JP6256008B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関するものである。
整流動作をするための半導体装置としてダイオードがある。ダイオードは、一方から他方に向かう順方向に電流を流し、他方から一方に向かう逆方向の電流は遮断するものである。このようなダイオードにおいては、順方向に流れる電流の損失を低くするため、オン電圧の低いものが求められている。
このようなオン電圧の低いダイオードとしては、ショットキーバリアダイオード(SBD:Schottky diode)があり、様々な用途で用いられている。しかしながら、ショットキーバリアダイオードにおいて、オン電圧を下げると逆方向におけるリーク電流が増大し、耐圧が低下してしまう傾向にあり、また、ショットキーバリアダイオードにおける耐圧を高くするとオン電圧が高くなる傾向がある。即ち、ショットキーバリアダイオードでは、オン電圧を低くすることと、逆方向におけるリーク電流の低減すること及び耐圧を向上させることは、トレードオフの関係にある。このため、縦型の構造のダイオードであって、低いオン電圧と高い逆方向耐圧とを得ることのできる構造のダイオードの開示がなされている。(例えば、特許文献1)。
特開2004−297006号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている構造のダイオードにおいては、ショットキーバリアが形成されているため、電界が集中しやすく、この電界の集中により破壊等される場合がある。また、この構造のダイオードにおいては、リーク電流を低くすることにも限界があり、耐圧も十分には高くはない。
よって、電界集中が緩和され破壊等されにくい構造のものであって、より一層リーク電流が低く、耐圧の高いダイオードが求められている。
本実施の形態の一観点によれば、導電性を有する基板の上に形成された第1の導電型の第1の半導体層と、前記第1の半導体層の上に形成された第1の導電型の第2の半導体層と、前記第2の半導体層の両側において、前記第1の半導体層が露出するように形成されている複数の溝部と、前記溝部において露出している前記第1の半導体層の上に形成された第2の導電型の第3の半導体層と、前記第3の半導体層及び前記第2の半導体層の上に形成された一方の電極と、前記基板の裏面に形成された他方の電極と、を有し、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする。
開示の半導体装置によれば、ダイオードにおいて、電界集中が緩和されるため破壊等が抑制され、リーク電流を低くすることができ、耐圧を向上させることができる。
縦型のダイオードの構造図 第1の実施の形態における半導体装置の構造図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第2の実施の形態における半導体装置の構造図 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 第3の実施の形態における半導体装置の構造図 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2)
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
最初に縦型の構造のダイオードについて、図1に基づき説明する。この構造のダイオードは、導電性を有するn型SiC基板910の表面の上に、n型SiC層921、n型Si層922が積層して形成されており、n型Si層922及びn型SiC層921の一部を除去することにより、複数の溝部923が形成されている。この溝部923は、n型Si層922の両側に形成されており、これにより、n型Si層922は凸状に形成され、n型Si層922の両側に形成されている溝部923においては、底面において、n型SiC層921が露出している。
露出しているn型Si層922の表面及び側面、n型SiC層921の表面等の上には、一方の電極となるアノード電極930が形成されており、n型SiC基板910の裏面には、他方の電極となるカソード電極931が形成されている。尚、一方の電極となるアノード電極930のうち、n型Si層922と接して形成されている部分が第1の電極930aとなり、n型SiC層921と接して形成されている部分が第2の電極930bとなる。
この構造のダイオードにおいては、n型Si層922と第1の電極930aとの間に形成されるショットキーバリアの高さは、n型SiC層921と第2の電極930bとの間に形成されるショットキーバリアの高さよりも低い。
このため、順方向に電圧が印加されるオン動作時においては、ショットキーバリアの高さの低い、n型Si層922と第1の電極930aとの間において電流が流れるため、比較的低い電圧でオン動作を実現することができる。また、逆方向に電圧が印加されるオフ動作時においては、n型SiC層921と第2の電極930bとの間に形成されるショットキーバリアに逆バイアスが印加され、第2の電極930bに挟まれたn型SiC層921に空乏層が十分に広がり、電流経路を遮断する。従って、通常のショットキーバリアダイオードと比較して、n型SiC層921と第2の電極930bとの間に形成されるショットキーバリアが低くても、良好な遮断特性を得ることができ、低いオン電圧と高い耐圧とを両立することができる。
