JP6250298B2 - 二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置 - Google Patents

二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6250298B2
JP6250298B2 JP2013084982A JP2013084982A JP6250298B2 JP 6250298 B2 JP6250298 B2 JP 6250298B2 JP 2013084982 A JP2013084982 A JP 2013084982A JP 2013084982 A JP2013084982 A JP 2013084982A JP 6250298 B2 JP6250298 B2 JP 6250298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
evaluation
neural network
characteristic
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013084982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014206499A (ja
Inventor
鈴木 修
修 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013084982A priority Critical patent/JP6250298B2/ja
Publication of JP2014206499A publication Critical patent/JP2014206499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6250298B2 publication Critical patent/JP6250298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、二次電池寿命予測システム、二次電池特性評価装置、二次電池搭載装置、および二次電池寿命予測方法に関する。
近年、携帯電子機器や電気自動車など、二次電池を搭載した装置(以下、「二次電池搭載装置」という。)が様々な分野で用いられるようになっている。このような二次電池搭載装置を利用する際、あとどのくらいの時間使用できるのかを把握することは重要である。この残り時間は、放電開始から二次電池の出力電圧が放電終止電圧に低下するまでの時間(以下、「放電可能時間」または「寿命」という。)を用いて算出される。ここで、放電終止電圧とは、安全に放電を行える出力電圧の最低値のことである。
また、二次電池の放電可能時間は、二次電池の置かれた環境や使用状況により大きく変化することが知られている。
特許文献1には、無停電電源装置(UPS)に使用される二次電池の放電可能時間を予測するために、ニューラルネットワークを利用する手法が記載されている。
特開平9−243716号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、予測精度の高いニューラルネットワークが構成されるまで、二次電池の放電可能時間を高精度に予測することができないという課題がある。
また、二次電池搭載装置の使用状況によっては、予測精度の高いニューラルネットワークを構成するまでに長期間かかる場合もある。例えば、実運用される二次電池搭載装置では、出力電圧が放電終止電圧に低下する前に二次電池が再充電される場合がある。このような場合は、二次電池の放電可能時間を測定できず、予測精度の高いニューラルネットワークを構成することが実際上困難となる。
そこで、本発明は、二次電池の放電可能時間を高速かつ高精度に予測可能な二次電池寿命予測システム、二次電池特性評価装置、二次電池搭載装置、および二次電池寿命予測方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る二次電池寿命予測システムは、
二次電池の特性を評価する二次電池特性評価装置、および二次電池が搭載された二次電池搭載装置を備える二次電池寿命予測システムであって、
前記二次電池特性評価装置は、
評価用二次電池を繰り返し充放電させるとともに、少なくとも放電中における前記評価用二次電池の所定の特性を測定する充放電特性測定部と、
前記充放電特性測定部により測定された前記所定の特性の測定値と、前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを関連付けた特性データベースを作成するデータベース作成部と、
前記特性データベースを学習データとして用いて、前記所定の特性の測定値を入力し、前記評価用二次電池の放電可能時間の予測値を出力する第1のニューラルネットワークを構成し、前記第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たす場合に前記第1のニューラルネットワークを構成するための構成データを出力するニューラルネットワーク構成部と、
前記ニューラルネットワーク構成部から受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを送信する送信部と、を備え、
前記二次電池搭載装置は、
前記二次電池特性評価装置の前記送信部により送信された前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを受信する受信部と、
前記評価用二次電池と同じ構成を有する二次電池と、
前記二次電池の前記所定の特性を測定する測定部と、
前記受信部が受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを用いて前記第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成し、前記測定部により測定された前記二次電池の前記所定の特性の測定値を前記第2のニューラルネットワークに入力して前記二次電池の放電可能時間の予測値を出力する予測部と、
を備えることを特徴とする。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記二次電池特性評価装置の前記データベース作成部は、前記評価用二次電池の放電が終了する度に、前記所定の特性の測定値と、前記測定値に基づいて得られる前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを用いて前記特性データベースを更新し、
