JP6248344B2 - 複層ガラス用スチール製枠組み構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複層ガラス用スチール製枠組み構造に関し、特に、前後方向に離間して設けられた二重ガラスを保持するためのスチール製枠組み構造に関する。
従来より、商業施設やオフィスビル等の建物の出入り口には、耐火基準等の観点からスチール製枠組みを用いたガラスドアが用いられている。このようなスチール製枠組みを構成する框部材は、住宅等で用いられているアルミ製のサッシを構成する框部材とその製造方法が異なっている。すなわち、アルミ製のサッシの框部材は、アルミ材料を押出し成形することにより同一断面かつ長尺に成形するのに対して、スチール製枠組みを構成する框部材は、スチール板をプレス加工やロールフォーミングにより所定の断面に成形している。
例えば、特許文献1にはこのような従来から用いられているスチール製枠組みについて開示されている。図18は、従来技術であるスチール製枠組みを構成する框部材(下框)300の断面図である。同図に示すように、従来用いられていたスチール製の框部材300は、ベース部310と、ベース部310の上部両側から上方に延びる起立部320とを備える。ベース部310は長軸方向に延びる底部311と、底部311の両側に起立して設けられた側部312とにより画成され、側部312の間に中空部313が設けられている。また、各起立部320は側部312から連続して延びる外側部321と、外側部321と間隔をあけて平行にのびる内側部322と、内側部322及び外側部321の上縁を結ぶ頂部323とを備える。内側部322と外側部321との間には中空部324が形成されている。各起立部320の内側部322の下縁の間は、隙間底部330により接続されている。これにより、一対の起立部320の間に長手方向に延びる溝340が画成され、ガラス板350は、この溝340内に保持されている。
特開2008−214985号公報
ところで、近年、省エネルギーの観点から、建物の断熱性を向上するため、二重ガラスを用いることが行われている。そして、既存の商業施設やオフィスビル等の建物等においても、既存の一枚ガラスのガラスドアを二重ガラスのガラスドアに変更することが所望されている。
しかしながら、上記の通り、従来のスチール製枠組みを構成する框部材は、ガラスを保持するための起立部が中空に形成されている。このため、二重ガラスドアにこの框部材を適用しようとしても、従前の一枚ガラスの時に比べてガラスドアの厚みが増してしまい、改修に適さないという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、厚みを抑えることが可能な複層ガラス用スチール製枠組み構造を提供することである。
本発明のスチール製枠組み構造は、前後方向に離間して設けられた複層ガラスを保持するためのスチール製枠組み構造であって、複層ガラスの横方向両側部に位置する一対の縦框部材と、複層ガラスの上方及び下方にそれぞれ位置する上框部材及び下框部材と、を備え、一対の縦框部材、上框部材及び下框部材の内側面の前後方向の両縁部には、それぞれ一対の起立部が形成され、ガラスは、その周縁部が一対の起立部の間に形成された溝部に収容されることにより保持されており、縦框部材、上框部材及び下框部材は、これらの前後面を形成するスチール製板材から形成されえたベース部を有し、ベース部は、前後面を形成する一対の側部と、側部の複層ガラス側の部分が前後方向中心に向かってに折り返されてなる折り返し部とを含み、側部と折り返し部が隙間なく当接することにより、起立部が形成されている。
本発明において好ましくは、ガラスは複層ガラスである。
かかる構成の本発明によれば、側部と折り返し部が隙間なく当接しているため、起立部内に隙間が形成されず、起立部の厚さを抑えることができる。
なお、本明細書において「スチール」とはステンレス鋼を含むものである。
上記のスチール製枠組み構造において、好ましくは、上框部材のベース部は、正面視丁字形に形成され、横方向に突出する一対の端部を有し、上框部材のベース部の端部には、水平断面視コ字形の端部補強材が、端部の前後面及び側部に沿って取り付けられており、縦框部材は、内部に、水平断面視コ字形であり、底部及び底部の両縁部から延びる一対の側部を有する縦框補強材が、側部が縦框部材のベース部に当接接合されることにより取り付けられており、縦框補強材の上端は、縦框部材のベース部よりも、上框部材の端部の高さ分だけ、下方において終端しており、上框部材の端部が縦框部材のベース部の一対の側部の間に嵌め込まれることにより、上框部材と縦框部材とは接合され、接合された状態において、上框部材に取り付けられた端部補強材の横方向内側の縁が、縦框部材の折り返し部の横方向外側の縁と当接し、かつ、上框部材に取り付けられた端部補強材の下側の縁の少なくとも一部が、縦框部材の縦框補強材の上端と当接している。
かかる構成の本発明によれば、上框部材と縦框部材とを、強固に接合することができる。
また、上記のスチール製枠組み構造において、好ましくは、下框部材のベース部は、正面視逆丁字形に形成され、横方向に突出する一対の端部を有し、下框部材のベース部の端部には、水平断面視コ字形の端部補強材が、端部の前後面及び側部に沿って取り付けられており、縦框部材には、内部に、水平断面視コ字形であり、底部及び底部の両縁部から延びる一対の側部を有する縦框補強材が、側部が縦框部材のベース部に当接接合されることにより取り付けられており、縦框補強材の下端は、縦框部材のベース部よりも、下框部材の端部の高さ分だけ上方において終端しており、下框部材の端部が縦框部材のベース部の一対の側部の間に嵌め込まれることにより、下框部材と縦框部材とは接合され、接合された状態において、下框部材に取り付けられた端部補強材の横方向内側の縁が、縦框部材の折り返し部の横方向外側の縁と当接し、かつ、下框部材に取り付けられた端部補強材の上側の縁の少なくとも一部が、縦框部材の縦框補強材の下端と当接している。
かかる構成の本発明によれば、下框部材と縦框部材とを、強固に接合することができる。
また、上記のスチール製枠組み構造において、好ましくは、縦框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の上端部の横方向内側には、上下方向に上框部材の側部の全高と等しい高さの上方切り欠き部が形成されており、縦框部材と上框部材との接合部において、上框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の横方向の縁部は、上方切り欠き部の上下方向に延びる縁部と当接し、縦框部材と上框部材とが同一平面上に位置している。
かかる構成の本発明によれば、上框部材の側部と縦框部材の側部とが平坦となり、意匠性を向上することができる。
また、上記のスチール製枠組み構造において、好ましくは、縦框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の下端部の横方向内側には、上下方向に下框部材の側部の全高と等しい高さの下方切り欠き部が形成されており、縦框部材と下框部材との接合部において、下框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の横方向の縁部は、下方切り欠き部の上下方向に延びる縁部と当接し、縦框部材と下框部材とが同一平面上に位置している。
かかる構成の本発明によれば、下框部材の側部と縦框部材の側部とが平坦となり、意匠性を向上することができる。
本発明によれば、厚みを抑えた複層ガラス用スチール製枠組み構造を提供することができる。
