JP3243194U - 指用固定湿布 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘバーデン結節の保存治療において、以下の問題点を改善する指用固定湿布を提供する。(1)湿布、塗り薬では患部を固定することが出来ず変形の改善・予防ができない、(2)テーピング固定だけでは鎮痛効果が弱い、(3)湿布や塗り薬は、テーピングとの併用が難しい、(4)湿布・テープ剤は皮膚障害が起きやすく、疼痛の長期化を招く、(5)指の変形による外観が問題となる。【解決手段】指用固定湿布は、湿布とテーピング固定を一体化させている。これにより、疼痛治療とともに変形の予防・改善が期待でき治療期間も短縮できる。構造は絆創膏と似ており、パッド(支持体)に湿布剤4を網目状に張り付け、基材に伸張性、通気性のあるテープ2を一体化させている。さらに、固定剤としてポリエチレンテレフタラート3を使用している。また、ファッション性を考慮し基材2には様々なカラーを用意する。【選択図】図1
Description
本考案は、湿布剤と固定力のある素材を一体化させた絆創膏型の指用固定湿布である。ヘバーデン結節の治療に用いるために考案したものである
ヘバーデン結節の治療では、湿布とテーピング固定は別々に行われている。
ヘバーデン結節は40歳以上の女性に多く、有病率は300万人以上と言われている。ヘバーデン結節は痛みにより生活の質をさげ、指の変形を伴うことから細かい作業が難しくなる。また、変形により外観も悪くなり問題となる。
現在、ヘバーデン結節の保存治療は湿布・塗り薬、テーピング固定が主である。治療の問題点・改善点としては大きく5つ挙げられる。▲1▼湿布、塗り薬では患部を固定することが出来ず変形の改善・予防が出来ない。▲2▼テーピング固定だけでは鎮痛効果が弱い。▲3▼湿布・塗り薬を使用するとテーピング固定との併用が難しい。▲4▼湿布・テープ剤は、かぶれなどの皮膚障害が起きやすい。これらの問題点は、疼痛、治療期間を長期化する要因となる。5つ目は▲5▼ヘバーデン結節は女性に多い疾患であり、外観上気にする者も多い。このため、デザイン性も重要な課題である。本発明はこれらの課題5点を解決できるのが特徴である。
現在、ヘバーデン結節の保存治療は湿布・塗り薬、テーピング固定が主である。治療の問題点・改善点としては大きく5つ挙げられる。▲1▼湿布、塗り薬では患部を固定することが出来ず変形の改善・予防が出来ない。▲2▼テーピング固定だけでは鎮痛効果が弱い。▲3▼湿布・塗り薬を使用するとテーピング固定との併用が難しい。▲4▼湿布・テープ剤は、かぶれなどの皮膚障害が起きやすい。これらの問題点は、疼痛、治療期間を長期化する要因となる。5つ目は▲5▼ヘバーデン結節は女性に多い疾患であり、外観上気にする者も多い。このため、デザイン性も重要な課題である。本発明はこれらの課題5点を解決できるのが特徴である。
課題を解決するためには、湿布・テーピング固定を一体化させる事である。これにより問題点の▲1▼~▲3▼が解決できる。
しかし、一体化させるには皮膚障害が大きな障害となり構造が重要となる。皮膚障害の要因としては、薬剤性によるものとテープ剤によるものがある。特に、テープを剥がす際、粘着力が強すぎて角質が剥がれてしまう事や発汗や不感蒸泄の妨げが皮膚障害の要因となる。
これを解決するには、まず、パッド(支持体)には医療用不織布ガーゼを使用しジェル状にしたかぶれにくい粘着剤と副作用の少ない薬剤を調合し網目状に張り付ける。網目構造にすることにより、皮膚への接触面積が減りテープを剥がす際、皮膚への負担が軽減される。さらに、基材には通気性・伸張性があり肌に優しい素材を使用する。また、パッドと基材を張り付ける際は、重なり合う部分を減らし通気性を良くする。この構造により皮膚障害(問題点▲4▼)を減らすことができる。
固定剤に関しては安価で圧力・薬品にも強いポリエチレンテレフタラートを使用する。これにより、固定性が増し変形の予防・改善とともに鎮痛効果が期待できる。また、症状に応じて固定性を強めたい場合は、基材素材に伸張性を持たしているため、基材外側遠位部を引っ張れば固定性が増す構造となっている。
本体の大きさは、大きすぎると接触面積が増え皮膚障害が増加するため小さめに設計する。基材の縦幅は、指の関節は小さく男女差はほとんどないため30mmとする。横幅は腫れ・関節変形など個々の指の太さに対応ができるよう横80mmとする(30×80mm)。固定剤で使用するポリエチレンテレフタラートの幅は、固定力を考慮し縦10mm、横24mmとする(10×24mm)。パッドの縦幅は、指関節(関節裂隙)の幅は他の関節と比較すると狭い事ため26mmとする。横幅は親指から小指まで対応できるように60mmとする(26×60mm)。
ファッション性も考慮し基材の色は肌色、ブラック、ピンク、水色など様々な色を用意する。これにより、外観は指輪(ファッションリング)をしているように見え問題点▲5▼の解決となる。
しかし、一体化させるには皮膚障害が大きな障害となり構造が重要となる。皮膚障害の要因としては、薬剤性によるものとテープ剤によるものがある。特に、テープを剥がす際、粘着力が強すぎて角質が剥がれてしまう事や発汗や不感蒸泄の妨げが皮膚障害の要因となる。
これを解決するには、まず、パッド(支持体)には医療用不織布ガーゼを使用しジェル状にしたかぶれにくい粘着剤と副作用の少ない薬剤を調合し網目状に張り付ける。網目構造にすることにより、皮膚への接触面積が減りテープを剥がす際、皮膚への負担が軽減される。さらに、基材には通気性・伸張性があり肌に優しい素材を使用する。また、パッドと基材を張り付ける際は、重なり合う部分を減らし通気性を良くする。この構造により皮膚障害(問題点▲4▼)を減らすことができる。
固定剤に関しては安価で圧力・薬品にも強いポリエチレンテレフタラートを使用する。これにより、固定性が増し変形の予防・改善とともに鎮痛効果が期待できる。また、症状に応じて固定性を強めたい場合は、基材素材に伸張性を持たしているため、基材外側遠位部を引っ張れば固定性が増す構造となっている。
