JP6248583B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機と室外機とを備えた空気調和機に係わり、より詳細には、電源の平滑コンデンサへ流れる電流を抑制する突入電流防止抵抗を接続/遮断するスイッチを室内機側に備えた構成におけるスイッチの故障判定に関する。
従来、空気調和機は図4に示すように室内機80と室外機90とを備えている。
室内機80は入力端104a、入力端104b、出力端105a、出力端105b、出力端105cを備えている。
交流電源1は入力端104aと入力端104bとに接続され、入力端104bは出力端105bに接続され、入力端104aはスイッチ手段81を介して出力端105aに接続されている。
一方、室外機90は入力端106aと入力端106bと入力端106cとを備えている。そして、室内機80の出力端105aは室外機90の入力端106aに、出力端105bは入力端106bに、出力端105cは入力端106cにそれぞれ接続されている。なお、入力端104aから配線されるラインを電源線102、入力端104bから配線されるラインを電源線103と呼称する。
室内機80内の入力端104aと入力端104bとの間には、待機電力切断リレー83と電源周期検出手段82とが直列に接続されており、空気調和機が待機状態になった時に待機電力切断リレー83を開とすることにより、電源周期検出手段82で消費される電力を遮断することができる。また、室内機80内には室内機制御手段84が備えられており、室内機制御手段84は室内機80全体を制御すると共に、待機電力切断リレー83の開閉制御とスイッチ手段81の開閉制御とを行なう構成になっている。
なお、室内機制御手段84には出力端105cを介して通信線101が接続されており、電源周期検出手段82から出力される電源周期信号(交流電源電圧の半周期を示す信号)に同期して1ビットずつのデータによって室内機90と通信を行なうようになっている。
一方、室外機90は、入力端106aと入力端106bとが整流器95の入力端にそれぞれ接続され整流器95の正極と負極とはインバータ98の入力端にそれぞれ接続され、インバータ98の出力端は三相のモータ99に接続されている。また、整流器95の正極と負極との間には、平滑コンデンサ96と電圧検出手段97とが、それぞれ接続されている。
また、室外機90は、入力端106aと整流器95の入力端との間にスイッチ手段91が設けられ、直列に接続された突入電流防止抵抗93とスイッチ手段92とがスイッチ手段91と並列に接続されている。さらに、入力端106aと入力端106bとの間に電源周期検出手段94が接続されている。
さらに室外機90は室外機制御手段100が備えられ、室外機制御手段100は、電圧検出手段97で検出した電圧を示す電圧検出信号と、電源周期検出手段94で検出した電源周期を示す電源周期信号とが入力されている。また、室外機制御手段100は、スイッチ手段91とスイッチ手段92とを開閉制御する構成になっている。さらに室外機制御手段100は、電源周期信号に同期して通信線101を介して室内機80と通信を行なう構成になっている。
次に上記構成を用いてリレーからなるスイッチ手段91とスイッチ手段92との故障を判定する方法を説明する。
室内機制御手段84によってスイッチ手段81が閉にされると、室外機90に交流電源1が接続され、室外機90の図示しない直流電源装置がロジック用の電源を出力する。この電源により室外機制御手段100が動作を開始する。
スイッチ手段92とスイッチ手段91とはノーマルオープンのリレーであるため、室外機制御手段100が動作を開始した時、これらのスイッチ手段は共に開となっている。
そして、室外機制御手段100は、まず最初に電圧検出手段97を介して平滑コンデンサ96の両端電圧を検出し、もしこの電圧が第1の閾値以上なら、スイッチ手段92かスイッチ手段91か、いずれかの接点が接続されたまま(接点の溶着)と判断する。
室外機制御手段100は、この電圧が第1の閾値未満の場合、次にスイッチ手段92を閉にする。そして一定時間経過の後、室外機制御手段100は、電圧検出手段97を介して平滑コンデンサ96の両端電圧を検出する。もしこの電圧が第1の閾値未満なら突入電流防止抵抗93を介した平滑コンデンサ96への充電が行なわれていないため、室外機制御手段100は、スイッチ手段92が動作しない未動作の故障と判断する。もしこの電圧が第1の閾値以上の場合、次に室外機制御手段100は、スイッチ手段91を閉とし、平滑コンデンサ96の両端電圧を検出する。もしこの電圧が第2の閾値(動作可能電圧)未満なら、スイッチ手段91の接点が接続されていないため、室外機制御手段100はスイッチ手段91が不動作の故障と判断する。
