JP6256199B2 - フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 - Google Patents

フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 Download PDF

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Description

この発明は、フォークリフトの回転アタッチメント制御装置に関する。
フォークリフトの回転アタッチメント制御装置に関する従来の技術としては、例えば、特許文献1に開示されたフォークリフトの回転アタッチメント自動回転停止装置を挙げることができる。
特許文献1で開示された従来の技術では、回転体と、回転体を回転駆動させ油圧回路に接続されたオイルモータとを備えている。回転体の周縁には、4つのドッグが取り付けられ、機台側には左回り時或いは右回り時に動作する停止角度検知スイッチ及び、減速開始角度検知スイッチからなる計4個のスイッチが設けられている。4個のスイッチは回転体の回転に伴いドッグにより順にON動作される。また、4個のスイッチは回転体に沿って周方向にスライドレールに沿ってスライド移動可能に取り付けられている。
油圧回路は、オイルタンクと、オイルポンプと、オイルモータと、それらを繋ぐ循環路とを備え、オイルモータに対するオイルの流れを逆転させるコントロールバルブが取り付けられている。コントロールバルブを切換え操作し、オイルの流れを逆転させることにより、回転体の回転方向を変更可能となっている。切換え操作はレバーで行い、レバー操作によるコントロールバルブの動作はリミットスイッチにより検知される。また、油圧回路におけるオイルモータを挟んだ両側にシャットバルブを備えた通過回路と、オイルモータ側へのオイル流れを阻止するチェックバルブと絞りとからなる絞り回路とが並列に設けられている。オイルポンプ、オイルモータ、コントロールバルブ及びシャットバルブはそれぞれ制御用コンピュータに接続されている。
4個のスイッチの検知信号及び、リミットスイッチの動作信号が制御用コンピュータに入力されると、制御用コンピュータは、それらの信号に基づき減速及び停止指令を各シャットバルブに出力し、回転体を減速させると共に、所定位置で停止させる。
特許第4099882号公報
しかし、特許文献1に開示されたフォークリフトの回転アタッチメント自動回転停止装置では、機台側に左回り時或いは右回り時に動作する停止角度検知スイッチ及び、減速開始角度検知スイッチからなる4個のスイッチを設ける必要があり、部品点数が増加すると共に取り付けスペースが必要となる問題がある。また、回転体の停止位置を変更したい場合には、各スイッチの位置をスライドレールに沿ってその都度移動させる必要があり、設定に手間がかかる問題がある。さらに、回転体を減速及び停止させたくない場合でも、スイッチが毎回ON動作することにより回転体は毎回強制的に減速及び停止させられる問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、目標停止位置の設定を視覚的で効率的に行うことが可能なフォークリフトの回転アタッチメント制御装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ブラケットに回転可能に設けられた回転アタッチメントと、前記回転アタッチメントを回転する回転駆動部と、前記回転アタッチメントの回転を操作するアタッチメント操作レバーと、前記アタッチメント操作レバーの操作に基づき、前記回転駆動部を制御するコントローラと、前記回転アタッチメントの回転角度を検出するエンコーダと、前記回転アタッチメントの停止位置を予め設定する停止位置設定手段と、予め設定した前記停止位置から目標停止位置を選択する選択手段と、を備え、前記停止位置設定手段は、前記エンコーダにより検出された回転角度に基づき前記回転アタッチメントの現在位置、及び設定された前記停止位置及び前記目標停止位置を表示するディスプレイを有し、前記アタッチメント操作レバーを操作して前記回転アタッチメントを前記目標停止位置に向けて回転させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、回転アタッチメントの停止位置を予め設定する停止位置設定手段と、予め設定した停止位置から目標停止位置を選択する選択手段と、回転アタッチメントの停止位置、選択された目標停止位置および回転アタッチメントの現在位置を表示するディスプレイと、を備えているので、ディスプレイ上に表示された停止位置から選択手段により実際に停止させる目標停止位置を選択し、アタッチメント操作レバーを操作して回転アタッチメントを目標停止位置に向けて回転させることが可能である。よって、目標停止位置の設定操作を視覚的で効率的に行うことが可能である。