さらに、コンベア34、コンベア36、コンベア39及びコンベア40のコンベア面上に、これらコンベアのコンベア面上に跨るように斜向ガイド54が設けられている。
斜向ガイド50、52及び54は、コンベア面に沿うように配置され、かつ前記第1実施形態と同様に帯板で構成され、コンベア進行方向に対して、角度A(8〜15°)だけ傾斜するように配置されている。
斜向ガイド50はコンベア46の側辺46b(コンベア進行方向に向かって左側)から斜めにコンベア32のコンベア幅方向中央部に向かうように配置されている。斜向ガイド52はコンベア32の側辺32a(コンベア進行方向に向かって右側)から斜めにコンベア34のコンベア幅方向中央部に向かうように配置されている。
斜向ガイド54はコンベア34の側辺34b(コンベア進行方向に向かって左側)の近傍からコンベア幅方向中央部に斜めに向かうように配置され、コンベア36上を通り、その後コンベア36、39及び40の境界点Bを通るように配置され、該境界点Bからコンベア40の中央部に向かうように配置されている。
斜向ガイド50、52及び54は、第1実施形態の斜向ガイド24、26及び28と同一の材質で構成されている。
各コンベアの進行速度は、コンベア32、34、36、39及び40の進行速度を、夫々V1、V2、V3、V4及びV5とすると、V1<V2<V3<V4<V5となるように制御されている。
コンベア40の下流にコンベア48が設けられ、コンベア40及び48は連続したコンベア面を形成し、コンベア48の下流にはトレイを包装する装置及びトレイを梱包する装置(不図示)が設けられている。
かかる構成において、コンベア46からコンベア32に移載されたトレイt5は、第1実施形態でコンベア12からコンベア20にトレイt1からt4が移送される間に示す挙動と同様の挙動を示して、整列及び姿勢制御される。
特に、本実施形態では、斜向ガイド54は境界点Bを通るように配設されているので、図4に示すように、トレイt5をコンベア36→コンベア39→コンベア40に順々に移載させることができる。そして、コンベア36とコンベア39との進行速度差(V3<V4)により、適度な回転モーメントMを発生でき、そのため、姿勢制御をさらにスムーズに行うことができる。
また、図5に示すように、トレイt5の直前にトレイt6が存在すると、トレイt5に回転モーメントMが発生しても、トレイt5はトレイt6にぶつかって回転することができない。しかし、コンベア39とコンベア40との間に進行速度差(V4<V5)があるため、トレイt5及びt6がコンベア39からコンベア40に乗り移る時の時間差により、両者のコンベア進行方向の間隔が広がる。そのため、トレイt5はトレイt6にじゃまされることなくスムーズに回転でき、長辺rが進行方向を向くように容易に姿勢制御できる。
この作用効果は前記第1実施形態において、上流に設けられたコンベアから下流に設けられたコンベアに乗り移る時にも同じように得ることができる。
前記実施形態はいずれも平面視で長方形を有する容器の搬送に適用されているが、本発明は平面視で楕円形を有する容器にも適用できる。
本発明によれば、簡易かつ低コストな手段で、平面視で長方形又は楕円形を有する複数の容器に対して、整列及び姿勢制御を行い、かつ容器の回り過ぎを防止できる。
10A、10B 整列及び姿勢制御装置
12、32 コンベア(第3のコンベア)
12a、12b、14a、14b、22a、32a、34b、46b 側辺
14、34 コンベア(第4のコンベア)
16、36 コンベア(第1のコンベア)
18、38 コンベア(第2のコンベア)
19、39 コンベア(第2上流コンベア)
20、40 コンベア(第2下流コンベア)
22、23、44、46、48 コンベア
24、26、28、50、52、54 斜向ガイド
42 フリーザ
B 境界点
M 回転モーメント
t1、t2、t3、t4、t5、t6 トレイ
r 長辺
s 短辺

Claims (6)

  1. コンベア上にコンベア進行方向に対し斜めに横断するように設けられた斜向ガイドを有し、該コンベアで搬送される平面視で長方形又は楕円形を有する複数の容器を前記斜向ガイドに沿わせて整列及び姿勢制御する容器の整列及び姿勢制御装置において、
    前記コンベアは、コンベア幅方向に配置されて連続したコンベア面を形成した第1のコンベア及び第2のコンベアで構成されると共に、
    前記第2のコンベアは、コンベア進行方向上流に配置された第2上流コンベアと、該第2上流コンベアの下流に配置された第2下流コンベアとで構成され、
    前記斜向ガイドは、前記第1のコンベアの上流端から前記第2上流コンベアに向かうようにコンベア進行方向に対して斜めに設けられ、かつ前記第1のコンベア、前記第2上流コンベア及び前記第2下流コンベアの境界領域を通り、前記第2下流コンベアに向かって進行方向に対して斜めに設けられ、
    前記第1のコンベア、前記第2上流コンベア及び前記第2下流コンベアは、進行速度が第1のコンベア<第2上流コンベア<第2下流コンベアとなるように構成され
    前記斜向ガイドは、前記第1のコンベアに侵入した前記容器が、前記第2上流コンベア及び前記第2下流コンベアの順に導かれるように、前記第1のコンベア、前記第2上流コンベア及び前記第2下流コンベアの境界点、または、該境界点よりも上流側の点において、前記第1のコンベアと前記第2上流コンベアとの境界線と交差するように配置された
    ことを特徴とする容器の整列及び姿勢制御装置。
  2. 前記第1のコンベア及び前記第2上流コンベアの上流に配置された第3のコンベア及び第4のコンベアと、
    前記第3のコンベアと前記第4のコンベアとの境界を跨るように設けられ、かつ前記第3のコンベア及び前記第4のコンベア上でコンベア進行方向に対し斜めに配置された他の斜向ガイドとを備え、
    前記第3のコンベアの下流端に前記第4のコンベアの上流端が連続したコンベア面を形成するように隣接配置され、
    前記第3のコンベア及び前記第4のコンベアは、進行速度が第3のコンベア<第4のコンベアとなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器の整列及び姿勢制御装置。
  3. 前記第4のコンベアの下流端が前記第1のコンベア及び前記第2上流コンベアの上流端に隣接配置されて連続したコンベア面を形成すると共に、
    前記第1のコンベア及び前記第4のコンベアは、進行速度が第4のコンベア<第1のコンベアとなるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器の整列及び姿勢制御装置。
  4. 前記斜向ガイドは、前記第1のコンベア、前記第2上流コンベア及び前記第2下流コンベアの境界点を通るように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器の整列及び姿勢制御装置。
  5. 前記斜向ガイドは、コンベア進行方向に対し8〜15°の傾きを有して配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の容器の整列及び姿勢制御装置。
  6. 前記斜向ガイドは、動摩擦係数がステンレス鋼より小さくかつフッ素樹脂より大きい樹脂で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の容器の整列及び姿勢制御装置。
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