しかしながら、この構造のダイオードでは、逆方向に電圧を印加した場合、n型SiC層921と第2の電極930bとの間のショットキー接続されている部分に電界が集中し、ダイオードが破壊されてしまう場合がある。また、逆方向に電圧を印加した場合、ショットキーバリアに逆バイアスが印加されるが、ショットキーバリアでは、僅かながらリーク電流が流れるため、耐圧も十分ではない。
従って、順方向においてはオン電圧が低く、逆方向においてはリーク電流が低く、耐圧の高いダイオードが求められている。
(半導体装置)
次に、第1の実施の形態における半導体装置について、図2に基づき説明する。本実施の形態における半導体装置は縦型のダイオードであり、導電性を有するn型GaN基板10の表面の上に、第1の半導体層となるn型GaN層21、第2の半導体層となるn型Si層22が積層して形成されている。n型Si層22及びn型GaN層21の一部は除去されており、複数の溝部23が形成されている。この溝部23は、n型Si層22の両側に形成されており、これにより、n型Si層22は凸状に形成され、n型Si層22の両側に形成されている溝部23においては、底面において、n型GaN層21が露出している。
本実施の形態においては、n型Si層22の側面及びn型GaN層21の表面には、第3の半導体層となるp型となるNiO層30が形成されており、NiO層30及びn型Si層22の上には、一方の電極となるアノード電極40が形成されている。また、n型GaN基板10の裏面には、他方の電極となるカソード電極41が形成されている。本実施の形態においては、n型を第1の導電型とp型を第2の導電型と記載する場合がある。
尚、アノード電極40のうち、n型Si層22と接して形成されている第1の領域40aにおいては、オーミックコンタクトしているか、或は、ショットキーバリアの高さが極めて低くなるように形成されている。また、n型GaN層21とNiO層30との間ではpn接合が形成されており、アノード電極40のうち、pn接合が形成されている領域、即ち、n型GaN層21の上にNiO層30を介して形成されている領域が第2の領域40bとなる。
本実施の形態における半導体装置においては、順バイアスを印加した場合には、アノード電極40における第1の領域40aよりn型Si層22に向かって電流が流れる。この際、アノード電極40における第1の領域40aとn型Si層22とは、オーミックコンタクトしているか、或は、ショットキーバリアの高さが極めて低いため、オン電圧は極めて低く、電力の損失が少ない。
また、逆バイアスを印加した場合には、アノード電極40における第2の領域40bの間に挟まれたn型GaN層21に空乏層が十分に広がるため、電流経路を遮断することができる。即ち、逆バイアスを印加した場合には、n型Si層22の両側の溝部23に形成されているアノード電極40の第2の領域40bの双方より、n型Si層22の直下のn型GaN層21において空乏層が広がり、電流経路を遮断することができる。この際、アノード電極40における第2の領域40bとなる部分においては、NiO層30とn型GaN層21との間でpn接合が形成されているため、アノード電極40とn型GaN層21との間においては、電流は殆ど流れることがない。また、NiO層30を形成しているNiOのバンドギャップは、n型GaN層21等を形成しているGaNのバンドギャップよりも広いため、十分に高い耐圧を有している。
従って、本実施の形態における半導体装置であるダイオードは、図1に示す構造のダイオードと比べて、リーク電流を低くすることができ、耐圧を向上させることができ、更には、電界集中を緩和し、破壊等を抑制することができる。
本実施の形態においては、第1の半導体層となるn型GaN層21は、第2の半導体層となるn型Si層22よりもバンドギャップの広い材料により形成されている。また、第3の半導体層となるNiO層30は、第1の半導体層となるn型GaN層21よりもバンドギャップが広い材料により形成されている。尚、第1の半導体層は、n型GaN以外にもn型AlInGa1−a−bN(0≦a<1、0≦b<1、0≦a+b<1)等の窒化物半導体により形成してもよい。更には、第1の半導体層はn型SiC等により形成してもよい。第2の半導体層はn型Ge等により形成してもよい。第3の半導体層は、NiO以外にもp型AlN等のp型AlInGa1−c−dN(0≦c<1、0≦d<1、0≦c+d<1)により形成してもよく、具体的には、AlN或はGaNを含む材料により形成してもよい。この場合、第3の半導体層には、p型となる不純物元素として、MgまたはC等を所定の濃度でドープしてもよい。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図3及び図4に基づき説明する。
最初に、図3(a)に示すように、n型GaN基板10の表面の上に、第1の半導体層となるn型GaN層21、第2の半導体層となるn型Si層22を順に形成する。n型GaN基板10には、n型となる不純物元素として、Si(シリコン)が5×1018cm−3の濃度でドープされている。n型GaN層21は、n型GaN基板10の上に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属気相成長法)等によるエピタキシャル成長により形成する。この際形成されるn型GaN層21の厚さは、約10μmであり、n型となる不純物元素として、Siが1×1016cm−3の濃度でドープされている。n型Si層22は、n型GaN層21の上に、モノシランを用いたCVD(chemical vapor deposition)等による成膜により形成する。この際形成されるn型Si層22の厚さは、約2μmであり、n型となる不純物元素として、P(リン)やAs(ヒ素)等が1×1016cm−3の濃度でドープされている。尚、上述した不純物元素の濃度や厚さは、一例であり、ダイオードに要求される耐圧やオン電圧等に応じて変更してもよい。
