JP6252863B2 - 潜像印刷物 - Google Patents

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Description

本発明は、銀行券、有価証券、パスポート等の貴重印刷物の分野において、傾けて観察したときに潜像画像を観察することができる潜像印刷物に関するものである。
銀行券、有価証券、パスポート等の貴重印刷物は、その性質上、偽造や改竄されないことが要求される。このような偽造防止対策の一つとして、印刷物を傾けて視認した際に、潜像画像が視認可能となる技術が用いられており、例えば、基材上に凹凸のレリーフ万線と、印刷万線を積層して配置することで、観察角度の変化により、印刷万線がレリーフ万線の影となり視認できなくなることで、レリーフ万線の形状に応じた潜像画像が視認可能となる技術がある。
しかしながら、前述の技術では、平行状のレリーフ万線と印刷万線により形成していることから、レリーフ万線の形状に応じた一つの潜像画像が視認可能となるだけであり、よりセキュリティ性が向上した、複数の潜像画像が視認可能となる技術が、求められていた。
そこで、本出願人は、マトリクス状に配置された盛り上がり画線を用いて、多方向で潜像画像が変化する印刷物を提案している(例えば、特許文献1参照)。光透過性を有する基材の上に、マトリクス状に基材が露出した光遮断層を形成し、マトリクス状の露出部の四方に盛り上がり画線を配置することで、透過光下で傾けて観察した際に、同一方向に配置された盛り上がり画線が、露出部を遮断することで、潜像画像が視認される。また、異なる方向に傾けて観察した際には、その角度に配置された盛り上がり画線が、露出部を遮断することで、異なる潜像画像が視認される。
また、本出願人は、マトリクス状に配置されたレーザ穿孔を用いて、多方向で潜像画像が変化する印刷物を提案している(例えば、特許文献2参照)。基材に形成した、マトリクス状の穿孔のうち、潜像画像を構成する穿孔の内側に印刷要素が付与された印刷物であり、透過光下で傾けて観察した際に、同一方向に付与された印刷要素からなる、潜像画像が視認される。また、異なる方向に傾けて観察した際には、その角度に配置された印刷要素からなる、異なる潜像画像が視認される。
特開2013−52523号公報 特開2006−224476号公報
特許文献1及び特許文献2により、観察角度の変化により、複数の潜像画像が視認可能となる印刷物を形成することが、可能となった。しかしながら、特許文献1の発明は、透過光下で観察可能とするために、透過性を有する基材を用いることを必須としている。よって、用いる基材に制約がある。
また、特許文献2の発明は、基材を貫通するレーザ穿孔を形成している。よって、基材の一部を破壊するため、基材の強度が低下するという問題がある。
さらに、特許文献1及び特許文献2は、潜像画像を構成する微小な要素から光が透過することで、潜像画像が視認可能となる。よって、強い透過光が透過する観察条件下で視認しない場合は、潜像画像が視認しづらいという問題があることから、透過光下ではなく反射光下において、角度の変化により、複数の潜像画像が視認可能となる印刷物が求められている。
以上のことから、本発明は前述した問題点を解決することを目的としたもので、用いる基材に制約がなく、また強度についても損なうことなく、反射光下において明瞭に複数の観察角度から異なる潜像画像が視認可能となる潜像印刷物を提供するものである。
前述の目的を達成するために、本発明の潜像印刷物は、基材の少なくとも一部の光反射性を有する領域に、領域と異なる色で、規則的にマトリクス状に配置された複数の背景要素と、領域と等色で盛り上がりを有し、少なくとも一部の背景要素に対し、隣接又は近接して配置された複数の潜像要素とを有する印刷画像を備え、複数の潜像要素は、同じ方向に配置された複数の第一の潜像要素と、第一の潜像要素とは異なる一つの方向に配置された複数の第二の潜像要素と、・・・、各潜像要素とは異なる一つの方向に配置された複数の第nの潜像要素(nは3以上の自然数)から成り、同じ方向に配置された複数の潜像要素により、各潜像要素に対応した、第一の潜像画像、第二の潜像画像、・・・、第nの潜像画像が形成され、基材を、反射光下で各潜像要素を配置された方向に傾けて観察すると、同じ方向に配置された各潜像要素から成る潜像画像が視認されることを特徴とする。
また、本発明の潜像印刷物における領域は、i)基材自体で形成され、背景要素は、基材と異なる色のインキで形成され、又は、ii)基材上に、基材とは異なる色のインキで形成され、背景要素は、領域を形成するインキを施さずに、基材とは異なる色のインキを形成した層の下層を露出することで形成されたことを特徴とする。
