JP2011069538A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011069538A
JP2011069538A JP2009220283A JP2009220283A JP2011069538A JP 2011069538 A JP2011069538 A JP 2011069538A JP 2009220283 A JP2009220283 A JP 2009220283A JP 2009220283 A JP2009220283 A JP 2009220283A JP 2011069538 A JP2011069538 A JP 2011069538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
air conditioner
outdoor
circuit
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009220283A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimizu
健志 清水
Kiyotaka Kadofuji
清隆 角藤
Tetsuo Kanie
徹雄 蟹江
Takeshi Sato
雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2009220283A priority Critical patent/JP2011069538A/ja
Priority to EP10818516A priority patent/EP2481998A1/en
Priority to PCT/JP2010/004660 priority patent/WO2011036835A1/ja
Publication of JP2011069538A publication Critical patent/JP2011069538A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/70Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
    • F24F11/80Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air
    • F24F11/83Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air by controlling the supply of heat-exchange fluids to heat-exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/70Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
    • F24F11/80Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air
    • F24F11/83Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air by controlling the supply of heat-exchange fluids to heat-exchangers
    • F24F11/84Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air by controlling the supply of heat-exchange fluids to heat-exchangers using valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/88Electrical aspects, e.g. circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
    • F24F11/46Improving electric energy efficiency or saving
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B27/00Machines, plants or systems, using particular sources of energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】リレーのような大型部品や、補助電源を用いることなく、待機電力を低減できる空気調和機を提供することを目的とする。
【解決手段】リモコンから停止命令を受けると、室外マイクロコンピュータ43の指令により第1スイッチ21及び第2スイッチ22はオフにされ、圧縮機駆動用モータ27、ファンモータ28への商用電源C.Pからの電力供給が停止される。同時に、室外マイクロコンピュータ43の指令により低ドロップアウト・電圧レギュレータ37がオフにされ、インバータ制御部38、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ40への室外制御電源用トランス34からの電力供給が停止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、待機電力の消費が少ない空気調和機に関する。
空気調和機の主な制御対象としては、冷凍サイクルを構成する圧縮機及び電動膨張弁等の各種弁、熱交換及び風向板駆動用のファンモータ等がある。圧縮機を除く制御対象には、一般的に、室外機に設ける制御電源が直流電力を供給している。一方、圧縮機には、商用電源を整流、平滑化して電力を供給している。
圧縮機駆動用に商用電源を整流、平滑化して電力を供給する経路にスイッチを接続し、圧縮機のオフ時には、このスイッチをオフにすることにより圧縮機への電力供給を停止する。ところが、圧縮機を除く冷凍サイクルを構成する電動膨張弁等の各種弁、熱交換及び風向板駆動用のファンモータ等の制御対象には、圧縮機への電力供給を停止している場合でも、室外機の制御電源から直流電力が供給されていた。
したがって、このような不必要な電力の消費を回避する提案がなされている。
例えば、特許文献1は、商用電源から室外制御電源に電力を供給する経路にスイッチを設け、待機時と通常運転時の状態に応じて、スイッチをオフもしくはオンにすることにより室外制御電源に商用電源からの電力供給を停止し、さらに室外制御電源から電力供給を停止した室内機には補助電源により電力を供給することにより、空気調和機の消費電力を低減することを提案している。
ところが、特許文献1は、補助電源を設ける必要があるので、コストの点で好ましくない。
補助電源を用いることなく待機時の消費電力を低減できる空気調和機が特許文献2に開示されている。以下、図9を参照してこの空気調和機200を説明する。