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のフォークリフトの回転アタッチメント制御装置において、前記選択手段は、前記アタッチメント操作レバーに設けられたスイッチであることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、選択手段はアタッチメント操作レバーに設けられたスイッチなので、アタッチメント操作レバーを片手で把持しつつ、指でスイッチの操作を行う事が可能である。よって、スイッチによる目標停止位置の選択とアタッチメント操作レバーの操作とを片手で連続的に行うことができ、作業効率の改善を図れる。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のフォークリフトの回転アタッチメント制御装置において、前記停止位置とは異なる2箇所の目標位置を設定し、前記2箇所の目標位置の間には、回転速度が制限される回転速度制限区間が設定されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、回転速度が速いと積荷の安定度が損なわれてしまう区間が存在する作業において、その区間を2箇所の目標位置を選択することにより設定し、2箇所の目標位置間を回転速度制限区間として設定できるので、荷役作業の安定度を高めることができる。
本発明によれば、目標停止位置の設定を視覚的で効率的に行える。
本発明の実施形態に係るフォークリフトの回転アタッチメント制御装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るフォークリフトの回転アタッチメント制御装置の制御ブロック図である。 アタッチメント操作レバーに設けられたスイッチの概略構成を示す斜視図である。 ディスプレイ上の表示画面と現在位置を示す模式図である。 ディスプレイ上の表示画面と目標停止位置の選択状態を示す模式図である。 その他の実施形態に係るディスプレイ上の表示画面と目標位置の選択状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態に係るフォークリフトの回転アタッチメント制御装置について図面を参照して説明する。
フォークリフトは、積載した荷物を上下させるための左右一対のマストを車体の前方に備えており、左右一対のマストにはマストに沿って昇降するブラケットが設けられている。フォークリフトに装着される回転アタッチメントとしては、回転フォークや回転ロールクランプなどが含まれる。回転フォーク及び回転ロールクランプは、ブラケットに回転可能に設けられた回転体と、回転体に一体的に設けられた一対のフォーク又は一対のクランプを備えている。
回転フォークは、例えば、バケット等を積載し、回転体の回動により一対のフォークと共にバケットを回動してその内容物を排出する作業等に有用なものである。
回転ロールクランプは、例えば、ロール紙などの円柱状の荷物を挟持し、回転体の回動により一対のクランプと共に円柱状の荷物を回動して所定の荷役を行う作業に有用なものである。
本実施形態は回転フォークを有するフォークリフトに適用した例である。図1に示すように、フォークリフトの回転アタッチメント制御装置(以下、「回転アタッチメント制御装置」と表記する)10は、回転体11及び回転体11に一体的に設けられた一対のフォーク12を有する回転アタッチメント33と、回転体11を回転駆動させ油圧回路13に接続されたオイルモータ14とを備えている。オイルモータ14と回転体11の回転軸11Aとは連結されており、回転体11はオイルモータ14により回転可能となっている。
オイルモータ14および油圧回路13により回転アタッチメント33を回転する回転駆動部が構成されている。
また、回転アタッチメント制御装置10は、回転体11の回転角度を検出するエンコーダ15と、回転アタッチメント33の回転を操作するアタッチメント操作レバー16と、目標停止位置を設定用のスイッチ17と、各種情報を表示するためのディスプレイ18と、フォークリフトの各機器を制御するコントローラ19とを備えている。
エンコーダ15は、回転体11の回転軸11Aに取り付けられており、回転体11の変位(回転角)をパルス信号として出力する。
アタッチメント操作レバー16は、図3に示すように、フォークリフトの運転席に設けられ、他の操作レバー(昇降レバー、ティルトレバーなど)の近傍に設けられている。アタッチメント操作レバー16を前方向又は後方向に傾動させることによりオイルモータ14を左回り方向又は右回り方向に回転させることが可能である。オイルモータ14が回転されることにより、回転体11は左回り方向又は右回り方向に回転する。
スイッチ17は、図3に示すように、アタッチメント操作レバー16の先端側の把持部16Aに設けられている。スイッチ17は、選択手段に相当する。
ディスプレイ18は、フォークリフトの運転席に設けられ、オペレータはディスプレイ18上で回転体11の停止位置を設定することが可能となっている。
