JP6257003B2 - 健康腕バンド - Google Patents

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Description

本発明は、バンド本体を腕に巻いて使用することで、遠赤外線効果により健康の増進を図れる健康腕バンドに関する。
従来より、身に着けることで健康増進を図ることができる装身具が種々提案されている(たとえば、特許文献1)。これらは、遠赤外線や磁気を発する材料を配することにより、健康の増進を図ることを目的としている。
炭素材料は、遠赤外線を放射することが知られている。遠赤外線は、遠赤外線を吸収した物体の温度を上昇させる効果を有する。人体が遠赤外線を吸収することにより、該当部位を暖めて血流が促進されるので、遠赤外線を利用して健康の増進を図ることができる。
特許4673806号公報
装身具は日常生活で身に着けて使用されるものであるため、破損しにくいものが求められる。しかしながら、特許文献1の装身具は、磁石等の硬質な材料を用いており、強い衝撃が加えられることで破損するおそれがある。また、日常的に身に着ける装身具には更なる付加価値も求められていた。
本発明は、上記の点を鑑みて提案されたものであり、その目的は、破損しにくく、汗の吸着や体臭等の脱臭効果を有し、遠赤外線効果による健康増進効果を図れる健康腕バンドを提供する。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の健康腕バンドは、バンド本体を腕に巻いて使用される健康腕バンドであって、前記バンド本体は、炭素を含む柔軟な炭素シートの両面のそれぞれに柔軟シート材が固着されて複数層に形成されており、前記バンド本体内にフェノール樹脂を炭化させて形成した球径180μm〜500μm、1g当たりの比表面積が2000〜3500平方メートルの多孔質の球状活性炭である活性炭微小材料が配されていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の健康腕バンドは、バンド本体を腕に巻いて使用される健康腕バンドであって、前記バンド本体は、炭素を含む柔軟な炭素シートの両面のそれぞれに柔軟シート材が固着されて複数層に形成されており、前記炭素シートは、黒鉛を膨張させて膨張黒鉛の形態にしてから加圧して形成された可撓性黒鉛シートであり、前記柔軟シート材の少なくとも一方が活性炭繊維を有してなる布製織物材であることを特徴とする。
請求項に記載の健康腕バンドは、前記柔軟シート材の一方が皮革材とされ、他方が布製織物材とされる
請求項に記載の健康腕バンドは、前記炭素シートは炭素純度が99.9%の球状活性炭が配されており、可撓性黒鉛シート若しくは炭素繊維を有してなる炭素織物材とされる
請求項5に記載の健康腕バンドは、前記柔軟シート材の少なくとも一方が活性炭繊維を有してなる布製織物材とされる
請求項に記載の健康腕バンドは、前記バンド本体内に、炭素成型体が一部を皮膚面に向けて露出させた状態で埋設されている
請求項に記載の健康腕バンドは、前記炭素成型体が突起部と、該突起部の底部外周に設けられたつば部を有している
請求項に記載の健康腕バンドは、前記バンド本体内に無機系の抗菌剤が配されている
請求項に記載の健康腕バンドは、前記柔軟シート材の一部にゴム磁石が配されている、もしくは少なくとも一方の柔軟シート材がゴム磁石からなる
本発明に係る健康腕バンドによれば、上述の構成となっているため、炭素シートが発する遠赤外線により健康増進を図ることができる。また、炭素シートや柔軟シート材は軟質であり、強い衝撃が加えられても破損するおそれがなく、また、炭素シートの両面側が柔軟シートにより保護されているので、炭素シートの色が皮膚等に付着することを防止することができる。さらに、炭素シートは汗の吸着や体臭等の脱臭効果を有する。そして、さらに、柔軟シート材として、高級感を有する皮革材やデザインが設けられた布製織物材が用いられれば、健康腕バンドのデザイン性やファッション性が高められる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る健康腕バンドの平面図、(b)はA−A線における断面図である。 は、図1の健康腕バンドのバンド本体の層構造の説明図である。 は、本発明の他の実施形態に係る健康腕バンドのバンド本体の層構造の説明図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態に係る健康腕バンドのバンド本体の層構造を示す断面図、(b)は炭素成型体の斜視図である。 は、健康腕バンドの裏面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る健康腕バンドについて、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、健康腕バンドの例として、腕時計を挙げる。
