JP6253081B2 - ケーブル固定組立体、スプリッタ、及びケーブル固定方法 - Google Patents

ケーブル固定組立体、スプリッタ、及びケーブル固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、スプリッタのハウジング等のケーブルキャリアに、光ファイバケーブル等の少なくとも1本のケーブルを固定するためのケーブル固定組立体に関する。この組立体は、コア、コアを保護する補強カバー及び外被を有するケーブルを具備する。補強カバー及び外被が剥ぎ取られ、コアが少なくとも部分的に露出する。キャリアに対しては、ケーブルの剥ぎ取られた補強カバーの折り返し部が固定される。
本発明はさらに、複数のケーブルを具備するスプリッタ、並びに、少なくとも1本のケーブルを固定する方法に関する。このケーブルは、スプリッタのハウジング等のケーブルキャリアに、コア、コアを保護する補強カバー、及び外被を有する。方法は、補強カバー及び外被を剥ぎ取ってコアを露出する工程と、剥ぎ取られた補強カバーを折り返す工程と、補強カバーの折り返し部をケーブルキャリアに固定する工程とを具備する。
次世代WiMAX及びロング・ターム・エボリューション(LTE)ファイバ対アンテナの接続設計は、屋外用途用に頑丈なケーブル組立体を必要とする。機器をアンテナ設置場所に取り付けるために、複数の単一ケーブル組立体が用いられる。接地レベルからアンテナまで複数のケーブル組立体を引き回すことは扱いが困難である。このため、接地レベルからアンテナまで単一のケーブルを引き回し、アンテナ付近で単一ケーブルを分岐することが望ましい。分岐のために、複数のケーブルからなるスプリッタが用いられることがある。
ケーブルが引っ張られる際に張力荷重下でケーブル組立体の損傷を防止するために、ケーブルのキャリアでケーブルをしっかりと固定することは必須である。従来は、ケブラー(登録商標)コーティング等の保護カバーを剥ぎ取り、ケブラーを折り返してケーブルキャリアに接着することにより、ケーブルはケーブルキャリアに固定される。ケーブルキャリアの例には、スプリッタのハウジング、アダプタ又は接続ケースのハウジングがある。
本発明によれば、ケーブルキャリアは、ケーブルが固定されるサポートである。ケーブルキャリアにケーブルを固定する前述した従来の方法は、剥ぎ取られた保護補強部が折り返されたあたりのケーブル外被縁がケーブル引張時に変形するという問題を引き起こす。この変形は、補強カバーの過剰長さを生じさせ、ケーブルキャリアでのケーブル固定を弱くし、ケーブルフェルールに有害となるおそれがある。
ケーブルキャリアでケーブルを固定する現状のコンセプトに伴うこれらの不都合に鑑み、本発明の目的は、ケーブルキャリアで少なくとも1本のケーブルを固定する方法及び組立体を提供し、ケーブルが引っ張られる際の張力荷重に対するより良好な抵抗を与えることである。
本明細書の冒頭で述べたケーブル固定組立体に関し、本発明の根底の目的は、ケーブル固定組立体が増強部材をさらに具備し、その周囲に補強カバーの折り返し部が巻かれることで解決される。
従って、前述のケーブルキャリアにケーブルを固定する方法において、目的は、増強部材の周囲に補強カバーの折り返し部を巻くことにより解決される。
本明細書の冒頭で述べたスプリッタに関し、目的は、スプリッタが本発明に従った少なくとも1個のケーブル固定組立体を具備することで解決される。
前述の発明的解決手段は、張力荷重に対して良好な抵抗を提供する。その理由は、折り返された補強カバーで周囲が巻かれた増強部材は、キャリアに固定された補強カバーに作用する荷重を補償し吸収し、これにより、ケーブル外被の変形を防止すると共に補強カバーの伸びを回避する。増強部材は、ケーブルが引っ張られる際に張力荷重下で変形しない材料製であるので、ケーブル固定組立体のストレインリリーフを提供する。増強部材の周囲に補強カバーの折り返し部を巻くことにより、キャリアに固定されたケーブルの部分は強化され、ケーブル固定具に対する堅牢さを向上させる。
本発明に従った前述の解決手段は、本発明の以下の有利な実施形態のいずれかといかようにも結合可能であるので、さらに向上する。
本発明の方法及びケーブル固定組立体の実施形態によれば、増強部材は、剥ぎ取られた外被の先端に配置されてもよい。特に、増強部材が剥ぎ取られた外被を覆うように、好適には端面すなわち前面で外被を覆うように、増強部材が配置されてもよい。前面は、ケーブルの縦方向に直交して面する外被の側面と同様に縦方向に沿ってほぼ面する。このように、増強部材は、剥ぎ取られた外被の領域、好適には剥ぎ取られた外被の縁を覆う位置に配置され、これにより、張力荷重下で最も変形を受け易いケーブル外被の部分に配置される。
本発明のケーブル固定組立及び方法の別の実施形態によれば、増強部材の少なくとも一部が、ケーブルの縦方向に沿って補強カバー及び外被の間に配置されてもよい。ケーブルの縦方向は、ケーブルが引っ張られる際に張力荷重がケーブルに印加される引張方向にほぼ一致する。このように、増強部材は、張力荷重が最大になる、すなわち引張方向となる位置で外被を覆う。
剥ぎ取られた補強カバーの折り返し部の固定を容易にし、増強部材の周囲に折り返し部を巻くことを容易にするために、本発明に係るケーブル固定組立体の別の実施形態において、剥ぎ取られた補強カバーは、少なくとも1個の固定タブとして形成されてもよい。この点において、タブは、シート状、帯状部、ケーブル、ロープ、剥ぎ取られてコアを露出するが補強カバーの残余部分に接続されたままである補強カバーの糸状の部分として理解されなければならない。本発明に係る方法の一実施形態によれば、剥ぎ取られてコアを露出する補強カバーが少なくとも1個の固定タブに複数区分に形成される。このような固定タブは、その縦方向の寸法が通常、幅寸法の数倍を超え、巻回を促進する。というのは、タブは、容易に取り扱うことができ、幅方向の寸法が小さいので、大きな空間を占有せず、小型の増強部材を使用することを可能にするからである。
固定タブとして極めて堅牢であるが、剥ぎ取られてコアを露出する補強カバーを形成するコンパクトな方法は、画定された撚り糸区域を有する撚り糸として固定タブを形成することである。ほぼ円形断面を有する撚り糸は、コンパクトであるが抵抗が大きい。さらに、一般的に使用される補強カバーの材料がトラボン又はケブラー(登録商標)のようなアラミド繊維等の繊維から構成されるので、繊維材料を束ねることにより撚り糸を形成することは容易に達成でき、所定の耐摩耗性を有する極めて堅牢な固定タブという結果となる。