第1実施形態のスチール製枠組み構造を示す正面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 上框部材を示す斜視図である。 上框部材を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は見上げ図、(D)は左側面図、(E)は(B)におけるE−E断面図である。 下框部材を示す斜視図である。 下框部材を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は見上げ図、(D)は左側面図、(E)は(B)におけるE−E断面図である。 縦框部材を示す斜視図である。 縦框部材を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は横方向内側の側面図、(D)は横方向外側の側面図である。 上框部材と右側の縦框部材との接合方法を説明するための図である。 下框部材と右側の縦框部材との接合方法を説明するための図である。 第2実施形態における上框部材の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 第2実施形態における縦框部材の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は上面図、(C)は正面図である。 第2実施形態における上框部材と、縦框部材の接合構造を示す正面図である。 第3実施形態における上框部材の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 第3実施形態における縦框部材の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は上面図、(C)は正面図である。 第3実施形態における上框部材と、縦框部材の接合構造を示す正面図である。 従来技術であるスチール製枠組みを構成する框部材(下框)の断面図である。
以下、本発明の二重ガラス用スチール製枠組み構造の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
−構成枠組み構造−
図1〜図3は、本実施形態のスチール製枠組み構造1を示す図であり、図1は正面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1におけるB−B断面図である。これらの図に示すように、本実施形態のスチール製枠組み構造1はドアとして用いられるものであり、スチール製枠組み本体2と、スチール製枠組み本体2により保持された一対の板ガラス4A,4Bとを備える。
スチール製枠組み本体2は、内側に矩形状の開口2Aが画成された枠組み構造であり、板ガラス4A,4Bの上部及び下部にそれぞれ位置し、横方向に延びる上框部材10及び下框部材20と、板ガラス4A,4Bの側方に位置し、上下方向に延びる左右の縦框部材30、40とを備える。左右の縦框部材30の上端部が上框部材10の両側部にそれぞれ接続され、左右の縦框部材30の下端部が下框部材20の両側部にそれぞれ接続されている。
上框部材10の下部、下框部材20の上部、及び縦框部材30、40の内側面の前後方向の両縁部には、各部材の長尺方向に延びる一対の起立部12、22、32、42が形成されている。
一対の板ガラス4A,4Bは、周縁部において間にスペーサ50を挟むことで所定の間隔に保持されている。そして、一対の板ガラス4A,4Bは、周縁部が各框部材10、20、30、40の一対の起立部12、22、32、42の間に画成された溝部12A、22A、32A、42Aに収容されることにより、スチール製枠組み構造1内に保持されている。なお、各框部材10、20、30、40の起立部12、22、32、42と、板ガラス4A,4Bの間には、シーリング部材52が配置されている。
−上框部材−
図4は、上框部材10を示す斜視図である。また、図5は、上框部材10を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は見上げ図、(D)は左側面図、(E)は(B)におけるE−E断面図である。これらの図に示すように、上框部材10は、正面視丁字状を呈しており、中央部10Aと、中央部10Aの上部から横方向両側に延びる一対の端部10Bとを備える。端部10Bは、中央部10Aに比べて全高が短い。
上框部材10は、ベース材14と、溝部補強材16と、一対の上部補強材18と、一対の端部補強材19と、により構成される。これら構成材14、16、18、19は、スチール板を折り曲げ加工することにより構成されており、各構成材14、16、18、19は溶接及びボルトにより一体に接続されている。
図4及び図5に示すように、ベース材14は正面視略丁字状であり、上部14Aと、上部14Aの前後方向の縁端部から延びる一対の側部14Bと、各側部14Bの中央部14Fの下端から折り返されて延びる一対の折り返し部14Cと、折り返し部14Cの上端縁から水平方向に延びる一対の溝底部14Dとを備える。
上部14Aは、上框部材10の最上部に位置する部位であり、矩形状に形成され上框部材10の全長に亘って延びている。側部14Bは、上部14Aの前後の縁端部で折り曲げられ、上框部材10の全高に亘って下方に向かって延びる部位であり、横方向中央に位置する中央部14Fと、中央部14Fの上部両側に位置する端部14Eとを有する。中央部14Fは、上部14Aから上方に向かって上框部材10の上下方向全高に亘って延びている。これに対して、端部14Eは、上部14Aから上框部材10の端部10Bの高さ分だけ延びて終端している。折り返し部14Cは、中央部14Fの下端から内側に折り返されて、中央部14Fに沿って上方に向かって延びる部位である。折り返し部14Cは、折り返し部14Cの内側面に当接接合されている。溝底部14Dは、折り返し部14Cの上縁部が前後方向に内側に向かって折り曲げられ、上框部材10の厚さ方向中央まで延びる部分である。一対の溝底部14Dの縁は互いに対向している。
溝部補強材16は、底部16Aと、底部16Aの前後の縁端部から上方に延びる一対の側部16Bとを備えた鉛直断面「コ」の字形の長尺部材であり、上方に向かって開口するように、ベース材14の一対の中央部14Fの間に配置されている。底部16Aは、ベース材14の一対の溝底部14Dの上面に沿って延びるとともに、溝底部14Dに当接接合されている。また、側部16Bは、一対の中央部14Fの内側面に沿って延びるとともに、中央部14Fに当接接合されている。
一対の上部補強材18は、それぞれ、矩形状の板材であり、ベース材14の一対の端部14Eの間を延びるように配置されている。各上部補強材18は、ベース材14の側部14Bの内面に沿って延び、側部14Bに当接接合されている。
端部補強材19は、水平断面視「コ」の字形に形成された部材であり、ベース材14の端部14Eと同等の高さを有する。端部補強材19の平行に延びる一対の側部19Aが、それぞれベース材14の一対の端部14Eの前後方向外側面に当接接合されており、両ベース材14の端部14Eの間を、基部面19Bが側方から前後方向に延びるように覆っている。
ベース材14の中央部14Fの溝部補強材16の下縁よりも下方の下端部、及び、中央部14Fから上方に向かって内側に折り返された折り返し部14Cにより、起立部12が画成されている。
−下框部材−
図6は、下框部材20を示す斜視図である。また、図7は、下框部材20を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は見上げ図、(D)は左側面図、(E)は(B)におけるE−E断面図である。同図に示すように、下框部材20は、正面視逆丁字状を呈しており、中央部20Aと、中央部20Aの下部から横方向両側に延びる一対の端部20Bとを備える。端部20Bは、中央部20Aに比べて全高が短い。
