JP6256801B2 - 熱交換器およびこれを備えた温水装置 - Google Patents
熱交換器およびこれを備えた温水装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6256801B2 JP6256801B2 JP2013243966A JP2013243966A JP6256801B2 JP 6256801 B2 JP6256801 B2 JP 6256801B2 JP 2013243966 A JP2013243966 A JP 2013243966A JP 2013243966 A JP2013243966 A JP 2013243966A JP 6256801 B2 JP6256801 B2 JP 6256801B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- fins
- heat exchanger
- heat exchange
- flow direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Description
特許文献1に記載された熱交換器においては、第1および第2の熱交換部のそれぞれの伝熱管が、上下2段に設けられている。これに対し、特許文献2に記載された熱交換器においては、第1および第2の熱交換部のそれぞれの伝熱管が、上下単段(1段) に設けられている。
より詳しくは、第1および第2の熱交換部を比較すると、一般給湯用の湯水加熱に用いられる第1の熱交換部は、第2の熱交換部と比べて湯水加熱能力を大きくする必要があるため、缶体内における第1の熱交換部の占有面積は、第2の熱交換部の占有面積よりも大きくされているのが通例である。一方、温水装置の仕様としては、温水床暖房などの暖房装置として比較的大型のものが用いられる場合には、これに対応させて第2の熱交換部の湯水加熱能力を高めたい場合がある。これに対し、第2の熱交換部のその占有面積が狭く、配置し得る伝熱管の数が少数に限定されるために、前記したような要望に的確に応えることが難しい場合があった。第2の熱交換部の面積を大きくし、単段で並ぶ伝熱管の本数を多くすれば、湯水加熱能力を高めることは可能であるものの、これでは熱交換器の横幅が大きくなるため、温水装置全体の大型化を招く不利を生じる。
たとえば、加熱用気体の発生源としてバーナを用いた場合に、このバーナから第1の熱交換部の伝熱管までの距離と、第2の熱交換部の伝熱管(上流側の伝熱管)までの距離とを略同一に揃えることができる。前記構成とは異なり、仮に前記した2つの距離が相違し、かつバーナから第1の熱交換部の伝熱管までの距離が遠い場合には、この第1の熱交換部の伝熱管に到達する前の未だ熱回収がなされていない高温の加熱用気体が缶体の側面に作用し、缶体の側面が過度に高温に加熱されるといった不具合を生じる虞がある。これに対し、前記構成によれば、そのような不具合を好適に防止することができる。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される熱交換器について述べたのと同様な効果が得られる。
図1によく表われているように、本実施形態の温水装置WHは、バーナ5、1次熱交換器HE1、2次熱交換器HE2、およびこれら全体を囲む外装ケース90を備えている。この温水装置WHは、一般給湯と、暖房用給湯または風呂給湯との2系統の給湯動作を独立して行なうことが可能であり、1次熱交換器HE1および2次熱交換器HE2は、ともに1缶2回路方式である。
伝熱管11aは、図1などに示されているように、上下高さ方向において単段(1段)である。缶体6の側壁60c寄りに位置する伝熱管11aに接続された連結用管体12a'の一端は、入水口15aとされており、この入水口15aに供給された湯水は、複数の伝熱管11aおよび連結用管体12aを順次通過し、缶体6の中央寄りに位置する伝熱管11aを通過した後に、出湯口16aから流出する。このような流通過程において、前記湯水は加熱される。
より詳しくは、フィン2A,2Bのそれぞれの端縁部には、フィン2A,2Bの端縁を図5(b)の紙面と直交する方向に折り曲げた折り曲げ部29a,29bが設けられており(図5(b)以外の図面では省略している)、これらの折り曲げ部29a,29bの上部寄り領域は、仕切部材3とは反対側に向けて傾斜した傾斜部29a',29b'とされている。傾斜部29a',29b'は、下から進行してきた燃焼ガスに対する適度な抵抗を生じさせるとともに、燃焼ガスを仕切部材3から離反する方向にガイドし、熱交換効率を高めるのに役立つ。フィン2A,2Bに前記したような傾斜部29a',29b'を余り大きな高さ寸法で設けた場合には、仕切部材3のうち、フィン2A,2Bによって挟まれている部分
の高さ寸法H2が小さくなる。これに対し、本実施形態においては、この高さ寸法H2が過小にならないように設定されている。このことにより、仕切部材3の取り付け状態を強固かつ安定したものとすることができる。
図面では省略しているが、フィン2A,2Bには、これらのフィン2A,2Bの適当な箇所を部分的に突出させた複数の凸状部(切り起こしによる凸状部や、バーリング加工部分など)が設けられている。これら凸状部は、フィン2A,2Bと燃焼ガスとの接触度合いを高めて熱回収量を多くするのに役立つ。
