JP6254279B2 - シーム溶接方法及びその装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のワークを積層した積層体を挟持して加圧する一組のローラ電極間を断続的に通電しつつ、該ローラ電極を回転させて相対的に移動させるシーム溶接方法及びその装置に関する。
金属板等からなるワークを複数積層した積層体のワーク同士の間に、複数のナゲットを互いに重なり合うように連続的に形成することで、該ワーク同士を接合するシーム溶接方法が知られている。このシーム溶接方法では、積層体を挟持して加圧する一組のローラ電極間を断続的に通電しつつ、該ローラ電極を回転させる。つまり、図6Aに示す通電サイクルのように、ローラ電極間を通電する通電期間(例えば、24msec)と、ローラ電極間の通電を中断する中断期間(例えば、36msec)とを1周期(例えば、60msec)として繰り返しながら、積層体に対してローラ電極を相対的に移動させる。
この通電期間中に、ローラ電極によって加圧されたワーク同士の接触面近傍に抵抗発熱(ジュール熱)を発生させて溶融部を形成する。そして、このように溶融部が形成された積層体の部位を、中断期間中にローラ電極で加圧しつつ冷却することで、該溶融部を凝固させてナゲットを形成する。その結果、上記の通り、ワーク同士の間に互いに重なり合うナゲットが連続的に形成され、積層体のシーム溶接が行われる。
ところで、近年、例えば、ローラ電極が設けられたシーム溶接装置をロボットに搭載して、自動車車体用の部品等、大型のワーク同士をシーム溶接することが提案されている。この場合、シーム溶接装置を大型化することなく、溶接速度を大きくすることが求められる。
しかしながら、溶接速度を大きくするべく、ローラ電極の相対的な移動速度を大きくすると、中断期間中に溶融部が十分に凝固する前に、該溶融部からローラ電極が離間する懸念がある。この場合、ローラ電極による加圧力が低減した状態又は付与されていない状態で溶融部が凝固することになり、該溶融部が凝固する際の体積収縮等によって、割れが生じ易くなってしまう。
ローラ電極が移動する前に、溶融部を速やかに凝固させる手段としては、冷却水を用いて溶融部を冷却することが考えられる。しかし、この場合、冷却水用の配管等を含む冷却設備が必要となってしまう。また、自動車車体や部品に付着した冷却水をそのままの状態にしておくと、錆び等が発生する懸念があるため、これを回避するべく、該自動車車体や部品に付着した冷却水を除去する場合、さらに追加の設備が必要となってしまう。従って、冷却水を用いて溶融部を冷却することは、シーム溶接装置の大型化を回避する観点等から好ましくない。
そこで、図6Bに示す通電サイクルのように、溶接速度を大きくすることに伴って、1周期を短くする(例えば、48msec)とともに、該1周期中の中断期間の割合を大きくする(例えば、32msec)ことが考えられる。これによって、通電期間(16msec)に対して、中断期間の割合を大きくして、溶融部の凝固を開始するタイミングを早くすることができる。その結果、溶融部からローラ電極が離間する前に、換言すると、溶融部に加圧力が付与された状態で、該溶融部を凝固させることが可能になる。
ところが、上記のように、1周期中の通電期間の割合を小さくし、中断期間の割合を大きくすると、積層体が必要以上に冷却されてしまう懸念がある。これによって、積層体の電気抵抗が小さくなること等から、溶融部を形成するために必要な溶融電流が増大して、スパッタ等が生じ易くなる。また、通電期間と中断期間との間で積層体の温度差が大きくなり、体積変化が大きくなることから、結局、割れ等を十分に抑制することが困難になる。
積層体が必要以上に冷却されることを抑制するためには、例えば、特開平11−58026号公報に示すシーム溶接方法を採用することが考えられる。すなわち、溶融部を形成可能な入熱の第1溶接電流Pと、該第1溶接電流Pより入熱の小さい第2溶接電流Bとを交互に通電し、溶接電流を中断する中断期間を設けずにシーム溶接を行う。
