JP6248553B2 - ループヒートパイプ及び情報処理装置 - Google Patents
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図1に示されるように、情報処理装置1は、第一実施形態に係るループヒートパイプ10を備える。このループヒートパイプ10は、ループ管12、蒸発部14、及び、凝縮部16を有する。ループ管12の内部には、例えば水やアルコール等の冷媒が封入される。蒸発部14は、情報処理装置1に設けられた発熱体18と熱的に接続されており、発熱体18の熱によって冷媒を気化させる。凝縮部16は、例えば熱交換器やヒートシンク等であり、気化された冷媒を液化させる。
図9,図10に示されるように、第二実施形態では、蒸気管20の内部に複数の突起24が設けられる。この複数の突起24の数量は、一例として4個である。この複数の突起24は、一体に形成されており、蒸気管20の周方向に等間隔に並んで配置される。この複数の突起24の各々は、互いに一体に形成される以外は、上述の第一実施形態の突起24と同様に形成される。この複数の突起24の先端部24Bは、蒸気管20の中心軸26上で接続されており、先細り状を成す。
図12に示される第三実施形態では、突起24の側面視における外形形状が次の通りとされる。つまり、角度θ1は、突起24の側面視において、突起24の高さ方向に延びる一対の辺部24D,24Eのうち蒸気管20の上流側に位置する辺部24Dと、蒸気管20の直径方向に延びる線46との成す角度である。一方、角度θ2は、液溜り42の側面視において、液溜り42の中心42Aと蒸気管20の内壁20Aに接触する液溜り42の周縁部42Bとを結ぶ線48と、中心42Aを通り蒸気管20の直径方向に延びる線50との成す角度である。この角度θ2は、例えば、冷媒の材質、冷媒の温度、及び、蒸気管20の直径などに基づいて算出される。
図13,図14に示される第四実施形態では、突起24の先端部24Bの側面視における形状が次の通りとされる。つまり、図13に示される第四実施形態の第一の例において、突起24の先端部24Bは、側面視において突起24の高さ方向に延びる辺部24Fを有する矩形状とされる。一方、図14に示される第四実施形態の第二の例において、突起24の先端部24Bは、側面視において蒸気管20の上流側に凸を成す丸形状とされる。
図15,図16に示される第五実施形態では、突起24の側面視における外形形状が次の通りとされる。つまり、図15に示される第五実施形態の第一の例において、突起24の側面視における外形形状は、突起24の高さ方向に延びる一対の辺部24D,24Eのうち蒸気管20の上流側に位置する辺部24Dが蒸気管20の内壁20Aと直角を成す三角形状である。
図17に示される第六実施形態では、蒸気管20が第一管52と一対の第二管54を有する。第一管52は、図18〜図20に示されるように、突起24と、第二溝30のうちの一対の分岐溝32とを有する。この第一管52は、樹脂製又は金属製とされる。第一管52が樹脂製とされた場合、突起24は、好ましくは第一管52と一体に形成される。一方、第一管52が金属製とされた場合、突起24は、第一管52と別体に形成された上で、第一管52に例えば溶接等により固定される。一対の分岐溝32は、一例として、第一管52の長さ方向の全長に亘って形成される。この第一管52は、図17に示されるように、蒸気管20のうち突起24が配置された区間を形成する。
蒸発部及び凝縮部と、
前記蒸発部と前記凝縮部とを接続する蒸気管と、
前記蒸気管の内壁から前記蒸気管の中心へ突出する突起と、
を備えたループヒートパイプ。
(付記2)
前記突起は、前記蒸気管の長さ方向に延びる板状に形成される、
付記1に記載のループヒートパイプ。
(付記3)
前記突起の先端部は、側面視において前記蒸気管の中心軸と接するか又は交わるか若しくは近接する、
付記1又は付記2に記載のループヒートパイプ。
(付記4)
前記突起の先端部は、前記突起の基端部よりも前記蒸気管の上流側に位置する、
付記1〜付記3のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記5)
前記突起は、側面視において三角形状である、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記6)
前記突起の先端部は、先細り状である、
付記1〜付記5のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記7)
前記突起の先端部は、側面視において鋭角を成す、
付記1〜付記6のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記8)
前記突起の先端部は、側面視において矩形状である、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記9)
前記突起の先端部は、側面視において丸形状である、
付記1〜付記4のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記10)
前記突起を複数備えた、
付記1〜付記9のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記11)
複数の前記突起は、前記蒸気管の周方向に並んで配置される、
付記10に記載のループヒートパイプ。
(付記12)
複数の前記突起は、前記蒸気管の長さ方向に並んで配置される、
付記10に記載のループヒートパイプ。
(付記13)
前記突起の先端部は、前記蒸気管の長さ方向に前記突起の基端部とオーバーラップする、
付記1〜付記3のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記14)
前記突起は、前記蒸気管の長さ方向の中央部よりも前記蒸気管の下流側に配置される、
付記1〜付記13のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記15)
前記突起には、前記突起における前記蒸気管の上流側の端部と前記蒸気管の内壁とを繋ぐ溝が形成される、
付記1〜付記14のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記16)
前記突起における前記蒸気管の上流側の端部は、前記突起の先端部である、
付記15に記載のループヒートパイプ。
(付記17)
前記溝は、細溝である、
付記15又は付記16に記載のループヒートパイプ。
(付記18)
前記突起は、前記蒸気管の長さ方向に延びる板状に形成され、
前記溝は、前記突起における両側の側面のうち少なくとも一方の側面に形成される、
付記15〜付記17のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記19)
前記突起における両側の側面のうち少なくとも一方の側面には、前記溝が複数形成される、
付記18に記載のループヒートパイプ。
(付記20)
複数の前記溝の一端は、前記突起における前記蒸気管の上流側の端部において互いに独立する、
付記19に記載のループヒートパイプ。
(付記21)
前記突起には、前記溝としての第一溝が形成され、
前記蒸気管の内壁には、前記第一溝と前記凝縮部とを繋ぐ第二溝が形成される、
付記15〜付記20のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記22)
前記第二溝は、前記第一溝よりも溝幅が狭い、
付記21に記載のループヒートパイプ。
(付記23)
前記突起は、前記蒸気管の長さ方向に延びる板状に形成され、
前記第一溝は、前記突起における両側の側面のうち少なくとも一方の側面に形成されると共に、前記突起の側面視において前記第二溝と鈍角を成す、
付記21又は付記22に記載のループヒートパイプ。
(付記24)
前記第一溝及び前記第二溝のうち少なくとも一方の内壁には、冷媒親和性処理が施される、
付記21〜付記23のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記25)
前記蒸気管は、前記突起を有する第一管と、前記第一管の軸方向両側から前記第一管に接続された一対の第二管とを有する、
付記1〜付記24のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。
(付記26)
蒸発部及び凝縮部と、前記蒸発部と前記凝縮部とを接続する蒸気管と、前記蒸気管の内壁から前記蒸気管の中心へ突出する突起とを有するループヒートパイプを備えた情報処理装置。
(付記27)
前記ループヒートパイプは、付記1〜付記25のいずれか一項に記載のループヒートパイプである、
付記26に記載の情報処理装置。
14 蒸発部
16 凝縮部
18 発熱体
20 蒸気管
20A 内壁
22 液管
24 突起
24A 基端部
24B 先端部
24C 側面
26 中心軸
28 第一溝
30 第二溝
32 分岐溝
34 主溝
42 液溜り
52 第一管
54 第二管
56 嵌合部
Claims (9)
- 蒸発部及び凝縮部と、
前記蒸発部と前記凝縮部とを接続する蒸気管と、
前記蒸気管の長さ方向に延びる板状に形成され、前記蒸気管の内壁から前記蒸気管の中心へ突出する突起と、
を備えたループヒートパイプ。 - 前記突起の先端部は、側面視において前記蒸気管の中心軸と接するか又は交わるか若しくは近接する、
請求項1に記載のループヒートパイプ。 - 前記突起の先端部は、前記突起の基端部よりも前記蒸気管の上流側に位置する、
請求項1又は請求項2に記載のループヒートパイプ。 - 前記突起の先端部は、先細り状である、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。 - 前記突起は、前記蒸気管の長さ方向の中央部よりも前記蒸気管の下流側に配置される、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。 - 前記突起には、前記突起における前記蒸気管の上流側の端部と前記蒸気管の内壁とを繋ぐ溝が形成される、
請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のループヒートパイプ。 - 前記突起における両側の側面のうち少なくとも一方の側面には、前記溝が複数形成される、
請求項6に記載のループヒートパイプ。 - 前記突起には、前記溝としての第一溝が形成され、
前記蒸気管の内壁には、前記第一溝と前記凝縮部とを繋ぐ第二溝が形成される、
請求項6又は請求項7に記載のループヒートパイプ。 - 蒸発部及び凝縮部と、前記蒸発部と前記凝縮部とを接続する蒸気管と、前記蒸気管の長さ方向に延びる板状に形成され、前記蒸気管の内壁から前記蒸気管の中心へ突出する突起とを有するループヒートパイプを備えた情報処理装置。
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JP2013230695A JP6248553B2 (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | ループヒートパイプ及び情報処理装置 |
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JP2013230695A JP6248553B2 (ja) | 2013-11-06 | 2013-11-06 | ループヒートパイプ及び情報処理装置 |
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