本発明に係る方法の別の一実施形態によれば、ケーブルの補強カバーの折り返し部をケーブルキャリアに固定する工程の前に、複数のケーブルが所定の整列状態に配置される。このように、例えばスプリッタのケーブル等の複数のケーブルは、最初に所望の配列に配置され、その後、所定の配列でケーブルキャリアに固定され、これにより、ケーブルキャリア及び互いに対して各ケーブルの正しい位置を保証する。複数のケーブルを配置するために、ケーブル固定組立体の別の実施形態によれば、組立体は、ケーブルキャリア、増強部材、又は互いに対して少なくとも1本のケーブル、好適には2本以上のケーブルを所定位置に配置するための少なくとも1個の整線化構造を具備する。この整線化構造は、ケーブル固定組立体の別の部品であってもよいし、本発明に係る別の実施形態では、増強部材は整線化構造であってもよい。これにより、ケーブル固定組立体の部材の合計数が減少する。
別の一実施形態において、整線化構造、好適には整線化構造として形成された増強部材は、ケーブルを受容する少なくとも1個の着座部を具備してもよい。或いは、整線化部材は、クランプ、クリップ又は他のタイプのホルダ等の、ケーブルを所定位置に保つための他の手段を具備してもよい。一実施形態において、着座部は、剥ぎ取られた外被の先端を受容するよう構成されてもよい。これにより、ケーブル外被の先端、及び張力荷重下で最も変形し易い部分を保護する。このように、増強部材は、二重の機能、すなわち外被の先端を保護すること、及びケーブルを所定位置に保つことを提供する。
本発明の別の一実施形態によれば、整線化構造、好適には整線化構造として形成された増強部材は、コア及び補強カバーの剥ぎ取られた部分が通過する少なくとも1個の通路を具備する。このような通路は、増強部材の周囲に補強カバーの剥ぎ取られた部分を巻くことを容易にする。というのは、補強カバーの剥ぎ取られた部分は、撚り糸案内部と同様に、既に通路を通過するからである。一実施形態において、通路は整線化部材の着座部に配置され、これにより、裸のコアが露出する位置に極めて近接するオーガナイザにケーブルを実装する。これは、コアを所定位置に保つ点で利点がある。
本発明の別の一実施形態によれば、少なくとも1個の整線化構造は、補強カバーの折り返し部を支持するための整列部材を具備してもよい。この整列部材は、少なくとも1個の整線化構造から突出する整列カラーとして設計されてもよい。一実施形態において、整列カラー等の整列部材は、交差部を有して設計される。交差部では、補強カバーを支持するために補強カバーの折り返し部の一部が受容される。これにより、整列部材は、少なくとも1個の整線化構造で補強カバーの折り返し部を所定位置に保つことを補助する。
本発明に係る方法の別の一実施形態によれば、剥ぎ取られた補強カバーは、折り返し位置に保持される。ケーブル固定組立体の一実施形態によれば、組立体は、剥ぎ取られた補強カバー、好適には少なくとも1個の固定タブを折り返された状態に維持するための少なくとも1個のリテーナを具備してもよい。このように、補強カバーの未折り返し、及び補強カバーがケーブルキャリアに固定される折り返し位置からの逸れが回避される。一実施形態において、リテーナは増強部材に配置されるので、増強部材は、固定部の補強カバーの折り返し部を所定位置に保持するという追加の機能を果たす。
別の一実施形態によれば、ケーブル固定組立体のリテーナは、増強部材に配置された目であってもよい。このような目は、増強部材に直接形成されることができる堅牢な手段である。さらに、目の設計は、特に補強カバーが固定タブとして形成される場合、折り返された剥ぎ取られた補強カバーに容易に構成される。
目を通る固定タブの貫通を容易にするために、目は、案内路に開放する挿入アクセス路を具備してもよい。このような案内路は、好適には固定タブとして形成された剥ぎ取られた補強カバーが挿入アクセス路を通って目に挿入されることを容易にする。
一実施形態において、案内路は、挿入軸から所定距離で拡大する漏斗状部であってもよい。例えば、漏斗状部はV溝で形成されてもよい。V溝の先端は挿入アクセス路に開放する。一実施形態において、漏斗状部は目に対して横方向に配置されるので、固定タブは前面からではなく側面から挿入アクセス路を通って目へ配置される。別の一実施形態によれば、挿入アクセス路の内幅は、固定タブが撚り糸として形成される場合、撚り糸の寸法等の固定タブの幅より小さい。このように、固定タブは、特に撚り糸の形態で、挿入アクセス路を通って所定位置にスナップ係合する目に押圧されることができる。
本発明の別の一実施形態によれば、補強カバーの折り返し部は、接着剤でキャリアに固定してもよい。一般的には、接合を形成するために、任意のタイプの接着剤を用いてもよい。好適には、ホットメルト接着剤等の固い成形体を形成する接着剤が用いられる。
別の一実施形態によれば、ケーブルキャリアは、接着剤を注入するための注入開口を具備してもよい。注入開口は、引張方向を横切って延びる注入方向に開放する。このように、折り返し補強カバーを固定する接着剤は、充填成形体を形成し、挿入開口内で同様に硬化する。このため、成形体は、引張方向に延びると共に引張方向に挿入開口と係合するロックピンを具備する。この係合は、ハウジングに接着剤の固定成形体をロックすることにより保持力を増大させる。
別の一実施形態によれば、ケーブル固定組立体は、2個の整線化構造を具備してもよい。これら2個の整線化構造は、ケーブルの縦軸に沿って互いに離間して配置されてもよい。これにより、ケーブルが所定位置でさらに安定する。さらに、補強カバーの折り返し部の自由端は、2個の整線化構造の間に配置されてもよい。2個の整線化構造の間の空間を接着剤で充填する際に、最初に補強カバーの折り返し部がハウジングに固定され、次に接着剤で2個の整線化構造の所定位置が保たれる。このように、2個の整線化構造は、接着剤で充填されるよう成形された固定空間を画定する。
