JP6251659B2 - 水冷式内燃機関のオイル供給構造 - Google Patents
水冷式内燃機関のオイル供給構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6251659B2 JP6251659B2 JP2014189532A JP2014189532A JP6251659B2 JP 6251659 B2 JP6251659 B2 JP 6251659B2 JP 2014189532 A JP2014189532 A JP 2014189532A JP 2014189532 A JP2014189532 A JP 2014189532A JP 6251659 B2 JP6251659 B2 JP 6251659B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- pump
- water
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/02—Pressure lubrication using lubricating pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P5/00—Pumping cooling-air or liquid coolants
- F01P5/10—Pumping liquid coolant; Arrangements of coolant pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/10—Lubricating systems characterised by the provision therein of lubricant venting or purifying means, e.g. of filters
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/02—Pressure lubrication using lubricating pumps
- F01M2001/0253—Pressure lubrication using lubricating pumps characterised by the pump driving means
- F01M2001/0276—Pressure lubrication using lubricating pumps characterised by the pump driving means driven by a balancer shaft
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M5/00—Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
- F01M5/002—Cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P5/00—Pumping cooling-air or liquid coolants
- F01P5/10—Pumping liquid coolant; Arrangements of coolant pumps
- F01P5/12—Pump-driving arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
内燃機関の前部に設けられる水ポンプおよび車体の前部に配置されるラジエータなどを連結する冷却系の水配管が、車体前方に構成されるので、その水配管を少しばかり延長してオイルクーラに連結して、オイルクーラを流れるオイルを容易に冷却することができる。
内燃機関の後部に設けられるオイルポンプの近傍から外部パイプが延出しているために、外部パイプは車体前部のオイルクーラまでの長い距離を連結しなければならず、それも往復2本必要とするので、油路が長くなりオイル循環効率が劣り、部品点数が多くなり、重量増ともなる。
クランク軸と平行に配置されたバランサ軸の一端にオイルポンプのオイルポンプ駆動軸が同軸に連結されるとともに前記バランサ軸の他端に水ポンプの水ポンプ駆動軸が同軸に連結される水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記オイルポンプの近傍にオイルフィルタとともにオイルクーラが設けられ、
前記オイルポンプを前記水ポンプと反対側から覆う機関ケースカバーに、前記オイルフィルタと前記オイルクーラが設けられ、
前記機関ケースカバーの内側にオイルタンクが形成され、
前記機関ケースカバーの前記オイルクーラが取り付けられる取付面に、前記オイルクーラのクーラ流入口とクーラ流出口が形成され、
前記クーラ流出口は、前記オイルタンクの上部に開口することを特徴とする水冷式内燃機関のオイル供給構造である。
請求項1記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記オイルフィルタは、前記オイルポンプと同じ高さまたは低い位置に設けられることを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記オイルポンプは、前記オイルタンクにオイルを汲み上げるスカベンジングポンプと、前記オイルタンクから油圧クラッチにオイルを圧送するクラッチ用オイルポンプと、内燃機関の各潤滑部位にオイルを供給するエンジン用オイルポンプが、前記オイルポンプ駆動軸上に並べて配置され、
