JP6256261B2 - 助手席エアバッグ装置 - Google Patents
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ところで、助手席エアバッグ及びセンタエアバッグを有するエアバッグ装置では、乗員頭部と後壁との摩擦力(衝突側への移動に対する制動力)が、乗員頭部と側壁との摩擦力(前方への移動に対する制動力)よりも大きくなりやすい。これらの摩擦力の差を小さくすることで、乗員頭部の回転抑制に寄与する。ここで、本助手席エアバッグ装置では、布材(エアバッグ基布または別布)が上記特性を有するため、乗員頭部は、後壁の側から側壁の側への移動の際の摩擦力が、側壁の側から後壁の側への移動の際の摩擦力よりも小さくなる。これにより、簡単な構造で摩擦差設定構造が構成されている。
図2には、助手席エアバッグ装置10が適用された自動車VにおけるキャビンC内の前側の一部が模式的な平面図にて示されている。なお、図2には、後述する助手席エアバッグ26、及びセンタエアバッグ28の膨張展開状態が示されている。この図に示されるように、キャビンC内には、助手席である車両用シート12が配置されている。車両用シート12は、シートクッション14と、該シートクッション14の後端に下端が接続されたシートバック16とを含んで構成されている。
図2に示されるように、助手席エアバッグ装置10は、車両用シート12に対する前方のインストルメントパネル18内に設けられている。この助手席エアバッグ装置10は、エアバッグ20と、ガス供給手段としてのインフレータ22と、エアバッグケース(モジュールケース)24とを備えている。エアバッグ20は、後述する助手席エアバッグ26とセンタエアバッグ28とを含んで構成されている。なお、本実施形態では、2つのインフレータ22が備えられている。
次に、助手席エアバッグ装置を構成するエアバッグ20の膨張展開形状について説明する。ここでは、エアバッグ20が乗員Pと接触しない(乗員Pを拘束しない)状態である非拘束状態での膨張展開形状を説明する。エアバッグ20について、まず助手席エアバッグ26、センタエアバッグ28の構成を説明し、次いで滑り布30の構成を説明することとする。
図2に示されるように、助手席エアバッグ26は、インストルメントパネル18から車両用シート12に向けて膨張展開され、該膨張展開状態で後壁26Rを助手席である車両用シート12(の乗員P)に向ける構成とされている。具体的には、図1に示されるように、助手席エアバッグ26は、天壁26T、右側壁26S、底壁26B、及び後壁26Rを有する袋状を成しており、該後壁26Rが助手席エアバッグ26の後端を成している。なお、助手席エアバッグ26は、後述するセンタエアバッグ28が一体化されるため、右側壁26Sと車幅方向に対向する左側壁は有しない構成とされている。
図1及び図2に示されるように、センタエアバッグ28は、助手席エアバッグ26に一体に形成されており、該助手席エアバッグ26と共に折り畳まれてエアバッグケース24内に収納されている(図示省略)。このセンタエアバッグ28は、助手席エアバッグ26に対する車幅方向中央側、すなわち運転席の側で、助手席エアバッグ26に隣接して膨張展開される構成である。この実施形態では、助手席エアバッグ26とセンタエアバッグ28とは、単一の袋体として構成されており、エアバッグ20において、助手席エアバッグ26とセンタエアバッグ28とに明確な境界は存在しない。
また、図1に示されるように、エアバッグ20を構成する助手席エアバッグ26の後壁26Rには、別布としての滑り布30が設けられている。滑り布30は、助手席エアバッグ26の後壁26Rを成す基布よりも摩擦係数が低い低摩擦材としての低摩擦布にて構成されている。このような低摩擦布としては、フッ素繊維を用いて構成された布を採用することができ、このような布として例えば東レ株式会社製のトヨフロン(登録商標)等が挙げられる。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
図3(A)に示される助手席エアバッグ装置100は、センタエアバッグを備えていない。この場合、斜め前方の衝突側へ移動する乗員頭部Hは、助手席エアバッグ26の後壁26Rにおける衝突側(図示例では左側)の部分に接触し、後向きの反力F1を受ける。この反力方向と乗員頭部Hの移動方向の相違に起因して該乗員頭部Hには、後部を衝突側に向かわせる時計回りのモーメントM1が作用する。別の見方をすれば、乗員頭部Hは、助手席エアバッグ26の後壁26Rとの摩擦により該後壁26Rに沿う車幅方向外向きの摩擦力(制動力)Frが作用し、該摩擦力Frに起因して上記のモーメントM1が作用する。
上記の検討によれば、乗員頭部Hの回転を抑制するためには、該乗員頭部Hに作用するモーメントM1、M2の差すなわち摩擦力Frと摩擦力Fsとの差を小さくすればよい。
