JPH059312U - 時計バンド - Google Patents

時計バンド

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Publication number
JPH059312U
JPH059312U JP056430U JP5643091U JPH059312U JP H059312 U JPH059312 U JP H059312U JP 056430 U JP056430 U JP 056430U JP 5643091 U JP5643091 U JP 5643091U JP H059312 U JPH059312 U JP H059312U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
antibacterial treatment
sweat
odor
treatment agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP056430U
Other languages
English (en)
Inventor
俊二 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP056430U priority Critical patent/JPH059312U/ja
Publication of JPH059312U publication Critical patent/JPH059312U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時計バンドの使用時に発生する臭いと傷みを
抑える。 【構成】 外部装飾部材3、4の内部に配置されている
吸着性素材2の外表面を石炭を原料とする繊維状にして
臭いを吸収させると共に、腕に当接する部分に汗により
銅又は銀イオン溶解する抗菌処理剤塗布層6を設けて各
種のかび等の発生を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
この考案は腕時計に用いられる時計バンドに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
一般に、腕時計は、腕に装着されて使用されるので、腕時計ケースに金属や皮 や、ビニールの合成樹脂等からなる時計バンドが取付金具を介して取付けられて いる。そして、時計バンドは腕へ直接装着されるので、汗などによる水分が付着 しやすく、特に、皮バンドにおいてはそれが著しかった。依って、皮バンドでは 水分の付着によって各種のかび等の菌を発生しやすく、該菌により、皮バンド自 体をいためることになると共に、菌によって臭いを発生することになるという問 題があった。
【0003】
【考案の目的】
この考案は上述のような実情に鑑みてなされたもので、その目的は、皮バンド の使用時に生ずる臭いといたみを防ぐ為、その原因となる各種の菌の繁殖を抑制 し、衛生面の向上をはかることが出来ると共に消臭機能により臭いを押えること が出来る時計バンドを提供することにある。
【0004】
【考案の要点】
この考案は上述した目的を達成するために外表面に微細な吸着細孔が形成され た石炭を原料とする繊維状の吸着性素材を一部又は全体に抗菌処理を施した装飾 部材で覆ったものである。
【0005】
【第1実施例】 図1乃至図3を参照して、この考案の第1実施例を説明する。 図1は、腕時計本体Aの両側のバンド取付け部B、Cに、時計バンド1a、1 bを取り付けた状態の腕時計全体の外観図である。各時計バンド1a及び1bは 、図1及び図2に示すように、バンド全長に渡って所要の幅寸法を有し、かつバ ンド強度及びバンド厚さを確保するための芯材として繊維状の吸着性素材2を備 え、この吸着性素材2の表、裏両面2a、2b及び側面2cを装飾部材3、4で 覆って構成されている。前記吸着性素材2は、図3に示すように、外表面2dの 全面に微細な吸着細孔2eが形成された石炭ピッチを原料とする繊維状活性炭を シート状に形成したものである。また、前記吸着性素材2の表面2a及び側面2 cは、これらの面2a及び2cから裏面2bの縁部にかけて接着された表装飾部 材3によって覆われているとともに、吸着性素材2の裏面2bは、前記表装飾部 材3の裏側縁部3a上に接着された裏装飾部材4によって覆われている。これら 表、裏装飾部材3、4は、天然皮革や合成皮革、或は織布、編布、不織布等から 構成されている。なお、前記裏装飾部材4は、腕に装着した状態では上から見え ないので、表装飾部材3よりデザインを簡単なものにすることができる。
【0006】 しかして、裏装飾部材4の表面には、抗菌処理剤を混入した塗料、又は接着性 をもたせた抗菌処理剤自体が塗布等により塗布されて抗菌処理剤塗布層6が形成 されている。
【0007】 抗菌処理剤を銅又は銀イオンを保持する5〜20μ程度の水溶性ガラスが用い られ、水分によって徐々に溶解し、銅の水溶性ガラスであれば銅イオンを、銀の 水溶性ガラスであれば銀イオンを飛び出させるものである。
【0008】 なお、皮バンドに抗菌処理剤を施す場合、どぶ漬加工等により抗菌処理剤を混 入した塗料、又は接着性をもたせた抗菌処理剤自体に皮バンド全体をどぶ漬けす れば、裏面の裏装飾部材4のみでなく、表装飾部材3をも含めた全周に抗菌処理 剤が塗布されることになって、より抗菌処理が有効になることは云うまでもない 。
【0009】 尚、この場合には上記抗菌処理を行なった後図2に示すように、内部に吸着性 素材2を配置することになる。