前記クラッチ用オイルポンプは、前記スカベンジングポンプと前記エンジン用オイルポンプに挟まれて配置されることを特徴とする。
請求項3記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記オイルフィルタは、前記クラッチ用オイルポンプの吐出油路に介装されるクラッチ用オイルフィルタと前記エンジン用オイルポンプの吐出油路に介装されるエンジン用オイルフィルタとからなり、
前記クラッチ用オイルフィルタと前記エンジン用オイルフィルタは、ともに前記オイルポンプの近傍に設けられることを特徴とする。
クランク軸と平行に配置されたバランサ軸の一端にオイルポンプのオイルポンプ駆動軸が同軸に連結されるとともに前記バランサ軸の他端に水ポンプの水ポンプ駆動軸が同軸に連結される水冷式の内燃機関のオイル供給構造において、
前記オイルポンプの近傍にオイルフィルタとともにオイルクーラが設けられ、
前記オイルポンプは、オイルタンクにオイルを汲み上げるスカベンジングポンプと、前記オイルタンクから油圧クラッチにオイルを圧送するクラッチ用オイルポンプと、内燃機関の各潤滑部位にオイルを供給するエンジン用オイルポンプが、前記オイルポンプ駆動軸上に並べて配置され、
前記クラッチ用オイルポンプは、前記スカベンジングポンプと前記エンジン用オイルポンプに挟まれて配置されることを特徴とする水冷式内燃機関のオイル供給構造である。
請求項6記載の発明は、
請求項5記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記オイルフィルタは、前記クラッチ用オイルポンプの吐出油路に介装されるクラッチ用オイルフィルタと前記エンジン用オイルポンプの吐出油路に介装されるエンジン用オイルフィルタとからなり、
前記クラッチ用オイルフィルタと前記エンジン用オイルフィルタは、ともに前記オイルポンプの近傍に設けられることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記内燃機関は、車両に前記クランク軸を車両前後方向に指向させて搭載され、
前記バランサ軸の前側に前記水ポンプが配置され、
前記バランサ軸の後側に前記オイルポンプが配置されることを特徴とする。
請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造において、
前記内燃機関のシリンダブロックのウォータジャケットと前記オイルクーラのウォータジャケットとを連通する水配管が設けられることを特徴とする。
また、クーラ流出口は、オイルタンクの上部に開口するので、オイルクーラで冷却されたオイルが、オイルタンクの高い位置から落とされて、オイルタンクに溜まったオイルに勢いよく混入することで、オイルを効率的に撹拌して、温度を効率的に調整することができる。
そして、吐出油圧が特に大きいクラッチ用オイルポンプが、スカベンジングポンプとエンジン用オイルポンプに挟まれて配置されるので、部品を大型化することなく、クラッチオイルポンプ室の耐圧性を容易に確保することができる。
そして、吐出油圧が特に大きいクラッチ用オイルポンプが、スカベンジングポンプとエンジン用オイルポンプに挟まれて配置されるので、部品を大型化することなく、クラッチオイルポンプ室の耐圧性を容易に確保することができる。
請求項6記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造によれば、オイルフィルタは、クラッチ用オイルポンプの吐出油路に介装されるクラッチ用オイルフィルタとエンジン用オイルポンプの吐出油路に介装されるエンジン用オイルフィルタとからなり、クラッチ用オイルフィルタとエンジン用オイルフィルタは、ともにオイルポンプの近傍に設けられるので、潤滑系を集約的に構成してコンパクト化できる。
請求項7記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造によれば、内燃機関が、車両にクランク軸を車両前後方向に指向させて搭載され、クランク軸と平行なバランサ軸の前側に水ポンプが配置され、バランサ軸の後側にオイルポンプが配置されるので、内燃機関の前部に設けられる水ポンプは、車体の前部に配置されるラジエータと比較的近くにあり、冷却系の水配管を短くスペース効率良く設定でき、部品点数を削減して軽量化を図ることができる。
本実施の形態に係る内燃機関Eは、主変速機Tmと副変速機Tsが組み合わされた動力伝達装置とともにパワーユニットPを構成して4輪駆動可能なルーフ付きの5人乗り不整地走行用車両1に搭載されるものである。
図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、RRは車両後方をそれぞれ示す。
車体フレーム5の前後中央位置に、パワーユニットPが内燃機関Eのクランク軸20を前後方向に指向させて搭載されており、パワーユニットPの出力軸(図示せず)が前後に突出しており、同出力軸の回転動力は、出力軸の前端から前ドライブシャフト6および前ファイナルリダクションギヤユニット7を介して左右の前輪2,2に伝達され、後端から後ドライブシャフト8および後ファイナルリダクションギヤユニット9を介して左右の後輪3,3に伝達される。
なお、前ファイナルリダクションギヤユニット7には前輪への動力伝達を断接して2輪駆動と4輪駆動の切換えを行うクラッチが組み込まれている。
前シート11の中央の席が若干左右の席より前方に出ている。
