JPS6039015Y2 - 腕時計用の手首保護テ−プ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は腕時計の手首と対応する内面に取付ける手首
保護テープに関するものである。

腕時計のバンドには、皮製のもの、金属性のものなどが
あるが、いずれのバンドも腕時計の装着時に手首に密着
した取付けとなるため、バンドと手首間の通気性が悪く
、手首周りに汗をかくことが多い。

とくに、夏季においては、発汗量が多くその上に塵埃等
が付着して手首が汚れ、あるいはかゆくなり、ときには
かぶれたり、湿疹の症状が現れるなど不快感を与えるこ
とがきわめて多い。

この考案は上記の点に鑑み、腕時計の使用によって生じ
る上記の不都合を解消することができるようにした手首
保護テープを提供することを目的としている。

この考案は、吸湿性し、かつ湿疹、かぶれ等の治療薬を
含浸したテープ本体の片面に粘着剤を塗布したことを特
徴としている。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第３図および第４図に示すように、連結テープ１の上面
には、時計バンドに取付けるバンド貼着用の一対のテー
プ本体２，３と、時計本体に取付ける時計本体貼着用の
テープ本体４とが接着してあり、それぞれのテープ本体
２． ３． ４の表面に粘着剤５を塗布し、その表面を
離型紙６で覆っである。

テープ本体２．３．４は、第１布アープ７／第２布テー
プ８／第３布テープ９の三層構造から威り、それぞれの
布テープは通気性および吸湿性を有し、第１布テープ７
のメツシュは第３布テープ９のメツシュより小さくなり
、その第１布テープ７が連結テープ１に対して剥離容易
に接着されている。

また、第２布テープ８は、湿疹、かぶれ等の治療薬（一
般市販薬品）が含浸されている。

なお、第２布テープ８に必要に応じて香料や制汗剤を含
浸させてもよい。

実施例で示す手首保護テープは上記の構造から戒り、こ
の保護テープは、連結テープ１からテープ本体２，３．
４を剥離し、さらに離型紙６を剥離して第１図および第
２図に示すように、腕時計の時計バンド１０の裏面およ
び時計本体１１の裏面にそれぞれ接着する。

この際、時計バンド１０の締付けがピン挿入孔に係合ピ
ンを挿入して締付状態を保持する形式の時計バンドにお
いては、その時計バンド１０に接着したテープ本体３に
ピンの突き刺し等によってピン挿入孔に連通ずる小孔１
２を形成する。

上記のようにして腕時計の内側にテープ本体２、 ３．
４を取付けたのち、その腕時計を手首に取付けると、
メツシュの小さな第１布テープ７が肌に接触するため、
肌ざわりがよく、また腕時計の内側において手首の周り
に発汗すると、その汗はテープ本体２，３．４によって
吸収され、手首の周りはさらりとした状態に保持される
。

なお、テープ本体２． ３． ４が汚れると、これを取
り除いて新しいものと交換する。

このため、テープ本体２． ３． ４に塗布した粘着剤
５は、腕時計に対してテープ本体２，３．４の剥離が容
易に行なえ、その剥離時に粘着剤が腕時計の方に残らな
いような適宜のものを採用する。

なお、実施例の場合は、時計バンドを皮バンドとした腕
時計に保護テープを取付けるようにしたが、腕時計の種
類はこれに限定されるものではない。

また、テープ本体２． ３． ４は、非伸縮性のもので
あってもよく、また伸縮可能なものであってもよい。

さらに、テープ本体２． ３． ４の色は任意であり、
適宜の色テープを採用し、あるいは模様を施すことによ
って、腕時計を取り外したときのファツション性を向上
させることができる。

以上のように、この考案は、腕時計の裏面に取付けるテ
ープ本体が吸湿性および通気性を備えているため、その
テープ本体を腕時計の裏面に取付けて手首に腕時計を装
着することにより、手首の周りにテープ本体が接触し、
手首の周りにかいた汗を上記テープ本体で吸収すること
ができる。

このため、腕時計の内側において、手首の外周を常にさ
らりとした状態に保持することができると共に、塵埃等
の付着が少なく、手首周りを衛生的に保つことができる
。

また、テープ本体の片面には粘着剤か設けであるため、
腕時計に対する取付けが容易であると共に、そのテープ
本体に湿疹、かぶれ等の治療薬が含浸しであるため、腕
時計の着用によって仮に湿疹やかぶれが生じた場合でも
、これらが大きく広がるのを防止することができ、皮膚
の保護に効果を挙げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係る保護テープを取付けた腕時計
の背面図、第２図は同上の側面図、第３図はこの考案に
係る上記保護テープの一実施例を示す一部切欠正面図、
第４図は同上の拡大断面図である。 ２、 ３． ４・・・・・・テープ本体、５・・・・・
・粘着剤。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 吸湿性を有し、かつ湿疹、かぶれ等の治療薬を含浸
   したテープ本体の片面に粘着剤を塗布した腕時計用の手
   首保護テープ。 ２ 前記テープ本体が、メツシュの小さな布テープと、
   治療薬を含浸した布テープと、メツシュの大きな布テー
   プの積層体から成り、メツシュの大きな布テープの片面
   に粘着剤が塗布しであることを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の腕時計用の手首保護テープ。 ３ 前記接着剤の表面が離型紙で覆われていることを特
   徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の腕時計の
   手首保護テープ。