この空気調和機200は、室外機210と室内機230を備える。
室外機210は、冷凍サイクルを構成する圧縮機211および電子膨張弁212、四方弁213等の各種弁、熱交換用ファンモータ(室外ファン)214を制御対象として備える。
室外機210の、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)217を含む室外制御回路215には、制御電源216から直流電圧が供給されている。一方、圧縮機211には、圧縮機駆動モータを制御するために、コンバータ218で商用電源C.Pを整流、平滑化した直流電圧をインバータ219へ供給している。
室内機230には、室外機210の制御電源216から室内制御電源238に電力が供給され、そこから室内マイコン236を含む室内制御回路237へ電力が供給される。室内機230は制御対象として、熱交換用ファンモータ(室内ファン)235、風向板モータ233、二方弁234を有する。
圧縮機211を運転しない待機状態の場合は、商用電源C.Pとコンバータ218を接続するスイッチ221をオフにすることにより圧縮機211およびファンモータ214への電力供給を停止している。
室外機210では、待機状態における不要な電力供給を停止するため、室外制御電源216からインバータ219へ電力を供給する途中にスイッチ222を、ファンモータ駆動回路220へ電力を供給する途中にスイッチ223を備えている。室内機230は、同様にファンモータ235へ電力を供給する途中にスイッチ239を備えている。
空気調和機200は、運転を停止して待機状態にする際に、室内マイコン236がスイッチ241をオフにして、ファンモータ235への電力の供給を停止する。また、室外マイコン217は、コンバータ218の出力電圧が例えば10V以下になるまで待った後にスイッチ221、スイッチ222をオフにし、インバータ219、ファンモータ駆動回路220への電力の供給を停止する。
特許第3730808号公報 特開2002−81712号公報
特許文献2の空気調和機200によれば、運転を停止して待機状態になると、スイッチ221、222をオフにすることで、室外機210のインバータ219、ファンモータ駆動回路220への電源供給が停止されるので、補助電源を設けることなく待機電力を低減できる。
ところが、特許文献2の空気調和機200のスイッチ221、222等として用いられるリレーは、部品としてのサイズが大きく、空気調和機の小型化の妨げとなる。
また、リレーをスイッチに用いるとリレーを励磁するために印加される電流により、通常運転時にも電力損失が生じる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、リレーのような大型部品や、補助電源を用いることなく、待機電力を低減できる空気調和機を提供することを目的とする。加えて本発明は、通常運転時における電力消費を低減できる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機は、室内機と室外機とから構成され、室外機は第1回路と第2回路を備える。
第1回路は、商用電源に供給される交流を直流に変換するコンバータと、コンバータで変換された直流を交流に変換するインバータと、インバータを介して電力が供給される圧縮機駆動用電動機と、を備える。
また、第2回路は、商用電源の電圧を変換して電力を供給する室外制御電源と、室外制御電源から電力が供給される第1経路及び第2経路とを備える。
第1経路は、低ドロップアウト・電圧レギュレータと、低ドロップアウト・電圧レギュレータを介して電力が供給されるインバータの動作制御部を含む電力消費源と、を備える。
第2経路は、室外マイクロコンピュータを備える。室外マイクロコンピュータは、例えば四方弁の切替え、電子膨張弁の開度を指冷する。四方弁、電子膨張弁は、電力消費源を構成する。
本発明の空気調和機において、低ドロップアウト・電圧レギュレータは、電力消費源への電力供給を停止する機能を備える。そして本発明の空気調和機は、圧縮機駆動用電動機への電力供給が停止される待機状態において、低ドロップアウト・電圧レギュレータが電力消費源への電力供給を停止することを特徴とする。第2経路の室外マイクロコンピュータには、室外制御電源から引き続き電力が供給される。
本発明の空気調和機において、電力消費源としては、例えば、上述したインバータの動作制御部の他に空気調和機の冷凍サイクル上に設けられる弁(四方弁、電子膨張弁)を動作するアクチュエータが掲げられる。本発明の空気調和機は、このアクチュエータに代表される、室外制御電源からの電力の供給を室外マイクロコンピュータにより停止可能な電力消費源に対して、低ドロップアウト・電圧レギュレータを介して電力を供給することもできる。しかし、負荷を減らして低ドロップアウト・電圧レギュレータにおける電力損失を低減するためには、当該電力消費源への電力は、低ドロップアウト・電圧レギュレータを介することなく供給されることが好ましい。
本発明の空気調和機において、第2経路に電圧検出回路を備え、この電圧検出回路の検出結果に基づいて、室外制御電源からの出力電圧を制御することが好ましい。空気調和機の待機状態において、電力消費源には室外制御電源からの電力供給が停止される。したがって、室外制御電源が供給する電力は小さくなるので、室外マイクロコンピュータへの供給電圧の変動が大きくなる。
そこで、本発明の空気調和機は、第2経路に電圧検出回路を設け、電圧検出回路で検出された電圧(検出電圧)に基づいて出力電圧をフィードバック制御することにより、室外マイクロコンピュータに供給される電圧を安定させる。
本発明の空気調和機が待機状態において、室外マイクロコンピュータの能力を低減することが、待機中の消費電力低減にとって好ましい。能力低減とは、マイクロコンピュータの動作クロック周波数を低くすること、室外マイクロコンピュータの機能の一部又は全部を停止すること等をいう。
本発明の空気調和機において、第1回路は、商用電源とコンバータの間に第1スイッチを配置する。この第1スイッチはコンバータへの電力供給可否を制御するものである。この第1回路において、第1スイッチとコンバータとの間にゼロクロス検出回路を配置することが好ましい。待機状態の空気調和機は第1スイッチがオフとなっているので、ゼロクロス検出回路には負荷が生じない。したがって、本発明によるゼロクロス検出回路は、待機状態で電力損失が生じない。
本発明の空気調和機において、第1回路は、商用電源とコンバータの間に、互いに並列な回路を備え、この並列な回路の一方の経路には第1スイッチを配置する。並列な回路の他方の経路には、商用電源側から第2スイッチと抵抗手段を直列に順に配置する。
このスイッチの構成によれば、通常運転を行う当初に、第1スイッチをオフにした状態で、第2スイッチをオンにする。このとき、抵抗手段を通り、突入電流のピークが抑制された電流がコンバータへと流れる。その後、第1スイッチをオンにする一方、第2スイッチはオフにする。以後は、第1スイッチを通ってコンバータに向けて電流が流れる。ここまでの過程で、第2スイッチがオンされている期間が短いので、各要素が小さい小型のリレーを第2スイッチとして用いることができる。また、通常運転時には、空気調和機は、第1スイッチのみを電流が流れるので、第1スイッチ及び第2スイッチの両方を電流が流れるのに比べて、励磁損失を低減できる。