左側の運転席の前方にステアリングコラム14から突出して操舵ハンドル15が設けられている。
前シート11と後シート12の上方はルーフ16が覆っている。
車体フレーム5の前部にはラジエータ18が支持されている。
下側クランクケース21Lの底は、オイルが溜まるオイルパン21Pを構成している。
この主変速機Tmは、内燃機関Eのクランク軸20の右方に位置し、主変速機Tmの前方に略重なって副変速機Tsが突設されている。
以上のメイン軸31,カウンタ軸32,バランサ軸41は、いずれもクランク軸20と平行で前後方向に指向している。
クランク軸20のクランクウエブ20wより後方には、プライマリ駆動歯車28が嵌着されている。
メイン軸31には6個の駆動変速歯車31gが設けられ、カウンタ軸32には駆動変速歯車31gに対応して、これらと常時噛み合う6個の被動変速ギヤ32gが設けられている。
奇数変速段の駆動変速歯車31gはメイン軸内筒31aに、偶数変速段の駆動変速歯車31gはメイン軸外筒31bに設けてある。
中央のプライマリ従動歯車29がクランク軸20に設けられたプライマリ駆動歯車28に噛合する。
クラッチアウタ30ao(30bo)側の一緒に回転する駆動摩擦板とクラッチインナ30ai(30bi)側の一緒に回転する被動摩擦板とを交互に配列した摩擦板群30af(30bf)を加圧プレート30ap(30bp)が加圧可能である。
油圧制御装置35により制御されて加圧プレート30apが駆動されて摩擦板群30afが加圧されると、第1クラッチ30aが接続し、プライマリ従動歯車29に入力された動力がメイン軸内筒31aに伝達され、奇数変速段の駆動変速歯車31gが回転する。
他方、油圧制御装置35の切り換え制御により加圧プレート30bpが駆動されて摩擦板群30bfが加圧されると、第2クラッチ30bが接続し、プライマリ従動歯車29に入力された動力がメイン軸外筒31bに伝達され、偶数変速段の駆動変速歯車31gが回転する。
バランサ軸41のベアリング34fより前方に突出した前端部にはバランサ従動歯車42がバランサ軸41の前端面に螺入されたボルト43により締結されている。
バランサ軸41は、クランク軸20と等速で、かつ逆方向に回転駆動され、内燃機関Eのクランク機構による1次振動を抑制する。
また、吸入ポート53iからは3方向に吸入接続管53a,53b,53cが延出している(図2参照)。
この後周壁21r,21rの端面にスペーサ70を介して後側機関ケースカバー90と前記クラッチカバー36が後方から被せられる(図3,図5参照)。
クランク軸20より右方のツインクラッチ30の後方にクラッチカバー36が被せられ、クランク軸20およびクランク軸20より左方のオイルポンプユニット60を含むクランクケース21の左側の後方を後側機関ケースカバー90が覆う。
この3つのオイルポンプPs,Pc,Peの共通のオイルポンプ駆動軸61は、バランサ軸41の後方に同軸に位置し、オイルポンプ駆動軸61の前端から突出した連結凸部61bとバランサ軸41の後端に形成された連結凹部41bが嵌合して連結し、バランサ軸41の回転がオイルポンプ駆動軸61に伝達されて、3つのオイルポンプPs,Pc,Peが同時に駆動される。
前周壁70p内は、左側が側壁71で塞がれ、右側に大きな円開口70hが形成されている。
円開口70hにはツインクラッチ30が貫挿される。
スペーサ70の側壁71の軸受凹部71dよりさらに左側に寄ったところに、オイルポンプ駆動軸61を軸支する軸受孔71hが穿孔されている。
図6は、スペーサ70の側壁71にスカベンジングポンプボディ65を取り付けた状態を示す。
また、吐出油路a2の下流端には、スペーサ70の側壁71に形成された連通口71aが後方に向けて開口している。
後周壁70qと後円周壁70rとは、端面が同一の鉛直合わせ面をなす。
側壁71の輪郭に沿って後方に突出した後周壁70qの内側にオイルタンクToが形成される。
また、スペーサ70の側壁71の後面には、軸受孔65hの周りに内部にロータを収容するクラッチオイルポンプ室72が形成され、クラッチオイルポンプ室72から斜め下方に吸入油路b2の油溝と吐出油路b3の油溝が平行に延出形成されて、クラッチ用オイルポンプPcが構成される(図7参照)。
油路b1の下端は、後方に開口すなわちオイルタンクTo内に開口し、油路b1の上端は、吸入油路b2に連通している。
油路b1にはストレーナ64が介装される(図13参照)。
オイルポンププレート80の前面図を図8に示し、後面図を図9に示す。
オイルポンププレート80は、油路b4の連結口74を除いた枠壁73の端面を覆う。
したがって、オイルタンクToの底部から油路b1を通ってクラッチ用オイルポンプPcの吸入油路b2に入るオイルは、連通口83により分岐して吸入油路c1にも吸入される。
図10を参照して、エンジンオイルポンプボディ85は、オイルポンプ駆動軸61を軸支する軸受孔85hが貫通しており、内部にロータを収容するエンジンオイルポンプ室86が形成され、エンジンオイルポンプ室86から斜め下方に吸入油路c1と吐出油路c2の各油溝が延出形成されて、エンジン用オイルポンプPeを構成している。
エンジンオイルポンプボディ85の吸入油路c1の上流端には、リリーフ弁68eが介装されるリリーフ通路88が形成されている。
なお、エンジンオイルポンプボディ85に沿って下方には、スペーサ70の油路b4の連結口74が露出している。
このスペーサ70の側壁71の後方に後側機関ケースカバー90が被せられる。
後側機関ケースカバー90の前面図を図11に示し、後面図を図12に示す。