本発明に係るケーブル固定組立体の第1実施形態の縦方向に沿った断面図である。 本発明に係るスプリッタの斜視図である。 図2のスプリッタの第1の組立工程を示す斜視図である。 図2のスプリッタ内で構成されるケーブル端子組立体に使用される増強部材の正面図である。 図2のスプリッタのケーブル固定組立体の第2の組立工程を示す、背面から所定角度で見た斜視図である。 図5Aに示された組立工程における正面図である。 図5Aに示された組立工程の正面から所定角度で見た斜視図である。 図2に示されたスプリッタを組み立てる第3の組立工程を示す斜視図である。 図2の実施形態のスプリッタを組み立てる第4の組立工程を示す斜視図である。 ケーブルをキャリアに固定する最終組立工程に先立つ、ケーブル及び増強部材がケーブルキャリアハウジングに対して所定位置に配置された段階での、図2のスプリッタで使用される実施形態に係るケーブル端子組立体の断面図である。 キャリアにケーブルを固定する接着剤が塗布された後の、図8に対応する断面図である。 ケーブルキャリアハウジング内部に形成された接着成形体の斜視図である。 本発明に係るケーブル端子組立体を用いて固定したケーブルがスプリッタのハウジングに入る部分に焦点を当てて切断した、図2のスプリッタの変形例を示す斜視図である。 第3実施形態に係る外側オーガナイザが用いられた、組立の第1工程を示す斜視図である。 図12の外側オーガナイザ及び第3実施形態に係る増強部材と共に示す、正面から所定角度で見た、スプリッタのケーブル固定組立体を組み立てる第2工程の斜視図である。 図12の外側オーガナイザ及び第3実施形態に係る伝送ハウジングと共に示す、スプリッタを組み立てる第4工程の斜視図である。 ケーブルをキャリアに固定する最終組立工程に先立つ、ケーブル及び増強部材がケーブルキャリアハウジングに対して所定位置に配置された段階での、例えば図13に示される第3実施形態の増強部材及び外側オーガナイザに係るケーブル端子組立体の断面図である。 キャリアにケーブルを固定する接着剤が塗布された後の、図15Aに対応する断面図である。 図15Bに示されるケーブルキャリアハウジング内部に形成された接着成形体の斜視図である。 サポート上に本発明のスプリッタを組み立てる方法を示す斜視図である。
以下、利点のある実施形態を示す添付図面を参照して、本発明を例示により詳細に説明する。説明される実施形態は可能性のある構成のみである。しかし、個々の特徴は、前述したように、互いに独立して実施可能であり、また、省略可能である。図面に示される対応する要素には同一の参照符号が付される。
図1は、本発明に係るケーブル固定組立体1の第1実施形態の、ケーブル固定組立体1のケーブル2の縦軸Lに沿った断面図である。ケーブル2は、ケーブル固定組立体1のケーブルキャリア3に固定される。
図示の実施形態において、ケーブル2は、例えばファイバ対アンテナ(fiber-to-the-antenna)技術の標準化されたコネクタに使用される光ファイバケーブル2aである。後続の図面に示される以下の実施形態と共に図1に示される実施形態において、本発明は光ファイバケーブルに関して説明されているが、本発明に係るケーブル固定組立体1は、例えばRJ45、USB、HDMI(登録商標)等のコネクタ等の、幅広い用途で使用される任意のタイプの光ケーブル及び電気ケーブルや、電力伝送やデータ伝送で使用される他の任意のタイプのケーブルと共に作動する。
図1には、詳細に後述される、第1実施形態に係るケーブル固定組立体1の組立状態が示される。
ケーブル2はコア4を有する。光ファイバケーブル2aの場合には、コアは光ファイバ5である。電気ケーブルの場合には、コア4は電線である。一般的に、コア4は、ケーブル2内で電力やデータを実際に伝送する部材を指す。ケーブル2は、コア4を封入することでコア4を保護する補強カバー6をさらに具備する。図1に示される光ファイバケーブル2aにおいて、補強カバー6は、光ファイバ5の周囲に配置されたケブラー(登録商標)のようなアラミド繊維等の可撓性を有するポリマ繊維7の層で形成される。ケーブル2は外被8をさらに具備する。
ケーブル2は固定部9を具備する。固定部9は、ケーブル固定組立体1内でケーブルキャリア3に配置されると共にケーブルキャリア3に固定された、ケーブル2の部分である。固定部9を設け、ケーブルキャリア3に対して固定するようケーブル2を準備するために、補強カバー6及び外被8は、少なくとも部分的に剥ぎ取られてコア4を露出する。剥ぎ取りによりコア4は裸になるので、溶着又は接続のためにコア4にアクセス可能になる。主に、外被8の一部が剥ぎ取られる。外被8のこの部分は、切断されて完全に除去される。補強カバー6の材料は、ケーブル2から完全には除去されない。先端10は、外被8が切断される切断部を表す。剥ぎ取られ部又は折り返し部6aと呼ばれる補強カバー6の一部は、剥ぎ取られてコア4を露出する。しかし、コア4は、補強カバー6の残余部分に結合されたままである。剥ぎ取られ部6aは、外被8の先端10の領域で外被8上に縦方向Lとは逆向きに折り返される。
一般的なケーブル固定組立体(図示せず)において、ケーブル2は、ケーブル2の領域で代表される固定部9と共に配置される。ここで、剥ぎ取られた補強カバー6は、ケーブルキャリア3に対して所定位置で折り返される。続いて、ケーブル2は、通常、接着剤11を用いてケーブルキャリア3に固定される。接着剤11を用いると、少なくとも剥ぎ取られた補強カバー6a及び任意の外被8は、ケーブルキャリア3に固定される。このような一般的なケーブル固定組立体において、引張方向Pにケーブル2を引っ張ることにより張力荷重がケーブルに印加されると、ケーブル外被8はその先端10で変形し、補強カバー6のポリマ繊維7の過剰長さを生じさせる。
このような変形を避けるために、本発明によれば、固定部9に増強部材12が配置されることにより、補強カバー6の折り返し部6aが増強部材12の周囲に巻回される。
図1に示されるケーブル固定組立体1の実施形態において、増強部材12はブッシング13として設計される。このブッシング13は入口開口14を有し、その内幅はケーブル2の外被8の外幅に主に対応する。このため、ケーブル2は、入口開口14を通り、全部品すなわちコア4、補強カバー6及び外被8が増強部材12のブッシング13内に挿入される。入口開口14とは反対側のブッシング13の他端では、ブッシング13は出口開口15を有する。出口開口15の内幅は、入口開口14の内幅より小さく、外被8の無いケーブルの幅に主に対応する。このように、外被8が既に除去されたケーブル2は、入口開口14を通って縦方向Lにブッシング13内に挿入される。そして、ケーブル2は、外被8の先端10が出口開口15を取り囲むカラー16に当接するように、ブッシング13内に配置することができる。カラー16はブッシング13の内側に向かってブッシング13のケース17から突出するので、ブッシング13の入口開口14及び残余部分と比べて、出口開口15での内幅が小さくなる。このように、図1に示された実施形態では増強部材12であるブッシング13は、ケーブル2の固定部9を受容する着座部18を代表する。この着座部18は、ケーブルキャリア3に対して所定位置にケーブル2を配置し編成するために用いられる。