また、本発明の潜像印刷物における印刷画像は、潜像要素と重複しない位置に、領域と異なる色の可視要素が複数配置されて成る可視画像を有することを特徴とする。
さらに、本発明の潜像印刷物における可視要素の輪郭を囲むように、第一の潜像要素、第二の潜像要素、・・・、第nの潜像要素が配置されたことを特徴とする。
本発明の潜像印刷物は、基材を破壊して強度を損なうことなく、基材の一方の面にマトリクス状に印刷要素及び盛り上がりを有する画線を形成することで、観察角度の変化により視認可能な印刷物を形成することが、可能となる。また、反射光下で、潜像画像の変化を観察することが可能であることから、明瞭に潜像画像を視認することが、可能となる。
潜像印刷物(S1)を示す平面図。 潜像印刷物(S1)により観察される潜像画像を示す図。 領域(Z1)の構成を詳細に示す展開図。 第一の画像(2)を示す平面図。 背景要素(2a)の形状を示す図。 第一の潜像画像(31)を示す平面図。 第一の潜像画像(31)の他の構成を示す平面図。 背景要素(2a)と各潜像要素(31a)の配置を示す模式図。 背景要素(2a)と第一の潜像要素(31a)の配置状態を示す図。 第一の潜像要素(31a)の形状を示す図。 第二の潜像画像(32)を示す平面図。 第三の潜像画像(33)を示す平面図。 第四の潜像画像(34)を示す平面図。 潜像印刷物(S1)を視点(E1)から観察した状態を示す図。 潜像印刷物(S1)を斜め方向から観察した状態を示す図。 潜像印刷物(S1)の他の形態を示す模式図。 領域(Z2)の構成を詳細に示す展開図。 領域(Z2)の他の構成を詳細に示す展開図。 領域(Z3)の構成を詳細に示す展開図。 潜像印刷物(S3)を視点(E1)から観察した状態を示す図。 可視要素(4a)を囲むように潜像要素を配置した状態を示す図。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
図1は、本発明の潜像印刷物(S1)を示す平面図である。潜像印刷物(S1)は、紙幣、旅券、有価証券等の貴重印刷物であり、基材(1)上の少なくとも一部に、領域(Z1)を備える。なお、図1では、基材(1)の一部に領域(Z1)が設けられているが、潜像印刷物(S1)全体を領域(Z1)とした構成でもよい。
図2に示すように、領域(Z1)を、基材(1)に対して斜め方向から観察すると、観察方向ごとに異なる潜像画像(31、32、33、34)が観察される。なお、図2では、潜像印刷物(S1)を四つの異なる斜めの方向から観察したときに、観察方向ごとに異なる潜像画像(31、32、33、34)が観察された状態を示している。
図3は、領域(Z1)の構成を詳細に示す展開図である。本発明の領域(Z1)は、二通りの構成があり、詳細は後述するが、一つは、領域(Z1)が基材(1)自体で形成された構成であり、もう一つは、基材(1)の上に、基材(1)とは異なる色のインキで形成された構成である。以下、はじめに、領域(Z1)が基材(1)自体で形成された構成として説明する。
領域(Z1)は、第一の画像(2)及び第二の画像(3)から成る印刷画像(Q1)を有しており、さらに、第二の画像(3)は、基材(1)に対して斜め方向から観察した際に視認される、第一の潜像画像(31)、第二の潜像画像(32)、第三の潜像画像(33)及び第四の潜像画像(34)を有している。以下、本発明の潜像印刷物(S1)の領域(Z1)の詳細な構成について説明する。
まず、基材(1)について説明する。
本発明において、基材(1)は特に限定がなく、紙、プラスチック、カード、フィルム等を用いることが可能であるが、少なくとも、領域(Z1)は、光反射性を有する必要がある。
光反射性を有するとは、照射された光のすべて、又は一部を反射し、反射した物質の形状又は色が観察可能な特性を有することを言う。なお、本発明における反射とは拡散反射であればよく、金属材料による金属反射や、樹脂等による鏡面反射を伴う必要はない。
なお、基材(1)が光反射性を有していない材料から成る場合、基材(1)の上に、光反射性を有するインキを用いて印刷することで、領域(Z1)を形成する。なお、光反射性を有するインキとしては、公知の着色インキを用いることが可能である。
次に、第一の画像(2)について説明する。
図4は、第一の画像(2)を示す平面図であり、領域(Z1)と異なる色の第一の色の背景要素(2a)が規則的にマトリクス状に配置されて成る。
規則的にマトリクス状に配置するとは、特定のピッチで二つの異なる方向にマトリクス状に配置された状態のことである。図4では、複数の背景要素(2a)が、上下方向である第一の方向(v1)及び左右方向である第二の方向(v2)の二方向に特定のピッチで配置された状態を示しているが、二つの異なる方向は、上下左右方向に限定されず、斜め方向であってもよい。以下、背景要素(2a)が規則的に配置される特定のピッチを第一のピッチ(P1)として説明する。