後側機関ケースカバー90の側壁91の油路a3を構成する油溝の下流端には、クーラ流入口92が前方に向けて開口している。
このクーラ流入口92の斜め上方にクーラ流出口93が穿設されている。
クーラ流入口92も取付面94に形成されている。
後側機関ケースカバー90の側壁91の取付面94に扁平円筒状をなしたオイルクーラ100が取り付けられると、クーラ流入口92からオイルクーラ100のオイルコア内に流入したオイルは、冷却されてクーラ流出口93からオイルタンクTo内に流出する。
後側機関ケースカバー90の側壁91の中央高さ位置で、オイルポンプユニット60と略同じ高さ位置に、エンジン用オイルフィルタFeのフィルタハウジング96が中心軸を略左右に指向させた円筒形状に形成されており、このフィルタハウジング96の下方に、クラッチ用オイルフィルタFcのより小型のフィルタハウジング95が中心軸を略左右に指向させた円筒形状に形成されている。
フィルタハウジング95,96内にはフィルタエレメントが環状に収納される。
フィルタハウジング95,96のそれぞれの右側に位置する底壁の中央にフィルタ流出口95e,96eが開口し、フィルタ流出口95e,96eから右方に油路b5,c3が形成されている。
図10に示されるように、連結口77からは、ツインクラッチ30が貫挿する後円周壁70rに向けて油路b6が形成されており、油路b6からツインクラッチ30が収納されるクラッチカバー36内を通って油圧制御装置35に至る油路(図示せず)が形成される。
油路c4の下流端の連結口98に対向してスペーサ70の側壁71には連結孔78が形成されている(図10参照)。
連結孔78はスペーサ70の側壁71を貫通しており、上側クランクケース21Uには、連結孔78に対応する連結口21eが形成され(図4参照)、連結口21eは、内燃機関Eの各潤滑部位に連通している。
なお、クラッチ用オイルポンプPcの上流側と下流側との間にはリリーフ弁68cが介装されている。
なお、エンジン用オイルポンプPeの上流側と下流側との間にはリリーフ弁68eが介装されている。
そして、シリンダヘッド23の前部左側にサーモスタット101が設けられている。
吸入接続管53bは、バイパス水管56によりシリンダヘッド23の前部左側に設けられたサーモスタット101の流出接続管に接続され、吸入接続管53cは、クーラ流出水管58によりクランクケース21の後方の後側機関ケースカバー90に取り付けられたオイルクーラ100に連結され、オイルクーラ100のウォータジャケットと連通する。
クーラ流入水管57は、オイルクーラ100に近いシリンダブロック22の後部右側から延出しているので、短く配管されている。
水ポンプ50の水ポンプボディ53の吐出ポート53eはACGカバー38の壁内の水路に連通し、同ACGカバー38の水路とシリンダブロック22のウォータジャケットとがポンプ流出水管59により連結される。
水ポンプ50から突出した冷却水は、ACGカバー38を経てポンプ流出水管59によりシリンダブロック22のウォータジャケットに流入し、内部で連通したシリンダヘッド23のウォータジャケットに循環して、シリンダブロック22とシリンダヘッド23を冷却し、シリンダヘッド23のウォータジャケットからはサーモスタット101により冷却水が所定温度以上のときはラジエータホース54によりラジエータ18に流れてラジエータ18で冷却されて、ラジエータホース55により水ポンプ50に戻る。
このような主な冷却水の循環経路に加えて、本水冷式内燃機関Eは潤滑系のオイルの温度を調整するオイルクーラ100を循環する経路を有し、シリンダブロック22のウォータジャケットから分岐して延出したクーラ流入水管57によりオイルクーラ100のウォータジャケットに冷却水の一部が分流して、オイルコアを流れるオイルを所要温度に調整し、クーラ流出水管58により水ポンプ50に戻される。
また、クーラ流出口93は、オイルタンクToの上部に開口するので、オイルクーラ100で冷却されたオイルが、オイルタンクToの高い位置から落とされて、オイルタンクToに溜まったオイルに勢いよく混入することで、オイルを効率的に撹拌して、温度を効率的に調整することができる。
そして、吐出油圧が特に大きいクラッチ用オイルポンプPcが、スカベンジングポンプPsとエンジン用オイルポンプPeに挟まれて配置されるので、部品を大型化することなく、クラッチオイルポンプ室72の耐圧性を容易に確保することができる。
To…オイルタンク、Ps…スカベンジングポンプ、Pc…クラッチ用オイルポンプ、Pe…エンジン用オイルポンプ、
Fc…クラッチ用オイルフィルタ、Fe…エンジン用オイルフィルタ、
1…不整地走行用車両、18…ラジエータ、20…クランク軸、21…クランクケース、22…シリンダブロック、23…シリンダヘッド、30…ツインクラッチ、35…油圧制御装置、41…バランサ軸、
50…水ポンプ、51…水ポンプ駆動軸、54…ラジエータホース、55…ラジエータホース、56…バイパス水管、57…クーラ流入水管、58…クーラ流出水管、
60…オイルポンプユニット、61…オイルポンプ駆動軸、
70…スペーサ、71…側壁、80…オイルポンププレート、
90…後側機関ケースカバー、92…クーラ流入口、93…クーラ流出口、94…取付面、
100…オイルクーラ、101…サーモスタット。
Claims (8)
- クランク軸(20)と平行に配置されたバランサ軸(41)の一端にオイルポンプ(60)のオイルポンプ駆動軸(61)が同軸に連結されるとともに前記バランサ軸(41)の他端に水ポンプ(50)の水ポンプ駆動軸(51)が同軸に連結される水冷式内燃機関(E)のオイル供給構造において、