前記二次電池特性評価装置の前記ニューラルネットワーク構成部は、前記特性データベースが更新される都度、前記更新された特性データベースを用いて前記第1のニューラルネットワークを構成するようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記複数のセルのうちの特定のセルの電圧、前記特定のセルの内部インピーダンス、および前記特定のセルの表面温度を含むようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記各セルの電圧の平均値、前記各セルの内部インピーダンスの平均値、および前記各セルの表面温度の平均値を含むようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記複数のセルのうちの特定のセルの電圧および前記特定のセルの内部インピーダンスを含み、前記第1のニューラルネットワークは前記特定のセルの表面温度として設定された値を入力するようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記各セルの電圧の平均値および前記各セルの内部インピーダンスの平均値を含み、前記第1のニューラルネットワークは前記各セルの表面温度の平均値として設定された値を入力するようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記所定の特性は、前記評価用二次電池の充電時間をさらに含むようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記所定の特性は、前記評価用二次電池の放電開始直後の跳ね上がり時間をさらに含むようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記二次電池搭載装置は、前記予測部が出力した前記放電可能時間の予測値、および/または、前記二次電池の放電開始時刻と前記放電可能時間の予測値とに基づくアラームを表示する表示部をさらに備えてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記充放電特性測定部は、
前記評価用二次電池の一端に電気的に接続するための第1の接続端子と、
前記評価用二次電池の他端に電気的に接続するための第2の接続端子と、
一端が前記第2の接続端子に電気的に接続され、前記評価用二次電池を充電するための充電用電源と、
一端が前記第2の接続端子に電気的に接続され、前記評価用二次電池を放電させるための放電用負荷と、
前記第1の接続端子に電気的に接続された第1の端子と、前記充電用電源の他端に電気的に接続された第2の端子と、前記放電用負荷の他端に電気的に接続された第3の端子とを有し、前記第1の端子および前記第2の端子間を電気的に接続する第1の接続状態と、前記第1の端子および前記第3の端子間を電気的に接続する第2の接続状態とを選択的に切替えるスイッチと、
前記評価用二次電池に接続され、前記評価用二次電池の前記所定の特性を測定する評価用二次電池測定部と、
前記評価用二次電池の電圧が所定の放電閾値まで低下すると前記スイッチを前記第1の接続状態に制御し、前記評価用二次電池の電圧が所定の充電閾値まで上昇すると前記スイッチを前記第2の接続状態に制御するとともに、前記スイッチを切替えたときに切替通知を前記データベース作成部に出力するスイッチ制御部と、
を有するようにしてもよい。
また、前記二次電池寿命予測システムにおいて、
前記データベース作成部は、前記スイッチ制御部からの前記切替通知に基づいて、前記評価用二次電池の前記放電可能時間の実績値を求めるようにしてもよい。
本発明の一態様に係る二次電池特性評価装置は、
評価用二次電池を繰り返し充放電させるとともに、少なくとも放電中における前記評価用二次電池の所定の特性を測定する充放電特性測定部と、
前記充放電特性測定部により測定された前記所定の特性の測定値と、前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを関連付けた特性データベースを作成するデータベース作成部と、
前記特性データベースを学習データとして用いて、前記所定の特性の測定値を入力し、前記評価用二次電池の放電可能時間の予測値を出力する第1のニューラルネットワークを構成し、前記第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たす場合に前記第1のニューラルネットワークを構成するための構成データを出力するニューラルネットワーク構成部と、
前記ニューラルネットワーク構成部から受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを送信する送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る二次電池搭載装置は、
本発明に係る二次電池特性評価装置により送信された前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを受信する受信部と、
前記評価用二次電池と同じ構成を有する二次電池と、
前記二次電池の前記所定の特性を測定する測定部と、
前記受信部が受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを用いて前記第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成し、前記測定部により測定された前記二次電池の前記所定の特性の測定値を前記第2のニューラルネットワークに入力して前記二次電池の放電可能時間の予測値を出力する予測部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る二次電池寿命予測方法は、
少なくとも放電中における前記評価用二次電池の所定の特性を測定する工程と、
前記所定の特性の測定値と、前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを関連付けた特性データベースを作成する工程と、
前記特性データベースを学習データとして用いて、前記所定の特性の測定値を入力し、前記評価用二次電池の放電可能時間の予測値を出力する第1のニューラルネットワークを構成する工程と、
前記第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たす場合に、前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを送信する工程と、
を備えることを特徴とする。
また、前記二次電池寿命予測方法において、
通信ネットワークを介して前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを受信する工程と、
前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを用いて前記第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成する工程と、
前記評価用二次電池と同じ構成を有する二次電池の前記所定の特性を測定する工程と、
前記二次電池の前記所定の特性の測定値を前記第2のニューラルネットワークに入力して前記二次電池の放電可能時間の予測値を得る工程と、
をさらに備えてもよい。
本発明に係る二次電池寿命予測システムでは、二次電池特性評価装置は評価用二次電池を繰り返し充放電させるとともに、評価用二次電池の所定の特性を測定する。そして、二次電池特性評価装置は、測定結果を用いて特性データベースを作成し、該特性データベースを用いて第1のニューラルネットワークを構成する。所定の予測精度を満たす場合には、第1のニューラルネットワークの構成データを送信する。二次電池搭載装置は、二次電池特性評価装置が送信した構成データを受信し、第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成する。そして、二次電池搭載装置は、第2のニューラルネットワークを用いて、自身に搭載された二次電池の放電可能時間を予測する。
このように、二次電池の放電可能時間を予測するためのニューラルネットワークは二次電池特性評価装置により構成されるため、二次電池搭載装置は自身で測定データを蓄積する必要がない。よって、二次電池搭載装置は放電可能時間を高速に予測することができる。さらに、第2のニューラルネットワークは所定の予測精度を満たすものであるため、二次電池搭載装置は放電可能時間を高精度に予測することができる。
よって、本発明によれば、二次電池搭載装置に搭載された二次電池の放電可能時間を高速かつ高精度に予測することができる。
本発明の第1の実施形態に係る二次電池寿命予測システムの概略的な構成図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池特性評価装置の概略的なブロック図である。 (a)は、評価用二次電池を繰り返し充放電させた場合の充放電特性を示すグラフであり、(b)は、(a)の充放電特性の一周期を抜き出して拡大した図である。 本発明の一実施形態に係る特性データベースの例を示す図である。 (a)は学習前のニューラルネットワークの構成例を示し、(b)は学習後のニューラルネットワークの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池搭載装置の概略的なブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る二次電池寿命予測システムの概略的な構成図である。 本発明の一実施形態に係る二次電池寿命予測方法を説明するためのフローチャートである。 図8Aに続く、本発明の一実施形態に係る二次電池寿命予測方法を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る二次電池寿命予測システム1の概略的な構成図である。二次電池寿命予測システム1は、二次電池の特性を評価する二次電池特性評価装置10と、二次電池が搭載された二次電池搭載装置30と、通信ネットワーク60と、アンテナ70とを備えており、二次電池搭載装置30に搭載された二次電池の放電可能時間(LT)を予測する。なお、二次電池の種類は特に限定されない。二次電池は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、鉛蓄電池などである。
二次電池特性評価装置10は、評価用二次電池の特性を評価するための装置であり、例えば、二次電池のメーカなどに設けられる。二次電池搭載装置30は、評価用の二次電池と同じ構成を有する二次電池を搭載しており、例えば、リチウムイオン電池を搭載した電気自動車である。
二次電池特性評価装置10は、評価用二次電池の測定結果に基づいて構成されたニューラルネットワークの構成データを二次電池搭載装置30に送信する。例えば、二次電池特性評価装置10は、図1に示すように、通信ネットワーク60およびアンテナ70を介して、複数の二次電池搭載装置30に対してニューラルネットワークの構成データをブロードキャストする。
次に、二次電池特性評価装置10の詳細構成について図2を参照して説明する。図2は、二次電池特性評価装置10の概略的なブロック図を示している。
二次電池特性評価装置10は、充放電特性測定部11と、データベース作成部21と、ニューラルネットワーク構成部22と、送信部23とを備えている。データベース作成部21、ニューラルネットワーク構成部22および送信部23については、例えば通信機能を有するパーソナルコンピュータを用いて実現することが可能である。
充放電特性測定部11は、評価用二次電池50を繰り返し充放電させ、少なくとも放電中における評価用二次電池50の所定の特性を測定する。評価用二次電池50は、直列接続された同種の複数のセルから構成される。なお、評価用二次電池50を構成するセルは、セル特性を均一化させる観点から、同じロットのものであることが好ましい。
充放電特性測定部11が測定する所定の特性は、例えば、評価用二次電池50を構成する複数のセルのうちの特定のセルの電圧(V)、該特定のセルの内部インピーダンス(Z)、および該特定のセルの表面温度(T)を含む。なお、充放電特性測定部11は、放電中の特性に加えて、充電中における評価用二次電池50の所定の特性を測定してもよい。
充放電特性測定部11の構成例について説明する。充放電特性測定部11は、図2に示すように、評価用二次電池50の一端に電気的に接続するための接続端子12aと、評価用二次電池50の他端に電気的に接続するための接続端子12bと、充電用電源13と、放電用負荷14と、スイッチ15と、評価用二次電池測定部16と、スイッチ制御部17とを有する。
充電用電源13は、評価用二次電池50を充電するための電源であり、一端が接続端子12bに電気的に接続され、他端がスイッチ15の端子15bに接続されている。
放電用負荷14は、評価用二次電池50を放電させるための負荷であり、一端が接続端子12bに電気的に接続され、他端がスイッチ15の端子15cに電気的に接続されている。
スイッチ15は、接続端子12aに電気的に接続された端子15aと、充電用電源13の他端に電気的に接続された端子15bと、放電用負荷14の他端に電気的に接続された端子15cとを有する。このスイッチ15は、端子15aおよび端子15b間を電気的に接続する第1の接続状態(充電状態)と、端子15aおよび端子15c間を電気的に接続する第2の接続状態(放電状態)とを選択的に切替えることが可能なように構成されている。なお、スイッチ15は、端子15aが端子15bおよび端子15cのいずれにも接続されない第3の接続状態(待機状態)を有するように構成されてもよい。
評価用二次電池測定部16は、評価用二次電池50に接続され、評価用二次電池50の所定の特性を測定する。評価用二次電池測定部16は、充電開始時、充電完了時および放電終了時のうち少なくともいずれかの時点において、評価用二次電池50の所定の特性を測定する。セルの内部インピーダンス(Z)については、例えばロックインアンプ(LIA)を用いて測定する。また、セルの表面温度(T)については、セルに貼り付けられた温度センサを用いて測定する。
評価用二次電池測定部16は、スイッチ制御部17に測定した電圧を出力し、また、データベース作成部21に評価用二次電池50の所定の特性の測定値(電圧、内部インピーダンスおよび表面温度など)を出力する。
スイッチ制御部17は、評価用二次電池測定部16から受信した電圧に基づいて、例えば以下のようにスイッチ15を制御する。スイッチ制御部17は、評価用二次電池50の電圧が所定の放電閾値まで低下すると、スイッチ15を第1の接続状態に制御して評価用二次電池50を充電する。ここで、所定の放電閾値とは、例えば、前述の放電終止電圧である。一方、評価用二次電池50の電圧が所定の充電閾値まで上昇すると、スイッチ制御部17は、スイッチ15を第2の接続状態に制御して、評価用二次電池50を放電させる。ここで、所定の充電閾値とは、例えば、安全に充電を行える充電電圧の最高値(充電終止電圧)である。
また、スイッチ制御部17は、スイッチ15を切替えたときに切替通知をデータベース作成部21に出力する。この切替通知は1種類だけ設けてもよいし、2種類設けてもよい。2種類の切替通知を設けた場合、第1の接続状態から第2の接続状態に切替えた場合に出力される切替通知を第1の切替通知とし、第2の接続状態から第1の接続状態に切替えた場合に出力される切替通知を第2の切替通知とする。データベース作成部21はどちらの種類の切替通知を受信したかにより、充電完了または放電終了を把握することが可能である。ただし、充電完了と放電終了は交互に発生するイベントなので、切替通知が1種類であっても、充電完了または放電終了を把握することは可能である。
図3(a)は、評価用二次電池50を繰り返し充放電させた場合の充放電特性を示すグラフである。このように、充放電特性測定部11は、評価用二次電池50を繰り返し連続的に充放電させることで、予測精度の高いニューラルネットワークの構成に必要なデータを迅速に収集する。なお、評価用二次電池50を高温の環境下で充放電させることで加速劣化させ、所要のデータをさらに迅速に収集するようにしてもよい。
次に、データベース作成部21、ニューラルネットワーク構成部22および送信部23について詳しく説明する。
データベース作成部21は、充放電特性測定部11による測定結果に基づいて、評価用二次電池50の特性データベースを作成する。図4は、データベース作成部21により作成された特性データベースの一例を示している。図4に示すように、特性データベースでは、入力パラメータと出力パラメータとが放電回数ごとに関連付けられている。入力パラメータは、充放電特性測定部11により測定された評価用二次電池50の所定の特性の測定値(電圧、電流、内部インピーダンス、表面温度など)であり、出力パラメータは、評価用二次電池50の放電可能時間(LT)の実績値である。
なお、特性データベースに含まれる入力パラメータは、充電開始時、充電完了時および放電終了時のうち少なくともいずれかにおける測定値を含む。好ましくは、特性データベースは、入力パラメータとして、計測可能な全ての時刻における所定の特性の測定値を含む。
出力パラメータである放電可能時間の実績値は、所定の特性の測定値に基づいて得られる。例えば、データベース作成部21は、スイッチ制御部17からの切替通知に基づいて、放電可能時間の実績値を得る。例えば、図3(b)に示すように、出力電圧が放電終止電圧に低下した放電終了時刻(t2)から、出力電圧が充電終止電圧に達した充電終了時刻(t1)を引くことにより、放電可能時間の実績値を得る。スイッチ制御部17は、前述のように、スイッチ制御部17からの切替通知により、各時刻(t1,t2)を把握する。
なお、複数種類の評価用二次電池50が存在する場合(即ち、各々が異なる種類の評価用二次電池50に接続された複数の充放電特性測定部11がデータベース作成部21に接続されている場合)、データベース作成部21は、評価用二次電池50の種類ごとに上記の特性データベースを作成する。
ニューラルネットワーク構成部22は、データベース作成部21により作成された特性データベースを用いて、ニューラルネットワークを構成する。より詳しくは、ニューラルネットワーク構成部22は、特性データベースを学習データとして用いて、所定の特性の測定値を入力し、評価用二次電池50の放電可能時間の予測値を出力するニューラルネットワーク(以下、「第1のニューラルネットワーク」という。)を構成する。
ここで、ニューラルネットワークの構成例を図5に示す。図5(a)は、学習前のニューラルネットワークの構成例を示し、図5(b)は、学習後のニューラルネットワークの構成例を示している。図5(a),(b)において、丸印はユニットを示し、ユニット間の直線は結合関係を示し、該直線の太さはユニット間の結合重みを示している。
ニューラルネットワーク構成部22は、第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たす場合に、第1のニューラルネットワークを構成するための構成データを出力する。この構成データは、第1のニューラルネットワークを再現するのに必要なデータであり、例えば、ユニットの数、各ユニット間の結合関係、および各ユニット間の結合重みなどである。
また、第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たすか否かの判定については、例えば以下のように行う。まず、ある測定値(入力パラメータ)に対して第1のニューラルネットワークが出力した放電可能時間の予測値と、当該測定値に対する放電可能時間の実績値との差分の絶対値を計算する。そして、その絶対値が所定のエラー閾値以下である場合に所定の予測精度を満たすと判定し、そうでない場合に所定の予測精度を満たさないと判定する。
第1のニューラルネットワークを構成するタイミングについては、例えば以下のようにする。まず、データベース作成部21は、評価用二次電池50の放電が終了する度に、評価用二次電池50の所定の特性の測定値と、その測定値に基づいて得られる評価用二次電池50の放電可能時間の実績値とを用いて、特性データベースを更新する。具体的には、特性データベースに、直近の測定結果に基づく新たなレコードを追加する。ニューラルネットワーク構成部22は、このように特性データベースが更新される都度、更新された特性データベースを用いて第1のニューラルネットワークを構成する。これにより、予測精度の高いニューラルネットワークを迅速に構成することができる。
送信部23は、ニューラルネットワーク構成部22から受信した第1のニューラルネットワークの構成データを送信する。例えば、送信部23は、図1に示すように、通信ネットワーク60およびアンテナ70を介して、遠隔の二次電池搭載装置30に第1のニューラルネットワークの構成データを送信する。構成データの送信先は、1箇所に限らず、図1に示すように複数箇所でもよい。
なお、送信部23は、構成データに、評価用二次電池50の種類を示す情報を付して送信してもよい。これにより、評価用二次電池50が複数種類存在する場合にも、二次電池搭載装置30は自身に搭載された二次電池の種類に応じた構成データを取得できる。
また、通信ネットワーク60内にサーバ(図示せず)を設け、このサーバを介して二次電池搭載装置30に構成データを送信するようにしてもよい。この場合、送信部23は、当該サーバに構成データを送信する。
また、送信部23は、二次電池搭載装置30や上記サーバからの求めに応じて、構成データを出力するようにしてもよい。
次に、二次電池搭載装置30について、図6を参照して詳しく説明する。図6は、二次電池搭載装置30の概略的なブロック図である。
二次電池搭載装置30は、受信部31と、二次電池32と、測定部33と、予測部34と、表示部35とを備えている。
受信部31は、二次電池特性評価装置10の送信部23により送信された第1のニューラルネットワークの構成データを受信する。なお、受信部31は、二次電池特性評価装置10あるいは通信ネットワーク60内のサーバに対して、構成データを送信するよう要求するリクエスト信号を出力してもよい。また、受信部31は、異なる種類の二次電池用の複数の構成データを受信した場合、二次電池32用の構成データを選択して予測部34に出力する。
二次電池32は、評価用二次電池50と同じ構成を有する。即ち、二次電池搭載装置30の二次電池32は、評価用二次電池50を構成するセルと同種のセルから構成される。ここで、同種のセルとは、特性が同じと推定されるセルのことをいい、例えば、セルの種類、製造型番、製造時期あるいはロットが同じセルをいう。
なお、セルの数に関しては、評価用二次電池50と二次電池32との間で異なっていてもよい。この場合、二次電池特性評価装置10および二次電池搭載装置30のいずれも、一つのセルからなるパイロットセルについて所定の特性に関する測定を行う。即ち、二次電池特性評価装置10の評価用二次電池測定部16は、評価用二次電池50のパイロットセルについて測定を行い、二次電池搭載装置30の測定部33は、二次電池32のパイロットセルについて測定を行う。