図4では、正方形に形成された背景要素(2a)を示しているが、背景要素(2a)の形状は、各潜像画像(31、32、33、34)を観察する際に、目視上同じように観察される範囲であれば、図5に示すように、三角形、楕円等任意の図形や、任意の図形の組み合わせにより複数の背景要素(2a)を形成しても良い。さらには、一つの背景要素(2a)を、複数の網点で形成しても良い。
背景要素(2a)の大きさは、特に限定されるものではないが、前述した潜像印刷物に領域(Z)を形成する場合に、他のデザインとの関係や、潜像画像の図柄の解像度の問題から10μm〜500μmの範囲で形成することが、好ましい。
背景要素(2a)の色である、領域(Z1)と異なる色の第一の色とは、反射光下で観察した際に、肉眼で領域(Z1)と識別可能な色のことである。なお、第一の色は、領域(Z1)の色と同じ色相で濃度が異なる色としてもよく、例えば、第一の色を淡い赤色とし、領域(Z1)の色を濃い赤色とすることも可能である。その場合でも、本発明において第一の色は、領域(Z1)と異なる色とする。
背景要素(2a)の形成方法は、公知の第一の色の着色インキを用いて、スクリーン印刷、インクジェット印刷、凹版印刷、オフセット印刷、凸版印刷、グラビア印刷、塗布等の公知の印刷方法により基材(1)上に形成する。
次に、傾けて視認可能となる第一の潜像画像(31)について説明する。
図6(a)は、第一の潜像画像(31)の平面図である。第一の潜像画像(31)は、基材(1)と等色のインキにより形成された、盛り上がりを有する第一の潜像要素(31a)が、複数配置されて成る。
図6(b)に示すように、第一の潜像要素(31a)が、複数の背景要素(2a)のうち、一部の背景要素(2a)に対し、同じ方向である第三の方向(v3)に隣接又は近接する位置の基材(1)上に複数配置されることで、第一の潜像画像(31)として、「1」の文字が表される。なお、第一の潜像画像(31)及び後述する各潜像画像は、図7に示すように、「1」の文字の背景となる部分に第一の潜像要素(31a)に配置して成る構成としても良い。
図8は、本発明における、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)と背景要素(2a)の位置関係を示す模式図である。本発明において、同じ方向とは、背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点のある方向と、同じ方向であること言う。例えば、複数の第一の潜像要素(31a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E2)のある第三の方向(v3)に全て配置される。
複数の第二の潜像要素(32a)も、第一の潜像要素(31a)と同じ第三の方向(v3)に全て配置されているが、背景要素(2a)に対し、観察者が第二の潜像要素(32a)を視認する観察方向である視点(E3)のある方向と、第三の方向(v3)は異なる方向である。よって、本発明において、第一の潜像要素(31a)が配置された方向は、第二の潜像要素(32a)が配置された方向とは異なる逆方向である。
同様に、複数の第三の潜像要素(33a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E4)のある第五の方向(v5)に全て配置される。また、複数の第四の潜像要素(34a)も、第三の潜像要素(33a)と同じ第五の方向(v5)に全て配置されているが、背景要素(2a)に対し、観察者が第四の潜像要素(34a)を視認する観察方向である視点(E5)のある方向と、第五の方向(v5)は異なる方向である。よって、本発明において、第三の潜像要素(33a)が配置された方向は、第四の潜像要素(34a)が配置された方向とは異なる逆方向である。
領域(Z1)に配置される複数の潜像要素は、同じ方向に配置された複数の第一の潜像要素(31a)と、第一の潜像要素(31a)とは異なる一つの方向に配置された複数の第二の潜像要素(32a)と、・・・、各潜像要素とは異なる一つの方向及に配置された複数の第nの潜像要素(nは3以上の自然数)から成る。
各潜像要素(31a、32a、33a、34a)が、背景要素(2a)に対して配置される方向の数は、観察される潜像画像の数及び基材(1)に対して斜めから観察する方向の数と同じである。ここでは、四つの潜像画像が観察される潜像印刷物(S1)について説明しているので、潜像要素は、四方向に配置されている。
つまり、背景要素(2a)に対して四つの異なる方向に、異なる図柄を表する潜像要素をそれぞれ形成することで、傾けて視認した際に、背景要素(2a)が死角となるか否かにより、それぞれ異なる潜像画像を視認することが、可能となる。