出口開口15の内幅は、ケーブルコア4及び補強カバー6が通過するのに十分な幅を有する。このため、コア4から補強カバー6を剥ぎ取り、剥ぎ取られ部6aがブッシング13のケース17の外部上に載置されるように剥ぎ取られ部6aを折り返すことが可能である。このように、補強カバー6の剥ぎ取られ部6aは、ブッシング13により形成された増強部材の周囲に巻かれる。図示の実施形態において、剥ぎ取られ部6aは、カラー16がブッシング13のケース17に隣接するブッシング13の着座部18の周囲に巻回される。巻回は、引張方向Pにほぼ直交する方向である。
図1に見られるように、剥ぎ取られ部6aの折り曲げ縁19は、縦方向Lに沿って見てカラー16が外被8の先端10及び補強カバー6の折り曲げ縁19の間に配置されるように、ブッシング13のカラー16に接する。
図示の実施形態において、ケーブルキャリア3は、ケーブル2を受容する受容部21と、補強カバー6及び外被8が剥ぎ取られた裸のコア4を通過させ実装する滑り台状の(chute-shaped)延長部21aとを有するケーブルスリーブ20である。ケーブル2は、折り返し部6a、入口開口14の領域のブッシング13の一部、及びブッシング13の外側に位置する外被8の一部を接着剤11で接着することによりキャリア3に固定される。接着剤11は、受容部21の開口の周囲の領域でスリーブ20に塗布される。接着剤11を用いて固定することにより、ケーブル固定組立体1の組立が完了する。
引張方向Pにケーブル2を引っ張ることによりこのケーブル固定組立体1に張力荷重が印加されると、増強部材12は、外被8、特にその先端10の領域を変形から保護することにより、抵抗を向上させる。というのは、ケーブル2に作用する張力荷重は、主に増強部材12により吸収され補償されるからである。張力荷重のピークは、補強カバー6の折り曲げ端19から引張方向Pに作用する。この位置では、荷重は、ケーブル2を引っ張ることにより生ずる張力荷重の下では圧縮されない材料から製造されるブッシング13のカラー16にもたらされる。このため、カラー16は、外被8の先端10を保護し、その変形を防止する。図示の実施形態において、引張方向Pに沿ってブッシング13のカラー16に作用する張力荷重は、ブッシング13のケース17に分岐するので、外被8の先端10周囲で逸れる。さらに、ブッシング13はまたその端部で入口開口14と接着剤11によりスリーブ20に固定されるので、特に強力な固定が得られる。というのは、ブッシング13は、接着剤11を介してスリーブ20に固定することにより、スリーブ20に対する所定位置が保たれるからである。
このように、補強カバー6の折り返し部6aが巻かれる増強部材12を具備する、本発明に係るケーブル固定組立体1は、張力荷重が引張方向Pに沿ってケーブルに作用する際の引張に抗する抵抗を向上させる。
図2ないし図10を参照して、本発明に係る第2実施形態のケーブル固定組立体1を説明する。この実施形態の特徴という観点では、スプリッタは、本発明に係る少なくとも1個のケーブル固定組立体1の一部である複数のケーブルを具備する。固定方法の特徴という点では、コア4、コア4を保護する補強カバー6、及び外被8を有する、光ファイバケーブル2a等の少なくとも1本のケーブル2をケーブルキャリア3に固定する工程を具備する。
以下では、第1実施形態に用いられた要素と同じ形状や機能を有する要素には同じ参照符号が用いられる。
図2は、本発明に係るスプリッタ22の斜視図である。このスプリッタ22は、図示の実施形態では6本である複数のケーブル2を具備する。これら6本のケーブル2の一端は、本発明に係るケーブル固定組立体を用いてスプリッタ22のハウジングすなわち箱23に固定される。ケーブル2の他端には、コネクタ、及び例えば欧州特許出願公開第2302431号明細書で公知である封止エンクロージャが設けられる。このようなコネクタは、例えばファイバ対アンテナ接続に使用される。本発明に係るスプリッタ22により、単一のケーブルのみを接地レベルからアンテナまで引き回すことができる。このケーブルは、スプリッタ22のコネクタとデータ伝送や電力伝送の態様で隔壁25が設けられるスプリッタ22の嵌合端24に結合できる。図2に示される実施形態において、隔壁25は保護キャップ27で覆われるので、図2では隔壁25及びそのコネクタ26の詳細を見ることができない。
嵌合端24でコネクタ26の反対側に位置するスプリッタ22の他端において、6本のケーブル2は、スプリッタ22の箱23を出て、スプリッタ22の嵌合端24に嵌合したケーブルを介して伝送された信号をスプリッタ22の6本のケーブル2に分岐する。この分岐は、アンテナに近接して行われる。このため、接地レベルからアンテナまで引き回す必要があるのは、6本の個別ケーブル組立体ではなく単一のケーブルである。この単一のケーブルは、図2に示されるスプリッタ22によってアンテナに近接している。その6本のケーブル2は、ファイバ対アンテナ方法で用いるためにアンテナに接続される。
以下では、図3ないし図10を参照して、スプリッタ22、そのケーブル固定組立体1、及びスプリッタ22の箱23等のケーブルキャリア3にケーブル2を固定する方法に関する詳細を、引き続き、スプリッタ22の組立工程を順に検討して説明する。
図3は、組立方法の第1工程を示す。この工程では、スプリッタ22の6本のケーブル2は結束され、第1整線化構造(organising organ)すなわち外側整線化構造28を用いて所定の位置に互いに対して配置される。以下では、整線化構造28はオーガナイザ28とも称される。外側オーガナイザ28は、主に円盤状本体29で構成される。円盤状本体29の中央領域において、外側オーガナイザ28は挿入孔30のアレーを具備する。挿入孔30は、円盤状本体29を貫通する透孔として形成される。挿入孔30の内幅はケーブル2の外幅にほぼ合致するので、ケーブルはぴったりとした状態で縦方向Lに沿って摺動可能に挿入孔30を通って挿入される。これにより、6本のケーブルは、互いに対して所定の位置関係で配置される。
以下に詳細に説明するように、外側オーガナイザ28は、スプリッタ22の箱23の挿入開口31(例えば図7参照)を閉じるキャップという機能を有する。箱23は主にチューブ状スリーブからなる。
外側オーガナイザ28は案内手段32をさらに具備する。案内手段32は、縦方向Lに沿って円盤状本体29の内面34から延びる半シェル形状の突起33として設計され、外側オーガナイザ28が挿入開口31を閉じる際にスプリッタ22の箱23の内側で相手方と係合して配置される。案内手段32は、外側オーガナイザ28が正規位置で開口31を閉じて、外側オーガナイザ28のずれ、特に縦軸Lの周りの回転方向のずれを防止する。図3に図示の実施形態において、2個の案内部材32が、円盤状本体29の中心Cに関して対称に外側オーガナイザ28の外周35に近接して配置される。