前記オイルポンプ(60)の近傍にオイルフィルタ(Fc,Fe)とともにオイルクーラ(100)が設けられ、
前記オイルポンプ(60)を前記水ポンプ(50)と反対側から覆う機関ケースカバー(90)に、前記オイルフィルタ(Fc,Fe)と前記オイルクーラ(100)が設けられ、
前記機関ケースカバー(90)の内側にオイルタンク(To)が形成され、
前記機関ケースカバー(90)の前記オイルクーラ(100)が取り付けられる取付面(94)に、前記オイルクーラ(100)のクーラ流入口(92)とクーラ流出口(93)が形成され、
前記クーラ流出口(93)は、前記オイルタンク(To)の上部に開口することを特徴とする水冷式内燃機関のオイル供給構造。 - 前記オイルフィルタ(Fc,Fe)は、前記オイルポンプ(60)と同じ高さまたは低い位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造。
- 前記オイルポンプ(60)は、前記オイルタンク(To)にオイルを汲み上げるスカベンジングポンプ(Ps)と、前記オイルタンク(To)から油圧クラッチ(30)にオイルを圧送するクラッチ用オイルポンプ(Pc)と、内燃機関(E)の各潤滑部位にオイルを供給するエンジン用オイルポンプ(Pe)が、前記オイルポンプ駆動軸(61)上に並べて配置され、
前記クラッチ用オイルポンプ(Pc)は、前記スカベンジングポンプ(Ps)と前記エンジン用オイルポンプ(Pe)に挟まれて配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造。 - 前記オイルフィルタ(Fc,Fe)は、前記クラッチ用オイルポンプ(Pc)の吐出油路(b3,b4)に介装されるクラッチ用オイルフィルタ(Fc)と前記エンジン用オイルポンプ(Pe)の吐出油路(c2)に介装されるエンジン用オイルフィルタ(Fe)とからなり、
前記クラッチ用オイルフィルタ(Fc)と前記エンジン用オイルフィルタ(Fe)は、ともに前記オイルポンプ(60)の近傍に設けられることを特徴とする請求項3記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造。 - クランク軸(20)と平行に配置されたバランサ軸(41)の一端にオイルポンプ(60)のオイルポンプ駆動軸(61)が同軸に連結されるとともに前記バランサ軸(41)の他端に水ポンプ(50)の水ポンプ駆動軸(51)が同軸に連結される水冷式の内燃機関(E)のオイル供給構造において、
前記オイルポンプ(60)の近傍にオイルフィルタ(Fc,Fe)とともにオイルクーラ(100)が設けられ、
前記オイルポンプ(60)は、オイルタンク(To)にオイルを汲み上げるスカベンジングポンプ(Ps)と、前記オイルタンク(To)から油圧クラッチ(30)にオイルを圧送するクラッチ用オイルポンプ(Pc)と、内燃機関(E)の各潤滑部位にオイルを供給するエンジン用オイルポンプ(Pe)が、前記オイルポンプ駆動軸(61)上に並べて配置され、
前記クラッチ用オイルポンプ(Pc)は、前記スカベンジングポンプ(Ps)と前記エンジン用オイルポンプ(Pe)に挟まれて配置されることを特徴とする水冷式内燃機関のオイル供給構造。 - 前記オイルフィルタ(Fc,Fe)は、前記クラッチ用オイルポンプ(Pc)の吐出油路(b3,b4)に介装されるクラッチ用オイルフィルタ(Fc)と前記エンジン用オイルポンプ(Pe)の吐出油路(c2)に介装されるエンジン用オイルフィルタ(Fe)とからなり、
前記クラッチ用オイルフィルタ(Fc)と前記エンジン用オイルフィルタ(Fe)は、ともに前記オイルポンプ(60)の近傍に設けられることを特徴とする請求項5記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造。 - 前記内燃機関(E)は、車両に前記クランク軸(20)を車両前後方向に指向させて搭載され、
前記バランサ軸(41)の前側に前記水ポンプ(50)が配置され、
前記バランサ軸(41)の後側に前記オイルポンプ(60)が配置されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造。 - 前記内燃機関(E)のシリンダブロック(22)のウォータジャケットと前記オイルクーラ(100)のウォータジャケットとを連通する水配管(57)が設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の水冷式内燃機関のオイル供給構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014189532A JP6251659B2 (ja) | 2014-09-18 | 2014-09-18 | 水冷式内燃機関のオイル供給構造 |
US14/844,718 US9810111B2 (en) | 2014-09-18 | 2015-09-03 | Oil supply structure of water-cooled internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014189532A JP6251659B2 (ja) | 2014-09-18 | 2014-09-18 | 水冷式内燃機関のオイル供給構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016061214A JP2016061214A (ja) | 2016-04-25 |