図9は、背景要素(2a)と第一の潜像要素(31a)が隣接して配置された状態を詳細に説明する図である。本発明において、背景要素(2a)に隣接して第一の潜像要素(31a)が配置される場合、図9(a)及び図9(b)の拡大図に示すように、背景要素(2a)と潜像要素(3)の輪郭が互いに少なくとも一点接して配置された状態となっている。
また、本発明において、背景要素(2a)に近接して第一の潜像要素(31a)が配置される場合、図9(c)の拡大図に示すように、背景要素(2a)と第一の潜像要素(31a)の輪郭が接することなく配置された状態となっている。なお、背景要素(2a)と第一の潜像要素(31a)の輪郭の距離(L1)では、第一の潜像要素(31a)が、他の潜像要素(32a、33a、34a)及び背景要素(2a)と隣接しない位置に配置可能であれば、特に限定はない。
続いて、第一の潜像要素(31a)の形状について説明する。第一の潜像要素(31a)の形状は、特に限定されることはなく、前述した背景要素(2a)と同様の形状とすることが可能である。例えば、図10(a)に示す台形、図10(b)に示す三角形でもよいし、その他の形状でもよい。また、複数の第一の潜像要素(31a)の形状は、互いに異なってもよい。
また、好ましくは、第一の潜像要素(31a)の第三の方向(v3)に対する垂直方向の幅(W1)が、背景要素(2a)の第三の方向(v3)に対する垂直方向の幅(W2)以上とするのが良い。第一の潜像要素(31a)の幅(W1)を背景要素(2a)の幅(W2)以上とすることで、斜めから観察したときに、背景要素(2a)をすべて第一の潜像要素(31a)の死角として、第一の潜像画像(31)を明瞭に観察することが可能となるからである。
第一の潜像要素(31a)は、領域(Z1)と等色の盛り上がりを有するインキで形成する。領域(Z1)と第一の潜像要素(31a)の色が異なる場合、領域(Z)を正面から観察した際に、第一の潜像要素(31a)から成る第一の潜像画像(31)が視認され、好ましくない。なお、本発明において、「等色」とは、領域(Z1)と第一の潜像要素(31a)の色差ΔEが6未満の範囲のことである。
第一の潜像要素(31a)は、盛り上がりを有するインキで形成するが、高さは、背景要素(2a)の大きさ、観察する角度に応じて、傾けて観察したときに背景要素(2a)を死角とすることが可能となるように、適宜調整する。
第一の潜像要素(31a)は、盛り上がりを有することが可能であれば、特に限定されず、スクリーン印刷、インクジェット印刷、凹版印刷、塗布等の各種印刷方法を用いることができる。このような印刷方法で第一の潜像要素(31a)を形成することで、第一の潜像要素(31a)を斜めから観察したときに、背景要素(2a)を死角とすることが可能な、インキの厚盛りを行うことが、可能となる。
次に、第二の潜像画像(32)について説明する。
図11(a)は、第二の潜像画像(32)の平面図である。第二の潜像画像(32)は、領域(Z1)と等色のインキにより形成された、盛り上がりを有する第二の潜像要素(32a)が、複数配置されて成る。第二の潜像要素(32a)が、図11(b)に示すように、一部の背景要素(2a)に対し、前述した第一の潜像要素(31a)を配置した方向とは異なる一つの方向である第四の方向(v4)に隣接又は近接する位置の領域(Z1)上に複数配置されることで、第二の潜像画像(32)として、「2」の文字が表される。
第四の方向(v4)とは、正対して傾けて視認した際に、第二の潜像画像(32)が視認可能となる方向のことであり、第一の潜像要素(31a)が配置された第三の方向(v2)とは逆方向である。複数の第二の潜像要素(32a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E3)のある第四の方向(v4)に全て配置される。
なお、第二の潜像要素(32a)及び各後述する各潜像要素の形状、形成するインキ及び形成方法は、前述した第一の潜像要素(31a)と同様であることから、説明を省略する。
次に、第三の潜像画像(33)について説明する。
図12(a)は、第三の潜像画像(33)の平面図である。第三の潜像画像(33)は、領域(Z1)と等色のインキにより形成された、盛り上がりを有する第三の潜像要素(33a)が、複数配置されて成る。第三の潜像要素(33a)は、図12(b)に示すように、一部の背景要素(2a)に対し、前述した第一の潜像要素(31a)及び第二の潜像要素(32a)を配置した方向とは異なる一つの方向である第五の方向(v5)に隣接又は近接する位置の領域(Z1)上に複数配置されることで、第三の潜像画像(33)として、「3」の文字が表される。