コントローラ19は、エンコーダ15、アタッチメント操作レバー16、スイッチ17及びディスプレイ18と接続されている。
図1に示すように、油圧回路13は、オイルタンク36と、オイルポンプ37と、オイルモータ14と、それらを繋ぐ循環路38とを備え、循環路38におけるオイルタンク36とオイルポンプ37とに近接した部分に跨って、コントロールバルブ39が取り付けられている。コントロールバルブ39は、2つの電磁制御弁23、24からなりオイルモータ14に対するオイルの流れを逆転させることが可能となっている。コントロールバルブ39を切り換え操作して電磁制御弁23、24のどちらか一方を動作させることにより、回転体11の回転方向を変更可能となっている。
また、油圧回路13におけるオイルモータ14を挟んだ両側にシャットバルブ40Aを備えた通過回路40と、シャットバルブ41Aを備えた通過回路41とが設けられている。また、通過回路40と並列に絞り回路42が設けられ、絞り回路42には、オイルモータ14側へのオイル流れを阻止するチェックバルブ42Aと絞り42Bとが直列に接続されている。また、通過回路41と並列に絞り回路43が設けられ、絞り回路43には、オイルモータ14側へのオイル流れを阻止するチェックバルブ43Aと絞り43Bとが直列に接続されている。
コントローラ19と電磁制御弁23、24とは、それぞれ接続されており、制御信号に基づき、コントロールバルブ39の切り換え操作(電磁制御弁23、24の切り換え操作)が行われる。また、コントローラ19からの制御信号に基づき、電磁制御弁23又は電磁制御弁24のバルブ開度が調整され、バルブ開度の調整により循環路38を流れるオイル流量が変化する。オイル流量の変化に伴い、オイルモータ14の回転速度を調整可能である。
コントローラ19とシャットバルブ40A、41Aとは、それぞれ接続されている。コントローラ19からの制御信号に基づき、シャットバルブ40A、41AのON/OFF動作が行われる。
なお、シャットバルブ40A、41A、絞り回路42、43、チェックバルブ42A、43A、絞り42B、43Bは、回転体11の回転方向を変更するのに必ずしも必要ではなく、コントロールバルブ39の制御のみで、循環路38を流れるオイル流量を変化させ、オイルモータ14の回転速度及び回転方向の制御も可能である。
オイルポンプ37が駆動されると、オイルタンク36からオイルを汲み上げ循環路38にオイルを供給する。供給されたオイルは、コントロールバルブ39でオイルの流れの方向が変更される。
例えば、コントローラ19からの制御信号に基づき、電磁制御弁23がON動作されると、図1に示すように循環路38をL方向にオイルが循環し、オイルモータ14を介して回転体11を右回り方向に回転させることができる。
一方、コントローラ19からの制御信号に基づき、電磁制御弁24がON動作されると、図1に示すように循環路38をR方向にオイルが循環し、オイルモータ14を介して回転体11を左回り方向に回転させることができる。
図2に示すように、コントローラ19は、演算処理部(以下、「CPU」と表記する)21、A/Dコンバータ20、電磁制御弁駆動回路22、スイッチ入力インターフェース25、クロック回路28、RAM26、ROM27及び外部のバッテリ30を電源とする電源回路29を備えている。
アタッチメント操作レバー16は、レバー操作量を検出するポテンションメータと接続され、ポテンションメータとA/Dコンバータ20が接続されている。アタッチメント操作レバー16のレバー操作量(傾動方向及び傾動角度)はアナログ信号としてA/Dコンバータ20に入力される。入力されたアナログ信号はA/Dコンバータ20でディジタル信号に変換され、CPU21に伝達される。CPU21では、ディジタル信号を処理すると共に、電磁制御弁駆動回路22を介して電磁制御弁23、24のどちらか一方を動作させる。各電磁制御弁23、24はオイルモータ14をそれぞれ右回り方向或いは左回り方向に回転させるためのものである。アタッチメント操作レバー16のレバー操作量は、回転体11の回転方向及び回転速度に対応している。回転体11の回転方向及び回転速度は調整可能である。
エンコーダ15は、A/Dコンバータ20と接続されている。エンコーダ15により検出されたパルス信号はアナログ信号としてA/Dコンバータ20に入力される。入力されたアナログ信号はA/Dコンバータ20でディジタル信号に変換され、CPU21に伝達される。CPU21では伝達されたディジタル信号に基づいて回転体11の回転角度を認識する。
ディスプレイ18はCPU21と接続されている。エンコーダ15により検出されたパルス信号によりCPU21で回転体11の回転角度が認識されるが、認識された回転体11の回転角度に基づき、図4に示すように、ディスプレイ18上の表示画面に矢印35により表示される。すなわち、ディスプレイ18上の表示画面には、円座標が表示され、例えば、X軸に対して回転体11の回転角度がθであるとき、回転体11の現在位置は矢印35で示す位置にある。なお、X軸は基準線を表している。θ=0のときは、回転体11が基準位置にあることを示しており、矢印35はX軸上に表示される。なお、基準位置とは回転体11が回転していない垂直の位置を指す。