このように、スイッチ手段91とスイッチ手段92と電圧検出手段97とがすべて室外機90に備えられているため、室外機制御手段100は、スイッチ手段91とスイッチ手段92との故障を判定することができる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、このような室内機80と室外機90に分割されたスプリット型の空気調和機では、室内機80のスイッチ手段81と室外機90のスイッチ手段91との2つのリレーを備えるため、室外機90のスイッチ手段91を削除し、この機能を室内機80のスイッチ手段81で代替し、これに対応してスイッチ手段92、及び突入電流防止抵抗93を室内機80へ備える構成が考えられる。これによってスイッチ手段91のコストを低減し、また、このスイッチ手段91を閉とするための駆動電力を低減させることができる。
図5はこのように、室内機側にスイッチ手段、及び突入電流防止抵抗を配置した構成の空気調和機を示すブロック図である。図4との構成の違いを説明する。
図5の室内機にはスイッチ手段86と突入電流防止抵抗86とが直列に接続され、これらがスイッチ手段81に並列に接続されている。そして、スイッチ手段81とスイッチ手段86とは室内機制御手段84によって制御される。一方、図4で説明したスイッチ手段92、及び突入電流防止抵抗93は図5の空気調和機において削除されている。そして、入力端106aは整流器95の一方の入力端に、また、入力端106bは整流器95の他方の入力端にそれぞれ接続されている。その他は図4の空気調和機と同じため同じ符号を付与すると共に説明を省略する。
図5において、室内機制御手段84は空気調和機の運転状態に対応して、各スイッチ手段の開閉を制御すると共に、各スイッチ手段の開閉の状態を通信線101を介して室外機制御手段100に送信する。室外機制御手段100は、この各スイッチ手段の開閉の状態と電圧検出手段97で検出した電圧検出信号とに基づいて、図4の空気調和機で説明した故障判定を実行する。また、室外機制御手段100は故障判定の結果を通信線101を介して室内機制御手段84へ返信する。
室内機80と室外機90とは前述したように速度の遅い電源周期に同期した通信しかできないため、室内機80から各スイッチ手段の状態を送信してから、これに対する室外機90の平滑コンデンサ96の電圧データを室内機80が受信するまでには数秒の時間が必要となる。
しかしながら、スイッチ手段の故障はパワー系統の回路に深刻なダメージを与える場合があり、関連部品が加熱・焼損する前に迅速な故障検出と対応が必要であり、通信速度が遅いと故障の検出途中で関連部品が焼損する場合があり、実用的な故障検出ができないという問題があった。
また、室外機90に交流電源が印可されない場合は室外機制御手段100も動作しないため、スイッチ手段が開のままとなる場合(未動作)の故障検出ができなかった。
また、以上説明したリレーの故障検出を行なう室内機では待機電力を低減させる待機電力切断リレーが別途必要であり、コストアップとなっていた。
特開2007−60855号公報(第5−6頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、入力電流を供給/遮断するスイッチ手段と突入電流防止抵抗に流れる入力電流を供給/遮断するスイッチ手段とを室内機へ備えるスプリット型の空気調和機において、2つのスイッチ手段の故障検出を室内機側で迅速に行なうと共に待機電力切断リレーを不要にすることを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
室内機と、前記室内機に供給される交流電源が前記室内機の電源線を経由して供給される室外機とを備え、
前記室内機は、前記室外機へ接続される前記電源線に直列に接続された第1スイッチ手段と、同第1スイッチ手段と並列に接続され、前記室外機へ流れる突入電流を防止する突入電流防止抵抗を接続/遮断する第2スイッチ手段と、
前記第1スイッチ手段と前記第2スイッチ手段との開閉を前記空気調和機の運転状態に応じて切り換える制御手段とを備えた空気調和機において、
前記室内機は、前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段を経由した後の前記電源線に接続され、前記交流電源の周期を検出して電源周期信号として出力する電源周期検出手段と