第五の方向(v5)とは、正対して傾けて視認した際に、第三の潜像画像(33)が視認可能となる方向のことである。複数の第三の潜像要素(33a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E4)のある第五の方向(v5)に全て配置される。
次に、第四の潜像画像(34)について説明する。
図13(a)は、第四の潜像画像(34)の平面図である。第四の潜像画像(34)は、領域(Z1)と等色のインキにより形成された、盛り上がりを有する第四の潜像要素(34a)が、複数配置されて成る。第四の潜像要素(34a)は、図13(b)に示すように、一部の背景要素(2a)に対し、前述した各潜像要素(31a、32a、33a)を配置した方向とは異なる一つの方向である第六の方向(v6)に隣接又は近接する位置の領域(Z1)上に複数配置されることで、第四の潜像画像(34)として、「4」の文字が表される。
第六の方向(v6)とは、正対して傾けて視認した際に、第四の潜像画像(34)が視認可能となる方向のことであり、第三の潜像要素(33a)が配置された第五の方向(v5)とは逆方向である。複数の第四の潜像要素(34a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E5)のある第六の方向(v6)に全て配置される。
続いて、以上の構成で成る潜像印刷物(S1)を傾けて観察した際に、潜像画像が視認可能となる原理について説明する。
本発明の潜像印刷物(S1)は、基材(1)に対して、背景要素(2a)及び各潜像要素(31a、32a、33a、34a)が形成された面を傾けることで、各潜像画像(31、32、33、34)を観察することが可能となる。図14は、領域(Z1)上に、背景要素(2a)及び各潜像要素(31a、32a、33a、34a)が形成された面の一部を示す斜視図である。
図14における、視点(E1)は、潜像印刷物(S1)に対して、真上から観察した場合の視点を示す。視点(E1)では、領域(Z1)と等色の各潜像要素(31a、32a、33a、34a)を区分けして視認することはできない。よって、各潜像画像は視認されず、複数の背景要素(2a)から成る、マトリクス状の第一の画像(2)が視認される。
図15(a)は、図14におけるY−Y’断面図であり、図15(b)は、図14におけるX−X’断面図である。次に、視点(E2)から観察する場合について説明する。視点(E2)では、背景要素(2a)に隣接して第一の潜像要素(31a)が形成された部分では、図15(a)に示すように、第一の潜像要素(31a)により背景要素(2a)が死角となり、視認されない。これは、第一の潜像要素(31a)の第三の方向(v3)に対する垂直方向の幅(W1)が背景要素(2a)の第三の方向(v3)に対する垂直方向の幅(W2)以上であるためである。
背景要素(2a)に対して、第一の潜像要素(31a)が形成されない部分では、背景要素(2a)は第一の潜像要素(31a)の死角とならず、視認可能である。このように、本発明の潜像印刷物(S1)を傾けて、視点(E2)から観察すると、第一の潜像要素(31a)の有無により、背景要素(2a)は死角となる部分と、視認可能となる部分が生じ、第一の潜像要素(31a)の配置により形成された、第一の潜像画像(31)が観察可能となる。この場合、「1」の文字が領域(Z1)と異なる色で観察される。
次に、視点(E3)から観察する場合について説明する。視点(E3)では、背景要素(2a)に隣接して第二の潜像要素(32a)が形成された部分では、図15(a)に示すように、第二の潜像要素(32a)により背景要素(2a)が死角となり、視認されない。これは、第二の潜像要素(32a)の第四の方向(v4)に対する垂直方向の幅(W1)が背景要素(2a)の第四の方向(v4)に対する垂直方向の幅(W2)以上であるためである。
背景要素(2a)に対して、第二の潜像要素(32a)が形成されない部分では、背景要素(2a)は第二の潜像要素(32a)の死角とならず、視認可能である。このように、本発明の潜像印刷物(S1)を傾けて、視点(E3)から観察すると、第二の潜像要素(32a)の有無により、背景要素(2a)は死角となる部分と、視認可能となる部分が生じ、第二の潜像要素(32a)の配置により形成された、第二の潜像画像(32)が観察可能となる。この場合、「2」の文字が領域(Z1)と異なる色で観察される。
次に、視点(E4)から観察する場合について説明する。視点(E4)では、背景要素(2a)に隣接して第三の潜像要素(33a)が形成された部分では、図15(b)に示すように、第三の潜像要素(33a)により背景要素(2a)が死角となり、視認されない。これは、第三の潜像要素(33a)の第五の方向(v5)に対する垂直方向の幅(W1)が背景要素(2a)の第五の方向(v5)に対する垂直方向の幅(W2)以上であるためである。