次に、図3(b)に示すように、n型GaN基板10の裏面に他方の電極となるカソード電極41を形成する。具体的には、スパッタリング又は真空蒸着等により、膜厚が10nmのTi膜と膜厚が300nmのAl膜を順に積層して成膜することにより形成する。この後、約700℃の温度で、RTA(Rapid Thermal Aneal)を行なうことにより、カソード電極41におけるオーミックコンタクトを確立する。
次に、図3(c)に示すように、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を除去することにより、複数の溝部23を形成する。これにより、n型Si層22の両側に、溝部23を形成することができ、溝部23においては、n型GaN層21が露出している。具体的には、n型Si層22の表面にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行なうことにより、溝部23が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、RIE(Reactive Ion Etching)等のドライエッチングにより、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を除去することにより、溝部23を形成する。これにより、エッチングされることなく残存しているn型Si層22の両側に、溝部23が形成される。溝部23を形成する際のドライエッチングにおいては、例えば、塩素系ガスを用いることにより、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を一度に除去してもよい。また、フッ素系ガスを用いてn型Si層22を除去した後、塩素系ガスを用いてn型GaN層21の一部を除去してもよい。尚、本実施の形態においては、溝部23は、n型GaN層21の一部まで除去することにより形成されているため、溝部23の底面は、n型Si層22とn型GaN層21との界面よりも深い位置となっている。この後、不図示のレジストパターンは有機溶剤等により除去する。
次に、図4(a)に示すように、溝部23が形成されているn型Si層22及びn型GaN層21が露出している面に、第3の半導体層となるNiO層30を形成する。NiO層30は、例えば、リアクティブスパッタによる成膜により形成されており、形成されるNiO層30の厚さ200nmである。
次に、図4(b)に示すように、n型Si層22の表面に形成されているNiO層30の一部を除去することにより、開口部30aを形成する。具体的には、NiO層30の表面にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行なうことにより、開口部30aが形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、Ar等を用いたイオンミリングにより、レジストパターンの形成されていない領域のNiO層30を除去し、n型Si層22の表面を露出させることにより、NiO層30に開口部30aを形成する。この後、不図示のレジストパターンは有機溶剤等により除去する。
次に、図4(c)に示すように、NiO層30及び露出しているn型Si層22の上に、一方の電極となるアノード電極40を形成する。具体的には、NiO層30及び露出しているn型Si層22の上に、スパッタリング又は真空蒸着等により、厚さが100nmのNi膜を成膜することにより、アノード電極40を形成する。尚、Ni膜を成膜した後、約400℃の温度で熱処理を行なうことにより、n型Si層22を形成しているSiとアノード電極40を形成しているNiとにより、シリサイドが形成されるため、オーミックコンタクトさせることができる。本実施の形態においては、アノード電極40のうち、このようにn型Si層22と接触しオーミックコンタクトしている領域が第1の領域40aとなり、n型GaN層21の上のNiO層30を介した領域が第2の領域40bとなる。
この後、n型GaN基板10の裏面に形成されているカソード電極41をAg(銀)ペースト等によりリードフレームにダイ付けし、アノード電極40をAl(アルミニウム)ワイヤ等を介しリードフレームに接続する。これにより、本実施の形態である半導体装置を実装することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態とは異なる製造方法により、第1の実施の形態における半導体装置を製造する半導体装置の製造方法である。尚、本実施の形態における半導体装置は、図5に示されるように、第3の半導体層は、NiO層30に代えて、p型AlN層130により形成されている。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図6から図8に基づき説明する。