外側オーガナイザ28は固定ソケット36をさらに具備する。固定ソケット36は、停止面38により縦方向Lに覆われた凹部37で設計される。このため、詳細に後述するように、接着剤11が塗布された後、接着剤11の成形体68が凹部37に入り込むことにより、停止面38を引っ掛け、相互ロックする。この配置により、外側オーガナイザ28は、スプリッタ22の箱23から引張方向Pに沿って取り外されることなく固定される。
ケーブル2は、1対のコア4を有し、ケーブル2の外被8により取り囲まれた補強カバー6により覆われたデュプレックスケーブルとして設計される。図3において、コア4は、既に裸の状態にあり、すなわち先端10で終わる外被8が既に剥ぎ取られてケーブル2から除去されている。この先端10は、次の組立工程では、第2の内側整列化構造すなわち第2オーガナイザ39内に配置され着座する。
図4に正面が示される内側オーガナイザ39もまた、円盤状本体40で形成される。内側オーガナイザ39の前面41は、組立状態では縦方向Lに面している。
図4に見られるように、内側オーガナイザ39は通路42のアレーを具備する。内側オーガナイザ39の通路42のアレーは、外側オーガナイザ28の挿入孔30のアレーに合致する。しかし、通路42の内幅は挿入孔30の内幅より小さいので、コア4及び剥ぎ取られた補強カバー6aのみ、特に補強カバー6の折り返し部6aを形成する部分が通過する。ケーブル2の残余部分、特に外被8の先端10は、通路42を通過するには大き過ぎる。このように、内側オーガナイザ39の通路42は、図1に示される第1実施形態に係るブッシング13の出口開口15に対応する。
以下で詳細に説明するように、図1のブッシング13と同様に、ケーブル固定組立体1の第2実施形態の内側オーガナイザ39は、同時に増強部材12でもある。
内側オーガナイザ39は、同様に案内部材43をさらに具備する。内側オーガナイザ39の案内部材43は、内側オーガナイザ39の円盤状本体40を貫通して連続溝を構成する整列溝52として設計される。内側オーガナイザ39の整列溝52は、内側オーガナイザ39の外周44に開口し、外側オーガナイザ28の案内部材32と同様に、内側オーガナイザ39の円盤状本体40の中心Cに対して対称に配置される。
内側オーガナイザ39は、図5Aないし図5Cに関して詳細に図示され説明されるように、折り返し位置で剥ぎ取られた補強カバー6aを維持するためのリテーナ45をさらに具備する。図示の実施形態において、内側オーガナイザ39は6個のリテーナ45を具備し、1個のリテーナ45は1個の通路42に割り当てられる。
図示の実施形態において、リテーナ45は、内側オーガナイザ39の円盤状本体40を貫通する目46として設計される。これらの目46は主に円形の透孔からなる。剥ぎ取られた補強カバー6aのリテーナ45への挿入を容易にするために、目46は挿入アクセス路47を具備する。挿入アクセス路47は、横方向に、すなわちほぼ縦方向Lに延びる透孔の目46に対してほぼ直交して開放する。
挿入アクセス路47は案内路48に開放する。この案内路48が漏斗状部50を形成するV溝として設計されることにより、小さな漏斗状の出口が挿入アクセス路47に合流し、外側導入開口51が内側オーガナイザ39の周囲44を分断する。導入開口51が目46の挿入アクセス路47で開放する出口より広いV溝49の形状により、剥ぎ取られた補強カバー6aを目46内に容易に挿入することができる。
以下では、図5Aないし図5Cを参照して、図2ないし図10に示される本発明の実施形態に係るケーブル固定組立体1の組立方法の次の工程を説明する。
この工程において、内側オーガナイザ39は、ケーブル2と共に組み立てられ、互いに対して、及び本実施形態の増強部材12を形成する内側オーガナイザ39に対して所定位置にこれらケーブル2を保持する。さらに、図5Aないし図5Cにおいて、外被8及び補強カバー6から自由な状態で横たわるコア4がいかにケーブル2の端部で露出し、補強カバー6の折り返し部6が本実施形態の増強部材12を形成する内側オーガナイザ39の周囲にいかに巻かれるかを見ることができる。オーガナイザ39を用いて折り返し部6aが折り返し位置にいかに維持されるかについても、図5Aないし図5Cに示される。
図5A、図8及び図9に最もよく見られるように、内側オーガナイザ39はケーブル着座部18’を具備する。これらのケーブル着座部18’は、第1実施形態のブッシング13の着座部18と同様の形状を有する。内側オーガナイザ39の前面の通路42の開口は、図1のブッシングの出口開口15に対応する。後面53において、着座部18’のケース17’は縦方向と逆向きに突出する。図1に示される実施形態のケース17と同様に、内側オーガナイザ39のケース17’は、入口開口14’を有し縦軸Lとは逆向きに面する。ケーブルは、入口開口14’を通って内側オーガナイザ39のケーブル着座部18’に挿入される。
図示の実施形態の内側オーガナイザ39は6本のケーブル2を整線するよう構成されるので、このオーガナイザ39は明らかに6個の着座部18’を具備する。1個の着座部18’は、6本のケーブル2の各1本を受容する。各ケーブル2は、剥ぎ取られた外被8の先端10がカラー16’(例えば図8参照)に当接して通路42を取り囲みながら、同時に裸のコア4及び補強カバー6の剥ぎ取られ部6aが通路42を通過することを可能にする。
外被8の先端10がブッシング13’のカラー16’に当接するようにケーブル2が内側オーガナイザ39の着座部18’に適正に着座すると、ケーブル固定組立体1の組立の次の工程では、補強カバー6の剥ぎ取られ部6aは、折り返され、これにより内側オーガナイザ39に対応する増強部材12’の周囲に巻かれる。
一実施形態において、補強カバーの剥ぎ取られ部6aは、少なくとも1個の固定タブ54として形成される。固定タブの用語は、例えば片、帯、ストリップ又はケーブル等の形状の補強カバーの剥ぎ取られ部6aの少なくとも一部として理解される。図3ないし図10に示される実施形態において、補強カバー6の剥ぎ取られ部6aは、補強カバー6を構成する例えばケブラー(登録商標)等のポリマ繊維7の束からなる、撚り糸(thread)55として形成される。補強カバー6が製造される材料によっては、撚り糸にファイバの一部を結束するのではなく、補強カバー6の剥ぎ取られ部6aを所望の形態に切断することや、補強カバー6の剥ぎ取られ部6aを所望の形状にする他の方法が適用可能である。