以上では、室外機について本発明の適用を述べてきたが、本発明は室内機にも適用できる。この室内機は以下の構成を備える。
この室内機は、第1回路と第2回路を備える。
第1回路は、商用電源に接続される交流を直流に変換するコンバータと、コンバータを介して電力が供給される熱交換機用ファン電動機とを備える。
第2回路は、商用電源の電圧を変換して電力を供給する室内制御電源と、室内制御電源から電力が供給される第1経路及び第2経路とを備える。
第1経路には、低ドロップアウト・電圧レギュレータと、低ドロップアウト・電圧レギュレータを介して電力が供給される熱交換機用ファン電動機の動作制御部を含む電力消費源とが設けられる。
第2経路には、室内マイクロコンピュータが設けられる。
本発明の空気調和機において、低ドロップアウト・電圧レギュレータは、電力消費源への電力供給を停止する機能を備える。そして本発明の空気調和機は、熱交換機用ファン電動機への電力供給が停止される待機状態において、低ドロップアウト・電圧レギュレータは、動作制御部への電力供給を停止することを特徴とする。
本発明の空気調和機は、室外制御電源の2次側にオン/オフ機能を有する低ドロップアウト・電圧レギュレータを設けることで、室外マイクロコンピュータ用の別電源回路を必要とせず、また前記2次側の電圧安定を図るレギュレータとして低ドロップアウト・電圧レギュレータを使用することで、従来のリレーのような大型部品を設置することなく、待機状態の電力低減が可能となる。
第1実施形態による空気調和機の電気回路構成を示すブロック図である。 第2実施形態による空気調和機(室外機)の電気回路構成を示すブロック図である。 第3実施形態による空気調和機(室外機)の電気回路構成を示すブロック図である。 第4実施形態による空気調和機(室外機)の電気回路構成を示すブロック図である。 第4実施形態による空気調和機の動作手順を示すフローチャートである。 第5実施形態による空気調和機(室外機)の電気回路構成を示すブロック図である。 第6実施形態による空気調和機(室外機)の電気回路構成を示すブロック図である。 第7実施形態による空気調和機(室内機)の電気回路構成を示すブロック図である。 特許文献2に開示される空気調和機の電気回路構成を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、添付する図1に示す本発明の第1実施形態を説明する。
第1実施形態による空気調和機1は、室外機10と室内機50とを備える家庭用又は業務用の空気調和機として用いられるものである。空気調和機1は、室外機10に特徴を有しており、室内機50については従来のものを適用できるので、ここでは室内機50の内容は省略する。また、空気調和機1は、商用電源C.Pからの電力が室内機50を通って室外機10に供給される形態を採用しているが、本発明はこれに限定されず、商用電源C.Pからの電力が室外機10を通って室内機50に供給される形態を採用してもよいことは言うまでもない。
室外機10は、商用電源C.Pに繋がる第1回路20と、第1回路20から分岐する第2回路30とを備えている。
第1回路20は、交流の圧縮機駆動用モータ(C.M)27及び直流の室外熱交換器用のファンモータ(F.M)28に電力を供給する。第1回路20には、商用電源C.Pからの交流を直流に変換するコンバータ24と、コンバータ24からの直流を交流に変換するインバータ26とを備える。コンバータ24とインバータ26との間には、インバータ入力電圧平滑用のコンデンサ25が設けられている。
第1回路20において、コンバータ24で商用電源C.Pからの交流が直流に変換され、コンデンサ25で平滑化された後に、インバータ26で交流に変換された電力により圧縮機駆動用モータ27が駆動される。インバータ制御部38は、インバータ26から圧縮機駆動用モータ27に流す交流電流の周波数を連続的に変える。そうすることで、電力を節約しながら、設定温度よりも気温が高いときは圧縮機駆動用モータ27を高速で回転させ、設定温度に近づいたら圧縮機駆動用モータ27の回転数を落とすことで、早く気温を安定させる。
ファンモータ28には、コンデンサ25で平滑化された直流電流が供給される。ファンモータ28の電流供給オン/オフ制御は、ファンモータ制御部39の指令により行われる。
第1回路20には、商用電源C.P側から第1スイッチ21、第2スイッチ22が順に設けられている。第2スイッチ22は、第1回路20上に設けられた抵抗手段23と並列に設けられている。第1スイッチ21は、コンバータ24への電力供給のオン/オフを制御する。第2スイッチ22は、抵抗手段23とともに、突入電流のピークを抑える機能を有している。
圧縮機駆動用モータ27及びファンモータ28への電力の供給を開始しようとする時に、第2スイッチ22は図1に示すように開放(オフ)にした状態で、第1スイッチ21を閉じる(オン)。このとき、電流は抵抗手段23を通って、コンバータ24、コンデンサ25へと流れる。そして、コンデンサ25への充電が完了すると、第2スイッチ22を閉じる。以後は、第2スイッチ22を通ってコンバータ24以降へ流れる。
第2回路30は、インバータ制御部38、ファンモータ制御部39、アクチュエータ40及び室外マイクロコンピュータ43に電力を供給する。前述したように、インバータ制御部38はインバータ26からの交流電流の周波数を制御し、ファンモータ制御部39はファンモータ28の回転のオン/オフを制御する。アクチュエータ40は、室外機10の冷凍サイクル中に設けられる四方弁、電子膨張弁等の各種弁を動作させる電動のアクチュエータを意味する。このアクチュエータ40は、室外マイクロコンピュータ43の指令(四方弁の切換え指令、膨張弁の開度指令)により動作される。
第2回路30の1次側には、商用電源C.Pからの交流を直流に変換するコンバータ31と、コンバータ31からの直流電圧を平滑化するコンデンサ32と、室外制御電源用トランス34で変換される電圧を調整する電源用コンバータ制御部33と、2次側に電力を供給する室外制御電源用トランス34を備える。
第2回路30の2次側は、第1経路35と第2経路41を備える。第1経路35を介してインバータ制御部38、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ40(電子消費源)に室外制御電源用トランス34からの電力が供給される。第2経路41を介して室外マイクロコンピュータ43に室外制御電源用トランス34からの電力が供給される。なお、第1経路35、第2経路41には、各々、電圧平滑用のコンデンサ36、42が設けられている。
第1経路35には、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37が設けられている。この低ドロップアウト・電圧レギュレータ37は、オン/オフ機能を備えており、オン時には、電圧レギュレータとして機能するので、インバータ制御部38等へ電力が供給されるが、オフ時には、インバータ制御部38等への電力の供給が停止される。