最初に、図6(a)に示すように、n型GaN基板10の表面の上に、第1の半導体層となるn型GaN層21、第2の半導体層となるn型Si層22を順に形成する。n型GaN基板10には、n型となる不純物元素として、Si(シリコン)が5×1018cm−3の濃度でドープされている。n型GaN層21は、n型GaN基板10の上に、MOCVD等によるエピタキシャル成長により形成する。この際形成されるn型GaN層21の厚さは、約10μmであり、n型となる不純物元素として、Siが1×1016cm−3の濃度でドープされている。n型Si層22は、n型GaN層21の上に、モノシランを用いたCVD等による成膜により形成する。この際形成されるn型Si層22の厚さは、約2μmであり、n型となる不純物元素として、PやAs等が1×1016cm−3の濃度でドープされている。尚、上述した不純物元素の濃度や厚さは、一例であり、ダイオードに要求される耐圧やオン電圧等に応じて変更してもよい。
次に、図6(b)に示すように、n型GaN基板10の裏面に他方の電極となるカソード電極41を形成する。具体的には、スパッタリング又は真空蒸着等により、膜厚が10nmのTi膜と膜厚が300nmのAl膜を順に積層して成膜することにより形成する。この後、約700℃の温度で、RTAを行なうことにより、カソード電極41におけるオーミックコンタクトを確立する。
次に、図6(c)に示すように、n型Si層22の上において、複数の溝部23が形成される領域を除く領域に酸化シリコンマスク161を形成する。具体的には、n型Si層22の上に、CVDまたはスパッタリング等により、酸化シリコンマスク161を形成するための酸化シリコン膜を成膜する。この後、成膜された酸化シリコン膜の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行なうことにより、酸化シリコンマスク161が形成される領域の上に、不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンの形成されていない領域の酸化シリコン膜をn型Si層22の表面が露出するまで、RIE等により除去する。これにより、残存する酸化シリコン膜により酸化シリコンマスク161が形成される。この後、不図示のレジストパターンは有機溶剤等により除去する。
次に、図7(a)に示すように、酸化シリコンマスク161をマスクとして、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を除去することにより、複数の溝部23を形成する。これにより、n型Si層22の両側に、溝部23を形成することができ、溝部23においては、n型GaN層21が露出している。具体的には、酸化シリコンマスク161をマスクとして、RIE等のドライエッチングにより、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を除去することにより、溝部23を形成する。溝部23を形成する際のドライエッチングにおいては、例えば、塩素系ガスを用いることにより、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を一度に除去してもよい。また、フッ素系ガスを用いてn型Si層22を除去した後、塩素系ガスを用いてn型GaN層21の一部を除去してもよい。尚、本実施の形態においては、溝部23は、n型GaN層21の一部まで除去することにより形成されているため、溝部23の底面は、n型Si層22とn型GaN層21との界面よりも深い位置となっている。
次に、図7(b)に示すように、溝部23の形成されているn型Si層22の側面及びn型GaN層21が露出している面に、第3の半導体層となるp型AlN層130をMOCVDにより形成する。具体的には、p型AlN層130はMOCVDによるエピタキシャル成長により形成されるが、酸化シリコンマスク161がアモルファス等であるため、酸化シリコンマスク161が形成されている領域においては、エピタキシャル成長しない。即ち、n型GaN層21が露出している面ではAlN膜がエピタキシャル成長し、n型Si層22の側面では多結晶のAlN膜が形成されるが、酸化シリコンマスク161が形成されている領域ではAlN膜は成長しない。これにより、酸化シリコンマスク161が形成されている領域を除く、n型Si層22の側面及びn型GaN層21が露出している面において、p型AlN層130が形成される。このように形成されるp型AlN層130は、厚さが20nmであり、p型となる不純物元素として、Mgが1×1016cm−3の濃度でドープされている。
次に、図7(c)に示すように、酸化シリコンマスク161をバッファードフッ酸等を用いたウェットエッチングにより除去し、n型Si層22の表面を露出させる。
次に、図8に示すように、p型AlN層130及び露出しているn型Si層22の上に、一方の電極となるアノード電極40を形成する。具体的には、p型AlN層130及び露出しているn型Si層22の上に、スパッタリング又は真空蒸着等により、厚さが100nmのNi膜を成膜することにより、アノード電極40を形成する。尚、Ni膜を成膜した後、約400℃の温度で熱処理を行なうことにより、n型Si層22を形成しているSiとアノード電極40を形成しているNiとにより、シリサイドが形成されるため、オーミックコンタクトさせることができる。本実施の形態においては、アノード電極40のうち、このようにn型Si層22と接触しオーミックコンタクトしている領域が第1の領域40aとなり、n型GaN層21の上のp型AlN層130を介した領域が第2の領域40bとなる。