次の組立工程において、補強カバー6の剥ぎ取られ部6aの撚り糸55は、縦方向Lとは逆向きに折り返され、これにより内側オーガナイザ39の周囲に巻かれる。図示の実施形態において、撚り糸55は、折り返し縁19が通路42及びリテーナ45間に位置する内側オーガナイザ39の本体40の一部(目46)上に載置されるように、内側オーガナイザの周囲に巻回される。
図5Aないし図5Cの各々に見られる折り返し部に撚り糸55を維持するために、撚り糸55の自由端56は、挿入アクセス路47まで及び挿入アクセス路47を通って目46へ案内路48を形成する漏斗状部50を代表するV溝49内へ導入開口51を通って挿入される。
図示の実施形態において、挿入アクセス路47の内幅W47は、撚り糸55の外幅すなわち撚り糸寸法W6aよりも小さい。ポリマ繊維7の束からなる撚り糸55は圧縮可能であるので、撚り糸55は、挿入アクセス路47を通って目46内へ通過することができる。図5Aによく見られるように、撚り糸55の自由端56は、内側オーガナイザ39の後面53及び外側オーガナイザ28の内面34の間の空間に入り込む。
この構成において、撚り糸55が折り返し位置に維持されるばかりでなく、内側オーガナイザ39は、縦方向Lに落ちることに抗して着座部18’に適正に配置されたケーブル2に固定される。
この工程では、外側オーガナイザ28はケーブル2に関して縦方向L(及びその逆向き)に沿って摺動可能である。これは、後述するように、スプリッタ22と同様にケーブル固定組立体1の組立の最終工程を容易にする。
次に、図6を参照して、図2に示されるスプリッタ22の組立の次の工程を説明する。この工程において、内側オーガナイザ39及び外側オーガナイザ28により適正に配列されたケーブル2の組立体は、伝送ハウジング56に実装される。この伝送ハウジング56は、互いに結合されて好適には再度開くことが可能なスナップ結合又は圧入結合を用いて伝送ハウジング56に組立可能な2個のシェル半体57,57’からなる。
伝送ハウジング56は、嵌合コネクタ26が配置された受容端58を具備する。このコネクタ26は、スプリッタ22を、接地レベルからアンテナまで引き回したケーブル等のケーブル(図示せず)に結合するためのものである。コネクタ26は適正な位置でシェル57内に配置され、その結果、コネクタの嵌合面は外方を向き、データ伝送部材や電力伝送部材(図示の実施形態では光ファイバ5’)が伝送ハウジング56の内側に配置される。
反対側の端部である伝送ハウジング56のケーブル端59では、裸のファイバコア4が向けられ伝送ハウジング56の内側に配置された状態で、内側オーガナイザ39が伝送ハウジング56の内側に受容されるように、図5Aないし図5Cに示される組立体が配置される。伝送ハウジング56の内部では、ケーブル2のファイバ5がコネクタ28のファイバ5’に結合される。伝送ハウジング56に内側オーガナイザ39を適正に配置するために、ハウジングのシェル57,57’は、内側オーガナイザ39の円盤状本体40を受容し且つぴったりとフィットした係合をするよう構成されたカラー60を具備する。組立状態において、カラー60は、外側オーガナイザ39をその前面41、後面53及び外周44から覆い、ぴったりとフィットする係合という結果となる。
図5Aないし図5Cに示された組立体の内側オーガナイザ39及びコネクタ26が伝送ハウジング56のシェル57内に適正に配置され、ケーブル2のファイバ5及びコネクタ26のファイバ5’がデータ伝送や電力伝送する態様で適正に接続されると、基本的に別のシェル半体57に類似する第2のシェル半体57’は、図7に示されるように伝送ハウジング56を形成するシェル半体57の上面に配置される。2個のシェル半体57,57’を結合して伝送ハウジング56にするために、シェル半体57,57’は、摩擦結合部を形成する互いに対応するピン61及び穴62を継目の位置に具備する。
図7には、スプリッタ22を組み立てる次の工程が示される。図7には、ケーブル固定組立体1の内側オーガナイザ39が実装された伝送ハウジング56を具備する組立体が図示される。伝送ハウジング56全体は、挿入開口31を通ってスプリッタ22の箱23へのケーブルの縦方向Lに主に対応する組立方向Aに沿って挿入される。適正な組立を保証するために、端子ハウジングすなわち伝送ハウジング56は、その外側に溝64として形成された仮ガイド部63を具備する。案内溝64は、箱23(添付図面では見えない)の内側で対応する相手方と相互作用することにより、伝送ハウジング56が箱23内に適正に挿入されたことを保証する。伝送ハウジング56を箱23に固定するために、コネクタ26は、箱23の隔壁25に設計された対応するロック溝65aにスナップ係合するロック片65を具備する。
スプリッタ22、及び第2実施形態のケーブル固定組立体1の組立の最後から二番目の工程において、外側オーガナイザ28は、箱23の挿入開口31に嵌って挿入開口31を閉じるまで、縦方向Lにケーブル2に沿って摺動する。このように、外側オーガナイザ28は、ケーブル2が配置された側でスプリッタ22の箱23の開口31を閉じる。
図8及び図9は、スプリッタ22の断面図であり、特に最終組立工程の前後で箱23及び伝送ハウジング56内に配置されたオーガナイザ28,39に組み込まれたケーブル2を示す、スプリッタ22の切断面を示す。最終工程において、ケーブル2を固定するために、特に補強カバー6の剥ぎ取られ部6aをケーブルホルダ3、スプリッタ22の箱23に固定するために、接着剤11が用いられる。
図8に示されるように、接着剤11で充填される固定空間66は、箱23の内側に画定される。縦方向Lにおいて、固定空間66は、伝送ハウジング56のケーブル端59及び内側オーガナイザ39の後面53で画定される。引張方向Pに対応した、縦方向Lとは逆向きに、固定空間66は、外側オーガナイザ28の内面35により画定される。縦方向Lを横切る方向には、固定空間66は、ハウジング23の内壁の一区画により画定される。