上記の特開平11−58026号公報記載のシーム溶接方法では、第2溶接電流Bを通電しつつ溶融部を凝固させるため、積層体が必要以上に冷却されることを回避できる一方で、溶融部を速やか且つ十分に凝固させることは困難である。従って、上記の通り、溶接速度を大きくすると、溶融部が十分に凝固する前に、該溶融部上からローラ電極が移動してしまい、凝固時の加圧力不足による割れ等が発生する懸念がある。結局、特開平11−58026号公報記載のシーム溶接方法を採用しても、溶接速度を大きくしつつ、割れやスパッタ等が抑制された高品質の接合製品を得ることは困難である。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、溶接速度を大きくしつつ、割れやスパッタ等が抑制された高品質の接合製品を得ることが可能なシーム溶接方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、複数のワークを積層した積層体を挟持する一組のローラ電極間を断続的に通電するとともに、前記積層体に対して加圧力を付与しつつ前記ローラ電極を相対的に移動させてシーム溶接を行うシーム溶接方法であって、前記ローラ電極間に溶融電流を通電して、前記ワーク間に溶融部を形成する溶融期間と、前記ローラ電極間に前記溶融電流よりも小さい加温電流を通電して、前記溶融部が凝固する温度の範囲内で前記積層体を加温する加温期間と、前記加温期間の前及び後ろの少なくとも一方に設けられ、前記ローラ電極間の通電を中断する中断期間と、を1周期として繰り返しつつシーム溶接を行うことを特徴とする。
本発明に係るシーム溶接方法では、ローラ電極間の通電サイクルである1周期中に、溶融電流を通電して溶融部を形成する溶融期間と、通電を中断して溶融部を凝固させる中断期間と、加温期間とを設けている。この加温期間では、溶融部が凝固する温度の範囲内(例えば、凝固点未満)で、積層体を加温する。このため、溶融部は、加温されるにも関わらず、凝固することができる。すなわち、1周期中の中断期間及び加温期間が、溶融部を冷却して凝固させることが可能な期間(凝固期間)となる。
このように加温期間を設けた分、1周期中の溶融期間に対する凝固期間の割合を大きくして、溶融部の凝固を開始するタイミングを早くすることができる。その結果、溶接速度を大きくしても、溶融部が凝固する前に、該溶融部からローラ電極が離間することを回避できるため、十分な加圧力を付与しつつ溶融部を凝固させることが可能になる。
また、上記のように1周期中の凝固期間の割合を大きくしても、該凝固期間中の加温期間では加温電流が通電されるため、通電が中断される中断期間の割合が過剰に大きくなることを回避できる。これによって、積層体が必要以上に冷却されることを回避できる。その結果、溶融電流を増大させることなく、ワーク間に良好に溶融部を形成することができるため、スパッタ等の発生を抑制できる。また、溶融期間及び凝固期間の間の温度変化によって、積層体の体積が急激に変化することを抑制できるため、ナゲット等に割れが生じることを抑制できる。従って、このシーム溶接方法では、溶接速度を大きくしても、割れやスパッタ等を効果的に抑制することができ、高品質の接合製品を得ることが可能になる。
上記のシーム溶接方法において、前記1周期中の前記加温期間は、前記中断期間の前に設けられてもよい。この場合、例えば、1周期が、溶融期間、加温期間、中断期間の順に設定される。すなわち、溶融期間中に溶融電流を通電して溶融部を形成した後、該溶融電流よりも小さい加温電流を加温期間に通電する。これによって、加温期間では、積層体が急冷されることや、必要以上に冷却されることがないように加温することができる。
また、積層体を加温する温度は、溶融部が凝固する温度の範囲内であるため、溶融期間後、速やかに溶融部の凝固を開始させることができる。すなわち、ローラ電極による加圧力を十分に付与した状態で溶融部を凝固させることができ、割れ等の発生を抑制することができる。さらに、加温期間の後、通電を中断する中断期間を設けることで、溶融部を十分に凝固させて、ワーク同士の間に良好なナゲットを形成することができる。