以下の実施形態に係る健康腕バンド1は、炭素を含む柔軟な炭素シート11の両面のそれぞれに柔軟シート材12、13が固着され、複数層に形成されている。
以下、各実施形態について個別に説明する。なお、健康腕バンド1を腕に装着した際、腕側に対向する面を裏面、その反対側を表面とする。
健康腕バンド1は、図1(a)に示すように、バンド本体を構成するベルト部10と時計部20を備えた腕時計であり、ベルト部10は、表面の柔軟シート材12と炭素シート11と活性炭微小材料14と裏面の柔軟シート材13とによる層構造を有している。すなわち、本実施形態の健康腕バンド1のベルト部10は、図1(b)に示すように4層構造である。
炭素シート11には、黒鉛を膨張させて膨張黒鉛の形態にしてから加圧してシート状に形成された厚さ寸法0.13mmの可撓性黒鉛シートが用いられている。この炭素シート11は、多孔質で調湿性を有しているので、健康腕バンド1に用いられると遠赤外線効果による健康増進を図れるだけでなく、人体の発する汗を吸着し、体臭等を脱臭することができる。また、膨張黒鉛の比重は1.3であるので、炭素シート11として用いられることにより、軽量なベルト本体10、軽量な健康腕バンド1を構成できる。さらに、膨張黒鉛の熱伝導率は300W/(m・k)と高いので、優れた放熱効果を有する。なお、炭素シート11はこれに限定されることはなく、たとえば、アクリル繊維やピッチ等を高温で炭化して作った炭素繊維をシート状に形成した炭素織物材でもよい。また、炭素シート11は、炭素材料が95%以上で構成されたものが望ましいが、これに限定されることはない。
表面の柔軟シート材12には、牛革である皮革材が用いられ、裏面の柔軟シート材13には、天然クロスなどに使用される布製織物材が用いられている。本実施形態では、柔軟シート材12、13は、厚さ寸法が0.5mm〜2mm程度のものが用いられている。また、柔軟シート材12、13は柔軟性があればこれらに限定されることはなく、柔軟シート材12、13は同じ材質のものが用いられてもよい。本実施形態では、柔軟シート材12、13の間には、炭素シート11の他に活性炭微小材料14が配されている。
活性炭微小材料14は、フェノール樹脂を炭化させて形成した球径180μm〜500μmの球状活性炭が用いられている。球状活性炭としては、炭素純度99.9%、1g当たりの比表面積が2000〜3500平方メートル程度の多孔質のものを好適に利用でき、遠赤外線効果や人体の発する汗の吸着や体臭等の脱臭効果を有する。
さらに、球状活性炭として、強い圧力や衝撃が加えられても割れて粉々にならず、柔軟シート材13を通して汚れ等が皮膚等に付着するおそれがないものを利用すればよい。したがって、そのような球状活性炭を用いれば、活性炭微小材料14を柔軟シート材13に埋め込み、さらに皮膚に接する柔軟シート材13の表面(健康腕バンド1の裏面)に露出するように配することもできる。
なお、活性炭微小材料14として球状活性炭を用いる場合には、図2のように密な状態ではなく疎らな状態に配してもよい。また、活性炭微小材料14は、これに限定されることはなく、粒状、粉末状、繊維状等のものが用いられてもよい。また、活性炭微小材料14は、裏面の柔軟シート材13と炭素シート11との間に配されることが望ましいが、バンド本体(ベルト部10)の複数層内であれば、いずれの位置に配されてもよい。
ついで、図2を参照して、層構造について詳述する。すなわち、ベルト部10は、裏面側から順に健康腕バンド1のベルト部10の裏面となる柔軟シート材13、活性炭微小材料14、炭素シート11、表面となる柔軟シート材12が配置されている。柔軟シート材12は、ベルト部10の層構造を構成する他の部材より、幅方向に大きい形状を有しており、他の部材より大きい部分12aが柔軟シート材13の裏面へ巻き込まれ、糸で縫着し固着される。これにより、図1(b)に示すようなベルト部10の層構造が構成される。また、柔軟シート材12がベルト部10の側端を覆っているので、ベルト部10は、活性炭微小材料14が漏れにくい構成となる。なお、固着方法はこれに限定されることはなく、各層が接着剤等で固着されてもよい。
また、ベルト部10は、炭素材料として炭素シート11のみを用いる構成であっても、遠赤外線効果や、汗の吸着、体臭等の脱臭効果を有するが、さらに活性炭微小材料14を組み合わせることにより、これらの効果をより強力にすることが可能である。