下框部材20は、ベース材24と、溝部補強材25と、下部補強材26と、一対の端部補強材29と、抑え部材28と、により構成されている。これら構成部材24、25、26、28、29は、スチール板を折り曲げ加工することにより構成されている。ベース材24と、溝部補強材25と、下部補強材26と、一対の端部補強材29と、は重なり合った部位において溶接及びボルトにより一体に接続されている。また、抑え部材28は、ボルトにより溝部補強材25に着脱可能に取り付けられている。
ベース材24は、正面視略逆丁字状であり、底部24Aと、底部24Aの前縁部から延びる前部24Cと、底部24Aの後縁部から延びる後部24Bと、後部24Bの中央部24Gの上端から折り返されて延びる折り返し部24Dと、折り返し部24Dの下端から水平方向に延びる溝底部24Fとを備える。
底部24Aは、下框部材20の最下部に位置する部位であり、下框部材20の全長に亘って延びており、矩形状に形成されている。前部24Cは、底部24Aの前方側の縁端部で折り曲げられ、上方に向かって所定の高さまで延びている部位である。なお、この前部24Cの高さは、下框部材20の端部20Bの高さと等しい。
後部24Bは、底部24Aの後方側の縁端部で折り曲げられ、上方に向かって延びる部位であり、横方向中央に位置する中央部24Gと、中央部24Gの下部両側に位置する端部24Hとを有する。中央部24Gは、底部24Aから上方に向かって下框部材20の上下方向全高に亘って延びている。これに対して、端部24Hは、底部24Aから下框部材20の端部20Bの高さ分だけ延びて終端している。
折り返し部24Dは、中央部24Gの上端から内側に折り返されて、中央部24Gに沿って下方に向かって延びる部位である。折り返し部24Dは、中央部24Gの内側面に当接接合されている。溝底部24Fは、折り返し部24Dの下端が前後方向に内側に向かって折り曲げられた部位である。
前部24Cは、底部24Aの前方側の縁端部で折り曲げられ、下框部材20の端部20Bの高さだけ上方に向かって延びる部位である。
溝部補強材25は、溝裏部25Aと、溝裏部25Aの前方の縁端部から延びる前部25Cと、溝裏部25Aの後方の縁端部から延びる後部25Bとを備える。溝裏部25Aは、下框部材20の中央部20Aの横方向全幅に亘って延びる矩形状に形成され、ベース材24の溝底部24Fの裏面に沿って延びるとともに、溝底部24Fの下面に当接接合された部位である。
前部25Cは、溝底部24Fの前方側の縁端部で折り曲げられ、下方に向かって延びる部位であり、横方向中央に位置する中央部25Dと、中央部25Dの下部両側に位置する端部25Eとを有する。中央部25D及び端部25Eは下縁がベース材24の底部24Aの上面に当接している。端部25Eは、上框部材20の端部20Bの高さと略等しい高さを有している。中央部25Dの下部及び端部25Eは、ベース材24の前部24Cに沿って延びるとともに、前部24Cに当接接合されている。
後部25Bは、溝底部24Fの後方側の縁端部で折り曲げられ、下方に向かって延びる部位である。後部25Bは、ベース材24の中央部24Gに沿って延びるとともに、中央部24Gに当接接合されている。
下部補強材26は、ベース材24の両端部24Hの間を延びるように配置された矩形状の板材である。下部補強材26は、ベース材24の後部24Bに沿って延び、後部24Bに当接接合されている。
端部補強材29は、水平断面視「コ」の字形に形成された部材であり、ベース材24の端部24Eと同等の高さを有する。端部補強材29の平行に延びる一対の側部29Aが、それぞれベース材24の一対の端部24Hの前後方向外側面に当接接合されており、ベース材24の両端部24Eの間の側部を、基部面29Bが側方から前後方向に延びるように覆っている。
抑え部材28は、前部28Aと、前部28Aの上縁部で内側に折り返されて下方に向かって延びる折り返し部28Bとを備える。抑え部材28の横方向幅は、スチール製枠組み本体2の開口2Aの横方向幅と略等しい。
下框部材20においては、ベース材24の中央部24Gの溝部補強材25の溝裏部25Aよりも上方の上端部、及び、中央部24Gから下方に向かって内側に折り返された折り返し部24Dにより、一方の起立部22が画成されている。また、抑え部材28の前部28Aの溝部補強材25の溝裏部25Aよりも上方の上端部、及び、前部28Aから下方に向かって内側に折り返された折り返し部28Bにより、他方の起立部22が画成されている。
−縦框部材−
左右の縦框部材30、40は、起立部32、42の高さが異なるのみで、他の構成については同一であるため、以下、図1における右側の縦框部材40について説明する。
図8は、縦框部材40を示す斜視図である。また、図9は、縦框部材40を示し、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は横方向内側の側面図、(D)は横方向外側の側面図である。
縦框部材40は、ベース材44と、ベース材44の内側に配置された溝部補強材46とを備える。
ベース材44は、スチール製枠組み本体2の横方向外側に位置する底部44Aと、底部44Aの前後方向の両縁端部から横方向内側に延びる側部44Bと、側部44Bの横方向内側の縁端部から折り返されて延びる折り返し部44Cと、折り返し部44Cの横方向外側の縁端部から前後方向内側に向かって延びる溝底部44Dとを備える。
底部44Aは、矩形状に形成され、スチール製枠組み本体2の全高に亘って上下方向に延びている。側部44Bは、底部44Aの前後の縁端部で折り曲げられ、スチール製枠組み本体2の横方向内側に向かって延びる部位であり、スチール製枠組み本体2の全高と等しい高さを有する。折り返し部44Cは、側部44Bの横方向内側の縁端部で内側に折り返され、スチール製枠組み本体2の横方向外側に向かって側部44Bに沿って延びる部位であり、スチール製枠組み本体2の全高と等しい高さを有する。折り返し部44Cは、側部44Bの内側面に当接接合されている。溝底部44Dは、折り返し部44Cの横方向外側の縁端部が前後方向に内側に向かって折り曲げられ、縦框部材40の厚さ方向中央まで延びる部分である。一対の溝底部44Dの縁は互いに対向している。図8、図9に示されているように、縦框部材の溝底部44Dの上下は、上框部材10及び下框部材20の端部10B,20Bの高さ分だけ切り欠かれている。
溝部補強材46は、底部46Aと、底部46Aの前後の縁端部から横方向外側に延びる一対の側部46Bとを備えた鉛直断面「コ」の字形の長尺部材であり、横方向外側に向かって開口するようにベース材44の一対の側部44Bの間に配置されている。底部46Aは、ベース材44の一対の溝底部44Dの外側面に沿って延びるとともに、溝底部44Dに当接接合されている。また、側部46Bは、ベース材44の一対の側部44Bの内側面に沿って延びるとともに、側部44Bに当接接合されている。溝部補強材46の上端は、ベース材44の上端よりも上框部材10の端部10Bの高さ分だけ、下方において終端している。また、溝部補強材46の下端は、ベース材44の下端よりも下框部材20の端部20Bの高さ分だけ、上方において終端している。
ベース材44の側部44Bの溝部補強材46の底部46Aよりも横方向内側の部分、及び、側部44Bの横方向内側の縁端部から横方向外側に向かって内側に折り返された折り返し部44Cにより、起立部42が画成されている。
−組立方法−
以下、スチール製枠組み本体2の組立方法について説明する。
まず、上框部材10と縦框部材30、40との接合方法について説明する。なお、上框部材10と図1の左側の縦框部材30との接合方法と、上框部材10と図1の右側の縦框部材40との接合方法と、は同じであるため、以下の説明では、上框部材10と右側の縦框部材40との接合方法について説明する。
図10は、上框部材10と右側の縦框部材40との接合方法を説明するための図である。同図に示すように、上框部材10と右側の縦框部材40とを接合する際には、上框部材10の端部10Bが、縦框部材40の上端部において、縦框部材40のベース材44の両側部44Bの間に位置するように嵌め込む。