従って、溶融期間と中断期間の間に加温期間を設けることで、中断期間中に積層体が冷却されても、積層体の体積が急激に変化することや、積層体の電気抵抗が小さくなって溶融電流が増大してしまうことを回避できる。このため、溶接速度を増大させても、スパッタや割れ等が生じることを効果的に抑制でき、高品質の接合製品を得ることが可能になる。
上記のシーム溶接方法において、前記1周期中の前記加温期間は、前記中断期間の後に設けられてもよい。この場合、例えば、1周期が、溶融期間、中断期間、加温期間の順に設定される。すなわち、溶融期間中に溶融電流を通電して溶融部を形成した後、通電を中断して中断期間とすることで、溶融部を凝固させる。そして、この中断期間の後、換言すると、次の1周期の溶融期間の前に、加温期間を設けて、加温電流を通電することで、溶融部が凝固する温度の範囲内で積層体を予熱することができる。
すなわち、次の1周期の溶融期間では、上記のように加温されて電気抵抗が上昇した状態の積層体に対して、溶融電流を通電することができる。これによって、溶融電流を増大させることなく、良好に溶融部を形成することができるため、スパッタが生じることを効果的に抑制できる。
また、上記の通り、積層体は、加温期間中も溶融部が凝固する温度の範囲内であるため、加温期間を設ける分、1周期中の溶融期間に対する凝固期間の割合を大きくして、凝固開始のタイミングを早くすることができる。このため、溶接速度を大きくしても、加圧力を付与しつつ溶融部を凝固させることができ、ナゲット等に割れが生じることを抑制できる。その結果、溶接速度を大きくしつつ、高品質の接合製品を得ることが可能になる。
なお、上記したシーム溶接方法が適用されたシーム溶接装置もこの発明に含まれる。
すなわち、本発明は、複数のワークを積層した積層体を挟持する一組のローラ電極間を断続的に通電するとともに、前記積層体に対して加圧力を付与しつつ前記ローラ電極を相対的に移動させてシーム溶接を行うシーム溶接装置であって、前記ローラ電極に対し、溶融電流を通電して、前記ワーク間に溶融部を形成する溶融期間と、前記溶融電流よりも小さい加温電流を通電して、前記溶融部が凝固する温度の範囲内で前記積層体を加温する加温期間と、前記加温期間の前及び後の少なくとも一方に設けられ、前記ローラ電極間の通電を中断する中断期間と、を1周期とする通電及び通電停止を繰り返すことを特徴とする。
また、上記のシーム溶接装置では、前記1周期中の前記加温期間を、前記中断期間の前に設けてもよく、前記1周期中の前記加温期間を、前記中断期間の後に設けてもよい。
本発明に係るシーム溶接装置を備える多関節ロボットの概略全体側面図である。 図1のシーム溶接装置の要部斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシーム溶接方法の通電サイクルを示すタイミング図である。 図4Aは、溶融期間におけるローラ電極対及び積層体の説明図であり、図4Bは、加温期間におけるローラ電極対及び積層体の説明図であり、図4Cは、中断期間及び次の1周期の溶融期間におけるローラ電極対及び積層体の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るシーム溶接方法の通電サイクルを示すタイミング図である。 図6Aは、シーム溶接方法の通電サイクルの一例を示すタイミング図であり、図6Bは、シーム溶接の通電サイクルの他の例を示すタイミング図である。
以下、この発明に係るシーム溶接方法につき、これを実施するシーム溶接装置との関係において好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
<<第1実施形態>>