図4に示すように、ディスプレイ18上には、表示画面の下方にセットボタン31およびクリアボタン32が設けられている。セットボタン31は、予め回転体11の停止位置を設定するためのボタンである。セットボタン31は、停止位置設定手段に相当する。停止させたい停止位置まで回転体11を実際に回転させて、セットボタン31を押すことにより停止位置がROM27に記憶される。なお、ROM27としては読み書き可能なEEPROMを使用している。停止位置は複数の位置において設定可能となっている。また、設定された複数の停止位置は、ディスプレイ18上に表示可能となっている。例えば、3つの停止位置を設定した場合には、図5に示すように、停止位置は、第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3で表示されている。また、クリアボタン32は、ROM27に記憶された複数の停止位置を削除するためのボタンである。
RAM26は、データの書き込みと読み出しが可能なメモリーのことで、主記憶装置としてフォークリフトの各機器を制御するプログラムなどが格納されている。
図2に示すように、スイッチ17は、スイッチ入力インターフェース25を介してCPU21と接続されている。スイッチ17を押すことにより、入力信号がスイッチ入力インターフェース25を介してCPU21に伝達され、予め設定した複数の停止位置P1、P2、P3からいずれかの停止位置を選択して目標停止位置とすることが可能となっている。目標停止位置はディスプレイ18上で目視設定可能となっており、図5に破線の矢印で示すように、スイッチ17を押すたびに右回り方向に目標停止位置のローテーションが可能となっている。
コントローラ19では、目標停止位置が設定された時点で減速開始位置の算出が開始される。
ROM27には、目標停止位置に向けて回転する回転体11の回転駆動を制御する制御プログラムが記憶されている。CPU21は、制御プログラムを実行し、回転体11が目標停止位置の手前の減速開始位置に達すると自動的に回転体11の減速を開始し、回転体11が目標停止位置で自動的に停止するよう制御する。なお、減速開始位置に対応する回転角度は、回転体11の角度と角速度から随時算出され、回転体11の角度が算出された回転角度と一致した角度を減速開始位置に設定する。
次に、回転アタッチメント制御装置10における操作手順について説明する。
先ず、セットボタン31を長押しすることにより、ディスプレイ18の表示が通常の運転画面から停止位置を設定する画面に切り替えられる。停止位置を設定する画面では、エンコーダ15により、回転体11の現在位置が検出される。現在位置は、ディスプレイ18上に矢印35で表示される(図4参照)。
次に、オペレータはアタッチメント操作レバー16を操作して、回転アタッチメント33を停止させたい停止位置まで実際に回転させる。そして、ディスプレイ18上に配置されているセットボタン31を押して、停止位置をROM27に記憶させる。停止位置が複数個ある場合には、回転アタッチメント33を停止させたい停止位置まで回転させてその都度セットボタン31を押すことにより、複数の停止位置を設定することが可能である。3つの停止位置を設定した場合、図5に示すように、ディスプレイ18の表示画面上に第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3が位置表示される。
例えば、回転フォークを用いた荷役作業を行うとき、荷役対象物に応じて回転フォークの回転角度を変更する必要が生じる。この場合に、予め複数の停止位置P1、P2、P3を設定しておき、荷役対象物の種類に応じて目標停止位置の選択を行えばよい。
次に、設定された第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3の中から、実際に停止させたい位置を選択する。位置の選択は、アタッチメント操作レバー16の把持部16Aに設けられているスイッチ17により行う。スイッチ17の操作により通常の運転画面から位置を選択するための画面に切り替えられたディスプレイ18上に表示された第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3の中から選択する。スイッチ17を押すたびに、図5に示すように、目標停止位置は第1停止位置P1→第2停止位置P2→第3停止位置P3→第1停止位置P1のようにローテーションして表示される。図5では、目標停止位置を第3停止位置P3に設定した状態を示している。このとき、目標停止位置P3は、四角で囲んだ第3停止位置P3で表示されている。
