JP6255919B2 - 偏光フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
偏光フィルムは、具体的にはポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向しているものである。原料となるポリビニルアルコール系樹脂は、通常、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化することにより得られる。このケン化度は、通常85モル%以上、好ましくは90モル%以上、より好ましくは99モル%以上である。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、例えば、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルとこれに共重合可能な他の単量体との共重合体などを挙げることができる。酢酸ビニルと共重合可能な他の単量体としては、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、不飽和スルホン酸類、ビニルエーテル類などを挙げることができる。ポリビニルアルコール系樹脂の重合度は、通常1000〜10000程度、好ましくは1500〜5000程度である。
膨潤処理は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム表面の異物除去、フィルム中の可塑剤の除去、続く染色処理での易染色性の付与、フィルムの可塑化などの目的で、水に接触させることにより行われる。膨潤処理の条件は、これらの目的が達成できる範囲で、かつフィルムの失透や極端な溶解等の不具合が生じない範囲で決定される。
染色処理は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素を吸着させる目的で、例えば、ヨウ素及び水溶性二色性染料等の二色性色素を含有する処理浴にフィルムを浸漬させることによって行われる。染色処理の条件は、これらの目的が達成できる範囲で、かつポリビニルアルコール系樹脂フィルムの極端な溶解や失透などの不具合が生じない範囲で決定される。
ホウ酸処理は、架橋による耐水化や色相調整(フィルム色の青味や赤味を防止する)などの目的で施される。処理浴には、水100重量部に対してホウ酸を約1〜10重量部含有する水溶液を用い、染色処理で使用した二色性色素がヨウ素の場合、ホウ酸に加えてヨウ化物を水100重量部に対して1〜30重量部含有させることが好ましい。ヨウ化物としては、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化亜鉛などが挙げられる。また、ヨウ化物以外の化合物、例えば、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化ジルコニウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、硫酸ナトリウムなどを共存させてもよい。なお、耐水化のためのホウ酸処理を、架橋処理、耐水化処理、固定化処理などの名称で呼称することがあり、色相調整のためのホウ酸処理を、補色処理、調色処理などの名称で呼称することがある。
洗浄処理は、ホウ酸処理の後、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに付着した余分なホウ酸やヨウ素等の薬剤を除去する目的で行われる。この洗浄処理は、例えば、耐水化及び/又は色調調整のためにホウ酸処理を施した偏光フィルムを水に浸漬したり、水をシャワーなどによって噴霧したり、あるいはその両方を併用したりすることにより行われる。洗浄処理における水の温度は、通常約2〜40℃であり、処理時間は約5〜120秒であることが好ましい。
本発明の乾燥処理は、上記した洗浄処理の後に所定の水分率とされたポリビニルアルコール系樹脂フィルムに対し、70℃以上の温度に設定されたゾーンを有する乾燥炉で施され、初期乾燥工程及び標準乾燥工程を備えるものである。
で減少するフィルムの水分率の量に対して55〜85%の割合となるようにフィルムを乾燥させる。この初期乾燥工程で減少するフィルムの水分率の量は、初期乾燥工程の前後における水分率の減少量として求めることができ、乾燥炉に導入されるときのフィルムの水分率から初期乾燥工程を行った後の水分率を差し引いた値となる。同様に、標準乾燥工程で減少するフィルムの水分率の量とは、標準乾燥工程の前後における水分率の減少量として求めることができ、乾燥炉に導入されるときのフィルムの水分率から初期乾燥工程及び標準乾燥工程をこの順に行った後の水分率、すなわち得られる偏光フィルムにおける水分率を差し引いた値となる。以下、本明細書において、水分率の減少量のことを、単に「水分率減少量」ということがある。
水分率(重量%)=(熱処理前の重量−熱処理後の重量)/熱処理前の重量×100
また、上記以外の処理を別の目的で追加することもできる。追加されうる処理の例として、ホウ酸処理後に行われる、ホウ酸を含まないヨウ化物水溶液への浸漬処理(ヨウ化物処理)、ホウ酸を含まず塩化亜鉛などを含有する水溶液への浸漬処理(亜鉛処理)などが挙げられる。
このようにして製造された偏光フィルムの少なくとも片面に、接着剤を用いて保護フィルムを貼合することにより、偏光フィルム及び保護フィルムの積層体である偏光板が形成される。保護フィルムとしては、例えば、トリアセチルセルロースのようなアセチルセルロース系樹脂フィルム、シクロオレフィン系樹脂フィルム、シクロオレフィン系共重合樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートやポリブチレンテレフタレートのようなポリエステル系樹脂フィルム、ポリカーボネート系樹脂フィルム、ポリメチルメタクリレートのようなアクリル系樹脂フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンのような非環状オレフィン系樹脂フィルムなどが挙げられる。
厚さ50μm の長尺のポリビニルアルコールフィルム〔(株)クラレ製の商品名“クラレポバールフィルムVF−PE#5000”、重合度2400、ケン化度99.9 モル%以上〕を用意し、30℃の純水に、フィルムが弛まないように緊張状態を保ったまま浸漬してフィルムを十分に膨潤させた。次に、ヨウ素とヨウ化カリウムを含む30℃の水溶液が入った染色処理槽に60秒間浸漬しながら一軸延伸を行った後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水が重量比で12/4.4/100 の55℃水溶液に浸漬して耐水化処理をしつつ、原反からの積算延伸倍率が5.5 倍になるまで一軸延伸を行った。続いて、40℃のホウ酸水溶液に浸漬して補色処理を行った後、12℃の純水に浸漬して洗浄処理を行った。以上の各処理を終えたポリビニルアルコールフィルムを一旦仮巻装置で巻き取った後、次のように乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた。