助手席の側への微小ラップ衝突又は斜め衝突の場合、車両用シート12の乗員Pは、車体に対して前方へ移動し、さらに車幅方向外側すなわち衝突側にも移動する。この際、乗員Pは、助手席エアバッグ26及び図示しないカーテンエアバッグ装置のカーテンエアバッグにて拘束、保護される。乗員頭部Hが助手席エアバッグ26にて拘束される際には、滑り布30と助手席エアバッグ26の後壁26Rとの間で滑りが生じるため、乗員頭部Hを回転させる方向のモーメント(上記したモーメントM1とは逆向きのモーメント)が小さく抑えられる。したがって、この場合にも、上記比較形態に係る助手席エアバッグ装置200と比較して、乗員頭部Hの回転が抑制される。
(第1変形例)
上記した第1の実施形態では、滑り布30がフッ素繊維を用いた低摩擦布である例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、滑り布30として、エアバッグ20の基布と同種の布を用いても良い。この場合、滑り布30と助手席エアバッグ26の後壁26Rとの間の滑り性を向上するために、該滑り布30と後壁26Rとの間に低摩擦剤を塗布等により介在させても良い。低摩擦剤としては、例えば滑石の粉末(タルク)等を用いることができる。
上記した第1の実施形態では、助手席エアバッグ26が単一の膨張部(チャンバ)を有する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4に示されるように、所謂ツインチャンバタイプの助手席エアバッグ36を備えた構成としても良い。具体的には、助手席エアバッグ36は、左バッグ36Lと右バッグ36Rとを有して構成されており、平面視でほぼ左右対称を成す形状に膨張展開される構成とされている。左バッグ36Lと右バッグ36Rとの境界線は、車両用シート12のシート幅(車幅)方向の中心線CL(図1参照)にほぼ一致する構成とされている。
上記した第1の実施形態では、滑り布30の上縁部30Uを縫製部30Sによって助手席エアバッグ26の後壁26Rの上部に接続する接続構造31を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5(A)に示されるように、滑り布30をティアシーム38による縫製にて助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続する構成としても良い。ティアシーム38は、縫製部30Sで用いた糸よりも強度の低い(低荷重で切れる)糸による縫製部とされている。この実施形態では、接続構造31は、滑り布30の上下の縁部30U、30Lを、ティアシーム38にて助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続している。
上記した第1の実施形態及び各変形例では、滑り布30の下縁側が助手席エアバッグ26の後壁26Rに対し非接続とされるか又は乗員頭部Hの接触に伴い接続状態が解消される例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6(A)に示されるように、滑り布30の上下の縁部30U、30Lをそれぞれ縫製部30Sにて助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続する接続構造35を備えた構成としても良い。
上記した第4変形例では、滑り布30が変形して助手席エアバッグ26の後壁26Rに対する滑りを生じるように該滑り布30の上下の縁部30U、30Lを助手席エアバッグ26に接続する接続構造35を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7(A)に示されるように、矩形状に展開される滑り布30の四隅にそれぞれタブ30Tを設け、各タブ30Tを縫製部30Sにて助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続する接続構造37を備えた構成としても良い。上側のタブ30Tは、例えば助手席エアバッグ26の天壁26Tに接続されても良い。
次に、他の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態又は先行する実施形態と基本的に同様の構成、作用については、第1の実施形態又は先行する実施形態と同一の符号を付与し、その説明及び図示を省略する場合がある。
本発明の第2の実施形態に係る助手席エアバッグ装置40について、図8に基づいて説明する。この図8に示されるように、助手席エアバッグ装置40は、滑り布30に代えて、滑り布42を備える点で、助手席エアバッグ装置10とは異なる。滑り布42は、助手席エアバッグ26の後壁26Rからセンタエアバッグ28の内側壁28Sまで至る点で、助手席エアバッグ26の後壁26Rに沿って展開される滑り布30とは異なる。また、助手席エアバッグ装置40を構成するエアバッグ44は、助手席エアバッグ26の後壁26Rとセンタエアバッグ28の内側壁28Sとで、後方及び車幅方向外側を共に向く頭部拘束壁44Hが形成されている点で、エアバッグ20とは異なる。以下、具体的に説明する。