図1は、この実施形態に係るシーム溶接装置10を備える多関節ロボット12の概略全体側面図であり、図2は、シーム溶接装置10の要部斜視図である。このシーム溶接装置10は、多関節ロボット12の先端アーム14に支持されている。このようにシーム溶接装置10を備える多関節ロボット12の構成は、例えば、特開2007−167896号公報、実用新案登録第3124033号公報にも記載されるように公知であるため、この構成についての詳細な説明は省略する。
シーム溶接装置10は、先端アーム14にマウント16(図1参照)を介して支持された第1ローラ電極18、第2ローラ電極20を具備し、この中、第2ローラ電極20が積層体22(図2参照)の下方に位置するとともに、第1ローラ電極18が積層体22の上方に位置する。すなわち、第1ローラ電極18及び第2ローラ電極20で積層体22を挟持する。
溶接対象である積層体22は、2枚の金属板であるワーク24、26が下方からこの順序で積層されることによって構成される。ワーク24、26は、例えば、JAC590、JAC780又はJAC980(何れも日本鉄鋼連盟規格に規定される高性能高張力鋼板、いわゆるハイテン材)からなる。また、ワーク24、26のそれぞれの厚みは、例えば、約1mm〜約2mmに設定される。なお、積層されるワークの枚数は、本図例に示す2枚に限られず3枚以上であってもよい。
マウント16には、ガイドレール28が敷設されている。ガイドレール28には、第1シリンダ及び第2シリンダ(それぞれ不図示)が支持される。第1シリンダは、第1移動テーブル30に支持された第1ローラ電極18を第2ローラ電極20に対して接近又は離間する方向に変位させる。第2シリンダは、第2移動テーブル32に支持された第2ローラ電極20を第1ローラ電極18に対して接近又は離間する方向に変位させる。なお、第1ローラ電極18及び第2ローラ電極20は、何れか一方のみが、対応する第1移動テーブル30又は第2移動テーブル32に支持され、他方は、固定されたテーブル(不図示)に支持されてもよい。
なお、第1移動テーブル30には、第1ローラ電極18を回転付勢するための第1回転用モータ(不図示)が支持され、第2移動テーブル32には、第2ローラ電極20を回転付勢するための第2回転用モータ(不図示)が支持される。このような構成は公知であるので、図示及び詳細な説明を省略する。なお、第1シリンダ及び第2シリンダに代替してサーボモータ等を採用するようにしてもよい。
ガイドレール28の凸部34には、第1ローラ電極18を支持した第1移動テーブル30の凹部36(図2参照)と、第2ローラ電極20を支持した第2移動テーブル32の凹部38(図2参照)とが摺動自在に係合される。第1移動テーブル30は、上記の第1シリンダの図示しない第1ロッドに連結される。また、第2移動テーブル32は上記の第2シリンダの図示しない第2ロッドに連結される。
すなわち、第1ローラ電極18は、第1シリンダの第1ロッドが進退動作することに伴って第2ローラ電極20に対して接近又は離間する方向(矢印Y2、Y1方向)に変位する。その一方で、第2ローラ電極20は、第2シリンダの第2ロッドが進退動作することに伴って第1ローラ電極18に対して接近又は離間する方向(矢印Y1、Y2方向)に変位する。
第1ローラ電極18と第1移動テーブル30との間には、第1軸(不図示)が介在する。この第1軸が、前記第1回転用モータの作用下に回転動作することにより、第1ローラ電極18が回転動作する。同様に、第2ローラ電極20は、前記第2回転用モータの作用下に第2軸(不図示)が回転動作することに伴って回転動作する。
第1ローラ電極18及び第2ローラ電極20のそれぞれは、不図示ではあるが、スイッチが介装されたリード線(電力線)を介して、直流インバータ電源や、交流電源等の溶接電流を供給可能な電源の正極及び負極に電気的に接続される。このスイッチの入/切を切り替えることで、第1ローラ電極18及び第2ローラ電極20間に、後述する溶融電流及び加温電流の何れかを通電すること、又はこれら電流の通電を中断することが可能である。なお、以下では、溶融電流及び加温電流を総称して溶接電流ともいう。また、スイッチは、例えば、電力素子を利用した電子スイッチを採用することができる。