第二の乾燥炉内の固定ガイドロール13本とし、65℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を80℃に昇温した以外は実施例1と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は29.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は12.5%であった。その後、第二の乾燥炉を80℃に昇温し、水分率8.0%の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は79%であり、80℃に設定された第二の乾燥炉における偏光フィルムの乾燥時間は40秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際、フィルムの破断は発生しなかった。また、第二の乾燥炉内の温度が80℃で安定し、水分率が8.0 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は30分であった。
初期乾燥工程の後、第二の乾燥炉を90℃に昇温した以外は、実施例1と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は29.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は13.0 %であった。その後、第二の乾燥炉を80℃に昇温し、水分率7.5 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は75%であり、90℃に設定された第二の乾燥炉における偏光フィルムの乾燥時間は20秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際にフィルムの破断は発生しなかった。また、第二の乾燥炉内の温度が90℃で安定し、水分率が7.5 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は30分であった。
厚さ60μm のポリビニルアルコールフィルム〔(株)クラレ製の商品名“クラレポバールフィルムVF−PE#6000”、重合度2400、ケン化度99.9 モル%以上〕を用い、75℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を90℃に昇温した以外は実施例1と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は36.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は17%であった。その後、第二の乾燥炉を90℃に昇温し、水分率9.5 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は72%であり、90℃に設定された第二の乾燥炉における偏光フィルムの乾燥時間は20秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際、フィルムの破断は発生しなかった。また、第二の乾燥炉内の温度が90℃で安定し、水分率が9.5 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は25分であった。
厚さ75μm のポリビニルアルコールフィルム〔(株)クラレ製の商品名“クラレポバールフィルムVF−PS#7500”、重合度2400、ケン化度99.9 モル%以上〕を用い、80℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を95℃に昇温した以外は実施例2と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は45.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は17.5 %であった。その後、第二の乾燥炉を95℃に昇温し、水分率8.5 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は76%であり、95℃に設定された第二の乾燥炉における偏光フィルムの乾燥時間は40秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際、フィルムの破断は発生しなかった。また、第二の乾燥炉内の温度が95℃で安定し、水分率が8.5 %の偏光フィルムが得られるまでに要した時間は30分であった。
耐水化処理を60℃で実施し、65℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を80℃に昇温した以外は、実施例1と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は35.0 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は16.0 %であった。その後、第二の乾燥炉を80℃に昇温し、水分率9.5 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は75%であり、80℃に設定された第二の乾燥炉における偏光フィルムの乾燥時間は20秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際、フィルムの破断は発生しなかった。また、第二の乾燥炉内の温度が80℃で安定し、水分率が9.5 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は25分であった。
第二の乾燥炉のガイドロールを全て昇降ロールとし、第二の乾燥炉を80℃に昇温した状態で第二の乾燥炉内において図3(A)のようにフィルムが直線的に通過するように設置された昇降ロールの間にフィルムの先端を通した後、実施例1と同様のパスラインとなるように昇降ロールを調整した以外は、実施例1と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は29.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は16.5 %であった。初期乾燥工程における80℃に設定された第二の乾燥炉での偏光フィルムの乾燥時間は4秒だった。その後、搬送路が上下に延長するように昇降ロールを調整し、水分率9.0 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は63%であり、昇降ロールを調整した後の乾燥時間は20秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際、フィルムの破断は発生しなかった。昇降ロールの位置を調整してから安定して水分率が9.0 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は10分であった。