その構造を簡素にすることができる。なお、第1の熱交換部A1は、その占有面積が大きいために、伝熱管11aが単段であっても一般給湯に必要な湯水加熱能力を適切に具備させることが可能である。フィン2Aについては、上下幅が小さくされているために、フィン2Aの形成に用いられる原材料のコストを大幅に低減することができる。第1の熱交換部A1を第2の熱交換部A2と同様に伝熱管が上下2段に設けられた構造とした場合には、1次熱交換器HE1の全体の製造コストが高価となるが、本実施形態によれば、製造コストの上昇を抑制することが可能である。
本発明においては、本実施形態のように、第1および第2の熱交換部A1,A2においてフィン2を一体物としてもよい。なお、この場合、図6(b)に示すように、第1および第2の熱交換部A1,A2の境界に相当する箇所に、フィン2の上下方向に延びた凸状部28を設けておけば、この凸状部28を利用して、第1および第2の熱交換部A1,A2の間を仕切り、第1および第2の熱交換部A1,A2の一方から他方への燃焼ガスの流入を抑制することが可能である。
、顕熱回収用に好適であるものの、顕熱回収用であるか潜熱回収用であるかといった区別も問わない。本発明でいう温水装置とは、湯を生成する機能を備えた装置の意であり、一般給湯用、風呂給湯用、暖房用、あるいは融雪用などの各種の給湯装置、および給湯以外に用いられる湯を生成する装置を広く含む。
HE1 1次熱交換器(本発明に係る熱交換器)
HE2 2次熱交換器
A1,A2 第1および第2の熱交換部
2A,2B フィン(第1および第2のフィン)
3 仕切部材
6 缶体
11a,11b 伝熱管
21a,21b 上縁部(加熱用気体の流れ方向下流側の縁部)
22a,22b 下縁部(加熱用気体の流れ方向上流側の縁部)
Claims (8)
- 加熱用気体が内部に流入する1つの缶体と、
前記加熱用気体の流れ方向とは交差する方向に並ぶようにして前記缶体内に設けられ、かつそれぞれが複数のフィンに貫通するとともに、湯水流通が可能なように一連に接続された複数の伝熱管を備えている第1および第2の熱交換部と、
を備えており、
前記缶体内における前記第2の熱交換部の占有面積は、前記第1の熱交換部の占有面積よりも小さくされている、熱交換器であって、
前記第1および第2の熱交換部のうち、少なくとも前記第2の熱交換部の複数の伝熱管は、前記加熱用気体の流れ方向において複数段に並んだ配列に設けられ、前記第2の熱交換部は、前記第1の熱交換部よりも、前記加熱用気体の流れ方向における伝熱管の段数が多くされており、
前記第1の熱交換部のフィンは、前記第2の熱交換部のフィンよりも前記加熱用気体の流れ方向の幅が小さくされていることを特徴とする、熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器であって、
前記加熱用気体の流れ方向における伝熱管の段数は、前記第1の熱交換部が単段とされ、かつ前記第2の熱交換部が2段とされている、熱交換器。 - 請求項2に記載の熱交換器であって、
前記第1の熱交換部の各伝熱管の中心は、前記第2の熱交換部の伝熱管のうち、前記加熱用気体の流れ方向下流側に位置する伝熱管の中心よりも、前記加熱用気体の流れ方向上流側に位置している、熱交換器。 - 請求項2または3に記載の熱交換器であって、
前記第1の熱交換部の各伝熱管の中心と、前記第2の熱交換部の伝熱管のうち、前記加熱用気体の流れ方向上流側に位置する伝熱管の中心とは、前記加熱用気体の流れ方向における高さまたは位置が略同一とされている、熱交換器。 - 請求項3または4に記載の熱交換器であって、
前記第1の熱交換部のフィンと前記第2の熱交換部のフィンとは、前記加熱用気体の流れ方向上流側の縁部については、前記加熱用気体の流れ方向における高さまたは位置が略同一とされている一方、前記加熱用気体の流れ方向下流側の縁部については、前記第1の熱交換部のフィンの方が前記第2の熱交換部のフィンよりも前記加熱用気体の流れ方向上流側に位置している、熱交換器。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器であって、
前記第1および第2の熱交換部のフィンどうしの間を仕切る仕切部材を、さらに備えており、
前記仕切部材は、その高さ寸法の1/3以上の寸法範囲の部分が、前記第1および第2の熱交換部のフィンに接触して挟まれた構成とされている、熱交換器。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の熱交換器であって、
前記第1の熱交換部のフィンと、前記第2の熱交換部のフィンとは、共通の板材を用いた一体物として構成されている、熱交換器。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の熱交換器を備えていることを特徴とする、温水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243966A JP6256801B2 (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013243966A JP6256801B2 (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015102296A JP2015102296A (ja) | 2015-06-04 |