上述のようにして形成されたベルト部10は、腕時計のベルトとなるように加工される。加工された2本のベルト部10、10は、時計部20の12時側の取付部21、6時側の取付部22にそれぞれ取り付けられることで、腕時計である健康腕バンド1が構成される。なお、健康腕バンド1の構成はこれに限定されることはなく、たとえば、1本のベルト部10が、時計部20の取付部21、裏面23、取付部22の順に通して固定される構成としてもよい。この構成の場合、時計部20の裏面23に配されたベルト部10が、時計部20の裏面23に汚れや汗が付着するのを防止する。
以上のようにして構成された健康腕バンド1は、柔軟な炭素シート11、活性炭微小材料14が放射する遠赤外線により、血流の促進や加温等の健康増進効果を有する。また、炭素シート11、活性炭微小材料14は軽量であり、且つ、汗の吸着や、皮脂の吸着、体臭等の脱臭効果を有する。
さらに、表面の柔軟シート材12としては本実施形態のもののように高級感のある皮革材を用いることが望ましいが、ビーズを連ねて柔軟シート状にしたものや、デザインが施された布製織物材などを用いることで、健康腕バンド1のデザイン性やファッション性が高められるようにしてもよい。
また、炭素シート11や柔軟シート材12、13は軟質であるので破損しにくい。そのため、健康腕バンド1は、腕に巻いて使用しやすく、強い衝撃が加えられても破損しにくい。また、この健康腕バンド1は汗の吸着や、皮脂の吸着、体臭等の脱臭効果を有している。もちろん、この健康腕バンド1を装着することで遠赤外線効果による健康増進効果を図ることも可能である。また、健康腕バンド1は、軽量でデザイン性やファッション性に優れ、時計部20により腕時計として使用できるので、日常生活で使用されるのに好適である。なお、柔軟シート材12、13は炭素シート11の色が人体等に付着することを防止する作用も有している。
本実施形態では、時計部20は金属材料で形成されているが、時計部20のケースを炭素材料で形成してもよい。炭素材料は腐食のおそれもなく、人体を形成する有機物の構成物質と同じであるため、生体親和性がよいので人体への安全性も高く、金属アレルギーの心配もない。
また、ベルト部10の裏面の柔軟シート材13が、活性炭繊維を有してなる布製織物材であってもよい。
活性炭繊維は、活性炭微小材料14と略同じ比表面積を有するので、皮膚に直接接触する裏面の柔軟シート材13に用いられると、遠赤外線効果や汗の吸着、皮脂の吸着、体臭等の脱臭等の効果をより強力にできる。また、活性炭繊維は、粒状の集まりで形成されているので、皮膚に刺さるおそれがなく、皮膚への悪影響はない。さらに、活性炭繊維は、耐摩耗性に優れており、人体との親和性を有するので、裏面の柔軟シート材13に適している。そして、活性炭繊維の比重は1.27であるので、柔軟シート材13に用いられることにより、軽量な健康腕バンド1が構成される。この場合、健康腕バンド1のベルト部10は、柔軟シート材12、13の間に活性炭微小材料14が配されなくとも、遠赤外線効果や汗の吸着、皮脂吸着、体臭等の脱臭効果を十分に発揮することが可能とされる。すなわち、ベルト部10は、図3に示すように表面の柔軟シート材12、炭素シート11、裏面の柔軟シート材13の3層構造で構成される。また、活性炭微小材料14が設けられていないので、表面の柔軟シート材12は、他の部材より大きい部分12aを形成してベルト部10の側端を覆わなくてもよい。そのため、柔軟シート材12、13と炭素シート11は略同じ形状でもよい。なお、柔軟シート材13に用いる活性炭繊維を有する布製織物材は、炭素材料が95%以上で構成されるものが望ましいが、これに限定されることはない。
さらに、ベルト部10は、その内部に無機系の抗菌剤が配されたものであってもよい。
無機系の抗菌剤は、抗菌作用を有する金属や金属イオンを無機系担体に担持させたものである。本実施形態では、粉体である銀系の無機抗菌剤が用いられる。本実施形態において、無機系の抗菌剤は、溶液に溶解又は分散させ、裏面の柔軟シート材13に含侵されている。たとえば、無機系の抗菌剤は、柔軟シート材13を構成する布製織物材に用いられる樹脂製のほつれ止め糸に含浸されるようにしてもよい。このような構成により、雑菌が繁殖しにくい等の抗菌効果が奏せられる。なお、無機系の抗菌剤は、柔軟シート材13に限定されることはなく、ベルト部10内のどの部位に配されていてもよい。また、無機系の抗菌剤は、溶液に溶解または分散させずにベルト部10内に配してもよい。
本発明の他の実施形態に係る健康腕バンド1について、図4(a)(b)を参照して説明する。