初期乾燥工程における第二の乾燥炉での偏光フィルムの乾燥時間を10秒とした以外は実施例6と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は29.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は13.5 %であった。その後、搬送路が上下に延長するように昇降ロールを調整して水分率9.0 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は78%であり、昇降ロールを調整した後の乾燥時間は20秒だった。フィルムの先端を手作業で乾燥炉に通過させる際、フィルムの破断は発生しなかった。昇降ロールの位置を調整してから安定して水分率が9.0 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は10分であった。
80℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を昇温せずに80℃で維持してフィルムの乾燥を行った以外は、実施例1と同様にして偏光フィルムを作製した。このとき、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は10.0 %であり、フィルム先端の水分率減少量の割合は95%であった。乾燥炉を通過させる際にフィルムの破断が多発した結果、偏光フィルムを作製することができなかった。
90℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を昇温せずに90℃で維持してフィルムの乾燥を行った以外は、実施例2と同様にして偏光フィルムを作製した。このとき、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は11.5 %であり、フィルム先端の水分率減少量の割合は93%であった。水分率が9.5 %の偏光フィルムを得られるまでに要した時間は10分であったが乾燥炉を通過させる際にフィルムの破断が多発した結果、原料と時間をロスし、欠陥が増加した。
95℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を昇温せず95℃に維持してフィルムの乾燥を行った以外は、実施例3と同様にして偏光フィルムを作製した。このとき、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は10.8 %であり、フィルム先端の水分率減少量の割合は95%であった。水分率が9.0 %の偏光フィルムが得られるまでに要した時間は10分であったが、乾燥炉を通過させる際に、6回に1回の頻度でフィルムの破断が発生した結果、原料と時間をロスし、欠陥が増加した。
50℃に設定された第二の乾燥炉内にフィルムの先端を手作業で通過させた後、第二の乾燥炉を95℃に昇温して乾燥を行った以外は実施例3と同様にして偏光フィルムを作製した。このとき、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は29%であった。その後、第二の乾燥炉を95℃に昇温し、水分率9.0 %の偏光フィルムを得た。フィルム先端の水分率減少量の割合は45%であった。乾燥炉を通過させる際に、フィルムの破断の発生は無かったが、水分率が9.0 %の偏光フィルムが得られるまでに要した時間は80分であった。
初期乾燥工程における第二の乾燥炉での偏光フィルムの乾燥時間を15秒とした以外は実施例4と同様にして偏光フィルムを作製した。第一の乾燥炉に入る前の偏光フィルムの水分率は29.5 %であり、第二の乾燥炉からフィルムの先端が出たときのフィルムの水分率は11.0 %であった。このときのフィルム先端の水分率減少量の割合は90%であった。水分率が9.0 %の偏光フィルムが得られるまでに要した時間は10分であったが乾燥炉を通過させる際に、3回に一回の頻度でフィルムの破断が発生した結果、原料と時間をロスし、欠陥が増加した。
11……繰出しロール、
13……膨潤処理槽、
15……染色処理槽、
17……ホウ酸処理槽、
19……洗浄処理槽、
21……乾燥炉、
21a,21c……第一の乾燥炉、
21b,21d……第二の乾燥炉、
25……偏光フィルム。
Claims (6)
- ポリビニルアルコール系樹脂からなる原反フィルムに、染色処理、ホウ酸処理及び乾燥
処理をこの順に施して偏光フィルムを製造する方法であって、
前記乾燥処理は、乾燥炉に導入されるときの水分率が15〜60重量%とされたフィル
ムを乾燥炉に通すことによって行われ、
最初に前記乾燥炉に導入されたフィルム先端が前記乾燥炉を通って前記乾燥炉から出てくるまで乾燥処理を施す初期乾燥工程と、
前記フィルムの先端が乾燥炉から出た後に、乾燥炉から出てくるフィルムの水分率が5
〜15重量%の範囲内となるように乾燥処理を施す標準乾燥工程とを備え、
前記初期乾燥工程は、乾燥炉に入る前のフィルムの水分率とフィルム先端が乾燥炉から
出るときの水分率との差である水分率減少量が、前記標準乾燥工程における乾燥炉に入る
前のフィルムの水分率と乾燥炉から出るときのフィルムの水分率との差である水分率減少
量に対して55〜85%となるように行われ、
前記フィルム先端は、乾燥重量法による水分率測定のために必要な断片を切り出せる領域を含むことを特徴とする偏光フィルムの製造方法。
- 前記標準乾燥工程は、前記フィルムが通る乾燥炉の少なくとも一部において、前記初期乾燥工程よりも高い温度に設定されたゾーンを前記フィルムが通るように行われる請求項1に記載の偏光フィルムの製造方法。
- 前記乾燥炉が少なくとも2段に分かれており、フィルム入口側から2段目以降に、前記標準乾燥工程の温度が前記初期乾燥工程よりも高く設定されたゾーンを有する請求項2に記載の偏光フィルムの製造方法。
- 前記初期乾燥工程及び前記標準乾燥工程における温度の差が、10℃以上である請求項2又は3に記載の偏光フィルムの製造方法。
- 前記初期乾燥工程は、前記フィルムが通る乾燥炉の少なくとも一部において、フィルム搬送方向の上流から下流に向かって配置された複数の昇降可能なガイドロールのうち、少なくとも1本の上側を通り、別の少なくとも1本の下側を通るように行われ、前記標準乾燥工程は、前記フィルムの先端が乾燥炉を通って出た後、前記フィルムの搬送路が延長されるように前記昇降可能なガイドロールを上昇させて又は下降させて行われる請求項1に記載の偏光フィルムの製造方法。
- 前記乾燥炉が少なくとも2段に分かれており、フィルム入口側から2段目以降に、前記昇降可能な複数のガイドロールが配置されたゾーンを有する請求項5に記載の偏光フィルムの製造方法。
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