JP6256199B2 - フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1で開示された従来の技術では、回転体と、回転体を回転駆動させ油圧回路に接続されたオイルモータとを備えている。回転体の周縁には、4つのドッグが取り付けられ、機台側には左回り時或いは右回り時に動作する停止角度検知スイッチ及び、減速開始角度検知スイッチからなる計4個のスイッチが設けられている。4個のスイッチは回転体の回転に伴いドッグにより順にON動作される。また、4個のスイッチは回転体に沿って周方向にスライドレールに沿ってスライド移動可能に取り付けられている。
4個のスイッチの検知信号及び、リミットスイッチの動作信号が制御用コンピュータに入力されると、制御用コンピュータは、それらの信号に基づき減速及び停止指令を各シャットバルブに出力し、回転体を減速させると共に、所定位置で停止させる。
フォークリフトは、積載した荷物を上下させるための左右一対のマストを車体の前方に備えており、左右一対のマストにはマストに沿って昇降するブラケットが設けられている。フォークリフトに装着される回転アタッチメントとしては、回転フォークや回転ロールクランプなどが含まれる。回転フォーク及び回転ロールクランプは、ブラケットに回転可能に設けられた回転体と、回転体に一体的に設けられた一対のフォーク又は一対のクランプを備えている。
回転フォークは、例えば、バケット等を積載し、回転体の回動により一対のフォークと共にバケットを回動してその内容物を排出する作業等に有用なものである。
回転ロールクランプは、例えば、ロール紙などの円柱状の荷物を挟持し、回転体の回動により一対のクランプと共に円柱状の荷物を回動して所定の荷役を行う作業に有用なものである。
オイルモータ14および油圧回路13により回転アタッチメント33を回転する回転駆動部が構成されている。
また、回転アタッチメント制御装置10は、回転体11の回転角度を検出するエンコーダ15と、回転アタッチメント33の回転を操作するアタッチメント操作レバー16と、目標停止位置を設定用のスイッチ17と、各種情報を表示するためのディスプレイ18と、フォークリフトの各機器を制御するコントローラ19とを備えている。
アタッチメント操作レバー16は、図3に示すように、フォークリフトの運転席に設けられ、他の操作レバー(昇降レバー、ティルトレバーなど)の近傍に設けられている。アタッチメント操作レバー16を前方向又は後方向に傾動させることによりオイルモータ14を左回り方向又は右回り方向に回転させることが可能である。オイルモータ14が回転されることにより、回転体11は左回り方向又は右回り方向に回転する。
スイッチ17は、図3に示すように、アタッチメント操作レバー16の先端側の把持部16Aに設けられている。スイッチ17は、選択手段に相当する。
ディスプレイ18は、フォークリフトの運転席に設けられ、オペレータはディスプレイ18上で回転体11の停止位置を設定することが可能となっている。
コントローラ19は、エンコーダ15、アタッチメント操作レバー16、スイッチ17及びディスプレイ18と接続されている。
コントローラ19とシャットバルブ40A、41Aとは、それぞれ接続されている。コントローラ19からの制御信号に基づき、シャットバルブ40A、41AのON/OFF動作が行われる。
なお、シャットバルブ40A、41A、絞り回路42、43、チェックバルブ42A、43A、絞り42B、43Bは、回転体11の回転方向を変更するのに必ずしも必要ではなく、コントロールバルブ39の制御のみで、循環路38を流れるオイル流量を変化させ、オイルモータ14の回転速度及び回転方向の制御も可能である。
例えば、コントローラ19からの制御信号に基づき、電磁制御弁23がON動作されると、図1に示すように循環路38をL方向にオイルが循環し、オイルモータ14を介して回転体11を右回り方向に回転させることができる。
一方、コントローラ19からの制御信号に基づき、電磁制御弁24がON動作されると、図1に示すように循環路38をR方向にオイルが循環し、オイルモータ14を介して回転体11を左回り方向に回転させることができる。
RAM26は、データの書き込みと読み出しが可能なメモリーのことで、主記憶装置としてフォークリフトの各機器を制御するプログラムなどが格納されている。
ROM27には、目標停止位置に向けて回転する回転体11の回転駆動を制御する制御プログラムが記憶されている。CPU21は、制御プログラムを実行し、回転体11が目標停止位置の手前の減速開始位置に達すると自動的に回転体11の減速を開始し、回転体11が目標停止位置で自動的に停止するよう制御する。なお、減速開始位置に対応する回転角度は、回転体11の角度と角速度から随時算出され、回転体11の角度が算出された回転角度と一致した角度を減速開始位置に設定する。
先ず、セットボタン31を長押しすることにより、ディスプレイ18の表示が通常の運転画面から停止位置を設定する画面に切り替えられる。停止位置を設定する画面では、エンコーダ15により、回転体11の現在位置が検出される。現在位置は、ディスプレイ18上に矢印35で表示される(図4参照)。
例えば、回転フォークを用いた荷役作業を行うとき、荷役対象物に応じて回転フォークの回転角度を変更する必要が生じる。この場合に、予め複数の停止位置P1、P2、P3を設定しておき、荷役対象物の種類に応じて目標停止位置の選択を行えばよい。
このように、回転アタッチメント33の現在位置と目標停止位置との離間距離に応じてレバー操作が可能となっている。
アタッチメント操作レバー16のレバー操作においては、ニュートラル位置から後方向にアタッチメント操作レバー16を傾動させた場合には、コントローラ19からの制御信号により電磁制御弁23がON動作され、オイルモータ14を介して回転体11が右回り方向に回転される。そして、アタッチメント操作レバー16の後方向への傾動角度に応じて電磁制御弁23のバルブ開度が大となり、循環路38を流れるオイル流量が増加することにより、オイルモータ14の回転速度が増加する。また、ニュートラル位置から前方向にアタッチメント操作レバー16を傾動させた場合には、コントローラ19からの制御信号により電磁制御弁24がON動作され、オイルモータ14を介して回転体11が左回り方向に回転される。そして、アタッチメント操作レバー16の前方向への傾動角度に応じて電磁制御弁24のバルブ開度が大となり、循環路38を流れるオイル流量が増加することにより、オイルモータ14の回転速度が増加する。なお、このとき、シャットバルブ40A、41Aは開いたままである。