前記空気調和機の運転状態に応じて前記第1スイッチ手段または前記第2スイッチ手段の開閉を切り換えた時、それぞれの運転状態において前記第1スイッチ手段および/または前記第2スイッチ手段が正常または異常である場合に生じる前記電源周期信号のパターンを状態パターンとして予め記憶する状態パターン記憶手段と、
前記電源周期検出手段が出力する電源周期信号のパターンと前記状態パターン記憶手段が出力する電源周期信号のパターンとを前記空気調和機の運転状態に基づいて比較し、前記第1スイッチ手段および/または前記第2スイッチ手段が正常または異常であるかを判定する故障判定手段とを備えたことを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、請求項1に係わる発明は、入力電流を供給/遮断するスイッチ手段と突入電流防止抵抗に流れる入力電流を供給/遮断するスイッチ手段とを室内機へ備えるスプリット型の空気調和機において、室内機側で2つのスイッチ手段の故障を迅速に検出することができると共に、待機電力切断リレーを削除してコストダウンすることができる。
本発明による空気調和機の実施例を示すブロック図である。 室内機制御手段の内部を示すブロック図である。 本発明の原理を説明する説明図である。 従来の空気調和機を示すブロック図である。 従来の他の空気調和機を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1に示す空気調和機は室内機2と室外機3とを備えている。室内機2は入力端7a、入力端7b、出力端8a、出力端8b、出力端8cとを備えている。そして、交流電源1は入力端7aと入力端7bとに接続され、入力端7bは出力端8bに接続され、入力端7aはスイッチ手段21(第1スイッチ手段)を介して出力端8aに接続されている。スイッチ手段21の両端には、直列に接続された突入電流防止抵抗23とスイッチ手段22(第2スイッチ手段)とが接続されている。また、出力端8aと入力端7bとの間には電源周期検出手段24が接続されている。
さらに、室内機2内には室内機制御手段25が備えられており、室内機制御手段25は室内機2全体を制御すると共に、スイッチ手段21の開閉を指示するメインスイッチ信号とスイッチ手段22の開閉を指示するサブスイッチ信号とを出力する構成になっている。
なお、室内機制御手段25には通信線4が接続されており、電源周期検出手段24から出力される電源周期信号(交流電源電圧の半周期を示す信号)に同期して1ビットずつのデータによって室外機3と通信を行なうようになっている。
一方、室外機3は入力端9aと入力端9bと入力端9cとを備えている。そして、室内機2の出力端8aは室外機3の入力端9aに、出力端8bは入力端9bに、出力端8cは入力端9cにそれぞれ接続されている。なお、入力端7aから配線されるラインを電源線5、入力端7bから配線されるラインを電源線6と呼称する。
また、室外機3は、入力端9aと入力端9bとが整流器32の入力端にそれぞれ接続され、整流器32の正極と負極とはインバータ34の入力端にそれぞれ接続され、インバータ34の出力端は三相のモータ35に接続されている。また、整流器32の正極と負極との間には、平滑コンデンサ33が接続されている。なお、モータ35は図示しない圧縮機用のモータである。
また、室外機3は、入力端9aと入力端9bとの間に電源周期検出手段31が接続されている。さらに室外機3は室外機制御手段37が備えられ、室外機制御手段37は電源周期検出手段31で検出した電源周期を示す電源周期信号が入力されている。そして、室外機制御手段37は、室外機3全体を制御すると共に、電源周期信号に同期して通信線4を介して室内機2と通信を行なう構成になっている。
図2は室内機制御手段25の内部を示すブロック図である。室内機制御手段25は、室内機2を制御すると共に室外機3と通信を行なう制御手段27と、制御手段27が出力する運転状態信号により、空気調和機の運転に関する運転状態、例えば停止、起動、運転などの運転状態に対応してスイッチ手段21の開閉を指示するメインスイッチ信号とスイッチ手段22の開閉を指示するサブスイッチ信号とをそれぞれ出力するスイッチ切換手段26と、入力された運転状態信号を20ミリセカンドだけ遅延させた遅延運転状態信号を出力する遅延手段29と、空気調和機の運転状態に対応して予め定めた電源周期信号の状態パターンを記憶している状態パターン記憶手段30と、入力された電源周期信号と状態パターンと遅延運転状態信号とに基づいて、スイッチ手段21とスイッチ手段22との故障を判定して判定結果信号を制御手段27へ出力する故障判定手段28とを備えている。