背景要素(2a)に対して、第三の潜像要素(33a)が形成されない部分では、背景要素(2a)は第三の潜像要素(33a)の死角とならず、視認可能である。このように、本発明の潜像印刷物(S1)を傾けて、視点(E4)から観察すると、第三の潜像要素(33a)の有無により、背景要素(2a)は死角となる部分と、視認可能となる部分が生じ、第三の潜像要素(33a)の配置により形成された、第三の潜像画像(33)が観察可能となる。この場合、「3」の文字が領域(Z1)と異なる色で観察される。
次に、視点(E5)から観察する場合について説明する。視点(E5)では、背景要素(2a)に隣接して第四の潜像要素(34a)が形成された部分では、図15(b)に示すように、第四の潜像要素(34a)により背景要素(2a)が死角となり、視認されない。これは、第四の潜像要素(34a)の第六の方向(v6)に対する垂直方向の幅(W1)が背景要素(2a)の第六の方向(v6)に対する垂直方向の幅(W2)以上であるためである。
背景要素(2a)に対して、第四の潜像要素(34a)が形成されない部分では、背景要素(2a)は第四の潜像要素(34a)の死角とならず、視認可能である。このように、本発明の潜像印刷物(S1)を傾けて、視点(E5)から観察すると、第四の潜像要素(34a)の有無により、背景要素(2a)は死角となる部分と、視認可能となる部分が生じ、第四の潜像要素(34a)の配置により形成された、第四の潜像画像(34)が観察可能となる。この場合、「4」の文字が領域(Z1)と異なる色で観察される。以上が、本発明の潜像印刷物(S1)において、観察角度の変化により異なる潜像画像が視認可能となる原理である。
なお、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)の幅(W1)が、背景要素(2a)の幅(W2)より小さくなるほど、背景要素(2a)のみが形成された部分との反射光下におけるコントラストが小さくなり潜像画像の視認性が低下するので、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)の幅(W1)を背景要素(2a)の幅(W2)より小さくする場合には、観察される潜像画像の視認性に応じて、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)の幅(W1)を適宜調整する必要がある。
複数の潜像画像が形成される潜像印刷物(S1)について、四つの潜像画像が観察される例で説明したが、本発明の潜像印刷物(S1)では、さらに、異なる方向に潜像要素(3)を配置することで、多数の潜像画像を出現させることができる。
一例として、図16を用いて、八つの潜像画像を出現することを可能とした、潜像印刷物(S1)について説明する。図16(a)に示すように、図示しない潜像印刷物(S)は、基材(1)を傾けることで、第一の潜像画像(31)、第二の潜像画像(32)、第三の潜像画像(33)、第四の潜像画像(34)、第五の潜像画像(35)、第六の潜像画像(36)、第七の潜像画像(37)及び第八の潜像画像(38)の八つの潜像画像が、視認される。
図16(b)は、複数の潜像要素(2a)のうち、一つの背景要素(2a)が模式的に図示されている。八つの潜像画像が視認可能となる場合、図16(b)に示すように、第一の潜像画像(31)を形成する複数の第一の潜像要素(31a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E2)のある第三の方向(v3)に全て配置され、第二の潜像画像(32)を形成する複数の第二の潜像要素(32a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E3)のある第四の方向(v5)に全て配置され、第三の潜像画像(33)を形成する複数の第三の潜像要素(33a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E4)のある第五の方向(v6)に全て配置され、第四の潜像画像(34)を形成する複数の第四の潜像要素(34a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E5)のある第六の方向(v7)に全て配置される。