次に、第2の実施形態の作用における第1の実施形態の作用とは異なる部分を主に説明する。以下の説明では、乗員頭部Hが、先ず頭部拘束壁44Hにおける後縁部42R側の部分(内側壁28Sが構成する部分)に接触する場合について主に説明する。
(第1変形例)
上記した第2の実施形態では、縫製部46Sとティアシーム46Tとで滑り布42を頭部拘束壁44Hに接続する接続構造46を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11に示されるように、滑り布42の上縁部42U、下縁部42L、前縁部42Fを助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続するティアシーム46Tに代えて、上縁部42Uを後壁26Rに接続する縫製部48Sを備えた接続構造48を採用しても良い。すなわち、第1変形例では、滑り布42の後縁部42R及び上縁部42Uが縫製部46S、48Sにて頭部拘束壁44H及び助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続され、前縁部42F及び下縁部42Lは後壁26Rに対し非接続とされている。なお、縫製部48Sで用いる糸は、縫製部46Sで用いる糸と同種の糸とされる。
上記した第2の実施形態では、ティアシーム46Tによって滑り布42の頭部拘束壁44Hに対する移動が許容される例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12(A)に示されるように、滑り布42における上下の縁部42U、42Lから延出された複数の延出部としてのタブ42Tを設け、該タブ42Tを縫製部46Sで用いる糸と同種の糸を用いた縫製部50Sにて助手席エアバッグ26の後壁26Rに接続する接続構造50を採用しても良い。
本発明の第3の実施形態に係る助手席エアバッグ装置55について、図13に基づいて説明する。この図13に示されるように、助手席エアバッグ装置55は、助手席エアバッグ26の後壁26Rに対し移動可能な態様で展開される滑り布30、42に代えて、後壁26Rに固定された変位促進構造の別布56を備える点で、第1、第2の実施形態とは異なる。
次に、第3の実施形態の作用における第1の実施形態の作用とは異なる部分を主に説明する。
本発明の第4の実施形態に係る助手席エアバッグ装置60について、図14に基づいて説明する。この図14に示されるように、助手席エアバッグ装置60は、別布としての滑り布30、42、又は別布56を備えない点で、第1、第2の実施形態とは異なる。
次に、第4の実施形態の作用における第1の実施形態の作用とは異なる部分を主に説明する。
上記した第4の実施形態では、助手席エアバッグ26の後壁26Rを構成する基布64と内側壁28Sを構成する基布66とで、乗員頭部Hに対する摩擦係数を異ならせることで摩擦差設定構造が構成された例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、助手席エアバッグ26の後壁26R及び内側壁28Sの少なくとも一方に接続した別布によって、摩擦差設定構造が構成されても良い。
上記した第4の実施形態及びその第1変形例では、基布又は別布の乗員頭部Hに対する摩擦係数を部位毎に異ならせることで摩擦差設定構造が構成された例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、助手席エアバッグ26の後壁26Rの上部から内側壁28Sにかけての部分にサメ肌特性を有する別布を接続した構成としても良い。
なお、上記した第2の実施形態では、助手席エアバッグ26の後壁26Rとセンタエアバッグ28の内側壁28Sとが頭部拘束壁44Hを形成する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の実施形態に係るエアバッグ20に第2の実施形態に係る滑り布42を適用しても良い。また逆に、第2の実施形態に係るエアバッグ44に第1の実施形態に係る滑り布30等を適用しても良く、さらに例えば、第2の実施形態に係るエアバッグ44に第4の実施形態又は各変形例に係る各種の摩擦差設定構造を適用しても良い。
12 車両用シート(助手席)
26 助手席エアバッグ
26R 後壁
28 センタエアバッグ
28S 内側壁(側壁)
30 滑り布(別布、変位促進構造)
31・35・37 接続構造(変位促進構造)
36 助手席エアバッグ
36RR、36LR 後壁
40・55・60 助手席エアバッグ装置
42 滑り布(別布)
44H 頭部拘束壁
46・48・50 接続構造(変位促進構造)
46S 縫製部(制限構造)
56 別布(変位促進構造)
58 縫製部(変位促進構造)
64 基布(乗員頭部に対する摩擦係数の小さい基布、摩擦差設定構造)
66 基布(センタエアバッグの側壁を構成する基布、摩擦差設定構造)
H 乗員頭部