これにより、上框部材10の端部補強材19の側部19Aの下縁が、縦框部材40の溝部補強材46の側部46Bの上縁と当接する。また、上框部材10の端部補強材19の側部19Aの横方向内側の縁が、縦框部材40のベース材44の折り返し部44Cの横方向外側の縁と当接する。さらに、上框部材10の端部補強材19の側部19Aが、縦框部材40のベース材44の側部44Bの内側面に当接し、上框部材10の端部補強材19の基部面19Bが縦框部材40のベース材44の底部44Aに当接する。また、上框部材10のベース材14の中央部14Fの縦框部材40側の外周面の一部が、縦框部材40のベース材44の折り返し部44Cと当接する。
このように、上框部材10の端部10Bを、縦框部材40のベース材44の両側部44Bの間に位置するように嵌め込んだ状態で、上框部材10と縦框部材40とを溶接又はボルトにより接合する。かかる構成により、上框部材10と右側の縦框部材40とを、強固に接合することができる。
次に、下框部材20と縦框部材30、40との接合方法について説明する。なお、下框部材20と図1の左側の縦框部材30との接合方法と、下框部材20と図1の右側の縦框部材40との接合方法と、は同じであるため、以下の説明では、下框部材20と右側の縦框部材40との接合方法について説明する。
図11は、下框部材20と右側の縦框部材40との接合方法を説明するための図である。同図に示すように、下框部材20と右側の縦框部材40とを接合する際には、下框部材20の端部20Bが、縦框部材40の下端部において、縦框部材40のベース材44の両側部44Bの間に位置するように嵌め込む。
これにより、下框部材20の端部補強材29の側部29Aの上縁が、縦框部材40の溝部補強材46の側部46Bの下縁と当接する。また、下框部材20の端部補強材29の側部29Aの横方向内側の縁が、縦框部材40のベース材44の折り返し部44Cの横方向外側の縁と当接する。さらに、下框部材20の端部補強材29の側部29Aが、縦框部材40のベース材44の側部44Bの内側面に当接し、下框部材20の端部補強材29の基部面29Bが縦框部材40のベース材44の底部44Aに当接する。また、下框部材20のベース材24の中央部24G及び前部24Cの縦框部材40側の部分が、縦框部材40のベース材44の折り返し部44Bと当接する。
このように、下框部材20の端部20Bを、縦框部材40のベース材44の両側部44Bの間に位置するように嵌め込んだ状態で、下框部材20と縦框部材40とを溶接又はボルトにより接合する。かかる構成により、下框部材20と右側の縦框部材40とを、強固に接合することができる。
−作用効果−
以上説明したように、本実施形態のスチール製枠組み構造1によれば、各框部材の二重ガラスを保持するための起立部12、22、32、42を、框部材の側部を構成するスチール板を内側に折り返して構成しており、この折り返した部分と側部を構成するスチール板とが当接している。これにより、従来のように起立部12、22、32、42内に隙間が形成されず、起立部の厚さを抑えることができる。
そして、このように起立部12、22、32、42の厚さを抑えることができるため、スチール製枠組み構造1全体の厚さも抑えることができ、一枚ガラスのガラスドアを二重ガラスのガラスドアに変更するような場合であっても、ガラスドアの厚みを変更することなく改修することができる。
さらに、例えば、板ガラスとして網入りガラスを用いた場合には、薄い構造でありながら、耐火性を向上することが可能である。
また、本実施形態では、上框部材10と縦框部材40とが接合した状態において、上框部材10に取り付けられた端部補強材19の横方向内側の縁が、縦框部材40のベース材44の折り返し部44Cの横方向外側の縁と当接し、かつ、上框部材10に取り付けられた端部補強材19の側部19Aの下側の縁が、縦框部材40の溝部補強材46の側部46Bの上端と当接している。これにより、上框部材10と右側の縦框部材40とを、強固に接合することができる。
また、本実施形態では、下框部材20と縦框部材40とが接合した状態において、下框部材20に取り付けられた端部補強材29の横方向内側の縁が、縦框部材40のベース材44の折り返し部44Cの横方向外側の縁と当接し、かつ、下框部材20に取り付けられた端部補強材29の側部29Aの上側の縁が、縦框部材40の溝部補強材46の側部46Bの下端と当接している。これにより、下框部材20と右側の縦框部材40とを、強固に接合することができる。
<第2実施形態>
なお、上記の第1実施形態では、上框部材10のベース材14の中央部14F、及び、下框部材20のベース材24の中央部24Gが、縦框部材30、40のベース材44の折り返し部44Cの内側に位置しており、これら部材の接合部に段差が生じてしまう。以下、このような段差をなくした場合の実施形態について説明する。なお、以下の説明では、上框部材と縦框部材の接合構造についてのみ説明するが、下框部材と縦框部材との接合部についても同様に適用可能である。
−上框部材−
図12は、別の実施形態における上框部材110の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は正面図である。本実施形態においても、上框部材110は、正面視丁字状を呈しており、中央部110Aと、中央部110Aの上部から横方向両側に延びる一対の端部110Bとを備える。
上框部材110は、ベース材112と、補強材114と、端部蓋材116とを備える。構成材112、114、116は、スチール板を折り曲げ加工することにより構成されており、各構成材112、114、116は溶接及びボルトにより一体に接続されている。
ベース材112は、正面視略丁字状であり、上部112Aと、上部112Aの前方の縁端部から下方に向かって延びる前部112Eと、前部112Eの下端から内側に折り返されて延びる前方折り返し部112Fと、上部112Aの後方の縁端部から下方に向かって延びる後部112Bと、後部112Bの下端から内側に折り返されて延びる後方折り返し部112Cと、後方折り返し部112Cの上端から前方に向かって延びる溝底部112Dとを備える。
上部112Aは略矩形状に形成され、横方向に上框部材110の略全幅に亘って延びている。
前部112Eは、上部112Aの前方の縁端部で折り曲げられ、上框部材110の全高に向かって延びる部位である。前部112Eの横方向幅は、スチール製枠組み構造の開口の横方向幅よりわずかに大きくなっており、前部112Eの両側部は、前方折り返し部112Fよりも横方向内側で終端している。
前方折り返し部112Fは、前部112Eの下端から内側に折り返されて、前部112Eに沿って当接しながら上方に延びる部分である。前方折り返し部112Fの横方向幅は、前部112Eの横方向幅より大きく、上框部材110の横方向幅よりも小さく、前方折り返し部112Fの両側部は、横方向に上部112Aと前部112Eの間で終端している。
後部112Bは、上部112Aの後方の縁端部で折り曲げられ、上框部材110の全高に向かって延びる部位である。後部112Bの横方向幅は、スチール製枠組み構造の開口の横方向幅よりわずかに大きくなっており、後部112Bの両側部は、後方折り返し部112Cよりも横方向内側で終端している。
後方折り返し部112Cは、後部112Bの下端から内側に折り返されて、後部112Bに沿って当接しながら上方に延びる部分である。後方折り返し部112Cの横方向幅は、後部112Bの横方向幅より大きく、上框部材110の横方向幅よりも小さく、後方折り返し部112Cの両側部は、横方向に上部112Aと後部112Bの間で終端している。
溝底部112Dは、後部112Bの上端から水平方向に折り曲げられ、前方に向かって延びる部位である。溝底部112Dの横方向幅は、後部112Bの横方向幅と等しく、前端部が前方折り返し部112Fの上端近傍に位置している。
