JP6255256B2 - 取引処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、取引処理装置に関する。
金融機関に設置されているATM(Automated teller machine)等の取引処理装置においては、偽造カードによる不正取引を防止することが重要であり、様々な対策が採られている。例えば、特許文献1には、イメージスキャナによってカードを撮影し、得られた画像情報から偽造カードを判定する技術が記載されている。この技術は、詳しくは、暗証番号入力の連続失敗によって、取引中止になった後の取引のカード挿入時に、カードのイメージ(画像)の読み取りをイメージスキャナによって行い、そのイメージから比較用の画像記録情報を生成し、この生成した画像記録情報と、前回の取引時に生成して磁気ストライプ(MS)に記録した画像記録情報とを比較することにより、カードが正当なカードであるか否かを判定する。
特開平9−231446号公報
特許文献1の技術では、比較用の画像記録情報は、カードの磁気ストライプに記録されるために、小さいサイズに制限されていた。このために、無地カードなどの低レベルの偽造カードの検出を行うことができても、カード表面の絵柄まで複写したような高レベルの偽造カードの検出はできなかった。したがって、特許文献1の技術では、偽造カードを用いた不正取引を十分に防止することができないという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、次の形態として実現することが可能である。本発明の第1の形態は、
投入された情報記録カードに記録されたカード情報を読み取り、前記カード情報に基づいて取引処理を行う取引処理装置において、
前記投入された情報記録カードを撮影し、前記情報記録カードのカード画像を取得するカード撮影部と、
前回取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像を前回カード画像として取得する前回カード画像取得部と、
今回取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像と、前回カード画像取得部によって得られた前回カード画像とを比較する比較部と、
前記比較の結果に基づき、今回取引時における取引可否を決定する取引可否決定部と、
を備え、
前記カード撮影部は、
前記カード画像として、前記情報記録カードの全体の画像を取得する第1撮影部と、
前記カード画像として、前記情報記録カードの特定部分の拡大画像を取得する第2撮影部と、
を備え、
前記比較部は、
前記第1撮影部によって撮影した全体の画像同士で、前記今回取引時と前回取引時との比較を行う第1比較部と、
前記第2撮影部によって撮影した特定部分の拡大画像同士で、前記今回取引時と前回取引時との比較を行う第2比較部と、
を備える、取引処理装置。
本発明の第2の形態は、
投入された情報記録カードに記録されたカード情報を読み取り、前記カード情報に基づいて取引処理を行う取引処理装置において、
ホストコンピュータと通信を行う通信部と、
前記投入された情報記録カードを撮影し、前記情報記録カードのカード画像を取得するカード撮影部と、
前記カード撮影部で撮影したカード画像を、前記通信部を介して前記ホストコンピュータに送信するカード画像送信部と、
今回取引時に、今回取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像と前回取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像との比較の結果に基づいて決定された、今回取引時における取引可否を、前記通信部を介して前記ホストコンピュータから受信する取引可否受信部と、
を備える、取引処理装置。
上記第1の形態の取引処理装置によれば、取引可否の決定を、情報記録カードの全体の画像と情報記録カードの特定部分の拡大画像との双方から行っているために、偽造カードの検出を高精度に行うことができる。また、上記第2の形態の取引処理装置によれば、情報記録カードのカード画像はホストコンピュータに保存されることから、カード画像を不正に書き換えることが困難である。したがって、第1および第2の形態の取引処理装置によれば、偽造されたカードを用いて不正な取引処理がなされることを十分に防止することができる。
本発明の一実施形態における自動取引処理装置の外観を示す説明図である。 自動取引処理装置の制御構成を示す概略ブロック図である。 不正取引防止/取引処理を示すフローチャートである。 取引開始画面およびカード読み込み中画面を例示する説明図である。 カードイメージデータベースのデータ構成を示す説明図である。 記憶部に格納されている設定ファイルの一例を示す説明図である。 カード返却画面を例示する説明図である。 前回撮影拡大イメージと最新撮影拡大イメージとの比較を示す説明図である。 撮影箇所がどのように特定されるかを示す説明図である。 変形形態におけるカードイメージデータベースのデータ構成を示す説明図である。 第2実施形態における不正取引防止/取引処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態を説明する。
A.第1実施形態:
A−1.全体構成:
図1は、本発明の第1実施形態における自動取引処理装置の外観を示す説明図である。図2は、自動取引処理装置の制御構成を示す概略ブロック図である。この自動取引処理装置(以下、「ATM」とも呼ぶ)10は、例えば金融機関や小売店、公共施設等に設置され、顧客(利用者)の操作に基づき現金出納等の取引処理を行う装置である。ATM10は、現金自動預け払い機とも呼ばれる。ATM10は、カード処理部20と、操作/表示部30と、明細票処理部40と、紙幣/硬貨処理部50と、記憶部60と、回線接続部70とを備える。
カード処理部20は、顧客によるキャッシュカードの投入をカード挿入口(図示せず)から受け付けるとともに、顧客に対するキャッシュカード(以下、単に「カード」と呼ぶ)の返却を行い、さらに、カードの磁気ストライプまたはICチップへのリード・ライト処理を行う。また、カード処理部20は、カードを撮影し、カードのイメージ(画像)を取得する機能を有するイメージリーダ部22を備える。イメージリーダ部22は、カードの全体を撮影する機能と、カードの一部分を拡大して撮影する機能とを有する。
操作/表示部30は、例えばタッチパネルによって構成され、顧客に対して取引に必要な情報や操作の案内文を表示する表示部として機能するとともに、文字入力や選択ボタン・決定ボタンの押下など、顧客による、取引についての操作を受け付ける操作部としても機能する。なお、ATM10は、顧客インターフェースとして、操作/表示部30とともに、顧客に対して取引に関する音声案内を実行する音声案内ガイダンス部を備えるものとしても良い。
明細票処理部40は、取引した内容を明細票に印字し、ATM10外へ放出する機能を有する。紙幣/硬貨処理部50は、顧客による預け入れ取引時に、入金された紙幣/硬貨を識別し、枚数を計数し、格納する機能、および顧客による引き出し時に、顧客が指定した金額を出金し、放出する機能を有する。
回線接続部70は、LAN100を経由してセンターのホストコンピュータ110に接続する機能を有する。ホストコンピュータ110は、ATM10を管理するためのコンピュータ装置であり、ATM10のイメージリーダ部22で取引処理の都度に撮影したイメージファイルを格納するためのカードイメージデータベース112を備える。
記憶部60は、ハードディスクやメモリー等によって構成され、イメージリーダ部22で撮影したイメージファイルや、回線接続部70を介してセンターより取得したイメージファイルを一旦保持する機能を有する。
制御部80は、CPUと、プログラムやデータを記憶するメモリー(ハードディスクやフラッシュメモリー等を含む)とを有し、CPUがメモリーに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、操作/表示部20によって受け付けた操作に応じて、前述した各部20〜70の中から選択された一または複数の部を動作させて、ATM10における各種の取引処理を行う。なお、制御部80は、取引を開始するに際し、投入されたカードが不正なカードであるか否かを判定し、取引の可否を決定する不正取引防止処理も併せて行う。
A−2.ATMソフトウェアの構成:
図3は、不正取引防止/取引処理を示すフローチャートである。この不正取引防止/取引処理は、制御部80によって実行されるもので、顧客検知部(図示せず)によって利用者(顧客)が検知されたタイミングで実行開始される。処理が開始されると、制御部80は、操作/表示部30に取引開始画面を表示させる。
図4(a)は、取引開始画面の一例を示す説明図である。図示するように、取引開始画面PN1は、顧客による磁気カードの挿入を受付けるためのものである。ATM10は、取引開始画面PN1を表示することと共に、カード挿入待ち状態で待機した状態となる。
次いで、制御部80は、顧客によるカードの挿入(投入)がカード処理部20のカード挿入口(図示無し)からあったことを検知すると(ステップS120)、カード読み込み中画面を操作/表示部30に表示させるとともに、カード処理部20に対して、挿入されたカードの磁気ストライプ(MS)の情報から金融機関番号、支店番号、口座番号を読み取り、顧客の口座を特定することを実行させる。(ステップS130)。図4(b)には、カード読み込み中画面PN2の一例を示した。
続いて、制御部80は、ステップ130において特定した顧客の口座において過去ATMにて取引を実施した際に撮影したカードのイメージと、撮影時の情報を取得する処理を行う(ステップS140)。詳しくは、回線接続部70を介してセンターのホストコンピュータ110に対してカードイメージの取得要求を行い、ホストコンピュータ110は、カードイメージデータベース112より、口座に紐付く、初回撮影全体イメージ、前回撮影全体イメージ、前回撮影拡大イメージ、および各イメージの撮影時情報を呼び出し、ATM10に対して送信する。
図5は、カードイメージデータベース112のデータ構成を示す説明図である。図示するように、カードイメージデータベース112は、顧客の口座毎(すなわち、口座番号毎)に、カードイメージデータベース112に始めて登録されたカード全体を撮影したイメージである初回撮影全体イメージ、データベースに前回取引時に登録されたカード全体を撮影したイメージである前回撮影全体イメージ、前回取引時に登録されたカードの一部分を拡大した撮影イメージである前回撮影拡大イメージの3種類のイメージが格納されている。また、それぞれのイメージに対しては、撮影時の情報である被写体の中心座標とカメラの拡大率が格納されている。なお、前回撮影拡大イメージの拡大撮影されている部分がいずれの位置であるかについては、後述する。初回撮影全体イメージは、このカードを用いた初回の取引時に撮影されたものである。図3のステップS140では、ATM10の制御部80は、ステップ130において特定した顧客の口座を検索キーとして、その検索キーに対応した初回撮影全体イメージ、前回撮影全体イメージ、および前回撮影拡大イメージを検索し、ホストコンピュータ110から検索結果を受信し、記憶部60に格納する。
続いて、カード処理部20に備えられるイメージリーダ部22は、カード処理部20に挿入されているカードを撮影し、撮影して得られたイメージを記憶部60に格納する(ステップS150)。イメージの撮影は、カード全体の撮影と、カードの一部分を拡大して撮影することの両方を行う。なお、拡大撮影は、ステップS140によって記憶部60に格納した前回撮影拡大イメージの撮影時の情報である被写体の中心座標とカメラの倍率を用いて行う。撮影して得られた全体のイメージは最新撮影全体イメージとして記憶部60に格納され、撮影して得られた一部分のイメージは最新撮影拡大イメージとして記憶部60に格納される。
ステップS150の実行後、制御部80は、カード処理部20に挿入されているカードが正規のカードであるか否かを検証するために、第一の検証ステップとして、ステップS140によって記憶部60に格納された前回撮影全体イメージと、ステップS150によって記憶部60に格納された最新撮影全体イメージとから、カード表面に印字されている文字情報をそれぞれ抽出し、前回撮影全体イメージから抽出された文字情報と最新撮影全体イメージから抽出された文字情報との比較を行う(S160)。文字情報とは、カード表面に記載された文字や数字等であり、エンボス加工されて刻印されたエンボス文字も含む。ステップS160による比較結果から、文字情報の差異個数が予め定められた閾値N1を上回ると判定された場合には(ステップS170:NO)、カード処理部20に挿入されているカードは不正なカードであると判断し、ステップ180に遷移する。閾値N1は、記憶部60に予め格納されている設定ファイルに定義されている。
図6は、記憶部60に格納されている設定ファイルTBの一例を示す説明図である。図示するように、設定ファイルTBには、閾値N1として値2が登録されている。
図3のステップS180では、制御部80は、回線接続部70を介して、センターのホストコンピュータ110に不正なカードがATM10で使用された旨を通知する処理を行う。続いて、制御部80は、取引中止を顧客に報知するために、操作/表示部30を作動させてカード返却画面を表示し、カード処理部20を作動させて挿入されているカードを返却する(ステップS190)。ステップS190の実行後、制御部80は、不正取引防止/取引処理を終了する。
図7(a)は、カード返却画面の一例を示す説明図である。図3のステップS190では、カード返却画面PN3を操作/表示部30に表示させる。
一方、ステップS170で、文字情報の差異個数が閾値N1以下であると判断された場合には、第二の検証ステップとして、制御部80は、ステップS140によって記憶部60に格納された前回撮影拡大イメージと、ステップS150によって記憶部60に格納された最新撮影拡大イメージとを比較する(ステップS200)。この比較は、図8に示すように、前回撮影拡大イメージと最新撮影拡大イメージとを40等分の領域にそれぞれ分割し、分割した各イメージが対応する領域において、一致するイメージであるか否かの判定をイメージの色情報を基に行う。なお、本実施形態では、拡大イメージを40等分したが、これに換えて、35、45等の他の数に分けてもよい。
ステップS200の比較結果から、40等分したイメージのうちの不一致の領域の個数(差異個数)が予め定められた閾値N2を上回ると判定された場合には(ステップS210:NO)、カード処理部20に挿入されているカードは不正なカードであると判断し、ステップ180に遷移する。閾値N2は、記憶部60に予め格納されている設定ファイルTB(図6)に定義されており、本実施形態では値10となっている。
一方、ステップS210で、不一致の領域の差異個数が閾値N2以下であると判断された場合には、第二の検証ステップとして、制御部80は、カード処理部20に挿入されているカードは、正規のカードであると判断し、ステップS220に遷移する。
ステップS220では、制御部80は、次回の取引で使用する前回撮影拡大イメージを得るための撮影箇所特定処理を行う。詳しくは、制御部80は、まず、ステップS140にて取得し記憶部60に格納した初回撮影全体イメージと、ステップS150にて記憶部60に格納された最新撮影全体イメージとの比較を行う。イメージの比較は、初回撮影全体イメージ(図9(a))と最新撮影全体イメージ(図9(b))とを40等分の領域にそれぞれ分割し、分割した各イメージが対応する領域において、一致するイメージであるか否かの判定をイメージの色情報を基に行う。なお、本実施形態では、全体イメージを40等分したが、これに換えて、35、45等の他の数に分けてもよい。そして、比較の結果から、40等分したイメージのうち、不一致の領域が集まったエリアを撮影箇所として特定する。図9(c)においては、ハッチされた領域が不一致の領域である。
図3のステップS220の実行後、制御部80は、イメージリーダ部22を作動させて、ステップS220にて特定したエリアの中心AC(図9(c)参照)を中心座標とし、不一致の領域が集まったエリア全体が撮影されるように拡大率を調整して撮影し、撮影して得られた撮影拡大イメージ(以下、「送信用撮影拡大イメージ」と呼ぶ)と、撮影時の情報である被写体の中心座標およびカメラの倍率と、を記憶部60に格納する(ステップS230)。その後、制御部80は、ステップS150にて記憶部60に格納された最新撮影全体イメージと、ステップS230にて記憶部60に格納した送信用撮影拡大イメージおよび撮影時の情報(中心座標および倍率)と、を回線接続部70を介してセンターのホストコンピュータ110に送信する(ステップS240)。ホストコンピュータ110は、カードイメージデータベース112に、受信した最新撮影全体イメージを前回撮影全体イメージとし、送信用撮影拡大イメージを前回撮影拡大イメージとし、さらに撮影時の情報を、それぞれ口座に紐付けて登録する。
ステップS240の実行後、制御部80は、取引処理を許可し、顧客が所望する任意の取引を実施する(ステップS250)。その後、制御部80は、不正取引防止/取引処理を終了する。
A−3.実施形態効果:
以上詳述したように、本実施形態のATM10によれば、前回取引時に得られた前回撮影全体イメージと前回撮影拡大イメージをホストコンピュータ110のカードイメージデータベース112に登録し、今回の取引の際には、カードイメージデータベース112から読み出して、記憶部60に記憶させる。その上で、記憶部60に記憶した前回撮影全体イメージおよび前回撮影拡大イメージと、今回取引時に撮影して得られた最新撮影全体イメージおよび最新撮影拡大イメージとの比較を行う。このために、偽造カードの検出を高精度に行うことが可能であり、また、比較用の前回撮影イメージはカードの外側であるホストコンピュータ110に登録されていることから、それら前回撮影イメージの書き換えは困難である。したがって、本実施形態のATM10によれば、偽造されたカードを用いて不正な取引処理がなされることを十分に防止することができる。さらに、次のような作用、効果を奏する。
ステップS150において、最新撮影拡大イメージの撮影を行うために、センターのカードイメージデータベース112から取得した前回撮影時の被写体の中心座標とカメラの倍率を用いているが、前回カードイメージを撮影したATMと今回カードイメージを撮影するATMで機種が異なる場合、イメージリーダ部22の性能差等により、撮影したイメージの質に差が生じる可能性がある。このような場合には、ステップS160およびステップS200で比較処理を判定する際に用いる閾値を変更することで、比較処理への影響を最小限に抑えることができる。
ステップS170において、イメージの比較を40等分の領域に分けて行ったが、さらに細分化した領域に分けてイメージの比較を行うことで、比較の精度を向上させることができる。