ハウジング23は、固定空間66内に開放するハウジング23の透孔として設計された注入開口67(図7参照)を具備する。この注入開口67を介して、固定空間66内に接着剤11を導入することができる。これらの注入開口67を通って、ホットメルト接着剤等の接着剤11は、縦方向Lに直交する注入方向Iに沿ってハウジング23の固定空間66内に直接注入される。接着剤11は、低圧注入、ポッティング又は通常の射出を用いて注入される。接着剤11は、硬化後、固定空間66及び注入開口67の空間に対応する接着成形体68を形成する。というのは、注入の際に、液状の接着剤11は、固定空間66全体及び注入孔67を充填する。接着成形体68の形状は、図9の断面図及び図10の斜視図に見ることができる。図10は、注入孔67で硬化した接着剤11が接着成形体68の外周70にロックピン69を形成することを示す。これらのロックピン69は、引張方向Pに直交する方向に注入孔67と係止することにより、高い保持力を提供する限りにおいて利点がある。図10はまた、外側オーガナイザ28の固定ソケット36の凹部37を充填する際に接着剤11により形成された、接着成形体68の保持フック74を示す。これらの保持フック74は、凹部37と係合し、箱23から取り外されないよう外側オーガナイザ28を固定する。
外側オーガナイザ28及び内側オーガナイザ39は、整列し、縦軸Lに沿って中心出しされる。この中心出しは、外側オーガナイザ28の内面34が中心出しスリーブ71を具備することで達成される。中心出しスリーブ71は、内面34から縦方向Lに沿って突出する。この中心出しスリーブ71は、外側オーガナイザ28が適正に配置されて挿入開口31を閉じる際に、円盤状本体29の中心Cに配置される。中心出しスリーブ71は、図3に見られるように、挿入孔30を形成する部分よりもさらに延びるので、縦方向Lに対して中心出しスリーブ71の先端は外側オーガナイザ28の最前端部分である。
内側オーガナイザ39は、縦方向Lとは逆向きの後面53の中心で突出する、対応する中心出しピン72を具備する。縦方向Lとは逆向きを向く中心出しピン72の先端は、外側オーガナイザ28の中心出しスリーブ71へ引張方向Pに挿入可能な突起73を具備する。このように、内側オーガナイザ39及び外側オーガナイザ28は、適正に整列され、互いに対して中心出しされる。
さらに、図11の(A)ないし(D)には、図2ないし図10に示される本発明の実施形態に係るスプリッタ22の変形例が示される。この実施形態は、2本のケーブル(図11(A)参照)、4本のケーブル(図11(B)参照)、3本のケーブル(図11(C)参照)及び6本のケーブル(図11(D)参照)を有するスプリッタ22の異なる変形例を示す。6本のケーブルは、図2ないし図10に示される実施形態に対応する。
図12ないし図16には、本発明に係る第3実施形態のケーブル固定組立体1が示される。第3実施形態のケーブル固定組立体1は、図2ないし図10に示される第2実施形態のケーブル固定組立体1に主に対応する。しかし、外側オーガナイザ28、第3実施形態の内側オーガナイザ39でもある増強部材12、伝送ハウジング56、及びケーブルキャリア3すなわちスプリッタのハウジング23は、第3実施形態では、第2実施形態のケーブル固定組立体1と比較して若干変更されている。
以下では、同じ又は類似する構造や機能を有する第3実施形態のケーブル固定組立体1における部材には、第2実施形態のケーブル固定組立体1の対応する部材と同じ参照符号が用いられる。以下では、第2実施形態の部材と比較して第3実施形態の部材の差異のみを詳細に説明する。
図12は、第3実施形態に係るケーブル固定組立体1の組立方法の第1工程を示す。この図12は、第2実施形態に係るケーブル固定組立体1に関して同様の組立工程を示す図3に主に対応する。第3実施形態の第1すなわち外側オーガナイザ28は、第2実施形態の外側オーガナイザ28と同様に、案内部材32と、凹部37を有する固定ソケット36’とを具備する。第3実施形態において、固定ソケット36’は、外側オーガナイザ28の円盤状本体29の外周35に近接した、円盤状本体29から突出するカラーとして設計される。案内部材32は、図3に示される第2実施形態の案内部材と同様の設計である。しかし、第3実施形態に係る外側オーガナイザ28の案内部材32は、固定ソケット36’と一体である。さらに、第3実施形態の凹部37は、カラー状の固定ソケット36’の透孔37として設計される。これらの透孔37は、引張方向Pに対してほぼ直交して延びる。
図13は、第3実施形態に係るケーブル固定組立体1の組立工程を示し、第2実施形態の図5Cに主に対応する。第3実施形態のケーブル固定組立体1の増強部材12’である第3実施形態の内側オーガナイザ39は、図4及び図5Cに示される第2実施形態の増強部材12’に主に対応する。第3実施形態の内側オーガナイザ39は、補強カバー6の折り返し部6を支持するための整列部材75を具備する。図13に示された実施形態における整列部材75は、内側オーガナイザ39の前面41における整列カラー75’として設計される。整列カラー75’は、前面41で内側オーガナイザ39の円盤状本体40から円周に沿って突出し、内側オーガナイザ39の目46と一致する交差部76を具備する。これらの交差部76は、折り返し部6a、特に整列部材75,75’の交差部76に配置された、補強カバー6の折り曲げ縁19を支持する。
図14は、第2実施形態の図7に対応する組立工程において第3実施形態のケーブル固定組立体1を組み立てる工程を示す。第3実施形態の伝送ハウジング56は、第2実施形態の伝送ハウジング56に主に対応する。案内壁77の上面に溝が形成される、端子ハウジングすなわち伝送ハウジング56の外側の仮ガイド部63は、第3実施形態では、縦方向Lを向く案内壁77の端部で補強円弧部78を有することに変更されている。補強円弧部78は、案内壁77を支持すると共に、スプリッタのハウジングへの伝送ハウジング56の挿入を容易にするキー面をさらに提供する。第3実施形態に係る伝送ハウジング56のカラー60は、内側オーガナイザの円盤状本体40を受容し、円盤状本体40にぴったりとフィットした係合をするよう構成される。ケーブル端59において、第3実施形態に係るカラー60は、一方でぴったりとフィットした係合を可能にし、他方で補強カバー6の折り返し部6aの露出を最大にするように、縮径される。この設計は、ケーブルキャリアに対する補強カバー6の固定を向上させる。
図15A及び図15Bは、第3実施形態に係るケーブル固定組立体1を有するスプリッタ22の断面図であり、特に最終組立工程の前後で箱23及び伝送ハウジング56内に配置されたオーガナイザ28,39に組み込まれたケーブル2を示す、スプリッタ22の切断面を示す。第3実施形態の図15A及び図15Bは、第2実施形態の図8及び図9に対応する。
第3実施形態によれば、スプリッタ22のハウジング23は保持溝79を具備する。保持溝79は、固定空間66も保持溝79を取り囲むように、ハウジング23の内側の周囲に沿って形成される。
最終工程において、ケーブルを固定するために、特に補強カバー6の剥ぎ取られ部6aをケーブルホルダ3に固定するために、接着剤11が用いられる。接着剤11は、硬化後、固定空間66、注入開口67の空間、及び第3実施形態の保持溝79に対応する接着成形体68を形成する。