【0010】 このような水溶性ガラスである抗菌処理剤を施した腕時計の皮バンドでは腕時 計を腕に取付けることにより汗等による水分で抗菌処理剤が徐々に溶解し、銅又 は銀イオンを飛び出させ、該銅又は銀イオンによって各種のかび等の発生を抑制 することになる。
【0011】 また、このような抗菌処理を行なってもツク棒穴や、バンド端面、表装飾部材 3と裏装飾部材4との境目から内部に汗等が侵入するが、内部には微細な吸着細 孔2eが形成された石炭を原料とする繊維状の吸着性素材2が配置されているの で汗の中に含まれる悪臭成分は、吸着性素材2の吸着細孔2eによって効果的に 吸着され、バンドから汗による悪臭を発散することがない。
【0012】
【第2実施例】 図4はこの考案の第2実施例を示すものである。この第2実施例は、バンドの 強度をさらに向上させるために、上述した第1実施例の繊維状の吸着性素材(繊 維状活性炭シート)2に加えて、この吸着性素材2の裏面2bに、合成皮革や布 等からなるシート状補強部材5を接着して構成される。この第2実施例の表装飾 部材3の縁部3bは、吸着性素材2の側面2c及び補強部材5の側面5aを覆っ て、この補強部材5の裏面5bの縁部にかけて接着される。そして、この補強部 材5の裏面5bに接着された表装飾部材3の裏側縁部3a上に、補強部材5の裏 面5bを覆う前記抗菌処理剤塗布層6が形成された裏装飾部材4が接着されてい る。
【0013】 しかして、この第2実施例において、装飾部材3、4内部に汗が侵入しても汗 の中に含まれる悪臭成分は、上記第1実施例と同様に、吸着性素材2の吸着細孔 2eによって効果的に吸着され、バンドから汗による悪臭を発散することがない 。
【0014】
【第3実施例】 図5をこの考案の第3実施例を示すものである。この第3実施例は、上述した 第1実施例の吸着性素材2の表面2a、側面2cから吸収性素材2の裏面2bの 略全面を覆うように接着される縁部3cを形成し、この縁部3c上に抗菌処理剤 塗布層6を形成したものである。
【0015】 しかして、この第3実施例において、装飾部材3内部に汗が入っても汗の中に 含まれる悪臭成分は、上記第1実施例と同様に、吸着性素材2の吸着細孔2eに よって効果的に吸着され、バンドから汗による悪臭を発散することがない。
【0016】 尚、上記実施例においては、抗菌処理として金属イオン溶出の水溶性ガラスを 用いたが、他の抗菌剤、例えばアンモニウム、塩等を皮革バンドに浸透させて抗 菌処理を施こしてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案の時計バンドによれば、外表面に微細な 吸着細孔が形成された石炭を原料とする繊維状の吸着性素材を抗菌処理が施され た装飾部材で覆ったので、各種の菌の繁殖が防止出来るばかりか汗の中に含まれ る悪臭成分は、吸着性素材の吸着細孔によって効果的に吸着され、バンドから汗 による悪臭を発散することがなく、快い装着感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腕時計本体にこの実施例の時計バンドを取り付
けた状態の外観平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】吸着性素材の部分拡大断面図である。
【図4】この考案の第2実施例を示す図2相当の断面図
である。
【図5】この考案の第3実施例を示す図2相当の断面図
である。
【符号の説明】
1a、1b 長、短時計バンド 2 吸着性素材 2e 吸着細孔 3 表装飾部材 4 裏装飾部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外表面に微細な吸着細孔が形成された石
    炭を原料とする繊維状の吸着性素材を一部又は全体に抗
    菌処理を施した装飾部材で覆ってなる時計バンド。
JP056430U 1991-07-19 1991-07-19 時計バンド Pending JPH059312U (ja)

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JP056430U JPH059312U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 時計バンド

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JP056430U JPH059312U (ja) 1991-07-19 1991-07-19 時計バンド

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JPH059312U true JPH059312U (ja) 1993-02-09

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ID=13026877

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255131A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Citizen Watch Co Ltd 時計バンド
JP2017221542A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 株式会社大木工藝 健康腕バンド
WO2018042047A1 (en) * 2016-09-05 2018-03-08 Ahmet Ersal Mehmet Backing for items worn by users

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