測定部33は、二次電池32の所定の特性を測定する。ここで、所定の特性は、例えば、二次電池32を構成する複数のセルのうちの特定のセルの電圧(V)、特定のセルの内部インピーダンス(Z)、および特定のセルの表面温度(T)である。
予測部34は、受信部31が受信した第1のニューラルネットワークの構成データを用いて、第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成する。そして、予測部34は、測定部33により測定された二次電池32の所定の特性の測定値を第2のニューラルネットワークに入力して、二次電池32の放電可能時間の予測値を出力する。
表示部35は、予測部34から二次電池32の放電可能時間の予測値を受信し、この放電可能時間の予測値を表示する。表示部35は、液晶ディスプレイなどの表示デバイス、あるいはプリンタなどである。
なお、表示部35は、二次電池32の残量が少ないことを示すアラームを、単独で、あるいは放電可能時間の予測値とともに表示してもよい。このアラームは、二次電池32の放電開始時刻および放電可能時間の予測値に基づいて発せられる。例えば、二次電池32の放電開始時刻からの経過時間を放電可能時間の予測値で割った値が所定のアラーム閾値を超えた場合に、表示部35がアラームを表示するようにする。
上記のように、本実施形態に係る二次電池寿命予測システム1では、二次電池特性評価装置10は評価用二次電池50を繰り返し充放電させるとともに、評価用二次電池50の所定の特性を測定する。そして、二次電池特性評価装置10は、測定結果を用いて特性データベースを作成し、該特性データベースを用いて第1のニューラルネットワークを構成する。所定の予測精度を満たす場合には、第1のニューラルネットワークの構成データを送信する。二次電池搭載装置30は、二次電池特性評価装置10が送信した構成データを受信し、第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成する。そして、二次電池搭載装置30は、第2のニューラルネットワークを用いて、自身に搭載された二次電池32の放電可能時間を予測する。
このように、二次電池32の放電可能時間を予測するためのニューラルネットワークは二次電池特性評価装置10により構成されるため、二次電池搭載装置30は自身で測定データを蓄積する必要がない。よって、二次電池搭載装置30は放電可能時間を高速に予測することができる。さらに、二次電池搭載装置30が受信した構成データにより構成された第2のニューラルネットワークは所定の予測精度を満たすものであるため、二次電池搭載装置30は放電可能時間を高精度に予測することができる。
例えば二次電池32の出力電圧が放電終止電圧に低下する前に充電を行うような運用形態であっても、二次電池32の放電可能時間を高速かつ高精度に予測することができる。
また、第1のニューラルネットワークの構成データは通信ネットワークを介して送受されるので、二次電池搭載装置30が二次電池特性評価装置10から離れた場所にある場合や、複数の二次電池搭載装置30に構成データを送信する必要がある場合にも対応することができる。
なお、二次電池特性評価装置10が評価する評価用二次電池50の所定の特性については、以下の変形例のようにしてもよい。
第1の変形例として、評価用二次電池測定部16が評価用二次電池50を構成する全セルの特性を測定するようにする。そして、評価用二次電池50の所定の特性は、各セルの電圧の平均値(/V)、各セルの内部インピーダンスの平均値(/Z)、および各セルの表面温度の平均値(/T)を含むようにしてもよい。各セルの測定値の平均値を用いることで、放電可能時間の予測精度をさらに向上させることができる。
第2の変形例として、セルの表面温度については、ユーザが設定してもよい。この場合、評価用二次電池50の所定の特性は、特定のセルの電圧(V)および特定のセルの内部インピーダンス(Z)を含み、第1のニューラルネットワークは特定のセルの表面温度(T)として設定された値を入力する。これにより、セルの表面温度を測る手段がない場合でも、放電可能時間を予測することができる。
第3の変形例として、上記第1の変形例と第2の変形例を組み合わせてもよい。この場合、評価用二次電池50の所定の特性は、各セルの電圧の平均値(/V)および各セルの内部インピーダンスの平均値(/Z)を含み、第1のニューラルネットワークは各セルの表面温度の平均値として設定された値(/T)を入力するようにしてもよい。
第4の変形例として、評価用二次電池50の所定の特性は、評価用二次電池50の充電時間をさらに含むようにしてもよい。充電時間は、例えば、評価用二次電池50の出力電圧が放電終止電圧から充電終止電圧に達するまでの時間である。充電時間を特性データベースの入力パラメータに含めることで、放電可能時間の予測精度をさらに向上させることができる。
第5の変形例として、評価用二次電池50の所定の特性は、評価用二次電池50の放電開始直後の跳ね上がり時間をさらに含むようにしてもよい。この跳ね上がり時間は、図3(b)に示すように、放電を開始してから出力電圧が跳ね上がって再び落ち着くまでの時間(tp)である。この跳ね上がり時間を特性データベースの入力パラメータに含めることで、放電可能時間の予測精度をさらに向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る二次電池寿命予測システムについて、図7を参照して説明する。図7は、第2の実施形態に係る二次電池寿命予測システム1Aの概略的な構成図を示している。なお、図7において、図1と同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
第2の実施形態と第1の実施形態との相違点の一つは、二次電池特性評価装置10で構成された第1のニューラルネットワークの構成データの、二次電池搭載装置30への伝達方法である。即ち、二次電池搭載装置30は、第1の実施形態では、ニューラルネットワークの構成データを二次電池特性評価装置10から直接(あるいはサーバを介して)受信していたのに対し、第2の実施形態では、充電装置から構成データを受信する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第2の実施形態に係る二次電池寿命予測システム1Aは、二次電池の特性を評価する二次電池特性評価装置10と、二次電池が搭載された二次電池搭載装置30と、通信ネットワーク60と、充電装置80とを備えている。
充電装置80は、二次電池搭載装置30の二次電池32を充電するための装置である。二次電池搭載装置30が電気自動車の場合、充電装置80は充電スタンド等に対応する。
充電装置80は、通信ネットワーク60を介して二次電池特性評価装置10が出力した第1のニューラルネットワークの構成データを受信する。
なお、充電機能は有しないが、二次電池特性評価装置10から構成データを受信し、二次電池搭載装置30に構成データを送信可能に構成された装置を、例えば電池寿命チェック装置として充電装置80の代わりに配置してもよい。
二次電池特性評価装置10は、第1のニューラルネットワークが更新される都度、所定の予測精度を満たす第1のニューラルネットワークの構成データを充電装置80に送信する。あるいは、二次電池特性評価装置10は、充電装置80からのリクエスト信号を受信したときに、構成データを充電装置80に送信するようにしてもよい。