この後、n型GaN基板10の裏面に形成されているカソード電極41をAg(銀)ペースト等によりリードフレームにダイ付けし、アノード電極40をAl(アルミニウム)ワイヤ等を介しリードフレームに接続する。これにより、本実施の形態である半導体装置を実装することができる。
本実施の形態においては、フォトリソグラフィの工程が、一回で済むため、第1の実施の形態よりも工程を簡略化することができ、また、均一性を向上させることができ、歩留りを向上させることができる。尚、p型AlN層130を形成しているAlNのバンドギャップは、n型GaN層21等を形成している材料のバンドギャップよりも広いため、十分に高い耐圧を有している。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
(半導体装置)
次に、第3の実施の形態における半導体装置について、図9に基づき説明する。本実施の形態における半導体装置は縦型のダイオードであり、導電性を有するn型GaN基板10の表面の上に、第1の半導体層となるn型GaN層21、第2の半導体層となるn型Si層22が積層して形成されている。n型Si層22及びn型GaN層21の一部は除去されており、複数の溝部23が形成されている。この溝部23は、n型Si層22の両側に形成されており、これにより、n型Si層22は凸状に形成され、n型Si層22の両側に形成されている溝部23においては、底面において、n型GaN層21が露出している。
本実施の形態においては、n型Si層22の側面及びn型GaN層21の表面には、Al(酸化アルミニウム)等により絶縁層230が形成されており、絶縁層230及びn型Si層22の上には、一方の電極となるアノード電極40が形成されている。また、n型GaN基板10の裏面には、他方の電極となるカソード電極41が形成されている。本実施の形態においては、n型を第1の導電型と記載する場合がある。
尚、アノード電極40のうち、n型Si層22と接して形成されている第1の領域40aにおいては、オーミックコンタクトしているか、或は、ショットキーバリアの高さが極めて低くなるように形成されている。また、n型GaN層21とアノード電極40との間には、絶縁層230が形成されており、アノード電極40のうち、n型GaN層21の上に絶縁層230を介して形成されている領域が第2の領域40bとなる。
本実施の形態における半導体装置においては、順バイアスを印加した場合には、アノード電極40における第1の領域40aよりn型Si層22に向かって電流が流れる。この際、アノード電極40における第1の領域40aとn型Si層22とは、オーミックコンタクトしているか、或は、ショットキーバリアの高さが極めて低いため、オン電圧は極めて低く、損失が少ない。
また、逆バイアスを印加した場合には、アノード電極40における第2の領域40bの間に挟まれたn型GaN層21に空乏層が十分に広がるため、電流経路を遮断することができる。即ち、逆バイアスを印加した場合には、n型Si層22の両側の溝部23に形成されているアノード電極40の第2の領域40bの双方より、n型Si層22の直下のn型GaN層21において空乏層が広がり、電流経路を遮断することができる。この際、アノード電極40における第2の領域40bとなる部分においては、n型GaN層21との間に絶縁層230が形成されているため、アノード電極40とn型GaN層21との間においては、電流は殆ど流れることがない。また、絶縁層230を形成しているAl等は絶縁体であるため、十分に高い耐圧を有している。
従って、本実施の形態における半導体装置であるダイオードは、図1に示す構造のダイオードと比べて、リーク電流を低くすることができ、耐圧を向上させることができ、更には、電界集中を緩和し、破壊等を抑制することができる。
本実施の形態においては、第1の半導体層となるn型GaN層21は、第2の半導体層となるn型Si層22よりもバンドギャップの広い材料により形成されている。第1の半導体層は、n型GaN以外にもn型AlInGa1−a−bN(0≦a<1、0≦b<1、0≦a+b<1)により形成してもよい。尚、本実施の形態においては、絶縁層230は、Al、Si、Ga、HfO、SiO、AlNのうちから選ばれる1または2以上の材料を含むものにより形成されており、単層膜であってもよく、多層膜であってもよい。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図10及び図11に基づき説明する。
最初に、図10(a)に示すように、n型GaN基板10の表面の上に、第1の半導体層となるn型GaN層21、第1の半導体層となるn型Si層22を順に形成する。n型GaN基板10には、n型となる不純物元素として、Si(シリコン)が5×1018cm−3の濃度でドープされている。n型GaN層21は、n型GaN基板10の上に、MOCVD等によるエピタキシャル成長により形成する。この際形成されるn型GaN層21の厚さは、約10μmであり、n型となる不純物元素として、Siが1×1016cm−3の濃度でドープされている。n型Si層22は、n型GaN層21の上に、モノシランを用いたCVD等による成膜により形成する。この際形成されるn型Si層22の厚さは、約2μmであり、n型となる不純物元素として、PやAs等が1×1016cm−3の濃度でドープされている。尚、上述した不純物元素の濃度や厚さは、一例であり、ダイオードに要求される耐圧やオン電圧等に応じて変更してもよい。