補強材114は、矩形状に形成された上部114Aと、上部114Aの前縁部から下方に向かって延びる前部114Cと、前部114Cの下端から水平方向に後方に向かって延びる底部114Dと、底部114Dの後端部から上方に向かって延びる後下部114Eと、上部114Aの後縁部から下方に向かって延びる後上部114Bとを備える。
補強材114の上部114Aは、略矩形状に形成され、横方向に上框部材110の略全幅に亘って延びている。補強材114の上部114Aの上面は、ベース材112の上部112Aの下面と当接接合されている。
補強材114の後上部114Bは、上部114Aの後方の縁端部で折り曲げられ、下方に延びる部位である。後上部114Bは、上框部材110の端部110Bの上下方向高さからベース材112の板厚を引いた長さだけ、下方に延びており、その横幅は、上部114Aと等しい。後上部114Bの後面は、ベース材112の後部112Bの前面と当接接合されている。
補強材114の前部114Cは、中央部114Gと、中央部114Gの上部から側方に延びる側部114Fとを有する。補強材114の前部114Cは、上部114Aの前方の縁端部で折り曲げられ、下方に延びる。補強材114の側部114Fは、後上部114Bと等しい横幅を有するとともに、後上部114Bの下端と同じ高さで終端している。補強材114の中央部114Gは、ベース材112の前方折り返し部112Fと等しい横幅を有するとともにベース材112の前方折り返し部112Fの上端の高さまで下方に延びている。
補強材114の底部114Dは、中央部114Gの下端から後方に向かって延びる部位である。底部114Dの横幅は中央部114Gの横幅と等しい。底部114Dは、ベース材112の下面は、溝底部112Dの上面と当接接合されている。
補強材114の後下部114Eは、底部114Dの後端部で折り曲げられ、上方に延びる部位である。後下部114Eの後面は、ベース材112の後部112Bの前面と当接接合されている。
端部蓋材116は、矩形状のスチール板であり、ベース材112の上部112Aの横方向端縁と、補強材114の後上部114B及び側部114Fの横方向端縁を覆うように取り付けられている。
本実施形態では、ベース材112の後部112B及び前部112Eが特許請求の範囲における前後面を形成する一対の側部に該当し、ベース材112の後部112B及び後部112Bが内側に折り返されてなる後方折り返し部112Cと、前部112E及び前部112Eが内側に折り返されてなる前方折り返し部112Fとにより、起立部が構成されている。
なお、上記実施形態における、ベース材112の前部112Eと、前方折り返し部112Fとを、ベース材112とは別の部材として構成するとともに、前方折り返し部112Fの幅を前部112Eの幅と等しくすることで、二重ガラスを嵌め込む際に取り外し可能な押縁とすることもできる。
−縦框部材−
図13は、別の実施形態における縦框部材140の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は上面図、(C)は正面図である。
縦框部材140は、ベース材142と、補強材144とを備える。これら構成材142、144は、スチール板を折り曲げ加工することにより構成されており、各構成材142、144は溶接及びボルトにより一体に接続されている。
ベース材142は、スチール製枠組み構造の側方に位置する底部142Aと、底部142Aの前後方向の両縁端部から横方向内側に延びる側部142Bと、側部142Bの横方向内側の縁端部から折り返されて延びる折り返し部142Cと、折り返し部142Cの横方向外側の縁端部から前後方向内側に向かって延びる溝底部142Dとを備える。
底部142Aは、矩形状に形成され、スチール製枠組み本体の全高に亘って上下方向に延びている。側部142Bは、底部142Aの前後の縁端部で折り曲げられ、スチール製枠組み本体の横方向内側に向かって延びる部位であり、スチール製枠組み本体の全高と等しい高さを有する。折り返し部142Cは、側部142Bの横方向内側の縁端部で内側に折り返され、スチール製枠組み本体の横方向外側に向かって側部142Bに沿って延びる部位である。折り返し部142Cの上端は、側部142Bの上端よりも下方において終端している。折り返し部142Cの上端と、側部142Bの上端との高さの差は、上框部材110のベース材112の前方折り返し部112Fの下端からベース材112の上端までの高さに等しい。なお、折り返し部142Cの下端も、上端同様に、側部142Bの下端よりも上方において終端している。折り返し部142Cは、側部142Bの内側面に当接接合されている。
溝底部142Dは、折り返し部142Cの横方向外側の縁端部が前後方向に内側に向かって折り曲げられ、縦框部材140の厚さ方向中央まで延びる部分である。一対の溝底部142Dの縁は互いに対向している。縦框部材140のベース材142の溝底部142Dの上端は、折り返し部142Cの上端と、側部142Bの上端との間で終端している。溝底部142Dの上端と、側部142Bの上端との高さの差は、上框部材110の端部110Bの高さに等しい。また、縦框部材140のベース材142の溝底部142Dの下端も、上端と同様に、折り返し部142Cの下端と、側部142Bの下端との間で終端している。
また、ベース材142の側部142B及び折り返し部142Cの上方の横方向内側部分は、矩形状に切り欠かれて切り欠き部142Eが形成されている。この切り欠き部142Eの高さは、上框部材110のベース材112の前部112Eの全高と等しい。
補強材144は、底部144Aと、底部144Aの前後の縁端部から横方向外側に延びる一対の側部144Bとを備えた鉛直断面「コ」の字形の長尺部材であり、横方向外側に向かって開口するようにベース材142の一対の側部142Bの間に配置されている。底部144Aは、ベース材142の一対の溝底部142Dの外側面に沿って延びるとともに、溝底部142Dに当接接合されている。また、側部144Bは、一対の側部142Bの内側面に沿って延びるとともに、側部142Bに当接接合されている。補強材144の上端は、ベース材142の溝底部142Dの上端と同じ高さで終端している。これと同様に、縦框部材140の補強材144の下端は、ベース材142の溝底部142Dの下端と同じ高さで終端している。
縦框部材140においては、ベース材142の側部142B及び折り返し部142Cにより起立部が構成されている。
−組立方法−
図14は、上框部材110と、縦框部材140の接合構造を示す正面図である。
同図に示すように、上框部材110と縦框部材140とを接合する際には、上框部材110の端部110Bが、縦框部材140の上端部において、縦框部材140のベース材142の両側部142Bの間に位置するように嵌め込む。そして、上框部材110と、縦框部材140と溶接及びボルトにより接合する。
これにより、上框部材110のベース材112の前方折り返し部112Fの前部112Eに対して横方向側方に突出した部分の下端が、縦框部材140のベース材142の折り返し部142Cの上縁に当接する。また、上框部材110の補強材114の後上部114B及び側部114Fの下縁が、縦框部材140の補強材144の側部144Bの上縁と当接する。また、上框部材110のベース材112の後部112B及び前部112Eの側方の縁と、縦框部材140のベース材142の側部142Bの切り欠き部142Eの側方の縁とが当接する。また、上框部材110の補強材114の前部114C及び後下部114E、及び、ベース材112の前方折り返し部112F後方折り返し部112Cの側方の縁と、縦框部材140の溝底部142Dの横方向内側面とが当接する。また、上框部材110の端部蓋材116の横方向外側面と、縦框部材140のベース材142の底部142Aの横方向内側面とが当接する。かかる構成により、上框部材110と右側の縦框部材140とを、強固に接合することができる。