以上の構成において、第1及び第2シリンダ、第1及び第2回転用モータ、交流電源、スイッチは、制御手段としての制御ユニットに電気的に接続されている。すなわち、これら第1及び第2シリンダ、第1及び第2回転用モータ、交流電源、スイッチの動作ないし付勢・滅勢は、制御ユニットによって制御される。すなわち、制御ユニットは、通電タイミング制御手段としても機能する。
本実施形態に係るシーム溶接装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき、本実施形態に係るシーム溶接方法との関係において説明する。
先ず、多関節ロボット12は、第1ローラ電極18と第2ローラ電極20の間に積層体22が配置されるように先端アーム14、すなわち、シーム溶接装置10を移動させる。
その後、制御ユニットの作用下に上記の第1シリンダ及び第2シリンダが付勢され、これに伴って上記の第1ロッド及び第2ロッドが前進動作を開始する。すなわち、第2ローラ電極20が第1ローラ電極18に対して接近するように矢印Y1方向に向かって変位し、且つ第1ローラ電極18が第2ローラ電極20に対して接近するように矢印Y2方向に向かって変位する。その結果、第1ローラ電極18と第2ローラ電極20の間に積層体22が挟持される。
このとき、ワーク26に対する第1ローラ電極18の加圧力(F1)が、ワーク24に対する第2ローラ電極20の加圧力(F2)と均衡するように、上記の第1シリンダの第1ロッドの各推進力と、上記の第2シリンダの第2ロッドの推進力とを制御する。
次に、第1及び第2回転用モータを所定回転数で回転させることで、積層体22に対して、第1ローラ電極18及び第2ローラ電極20(以下、これらを総称してローラ電極対ともいう)を移動方向に所定速度で相対的に移動させる。なお、ローラ電極対が相対的に移動する所定速度は、例えば、2.0m/分とすることができる。
この際、図3のタイミング図に示す通電サイクルで、上記のスイッチのオン状態及びオフ状態を切り替える。上記した通り、第1ローラ電極18及び第2ローラ電極20の各々が交流電源の正極及び負極に接続されている。このため、スイッチをオン状態とする間は、第1ローラ電極18から第2ローラ電極20に向かって溶接電流が流れる通電期間となる。また、スイッチをオフ状態とする間は、溶接電流の通電が遮断される中断期間となる。
すなわち、このシーム溶接方法では、シーム溶接装置10によって、積層体22を挟持するローラ電極対間に断続的に通電するとともに、積層体22に対して加圧力F1、F2を付与しつつローラ電極対を移動させることでシーム溶接を行う。
以下、シーム溶接装置10の通電サイクルについて、図3及び図4A〜図4Cを参照しつつ、具体的に説明する。図4A〜図4Cは、図3の通電サイクルと、積層体22の溶接状態との関係を時系列的に表す概略説明図である。なお、図3の例示では、通電サイクルの1周期は約48msecである。
先ず、図3及び図4Aに示すように、時点t1〜t2の間、スイッチをオン状態にして、ローラ電極対間に溶融電流i1を通電する溶融期間とする。溶融電流i1は、ワーク24、26の接触面近傍の部位に抵抗発熱を発生させて、加熱、溶融することが可能な大きさに設定されている。すなわち、溶融期間に、ローラ電極対間に溶融電流i1を通電することで、ワーク24、26間に溶融部40aを形成することができる。
なお、上記の通り通電サイクルの1周期を48msecとする場合、例えば、溶融期間は、約16msecであればよい。また、溶融電流i1の大きさは、ワーク24、26の材質及び形状や、溶融期間の長さ等に応じて適切に設定されればよいが、例えば、約16〜18kAとすることができる。