JP6256801B2 true JP6256801B2 (ja) | 2018-01-10 |
Family
ID=53378133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013243966A Active JP6256801B2 (ja) | 2013-11-26 | 2013-11-26 | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6256801B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60173851U (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-18 | 株式会社ノーリツ | 温水器 |
JPS6184447U (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-03 | ||
JPH0960974A (ja) * | 1995-08-29 | 1997-03-04 | Harman Co Ltd | 給湯装置の熱交換器 |
JP4531018B2 (ja) * | 2006-07-27 | 2010-08-25 | リンナイ株式会社 | 複合熱源器 |
JP5369962B2 (ja) * | 2009-07-27 | 2013-12-18 | 株式会社ノーリツ | 熱源機 |
JP5369967B2 (ja) * | 2009-07-30 | 2013-12-18 | 株式会社ノーリツ | 熱源機 |
JP5871167B2 (ja) * | 2012-04-28 | 2016-03-01 | 株式会社ノーリツ | 燃焼装置 |
-
2013
- 2013-11-26 JP JP2013243966A patent/JP6256801B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015102296A (ja) | 2015-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5043859B2 (ja) | 暖房および温水供給用凝縮ボイラの熱交換器 | |
JP7052341B2 (ja) | 熱交換装置および熱源機 | |
JP5835569B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP5818071B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP7357208B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP5790973B2 (ja) | 温水装置 | |
JP2013079743A (ja) | 潜熱熱交換器、及び給湯装置 | |
JP5467038B2 (ja) | 潜熱熱交換器、及び給湯装置 | |
JP6256807B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP5365364B2 (ja) | 熱交換器および温水装置 | |
JP4857987B2 (ja) | 熱交換器および温水装置 | |
JP6256801B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP6610246B2 (ja) | 給湯装置 | |
KR100993035B1 (ko) | 열교환기용 주름관 및 그를 포함한 열교환기 | |
JP5234349B2 (ja) | 熱交換器および温水装置 | |
EP1998131A1 (en) | Gas cooler for hot-water supply system | |
JP2009019859A (ja) | 熱交換器および温水装置 | |
JP3170417U (ja) | 空気調和装置 | |
JP6260773B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP6331214B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP6099003B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP5742073B2 (ja) | 熱交換器およびこれを備えた温水装置 | |
JP6689109B2 (ja) | ガス給湯器 | |
JP6173797B2 (ja) | 熱交換器、及び給湯器 | |
JP5387436B2 (ja) | 熱交換器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6256801 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |