JP6250697B2 - 電子音響部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子音響部品(複数)に関し、たとえば電子音響フィルタ用の部品に関する。
電子音響部品は、たとえばモバイル通信装置のRFフィルタに用いることができる。これらの部品は、圧電材料および電極パターン(複数)を備えている。これらの電極パターンは、圧電効果を用いて電磁的RF信号を音響波に変換し、あるいはこの逆の変換を行う。電磁波に比べ音響波の波長は短いので、このような部品は小さな空間的サイズを可能とする。こうして電子音響部品は、小さな空間的サイズであることが望ましいモバイル通信装置において好んで用いられている。
しかしながらRF波および音響波の圧電材料および上記の電極パターンとの物理的相互作用は複雑であり、この部品の振る舞いを決定するパラメータの数は膨大である。このようなパラメータでとりわけ重要なものは、音速,周波数,圧電結合係数である。これらのパラメータは、圧電材料の種類,この材料の配向性,電極の材料,層厚等の材料パラメータに依存する。したがってこれらのパラメータの依存性もまた複雑であり、ホスティングシステムの仕様を満足する特性を有する電子音響部品を得るための、電子音響部品の1つのパラメータの変更はしばしば他のパラメータの変更を必要とする。
本発明の課題は、上記のような物理的および電気的特性、たとえば小さな厚さ,小さな挿入損失,周波数−温度補償,大きな結合係数、広帯域特性,高Q値,および良好なスペクトル純度,を有する電子音響部品を提供することである。さらにもう1つの課題はこのようなデバイスの製造方法を提供することである。
部品および方法が独立請求項によって提示される。従属請求項は、本発明の好ましい実施形態を記載する。
以下の説明で数値が示される。これらの数値の許容誤差は5%〜10%の範囲である。
1つの実施形態においては、電子音響部品は、その上に1つの圧電体層を有する1つの担体ウェーハと、この圧電体層上の1つの電極層における1つの櫛歯状のトランスデューサとを備える。
この担体ウェーハと圧電体層との間にパッシベーション層が配設されていてよい。このパッシベーション層は、SiO2(二酸化珪素、シリカ)から成ってよく、これにより周波数の温度係数を小さくすることができる。すなわちこのパッシベーション層は、周波数温度補償の改善をもたらし得る。このパッシベーション層は、アモルファスであってよく、かつ1μmの厚さであってよい。このパッシベーション層は、たとえばイオン汚染の無い、純粋であって、またバルク材料の弾性特性に出来る限り近い弾性特性となるような密度であることが好ましい。
さらに本発明による部品は、特定の音響波を主音響波として動作するように設計されていてよい。この波は剪断波またはレイリー波であってよい。しかしながら、後述の様々な理由から剪断波が望ましい。とりわけシングルモードを励起しかつ検出するために使用される圧電体層の性能が、得られるスペクトルのスペクトル純度を高めるために要求されている。
上記の担体ウェーハは、Si(珪素)から成ってよく、また単結晶Siウェーハであってよい。
上記の圧電体層は、LiNbO3(ニオブ酸リチウム)またはLiTaO3(タンタル酸リチウム)から成ってよい。この圧電材料は、パッシベーション付きのSiウェーハに接着された単結晶材料であってよい。
上記の櫛歯状トランスデューサは、電極格子パターンを備えてよく、たとえば櫛歯電極フィンガが2つのバスバーの1つに接続されているかまたは反射器パターンを備えてよい。
上記の担体ウェーハ上の圧電材料は、音響波が伝播する導波路パターンを確立する。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。この基板は、(YXl)/αカットで、50°≦α≦60°である。この基板の厚さは0.25μmである。担体ウェーハは、珪素から成り、また上記のパッシベーション層は二酸化珪素から成り、かつ厚さは0.25μmである。
(YXl)/αカットは、この基板がx軸の周りに回転されているカットであり、xはこの圧電体層の圧電軸に対して平行な方向である。圧電材料の回転についての詳細は、圧電性に関する規格IEEE Std−176に記載されており、この標準は、結晶軸および角回転の客観的定義を与えるものである。こうして結晶のYXカットは、その幅が光軸(Z)に沿ったプレートに対応し、長さはいわゆるX結晶軸に沿ったものであり、厚さはY軸に沿ったものであり、この後者の軸は波が伝播する筈のプレート表面の法線となるものである。したがって、この角度αは、上記で定義されたX軸の周りの回転に対応し、固有な物理特性(複数)の角度の組合せに基づいて、特有の特性をこの基板に与える。
この構成においては、とりわけ55°の角度αが好ましい。
1つの実施形態においては、基板は(YXl)/αカットで、50°≦α≦60°であり、厚さは0.35μmである。担体ウェーハは、珪素から成り、また上記のパッシベーション層は二酸化珪素から成り、かつ厚さは0.25μmである。圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。
1つの実施形態においては、圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成り、この単結晶基板はα=55°で、厚さが0.25μmの(YXl)/αカットである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.25μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成り、α=55°で、厚さが0.35μmの(YXl)/αカットを有する。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.55μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。トランスデューサは、η=0.5のメタライジング比および1.85μmの機械的周期λ/2を有する。
このトランスデューサは、さらに相対的電極厚h:λ=0.01を有する。この電極厚はh=0.075μmであってよい。基板は(YXl)/αカットでα=55°であり、厚さは0.35μmである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.55μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。トランスデューサは、η=0.5のメタライジング比および1.85μmの機械的周期を有する。このトランスデューサは、相対的電極厚h:λ=0.01を有する。この電極厚は0.05μmであってよい。基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、厚さは0.175μmである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.275μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。このトランスデューサは、0.4≦η≦0.5のメタライジング比および1.85μmの機械的周期を有する。このトランスデューサは、さらに相対的電極厚h:λ=0.05を有する。この電極厚は0.350μmであってよい。基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、厚さは0.35μmである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.55μmの厚さを有する。
上記の機械的周期は、周期毎に、たとえば1.85μmの周期毎に、+20%または−20%の範囲でばらついていてよい。この程度の周期の最適化の自由度によって、上記の導波路層の分散特性に関し利点が得られる。上記のばらつきは、周波数の温度係数を調整することを可能とする。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。このトランスデューサは、η=0.8のメタライジング比を有する。基板は、(YXl)/αカットで、α=52°である。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成る。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。基板は(YXl)/αカットで、α=52°であり、厚さは0.2μmである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.4μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、トランスデューサは、1.85μm±20%の機械的周期を有する。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、厚さは0.35μmである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.55μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、この圧電体層は、ニオブ酸リチウムの単結晶基板から成っている。基板は(YXl)/αカットで、α=52°であり、厚さは0.2μmである。担体ウェーハは、珪素から成る。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.4μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、圧電体層は、タンタル酸リチウムの単結晶基板から成っている。
1つの実施形態においては、基板は(YXl)/αカットで、α=48°であり、厚さは0.465μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ0.1μmの厚さを有する。このトランスデューサは、1.9μmの機械的周期または1.9μm±20%の機械的周期を有してよい。
1つの実施形態においては、基板は、(YXl)/αカットで、α=55°である。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.0μmの厚さを有する。この本発明による部品は、LSAW(LSAW=Leaky SAW=leaky surface acoustic wave)で動作するように設計されている。担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有してよい。この厚さは350μm〜500μmであってよい。しかしながら、500μmを越える厚さも可能である。
1つの実施形態においては、基板は(YXl)/αカットで、α=48°であり、厚さは0.465μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.0μmの厚さを有する。
1つの実施形態においては、担体ウェーハは、導波路となる材料で設計されている。
1つの実施形態においては、本発明による部品は、基板の下側にブラッグミラーパターンを備えてよい。
1つの実施形態においては、担体ウェーハは珪素,サファイヤ,またはダイヤモンド状炭素から成っている。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、45°≦α≦60°であり、厚さは1.1μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ3μmの厚さを有する。
担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=52°である。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=52°であり、厚さは1.0μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.0μmの厚さを有する。担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=52°であり、厚さは1.1μmである。担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=52°である。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.5μmの厚さを有する。担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=52°であり、厚さは1.2μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.5μmの厚さを有する。担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=52°であり、厚さは1.2μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ4.0μm以上の厚さを有する。担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はタンタル酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、48°≦α≦52°である。パッシベーション層は、二酸化珪素から成る。このパッシベーション層の厚さは、担体ウェーハの厚さの半分である。この担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はタンタル酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、48°≦α≦52°であり、厚さは1.2μmである。
1つの実施形態においては、基板はタンタル酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=48°であり、厚さは1.2μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.3μmの厚さを有する。この担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はタンタル酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=48°であり、厚さは2μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ1.5μmの厚さを有する。この担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
350μm以上の厚さを有する担体ウェーハは、半無限の基板と見做すことができ、すなわちこの基板の底部は、波によって誘発される転移は殆ど無く、すなわちこの基板の底部は、上面からの音響波の放射に関連したいかなる反射も拡散され、この上面に向かって位相が揃って反射されず、いかなる望ましくない干渉も防ぐように処理されている。
1つの実施形態においては、基板はタンタル酸リチウムから成っており、(YXl)/αカットで、α=48°であり、厚さは2μmである。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ2μmの厚さを有する。この担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、かつ1.4μmの厚さを有する。パッシベーション層は、二酸化珪素から成っており、かつ5μmの厚さを有する。このトランスデューサは、0.4以上で0.5以下のメタライジング比ηを有する。このトランスデューサは、さらに相対的電極厚h:λ=0.068を有する。この担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、基板はニオブ酸リチウムから成っており、かつ1.2μmの厚さを有する。パッシベーション層は、二酸化珪素からなっており、かつ5μmの厚さを有する。このトランスデューサは、0.4以上で0.5以下のメタライジング比ηを有する。このトランスデューサは、さらに相対的電極厚h:λ=0.068を有する。この担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する。
1つの実施形態においては、本発明による部品は、中心周波数Fが1710MHz〜1785MHzで動作するRFフィルタである。
電子音響部品の最適化パラメータを決定する方法は、以下のステップを含む。−圧電体層の界面における音響波の伝播をシミュレーションすることができるシミュレーションシステムを準備するステップ。−少なくとも1つの方向で温度差ストレスを無視するステップ。
このアプローチでは、積層体の材料の1つ、たとえば厚い材料は、励起表面に対して共線的な(co-linear)伝播軸に沿って基板全体を熱膨張させ、一方で基板の厚みに対し垂直な方向に沿った積層材料全体の膨張は本出願の図に示す係数に従っている。
この方法の1つの実施形態においては、上記のシミュレーションの環境は有限要素システムである。
この方法の1つの実施形態においては、このシミュレーション環境は、非線形の物理特性をシミュレーションすることができる。
この方法の1つの実施形態においては、このシミュレーション環境は、動的解析を行うことができる。
この方法の1つの実施形態においては、このシミュレーション環境はグリーン関数を利用している。
この方法の1つの実施形態においては、このシミュレーションの方法は、有限要素解析と境界積分法を組み合わせており、たとえば境界要素解析を含んでいる。
さらに、電子音響部品は高次のラムモードで動作することが可能である。このような部品は、担体ウェーハおよびこの担体ウェーハ上の圧電体層を備える。パッシベーション層は、この担体ウェーハと圧電体層との間に配設されていてよい。
この部品は、さらに櫛歯状のトランスデューサを電極層に備える。この電極層は、圧電体層上に配設されていてよい。さらにこの部品は、この圧電体層の下側にブラッグミラーパターンを備えてよい。
パッシベーション層は、Si基板またはサファイヤ基板のような基板上に配設されていてよい。
電子音響部品(複数)およびこれらの基本的動作の例を、電子音響部品の進歩した特性を示す計算結果と共に、図(複数)に示す。特にこれらの図は、上述の角度区域の利点を表している。ここで考慮されている角度区域の利点は、上記の圧電体層上に堆積された櫛歯状のトランスデューサの予測されたスペクトルに対して極めて小さな寄与のみのレイリー波を励起することを可能とすることである。
担体ウェーハCW上の、圧電体層PILを有する積層体を示す。 圧電体層PIL上の櫛歯状トランスデューサIDTの配置を示す。 直列分岐共鳴器SBRおよび並列分岐共鳴器PBRを有するラダー型フィルタ構造LTFを示す。 圧電基板/圧電層上の電極フィンガEFの断面を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における周波数依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態におけるパッシベーション層の厚さに対する速度および結合係数を示す。 圧電体層の厚さに対する速度および結合係数を示す。 温度に対する相対速度変化および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、周波数に対するサセプタンスおよびリアクタンスを示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、周波数に対するサセプタンスおよびリアクタンスを示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する速度を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する反射率を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する指向性を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する、共鳴モードおよび反共鳴モードの周波数の温度係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する、共鳴モードおよび反共鳴モードの周波数の温度係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する速度を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する反射率を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する指向性を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における速度および結合係数(角度依存)を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における速度および結合係数(角度依存)を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における速度および結合係数(周波数依存)を示す。 パッシベーション層の厚さに対する速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態の圧電体層の厚さに対する速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する速度を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する反射率を示す。 本発明による圧電部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する指向性を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態の実効誘電率の実部および虚部(速度依存)を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態の実効誘電率の実部および虚部(周波数依存)を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における積層体の厚さに対する速度および結合係数を示す。 積層体の厚さに対する速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における周波数依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態におけるパッシベーション層の異なる厚さに対する速度の温度依存の相対変化を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における角度依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における厚さ依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における厚さ依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における周波数依存の、速度および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における相対速度および結合係数の変化(温度依存)を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における温度依存の、相対速度および結合係数の変化を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における温度依存の、速度および結合係数の変化/相対変化を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における温度依存の、周波数の相対変化および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する速度を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する反射率を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、相対電極厚に対する反射率および結合係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する周波数の温度係数を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態における、メタライジング比および相対電極厚に対する周波数の温度係数を示す。 本発明による圧電部品の1つの実施形態のコンダクタンスおよびサセプタンス(周波数依存)を示す。 本発明による電子音響部品の1つの実施形態のコンダクタンスおよび抵抗(周波数依存)を示す。 ラダー型フィルタの挿入損失および位相(周波数依存)を示す。 5つのカスケード素子を有するラダー型フィルタの周波数依存の挿入損失を示す。
図1は、担体ウェーハCWを有する積層体を示す。この担体ウェーハCW上には圧電体層PILが配設されている。この圧電体層PILと担体ウェーハCWとの間には、パッシベーション層が配設されている。電極層ELは、この圧電体層PILを覆っている。この電極層ELにおいて、RF信号と音響波との間の変換を行う電極パターンがパターニングされてよい。
図2は、図1に示す電極層にパターニングされてよいトランスデューサIDTの概略上面図を示す。このトランスデューサIDTは、互いに隣接して配設された電極フィンガEFIを備える。各々の電極フィンガEFIは、2つのバスバーBBの1つに接続されている。したがってこのトランスデューサは、櫛歯状トランスデューサであってよい。音響波を伝播するために設けられている圧電体層の領域は、音響トラックと呼ばれている。トランスデューサは、この音響トラックに配設されている。この音響トラックの側部の1つまたは両方にパターニングされた反射素子は、音響エネルギーをこの音響トラックに閉じ込めるために用いられる。
このトランスデューサは、電子音響共鳴器の一部であってよい。電子音響共鳴器は、図3に示すように電気的に接続されてRFフィルタを形成する。
図3は、直列分岐共鳴器SBRの直列接続と、当該直列分岐共鳴器を含む信号路をグラウンド電位に接続し得る複数のシャント分岐の並列分岐共鳴器PBRとを有するラダー型フィルタの構造LTFを示す。
図4は、電子音響部品の断面を示す。この断面は電極フィンガEFに対し垂直である。この電極フィンガEFは、圧電体層PIL上に配設されている。この電極フィンガEFは、厚さhおよび幅aを有する。このトランスデューサは隣接する電極EFの中心点間、または隣接する電極フィンガの間に配設されている隣接する励起中心間の平均距離で定義される。音響波の伝播方向は、この圧電体層PILに対して平行であり、かつこれらの電極フィンガEFの延在方向に対して直角である。すなわちこの音響波の伝播方向は、x1方向に沿っている。これらの電極フィンガEFは、x3方向に延伸している。
図5は、1μm厚のニオブ酸リチウム層と、パッシベーション層として1μm厚のSiO2層とを備える電子音響部品におけるラムモードの位相速度vfree,vmet,および結合係数κ2を示す。動作周波数は、1GHzに設定されている。これらの速度および結合係数はカット角θに依存している。このカット角θは、結晶のX軸の周りの回転を規定している。結晶方位については、まずカット角を規定する結晶軸を考慮しなければならない。この際プレートの軸は、Std−176規格にあるように、通常1回回転がダッシュ記号1つで表され、2回回転がダッシュ記号2つであらわされる回転結晶軸に対応している。本発明の場合、すなわち1回回転のプレートの場合では、この結晶軸Xは、x1軸(回転が行われる軸)に対応し、これに対し回転されたY軸(Y’と記載)は、x2と一致し、したがってZ’とx3とは、共線的(colinear)である。
freeは、自由な、すなわちメタライズされていない圧電体表面での位相速度を表す。vfreeは、メタライズされた圧電体、すなわち質量負荷効果の無い均一な金属層、すなわち無限に薄い層と仮定されるが、その境界条件は一般性を失わずに電位がゼロとされた均一な表面を支持する圧電体層表面のものである。
図6は、図5に示す積層体に対する、自由表面での位相速度vfreeおよびメタライズされた表面での速度vmetと、結合係数κ2を、カット角θに対して示す。ただしこれらは剪断モードにおけるものである。
図7は、図5と6に示す積層体に対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および結合係数κ2を、カット角θに対して示す。ただし図7は、縦モードでの速度および結合係数を示している。
50°〜60°の角度範囲では、ラムモードは抑圧され、剪断モードの電気機械結合係数は15%より大きい。θ=120°近傍で、この剪断モードは抑圧され、ラムモードが4%を越える。したがって50°〜60°の角度範囲は、剪断モードで使用することができ、120°近傍の角度範囲は、ラムモードに用いることができる。これら両方の角度範囲において、それぞれの縦モードは比較的小さい。
特にθ=55°の角度は、剪断モードの電子音響部品で好ましい。
図8は、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmetの周波数依存性、および周波数依存の結合係数κ2を、カット角θ=55°に対して示す。圧電体層は、ニオブ酸リチウムから成っており、かつ0.25μmの厚さを有する。このパッシベーション層は、シリカから成っており、かつ0.25μmの厚さを有する。
図9は、自由な圧電体表面での位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面での位相速度vmet,および結合係数κ2を、パッシベーション層の厚さtに対して示す。この圧電体基板は、LiNbO3から成っており、かつ500nmの厚さを有する。
図10は、自由な圧電体表面での位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面での位相速度vmet,および結合係数κ2を、パッシベーション層の厚さtに対して示す。この圧電体基板は、LiNbO3から成っている。このパッシベーション層は、SiO2から成っており、かつ500nmの厚さを有する。
薄いパッシベーション層では、大きな結合係数κ2が得られる。しかしながらTCFを低減するためには、有限のパッシベーション厚が必要である。200nm厚のLiNbO3層および400nm厚のSiO2層を用いて、vmetおよび共鳴周波数に対して−2.8ppm/KのTCFが得られ、vfreeおよび反共鳴周波数に対して1.13ppm/KのTCFが得られる(図20−23参照)。
図11は、速度変化Δvmet/vmet,Δvfree/vfree,および結合係数κ2の温度感受性を、剪断モードに対して−50℃〜150℃の温度範囲で示す。圧電体層は、LiNbO3から成り、かつ350nmの厚さを有し、パッシベーション層は、SiO2から成り、かつ550nmの厚さを有する。
図12は、SiO2パッシベーション層上のLiNbO3(YXl)/55°の圧電体層上の周期的Alグレーティングの高調波アドミタンスを示す。ピッチpは、1.85μmであり、メタライジング比η=a/pは0.5である。電極の相対厚h/λは1%であり、この厚さhは75nmである。LiNbO3は350nmの厚さを有し、SiO2は550nmの厚さを有する。
図13は、SiO2パッシベーション層上のLiNbO3(YXl)/55°の圧電体層上の周期的Alグレーティングの高調波アドミタンスを示す。ピッチpは、1.85μmであり、メタライジング比η=a/pは0.5である。電極の相対厚h/λは1%であり、この厚さhは75nmである。LiNbO3は175nmの厚さを有し、SiO2は275nmの厚さを有する。
系統的な計算により、0.4<a/p<0.45に対して、単一の障害、すなわち単一のアルミニウム電極における反射係数を用いて、23%を超える結合係数が得られる。この反射係数は、25%に近づいている。この障害は、5%に近い相対厚h/λを有してよく、たとえばh=350nmである。
図14は、1つの電子音響部品での位相速度vを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図15は、図14の部品での結合係数κ2を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図16は、図14の部品での反射係数の絶対値|R|を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図17は、図14の部品での指向性δを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図14〜17は、カット角θ55°および厚さ350nmのLiNbO3から成る圧電体層を有する電子音響部品での種々の基質パラメータを示す。圧電体層は、550nm厚のSiO2層上に配設されている。電極パターンはAl(アルミニウム)から成り、1.85μmのピッチpを有している。
図18は、共鳴周波数frおよび反共鳴周波数faでのTCFを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。Alの使用は、このTCFを相対電極厚1%当たりほぼ1ppm/K低減することが見い出された。frとfaとの間のTCFの最小の差を、約a/p=0.8で得ることができる。
図19は、共鳴周波数frおよび反共鳴周波数faでのTCFを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。図19に示す部品は、400nm厚のSiO2層上に、200nm厚の(YXl)/52°LiNbO3層を有する。ほぼ0.6のメタライジング比a/pにおいて、frとfaでのTCFにおける差は殆ど消滅し、異なる規格化厚hに対し小さなTCFの絶対値が得られている。
図20は、1つの電子音響部品での位相速度vを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図21は、図20の部品での結合係数κ2を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図22は、図20の部品での反射係数の絶対値率|R|を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図23は、図20の部品での指向性δを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図20〜23は、カット角θ52°および厚さ200nmのLiNbO3から成る圧電体層を有する電子音響部品での種々の基質パラメータを示す。圧電体層は、400nm厚のSiO2層上に配設されている。電極パターンはAlから成り、1.85μmのピッチpを有している。
図24は、1つの電子音響部品のラムモードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および結合係数κ2を示す。この部品は、1μm厚のSiO2層上に1μm厚のLiTaO3圧電体層を有する。
図25は、1つの電子音響部品の剪断モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および結合係数κ2を示す。この部品は、1μm厚のSiO2層上に1μm厚のLiTaO3圧電体層を有する。
図26は、1つの電子音響部品の縦モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、1μm厚のSiO2層上に1μm厚のLiTaO3圧電体層を有する。
図27は、1μm厚のSiO2から成るパッシベーション層上に1μm厚の(YKl)/55°LiNbO3層を有する1つの電子音響部品の剪断モードの分散を示す。vfreeは自由表面の位相速度を表し、vmetはメタライズ化された表面の位相速度を表し、κ2は結合係数を表す。
図28は、自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、SiO2から成るパッシベーション層の厚さに対して示す。この部品は、500nm厚のLiNbO3圧電体層を有する。
図29は、自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、LiNbO3から成る圧電体層の厚さに対して示す。この部品は、500nm厚のSiO2パッシベーション層を有する。
図30は、1つの電子音響部品での位相速度vを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図31は、図30の部品での結合係数κ2を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図32は、図30の部品での反射係数の絶対値率|R|を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図33は、図30の部品での指向性δを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。このパラメータは、ゼロに近く、したがって周波数阻止帯の最初にある共鳴は、メタライジングパラメータに対しどのような感度であってもよい。
図30〜33は、カット角θ48°および厚さ465nmのLiNbO3から成る圧電体層を有する電子音響部品での種々の基質パラメータを示す。圧電体層は、100nm厚のSiO2層上に配設されている。電極パターンはAlから成り、1.9μmのピッチpを有している。
図34は、1つの電子音響部品の縦モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、パッシベーション層としての3μm厚のSiO2基板上に1.1μm厚のLiNbO3層を有する。3μmの厚さは、このSiO2基板の下面の転移を実質的に抑圧するために充分である。したがって3μm以上の厚さを有する基板は、このモードに関して半無限の基板と見做すことができる。厚さが基板を半無限とするために充分かどうかは周波数に依存する。たとえば1GHz以上の周波数に対しては、550nmあるいは350nmの厚さでさえこの基板を半無限と見做すことができる。
図35は、1つの電子音響部品の剪断モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、3μm厚のSiO2基板上に1.1μm厚のLiNbO3圧電体層を有する。
図36は、1つの電子音響部品の縦モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、3μm厚のSiO2基板上に1.1μm厚のLiNbO3圧電体層を有する。
図37は、SiO2パッシベーション層を有するSiウェーハ上に(YXl)/52°LiNbO3圧電体層を備えた電子音響部品の位相速度vに対する、600MHzにおける、実効誘電率の実部Reおよび虚部Imを示す。この圧電体層は1.1μm厚であり、パッシベーション層は3μm厚である。
図38は、SiO2パッシベーション層を有するSiウェーハ上に(YXl)/52°LiNbO3圧電体層を備えた電子音響部品の位相速度vに対する、400MHzにおける、実効誘電率の実部Reおよび虚部Imを示す。この圧電体層は1μm厚であり、パッシベーション層は1μm厚である。
図39は、1つの電子音響部品の自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、圧電体層およびパッシベーション層を含む積層体の厚さtに対して示す。この圧電体層は1.1μm厚であり、(YXl)/52°LiNbO3から成る。この動作周波数は400MHzである。
図40は、1つの電子音響部品の自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、圧電体層およびパッシベーション層を含む積層体の厚さtに対して示す。このパッシベーション層は1.5μm厚であり、SiO2から成る。この動作周波数は400MHzである。
図41は、1つの電子音響部品の自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、圧電体層およびパッシベーション層を含む積層体での周波数fに対して示す。この圧電体層は1.2μm厚であり、(YXl)/52°LiNbO3から成る。このパッシベーション層は1.5μm厚であり、SiO2から成る。
図42は、相対速度Δv/vの温度依存性を示す。このように異なるパッシベーション層厚に対する、異なるΔv/vの温度Tに対する直線が示されている。t=4μmおよびt=4.5μmに対して、小さな温度依存の速度変化を得ることができる。
図43は、1つの電子音響部品の楕円偏光モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、パッシベーション層としての1.5μm厚のSiO2基板上に1.1μm厚のLiNbO3層を有する。
図44は、1つの電子音響部品の剪断モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、1.5μm厚のSiO2層上に1.1μm厚のLiTaO3圧電体層を有する。
図45は、1つの電子音響部品の縦モードに対する、自由表面での位相速度vfree,メタライズ化された表面での位相速度vmet,および電子音響結合係数κ2を示す。この部品は、1.5μm厚のSiO2層上に1.1μm厚のLiTaO3圧電体層を有する。
図42〜45は、圧電性材料としてLiTaO3を有する1つの電子音響部品のパラメータを示す。図43〜45においては、圧電体層およびパッシベーション層の割合はよくバランスされている。ここに示す結果は、(YXl)/48°LiTaO3材料に基づいている。この材料は市販で入手でき、計算結果を検証するのに用いることができる。
図46は、1つの電子音響部品の自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、圧電体層およびパッシベーション層を含む積層体の厚さtに対して示す。この圧電体層は1μm厚であり、(YXl)/52°LiTaO3から成る。この動作周波数は500MHzである。
図47は、1つの電子音響部品の自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、圧電体層およびパッシベーション層を含む積層体の厚さtに対して示す。この圧電体層は(YXl)/52°LiTaO3から成る。このパッシベーション層は1.4μm厚であり、SiO2から成る。この動作周波数は400MHzである。
図48は、1つの電子音響部品の自由表面の位相速度vfree,メタライズ化された圧電体表面の位相速度vmet,および結合係数κ2を、圧電体層およびパッシベーション層を含む積層体での周波数fに対して示す。この圧電体層は1.2μm厚であり、(YXl)/52°LiNbO3から成る。このパッシベーション層は1.4μm厚であり、SiO2から成る。
図46〜48は、好ましい動作点を可能とする電子音響部品のパラメータを示す。とりわけ小さなTCFが得られることが見いだされている。
図49は、相対速度Δv/vの温度Tへの依存性を、自由表面のvfreeとメタライズ化された表面のvmetに対して示し、また結合係数κ2の温度依存性を示す。この電子音響部品は、1.4μm厚のSiO2層上に1.2μm厚の(YXl)/52°LiTaO3層を有する。
図50は、相対速度Δv/vの温度Tへの依存性を、自由表面のvfreeとメタライズ化された表面のvmetに対して示し、また結合係数κ2の温度依存性を示す。この部品は、1.3μm厚のSiO2層上に1.2μm厚の(YXl)/48°LiTaO3層を有する。
図51は、相対速度Δv/vの温度Tへの依存性を、自由表面のvfreeとメタライズ化された表面のvmetに対して示し、また結合係数κ2の温度依存性を示す。この部品は、1.5μm厚のSiO2層上に2μm厚の(YXl)/48°LiTaO3層を有する。
図52は、相対速度Δv/vの温度Tへの依存性を、自由表面のvfreeとメタライズ化された表面のvmetに対して示し、また結合係数κ2の温度依存性を示す。この部品は、2μm厚のSiO2層上に2μm厚の(YXl)/48°LiTaO3層を有する。
図49〜52に示す4つの部品全ては、500MHzの動作周波数でのものである。(YXl)/48°LiTaO3の使用は、TCFを極小にし得るので好ましい。周波数−温度の反転は、κ2が10%より大きい場合に室温付近で得ることができる。しかしながら、レイリー波のような寄与はまだ存在する可能性がある。
図53は、1つの電子音響部品での位相速度vを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。
図54は、図30の部品での結合係数κ2を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図55は、図30の部品での反射係数の絶対値率|R|を、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚に対して示す。
図56は、結合係数κ2および反射係数の絶対値|R|の最適値を、共に相対電極厚に対して示す。
図53〜56は、5μm厚のSiO2パッシベーション層上に、圧電性材料として1.4μm厚の(YXl)/52°LiNbO3を有する1つの電子音響部品の第2の剪断モードのパラメータを示す。このパッシベーション層は、殆ど半無限のSiウェーハ上に配設されている。Al電極のピッチは、5μmに設定されて、400MHzに近い動作周波数とされている。
図57は、1つの部品のTCFを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。この部品は、5μm厚のSiO2層上に1.4μm厚の(YXl)/52°LiNbO3層を有する。このSiO2層自体はSiウェーハ上に配設されている。
図58は、1つの部品のTCFを、メタライジング比a/pに対して、また相対電極厚h/λに対して示す。この部品は、5μm厚のSiO2層上に1.2μm厚の(YXl)/52°LiNbO3層を有する。このSiO2層自体はSiウェーハ上に配設されている。
図57および58から、0に近いTCFは、たとえば500MHz付近の周波数で7%の相対電極厚h/λに対して得られることが分る。さらに高い周波数、たとえば2GHz付近の最適なパラメータを得るためには、パッシベーション層の厚さが、たとえば2μmまで増大されてよい。
図59は、直列分岐共鳴器および並列分岐共鳴器の電気的応答の手段としてのコンダクタンスCおよびサセプタンスSを示す。
図60は、直列分岐共鳴器および並列分岐共鳴器のコンダクタンスCおよび抵抗Rを示す。
図61は、伝達関数S21および最適化されたパラメータを備えるラダー型フィルタの1つのセルの個別の位相を示す。要求されている仕様が満たされている。
図62は、5つのセルを含むラダー型フィルタ構造の伝達関数S21を示す。要求されている仕様が満たされている。
|R| : 反射係数の絶対値
a/p : メタライジング比
a : 電極幅
BB : バスバー
CW : 担体ウェーハ
EFI : 電極フィンガ
EL : 電極層
f : 周波数
h : 電極フィンガの厚さ/電極層の厚さ
IDT : トランスデューサ
Im(ε): 誘電率の虚部
LTF : ラダー型フィルタ構造
p : ピッチ
PAL : パッシベーション層
PBR : 並列分岐共鳴器
PIL : 圧電体層
Re(ε): 誘電率の実部
21 : 伝達関数
SBR : 直列分岐共鳴器
T : 温度
t : 厚さ
TCF : 周波数の温度係数
v : 位相速度
free : 自由表面での音響波の位相速度
met : メタライズ化された表面での音響波の位相速度
δ : 指向性
ε : 誘電率
θ : 回転角
κ2 : 結合係数
λ : 音響波長
Φ : 位相

Claims (9)

  1. 電子音響RFフィルタ部品であって、
    1つのパッシベーション層を有する1つの担体ウェーハと、
    前記パッシベーション層の上の1つの圧電体層と、
    前記圧電体層上の1つの電極層における1つの櫛歯状のトランスデューサと、
    を備え、
    前記部品は、剪断モードで動作するように設計されており、
    前記圧電体層は、LiNbOの単結晶の基板から成り、
    前記担体ウェーハはSiから成り、
    さらに、
    前記基板は(YXl)/αカットで、50°≦α≦60°であり、かつ厚さは0.25μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.25μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、50°≦α≦60°であり、かつ厚さは0.35μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.25μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、かつ厚さは0.25μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.25μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、かつ厚さは0.35μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.55μmの厚さを有し、
    又は、
    前記トランスデューサは、η=0.5のメタライジング比および相対的電極厚h:λ=0.01を有し、前記基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、かつ厚さは0.35μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.55μmの厚さを有し、
    又は、
    前記トランスデューサは、η=0.5のメタライジング比および相対的電極厚h:λ=0.01を有し、前記基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、かつ厚さは0.175μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.275μmの厚さを有し、
    又は、
    前記トランスデューサは、0.4≦η≦0.5のメタライジング比および相対的電極厚h:λ=0.05を有し、前記基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、かつ厚さは0.35μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.55μmの厚さを有し、
    又は、
    前記トランスデューサは、η=0.8のメタライジング比を有し、前記基板は、(YXl)/αカットで、α=52°であり、前記パッシベーション層はSiOから成り、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=52°であり、かつ厚さは0.2μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.4μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=55°であり、かつ厚さは0.35μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.55μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=52°であり、かつ厚さは0.20μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.40μmの厚さを有する、
    ことを特徴とする部品。
  2. 電子音響RFフィルタ部品であって、
    1つのパッシベーション層を有する1つの担体ウェーハと、
    前記パッシベーション層の上の1つの圧電体層と、
    前記圧電体層上の1つの電極層における1つの櫛歯状のトランスデューサと、
    を備え、
    前記部品は、剪断モードで動作するように設計されており、
    前記圧電体層は、LiTaOの単結晶の基板から成り、
    さらに、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=48°であり、かつ厚さは0.465μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ0.10μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板は、(YXl)/αカットで、α=55°であり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.0μmの厚さを有し、前記部品は、LSAWで動作するように設計されており、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板は(YXl)/αカットで、α=48°であり、かつ厚さは0.465μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.0μmの厚さを有する、
    ことを特徴とする部品。
  3. 請求項2に記載の部品において、
    前記担体ウェーハは、導波路となる材料で設計されていることを特徴とする部品。
  4. 前記基板の下側にブラッグミラーパターンをさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の部品。
  5. 前記担体ウェーハは、Si,サファイヤ,またはダイヤモンド状炭素から成っていることを特徴とする、請求項4に記載の部品。
  6. 電子音響RFフィルタ部品であって、
    1つのパッシベーション層を有する1つの担体ウェーハと、
    前記パッシベーション層の上の1つの圧電体層と、
    前記圧電体層上の1つの電極層における1つの櫛歯状のトランスデューサと、
    を備え、
    前記部品は、剪断モードで動作するように設計されており、
    前記基板はLiNbOから成り、(YXl)/αカットで、45°≦α≦60°であり、かつ厚さは1.1μmであり、
    前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ3μmの厚さを有し、
    前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する、
    ことを特徴とする部品。
  7. 電子音響RFフィルタ部品であって、
    1つのパッシベーション層を有する1つの担体ウェーハと、
    前記パッシベーション層の上の1つの圧電体層と、
    前記圧電体層上の1つの電極層における1つの櫛歯状のトランスデューサと、
    を備え、
    前記部品は、剪断モードで動作するように設計されており、
    さらに、
    前記基板はLiNbOから成り、(YXl)/αカットで、α=52°であり、かつ厚さは1.0μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.0μmの厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiNbOから成り、(YXl)/αカットで、α=52°であり、かつ厚さは1.1μmであり、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiNbOから成り、(YXl)/αカットで、α=52°であり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.5μmの厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiNbOから成り、(YXl)/αカットで、α=52°であり、かつ厚さは1.2μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.5μmの厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiNbOから成り、(YXl)/αカットで、α=52°であり、かつ厚さは1.2μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ4.0μm以上の厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板は、LiNbOから成っており、かつ1.4μmの厚さを有し、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ5μmの厚さを有し、前記トランスデューサは、0.4≦η≦0.5のメタライジング比および相対的電極厚h:λ=0.068を有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板は、LiNbOから成っており、かつ1.2μmの厚さを有し、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ5μmの厚さを有し、前記トランスデューサは、0.4≦η≦0.5のメタライジング比および相対的電極厚h:λ=0.068を有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する、
    ことを特徴とする部品。
  8. 電子音響RFフィルタ部品であって、
    1つのパッシベーション層を有する1つの担体ウェーハと、
    前記パッシベーション層の上の1つの圧電体層と、
    前記圧電体層上の1つの電極層における1つの櫛歯状のトランスデューサと、
    を備え、
    前記部品は、剪断モードで動作するように設計されており、
    さらに、
    前記基板はLiTaOから成り、(YXl)/αカットで、48°≦α≦52°であり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ前記担体ウェーハの半分厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiTaO から成り、(YXl)/αカットで、48°≦α≦52°であり、かつ厚さは1.2μmであり、前記パッシベーション層は、SiO から成っており、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiTaO から成り、(YXl)/52°であり、かつ厚さは1.2μmであり、前記パッシベーション層は、SiO から成っており、かつ1.4μmの厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiTaOから成り、(YXl)/αカットで、α=48°であり、かつ厚さは1.2μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.3μmの厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiTaOから成り、(YXl)/αカットで、α=48°であり、かつ厚さは2μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ1.5μmの厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有し、
    又は、
    前記基板はLiTaOから成り、(YXl)/αカットで、α=48°であり、かつ厚さは2μmであり、前記パッシベーション層は、SiOから成っており、かつ2μmの厚さを有し、前記担体ウェーハは、350μm以上の厚さを有する、
    ことを特徴とする部品。
  9. 前記部品は、1710MHz≦f≦1785MHzの中心周波数fで動作する、ことを特徴とする請求項1、2、6〜8のいずれか1項に記載の部品。
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