次に、図3及び図4Bに示すように、時点t2〜t3の間、ローラ電極対間に溶融電流i1より小さい加温電流i2を通電する加温期間とする。加温電流i2は、溶融部40aが凝固する温度の範囲内(例えば、溶融部40aの凝固点未満)で積層体22を加温することが可能な大きさに設定されている。従って、加温期間では、溶融期間に形成された溶融部40aを凝固させつつ、積層体22が急冷されること及び必要以上に冷却されることを抑制するべく、該積層体22を加温することができる。
なお、ここでの加温期間は、約8msecとすることができる。また、加温電流i2の大きさは、約8kAとすることができる。
上記の通り、ローラ電極対は、積層体22に対して相対的に移動するが、加温期間となる時点t2〜t3では、積層体22の溶融部40aが形成された部位に対して、十分な加圧力F1、F2を付与できる位置にある。従って、加温期間では、ローラ電極対から十分加圧力F1、F2を付与しつつ、溶融部40aの凝固を開始することができる。
次に、図3及び図4Cに示すように、時点t3〜t4の間、スイッチをオフ状態にして、ローラ電極対間の溶接電流の通電を中断する中断期間とする。すなわち、この時間帯では、ワーク24、26間の接触面近傍の加熱(加温)が中断される。これによって、積層体22からローラ電極対への熱伝導が生じること等によって、積層体22が冷却される。その結果、溶融部40aを十分に凝固させて、ナゲット42を形成することができる。なお、中断期間は、例えば、約24msecに設定される。
この中断期間となる時点t3〜t4においても、積層体22の溶融部40aが形成された部位に対して、十分な加圧力F1、F2を付与できる位置(図4C中、二点鎖線で示される位置周辺)にある。従って、積層体22が凝固する際の体積収縮等の影響を抑制しつつ、溶融部40aを十分に凝固させることができる。その結果、ワーク24、26の接触面近傍に、割れ等の発生が効果的に抑制されたナゲット42を形成することができる。
その後、図4Cに示すように、ローラ電極対を、積層体22の溶融部40aが形成された部位から離間するように移動方向に沿って相対移動させる。この位置において、上記と同様に、スイッチをオン状態にして、ローラ電極対間に溶融電流i1を通電する溶融期間とすることで、ワーク24、26間に新たな溶融部40bを形成することができる。このように、通電サイクルの次の1周期を、上記と同様に繰り返して行うことで、ナゲット42に連結する新たなナゲット(不図示)を形成することができる。すなわち、ナゲット同士が重複部を介して連続するため、ワーク24、26同士が強固に接続された溶接製品を得ることが可能になる。
以上から、このシーム溶接方法では、ローラ電極対間の通電サイクルである1周期中の中断期間及び加温期間が、溶融部40a、40b等を冷却して凝固させることが可能な期間(凝固期間)となる。つまり、加温期間を設けた分、1周期(例えば、48msec)中の溶融期間(例えば、16msec)に対する凝固期間(例えば、32msec)の割合を大きくして、溶融部40a、40b等の凝固を開始するタイミングを早くすることができる。その結果、溶接速度を大きくしても、溶融部40a、40b等が凝固する前に、該溶融部40a、40b等からローラ電極対が離間することを回避できる。このため、十分な加圧力F1、F2を付与しつつ溶融部40a、40b等を凝固させることが可能になる。
また、上記のように1周期中の凝固期間の割合を大きくしても、該凝固期間中の加温期間では、加温電流i2が通電されるため、通電が中断される中断期間の割合が過剰に大きくなることを回避できる。これによって、積層体22が必要以上に冷却されることを回避できる。その結果、溶融電流i1を増大させることなく、ワーク24、26間に良好に溶融部40a、40b等を形成することができるため、スパッタ等の発生を抑制できる。また、溶融期間及び凝固期間の間の温度変化によって、積層体22の体積が急激に変化することを抑制できるため、ナゲット42等に割れが生じることを抑制できる。従って、このシーム溶接方法では、溶接速度を大きくしても、割れやスパッタ等を効果的に抑制することができ、高品質の接合製品を得ることが可能になる。