次に、図10(b)に示すように、n型GaN基板10の裏面に他方の電極となるカソード電極41を形成する。具体的には、スパッタリング又は真空蒸着等により、膜厚が10nmのTi膜と膜厚が300nmのAl膜を順に積層して成膜することにより形成する。この後、約700℃の温度で、RTAを行なうことにより、カソード電極41におけるオーミックコンタクトを確立する。
次に、図10(c)に示すように、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を除去することにより、複数の溝部23を形成する。これにより、n型Si層22の両側に、溝部23を形成することができ、溝部23においては、n型GaN層21が露出している。具体的には、n型Si層22の表面にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行なうことにより、溝部23が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、RIE等のドライエッチングにより、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を除去することにより、溝部23を形成する。溝部23を形成する際のドライエッチングにおいては、例えば、塩素系ガスを用いることにより、n型Si層22及びn型GaN層21の一部を一度に除去してもよい。また、フッ素系ガスを用いてn型Si層22を除去した後、塩素系ガスを用いてn型GaN層21の一部を除去してもよい。尚、本実施の形態においては、溝部23は、n型GaN層21の一部まで除去することにより形成されているため、溝部23の底面は、n型Si層22とn型GaN層21との界面よりも深い位置となっている。この後、不図示のレジストパターンは有機溶剤等により除去する。
次に、図11(a)に示すように、溝部23が形成されているn型Si層22及びn型GaN層21が露出している面に、絶縁層230を形成する。本実施の形態においては、絶縁層230は、ALD(Atomic Layer Deposition)により成膜された膜厚が50nmのAlにより形成されている。
次に、図11(b)に示すように、n型Si層22の表面に形成されている絶縁層230の一部を除去することにより、開口部230aを形成する。具体的には、絶縁層230の表面にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行なうことにより、開口部230aが形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、Ar等を用いたイオンミリングにより、レジストパターンの形成されていない領域の絶縁層230を除去し、n型Si層22の表面を露出させることにより、絶縁層230に開口部230aを形成する。この後、不図示のレジストパターンは有機溶剤等により除去する。
次に、図11(c)に示すように、絶縁層230及び露出しているn型Si層22の上に、一方の電極となるアノード電極40を形成する。具体的には、絶縁層230及び露出しているn型Si層22の上に、スパッタリング又は真空蒸着等により、厚さが100nmのNi膜を成膜することにより、アノード電極40を形成する。尚、Ni膜を成膜した後、約400℃の温度で熱処理を行なうことにより、n型Si層22を形成しているSiとアノード電極40を形成しているNiとにより、シリサイドが形成されるため、オーミックコンタクトさせることができる。本実施の形態においては、アノード電極40のうち、このようにn型Si層22と接触しオーミックコンタクトしている領域が第1の領域40aとなり、n型GaN層21の上の絶縁層230を介した領域が第2の領域40bとなる。
この後、n型GaN基板10の裏面に形成されているカソード電極41をAg(銀)ペースト等によりリードフレームにダイ付けし、アノード電極40をAl(アルミニウム)ワイヤ等を介しリードフレームに接続する。これにより、本実施の形態である半導体装置を実装することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
導電性を有する基板の上に形成された第1の導電型の第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に形成された第1の導電型の第2の半導体層と、
前記第2の半導体層の両側において、前記第1の半導体層が露出するように形成されている複数の溝部と、
前記溝部において露出している前記第1の半導体層の上に形成された第2の導電型の第3の半導体層と、
前記第3の半導体層及び前記第2の半導体層の上に形成された一方の電極と、
前記基板の裏面に形成された他方の電極と、
を有し、
前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、
前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記第3の半導体層は、NiO、または、AlN或はGaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記第1の導電型はn型であって、