下框部材と縦框部材との接合部も、上記の上框部材110と、縦框部材140との接合部と同様に構成すればよい。
−作用効果−
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の、起立部の厚さを抑えることができる効果及び、上又は下框部材と縦框部材とを強固に接合できる効果に加えて、以下の効果が奏される。
本実施形態では、上框部材110のベース材112の後部112B及び前部112Eの側方の縁と、縦框部材140のベース材142の側部142Bの切り欠き部142Eの上下方向に延びる側方の縁とが当接する。このため、上框部材110のベース材112の後部112B及び前部112Eが、縦框部材140のベース材142の側部142Bと同一平面となる。このため、組み立てられたスチール製枠組み構造は、前面及び後面が平坦となり、意匠性を向上することができる。
なお、下框部材と縦框部材との接合部においても、ベース材142の側部142B及び折り返し部142Cの下端の横方向内側部分に、矩形状の切り欠き部を形成しておき、
下框部材のベース材の後部及び前部の側方の縁と、縦框部材のベース材の側部の切り欠き部の上下方向に延びる側方の縁とを当接させることにより、前面及び後面が平坦となり、意匠性を向上することができる。
また、上記実施形態のように切り欠きを設けていない場合には、上框部材110のベース材112の後部112B及び前部112Eの側方の縁と、縦框部材の側部142Bを折り返した部分とが当接することとなり、長い距離に亘り、溝が生じてしまう。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について説明する。なお、以下の説明では、上框部材と縦框部材の接合構造についてのみ説明するが、下框部材と縦框部材との接合部についても同様に適用可能である。
−上框部材−
図15は、第3実施形態における上框部材210の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は正面図である。本実施形態においても、上框部材210は、正面視丁字状を呈しており、中央部210Aと、中央部210Aの上部から横方向両側に延びる一対の端部210Bとを備える。
上框部材210は、ベース材212と、下部補強材214と、上部補強材216と、端部蓋材218とを備える。構成材212、214、216、218は、スチール板を折り曲げ加工することにより構成されており、各構成材212、214、216、218は溶接及びボルトにより一体に接続されている。
ベース材212は、正面視略丁字状であり、上部212Aと、上部212Aの前方の縁端部から下方に向かって延びる前部212Bと、前部212Bの下端から内側に折り返されて上方に延びる前方折り返し部212Cと、前方折り返し部212Cの上端から内側に向かって延びる前方溝底部212Dと、上部212Aの後方の縁から下方に向かって延びる後部212Eと、後部212Eの下端から内側に折り返されて上方に延びる後方折り返し部212Fと、後方折り返し部212Fの上端から内側に向かって延びる後方溝底部212Gとを備える。
上部212Aは略矩形状に形成され、横方向に上框部材210の略全幅に亘って延びている。
前部212Bは、上部212Aの前方の縁端部で折り曲げられ、上框部材210の全高に向かって延びる部位である。前部212Bの横方向幅は、スチール製枠組み構造の開口の横方向幅よりわずかに大きくなっている。
前方折り返し部212Cは、前部212Bの下端から内側に折り返されて、前部212Bに沿って当接しながら上方に延びる部分である。前方折り返し部212Cの横方向幅は、前部212Bの横方向幅より大きく、上框部材210の横方向幅よりも小さく、前方折り返し部212Cの両側部は、横方向に上部212Aと前部212Bの間で終端している。また、前方折り返し部212Cは、下端部が所定の高さまで切りかかれている。
前方溝底部212Dは、前方折り返し部212Cの上端から内側に向かって前後方向中間部まで延びる部分である。前方溝底部212Dの幅は前方折り返し部212Cの幅と等しい。なお、これら前方溝底部212D及び前方折り返し部212Cの幅は、後述するように上框部材210と、縦框部材240とを組み合わせた際に、これら前方溝底部212D及び前方折り返し部212Cの横方向の縁部が縦框部材240のベース材242の溝底部242D、242Hに当接するような長さである。
後部212Eは、上部212Aの後方の縁端部で折り曲げられ、上框部材210の全高に向かって延びる部位であり、後上部212E1と後下部212E2とを備える。後上部212E1は上框部材210の略全幅にわたって延び、高さは端部210Bの高さと等しい。後下部212E2は、前方折り返し部212Cと等しい幅を有している。
後方折り返し部212Fは、後部212Eの下端から内側に折り返されて、後部212Eに沿って当接しながら上方に延びる部分である。後方折り返し部212Fの幅は後下部212E2の幅と等しい。
後方溝底部212Gは、後方折り返し部212Fの上端から内側に向かって前後方向中間部まで延びる部分である。後方溝底部212Gの幅は、後方折り返し部212Fの幅と等しい。また、後方溝底部212Gの内側端部は、前方溝底部212Dの内側端部と対向している。
下部補強材214は、断面略コの字型に形成された部材であり、矩形状に形成された下部214Aと、下部214Aの前方の縁端部で折り曲げられ、上方に向かって延びる前部214Bと、下部214Aの前方の縁端部で折り曲げられ、上方に向かって延びる後部214Cとを備える。
下部214Aの横方向の幅は、ベース材212の前方溝底部212D及び後方溝底部212Gの横方向の幅と等しい。また、下部214Aは下面が、前方溝底部212D及び後方溝底部212Gの上面と当接接合されている。前部214B及び後部214Cの横方向の幅は、下部214Aと等しい。また、前部214B及び後部214Cは、それぞれ、ベース材212の前部212B及び後部212Eと当接接合されている。
上部補強材216は、断面略コの字型に形成された部材であり、矩形上に形成された上部216Aと、上部216Aの前方の縁端部で折り曲げられ、下方に向かって延びる前部216Bと、上部216Aの後方の縁端部で折り曲げられ、下方に向かって延びる後部216Cとを備える。
上部216Aの横方向の幅は、ベース材212の上部212Aの横方向の幅と等しい。上部216Aの上面は、ベース材212の上部212Aの下面と当接接合されている。また、前部216B及び後部216Cの横幅は、上部212Aの横幅と等しく、前部216B及び後部216Cの下端は、ベース材212の後上部212E1の下端と同じ高さまで延びている。前部216Bの全面は、ベース材212の外側面の中央部210Aに相当する部分は、前部212Bの内側面と当接接合されている。また、後部216Cの外側面はベース材212の後上部212E1の内側面と当接接合されている。
端部蓋材218は、くの字型に形成された部材であり、上框部材210の端部210Bの高さと等しい高さを有する。端部蓋材218は、前後方向に延びる側部218Aと、側部218Aの後方の縁端部で折り曲げられ、横方向中央に向かって延びる後部218Bとを備える。側部218Aは、上框部材210の端部210Bの側部を覆い、ベース材212の上部212A及び後上部212E1の横方向端部と、下部補強材214の横方向端部が接合されている。後部218Bはベース材212の後上部212E1に沿って延び、ベース材212の後上部212E1に当接接合されている。
−縦框部材−
図16は、第3実施形態における縦框部材240の構成を示し、(A)は斜視図、(B)は上面図、(C)は正面図である。