図16には、第3実施形態の接着成形体68の形状が示される。この接着成形体68は、ロックピン69に加えて、接着成形体68の外周60から周方向に沿って突出するロックフランジ80を具備する。このロックフランジ80は、保持溝79の空間に対応する。このように、固定空間における接着成形体68の保持をさらに向上させることができる。
最後に、図17には、柱等の支持柱81に本発明に係るスプリッタ22のハウジングを固定する一方法が示される。図17に示される実施形態において、スプリッタ22は、ストラップ82により支持柱81に固定される。これらのストラップ82は、柱81の周囲に巻回され、スプリッタ22の固定部材83に固定される。図示の実施形態において、2本のストラップ82が用いられる。固定部材83は、ハウジング23の縦方向Lの両端に位置する。各固定部材83は、少なくとも1個の固定スロット、図示の実施形態では2個の固定スロット84を具備する。ストラップ82は、固定スロット84を通って延びる。支持柱81に対して固定部材83を良好に固定することができるようにするために、支持柱に接触するようになる固定部材83の領域は、固定を構造するために、或る外形、図示の実施形態では柱の半径に対応する半径を有する。
本発明に係るケーブル固定組立体1及びスプリッタ22の一利点は、図11(A)ないし図11(D)に示される各変形例を構築するためになされる変形のみは、異なる内側オーガナイザ39と、挿入孔31の適当に構成されたアレー及び着座部18’を有する外側オーガナイザ28との使用を要するが、スプリッタ22の組立方法及び他のすべての部品は異なる変形例において同一であることである。
本発明に係るケーブル固定組立体1及びスプリッタ22を光ファイバ技術に関して図面に示された典型的な実施形態で説明したが、ケーブル固定組立体1は電気ケーブルを具備する装置で使用することもできる。本発明のケーブル固定組立体はスプリッタにおけるアプリケーションに限定しないが、ケーブルを張力荷重に対して大きな抵抗でケーブルキャリアにしっかりと固定する必要があるいかなる装置及び部品で適用することができる。
1 ケーブル固定組立体
2 ケーブル
3 ケーブルキャリア
4 コア
6 補強カバー
6a 折り返し部
8 外被
10 外被の先端
11 接着剤
12 増強部材
22 スプリッタ
23 ハウジング
39 整線化構造
45 リテーナ
46 目
47 挿入アクセス路
48 案内路
50 漏斗状部
54 固定タブ
55 撚り糸
67 注入開口
75 整列部材
75’ 整列カラー
76 交差部
I 注入方向
L 縦方向
6a 撚り糸の寸法
47 挿入アクセス路の内幅

Claims (12)

  1. スプリッタ(22)のハウジング(23)等のケーブルキャリア(3)に少なくとも1本のケーブル(2)を固定するためのケーブル固定組立体(1)であって、
    前記ケーブルは、コア(4)、前記コアを保護する補強カバー(6)、及び外被(8)を有し、
    前記補強カバー及び外被が剥ぎ取られ、前記コアが少なくとも部分的に露出し、
    剥ぎ取られた前記補強カバーは折り返され、
    前記組立体は、前記ケーブルの前記補強カバーの折り返し部(6a)が固定された前記ケーブルキャリアを具備するケーブル固定組立体において、
    前記補強カバーの前記折り返し部が巻かれる増強部材(12)をさらに具備し、
    前記増強部材の少なくとも一部は、前記ケーブルの縦方向に沿った前記補強カバー及び前記外被の間に配置され、
    前記増強部材の出口開口(15)から内側に向かって突出するカラー(16)は、剥ぎ取られた前記外被の先端(10)に当接して配置されることを特徴とするケーブル固定組立体。
  2. 前記剥ぎ取られた補強カバーは、少なくとも1個の固定タブ(54)として形成されることを特徴とする請求項1記載のケーブル固定組立体。
  3. 前記固定タブは、所定の撚り糸寸法(W 6a )を有する撚り糸(55)として形成されることを特徴とする請求項2記載のケーブル固定組立体。
  4. 前記組立体は、前記ケーブルキャリア、前記増強部材又は互いに関して所定の位置に少なくとも1本の前記ケーブルを配置するための少なくとも1個の整線化構造(39)を具備することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項記載のケーブル固定組立体。
  5. 前記少なくとも1個の整線化構造は、前記補強カバーの前記折り返し部を支持する交差部(76)を有する整列カラー(75’)として設計された整列部材(75)を具備することを特徴とする請求項4記載のケーブル固定組立体。
  6. 前記組立体は、前記剥ぎ取られた補強カバーを折り返された状態に維持するための少なくとも1個のリテーナ(45)を具備することを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項記載のケーブル固定組立体。
  7. 前記リテーナは、前記増強部材に配置された目(46)であり、
    前記目は、案内路(48)に開放する挿入アクセス路(47)を具備し、
    前記案内路は、前記剥ぎ取られた補強カバーが前記挿入アクセス路を通って前記目に挿入されることを容易にすることを特徴とする請求項6記載のケーブル固定組立体。
  8. 前記案内路は、前記挿入アクセス路からの距離が増大する、拡大する漏斗状部(50)であることを特徴とする請求項7記載のケーブル固定組立体。
  9. 前記挿入アクセス路の内幅(W 47 )は、前記撚り糸の寸法より小さいことを特徴とする請求項8記載のケーブル固定組立体。
  10. 前記補強カバーの前記折り返し部は、接着剤(11)で前記ケーブルキャリアに固定されることを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれか1項記載のケーブル固定組立体。
  11. 前記ケーブルキャリアは、前記接着剤を注入するための注入開口(67)を具備し、
    前記注入開口は、前記ケーブルの縦方向を横切って延びる注入方向(I)に開放することを特徴とする請求項10記載のケーブル固定組立体。
  12. 複数のケーブルと、請求項1ないし11のうちいずれか1項記載のケーブル固定組立体とを具備することを特徴とするスプリッタ(22)。
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