前記第2の導電型はp型であることを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記第1の半導体層と前記第3の半導体層との界面には、pn接合が形成されていることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5)
前記溝部における前記第2の半導体層の側面には、前記第3の半導体層が形成されていることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の半導体装置。
(付記6)
導電性を有する基板の上に形成された第1の導電型の第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に形成された第1の導電型の第2の半導体層と、
前記第2の半導体層の両側において、前記第1の半導体層が露出するように形成されている複数の溝部と、
前記溝部において露出している前記第1の半導体層の上に形成された絶縁層と、
前記絶縁層及び前記第2の半導体層の上に形成された一方の電極と、
前記基板の裏面に形成された他方の電極と、
を有し、
前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置。
(付記7)
前記絶縁層は、Al、Si、Ga、HfO、SiO、AlNのうちから選ばれる1または2以上の材料を含むものにより形成されていることを特徴とする付記6に記載の半導体装置。
(付記8)
前記第1の導電型はn型であることを特徴とする付記6または7に記載の半導体装置。
(付記9)
前記溝部における前記第2の半導体層の側面には、前記絶縁層が形成されていることを特徴とする付記6から8のいずれかに記載の半導体装置。
(付記10)
前記第2の半導体層と前記一方の電極とが接している領域は、オーミックコンタクトしていることを特徴とする付記1から9のいずれかに記載の半導体装置。
(付記11)
前記第1の半導体層は、窒化物半導体により形成されていることを特徴とする付記1から10のいずれかに記載の半導体装置。
(付記12)
前記第1の半導体層は、AlInGa1−a−bN(0≦a<1、0≦b<1、0≦a+b<1)を含むもにより形成されていることを特徴とする付記1から10のいずれかに記載の半導体装置。
(付記13)
前記第2の半導体層は、Siを含むものにより形成されていることを特徴とする付記1から12のいずれかに記載の半導体装置。
(付記14)
導電性を有する基板の上に、第1の導電型の第1の半導体層を形成し、前記第1の半導体層の上に、第1の導電型の第2の半導体層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の一部を除去して前記第1の半導体層を露出させることにより、複数の溝部を形成する工程と、
前記溝部において露出している前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層の上に、第2の導電型の第3の半導体層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の上に形成されている前記第3の半導体層を除去し、前記第2の半導体層を露出させる工程と、
露出した前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層の上に、一方の電極を形成する工程と、
前記基板の裏面に、他方の電極を形成する工程と、
を有し、
前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、
前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記15)
導電性を有する基板の上に、第1の導電型の第1の半導体層を形成し、前記第1の半導体層の上に、第1の導電型の第2の半導体層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の上に、マスクを形成する工程と、
前記マスクの形成されていない領域における前記第2の半導体層を除去し、前記第1の半導体層を露出させることにより、複数の溝部を形成する工程と、
前記マスクの形成されていない領域における前記第1の半導体層の上に、第2の導電型の第3の半導体層を形成する工程と、
前記マスクを除去し、前記第2の半導体層を露出させる工程と、
露出した前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層の上に、一方の電極を形成する工程と、
前記基板の裏面に、他方の電極を形成する工程と、
を有し、
前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、
前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記第1の半導体層は、化学気相成長によるエピタキシャル成長により形成されており、
前記第3の半導体層は、化学気相成長によるエピタキシャル成長により形成されていることを特徴とする付記15に記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)
導電性を有する基板の上に、第1の導電型の第1の半導体層を形成し、前記第1の半導体層の上に、第1の導電型の第2の半導体層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の一部を除去して前記第1の半導体層を露出させることにより、複数の溝部を形成する工程と、