充電装置80は、二次電池搭載装置30に接続されると、第1のニューラルネットワークの構成データを二次電池搭載装置30に送信する。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、第2の実施形態によれば、二次電池搭載装置30は充電装置80から構成データを受信するため、二次電池を充電するのに合わせて第1のニューラルネットワークの構成データを入手することができる。
(二次電池寿命予測方法)
次に、本発明の一実施形態に係る二次電池寿命予測方法について、図8Aおよび図8Bを参照して説明する。図8Aおよび図8Bは、二次電池寿命予測方法を説明するためのフローチャートである。
まず、少なくとも放電中における評価用二次電池の所定の特性を測定する(ステップS1)。所定の特性には、前述のように、例えば、セルの電圧(V)、セルの内部インピーダンス(Z)およびセルの表面温度(T)が含まれる。
次に、ステップS1で測定された所定の特性の測定値と、評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを関連付けた特性データベースを作成する(ステップS2)。放電可能時間の実績値は、前述のように、例えば、充電終了時刻(t1)と放電終了時刻(t2)から求める。
次に、ステップS2で作成された特性データベースを学習データとして用いて、所定の特性の測定値を入力し、評価用二次電池の放電可能時間の予測値を出力する第1のニューラルネットワークを構成する(ステップS3)。
次に、ステップS3で構成された第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たすか否かを判定する(ステップS4)。所定の予測精度を満たす場合は、第1のニューラルネットワークの構成データを送信し(ステップS5)、そうでない場合はステップS1に戻る。
次に、ステップS5で送信された第1のニューラルネットワークの構成データを、通信ネットワークを介して受信する(ステップS6)。
次に、ステップS6で受信された第1のニューラルネットワークの構成データを用いて、第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成する(ステップS7)。
次に、評価用二次電池と同じ構成を有する二次電池の所定の特性を測定する(ステップS8)。この所定の特性には、例えば、セルの電圧(V)、セルの内部インピーダンス(Z)およびセルの表面温度(T)が含まれる。
次に、二次電池の所定の特性の測定値を第2のニューラルネットワークに入力して二次電池の放電可能時間の予測値を得る(ステップS9)。
上記の二次電池寿命予測方法では、所定の予測精度を満たすニューラルネットワークが得られるまで評価用二次電池を繰り返し測定することにより、所定の予測精度を満たす第1のニューラルネットワークを予め構成しておく。そして、通信ネットワークを介して第1のニューラルネットワークの構成データを受信して、第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成する。この第2のニューラルネットワークを利用することで、評価用二次電池から離れた場所にある二次電池の寿命を高速かつ高精度に予測することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A 二次電池寿命予測システム
10 二次電池特性評価装置
11 充放電特性測定部
12a,12b 接続端子
13 充電用電源
14 放電用負荷
15 スイッチ
15a,15b,15c 端子
16 評価用二次電池測定部
17 スイッチ制御部
21 データベース作成部
22 ニューラルネットワーク構成部
23 送信部
30 二次電池搭載装置
31 受信部
32 二次電池
33 測定部
34 予測部
35 表示部
50 評価用二次電池
60 通信ネットワーク
70 アンテナ
80 充電装置

Claims (13)

  1. 二次電池の特性を評価する二次電池特性評価装置、および二次電池が搭載された二次電池搭載装置を備える二次電池寿命予測システムであって、
    前記二次電池特性評価装置は、
    評価用二次電池を繰り返し充放電させるとともに、少なくとも放電中における前記評価用二次電池の所定の特性を測定する充放電特性測定部と、
    前記充放電特性測定部により測定された前記所定の特性の測定値と、前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを関連付けた特性データベースを作成するデータベース作成部と、
    前記特性データベースを学習データとして用いて、前記所定の特性の測定値を入力し、前記評価用二次電池の放電可能時間の予測値を出力する第1のニューラルネットワークを構成し、前記第1のニューラルネットワークを構成するための構成データを出力するニューラルネットワーク構成部と、
    前記ニューラルネットワーク構成部から受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを送信する送信部と、を備え、
    前記二次電池搭載装置は、
    前記二次電池特性評価装置の前記送信部により送信された前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを受信する受信部と、
    前記評価用二次電池と同じ構成を有する二次電池と、
    前記二次電池の前記所定の特性を測定する測定部と、
    前記受信部が受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを用いて前記第1のニューラルネットワークと同じ構成の第2のニューラルネットワークを構成し、前記測定部により測定された前記二次電池の前記所定の特性の測定値を前記第2のニューラルネットワークに入力して前記二次電池の放電可能時間の予測値を出力する予測部と、を備え、
    前記充放電特性測定部は、前記評価用二次電池を加速劣化させて前記評価用二次電池の前記所定の特性を収集し、
    前記ニューラルネットワーク構成部は、前記評価用二次電池を加速劣化させて収集された特性に基づいて作成された前記特性データベースを学習データとして用いて前記第1のニューラルネットワークを構成し、該第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たす場合に前記構成データを出力することを特徴とする二次電池寿命予測システム。
  2. 前記特性データベースに含まれる入力パラメータは、充電開始時、充電完了時および放電終了時における測定値を含むことを特徴とする請求項1に記載の二次電池寿命予測システム。
  3. 前記二次電池特性評価装置の前記データベース作成部は、前記評価用二次電池の放電が終了する度に、前記所定の特性の測定値と、前記測定値に基づいて得られる前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを用いて前記特性データベースを更新し、
    前記二次電池特性評価装置の前記ニューラルネットワーク構成部は、前記特性データベースが更新される都度、前記更新された特性データベースを用いて前記第1のニューラルネットワークを構成することを特徴とする請求項1または2に記載の二次電池寿命予測システム。
  4. 前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記複数のセルのうちの特定のセルの電圧、前記特定のセルの内部インピーダンス、および前記特定のセルの表面温度を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  5. 前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記各セルの電圧の平均値、前記各セルの内部インピーダンスの平均値、および前記各セルの表面温度の平均値を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  6. 前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記複数のセルのうちの特定のセルの電圧および前記特定のセルの内部インピーダンスを含み、前記第1のニューラルネットワークは前記特定のセルの表面温度として設定された値を入力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  7. 前記評価用二次電池は直列接続された同種の複数のセルから構成され、前記所定の特性は、前記各セルの電圧の平均値および前記各セルの内部インピーダンスの平均値を含み、前記第1のニューラルネットワークは前記各セルの表面温度の平均値として設定された値を入力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  8. 前記所定の特性は、前記評価用二次電池の充電時間をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  9. 前記所定の特性は、前記評価用二次電池の放電開始直後の跳ね上がり時間をさらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  10. 前記二次電池搭載装置は、前記予測部が出力した前記放電可能時間の予測値、および/または、前記二次電池の放電開始時刻と前記放電可能時間の予測値とに基づくアラームを表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  11. 前記充放電特性測定部は、
    前記評価用二次電池の一端に電気的に接続するための第1の接続端子と、
    前記評価用二次電池の他端に電気的に接続するための第2の接続端子と、
    一端が前記第2の接続端子に電気的に接続され、前記評価用二次電池を充電するための充電用電源と、
    一端が前記第2の接続端子に電気的に接続され、前記評価用二次電池を放電させるための放電用負荷と、
    前記第1の接続端子に電気的に接続された第1の端子と、前記充電用電源の他端に電気的に接続された第2の端子と、前記放電用負荷の他端に電気的に接続された第3の端子とを有し、前記第1の端子および前記第2の端子間を電気的に接続する第1の接続状態と、前記第1の端子および前記第3の端子間を電気的に接続する第2の接続状態とを選択的に切替えるスイッチと、
    前記評価用二次電池に接続され、前記評価用二次電池の前記所定の特性を測定する評価用二次電池測定部と、
    前記評価用二次電池の電圧が所定の放電閾値まで低下すると前記スイッチを前記第1の接続状態に制御し、前記評価用二次電池の電圧が所定の充電閾値まで上昇すると前記スイッチを前記第2の接続状態に制御するとともに、前記スイッチを切替えたときに切替通知を前記データベース作成部に出力するスイッチ制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の二次電池寿命予測システム。
  12. 前記データベース作成部は、前記スイッチ制御部からの前記切替通知に基づいて、前記評価用二次電池の前記放電可能時間の実績値を求めることを特徴とする請求項11に記載の二次電池寿命予測システム。
  13. 評価用二次電池を繰り返し充放電させるとともに、少なくとも放電中における前記評価用二次電池の所定の特性を測定する充放電特性測定部と、
    前記充放電特性測定部により測定された前記所定の特性の測定値と、前記評価用二次電池の放電可能時間の実績値とを関連付けた特性データベースを作成するデータベース作成部と、
    前記特性データベースを学習データとして用いて、前記所定の特性の測定値を入力し、前記評価用二次電池の放電可能時間の予測値を出力する第1のニューラルネットワークを構成し、前記第1のニューラルネットワークを構成するための構成データを出力するニューラルネットワーク構成部と、
    前記ニューラルネットワーク構成部から受信した前記第1のニューラルネットワークの前記構成データを送信する送信部と、を備え、
    前記充放電特性測定部は、前記評価用二次電池を加速劣化させて前記評価用二次電池の前記所定の特性を収集し、
    前記ニューラルネットワーク構成部は、前記評価用二次電池を加速劣化させて収集された特性に基づいて作成された前記特性データベースを学習データとして用いて前記第1のニューラルネットワークを構成し、該第1のニューラルネットワークが所定の予測精度を満たす場合に前記構成データを出力することを特徴とする二次電池特性評価装置。
JP2013084982A 2013-04-15 2013-04-15 二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置 Active JP6250298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084982A JP6250298B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013084982A JP6250298B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014206499A JP2014206499A (ja) 2014-10-30
JP6250298B2 true JP6250298B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=52120135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013084982A Active JP6250298B2 (ja) 2013-04-15 2013-04-15 二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6250298B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021040236A1 (ko) * 2019-08-26 2021-03-04 오토시맨틱스 주식회사 Ess 배터리의 상태진단 및 수명예측을 위한 장치 및 방법

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6562534B2 (ja) * 2015-01-29 2019-08-21 前田建設工業株式会社 施工性評価プログラム、施工性評価方法及び施工性評価装置
CN105717456B (zh) * 2016-02-01 2018-06-08 中国第一汽车股份有限公司 动力电池寿命性能衰减的预测方法
CN108107864B (zh) * 2016-11-24 2021-02-05 中国铁路总公司 一种计算机联锁系统服役寿命预测评估方法
US11522234B2 (en) 2017-09-06 2022-12-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, battery unit, and battery module
JP7137303B2 (ja) * 2017-11-29 2022-09-14 株式会社カネカ 二次電池製造システムの制御方法
JP7137302B2 (ja) * 2017-11-29 2022-09-14 株式会社カネカ 二次電池製造システムの制御方法
US10684634B1 (en) * 2019-01-30 2020-06-16 Quanta Computer Inc. Method and system for compensating for temperature rise effects
CN111948563B (zh) * 2020-06-19 2021-12-17 浙江大学 一种基于多神经网络耦合的电动叉车锂电池剩余寿命预测方法
JP2022073195A (ja) 2020-10-30 2022-05-17 本田技研工業株式会社 状態推定システム、中継装置、状態推定方法、学習済みモデル生成方法、及び状態推定プログラム
JP2022139501A (ja) * 2021-03-12 2022-09-26 株式会社豊田中央研究所 劣化判定装置、劣化判定システム、劣化判定方法及びそのプログラム
WO2022265458A1 (ko) * 2021-06-18 2022-12-22 주식회사 엘지화학 이차전지 저전압 불량 예측 장치 및 방법, 상기 장치를 포함하는 전지 제어 시스템
KR20240030459A (ko) * 2022-08-30 2024-03-07 주식회사 엘지에너지솔루션 배터리 상태 예측 장치 및 그것의 동작 방법
WO2024128447A1 (en) * 2022-12-12 2024-06-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and electronic device for estimating state of health of a battery in an electronic device

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05266227A (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 Fujitsu Ltd ニューロ利用サービス
JP3520886B2 (ja) * 1996-03-08 2004-04-19 サンケン電気株式会社 二次電池の状態判定方法
JP2002342739A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Kddi Corp 通信ネットワークを介したニューラルネットワーク処理システム及びそのプログラムを格納したプログラム記憶媒体
JP4615439B2 (ja) * 2005-12-28 2011-01-19 株式会社Nttファシリティーズ 二次電池管理装置、二次電池管理方法及びプログラム
JP4783446B2 (ja) * 2009-03-25 2011-09-28 菊水電子工業株式会社 充放電試験用コントローラおよび充放電試験方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021040236A1 (ko) * 2019-08-26 2021-03-04 오토시맨틱스 주식회사 Ess 배터리의 상태진단 및 수명예측을 위한 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014206499A (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250298B2 (ja) 二次電池寿命予測システムおよび二次電池特性評価装置
AU2019202198B2 (en) Power tool battery pack with wireless communication
JP4486046B2 (ja) バッテリパックのモニタリング装置及びその方法
US10001528B1 (en) Battery deterioration degree estimating apparatus and estimating method
KR102335296B1 (ko) 무선 네트워크 기반 배터리 관리 시스템
KR100987606B1 (ko) 배터리팩의 잔류용량 측정의 수정장치와 방법
JP2008076295A (ja) 電池寿命予測システム、電池寿命予測方法、通信端末装置、電池寿命予測装置、データ送信プログラム、電池寿命予測プログラム、および、プログラムを格納したコンピュータ読取可能記録媒体
JP2009186235A (ja) モバイル機器及び電池情報表示方法
JPWO2014119328A1 (ja) 電池状態推定装置
WO2017056732A1 (ja) 電池制御装置及び電池システム
KR101646570B1 (ko) 배터리 셀의 수명 예측 방법 및 이를 이용한 배터리 관리 시스템
KR20180129821A (ko) 2차전지의 열화 판정 장치
US11561259B2 (en) Open circuit voltage measuring method, open circuit voltage measuring device, and recording medium recording program
KR20190049272A (ko) 배터리 soc 추정 장치 및 방법
US20220260641A1 (en) Apparatus and Method for Predicting State of Battery
JP2015087344A (ja) 容量劣化推定装置、蓄電装置および容量劣化推定方法
JP5431685B2 (ja) 電池寿命判定装置及び電池寿命判定方法
WO2021193005A1 (ja) 管理システム、管理方法、サーバ装置、プログラム、バッテリ情報提供システム、およびバッテリ情報提供方法
JP2012065498A (ja) 制御装置
KR101653700B1 (ko) 입출력부 일체 배터리 관리 시스템
WO2020012919A1 (ja) 電池残量管理システムおよび方法
KR20210034373A (ko) 배터리 관리 장치 및 방법, 및 이를 포함하는 배터리 관리 시스템
KR20210022470A (ko) 배터리 관리 시스템 및 배터리 관리 방법
JP2014013210A (ja) 充電制御装置、電池パック、および充電制御方法
JP6721170B1 (ja) 非常用充放電器の遠隔監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6250298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150