次に、目標停止位置P3が表示されてから数秒以内にオペレータがアタッチメント操作レバー16を操作することにより、回転アタッチメント33を目標停止位置P3に向けて回転させる。図5に示すように、回転アタッチメント33の現在位置が矢印35で示す位置にあるとすると、アタッチメント操作レバー16を後方向又は前方向に傾動させて、回転アタッチメント33を右回り方向又は左回り方向に回転させる。このとき、回転体11の回転方向及び回転速度については、アタッチメント操作レバー16の傾動方向(後方向又は前方向)及びアタッチメント操作レバー16の傾動角度を調整することにより、任意に設定が可能である。
次に、回転アタッチメント33が目標停止位置P3の減速開始位置に達した時点で、アタッチメント操作レバー16の操作による制御から回転アタッチメント33を自動的に減速させて停止させる自動制御に切り換えられる。自動制御に切り換わった後、回転アタッチメント33は予めコントローラ19に記憶されている制御プログラムに基づき、回転駆動される。すなわち、回転アタッチメント33は随時算出された減速開始位置で自動的に減速を開始すると共に、目標停止位置P3で自動的に停止する。
このように、回転アタッチメント33の現在位置と目標停止位置との離間距離に応じてレバー操作が可能となっている。
本実施形態における回転アタッチメント制御装置10について、作用説明を行う。
アタッチメント操作レバー16のレバー操作においては、ニュートラル位置から後方向にアタッチメント操作レバー16を傾動させた場合には、コントローラ19からの制御信号により電磁制御弁23がON動作され、オイルモータ14を介して回転体11が右回り方向に回転される。そして、アタッチメント操作レバー16の後方向への傾動角度に応じて電磁制御弁23のバルブ開度が大となり、循環路38を流れるオイル流量が増加することにより、オイルモータ14の回転速度が増加する。また、ニュートラル位置から前方向にアタッチメント操作レバー16を傾動させた場合には、コントローラ19からの制御信号により電磁制御弁24がON動作され、オイルモータ14を介して回転体11が左回り方向に回転される。そして、アタッチメント操作レバー16の前方向への傾動角度に応じて電磁制御弁24のバルブ開度が大となり、循環路38を流れるオイル流量が増加することにより、オイルモータ14の回転速度が増加する。なお、このとき、シャットバルブ40A、41Aは開いたままである。
一方、自動制御においては、回転体11の回転角度が減速開始位置の回転角度になると循環路38におけるオイル流れに対して、下流側のシャットバルブ40A又はシャットバルブ41Aを閉じることにより減速が開始される。そして、回転体11の回転角度が目標停止位置の回転角度に達した時点で、上流側のシャットバルブ40A又はシャットバルブ41Aを閉じて回転体11を停止させる。
例えば、循環路38におけるオイル流れがL方向の場合、下流側のシャットバルブ41Aを閉じることにより減速が開始される。そして、回転体11の回転角度が目標停止位置の回転角度に達した時点で、上流側のシャットバルブ40Aを閉じて回転体11を停止させる。また、循環路38におけるオイル流れがR方向の場合、下流側のシャットバルブ40Aを閉じることにより減速が開始される。そして、回転体11の回転角度が目標停止位置の回転角度に達した時点で、上流側のシャットバルブ41Aを閉じて回転体11を停止させる。
本実施形態に係る回転アタッチメント制御装置10によれば以下の効果を奏する。
(1)回転体11の停止位置の設定は、例えば、第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3のように、ディスプレイ18上で複数の停止位置の設定が可能である。また、第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3の中からスイッチ17により第3停止位置P3を選択して実際の目標停止位置に設定することが可能である。従って、ディスプレイ18上で複数の停止位置の設定及び目標停止位置の選択が可能なので、設定操作を視覚的で効率的に行うことができると共に、従来技術のように回転体11の周囲にスイッチ等を設ける必要がなく装置の簡略化を図れる。
(2)回転アタッチメント33の現在位置と目標停止位置との離間距離に応じてレバー操作が可能である。すなわち、目標停止位置付近でのみ自動制御による回転速度の制限を行い、それ以外の位置ではオペレータのアタッチメント操作レバー16の操作により回転体11の回転方向及び回転速度を任意に設定可能である。よって、状況に応じて適切な回転体11の回転方向及び回転速度の選択が可能であり、荷役作業を効率的に行える。
(3)減速開始位置は、回転体11が目標停止位置P3を通過しないように回転体11の角度及び角速度に応じて随時算出されている。よって、回転体11が目標停止位置P3を通過することなく、目標停止位置P3で回転体11を確実に停止させることができる。