Claims (11)
- ガス供給を受けて、車両前後方向の後端側を成す後壁が助手席の側を向くように該助手席の車両前方で膨張展開される助手席エアバッグと、
前記助手席エアバッグと一体に形成され、ガス供給を受けて前記助手席エアバッグに対する車幅方向中央側で膨張展開され、膨張展開状態で前記後壁の車両上下方向の上部に対する後方に位置する側壁が車幅方向で前記助手席の側を向くセンタエアバッグと、
前記助手席エアバッグ及びセンタエアバッグの膨張展開状態で前記後壁の少なくとも前記上部における前記側壁の側の部分を覆って展開される別布を含み、前記別布に接触した乗員頭部の前記後壁に対する車幅方向の相対変位を促進する変位促進構造と、
を備えた助手席エアバッグ装置。 - 前記変位促進構造は、
前記別布と、
前記助手席エアバッグ及びセンタエアバッグの膨張展開状態で、前記別布が前記後壁に対し車幅方向の少なくとも前記側壁の側へ移動可能な態様で展開されるように、該別布を少なくとも前記助手席エアバッグに接続する接続構造と、
を含んで構成されている請求項1記載の助手席エアバッグ装置。 - 前記別布は、前記後壁を成す基布よりも摩擦係数が低い低摩擦材にて構成されるか、又は該別布と膨張展開状態の前記助手席エアバッグの前記後壁との間に低摩擦剤が塗布されている請求項2記載の助手席エアバッグ装置。
- 前記接続構造は、
前記別布における少なくとも車幅方向における前記側壁の側と反対側の部分を前記助手席エアバッグに対し非接続とするか、
前記別布を、該別布が受ける車幅方向の荷重により破断される低強度の糸により縫製するか、
又は、前記別布から車両上下方向の両側に延出され、前記別布が受ける車幅方向の荷重により変形又は破断する延出部を介して前記助手席エアバッグに接続することで、
展開状態の前記別布を前記後壁に対し車幅方向の前記側壁の側へ移動可能としている請求項2又は請求項3記載の助手席エアバッグ装置。 - 前記別布は、前記後壁から前記側壁にかけての範囲に沿って展開される構成であり、
前記接続構造は、前記別布の車幅方向における前記側壁の側の縁部を上下方向に沿って前記側壁に接続し、前記別布の前記センタエアバッグの側から助手席エアバッグの側への前記側壁に沿った移動を制限する制限構造を有する請求項2〜請求項4の何れか1項記載の助手席エアバッグ装置。 - 膨張展開状態の前記センタエアバッグの前記側壁と、膨張展開状態の前記助手席エアバッグの前記後壁とで、後方及び車幅方向外側を共に向く頭部拘束壁が形成され、
前記別布は、前記頭部拘束壁と共に展開される構成である請求項5記載の助手席エアバッグ装置。 - 前記変位促進構造は、前記助手席エアバッグの後壁を構成する基布よりも乗員頭部に対する摩擦係数の小さい前記別布が前記後壁に固定されて構成されている請求項1記載の助手席エアバッグ装置。
- ガス供給を受けて、車両前後方向の後端側を成す後壁が助手席の側を向くように該助手席の車両前方で膨張展開される助手席エアバッグと、
前記助手席エアバッグと一体に形成され、ガス供給を受けて前記助手席エアバッグに対する車幅方向中央側で膨張展開され、膨張展開状態で前記後壁の車両上下方向の上部に対する後方に位置する側壁が車幅方向で前記助手席の側を向くセンタエアバッグと、
前記後壁の少なくとも前記上部における前記側壁の側の部分の乗員頭部に対する摩擦係数を、前記側壁の乗員頭部に対する摩擦係数よりも小とする摩擦差設定構造と、
を備えた助手席エアバッグ装置。 - 前記摩擦差設定構造は、前記センタエアバッグの前記側壁を構成する基布よりも、前記乗員頭部に対する摩擦係数の小さい基布を、前記後壁の少なくとも前記上部における前記側壁の側の部分に用いて構成されている請求項8記載の助手席エアバッグ装置。
- 前記摩擦差設定構造は、前記後壁を構成する基布とは別の布材より成り、前記助手席エアバッグ及びセンタエアバッグの膨張展開状態で前記後壁の少なくとも前記上部における前記側壁の側の部分及び前記側壁の少なくとも一方と共に展開される別布を設けて構成されている請求項8記載の助手席エアバッグ装置。
- ガス供給を受けて、車両前後方向の後端側を成す後壁が助手席の側を向くように該助手席の車両前方で膨張展開される助手席エアバッグと、
前記助手席エアバッグと一体に形成され、ガス供給を受けて前記助手席エアバッグに対する車幅方向中央側で膨張展開され、膨張展開状態で前記後壁の車両上下方向の上部に対する後方に位置する側壁が車幅方向で前記助手席の側を向くセンタエアバッグと、
乗員頭部の一方側から他方側への移動時の摩擦係数が、前記乗員頭部の他方側から一方側への移動時の摩擦係数よりも小である特性を有する布材が、前記助手席エアバッグ及びセンタエアバッグの膨張展開状態で、前記後壁の側を前記一方側として該後壁から前記側壁にかけての範囲に沿って展開されるように設けられて構成されている摩擦差設定構造と、
を備えた助手席エアバッグ装置。
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