ステップS170において、40等分したイメージのうち、一致した領域が閾値を超えるか否かの判定を行ったが、完全に一致するかの比較ではなく閾値によって、比較結果を決定することで前回カード撮影時から増えているカードの傷を許容することが可能となる。
ステップS220において、初回撮影全体イメージと最新撮影全体イメージの比較を行うことで、カード表面上において、カードイメージの初回登録時から一番傷がついたエリアを抽出し、次取引では、この一番傷がついたエリアを中心に比較を行うことが可能となる。カード表面上の傷は、個々のカードが持つユニークな情報であり、偽造が困難である。そのため、傷がついたエリアを中心に比較を行うことで、カード表面上の模様まで偽造したカードであっても、不正カードとして検出することが可能になる。
なお、ステップS180において、センターへの通知時に、ステップS150にて記憶部60に格納した最新撮影全体イメージと最新撮影拡大イメージとを回線接続部70を介してセンターに送信し、センターのオペレータがATM10に挿入されたカードのイメージを閲覧できるような仕組みとしてもよい。また、ステップS180において、顧客にカードを返却せずに、操作/表示部30にカード回収画面(PN4:図7(b)参照)を表示し、カードを回収するような仕組みとしてもよい。
この実施形態では、初回撮影全体イメージ、前回撮影全体イメージ、および前回撮影拡大イメージをセンターより取得する構成としたが、これに換えて、これらのイメージを顧客の持つICカード内のICチップに保存して、ICチップから取得する構成としてもよい。この構成によっても、前回撮影全体イメージ、前回撮影拡大イメージ等を利用することから、それらの書き換えが困難であった。したがって、この構成によっても、第1実施形態と同様に、偽造されたカードを用いて不正な取引処理がなされることを十分に防止することができる。
この実施形態では、センターより初回撮影全体イメージ、前回撮影全体イメージ、前回撮影拡大イメージの取得を行ったが、カードイメージデータベース112に口座に紐付くイメージが存在しなかった場合には、ATMは、イメージの比較処理は行わずに、顧客の所望するカードの撮影だけを行い、センターに撮影したカードイメージを送信し、カードイメージの登録を行うようにしてもいい。
この実施形態では、カード表面のイメージ情報をカードイメージデータベース112に格納したが、カード裏面の磁気ストライプ情報であるJIS1を用いて取引を行う場合には、カード裏面でカードが挿入されるため、裏面のイメージについても表面のイメージと同様に格納しておく構成としてもよい(図10参照)。また、同じ口座であっても代理人カードのように別のカードが使用されることがあるため、これらのカードについても同様にイメージを保持しておくことも考えられる(図10参照)。
この実施形態では、カードの拡大イメージの比較は、前回撮影拡大イメージと最新撮影拡大イメージとの間の一回であったが、拡大イメージを別の個所を拡大して撮影したイメージとし、個所毎に比較することでより、精度が高い比較を行うことができる。
この実施形態では、取引開始時に顧客への取引可否を決定するために、カードイメージの比較処理を行ったが、取引処理と平行して比較処理を行い、取引が確定する直前に比較結果に基づき、最終的な取引可否を判断する仕組みとしてもよい。
B.第2実施形態:
本発明の第2実施形態について次に説明する。第2実施形態のATMは、第1実施形態のATM10と比較して、制御部によって実行される不正取引防止/取引処理が相違し、その他の構成については同一である。なお、同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符合を付し、その説明を省略する。
図11は、第2実施形態における不正取引防止/取引処理を示すフローチャートである。この不正取引防止/取引処理は、第1実施形態と同様に、制御部80によって実行されるもので、顧客検知部によって利用者(顧客)が検知されたタイミングで実行開始される。第1実施形態では、カードイメージの比較処理をATMの制御部80によって行っていたが、これに換えて、第2実施形態では、カードイメージの比較処理をセンターのホストコンピュータで行うようにした点が相違する。
図11のステップS310、S320,S330、S340、S380、およびS390は、図3のステップS110、S120、S130,S150、S190、S250と同一の処理内容である。制御部は、ステップS340の実行後、ステップS330によって取得した顧客の口座情報と、ステップS340にて記憶部60に格納された最新撮影全体イメージおよび最新撮影拡大イメージとを、回線接続部70を介してホストコンピュータに送信する(ステップS350)。ホストコンピュータは、カードイメージデータベース112に登録されている口座情報に紐付く前回撮影全体イメージと、ATMより受信した最新撮影全体イメージとの比較を行う。この比較は、図3のステップS160以降で実行される比較処理と同一のものであり、OKかNGかの比較結果をATM10に送信する。