(4)スイッチ17は、アタッチメント操作レバー16の先端側の把持部16Aに一体的設けられており、アタッチメント操作レバー16の把持部16Aを片手で把持しつつ、片手の指でスイッチ17の操作を行う事が可能である。よって、スイッチ17による目標停止位置の選択とアタッチメント操作レバー16の操作とを片手で連続的に行うことができ、作業を効率的に行える。
(5)目標停止位置を選択していないときには、自動制御は無効となり、アタッチメント操作レバー16の操作により回転アタッチメント33の回転及び停止操作が可能である。よって、荷役作業の種類に応じて自動制御を有効又は無効とする操作が可能であり、荷役作業の適用範囲を拡大できる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、目標停止位置を設定するとして説明したが、目標停止位置とは異なる2つの目標位置S1、S2を選択して設定し、選択した2つの目標位置の間においては、回転速度を制限する回転速度制限区間を設定しても良い。例えば、図6に示すように、目標位置S1、S2を回転速度制限区間として設定する。目標位置の設定は、決定ボタン52を押して第1目標位置S1を決定した後で、決定ボタン52を長押して位置を確定させる。そして、さらに決定ボタン52を押して第2目標位置S2を決定した後で、決定ボタン52を長押して位置を確定させる。その結果、第1目標位置S1と第2目標位置S2との間では、回転体11の回転速度が自動的に制限される。図6では、回転速度制限区間を矢印51で示している。この場合、回転体11の回転速度が速いと積荷の安定度が損なわれてしまう区間(第1目標位置S1〜第2目標位置S2)が存在する作業において、第1目標位置S1〜第2目標位置S2の区間のみ回転速度を自動的に制限することが可能なので、積荷の安定度が高い荷役作業を行うことができる。この第1目標位置S1及び第2目標位置S2は、予め設定されている固定値としても実施可能である。
○ ディスプレイ18上で目標停止位置を設定後、例えば、第1停止位置P1→第2停止位置P2→第3停止位置P3の順番でスイッチ17を押すことにより、回転体11の右回り方向回転を選択でき、第3停止位置P3→第2停止位置P2→第1停止位置P1の順番でスイッチ17を押すことにより回転体11の左回り方向回転を選択できるようにしても良い。ディスプレイ18上で目標停止位置に加えて回転方向の選択が可能なので、作業効率を一層改善できる。
○ 上記の実施形態では、ディスプレイ18上に複数の停止位置、目標停止位置及び現在位置を表示するとして説明したが、目標停止位置に対応した減速開始位置(自動制御開始位置)を固定値として決定して表示しても良い。オペレータの作業性を一層改善できる。
10 回転アタッチメント制御装置
11 回転体
11A 回転軸
12 一対のフォーク
13 油圧回路
15 エンコーダ
16 アタッチメント操作レバー
17 スイッチ(選択手段)
18 ディスプレイ
19 コントローラ
31 セットボタン(停止位置設定手段)
33 回転アタッチメント
35 現在位置
51 設定区間
52 決定ボタン
P1 第1停止位置
P2 第2停止位置
P3 第3停止位置
θ 回転角度

Claims (3)

  1. ブラケットに回転可能に設けられた回転アタッチメントと、
    前記回転アタッチメントを回転する回転駆動部と、
    前記回転アタッチメントの回転を操作するアタッチメント操作レバーと、
    記アタッチメント操作レバーの操作に基づき、前記回転駆動部を制御するコントローラと、
    前記回転アタッチメントの回転角度を検出するエンコーダと、
    前記回転アタッチメントの停止位置を予め設定する停止位置設定手段と、
    予め設定した前記停止位置から目標停止位置を選択する選択手段と、を備え、
    前記停止位置設定手段は、前記エンコーダにより検出された回転角度に基づき前記回転アタッチメントの現在位置、及び設定された前記停止位置及び前記目標停止位置を表示するディスプレイを有し、
    前記アタッチメント操作レバーを操作して前記回転アタッチメントを前記目標停止位置に向けて回転させることを特徴とするフォークリフトの回転アタッチメント制御装置。
  2. 前記選択手段は、前記アタッチメント操作レバーに設けられたスイッチであることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトの回転アタッチメント制御装置。
  3. 前記停止位置とは異なる2箇所の目標位置を設定し、前記2箇所の目標位置の間には、回転速度が制限される回転速度制限区間が設定されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトの回転アタッチメント制御装置。
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