さらに、第五の潜像画像(35)を形成する複数の第五の潜像要素(35a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E6)のある第七の方向(図示せず)に全て配置され、第六の潜像画像(36)を形成する複数の第六の潜像要素(36a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E7)のある第八の方向(図示せず)に全て配置され、第七の潜像画像(37)を形成する複数の第七の潜像要素(37a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E8)のある第九の方向(図示せず)に全て配置され、第八の潜像画像(38)を形成する複数の第八の潜像要素(38a)は、複数の背景要素(2a)に対し、観察者の視認する観察方向である視点(E9)のある第十の方向(図示せず)に全て配置される。
図16(b)の構成とすることで、基材(1)を、反射光下で各潜像要素を配置した方向に傾けて観察すると、同じ方向に配置された各潜像要素から成る潜像画像が視認される。例えば、視点(E1)から観察すると、第一の潜像画像(31)が視認され、視点(E2)から観察すると、第二の潜像画像(32)が視認され、視点(E3)から観察すると、第三の潜像画像(33)が視認され、視点(E4)から観察すると、第四の潜像画像(34)が視認され、視点(E5)から観察すると、第五の潜像画像(35)が視認され、視点(E6)から観察すると、第六の潜像画像(36)が視認され、視点(E7)から観察すると、第七の潜像画像(37)が視認され、視点(E8)から観察すると、第八の潜像画像(38)が視認される。以上、本発明の潜像印刷物(S1)は、異なる方向に潜像要素(3)を配置することで、多数の潜像画像を出現させることが可能となる。
前述した構成において、背景要素(2a)は、領域(Z1)の上に、領域(Z1)とは異なる色のインキにより形成されていたが、他の形態としては、基材(1)と各潜像要素(31a、32a、33a、34a)の間に領域(Z1)を基材(1)と異なる色のインキで形成したのち、領域(Z1)の一部に、インキを施さずに、下層を露出することで、背景要素(2a)を形成することも可能である。
図17は、インキで形成した領域(Z2)を有する潜像印刷物(S2)の構成を詳細に示す展開図である。なお、第二の画像(3)は、前述した潜像印刷物(S1)と同様であることから説明を省略し、インキで形成した領域(Z2)の詳細な構成について説明する。
図17の領域AのX−X’断面に示すように、領域(Z2)は、基材(1)と第四の潜像要素(34a)の間に、基材(1)と異なる色の第三のインキにより形成されている。なお、第三のインキには、公知の着色インキを用いることができる。また、領域(Z2)は、用いるインキに対応した印刷方法により形成される。
領域(Z2)が、第三のインキにより形成された場合、背景要素(2a’)は、領域(Z2)を形成する第三のインキを施さずに、第三のインキの下層である基材(1)を露出することで形成される。なお、背景要素(2a’)の形状及び配置については、前述した背景要素(2a)と同様であることから、説明を省略する。
前述した構成では、各潜像要素と、その下に位置した基材(1)を等色で形成していたが、本構成では、各潜像要素と、その下に位置した第三のインキから成る領域(Z2)を等色で形成する。
領域(Z2)と各潜像要素を等色とすることで、前述の構成と同様に、領域(Z2)を、視点(E1)である、真上から観察した際に、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)が領域(Z2)と区分けして視認することができないため、各潜像画像が隠ぺいされた潜像印刷物(S2)を形成することが可能となる。
図18は、図17に示す領域(Z2)の他の構成を示すX−X’断面図であり、図17に示した潜像印刷物(S2)を構成する基材(1)が、光反射性を有しない材料から成る場合を示す模式図である。基材(1)が光反射性を有していない材料から成る場合、図18に示すように、基材(1’)の上に、光反射性を有するインキを用いて光反射層(5)を印刷したのち、光反射層(5)の上に、領域(Z2)を第三のインキを用いて印刷することで形成する。なお、光反射層(5)を形成する光反射性を有するインキとしては、公知の着色インキを用いることが可能である。
光反射層(5)を有する構成の場合、背景要素(2a’)は、領域(Z2)を形成する第三のインキを施さずに、第三のインキの下層である光反射層(5)を露出することで形成される。以上、光反射層(5)を有することで、基材(1)を限定することなく、本発明の潜像印刷物(S1、S2)を形成することが、可能となる。
次に、潜像印刷物(S1、S2)を視点(E1)から視認した際に、有意味情報である可視画像(4)が視認可能となる構成について説明する。
図19は、可視画像(4)を有する潜像印刷物(S3)の領域(Z3)の構成を詳細に示す展開図である。なお、印刷画像(Q3)は、第三のインキから成る領域(Z3)及び第二の画像(3)から成るが、可視画像(4)を詳細に示すために、第二の画像(3)は、図示を省略している。