また、上記のようにローラ電極対が移動する前に、溶融部40a、40b等を速やかに凝固させる際に、冷却水を用いる必要等がないため、冷却水用の配管等を含む冷却設備が不要である。すなわち、シーム溶接装置10を大型化することなく、溶接速度を大きくすることができる。このため、シーム溶接装置10は、多関節ロボット12に好適に搭載することができる。また、ワーク24、26が自動車車体用等の大型の部品である場合であっても、該ワーク24、26同士を良好にシーム溶接することが可能になる。
<<第2実施形態>>
次に、本発明の第2実施形態に係るシーム溶接方法について説明する。本発明に係るシーム溶接方法について、第2実施形態は、図5のタイミング図に示す通電サイクルでローラ電極対間を断続的に通電することを除いては、第1実施形態と同様にシーム溶接装置10を用いて行うことができる。
第1実施形態と第2実施形態との通電サイクルの相違点は、1周期中の加温期間が、中断期間の後に設けられる点である。すなわち、第2実施形態では、先ず、時点t1〜t2の間、スイッチをオン状態にして、ローラ電極対間に溶融電流i1を通電する溶融期間とする。次に、時点t2〜t3の間、スイッチをオフ状態にして、ローラ電極対間の溶接電流の通電を中断する中断期間とする。その後の時点t3〜t4の間、ローラ電極対間に溶融電流i1より小さい加温電流i2を通電する加温期間とする。以上の1周期を繰り返しつつ、ローラ電極対を相対的に移動させることで、互いに重複部を介して連続する複数のナゲットを形成して、ワーク24、26同士が強固に接続された溶接製品を得ることが可能になる。
従って、このシーム溶接方法では、溶融期間中に溶融電流i1を通電して溶融部を形成した後、通電を中断して中断期間とすることで、溶融部を凝固させる。そして、この中断期間の後、換言すると、次の1周期の溶融期間の前に、加温期間を設けて加温電流i2を通電することで、溶融部が凝固する温度の範囲内で、積層体22を予熱することができる。すなわち、次の1周期の溶融期間では、上記のように加温されて電気抵抗が上昇した状態の積層体22に対して、溶融電流i1を通電することができる。これによって、溶融電流i1を増大させることなく、良好に溶融部を形成することができるため、スパッタが生じることを効果的に抑制できる。
また、上記の通り、加温期間中も積層体22は、溶融部が凝固する温度の範囲内であるため、加温期間を設ける分、1周期(例えば、48msec)中の溶融期間(例えば、16msec)に対する凝固期間(例えば、32msec)の割合を大きくして、凝固開始のタイミングを早くすることができる。このため、溶接速度を大きくしても、十分な加圧力F1、F2を付与しつつ溶融部を凝固させることができ、ナゲット等に割れが生じることを抑制できる。その結果、溶接速度を大きくしつつ、高品質の接合製品を得ることが可能になる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (8)

  1. 複数のワーク(24、26)を積層した積層体(22)を挟持する一組のローラ電極(18、20)間を断続的に通電するとともに、前記積層体(22)に対して加圧力を付与しつつ前記ローラ電極(18、20)を相対的に移動させてシーム溶接を行うシーム溶接方法であって、
    前記ローラ電極(18、20)間に溶融電流(i1)を通電して、前記ワーク(24、26)間に溶融部(40a)を形成する溶融期間と、
    前記ローラ電極(18、20)間に前記溶融電流(i1)よりも小さい加温電流(i2)を通電して、前記溶融部(40a)が凝固する温度の範囲内で前記積層体(22)を加温する加温期間と、
    前記加温期間の前及び後ろの少なくとも一方に設けられ、前記ローラ電極(18、20)間の通電を中断する中断期間と、
    を1周期として繰り返しつつシーム溶接を行い、