縦框部材240は、ベース材242と、補強材244とを備える。これら構成材242、244は、スチール板を折り曲げ加工することにより構成されており、各構成材242、244は溶接及びボルトにより一体に接続されている。
ベース材242は、スチール製枠組み構造の側方に位置する底部242Aと、底部242Aの前方の縁端部から横方向内側に延びる前部242Bと、前部242Bの横方向内側の端部から折り返されて延びる前方折り返し部242Cと、前方折り返し部242Cの横方向外側の縁端部から前後方向内側に向かって延びる前方溝底部242Dと、底部242Aの後方の縁端部から横方向内側に延びる後部242Fと、後部242Fの横方向内側の端部から折り返されて延びる後方折り返し部242Gと、後方折り返し部242Gの横方向外側の縁端部から前後方向内側に向かって延びる後方溝底部242Hと、を備える。
底部242Aは、矩形状に形成され、スチール製枠組み本体の全高に亘って上下方向に延びている。
前部242Bは、底部242Aの前方の縁端部で折り曲げられ、スチール製枠組み本体の横方向内側に向かって延びる部位であり、スチール製枠組み本体の全高と等しい高さを有する。前方折り返し部242Cは、前部242Bの横方向内側の縁端部で内側に折り返され、スチール製枠組み本体の横方向外側に向かって前部242Bに沿って延びる部位である。前方折り返し部242Cの上端は、前部242Bの上端よりも下方において終端している。前方折り返し部242Cの上端と、前部242Bの上端との高さの差は、上框部材210のベース材212の上部212Aの上面と、前方折り返し部212Cの端部210Bに相当する部分の下端縁の高さの差に等しい。なお、前方折り返し部242Cの下端も、上端同様に、前部242Bの下端よりも上方において終端している。前方折り返し部242Cの外側面は、前部242Bの内側面に当接接合されている。
前方溝底部242Dは、前方折り返し部242Cの横方向外側の縁端部が前後方向に内側に向かって折り曲げられ、縦框部材240の厚さ方向中央まで延びる部分である。縦框部材240のベース材242の前方溝底部242Dの上端は、前方折り返し部242Cの上端と、前部242Bの上端との間で終端している。前方溝底部242Dの上端と、前部242Bの上端との高さの差は、上框部材210の端部210Bの高さに等しい。また、縦框部材240のベース材242の前方溝底部242Dの下端も、上端と同様に、前方折り返し部242Cの下端と、前部242Bの下端との間で終端している。
また、ベース材242の前部242B及び前方折り返し部242Cの上方の横方向内側部分は、矩形状に切り欠かれて切り欠き部242Eが形成されている。この切り欠き部242Eの高さは、上框部材210のベース材212の前部212Bの全高と等しい。
後部242Fは、底部242Aの後方の縁端部で折り曲げられ、スチール製枠組み本体の横方向内側に向かって延びる部位であり、スチール製枠組み本体の全高と等しい高さを有する。後方折り返し部242Gは、後部242Fの横方向内側の縁端部で内側に折り返され、スチール製枠組み本体の横方向外側に向かって後部242Fに沿って延びる部位である。後方折り返し部242Gの上端は、後部242Fの上端と等しい高さとなっている。なお、後方折り返し部242Gの下端も、上端同様に、後部242Fの下端と等しい高さとなっている。後方折り返し部242Gの外側面は、後部242Fの内側面に当接接合されている。
後方溝底部242Hは、後方折り返し部242Gの横方向外側の縁端部が前後方向に内側に向かって折り曲げられ、縦框部材240の厚さ方向中央まで延びる部分である。縦框部材240のベース材242の後方溝底部242Hの上端は、前方溝底部242Dの上端と等しい高さとなっており、前方溝底部242D及び後方溝底部242Hの前後方向内側端部は互いに対向している。
補強材244は、底部244Aと、底部244Aの前後の縁端部から横方向外側に延びる一対の側部244Bとを備えた鉛直断面「コ」の字形の長尺部材であり、横方向外側に向かって開口するようにベース材242の前部242B及び後部242Fの間に配置されている。底部244Aは、ベース材242の前方溝底部242D及び後方溝底部242Hの外側面に沿って延びるとともに、これら溝底部242D、242Hに当接接合されている。また、側部244Bは、ベース材242の前部242B及び後部242Fの内側面に沿って延びるとともに、前部242B及び後部242Fに当接接合されている。補強材244の上端は、ベース材242の溝底部242D、242Hの上端と同じ高さで終端している。これと同様に、補強材244の下端は、ベース材242溝底部242D、242Hの下端と同じ高さで終端している。
−組立方法−
図17は、第3実施形態の上框部材210と、縦框部材240の接合構造を示す正面図である。
同図に示すように、上框部材210と縦框部材240とを接合する際には、上框部材210の端部210Bが、縦框部材240の上端部において、縦框部材240のベース材242の前部242B及び後部242Fの間に位置するように嵌め込む。そして、上框部材210と、縦框部材240と溶接及びボルトにより接合する。
これにより、上框部材210のベース材212の前方折り返し部212Cの前部212Bに対して横方向側方に突出した部分の下端が、縦框部材240のベース材242の折り返し部242Cの上縁に当接する。また、上框部材210の上部補強材216の前部216B及び端部蓋材218の後部218Bの下縁が、縦框部材240の補強材244の側部244Bの上縁と当接する。また、上框部材210のベース材212の前部212Bの側方の縁と、縦框部材240のベース材242の前部242Bの切り欠き部242Eの側方の縁とが当接する。また、上框部材210の下部補強材214の側方の縁、及び、ベース材212の折り返し部212C、F、溝底部212D、G及び後下部212E2の側方の縁と、縦框部材240の溝底部242D、Hの横方向内側面とが当接する。また、上框部材210の端部蓋材218の側部218Aと、縦框部材240のベース材242の底部242Aの横方向内側面とが当接する。かかる構成により、上框部材210と右側の縦框部材240とを、強固に接合することができる。
下框部材と縦框部材との接合部も、上記の上框部材210と、縦框部材240との接合部と同様に構成すればよい。
−作用効果−
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の、起立部の厚さを抑えることができる効果及び、上又は下框部材と縦框部材とを強固に接合できる効果に加えて、以下の効果が奏される。
本実施形態では、上框部材210のベース材212の前部212Bの側方の縁と、縦框部材240のベース材242の前部242Bの切り欠き部242Eの上下方向に延びる側方の縁とが当接する。このため、上框部材210のベース材212の前部212Bが、縦框部材240のベース材242の前部242Bと同一平面となる。このため、組み立てられたスチール製枠組み構造は、前面及び後面が平坦となり、意匠性を向上することができる。
なお、上記の各実施形態では、二重ガラスを保持するためのスチール製枠組み構造について説明したが、これに限らず、単層ガラスを保持する場合にも本発明を適用できる。このような場合であっても、従来に比べて枠組み構造の厚さを削減することができる。
また、上記の各実施形態では、上框部材、下框部材、及び一対の縦框部材によりスチール製枠組み構造が構成された場合について説明したが、これに限らず、一対の縦框部材の間に中框部材を設けたり、上框部材と下框部材との間に縦桟を設けたりしてもよい。このような場合であっても、上框部材、下框部材、及び縦桟の内側部分に前後面を形成する一対の側部と、側部の内側部分が前後方向中心に向かってに折り返されてなる折り返し部とを形成し、側部と前記折り返し部が隙間なく当接することにより起立部を構成することで、枠組み構造の厚さを削減することができる。