本体の大きさは、大きすぎると接触面積が増え皮膚障害が増加するため小さめに設計する。基材の縦幅は、指の関節は小さく男女差はほとんどないため30mmとする。横幅は腫れ・関節変形など個々の指の太さに対応ができるよう横80mmとする(30×80mm)。固定剤で使用するポリエチレンテレフタラートの幅は、固定力を考慮し縦10mm、横24mmとする(10×24mm)。パッドの縦幅は、指関節(関節裂隙)の幅は他の関節と比較すると狭い事ため26mmとする。横幅は親指から小指まで対応できるように60mmとする(26×60mm)。
ファッション性も考慮し基材の色は肌色、ブラック、ピンク、水色など様々な色を用意する。これにより、外観は指輪(ファッションリング)をしているように見え問題点▲5▼の解決となる。
本考案による指用固定湿布は消炎、固定が同時にできるため、疼痛治療とともに変形の予防、改善が期待できる。さらに、治療期間も短縮できる。また、テープ剤による皮膚障害を減らす事やファッション性にも考慮しており、治療を楽しめるのも特徴である。
図1は本考案の後面図である。構造は絆創膏に似た形をしており、パッド部(支持体)に湿布剤4と基材には伸張性、通気性のあるテープ2を一体化させている。さらに、固定剤としてポリエチレンテレフタラート3を使用している。これにより、消炎、固定性を同時に得ることができる。
また、湿布剤・ポリエチレンテレフタラートが疼痛原因となる関節に正確に貼れるように、基材外側中央に目印となる線が書かれている図2の8。この目印を指節間皮線に合わせる事で、変形がある関節にも正確に貼ることができ良好な固定力が得られる。
ファッション性を考慮し基材には様々なカラーを用意する。
また、湿布剤・ポリエチレンテレフタラートが疼痛原因となる関節に正確に貼れるように、基材外側中央に目印となる線が書かれている図2の8。この目印を指節間皮線に合わせる事で、変形がある関節にも正確に貼ることができ良好な固定力が得られる。
ファッション性を考慮し基材には様々なカラーを用意する。
疼痛関節部位に指用固定湿布を巻いていく。巻く際、基材に書かれている目印と指節間皮線を合わせてから指に軽めに巻いていく。さらに、固定力を強めたい場合は、基材外側部を血が止まらない程度の強さで引っ張りながら巻いていく。巻いた後、基材外側部(耳の部分)の必要がない場合は、基材に切り込み線が入っており、切る取ることが可能である。これにより、外観は指輪(ファッションリング)をしているように見える。
本考案はヘバーデン結節の治療だけではなく、患部の固定を必要とする、ばね指や突き指などの疾患にも応用が可能である。また、湿布と固定を併せ持つこの構造は、テープの幅、長さを変えれば高齢者の慢性関節痛、腰痛、子供の怪我、スポーツ現場などでも使用ができる。応用が可能なため様々な分野で活用でき、医療・社会に貢献できるのではないかと考える。
1指用固定湿布本体
2基材:伸張性と通気性を有するテープ
3ポリエチレンテレフタラート
4パッド(支持体):医療用不織布ガーゼ
5ゲル状の粘着剤・薬剤
6切り取り線
7空洞
8皮線と合わせる目印
9粘着保護フィルム(剥離フィルム)
2基材:伸張性と通気性を有するテープ
3ポリエチレンテレフタラート
4パッド(支持体):医療用不織布ガーゼ
5ゲル状の粘着剤・薬剤
6切り取り線
7空洞
8皮線と合わせる目印
9粘着保護フィルム(剥離フィルム)
Claims (5)
- 湿布剤に固定力のある素材を加え消炎と固定性を持たせた指用固定湿布。
- 前記1部のパッド部(支持体)にジェル状にした粘着剤と薬剤を調合し網目状に張り付けていることを特徴とする請求項1に記載の指用固定湿布。
- 基材外側にポリエチレンテレフタラートを張り付けていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指用固定湿布。
- 基材外側中央に皮線との目印となる線が書かれている事を特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の指用固定湿布。
- 基材外側一部が切り取れるようにしているのを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4に記載の指用固定湿布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001273U JP3243194U (ja) | 2023-03-29 | 2023-03-29 | 指用固定湿布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001273U JP3243194U (ja) | 2023-03-29 | 2023-03-29 | 指用固定湿布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3243194U true JP3243194U (ja) | 2023-08-10 |
Family
ID=87517882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001273U Active JP3243194U (ja) | 2023-03-29 | 2023-03-29 | 指用固定湿布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243194U (ja) |
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2023
- 2023-03-29 JP JP2023001273U patent/JP3243194U/ja active Active
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