状態パターン記憶手段30は、制御手段27が空気調和機の運転状態に応じてスイッチ手段21と2スイッチ手段22の開閉を切り換えた時、それぞれの運転状態においてスイッチ手段21とスイッチ手段22とが正常または異常である場合に生じる電源周期信号の有無を運転状態のパターン毎に状態パターンとして予め記憶している。
具体的には次の内容が状態パターン記憶手段30に記憶されている。運転停止状態をA、起動状態をB、運転状態をDとすると、運転停止の状態パターンとして『A−電源周期信号(無):正常,A−電源周期信号(有):異常』、起動の状態パターンとして『B−電源周期信号(有):正常,B−電源周期信号(無):異常』、さらに、運転の状態パターンとして『D−電源周期信号(有):正常,D−電源周期信号(無):異常』の内容の状態パターンとして予め記憶されている。
なお、実際にはスイッチ手段21とスイッチ手段22の開閉を時間的にオーバーラップさせる状態パターンとして、『C−未判定』の内容の状態パターンが追加されて記憶されている。なお、各状態パターンの正常/異常に対応する有/無を『判定条件』と呼称する。また、状態パターンの中の『未判定』は正常/異常を表すものではないが、判定を実施しないという意味があるため、『判定条件』と呼称する。一方、それぞれの運転状態を運転状態A〜運転状態Dと呼称する。
例えば、制御手段27が運転状態信号として運転状態A(運転停止状態)を出力した時、スイッチ切換手段26はスイッチ手段21とスイッチ手段22とを共に開にする。従って電源周期検出手段24には交流電源1が供給されないので電源周期信号は出力されない。故障判定手段28には、遅延手段29から出力される遅延運転状態信号によって運転状態Aのデータが入力される。故障判定手段28は、状態パターン記憶手段30を参照し、入力された運転状態Aのデータと対応する運転停止の状態パターンから『無/有』の判定条件データを抽出する。なお、判定条件データの最初の文字が正常時の電源周期信号の状態(無)を示し、後の文字が異常時の電源周期信号の状態(有)を示している。そして、故障判定手段28は、電源周期信号の有無の状態とこの判定条件データとを比較し、正常か異常(故障)かを判定する。
図3は本発明の原理を説明する説明図である。図3の横軸は時間であり、縦軸に関して、図3(1)は空気調和機の運転状態を、図3(2)は制御手段27から出力される運転状態信号を、図3(3)は遅延運転状態信号を、図3(4)はメインスイッチ信号を、図3(5)はスイッチ手段21の開閉状態を、図3(6)はサブスイッチ信号を、図3(7)はスイッチ手段22の開閉状態を、図3(8)は電源周期信号を、図3(9)は判定結果信号を、図3(10)は運転状態信号に対応して状態パターン記憶手段30から抽出された判定条件データ(電源周期信号の有無)を、それぞれ示している。なお、図3(8)の電源周期信号において実線は各スイッチ手段が正常な場合を、点線は異常(故障)の場合をそれぞれ示している。また、t1〜t12は時刻を示す。
図3(1)に示すように空気調和機は、停止、起動、運転、そして、また停止と、3つの状態に遷移する。室内機2は停止状態において室外機3への電源供給を完全に遮断し、待機状態となって図示しないリモコンからの指示を待っている。リモコンから運転開始の指示があると、室内機2はスイッチ手段22を閉にして室外機3の平滑コンデンサ33へ突入電流防止抵抗23を介して電流を流し、平滑コンデンサ33の電圧を徐々に上昇させる起動状態に空気調和機を移行させる。一定時間経過の後、室内機2がスイッチ手段21を閉にし、スイッチ手段22を開にした後、室外機3は圧縮機用のモータ35を回転させて空調運転を開始し、空気調和機は運転状態へ移行する。そしてリモコンから運転停止の指示があると、室外機3は圧縮機用のモータ35を停止させて空調運転を中止し、室内機2はスイッチ手段21を開にして空気調和機は再び停止状態となる。
この運転状態の遷移は室内機2の制御手段27が制御している。制御手段27は、スイッチ手段21、22の切り換えと故障判定とを行なうため、この状態遷移に対応して運転状態A〜運転状態Dまでの状態を示すデータを運転状態信号としてスイッチ切換手段26に出力すると共に、この運転状態信号を遅延手段29を介して故障判定手段28へ出力する。
スイッチ切換手段26は運転状態信号で指示される運転状態A〜運転状態Dのデータに対応してスイッチ手段21とスイッチ手段22とを切り換える内容を予め記憶しており、運転状態のデータが運転状態信号によって入力されると、この運転状態のデータに従ってメインスイッチ信号とサブスイッチ信号とを出力する。
具体的にスイッチ切換手段26は、運転状態信号を受け取ると指示された運転状態に対応してスイッチ手段21の開閉を指示するメインスイッチ信号と、スイッチ手段22の開閉を指示するサブスイッチ信号とを出力する。なおこれらの信号はハイレベルの時に該当スイッチ手段が閉となり、ローレベルの時に該当スイッチ手段が開となる。
スイッチ切換手段26は、受け取った運転状態信号が運転状態Aの時にメインスイッチ信号とサブスイッチ信号とをローレベルに、運転状態Bの時にメインスイッチ信号をローレベルに、また、サブスイッチ信号をハイレベルに、運転状態Cの時にメインスイッチ信号とサブスイッチ信号とをハイレベルに、運転状態Dの時はメインスイッチ信号をハイレベルに、また、サブスイッチ信号をローレベルに、それぞれ信号を切り換える。
一方、故障判定手段28は、遅延手段29で遅延された運転状態信号である遅延運転状態信号によって運転状態A〜運転状態Dのデータを受け取ると、前述したように状態パターン記憶手段30から、運転状態A〜運転状態Dのデータと対応する電源周期信号の正常/異常を示す判定条件データを抽出し、図3(10)に示すように、この抽出した電源周期信号の有無と、図3(8)に示す電源周期検出手段24で検出した電源周期信号の有無とを比較して各スイッチ手段の故障を判定し、この判定結果である正常又は異常のデータを判定結果信号として制御手段27へ出力する。なお、図3(8)に示す電源周期信号はローレベルが電源周期信号が『無し』、ハイレベルが電源周期信号が『有り』をそれぞれ示している。
次に運転状態A〜運転状態Dに従って各手段の動きを説明する。図3(2)に示すように制御手段27は、空気調和機が停止状態の時、運転状態Aの運転状態信号を出力してスイッチ手段21、22を全て開とさせる。故障判定手段28は、図3(10)に示す運転状態Aの判定条件データを状態パターン記憶手段30から抽出し、図3(8)のt3における電源周期信号と比較する。図3(8)のt3では電源周期信号が無いので、故障判定手段28は、図3(10)のt3における判定条件データの(無)と同じ、つまり予め定めた電源周期信号が無い状態と同じであるため、スイッチ手段21、22は共に正常であると判定する。もし、図3(8)のt3で電源周期信号が有る場合、故障判定手段28は、図3(10)のt3における判定条件データの(有)と同じ、つまり、予め定めた電源周期信号が異常な状態である(有)の状態と同じであるため、スイッチ手段21、22のいずれかが異常であると判定する。
次に制御手段27は、空気調和機が起動状態となった時、運転状態Bの運転状態信号を出力してスイッチ手段22を閉とさせる。故障判定手段28は、図3(10)に示す運転状態Bの判定条件データを状態パターン記憶手段30から抽出し、図3(8)のt5における電源周期信号と比較する。図3(8)のt5では電源周期信号が有るので、故障判定手段28は、図3(10)のt5における判定条件データ(有)と同じであるため、スイッチ手段22は正常であると判定する。もし、図3(8)のt5で電源周期信号が無い場合、故障判定手段28は、図3(10)のt5における判定条件データ(無)と同じであるため、スイッチ手段22が異常であると判定する。
次に制御手段27は、空気調和機が運転状態となった時、運転状態Cの運転状態信号を出力してスイッチ手段21を閉とさせる。故障判定手段28は、図3(10)に示す運転状態Cの判定条件データを状態パターン記憶手段30から抽出する。この場合、判定条件データは(未判定)であるため、故障判定手段28は判定処理を実行せず、判定結果信号も出力しない。
続いて制御手段27は、運転状態Dの運転状態信号を出力してスイッチ手段22を開とさせる。故障判定手段28は、図3(10)に示す運転状態Dの判定条件データを状態パターン記憶手段30から抽出し、図3(8)のt10における電源周期信号と比較する。図3(8)のt10では電源周期信号が有るので、故障判定手段28は、図3(10)のt10における判定条件データ(有)と同じであるため、スイッチ手段22は正常であると判定する。もし、図3(8)のt10で電源周期信号が無い場合、故障判定手段28は、図3(10)のt10における判定条件データ(無)と同じであるため、スイッチ手段21が異常であると判定する。
次に制御手段27は、空気調和機が停止状態となった時、運転状態Aの運転状態信号を出力してスイッチ手段21を開とさせる。以降は前述の運転状態と同じであるため説明を省略する。
このように変化する運転状態信号が遅延手段29とスイッチ切換手段26とに入力される。遅延手段29はこの運転状態信号を20ミリセカンドだけ遅延させて遅延運転状態信号として出力している。これはリレーであるスイッチ手段21、22が切り換え指示を受けてから実際に接点が切り換わるまでの機械的な遅延時間を待ち、確実な故障判定を行なうためである。
また、故障判定手段28は少なくとも電源周期信号の1周期の時間よりも長い期間、入力される電源周期信号を複数回サンプリングして電源周期信号の有無を判定するため正確な判定ができる。
以上のように故障判定手段28は、各運転状態と対応して各スイッチ手段の正常/異常を判定し、制御手段27に判定結果を出力する。制御手段27は正常の判定結果が来れば次の運転状態へ移行できるが、もし異常の判定結果が来た場合は直ちに運転状態Aの運転状態信号を出力して室外機3の電源切断を指示し、ユーザーに故障を報知する。
以上説明したように、入力電流を供給/遮断するスイッチ手段21と突入電流防止抵抗23に流れる入力電流を供給/遮断するスイッチ手段22とを室内機2に備えるスプリット型の空気調和機において、空気調和機の運転状態が変化して各スイッチ手段が切り換えられるタイミングで故障判定するため、室内機2側で2つのスイッチ手段の故障を迅速に検出することができる。
また、従来の室内機では待機電力削減のために待機電力切断リレーが必要であったが、本願では電源周期検出手段の動作を停止させるためにスイッチ手段21とスイッチ手段22とを共に開とすればよい。つまり、室外機3への電源供給を遮断することで同時に電源周期検出手段24の動作を停止できるため、電源周期検出手段24の消費電力を遮断する待機電力切断リレーが不要となってコストダウンすることができる。
また、本実施例では突入電流防止抵抗を用いた例を説明しているが、これに限るものでなく、これに代えてポジスタを用いてもよい。また、本実施例では遅延手段を用いているが、これに限るものでなく、切り換え時に機械的な遅延が発生しないソリッドステートリレーをスイッチ手段として用いる場合は、遅延手段を介さない構成にしてもよい。
また、本実施例では状態パターンの中の判定条件データを正常と異常とで2種類設けているが、これに限るものでなく、正常の場合か、異常の場合かいずれか一方の場合の電源周期信号の有無を規定してもよい。
1 交流電源
2 室内機
3 室外機
4 通信線
5 電源線
6 電源線
7a、7b 入力端
8a、8b、8c 出力端
9a、9b、9c 入力端
21 スイッチ手段(第1スイッチ手段)
22 スイッチ手段(第2スイッチ手段)
23 突入電流防止抵抗
24 電源周期検出手段
25 室内機制御手段
26 スイッチ切換手段
27 制御手段
28 故障判定手段
29 遅延手段
30 状態パターン記憶手段
31 電源周期検出手段
32 整流器
33 平滑コンデンサ
34 インバータ
35 モータ
37 室外機制御手段

Claims (1)

  1. 室内機と、前記室内機に供給される交流電源が前記室内機の電源線を経由して供給される室外機とを備え、
    前記室内機は、前記室外機へ接続される前記電源線に直列に接続された第1スイッチ手段と、同第1スイッチ手段と並列に接続され、前記室外機へ流れる突入電流を防止する突入電流防止抵抗を接続/遮断する第2スイッチ手段と、
    前記第1スイッチ手段と前記第2スイッチ手段との開閉を前記空気調和機の運転状態に応じて切り換える制御手段とを備えた空気調和機において、
    前記室内機は、前記第1スイッチ手段および前記第2スイッチ手段を経由した後の前記電源線に接続され、前記交流電源の周期を検出して電源周期信号として出力する電源周期検出手段と、
    前記空気調和機の運転状態に応じて前記第1スイッチ手段または前記第2スイッチ手段の開閉を切り換えた時、それぞれの運転状態において前記第1スイッチ手段および/または前記第2スイッチ手段が正常または異常である場合に生じる前記電源周期信号のパターンを状態パターンとして予め記憶する状態パターン記憶手段と、
    前記電源周期検出手段が出力する電源周期信号のパターンと前記状態パターン記憶手段が出力する電源周期信号のパターンとを前記空気調和機の運転状態に基づいて比較し、前記第1スイッチ手段および/または前記第2スイッチ手段が正常または異常であるかを判定する故障判定手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
JP2013248383A 2013-11-29 2013-11-29 空気調和機 Active JP6248583B2 (ja)

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