ATMの制御部80は、比較結果を回線接続部70を介して受信し(ステップS360)、比較結果がNGである場合には、カード処理部20に挿入されたカードは不正なカードであると判断して(ステップS370:NG)、ステップS380に遷移する。ステップS380は、図3のステップS190と同一で、取引中止の処理を行う。一方、比較結果がOKである場合には、カード処理部20に挿入されたカードは正規のカードであると判断して(ステップS370:OK)、ステップS390に遷移する。ステップS390は、図3のステップS250と同一で、取引処理を行う。ステップS380またはS390の実行後、不正取引防止/取引処理を終了する。
以上詳述したように、第2実施形態のATMによれば、前回取引時に得られた前回撮影全体イメージと前回撮影拡大イメージをホストコンピュータのカードイメージデータベース112に登録し、今回の取引の際には、最新撮影全体イメージと最新撮影拡大イメージとを回線接続部70を介して送信し、ホストコンピュータ側でカードイメージの比較を行う。このために、悪意を持った者が、前回取引時に取得した撮影全体イメージおよび撮影拡大イメージを不正に書き換えることは困難である。したがって、第2実施形態のATMによれば、偽造されたカードを用いて不正な取引処理がなされることを十分に防止することができる。
この発明は前記実施形態やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、現金を取り扱う自動取引処理装置に替えて、各種の自動販売機や、自動券売機、両替機等に転用することもできる。
なお、前述した各実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10…自動取引処理装置(ATM)
20…カード処理部
22…イメージリーダ部
30…操作/表示部
40…明細票処理部
50…紙幣/硬貨処理部
60…記憶部
70…回線接続部
80…制御部
100…LAN
110…ホストコンピュータ
112…カードイメージデータベース

Claims (3)

  1. 投入された情報記録カードに記録されたカード情報を読み取り、前記カード情報に基づいて取引処理を行う取引処理装置において、
    前記投入された情報記録カードを撮影し、前記情報記録カードのカード画像を取得するカード撮影部と、
    前回取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像を前回カード画像として取得する前回カード画像取得部と、
    今回取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像と、前回カード画像取得部によって得られた前回カード画像とを比較する比較部と、
    前記比較の結果に基づき、今回取引時における取引可否を決定する取引可否決定部と、
    を備え、
    前記カード撮影部は、
    前記カード画像として、前記情報記録カードの全体の画像を取得する第1撮影部と、
    前記カード画像として、前記情報記録カードの特定部分の拡大画像を取得する第2撮影部であって、今回取引時に前記カード撮影部によって取得したカード画像と、初回の取引時に前記カード撮影部によって得られたカード画像との比較結果から求まる不一致の領域を少なくとも含むエリアを、特定部分として撮影する第2撮影部と、
    を備え、
    前記比較部は、
    前記第1撮影部によって撮影した全体の画像同士で、前記今回取引時と前回取引時との比較を行う第1比較部と、
    前記第2撮影部によって撮影した前記特定部分の拡大画像同士で、前記今回取引時と前回取引時との比較を行う第2比較部と、
    を備える、取引処理装置。
  2. 請求項1に記載の取引処理装置であって、
    前記前回カード画像取得部は、前回カード画像を前記情報記録カードの外側から取得する、取引処理装置。
  3. 請求項1または請求項に記載の取引処理装置であって、
    ホストコンピュータと通信を行う通信部と、
    前記カード撮影部で撮影したカード画像を、前記通信部を介して前記ホストコンピュータに送信するカード画像送信部と、
    を備え、
    前記前回カード画像取得部は、前記通信部を介して前記ホストコンピュータから前回カード画像を取得する、取引処理装置。
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