この健康腕バンド1は、炭素成型体18が一部を皮膚面に向けて露出させた状態でベルト部10内に埋設されている。炭素成型体18は、図4(b)に示すように、円錐形の突起部18aと、突起部18aの底部外周に設けられたつば部18bとを有した、直径8〜9mm、高さ3〜5mm程度の粒状体とされる。この炭素成型体18は、皮膚面側の柔軟シート材13に埋設され、突起部18aの先端が肌面に向けて露出している。なお、図4(a)のバンド部10を構成する他の部材は、図1(a)(b)の健康腕バンド1と同等のものが用いられるので、説明を省略する。
ついで、図4(a)を参照して、ベルト部10の層構造について詳述する。すなわち、層構造として、下から順に健康腕バンド1のベルト部10の裏面となる柔軟シート材13、活性炭微小材料14と炭素成型体18、炭素シート11、表面となる柔軟シート材12が配置される。なお、活性炭微小材料14と炭素成型体18とは、炭素シート11と裏面となる柔軟シート材13との間の略同じ層に配置される。柔軟シート材12は、ベルト部10の層構造を構成する他の部材より、幅方向に大きい形状を有しており、他の部材より大きい部分12aが柔軟シート材13の裏面へ巻き込まれ、糸で縫着し固着される。これにより、図4(a)に示すようなベルト部10の層構造が構成される。また、柔軟シート材12がベルト部10の側端を覆っているので、ベルト部10は、活性炭微小材料14が漏れにくく、炭素成型体18がベルト部10の側端から脱落しにくい構成となる。さらに、炭素成型体18は、つば部18bにより、ベルト部10内から脱落しにくい構成となっている。なお、固着方法はこれに限定されることはなく、各層が接着剤等で固着されてもよい。
以上のようにして構成された健康腕バンド1は、炭素成型体18が遠赤外線を放射するだけではなく、突起部18aが人肌を押圧してツボ刺激することにより、さらなる血流の促進効果を有する。そのため、健康腕バンド1は、炭素シート11や活性炭微小材料14や炭素成型体18が組み合わされることにより、さらなる健康増進効果を有する。また、炭素成型体18の突起部18aにより、健康腕バンド1と人肌との接触面積が小さくなり、通気性がよくなるので、健康腕バンド1と人肌との間で蒸れによる不快感の軽減を図ることができる。
なお、炭素成型体18の形状はこれに限定されることはなく、たとえば、突起部18aが角錐形や円柱形、半球形状であってもよく、つば部18bは矩形状であってもよい。炭素成型体18の寸法や、配される個数は、使用される健康腕バンドの種類や寸法等によって、適宜設定される。また、炭素成型体18は、ベルト部10内であればどの部位に埋設されていてもよく、少なくとも突起部18aの先端が皮膚面に当たるように埋設されていればよい。この炭素成型体18に用いられる素材は特に限定されることはないが、本実施形態では等方性高密度炭素材が用いられている。
等方性高密度材は、次のように生成される。まず、黒鉛、竹炭等の炭化物の粒子状の炭素材料にフェノール系接着剤、ピッチ又はタール等のバインダを5重量%程度加えて、弾性を有する型(たとえば、ゴム製の型)に充填する。そして、その型をシールし、圧力容器内に水没させて圧力媒体である水で加圧する。こうすれば、炭素材料は全方向より等圧的に加圧されるので、ランダムに配向し等方性(異方比1.0〜1.1)の塊が生成される。その後、型から取り出した炭素材料の塊を、酸素を欠乏させた状態で加熱し、最終的には2000〜3000℃程度で焼成する。焼成の途中、フェノール成分、ピッチ又はタールは昇温途中の約1200℃程度で揮発するので、炭素材料は結晶化(黒鉛化)し、高密度で整った結晶構造となる。その後、加熱を止め、炭素材料の温度が下がった後、炭素成型体18の形状に加工する。
以上のようにして形成された炭素成型体18をそのまま用いてもよいが、炭素成型体18に傷や破損を防ぐための皮膜層を形成してもよい。皮膜層の材質は特に限定されないが、炭素を用いる場合は、炭素成型体18の表面にDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)処理による皮膜層を形成するのが好適である。また、皮膜層に炭素材料を用いないのであれば、樹脂材料であるウレタン等を用いて皮膜層を形成するのが好適である。
ついで、炭素材料による遠赤外線の放射について説明する。
人体は、身体組成の60%は水分、25%以上は炭素であり、36.5℃の平均体温で常に10ミクロンの遠赤外線を放射しているので、健康腕バンド1が腕に装着されると、人体が遠赤外線を吸収して加温される。すなわち、炭素シート11や活性炭微小材料14等の炭素材料と人との間で同じ波長の遠赤外線を放射しあって炭素材料は約36.5℃を維持する一方で身体の中では水分子が激しく衝突して、この振動が運動エネルギーとなって、熱に変換され身体が加温される。