前記溝部において露出している前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層の上に、絶縁層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の上に形成されている前記絶縁層を除去し、前記第2の半導体層を露出させる工程と、
露出した前記第2の半導体層及び前記絶縁層の上に、一方の電極を形成する工程と、
前記基板の裏面に、他方の電極を形成する工程と、
を有し、
前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
10 n型GaN基板
21 n型GaN層(第1の半導体層)
22 n型Si層(第2の半導体層)
23 溝部
30 NiO層(第3の半導体層)
30a 開口部
40 アノード電極
40a 第1の領域
40b 第2の領域
41 カソード電極
130 p型AlN層(第3の半導体層)
230 絶縁層

Claims (6)

  1. 導電性を有する基板の上に形成された第1の導電型の第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層の上に形成された第1の導電型の第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層の両側において、前記第1の半導体層が露出するように形成されている複数の溝部と、
    前記溝部において露出している前記第1の半導体層の上に形成された第2の導電型の第3の半導体層と、
    前記第3の半導体層及び前記第2の半導体層の上に形成された一方の電極と、
    前記基板の裏面に形成された他方の電極と、
    を有し、
    前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、
    前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第3の半導体層は、NiO、または、AlN或はGaNを含む材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2の半導体層と前記一方の電極とが接している領域は、オーミックコンタクトしていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の半導体層は、窒化物半導体により形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の半導体装置。
  5. 導電性を有する基板の上に、第1の導電型の第1の半導体層を形成し、前記第1の半導体層の上に、第1の導電型の第2の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の一部を除去して前記第1の半導体層を露出させることにより、複数の溝部を形成する工程と、
    前記溝部において露出している前記第1の半導体層及び前記第2の半導体層の上に、第2の導電型の第3の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の上に形成されている前記第3の半導体層を除去し、前記第2の半導体層を露出させる工程と、
    露出した前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層の上に、一方の電極を形成する工程と、
    前記基板の裏面に、他方の電極を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、
    前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 導電性を有する基板の上に、第1の導電型の第1の半導体層を形成し、前記第1の半導体層の上に、第1の導電型の第2の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の上に、マスクを形成する工程と、
    前記マスクの形成されていない領域における前記第2の半導体層を除去し、前記第1の半導体層を露出させることにより、複数の溝部を形成する工程と、
    前記マスクの形成されていない領域における前記第1の半導体層の上に、第2の導電型の第3の半導体層を形成する工程と、
    前記マスクを除去し、前記第2の半導体層を露出させる工程と、
    露出した前記第2の半導体層及び前記第3の半導体層の上に、一方の電極を形成する工程と、
    前記基板の裏面に、他方の電極を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第2の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広く、
    前記第3の半導体層を形成している材料のバンドギャップは、前記第1の半導体層を形成している材料のバンドギャップよりも広いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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