可視画像(4)は、背景要素(2a)とは異なる色の第四のインキで形成された、複数の可視要素(4a)が規則的に配置されて、ハートマークを形成している。なお、可視画像(4)は、マークの他に、文字、数字、記号、図形、図柄等任意の形状とすることが可能である。
なお、可視要素(4a)の形状は、特に限定されることはなく、前述した背景要素(2a)と同様の形状とすることが可能であることから、説明を省略する。
図20は、可視要素(4a)の配置箇所を示す斜視図である。なお、図20では、領域(Z3)が第三のインキで形成された構成としている。可視要素(4a)は、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)と重複しない位置に配置される。なお、可視要素(4a)は、各潜像要素(31a、32a、33a、34a)と重複しない位置であれば、特に限定することなく配置可能である。
図20に示す潜像印刷物(S3)を、視点(E1)から観察した場合、複数の背景要素(2a)と各潜像要素(31a、32a、33a、34a)は、等色に視認されるが、可視要素(4a)は、複数の背景要素(2a)及び各潜像要素(31a、32a、33a、34a)と異なる色であることから、複数の可視要素(4a)から成る可視画像(4)が、視認可能となる。よって、可視画像(4)を形成することで、視点(E1)からも有意味情報を観察することができ、印刷物としての意匠性を備えるともに、真偽判別の際には、視点(E1)から観察される有意味情報から、各潜像画像(31、32、33、34)の図柄に変化による、真偽判別を行うことができる。
なお、可視要素(4a)を配置した場合、図21に示すように、傾けて視認可能となる各潜像画像(31、32、33、34)の視認性を向上させるために、可視要素(4a)の輪郭を囲むように、潜像要素を配置するのが、好ましい。
可視要素(4a)の輪郭を囲むように、第一の潜像要素(31a)、第二の潜像要素(32a)、第三の潜像要素(33a)及び第四の潜像要素(34a)が配置されることで、どの方向から観察しても、常に可視要素(4a)が、潜像要素の死角となることで、可視画像(4)がノイズになることなく、潜像画像を明瞭に視認することが、可能となる。
1 基材
2 第一の画像
2a 背景要素
3 第二の画像
31 第一の潜像画像
31a 第一の潜像要素
32 第二の潜像画像
32a 第二の潜像要素
33 第三の潜像画像
33a 第三の潜像要素
34 第四の潜像画像
34a 第四の潜像要素
4 可視画像
4a 可視要素
Q 印刷画像
S1、S2、S3 潜像印刷物

Claims (4)

  1. 基材の少なくとも一部の光反射性を有する領域に、前記領域と異なる色で、規則的にマトリクス状に配置された複数の背景要素と、前記領域と等色で盛り上がりを有し、少なくとも一部の前記背景要素に対し、隣接又は近接して配置された複数の潜像要素とを有する印刷画像を備え、
    前記複数の潜像要素は、前記背景要素に対して第一の方向に隣接又は近接して配置された潜像要素であって第一の潜像画像を形成する複数の第一の潜像要素と、前記背景要素に対して第二の方向に隣接又は近接して配置された潜像要素であって第二の潜像画像を形成する複数の第二の潜像要素と、・・・、前記背景要素に対して第nの方向に隣接又は近接して配置された潜像要素であって第nの潜像画像を形成する複数の第nの潜像要素(nは3以上の自然数)から成り
    記基材を、反射光下で第mの方向(mは1からnまでの整数)に傾けて観察すると、各第mの潜像要素により前記背景要素が死角となることにより、前記各第mの潜像要素から成る第mの潜像画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物。
  2. 前記領域は、
    i)前記基材自体で形成され、前記背景要素は、前記基材と異なる色のインキで形成され、又は、
    ii)前記基材上に、前記基材とは異なる色のインキで形成され、前記背景要素は、前記領域を形成するインキを施さずに、前記基材とは異なる色のインキを形成した層の下層を露出することで形成されたことを特徴とする請求項1記載の潜像印刷物。
  3. 前記印刷画像は、前記潜像要素と重複しない位置に、前記領域と異なる色の可視要素が複数配置されて成る可視画像を有することを特徴とする請求項1又は2記載の潜像印刷物。
  4. 前記可視要素の輪郭を囲むように、前記第一の潜像要素、前記第二の潜像要素、・・・、前記第nの潜像要素が配置されたことを特徴とする請求項3記載の潜像印刷物。
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