その結果、遠赤外線が皮下組織や血管等に作用して血流が改善されるが、本発明者によれば、末梢、中枢の血流に15%の上昇効果があることが確認されている。また、これらの炭素材料は、α波を発生して、身体を癒し健康増進に寄与する。
また、血行促進効果を増強させるために、健康腕バンド1は磁気を放射する構成としてもよい。裏面の柔軟シート材13は磁気を放射するゴム磁石等で形成されてもよいが、図5に示すように、柔軟シート材13の裏面の一部にゴム磁石15を配してもよく、12時側のベルト部10の定革16や遊革17がゴム磁石15で形成されてもよい。このようにして、健康腕バンド1は、ゴム磁石15が放射する磁気により、さらなる血流の促進効果やこりの改善効果を有する。
なお、磁力による時間のずれの発生を防止するために、時計部20を耐磁性能のある耐磁時計にする、時計部20が磁気シールドを備える等の構成にしてもよい。また、ゴム磁石15を時計部20から離れた位置に配設する、ゴム磁石15を時計部20が耐えることが可能な弱い磁力のものにする、ゴム磁石15を着脱が可能な構成にする等を行い、時計部20は磁力により時間のずれが生じにくい構成にしてもよい。
本実施形態では、健康腕バンド1は腕時計としたが、これに限定されることはない。本発明は、腕時計や、ブレスレット、リストバンドのように手首に巻いて使用するものに限られず、上腕に巻いて使用するアームバンドや肘のサポーター等であってもよい。つまり、腕に巻いて使用するものであればよい。また、健康腕バンド1の構成は、本実施形態や図例に限定されることはなく、材質、寸法、形状等も限定されない。さらに、図1の実施形態では、健康腕バンド1のベルト部10の層構造は、炭素シート11、柔軟シート材12、13、活性炭微小材料14で構成され、図4の実施形態ではさらに炭素成型体18含んだものとなっているが、これらに加えて他の材料やシートが配されてもよい。たとえば、熱伝導による血流促進や放熱効果等を目的とした紙シートが配されてもよい。
1 健康腕バンド
10 ベルト部(バンド本体)
11 炭素シート
12、13 柔軟シート材
14 活性炭微小材料
18 炭素成型体

Claims (9)

  1. バンド本体を腕に巻いて使用される健康腕バンドであって、
    前記バンド本体は、炭素を含む柔軟な炭素シートの両面のそれぞれに柔軟シート材が固着されて複数層に形成されており、
    前記バンド本体内にフェノール樹脂を炭化させて形成した球径180μm〜500μm、1g当たりの比表面積が2000〜3500平方メートルの多孔質の球状活性炭である活性炭微小材料が配されていることを特徴とする健康腕バンド。
  2. バンド本体を腕に巻いて使用される健康腕バンドであって、
    前記バンド本体は、炭素を含む柔軟な炭素シートの両面のそれぞれに柔軟シート材が固着されて複数層に形成されており、
    前記炭素シートは、黒鉛を膨張させて膨張黒鉛の形態にしてから加圧して形成された可撓性黒鉛シートであり、
    前記柔軟シート材の少なくとも一方が活性炭繊維を有してなる布製織物材であることを特徴とする健康腕バンド。
  3. 請求項1または2において
    前記柔軟シート材の一方が皮革材とされ、他方が布製織物材とされる、健康腕バンド。
  4. 請求項1において、
    前記炭素シートは炭素純度が99.9%の球状活性炭が配されており、可撓性黒鉛シート若しくは炭素繊維を有してなる炭素織物材とされる、健康腕バンド。
  5. 請求項1において、
    前記柔軟シート材の少なくとも一方が活性炭繊維を有してなる布製織物材とされる、健康腕バンド。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記バンド本体内に、炭素成型体が一部を皮膚面に向けて露出させた状態で埋設されている、健康腕バンド。
  7. 請求項6において、
    前記炭素成型体が突起部と、該突起部の底部外周に設けられたつば部を有している、健康腕バンド。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記バンド本体内に無機系の抗菌剤が配されている、健康腕バンド。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記柔軟シート材の一部にゴム磁石が配されている、もしくは少なくとも一方の柔軟シート材がゴム磁石からなる、健康腕バンド。
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