JP6250927B2 - 電磁弁 - Google Patents

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精一 杉山
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Description

本発明は、スプールを備えた電磁弁に関する。
従来、スプールを備えたスプールタイプの電磁弁が知られている(例えば、特許文献1)。
このようなスプールタイプの電磁弁の構造としては、図3に示すものが知られており、当該電磁弁801は、電磁弁本体802と、該電磁弁本体802より延出したノズル部803とによって構成されている。該ノズル部803内には、前記電磁弁本体802より延出したスプール804が収容されており、該スプール804は、長さ方向へ移動自在に保持に設けられている。
前記ノズル部803には、入力ポート811や出力ポート812や排出ポート813が設けられており、前記ノズル部803の内側面には、前記各ポート811〜813に連通した凹部815〜817が全周に渡って凹設されている。
また、前記スプール804は、小径の軸部821と、該軸部821に設けられた大径の弁部とにより構成されており、当該弁部は、前記電磁弁本体802側から順位に配置された第一弁部822と第二弁部823と第三弁部824とで構成されている。
前記第二弁部823は、前記入力ポート811と前記出力ポート812との連通状態を制御するように構成されており、前記第三弁部824は、前記出力ポート812と前記排出ポート813との連通状態を制御し、前記出力ポート812に加えられた圧力を前記排出ポート813から排出できるように構成されている。
このような電磁弁801では、通流するオイルの圧力が前記スプール804に加えられ、横方向の押し付け力として作用してしまう。このため、その防止策として、第一弁部822及び第二弁部823にラビリンス溝831,831をその周面に沿って形成する方法が知られている。
特開2011−236964号公報
しかしながら、このような従来の電磁弁801にあっては、制御するオイルが高圧力高流量とになるに連れて油圧回路内での流体乱れが発生し流体力が大きくなる。
具体的に説明すると、図4に示すように、前記排出ポート813に近い凹部817を通るオイルの通流経路841では、第三弁部824の上流空間から前記凹部817を介して前記排出ポート813より排出される一方、前記排出ポート813から離れた位置における凹部817を通るオイルの通流経路842では、前記第三弁部824の外周部に沿って前記排出ポート813へ流れた後、当該排出ポート813より排出されることとなる。
これにより、この排出ポート813から近い位置での凹部817の内圧と、前記排出ポート813から離れて位置する凹部817の内圧とで圧力差が生じ、流体乱れが発生する。
これにより、前記スプール804を横方向へ押し付ける力が強くなり、摺動フリクションが大きくなる。
この場合、出力特性としては、ヒステリシスが増加したり、スティックスリップによる階段波形が生ずる恐れがある。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、高圧高流量を制御する場合であっても、出力特性の低下を防止することができる電磁弁を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の電磁弁にあっては、
基端側から先端側へ向って軸方向に伸びる円筒状のスリーブと、
前記スリーブ内に軸方向に移動可能に収容されるスプールと、
前記スリーブの側面に設けられる、所定ポートおよび排出ポートと、
を備え、
前記スプールは、
円柱状の軸部と、
前記軸部より大径の弁部と、
を有し、
前記弁部は、
全周に渡って凹設された油路溝と、
該油路溝より前記基端側に位置する上流側構成部と、
該油路溝より前記先端基端側に位置する下流側構成部と、
を有し、
前記スリーブの内側面は、
全周に渡って形成され、前記排出ポートと連通する凹部と、
前記上流側構成部の周面と対向し、前記所定ポートと前記排出ポートとの間に位置する
シール面と、
を有し、
前記スプールが前記基端側へと移動した際には、
前記上流側構成部の周面の一部が、前記シール面と摺接して前記所定ポートと前記排出ポ
ートとの間をシールし、前記所定ポートと前記排出ポート間が閉鎖された閉弁状態となり、
前記スプールが前記先端側へ移動した際には、
前記上流側構成部が前記凹部側へ移動して、前記油路溝と前記凹部とが連通し、
前記上流側構成部より上流側の空間と、前記排出ポートとが、前記凹部及び前記油路溝を
介して連通して、前記所定ポートと前記排出ポートとの間が連通する開弁状態となるとと
もに、
前記開弁状態において、前記排出ポートと前記油路溝とがラップして形成する開口面積
が、前記上流側構成部の上流側端部と前記凹部の上流側端部との間に形成され、前記油路
溝を介して前記排出ポートへの連通する開口面積以上となるようにした。
すなわち、スプールの弁部を構成する上流側構成部をスリープの内側面に設けられた凹部側へ移動して所定ポートと排出ポートとを連通し開弁状態を形成した際には、前記弁部の全周に渡って形成された油路溝と前記凹部とが連通している。
このとき、前記油路溝は、前記弁部の全周に渡って形成されており、前記上流側構成部の上流側空間に流入した流体は、前記上流側構成部の外周部に設けられた前記凹部を経由して前記油路溝へ流入し、該油路溝を介して前記排出ポートより排出される。
このため、前記上流側構成部の上流側空間からの流体が弁部の外周部を通って排出ポートから排出される場合と比較して、その流れが全周に渡って均一となり、整流効果が得られる。
また、油路溝が形成する開口面積は、開弁状態において上流側構成部と凹部の端部間に
形成される弁開口面積以上となるように設定されており、前記開弁時において、油路溝が
形成する開口部での通流量が、前記上流側構成部と前記凹部の端部間での通流量より大き
くなるように設定される。
さらに、請求項2の電磁弁では、前記閉弁状態から前記開弁状態に渡って前記油路溝が
前記排出ポートに常時連通するように構成した。
さらに、請求項3の電磁弁では、前記凹部の前記基端側には、前記凹部より小径の小径
凹部が全周に渡って設けられる。
さらに、請求項4の電磁弁では、複数の前記弁部を備え、
少なくとも1つの前記弁部は、二方向に開口し、ラビリンス溝が全周に渡って形成されて
いる。
以上説明したように本発明の請求項1の電磁弁にあっては、弁部に形成された油路溝は、前記弁部の全周に渡って形成されており、上流側構成部の上流側空間に入力した流体を、前記上流側構成部の外周部に設けられた凹部を経由して前記油路溝へ流入し、該油路溝を介して排出ポートより排出することができる。
このため、弁部の上流側空間からの流体が弁部の外周部を通って排出ポートから排出される場合と比較して、流体の流れを全周に渡って均一とすることができる。これにより、整流効果を得ることができ、流体力を抑制することができる。
したがって、高圧高流量を制御する場合であっても、出力特性の低下を防止することができる。
また、スプールを変更するだけで前記効果を得ることができるので、スリーブの設計変更等を要さず、レイアウトに自由度を持たせることができる。
また、前記開弁時において、油路溝が形成する開口部での排出量が、前記上流側構成部
と前記凹部の端部間の排出部からの通流量より大きくなり、前記開口部の通流が前記排出
部で絞られてしまうといった不具合を未然に防止することができる。
さらに、請求項2の電磁弁では、閉弁状態から開弁状態に渡って油路溝が排出ポートに
常時連通するようにすることにより、閉弁時での油路溝内での圧力溜まりを防止すること
ができ、開弁時での流体の円滑な排出が可能となる。
さらに、請求項3の電磁弁では、凹部の前記基端側には、前記凹部より小径の小径
凹部が全周に渡って設けられることにより、スリーブ内の流体としてのオイルは、排
出側小径凹部で通流量が制限された後、前記排出側凹部を介して大気開放された排出
ポートより排出される。
さらに、請求項4の電磁弁では、複数の前記弁部を備え、少なくとも1つの前記弁部は、
二方向に開口し、ラビリンス溝が全周に渡って形成されることにより通流するオイルの圧
力が当該スプールに加えられ、横方向の押し付け力として作用しても、その力を抑制でき
る。
本発明の一実施の形態を示す断面図である。 同実施の形態の要部を示す拡大図である。 従来の電磁弁を示す断面図である。 同従来例の要部を示す拡大図である。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかる電磁弁1を示す図であり、該電磁弁1は、自動車の自動変速機に用いられるものである。
この電磁弁1は、電磁弁本体11を備えており、該電磁弁本体11のケーシング12内には、ボビン13にコイル14が巻回されてなるソレノイド15が収容されている。該ソレノイド15内には、該ソレノイド15で励磁されるコア16が収容されており、該コア16の端部には、連結パイプ17を介してヨーク18が連結されている。
前記コア16と前記ヨーク18との間には、プランジャー21が収容されており、該プランジャー21にはロッド22が貫通した状態で固定されている。前記プランジャー21より延出したロッド22部分は、軸受け23,23を介して前記コア16及び前記ヨーク18に支持されており、当該プランジャー21は、軸方向へ移動自在に支持されている。
これにより、前記ソレノイド15を通電して前記コア16を励磁した際には、前記プランジャー21が前記コア16で吸引され、前記プランジャー21より延出したロッド22が先端側31へ移動できるように構成されている。
この電磁弁本体11には、前記先端側31へ延出するスリーブ41が設けられており、該スリーブ41は、基端に設けられた鍔部42が前記ケーシング12の端部に設けられたカシメ部43によって前記電磁弁本体11に固定されている。
前記スリーブ41は、円筒状に形成されており、その側面には、基端側51より順にフィードバックポート52と、入力ポート53と、所定ポートとしての出力ポート54と、排出ポート55とが設けられている。
前記フィードバックポート52は、図1中上下方向の二方向に開口しており、前記入力ポート53及び前記出力ポート54は、図1中下方へ向けて開口している。また、前記排出ポート55は、単一の開口部で構成されており、図1中上方へ向けて開口している。
前記スリーブ41の内側面には、前記入力ポート53に連通する入力側凹部61が全周に渡って凹設されており、該入力側凹部61の前記先端側31には、当該入力側凹部61より小径の入力側小径凹部62が全周に渡って凹設されている。前記入力側凹部61と前記入力側小径凹部62とは連通しており、前記入力ポート53からのオイルは、前記入力側小径凹部62で通流量が制限された後、前記入力側凹部61を介して当該スリーブ41内に流入するように構成されている。
また、前記スリーブ41の内側面には、前記出力ポート54に連通する出力側凹部71が全周に渡って凹設されており、前記スリーブ41内のオイルは、前記出力側凹部71を介して出力ポート54から流出するように構成されている。
さらに、前記スリーブ41の内側面には、前記排出ポート55に連通する排出側凹部81が全周に渡って凹設されており、該排出側凹部81の前記基端側51には、当該排出側凹部81より小径の排出側小径凹部82が全周に渡って凹設されている。前記排出側凹部81と前記排出側小径凹部82とは連通しており、当該スリーブ41内の流体としてのオイルは、前記排出側小径凹部82で通流量が制限された後、前記排出側凹部81を介して大気開放された前記排出ポート55より排出されるように構成されている。
このスリーブ41内には、スプール101が収容されており、該スプール101は、軸方向へ移動自在に保持されている。該スプール101は、円柱状の軸部102と、該軸部102より大径の弁部とにより構成されている。この弁部は、前記軸部102の基端側51から順に各々離間して配置された第一弁部103と、第二弁部104と、第三弁部105とで構成されており、各弁部103〜105は、前記スリーブ41の内側面に摺接するように構成されている。
前記第一弁部103は、前記フィードバックポート52より基端側51にて前記スリーブ41の内周面に摺接するように構成されており、当該第一弁部103には、ラビリンス溝111が全周に渡って形成されている。これにより、通流するオイルの圧力が当該スプール101に加えられ、横方向の押し付け力として作用しても、その力を抑制できるように構成されている。
前記第二弁部104は、前記フィードバックポート52の開度を制御するとともに前記入力ポート53を開閉するように構成されており、該入力ポート53と前記出力ポート54との連通状態を制御できるように構成されている。この第二弁部104にも、ラビリンス溝121が全周に渡って形成されてており、前述と同様に当該スプール101に加えられる横方向の押し付け力を抑制できるように構成されている。
前記第三弁部105は、前記排出ポート55を開度を制御するように構成されており、前記出力ポート54と前記排出ポート55との連通状態を制御できるように構成されている。この第三弁部105の先端面と、前記スリーブ41先端を閉鎖する栓部材131との間には、コイルスプリング132が弾持されており、当該スプール101は、前記軸部102の基端面が前記プランジャー21より延出したロッド22の先端に当接するように付勢されている。これにより、前記コイルスプリング132で前記基端側51に付勢された前記スプール101は、前記プランジャー21が作動した際に前記先端側31へ駆動されるように構成されている。
前記第三弁部105の下流側には、図2にも示すように、油路溝141が全周に渡って形成されており、該油路溝141は、前記軸部102に到達する深さまで凹設されている。これにより、当該第三弁部105は、前記油路溝141より上流側を構成する上流側構成部142と、前記油路溝141より下流側を構成する下流側構成部143とによって形成されている。
この第三弁部105は、図1に示したように、前記スプール101が前記基端側51に後退した状態で、前記上流側構成部142の基端側周面の一部が前記スリーブ41内側の内側面、具体的には、前記出力ポート54の前記出力側凹部71から前記排出ポート55の前記排出側小径凹部82までの間に位置する前記スリーブ41内側に設定されたシール面151と摺接するように構成されており、前記出力ポート54と前記排出ポート55間をシールできるように構成されている。これにより、前記出力ポート54と前記排出ポート55間を閉鎖した閉弁状態152を形成できるように構成されている。
一方、前記スプール101を前記先端側31へ移動して、前記第三弁部105の前記上流側構成部142を前記排出側小径凹部82及び排出側凹部81側へ移動した際には、図2にも示したように、前記上流側構成部142より上流側の空間が、前記排出側小径凹部82と前記排出側凹部81と前記油路溝141を介して、前記排出ポート55に連通するように構成されており、前記出力ポート54と前記排出ポート55とを連通した開弁状態161を形成できるように構成されている。
すなわち、前記上流側構成部142の厚み寸法Tは、図1に示したように、前記閉弁状態152において、当該上流側構成部142の一部が前記シール面151とラップするとともに、前記開弁状態161において、少なくとも前記油路溝141と前記排出側小径凹部82と前記排出側凹部81とが連通するように設定されている。
これにより、前記スプール101を前記スリーブ41内で移動して該スリーブ41に設けられた前記出力ポート54と前記排出ポート55との連通状態を制御することで、前記出力ポート54に加えられた油圧を前記排出ポート55から排出量を制御できるように構成されている。
さらに、本実施の形態では、図2にも示したように、前記開弁状態161であっても、前記油路溝141と前記排出側凹部81とが連通するように前記上流側構成部142の厚み寸法Tが設定されており、図1に示したように、前記閉弁状態152から前記開弁状態161に渡って前記油路溝141が前記排出ポート55に常時連通するように構成されている。
また、本実施の形態では、前記開弁状態161において、前記排出ポート55と前記前記油路溝141とがラップして形成する開口面積171が、前記開弁状態161において前記上流側構成部142と前記排出側小径凹部82の端部間に形成される弁開口面積172以上となるように設定されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、スプール101の第三弁部105を構成する上流側構成部142をスリープ41の内側面に設けられた前記排出側小径凹部82と前記排出側凹部81側へ移動して出力ポート54と排出ポート55とを連通し開弁状態161を形成した際には、図2にも示したように、前記第三弁部105の全周に渡って形成された油路溝141と前記排出側凹部81とが連通している。
このとき、前記油路溝141は、前記第三弁部105の全周に渡って形成されており、前記上流側構成部142の上流側空間に流入したオイルは、前記上流側構成部142の外周部に設けられた前記前記排出側小径凹部82と前記排出側凹部81を経由して前記油路溝141へ流入し(図2中181で図示)、該油路溝141を介して前記排出ポート55より排出される。
このため、前記上流側構成部142の上流側空間からのオイルが弁部の外周部を通って排出ポートから排出される場合と比較して、その流れが全周に渡って均一となり、整流効果が得られるので、流体力を抑制することができる。
したがって、高圧高流量を制御する場合であっても、出力特性の低下を防止することができる。
また、前記スプール101を変更するだけで前記効果を得ることができるので、前記スリーブ41の設計変更等を要さず、レイアウトに自由度を持たせることができる。
また、前記油路溝141が形成する開口面積171は、開弁状態161において上流側構成部142と前記排出側小径凹部82の端部間に形成される弁開口面積172以上となるように設定されており、前記開弁状態161において、油路溝141が形成する開口部での通流量が、前記上流側構成部142と前記排出側小径凹部82の端部間での通流量より大きくなるように設定される。
このため、前記開弁状態161において、前記油路溝141が形成する開口部での排出量が、前記上流側構成部142と前記排出側小径凹部82の端部間の排出部からの通流量より大きくなり、前記開口部の通流が前記排出部で絞られてしまうといった不具合を未然に防止することができる。
さらに、前記閉弁状態152から前記開弁状態161に渡って前記油路溝141が前記排出ポート55に常時連通するように構成されている。
このため、閉弁時での前記油路溝141内での圧力溜まりを防止することができ、開弁時でのオイルの円滑な排出が可能となる。
1 電磁弁
41 スリーブ
54 出力ポート
55 排出ポート
82 排出側小径凹部
101 スプール
102 軸部
105 第三弁部
141 油路溝
142 上流側構成部
143 下流側構成部
151 シール面
152 閉弁状態
161 開弁状態
172 弁開口面積
T 厚み寸法

Claims (4)

  1. 基端側から先端側へ向って軸方向に伸びる円筒状のスリーブと、
    前記スリーブ内に軸方向に移動可能に収容されるスプールと、
    前記スリーブの側面に設けられる、所定ポートおよび排出ポートと、を備え、
    前記スプールは、
    円柱状の軸部と、
    前記軸部より大径の弁部と、を有し、
    前記弁部は、
    全周に渡って凹設された油路溝と、
    該油路溝より前記基端側に位置する上流側構成部と、
    該油路溝より前記先端側に位置する下流側構成部と、を有し、
    前記スリーブの内側面は、
    全周に渡って形成され、前記排出ポートと連通する凹部と、
    前記上流側構成部の周面と対向し、前記所定ポートと前記排出ポートとの間に位置するシール面と、を有し、
    前記スプールが前記基端側へと移動した際には、前記上流側構成部の周面の一部が、前記シール面と摺接して前記所定ポートと前記排出ポートとの間をシールし、前記所定ポートと前記排出ポート間が閉鎖された閉弁状態となり、
    前記スプールが前記先端側へ移動した際には、前記上流側構成部が前記凹部側へ移動して、前記油路溝と前記凹部とが連通し、前記上流側構成部より上流側の空間と、前記排出ポートとが、前記凹部及び前記油路溝を介して連通して、前記所定ポートと前記排出ポートとの間が連通する開弁状態となるとともに、
    前記開弁状態において、前記排出ポートと前記油路溝とがラップして形成する開口面積が、前記上流側構成部の上流側端部と前記凹部の上流側端部との間に形成され、前記油路溝を介して前記排出ポートへの連通する開口面積以上となるようにしたことを特徴とする
    電磁弁。
  2. 前記閉弁状態から前記開弁状態に渡って前記油路溝が前記排出ポートに常時連通することを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 前記凹部の前記基端側には、前記凹部より小径の小径凹部が全周に渡って設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電磁弁。
  4. 複数の前記弁部を備え、
    少なくとも1つの前記弁部は、二方向に開口し、ラビリンス溝が全周に渡って形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電磁弁。
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