JP6251659B2 true JP6251659B2 (ja) | 2017-12-20 |
Family
ID=55525330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014189532A Expired - Fee Related JP6251659B2 (ja) | 2014-09-18 | 2014-09-18 | 水冷式内燃機関のオイル供給構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9810111B2 (ja) |
JP (1) | JP6251659B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018159889A1 (ko) * | 2017-03-03 | 2018-09-07 | 주식회사 블루플래닛 | 차량용 엔진 |
JP2020073807A (ja) * | 2017-03-08 | 2020-05-14 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | バランサ装置とオイルポンプ及びバランサシャフト軸受部の潤滑システム |
US10428705B2 (en) * | 2017-05-15 | 2019-10-01 | Polaris Industries Inc. | Engine |
US10550754B2 (en) | 2017-05-15 | 2020-02-04 | Polaris Industries Inc. | Engine |
US10655536B1 (en) | 2017-05-24 | 2020-05-19 | Indian Motorcycle International, LLC | Engine |
US10371249B1 (en) * | 2017-05-24 | 2019-08-06 | Indian Motorcycle International, LLC | Engine |
US10589621B1 (en) | 2017-05-24 | 2020-03-17 | Indian Motorcycle International, LLC | Two-wheeled vehicle |
CN107299859B (zh) * | 2017-07-05 | 2023-12-22 | 天津吉秝机电设备有限公司 | 一种用于智能燃油管理系统的排量标定仪及使用方法 |
JP2019052615A (ja) * | 2017-09-19 | 2019-04-04 | スズキ株式会社 | 内燃機関の潤滑構造 |
CN108036185A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-05-15 | 宝沃汽车(中国)有限公司 | 发动机平衡机构以及车辆 |
US10393004B2 (en) * | 2018-01-03 | 2019-08-27 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Water pump fitting structure of vehicle engine |
CN108729976B (zh) * | 2018-04-13 | 2020-08-21 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种整机油路装置及流向控制方法 |
JP6727256B2 (ja) * | 2018-07-06 | 2020-07-22 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
USD904227S1 (en) | 2018-10-26 | 2020-12-08 | Polaris Industries Inc. | Headlight of a three-wheeled vehicle |
CN110512685A (zh) * | 2019-09-02 | 2019-11-29 | 沃得重工(中国)有限公司 | 小型轮挖机的动力系统 |
WO2021115446A1 (zh) * | 2019-12-13 | 2021-06-17 | 赛格威科技有限公司 | 全地形车及其发动机 |
CN111140332B (zh) * | 2020-01-17 | 2023-02-21 | 浙江启达汽车部件有限公司 | 一种发动机冷却装置 |
US11578647B2 (en) * | 2020-03-11 | 2023-02-14 | Arctic Cat Inc. | Engine |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6823829B1 (en) * | 2003-06-06 | 2004-11-30 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Dry-sump lubrication type four-stroke cycle engine |
JP4767080B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-09-07 | 本田技研工業株式会社 | V型内燃機関の吸気構造 |