1 スチール製枠組み構造
2 スチール製枠組み本体
2A 開口
4A 板ガラス
10 上框部材
10A 中央部
10B 端部
12 起立部
12A 溝部
14 ベース材
14A 上部
14B 側部
14C 折り返し部
14D 溝底部
14E 端部
14F 中央部
16 溝部補強材
16A 底部
16B 側部
18 上部補強材
19 端部補強材
19A 側部
19B 基部面
20 下框部材
20A 中央部
20B 端部
22 起立部
24 ベース材
24A 底部
24B 後部
24C 前部
24D 折り返し部
24E 端部
24F 溝底部
24G 中央部
24H 端部
25 溝補強材
25A 溝裏部
25B 後部
25C 前部
25D 中央部
25E 端部
26 下部補強材
28 部材
28A 前部
28B 折り返し部
29 端部補強材
29A 側部
29B 基部面
30 縦框部材
32 起立部
40 縦框部材
42 起立部
44 ベース材
44A 底部
44B 側部
44C 折り返し部
44D 溝底部
46 溝部補強材
46 溝補強材
46A 底部
46B 側部
50 スペーサ
52 シーリング部材
110 上框部材
110A 中央部
110B 端部
112 ベース材
112A 上部
112B 後部
112C 後方折り返し部
112D 溝底部
112E 前部
112F 前方折り返し部
114 補強材
114A 上部
114B 後上部
114C 前部
114D 底部
114E 後下部
114F 側部
114G 中央部
116 端部蓋材
140 縦框部材
142 ベース材
142 各構成材
142 構成材
142A 底部
142B 側部
142B 両側部
142C 折り返し部
142D 溝底部
142E 切り欠き部
144 補強材
144A 底部
144B 側部
210 上框部材
210A 中央部
210B 端部
212 ベース材
212E1 後上部
212E2 後下部
212A 上部
212B 前部
212C 部
212D 前方溝底部
212E 後部
212F 部
212G 後方溝底部
214 下部補強材
214A 下部
214B 前部
214C 後部
216 上部補強材
216A 上部
216B 前部
216C 後部
218 端部蓋材
218A 側部
218B 後部
240 縦框部材
242 ベース材
242A 底部
242B 前部
242C 部
242D 溝底部
242D 前方溝底部
242E 部
242F 後部
242G 部
242H 後方溝底部
244 補強材
244A 底部
244B 側部

Claims (6)

  1. 前後方向に離間して設けられたガラスを保持するためのスチール製枠組み構造であって、
    前記ガラスの横方向両側部に位置する一対の縦框部材と、
    前記ガラスの上方及び下方にそれぞれ位置する上框部材及び下框部材と、を備え、
    前記一対の縦框部材、上框部材及び下框部材の内側面の前後方向の両縁部には、それぞれ一対の起立部が形成され、前記ガラスは、その周縁部が当該一対の起立部の間に形成された溝部に収容されることにより保持されており、
    前記縦框部材、上框部材及び下框部材は、これらの前後面を形成するスチール製板材から形成されえたベース部を有し、
    前記ベース部は、前記前後面を形成する一対の側部と、前記側部のガラス側の部分が前後方向中心に向かって折り返されてなる一対の折り返し部とを含み、
    前記側部と前記折り返し部が隙間なく当接することにより、前記起立部が形成されており、
    前記一対の縦框部材と、前記上框部材及び下框部材とのうち少なくとも一つの框部材において、前記ベース部は、さらに、前記一対の折り返し部の少なくとも一方から前後方向内側に向かって延びる溝底部を備え、前記溝底部と前記一対の折り返し部とにより前記溝部が画成され、前記少なくとも一つの框部材内には、前記溝底部を挟んで前記ガラスと反対側の位置に、前記一対の側部の間にわたって空間が形成されている、スチール製枠組み構造。
  2. 前記ガラスは複層ガラスである、請求項1に記載されたスチール製枠組み構造。
  3. 前記上框部材のベース部は、正面視丁字形に形成され、横方向に突出する一対の端部を有し、前記上框部材のベース部の端部には、水平断面視コ字形の端部補強材が、前記端部の前後面及び側部に沿って取り付けられており、
    前記縦框部材は、内部に、水平断面視コ字形であり、底部及び前記底部の両縁部から延びる一対の側部を有する縦框補強材が、前記側部が前記縦框部材のベース部に当接接合されることにより取り付けられており、前記縦框補強材の上端は、前記縦框部材のベース部よりも、前記上框部材の端部の高さ分だけ、下方において終端しており、
    前記上框部材の端部が前記縦框部材のベース部の一対の側部の間に嵌め込まれることにより、前記上框部材と縦框部材とは接合され、
    前記接合された状態において、
    前記上框部材に取り付けられた端部補強材の横方向内側の縁が、前記縦框部材の折り返し部の横方向外側の縁と当接し、かつ、前記上框部材に取り付けられた端部補強材の下側の縁の少なくとも一部が、前記縦框部材の前記縦框補強材の上端と当接している、
    請求項1または2に記載されたスチール製枠組み構造。
  4. 前記下框部材のベース部は、正面視逆丁字形に形成され、横方向に突出する一対の端部を有し、前記下框部材のベース部の端部には、水平断面視コ字形の端部補強材が、前記端部の前後面及び側部に沿って取り付けられており、
    前記縦框部材には、内部に、水平断面視コ字形であり、底部及び前記底部の両縁部から延びる一対の側部を有する縦框補強材が、前記側部が前記縦框部材のベース部に当接接合されることにより取り付けられており、前記縦框補強材の下端は、前記縦框部材のベース部よりも、前記下框部材の端部の高さ分だけ上方において終端しており、
    前記下框部材の端部が前記縦框部材のベース部の一対の側部の間に嵌め込まれることにより、前記下框部材と縦框部材とは接合され、
    前記接合された状態において、
    前記下框部材に取り付けられた端部補強材の横方向内側の縁が、前記縦框部材の折り返し部の横方向外側の縁と当接し、かつ、前記下框部材に取り付けられた端部補強材の上側の縁の少なくとも一部が、前記縦框部材の前記縦框補強材の下端と当接している、
    請求項1から3の何れか1項に記載されたスチール製枠組み構造。
  5. 前記縦框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の上端部の横方向内側には、上下方向に前記上框部材の側部の全高と等しい高さの上方切り欠き部が形成されており、
    前記縦框部材と前記上框部材との接合部において、前記上框部材の前記前方又は後方の少なくとも一方の側部の横方向の縁部は、前記上方切り欠き部の上下方向に延びる縁部と当接し、前記縦框部材と前記上框部材とが同一平面上に位置している、請求項1または2に記載された構成枠組み構造。
  6. 前記縦框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の下端部の横方向内側には、上下方向に前記下框部材の側部の全高と等しい高さの下方切り欠き部が形成されており、
    前記縦框部材と前記下框部材との接合部において、前記下框部材の前方又は後方の少なくとも一方の側部の横方向の縁部は、前記下方切り欠き部の上下方向に延びる縁部と当接し、前記縦框部材と前記下框部材とが同一平面上に位置している、請求項1、2、または5に記載された構成枠組み構造。
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