低ドロップアウト・電圧レギュレータ37は、電気回路で構成できるため、機械的な構造物を要素とするリレーに比べて相当に小さい。ここで、ドロップアウト電圧は、入力電圧がさらに低下すると回路がレギュレーションを維持できなくなる状態での出力電圧と入力電圧の差を意味し、低ドロップアウト・電圧レギュレータは、ドロップアウト電圧が約400mV以下のもの、通常は100〜300mVのものをいう。
以上の空気調和機1は、通常運転時には、第1回路20の第1スイッチ21及び第2スイッチ22を通って圧縮機駆動用モータ27及びファンモータ28に電力が供給される。また、通常運転時には、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37をオンにすることにより、インバータ制御部38、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ40に電力が供給される。通常運転時には、室外制御電源用トランス34から室外マイクロコンピュータ43に電力が供給される。
通常運転から待機状態に移行する際の手順について説明する。
例えばリモコン(図示せず)から運転停止命令を受けると、室外マイクロコンピュータ43の指令により第1スイッチ21及び第2スイッチ22はオフにされ、圧縮機駆動用モータ27、ファンモータ28への商用電源C.Pからの電力供給が停止される。待機中は、第1スイッチ21及び第2スイッチ22には、オフ状態が維持されるように、室外マイクロコンピュータ43からオフ信号が与えられる。
同時に、室外マイクロコンピュータ43の指令により低ドロップアウト・電圧レギュレータ37がオフにされ、インバータ制御部38、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ40への室外制御電源用トランス34からの電力供給が停止される。待機中は、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37には、オフ状態が維持されるように、室外マイクロコンピュータ43からオフ信号が与えられる。
なお、待機中にも、室外マイクロコンピュータ43には室外制御電源用トランス34から電力が供給される。
待機状態から通常運転に移行する場合には、空気調和機1は以下のように動作する。
リモコンによる運転命令を受けると、室外マイクロコンピュータ43の指令により低ドロップアウト・電圧レギュレータ37がオンにされ、インバータ制御部38、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ40への室外制御電源用トランス34からの電力供給が再開される。通常運転中は、オン状態が維持されるように、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37には、室外マイクロコンピュータ43からオン信号が与えられる。
リモコンによる運転命令を受けると、室外マイクロコンピュータ43の指令により第2スイッチ22はオフのままで、第1スイッチ21はオンにされる。室外マイクロコンピュータ43は、コンデンサ25への充電量を監視し、充電が完了したことを検出すると、第2スイッチ22をオンにする。そうすると、圧縮機駆動用モータ27及びファンモータ28に電力が供給される。通常運転中は、オン状態が維持されるように、第1スイッチ21及び第2スイッチ22に室外マイクロコンピュータ43からオン信号が与えられる。
以上の第1実施形態による空気調和機1は、室外制御電源用トランス34の2次側にオン/オフ機能を有する低ドロップアウト・電圧レギュレータ37を設けることで、室外マイクロコンピュータ43用の別電源回路を必要とせず、また前記2次側の電圧安定を図るレギュレータとして低ドロップアウト・電圧レギュレータ37を使用することで、従来のリレーのような大型部品を設置することなく、待機時の電力低減が可能となる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態による空気調和機2を図2に基づいて説明する。
空気調和機2の基本的な構成は第1実施形態による空気調和機1と同じであり、以下では空気調和機1との相違点について説明する。なお、空気調和機1と同じ構成要素には、図2に図1と同じ符号を付している。また、図2は、室内機50の記載を省略している。図面の符号、室内機50の省略は、第3実施形態〜第6実施形態も同様である。
空気調和機1は、アクチュエータ40への電力供給を低ドロップアウト・電圧レギュレータ37を介して行っていた。これに対し、空気調和機2は、第1経路35においてアクチュエータ40に繋がる電力線を低ドロップアウト・電圧レギュレータ37の前で分岐させて、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37を介することなく、アクチュエータ40に電力を供給する構成としている。
このように構成される空気調和機2は、空気調和機1に比べて通常運転時の消費電力を低減できる。つまり、通常運転時において、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37で電力損失が生じる。この損失は低ドロップアウト・電圧レギュレータ37に供給される負荷に比例するので、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37に繋がる電力消費源が少なければ損失を低減できる。そこで、空気調和機2では、アクチュエータ40を除外し、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37に繋がる機器をインバータ制御部38及びファンモータ制御部39に制限した。この2つの機器は、第1回路20の第1スイッチ21のオン/オフにより電力供給がオン/オフされる圧縮機駆動用モータ27及びファンモータ28に対応している。なお、アクチュエータ40への電力供給のオン/オフは、室外マイクロコンピュータ43からの指令による。
以上の第2実施形態による空気調和機2は、第1実施形態が備える効果に加えて、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37に繋がる機器を制限したので、通常運転時における消費電力を低減できるという効果を奏する。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態による空気調和機3を図3に基づいて説明する。
空気調和機1の待機中、インバータ制御部38、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ40は、室外制御電源用トランス34からの電力供給が停止される。したがって、室外制御電源用トランス34が供給する電力は小さくなるので、室外マイクロコンピュータ43への供給電圧の変動が大きくなる。
そこで、空気調和機3は、空気調和機1の第2経路41に電圧検出回路44を設け、電圧検出回路44で検出された電圧(検出電圧)を電源用コンバータ制御部33に通知する。電源用コンバータ制御部33は、検出電圧に基づいて、第2経路41、つまり室外マイクロコンピュータ43に供給する電圧を所定値になるように制御する。
以上の第3実施形態による空気調和機3は、第1実施形態が備える効果に加えて、室外マイクロコンピュータ43への供給電圧をフィードバック制御することで安定させるとともに、電力損失を低減できる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態による空気調和機4を図4、図5に基づいて説明する。
前述したように、待機時の空気調和機1は、第1回路20を繋ぐ第1スイッチ21をオフにし、かつ低ドロップアウト・電圧レギュレータ37をオフにすることで、室外マイクロコンピュータ43以外への電力供給を停止し、低損失化を図る。
さらに、空気調和機4は、待機中の室外マイクロコンピュータ43の省電力化を図るために、室外マイクロコンピュータ43と接続される待機回路45を備える。
待機回路45の動作手順は、以下の通りである。
リモコンから空気調和機4の運転停止命令を受ける(図5 S101)と、第1実施形態で述べた第1スイッチ21、第2スイッチ22、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37の動作が行われ、空調ユニットの運転が停止するとともに、室外マイクロコンピュータ43は待機モードに移行する(図5 S103)。
そうすると、待機回路45が動作して、室外マイクロコンピュータ43はスタンバイ・モードに入る(図5 S105)。ここでいうスタンバイ・モードとは、室外マイクロコンピュータ43のクロック周波数を低減させること、室外マイクロコンピュータ43の機能の一部又は全部を停止させること等をいう。そうすることで、室外マイクロコンピュータ43の消費電力を低減する。例えば、通常運転時のクロック周波数が40MHzだとすると、スタンバイ・モードのクロック周波数は10MHzとする。
待機回路45は予め定められる設定期間ごとに、室外マイクロコンピュータ43にクロック周波数を通常に戻し、又は室外マイクロコンピュータ43の機能を復旧することを指令する信号を送り、室外マイクロコンピュータ43の動作を復帰させる(図5 S107〜S111)。
復帰した室外マイクロコンピュータ43は、室内機(リモコン)からの指令を確認し、ユニット運転指令がなければ、再びスタンバイ・モードに入る(図5 S113)。運転指令が確認されたならば、待機回路を停止する。そうすると、室外マイクロコンピュータ43は、待機モードを抜け、通常運転を行う制御を開始する(図5 S115)。通常運転時の第1スイッチ21、第2スイッチ22等の状態は、第1実施形態で述べた通りである。
以上の構成を有する空気調和機4は、室外マイクロコンピュータ43に復帰を考慮したスタンバイ・モードを設けることで、待機中のさらなる消費電力の低減が可能となる。
室外マイクロコンピュータ43にスタンバイ・モードを実現するプログラムを格納させ、このプログラムにしたがって室外マイクロコンピュータ43が例えば以下のような手順を繰り返すことにより、待機回路45を別途設けることなく、待機中の消費電力を低減できる。
室外マイクロコンピュータ43は、リモコンから空気調和機4の停止命令を受けると、第1実施形態で述べた第1スイッチ21、第2スイッチ22、低ドロップアウト・電圧レギュレータ37の動作が行われ、空調ユニットの運転が停止するとともに、室外マイクロコンピュータ43は待機モードに移行する。この時、室外マイクロコンピュータ43は、室内機50に対して待機状態に入ることを通信にて連絡する。
また、室外マイクロコンピュータ43は、消費電力低減のために、室内機50との通信を遮断する。
次いで、室外マイクロコンピュータ43は、能力の低減、具体的には、クロック周波数を低減する(例えば、40MHzから10MHzへ)。同時に、室外マイクロコンピュータ43は、タイマーをスタートさせ、例えば1sec.のタイマー割り込みを動作させる。1sec.後にタイマー割り込み処理で、クロック周波数をもとに戻す(例えば、10MHzから40MHzへ)。
室外マイクロコンピュータ43は、クロック周波数をもとに戻した後に、室内機50との通信を再開するとともに、通信で室内機50へ待機状態から復帰したことを連絡する。
復帰した室外マイクロコンピュータ43は、室内機50(リモコン)からの指令を確認し、ユニットに対する運転指令がなければ、再び待機モードへ移行する。運転指令が確認されたならば、通常運転制御を開始する。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態による空気調和機5を図6に基づいて説明する。
空気調和機5は、空気調和機1に対して、第1回路20の第1スイッチ21と第2スイッチ22の間に、ゼロクロス検出回路29を設けている。
なお、ゼロクロス検出回路29は、よく知られているように、交流電源のオン・オフの切り替えの際に交流電圧のゼロ地点(ゼロクロス点)の通過を検出する回路である。ゼロクロス検出回路29を用いると、例えばゼロクロス点に基づいて高調波低減回路(図示せず)を制御させることができるため、入力電流の高調波成分などを抑止することができるようになる。
ここで、仮にゼロクロス検出回路29が第1スイッチ21より上流側に設けられると、第1スイッチ21がオフされている待機中であっても、ゼロクロス検出回路29に負荷が与えられるので、電力損失が生じる。これに対して空気調和機5は、ゼロクロス検出回路29を第1スイッチ21と第2スイッチ22(コンバータ24)の間に設けている。空気調和機5が待機中には第1スイッチ21がオフされているので、ゼロクロス検出回路29には負荷が与えられないので、電力の損失は生じない。
このように、空気調和機5は、ゼロクロス検出回路29の設置位置を特定することにより、待機中の電力損失をさらに低減する。
<第6実施形態>
本発明の第6実施形態による空気調和機6を図7に基づいて説明する。
空気調和機6は、空気調和機1の第1スイッチ21、第2スイッチ22の配置を変更している。すなわち、空気調和機1は第1スイッチ21と第2スイッチ22を直列に配置していたのに対して、空気調和機6は第1スイッチ21と第2スイッチ22を並列に配置している。
空気調和機6は、圧縮機駆動用モータ27及びファンモータ28への電力供給を開始しようとする時に、第1スイッチ21はオフにした状態で、第2スイッチ22をオンにする。このとき、電流は第2スイッチ22、抵抗手段23を通って、コンバータ24、コンデンサ25へと流れる。そして、コンデンサ25への充電が完了すると、第1スイッチ21をオンにする一方、第2スイッチ22はオフにする。以後は、第1スイッチ21を通って電流が流れる。
以上の空気調和機6は、第2スイッチ22がオンされている期間がコンデンサ25への充電が完了するまでと短いので、電流容量の小さいリレーを用いることができる。したがって、第2スイッチ22を小型化できる。また、通常運転時には第1スイッチ21のみを電流が流れるので、第1スイッチ21及び第2スイッチ22の両方を流れる空気調和機1に比べて、空気調和機6は、励磁損失を低減できる。
<第7実施形態>
本発明の第7実施形態による空気調和機7を図8に基づいて説明する。
第7実施形態は、本発明を室内機50に適用した例を示している。なお、図8は室外機の記載を省略している。
室内機50は、商用電源C.Pに繋がる第1回路60と、第1回路60から分岐する第2回路70とを備えている。
第1回路60は、室内熱交換器用のファンモータ67に電力を供給する。第1回路60には、商用電源C.Pからの交流を直流に変換するコンバータ64と、電圧平滑用のコンデンサ65が設けられている。
第1回路60において、コンバータ64で商用電源C.Pからの交流が直流に変換され、さらにコンデンサ65で平滑化された後にファンモータ67に直流電流が供給される。ファンモータ67の電流供給オン/オフ制御は、ファンモータ制御部78の指令により行われる。
第1回路60には、商用電源C.P側から第1スイッチ61、第2スイッチ62が順に設けられている。第2スイッチ62は、第1回路60上に設けられた抵抗手段63と並列に接続されている。第1スイッチ21は、第1回路60への電力供給のオン/オフを制御する。第2スイッチ62は、抵抗手段63とともに、突入電流のピークを抑える機能を有している。第1スイッチ61、第2スイッチ62のオン/オフの動作は、第1実施形態による空気調和機1と同様である。
第2回路70は、ファンモータ制御部78、アクチュエータ79及び室内マイクロコンピュータ82に電力を供給する。前述したように、ファンモータ制御部78はファンモータ67のオン/オフを制御する。アクチュエータ79は、室内機50の冷凍サイクル中に設けられる電磁膨張弁等の各種弁を動作させる電動のアクチュエータを意味する。このアクチュエータ79は、室内マイクロコンピュータ82の指令により動作される。
第2回路70の1次側は、商用電源C.Pからの交流を直流に変換するコンバータ71と、コンバータ71からの直流電流を平滑化するコンデンサ72と、電源用コンバータ制御部73と、コンデンサ72を経た直流電流に基づき2次側に電力を供給する室内制御電源用トランス74を備える。
第2回路70の2次側は、第1経路75と第2経路80に区分される。第1経路75を介してファンモータ制御部78、アクチュエータ79に室内制御電源用トランス74からの電力が供給される。第2経路80を介して室内マイクロコンピュータ82に室内制御電源用トランス74からの電力が供給される。なお、第1経路75、第2経路80には、各々、電圧平滑用コンデンサ76、81が設けられている。
第1経路75には、低ドロップアウト・電圧レギュレータ77が設けられている。この低ドロップアウト・電圧レギュレータ77は、オン/オフ機能を備えており、オン時には、電圧レギュレータとして機能しながらファンモータ制御部78へ電力を供給するが、オフ時には、ファンモータ制御部78への電力の供給が停止される。
低ドロップアウト・電圧レギュレータ77は、電気回路で構成できるため、機械的な構造物を要素とするリレーに比べて相当に小さい。
以上の空気調和機7は、通常運転時には、第1回路60の第1スイッチ61及び第2スイッチ62を通ってファンモータ67に電力が供給される。また、通常運転時には、低ドロップアウト・電圧レギュレータ77をオンにすることにより、ファンモータ制御部78及びアクチュエータ79に電力を供給する。通常運転時には、室内制御電源用トランス74から室外マイクロコンピュータ43に電力が供給される。
通常運転から待機状態に移行する際の手順について説明する。
例えばリモコン(図示せず)から停止命令を受けると、室内マイクロコンピュータ82の指令により第1スイッチ61及び第2スイッチ62はオフにされ、ファンモータ67への商用電源C.Pからの電力供給が停止される。待機中は、第1スイッチ61及び第2スイッチ62には、オフ状態が維持されるように、室内マイクロコンピュータ82からオフ信号が与えられる。
同時に、室内マイクロコンピュータ82の指令により低ドロップアウト・電圧レギュレータ77がオフにされ、ファンモータ制御部39及びアクチュエータ79への室内制御電源用トランス74からの電力供給が停止される。待機中は、低ドロップアウト・電圧レギュレータ77には、オフ状態が維持されるように、室内マイクロコンピュータ82からオフ信号が与えられる。
なお、待機中にも、室内マイクロコンピュータ82には室内制御電源用トランス74から電力が供給される。
待機状態から通常運転に移行する場合には、空気調和機7は以下のように動作する。
リモコンによる運転命令を受けると、室内マイクロコンピュータ82の指令により低ドロップアウト・電圧レギュレータ77がオンにされ、ファンモータ制御部78及びアクチュエータ79への室内制御電源用トランス74からの電力供給が再開される。通常運転中は、オン状態が維持されるように、低ドロップアウト・電圧レギュレータ77には、室内マイクロコンピュータ82からオン信号が与えられる。
また、リモコンによる運転命令を受けると、室内マイクロコンピュータ82の指令により第2スイッチ62はオフのままで、第1スイッチ61はオンにされる。コンデンサ65が充電されると、第2スイッチ62をオンにする。そうすると、ファンモータ67に電力が供給される。通常運転中は、オン状態が維持されるように、第1スイッチ61及び第2スイッチ62に室内マイクロコンピュータ82からオン信号が与えられる。
以上の第7実施形態による空気調和機7は、室内制御電源用トランス74の2次側にオン/オフ機能を有する低ドロップアウト・電圧レギュレータ77を設けることで、室内マイクロコンピュータ82用の別電源回路を必要とせず、また2次側の電圧安定を図るレギュレータとして低ドロップアウト・電圧レギュレータ77を使用することで、従来のリレーのような大型部品を設置することなく、待機時の電力低減が可能となる。
以上、第1〜第7実施形態について説明したが、これら実施形態を組合せることを本発明が許容することは言うまでもない。例えば、第2実施形態の空気調和機2に第3実施形態の電圧検出回路44を設けることもできるし、第2実施形態の空気調和機2に第4実施形態の待機回路45を設けることもできる。
また、第1〜第6実施形態に用いられる室内機50は第7実施形態に限るものでなく、第1〜第6実施形態の室外制御電源用トランス34を介して電力の供給を受けてファンモータ等を動作させるものを含め、公知の室内機を広く適用できる。
さらに、第7実施形態に用いられる室外機は第1〜第6実施形態に限るものでなく、第7実施形態の室内制御電源用トランス74を介して電力の供給を受けて圧縮機駆動用モータ、ファンモータ等を動作させるものを含め、公知の室外機を広く適用できる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1,2,3,4,5,6,7…空気調和機
10…室外機
20…第1回路、21…第1スイッチ、22…第2スイッチ、24…コンバータ
26…インバータ、27…圧縮機駆動用モータ、28…ファンモータ
29…ゼロクロス検出回路
30…第2回路、31…コンバータ、33…電源用コンバータ制御部
34…室外制御電源用トランス、35…第1経路
37…低ドロップアウト・電圧レギュレータ、38…インバータ制御部
39…ファンモータ制御部、40…アクチュエータ
41…第2経路、43…室外マイクロコンピュータ、44…電圧検出回路、45…待機回路
50…室内機
60…第1回路、61…第1スイッチ、62…第2スイッチ、63…抵抗手段
64…コンバータ、65…コンデンサ、67…ファンモータ
70…第2回路、71…コンバータ、73…電源用コンバータ制御部
74…室内制御電源用トランス
75…第1経路、77…低ドロップアウト・電圧レギュレータ、78…ファンモータ制御部
79…アクチュエータ
80…第2経路、82…室内マイクロコンピュータ
C.P…商用電源

Claims (7)

  1. 室内機と室外機から構成される空気調和機であって、
    前記室外機は、
    第1回路と第2回路を備え、
    前記第1回路は、
    商用電源から供給される交流を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータで変換された直流を交流に変換するインバータと、
    前記インバータを介して電力が供給される圧縮機駆動用電動機と、を備え、
    前記第2回路は、
    前記商用電源の電圧を変換して電力を供給する室外制御電源と、
    前記室外制御電源から電力が供給される第1経路及び第2経路と、
    前記第1経路に設けられる低ドロップアウト・電圧レギュレータと、
    前記第1経路に設けられ、前記低ドロップアウト・電圧レギュレータを介して電力が供給される前記インバータの動作制御部を含む電力消費源と、
    前記第2経路に設けられる室外マイクロコンピュータと、
    を備え、
    前記低ドロップアウト・電圧レギュレータは、前記電力消費源への電力供給を停止する機能を備え、
    前記圧縮機駆動用電動機への電力供給が停止される待機状態において、
    前記低ドロップアウト・電圧レギュレータは、前記電力消費源への電力供給を停止することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記室外制御電源からの電力の供給を前記室外マイクロコンピュータにより停止可能な電力消費源が前記第1経路に設けられ、
    該電力消費源への電力は、前記低ドロップアウト・電圧レギュレータを介することなく供給される請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記第2経路に電圧検出回路を備え、
    前記電圧検出回路の検出結果に基づいて、前記室外制御電源からの出力電圧を制御する請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記待機状態において、前記室外マイクロコンピュータの能力を低減する請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 前記第1回路は、
    前記商用電源と前記コンバータの間に配置され、前記コンバータへの電力供給可否を制御する第1スイッチと、
    前記第1スイッチと前記コンバータとの間に配置されるゼロクロス検出回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記第1回路は、
    前記商用電源と前記コンバータの間に、互いに並列な回路を備え、
    前記並列な回路の一方の経路には、第1スイッチが配置され、
    前記並列な回路の他方の経路には、前記商用電源側から第2スイッチと抵抗手段が直列に順に配置される請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機。
  7. 室内機と室外機から構成される空気調和機であって、
    前記室内機は、
    第1回路と第2回路を備え、
    前記第1回路は、
    商用電源から供給される交流を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータに接続される熱交換機用ファン電動機と、を備え、
    前記第2回路は、
    前記商用電源の電圧を変換して電力を供給する室内制御電源と、
    前記室内制御電源から電力が供給される第1経路及び第2経路と、
    前記第1経路に設けられる低ドロップアウト・電圧レギュレータと、
    前記第1経路に設けられ、前記低ドロップアウト・電圧レギュレータを介して電力が供給される前記熱交換機用ファン電動機の動作制御部を含む電力消費源と、
    前記第2経路に設けられる室内マイクロコンピュータと、
    を備え、
    前記低ドロップアウト・電圧レギュレータは、前記電力消費源への電力供給を停止する機能を備え、
    前記熱交換機用ファン電動機への電力供給が停止される待機状態において、
    前記低ドロップアウト・電圧レギュレータは、前記動作制御部への電力供給を停止することを特徴とする空気調和機。
JP2009220283A 2009-09-25 2009-09-25 空気調和機 Withdrawn JP2011069538A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009220283A JP2011069538A (ja) 2009-09-25 2009-09-25 空気調和機
EP10818516A EP2481998A1 (en) 2009-09-25 2010-07-21 Air conditioner
PCT/JP2010/004660 WO2011036835A1 (ja) 2009-09-25 2010-07-21 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009220283A JP2011069538A (ja) 2009-09-25 2009-09-25 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011069538A true JP2011069538A (ja) 2011-04-07

Family

ID=43795605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009220283A Withdrawn JP2011069538A (ja) 2009-09-25 2009-09-25 空気調和機

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2481998A1 (ja)
JP (1) JP2011069538A (ja)
WO (1) WO2011036835A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105793A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2016148505A (ja) * 2015-02-11 2016-08-18 パナソニック アプライアンス エア − コンディショニング アール アンド ディー マレーシア エスディーエヌ.ビーエイチディー. エアコンディショナにおける消費電力の低減
WO2017119084A1 (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 三菱電機株式会社 空気調和機
WO2020017005A1 (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
US11486600B2 (en) * 2018-03-26 2022-11-01 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5822720B2 (ja) * 2011-12-28 2015-11-24 三菱重工業株式会社 スイッチング電源装置及び空気調和機
US8816631B2 (en) * 2012-03-13 2014-08-26 Rockwell Automation Technologies, Inc. Apparatus and method for energy efficient motor drive standby operation
CN103375887B (zh) * 2012-04-18 2015-09-16 珠海格力电器股份有限公司 空调器的控制电路、控制方法和空调器
CN105607554A (zh) * 2015-12-17 2016-05-25 安徽华盛科技控股股份有限公司 Cit通风设备及其定时控制系统
CN106208730B (zh) * 2016-07-18 2018-09-21 王海河 一种可控整流器的变频器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3730808B2 (ja) 1999-06-03 2006-01-05 株式会社日立製作所 空気調和機
JP2002081712A (ja) 2000-09-08 2002-03-22 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2002358130A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Sanyo Electric Co Ltd レギュレータ集積回路と電圧安定化回路

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105793A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2016148505A (ja) * 2015-02-11 2016-08-18 パナソニック アプライアンス エア − コンディショニング アール アンド ディー マレーシア エスディーエヌ.ビーエイチディー. エアコンディショナにおける消費電力の低減
WO2017119084A1 (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 三菱電機株式会社 空気調和機
US10742023B2 (en) 2016-01-06 2020-08-11 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner
US11486600B2 (en) * 2018-03-26 2022-11-01 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner
WO2020017005A1 (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
KR20210011982A (ko) * 2018-07-19 2021-02-02 도시바 캐리어 가부시키가이샤 공기조화기(air conditioner)
JPWO2020017005A1 (ja) * 2018-07-19 2021-02-15 東芝キヤリア株式会社 空気調和機
KR102478858B1 (ko) 2018-07-19 2022-12-16 도시바 캐리어 가부시키가이샤 공기조화기(air conditioner)

Also Published As

Publication number Publication date
EP2481998A1 (en) 2012-08-01
WO2011036835A1 (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011036835A1 (ja) 空気調和機
US8987947B2 (en) Air conditioner
US6154374A (en) Power supply circuit
JP2017022875A (ja) スイッチング電源装置
JP3730808B2 (ja) 空気調和機
JP2007135254A (ja) 電源装置および冷凍・空調装置
US10156858B2 (en) HVAC systems, controls, and methods including switch mode power supplies to achieve low standby power
JP5449069B2 (ja) 冷蔵庫およびそれが有するブラシレスdcモータの運転方法
JP2010130875A (ja) ファン駆動装置及びこれを搭載した空気調和機
JP2002081712A (ja) 空気調和機
JP2005337519A (ja) 空気調和機
JP4722541B2 (ja) 電源装置およびこれを用いた空気調和機
JPH0360396A (ja) 冷凍装置
JP2016052159A (ja) 空気調和機
JP5772577B2 (ja) 空気調和装置
WO2022168204A1 (ja) 空気調和機
KR101965180B1 (ko) 공기조화기
JPH1163483A (ja) 燃焼制御装置
JP2018029457A (ja) 電源装置及びこれを搭載した空気調和機
JP7168854B2 (ja) 空気調和機及び予熱運転方法
JP2024080781A (ja) 空気調和装置の室外機
JPH09294397A (ja) 空気調和機用電動機制御装置
JP2024064222A (ja) 空気調和装置の室外機
JP4259263B2 (ja) 電気機器装置
JP5403144B2 (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20121204