例えば、循環路38におけるオイル流れがL方向の場合、下流側のシャットバルブ41Aを閉じることにより減速が開始される。そして、回転体11の回転角度が目標停止位置の回転角度に達した時点で、上流側のシャットバルブ40Aを閉じて回転体11を停止させる。また、循環路38におけるオイル流れがR方向の場合、下流側のシャットバルブ40Aを閉じることにより減速が開始される。そして、回転体11の回転角度が目標停止位置の回転角度に達した時点で、上流側のシャットバルブ41Aを閉じて回転体11を停止させる。
(1)回転体11の停止位置の設定は、例えば、第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3のように、ディスプレイ18上で複数の停止位置の設定が可能である。また、第1停止位置P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3の中からスイッチ17により第3停止位置P3を選択して実際の目標停止位置に設定することが可能である。従って、ディスプレイ18上で複数の停止位置の設定及び目標停止位置の選択が可能なので、設定操作を視覚的で効率的に行うことができると共に、従来技術のように回転体11の周囲にスイッチ等を設ける必要がなく装置の簡略化を図れる。
○ 上記の実施形態では、目標停止位置を設定するとして説明したが、目標停止位置とは異なる2つの目標位置S1、S2を選択して設定し、選択した2つの目標位置の間においては、回転速度を制限する回転速度制限区間を設定しても良い。例えば、図6に示すように、目標位置S1、S2を回転速度制限区間として設定する。目標位置の設定は、決定ボタン52を押して第1目標位置S1を決定した後で、決定ボタン52を長押して位置を確定させる。そして、さらに決定ボタン52を押して第2目標位置S2を決定した後で、決定ボタン52を長押して位置を確定させる。その結果、第1目標位置S1と第2目標位置S2との間では、回転体11の回転速度が自動的に制限される。図6では、回転速度制限区間を矢印51で示している。この場合、回転体11の回転速度が速いと積荷の安定度が損なわれてしまう区間(第1目標位置S1〜第2目標位置S2)が存在する作業において、第1目標位置S1〜第2目標位置S2の区間のみ回転速度を自動的に制限することが可能なので、積荷の安定度が高い荷役作業を行うことができる。この第1目標位置S1及び第2目標位置S2は、予め設定されている固定値としても実施可能である。
○ ディスプレイ18上で目標停止位置を設定後、例えば、第1停止位置P1→第2停止位置P2→第3停止位置P3の順番でスイッチ17を押すことにより、回転体11の右回り方向回転を選択でき、第3停止位置P3→第2停止位置P2→第1停止位置P1の順番でスイッチ17を押すことにより回転体11の左回り方向回転を選択できるようにしても良い。ディスプレイ18上で目標停止位置に加えて回転方向の選択が可能なので、作業効率を一層改善できる。
○ 上記の実施形態では、ディスプレイ18上に複数の停止位置、目標停止位置及び現在位置を表示するとして説明したが、目標停止位置に対応した減速開始位置(自動制御開始位置)を固定値として決定して表示しても良い。オペレータの作業性を一層改善できる。
11 回転体
11A 回転軸
12 一対のフォーク
13 油圧回路
15 エンコーダ
16 アタッチメント操作レバー
17 スイッチ(選択手段)
18 ディスプレイ
19 コントローラ
31 セットボタン(停止位置設定手段)
33 回転アタッチメント
35 現在位置
51 設定区間
52 決定ボタン
P1 第1停止位置
P2 第2停止位置
P3 第3停止位置
θ 回転角度
Claims (3)
- ブラケットに回転可能に設けられた回転アタッチメントと、
前記回転アタッチメントを回転する回転駆動部と、
前記回転アタッチメントの回転を操作するアタッチメント操作レバーと、
前記アタッチメント操作レバーの操作に基づき、前記回転駆動部を制御するコントローラと、
前記回転アタッチメントの回転角度を検出するエンコーダと、
前記回転アタッチメントの停止位置を予め設定する停止位置設定手段と、
予め設定した前記停止位置から目標停止位置を選択する選択手段と、を備え、
前記停止位置設定手段は、前記エンコーダにより検出された回転角度に基づき前記回転アタッチメントの現在位置、及び設定された前記停止位置及び前記目標停止位置を表示するディスプレイを有し、
前記アタッチメント操作レバーを操作して前記回転アタッチメントを前記目標停止位置に向けて回転させることを特徴とするフォークリフトの回転アタッチメント制御装置。 - 前記選択手段は、前記アタッチメント操作レバーに設けられたスイッチであることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトの回転アタッチメント制御装置。
- 前記停止位置とは異なる2箇所の目標位置を設定し、前記2箇所の目標位置の間には、回転速度が制限される回転速度制限区間が設定されていることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトの回転アタッチメント制御装置。
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JP2014110712A JP6256199B2 (ja) | 2014-05-29 | 2014-05-29 | フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 |
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JP2014110712A JP6256199B2 (ja) | 2014-05-29 | 2014-05-29 | フォークリフトの回転アタッチメント制御装置 |
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Family Applications (1)
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