    前記中断期間では、前記ローラ電極(18、20)によって、前記積層体(22)の前記溶融部(40a)が形成された部位を挟持して加圧力を付与しつつ、前記溶融部(40a)を凝固させることを特徴とするシーム溶接方法。
  2. 請求項1記載のシーム溶接方法において、
    前記1周期中の前記加温期間を、前記中断期間の前に設けることを特徴とするシーム溶接方法。
  3. 請求項1記載のシーム溶接方法において、
    前記1周期中の前記加温期間を、前記中断期間の後に設けることを特徴とするシーム溶接方法。
  4. 複数のワーク(24、26)を積層した積層体(22)を挟持する一組のローラ電極(18、20)間を断続的に通電するとともに、前記積層体(22)に対して加圧力を付与しつつ前記ローラ電極(18、20)を相対的に移動させてシーム溶接を行うシーム溶接方法であって、
    前記ローラ電極(18、20)間に溶融電流(i1)を通電して、前記ワーク(24、26)間に溶融部(40a)を形成する溶融期間と、
    前記ローラ電極(18、20)間に前記溶融電流(i1)よりも小さい加温電流(i2)を通電して、前記溶融部(40a)が凝固する温度の範囲内で前記積層体(22)を加温する加温期間と、
    前記加温期間の後に設けられ、前記ローラ電極(18、20)間の通電を中断する中断期間と、
    を1周期として繰り返しつつシーム溶接を行うことを特徴とするシーム溶接方法。
  5. 複数のワーク(24、26)を積層した積層体(22)を挟持する一組のローラ電極(18、20)間を断続的に通電するとともに、前記積層体(22)に対して加圧力を付与しつつ前記ローラ電極(18、20)を相対的に移動させてシーム溶接を行うシーム溶接装置(10)であって、
    前記ローラ電極(18、20)に対し、
    溶融電流(i1)を通電して、前記ワーク(24、26)間に溶融部(40a)を形成する溶融期間と、
    前記溶融電流(i1)よりも小さい加温電流(i2)を通電して、前記溶融部(40a)が凝固する温度の範囲内で前記積層体(22)を加温する加温期間と、
    前記加温期間の前及び後の少なくとも一方に設けられ、前記ローラ電極(18、20)間の通電を中断する中断期間と、
    を1周期とする通電及び通電停止を繰り返し、
    前記ローラ電極(18、20)は、前記中断期間に、前記積層体(22)の前記溶融部(40a)が形成された部位を挟持して加圧力を付与しつつ、前記溶融部(40a)を凝固させることを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  6. 請求項記載のシーム溶接装置(10)において、
    前記1周期中の前記加温期間を、前記中断期間の前に設けることを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  7. 請求項記載のシーム溶接装置(10)において、
    前記1周期中の前記加温期間を、前記中断期間の後に設けることを特徴とするシーム溶接装置(10)。
  8. 複数のワーク(24、26)を積層した積層体(22)を挟持する一組のローラ電極(18、20)間を断続的に通電するとともに、前記積層体(22)に対して加圧力を付与しつつ前記ローラ電極(18、20)を相対的に移動させてシーム溶接を行うシーム溶接装置(10)であって、
    前記ローラ電極(18、20)に対し、
    溶融電流(i1)を通電して、前記ワーク(24、26)間に溶融部(40a)を形成する溶融期間と、
    前記溶融電流(i1)よりも小さい加温電流(i2)を通電して、前記溶融部(40a)が凝固する温度の範囲内で前記積層体(22)を加温する加温期間と、
    前記加温期間の後に設けられ、前記ローラ電極(18、20)間の通電を中断する中断期間と、
    を1周期とする通電及び通電停止を繰り返すことを特徴とするシーム溶接装置(10)。
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