JP4662875B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2011-03-30 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のカムチェーンテンショナ用オイル供給路構造 |
JP4707633B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2011-06-22 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のオイルフィルタ取付構造 |
JP4785684B2 (ja) | 2006-09-11 | 2011-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 水冷式内燃機関のポンプ駆動構造 |
JP4698544B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2011-06-08 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
-
2014
- 2014-09-18 JP JP2014189532A patent/JP6251659B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2015
- 2015-09-03 US US14/844,718 patent/US9810111B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9810111B2 (en) | 2017-11-07 |
JP2016061214A (ja) | 2016-04-25 |
US20160084147A1 (en) | 2016-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6251659B2 (ja) | 水冷式内燃機関のオイル供給構造 | |
US7578277B2 (en) | Pump drive structure of water-cooled internal combustion engine | |
US7559307B2 (en) | Oil filter mounting structure in internal combustion engine | |
US8925500B2 (en) | Casing structure of a water-cooled internal combustion engine | |
CA2584308C (en) | Transmission structure of power unit for vehicle | |
US9163598B2 (en) | Engine with variable flow rate oil pump | |
US8955659B2 (en) | Internal combustion engine and supplying oil path structure for hydraulic clutch in internal combustion engine | |
JP5689731B2 (ja) | 内燃機関用オイル供給装置 | |
US9261045B2 (en) | Casing structure for an internal combustion engine | |
JP6392606B2 (ja) | 内燃機関用オイルポンプ | |
US11047272B2 (en) | Engine lubrication system, engine, and vehicle | |
EP2031278A2 (en) | Engine and straddle type vehicle | |
JP5079925B2 (ja) | エンジン及び鞍乗型車両 | |
JP5758177B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP5675467B2 (ja) | 内燃機関における油圧クラッチの供給油路構造 | |
JP4381794B2 (ja) | エンジンの潤滑装置 | |
JP6642233B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP7175329B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
US8267052B2 (en) | Engine provided with oil circulation path and cooling fluid path | |
JP2009073463A (ja) | エンジン及び鞍乗型車両 | |
JP4246016B2 (ja) | エンジン冷却構造 | |
JP2009074676A (ja) | エンジン及び鞍乗型車両 | |
JP2019082155A (ja) | エンジンのオイル供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170829 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6251659 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |