JP4020772B2 - 壁構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係る壁構造体は、病院、公民館、庁舎等、各種建造物のロビーやホール等の屋内空間と屋外空間とを仕切ると共に、この屋内空間に外光を取り入れる採光壁として利用する。特に本発明の壁構造体は、採光用のガラスパネルの四辺を支持する方立や無目のうちで上記屋内空間に露出する部分を、木材等の非金属材料により覆う事で、屋内空間にいる者に無機質な感じを与えない様にする構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種建造物のロビーやホール等の屋内空間と屋外空間とを仕切ると共に、この屋内空間に外光を取り入れる採光壁で、この屋内空間に露出する部分を木材製とし、屋内空間にいる者に無機質な感じを与えない様にする構造が、特許文献1に記載されて従来から知られている。この特許文献1に記載された構造は、図15に示す様に、木製の支柱1の屋外側面に方立2を結合固定し、この方立2或は図示しない竪枠と、図示しない無目或は上下枠とにより、複数枚のガラスパネル3、3の四辺を支持している。この様な構造の場合には、上記屋内空間には、上記木製の支柱1が露出し、アルミニウム合金の押し出し型材製の上記方立2等は露出しないので、上記屋内空間にいる者に無機質な感じを与える事がない。
【0003】
【特許文献1】
特許第2766221号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の様な特許文献1に記載された従来構造の場合、木製の支柱1が強度部材であって、この支柱1により、方立2及び無目の他、複数枚のガラスパネル3、3の重量を支えている。これに対して木材は、鉄鋼等の金属材料に比べて、ヤング率を初めとする機械的強度が低い。この為、大型の壁構造体を構成する場合には、上記支柱1の断面積を相当に広くする必要が生じる。この支柱1の断面積を広くする事は、その分だけ、上記各ガラスパネル3、3の面積及び床面積が狭くなる事に繋がり、室内空間にいる者に重苦しい感じを与え易くなる等、意匠的に好ましくない場合が多い。
【0005】
又、意匠的に好ましい外観を有し、しかも、十分な強度を有する支柱1を木材のみにより造ると、例え間伐材を利用した集成材としたとしても、相当にコストが嵩む事が避けられない。しかも、木材は傷付き易く、長期間に亙る使用時には、何らかの硬い物がぶつかったりして、表面が傷付く可能性が高い。この様な場合に、強度部材である支柱1全体が木製であると、傷付いた支柱1のみを交換する事は非常に難しい。仮に傷付いた支柱1のみを交換できたとしても、交換に要するコストは極めて高くなる。従って、表面の傷は、現場作業で補修しなければならず、コストが嵩む。
本発明は、この様な事情に鑑みて、建設コスト自体を低く抑えられる他、表面が傷付いた場合の修理、交換に要するコストも低く抑える事ができ、しかも好ましい意匠を実現し易い壁構造体を提供すべく発明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の壁構造体は、従来から知られている壁構造体と同様に、それぞれ複数ずつの方立と無目とを互いに交差する方向に組み合わせ、これら方立と無目とにより複数枚のパネルを支持すると共に、これら各方立の屋内側に、これら方立と無目とパネルとを支える為の複数本の支柱を設けている。
特に、本発明の壁構造体に於いては、これら各支柱を、上記各方立の屋内側に結合固定され、上下両端部をそれぞれ固定部分に対し結合固定される、金属製の支柱本体と、それぞれ少なくとも表面が非金属材製で、組み合わされた状態で上記支柱本体を覆う1対の化粧材とにより構成している。又、これら1対の化粧材がそれぞれ、表面部分を構成する非金属材製の化粧材本体と、この化粧材本体の裏面部分に結合固定されたアルミニウム合金の押し出し型材製の取付ブラケットとから成る。そして、上記1対の化粧材のうちの一方の化粧材を構成する取付ブラケットは、一端を上記各方立の一部に、他端を上記支柱本体に対し固定されたアンカブラケットに、それぞれねじ止め固定されており、他方の化粧材を構成する取付ブラケットは、一端を上記各方立の一部にねじ止め固定すると共に、他端を上記一方の化粧材を構成する取付ブラケットの一部に係止する事で、上記支柱本体に対し結合固定されている。
【0007】
【作用】
上述の様に構成する本発明の壁構造体の場合には、構成各部材の重量を支える支柱本体が金属製である為、この支柱本体の断面積をあまり大きくする事なく、十分な強度を確保できる。この為、化粧材を含んだ状態でも、支柱の幅寸法を小さくできて、パネルの面積を広くし易くなる等、好ましい意匠を実現する事に関する自由度が向上する。
【0008】
又、化粧材は、単に上記金属製の支柱本体を覆えれば良い為、厚さ寸法は小さくて良い。従って、上記化粧材を木製とする場合でも、この化粧材のコストを低く抑える事ができる。更には、上記支柱本体からこの化粧材を取り外しても、上記パネルの支持には何ら影響しない為、傷んだ化粧材のみの修理、交換を容易に行なえる。従って、この修理、交換に要するコストも、低く抑える事ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜13は、本発明の実施の形態の第1例を示している。図1は、本例の壁構造体4を屋外側から見た状態を示している。この壁構造体4は、それぞれが鉛直方向に配設された、左右1対の堅枠43、43と、複数本(図示の例では3本)の方立2a、2aを有する。これら各堅枠43、43及び各方立2a、2aの屋内側には、図3、8に詳示する様に、本発明の特徴部分である支柱1aを結合固定している。この支柱1a部分の構造に就いては、後で詳しく述べる。又、上記各堅枠43、43及び上記各方立2a、2aの上端部は図4に示す様に天井面5に、同じく下端部は図5に示す様に床面6に、それぞれ結合固定している。この結合固定部分の構造に就いても、後で詳しく述べる。更に、隣り合う堅枠43、43及び方立2a、2a同士の間には、上端部に上枠7を、下端部に下枠8を、中間部に無目9、9を、それぞれ複数本ずつ(図示の例では合計で6本ずつ)掛け渡している。そして、これら上枠7、下枠8、各無目9、9と上記各堅枠43、43及び方立2a、2aとにより、複数枚のガラスパネル3、3の四辺を支持している。尚、上記各堅枠43、43と、上記各方立2a、2aとの相違は、上記各ガラスパネル3、3を片側にのみ(堅枠43、43の場合)設けるか、両側に(方立2a、2aの場合)設けるかが相違する以外、基本的には同じ構造で、他の部分と組み合わされる。
【0010】
尚、これら各ガラスパネル3、3の四辺を支持する部分の構造に就いては、図3〜6に具体的に示しているが、従来から広く知られており、本発明の要旨とも関係しない為、詳しい説明は省略する。又、図示の例では、上記上枠7、7、下枠8、8、各無目9、9及び上記各堅枠43、43、各方立2a、2aとして、それぞれがアルミニウム合金の押し出し型材製である屋外側半片と屋内側半片とを、優れた熱絶縁性を有する合成樹脂により結合した、所謂断熱サッシとしている。この様な断熱サッシの構造及び作用に就いても、従来から広く知られており、本発明の要旨とも関係しない為、詳しい説明は省略する。
【0011】
上記各堅枠43、43及び各方立2a、2aの屋内側に連結固定した、前記支柱1aは、図3、8に詳示する様に、支柱本体10と、1対の竪方向化粧材11a、11bとから成る。このうちの支柱本体10は、例えば厚さが20〜30mm程度、幅が100〜200mm程度の厚肉鋼板製で、上記支柱1aの全長に亙り連続して、幅方向(断面形状の長さ方向)を屋内外方向(図3、8の上下方向)に一致させた状態で設けている。この様な支柱本体10をその屋内側に連結固定する為に、上記方立2a(堅枠43も同様、以下省略)の屋内側端部には、1対の連結板部12、12を設けている。これら両連結板部12、12は、断面クランク形で、先半部(図3、8の上半部)同士の間隔を上記支柱本体10の厚さと同じか、この厚さよりも僅かに大きくしている。これに対して上記両連結板部12、12の基半部(図3、8の下半部)同士の間隔は、上記先半部の間隔よりも広くしている。上記方立2aと支柱1aとは、この支柱1aと上記各連結板部12、12との互いに整合する複数個所に形成した通孔を挿通したボルト13とナット14とを螺合し更に緊締する事により、上下方向複数個所で結合固定している。
【0012】
上述の様にして上記方立2aの屋内側に連結固定される上記支柱1aを覆う、上記1対の竪方向化粧材11a、11bは、それぞれ化粧材本体15a、15bと、取付ブラケット16a、16bとから成る。このうちの化粧材本体15a、15bは、木材により、断面L字形に構成して成り、表面(各取付ブラケット16a、16bと反対側で、屋内側に露出する面)を体裁良く仕上げている。又、上記両化粧材本体15a、15bの屋内側端部(図3、8の上端部)で互いに近接対向する部分は段付形状として、互いに重畳させている。そして、上記両化粧材本体15a、15bの不連続部を通じて、これら両化粧材本体15a、15bにより覆われた部分が見えない様にしている。
【0013】
又、上記各取付ブラケット16a、16bは、アルミニウム合金の一体押し出し型材製で、それぞれが上記各化粧材本体15a、15bの裏面部分に、それぞれ複数本ずつの木ねじ17、17により結合固定されている。上記両取付ブラケット16a、16bのうち、一方(図3、8の左方)の取付ブラケット16aは、その両端部を上記化粧材本体15aの両端縁部よりも突出させている。このうちの屋外側端部は、前記方立2aの屋内側端部に形成した1対の連結板部12、12のうちの一方の連結板部12に突き合わせ、上下方向に関して複数個所を、ねじ18により、この一方の連結板部12に対し結合固定している。これに対して、上記一方の取付ブラケット16aの屋内側端部は、前記支柱本体10の屋内側端部に溶接固定したアンカブラケット19に突き合わせ、上下方向に関して複数個所を、ねじ20により、このアンカブラケット19を介して上記支柱本体10に対し結合固定している。又、上記一方の取付ブラケット16aの屋内側端部には、屋内側に向け突出する係止突条21を形成している。
【0014】
これに対して、他方の取付ブラケット16bは、その屋外側端部のみ、上記化粧材本体15bの屋外側端縁から突出しており、その屋内側端部は、この化粧材本体15bの屋内側端縁よりも突出してはいない。但し、上記他方の取付ブラケット16bの屋内側端部には、屋外側に突出する、第二の係止突条22を形成している。この様な他方の取付ブラケット16bは、この第二の係止突条22を上記係止突条21に係合させる事により、この他方の取付ブラケット16bの屋内側端部が上記一方の取付ブラケット16aから離れる方向に変位するのを防止している。そして、この状態で、その屋外側端部を、前記方立2aの屋内側端部に形成した1対の連結板部12、12のうちの他方の連結板部12に突き合わせ、上下方向に関して複数個所を、ねじ18により、この他方の連結板部12に対し結合固定している。
【0015】
上述の様にして、1対の竪方向化粧材11a、11bを前記支柱本体10に対し結合固定する事により、鋼製のこの支柱本体10を隠して、前記支柱1aの表面が木で覆われた状態とする。又、図4〜6に示す様に、前記上枠7、下枠8、及び各無目9、9の屋内側面も、木製の横方向化粧材23a、23b、23cにより覆って、屋内側から見た場合に、アルミニウム合金製の上記上枠7、下枠8、及び各無目9、9の屋内側面が見えない様にしている。この為に本例の場合には、これら上枠7、下枠8、及び各無目9、9の屋内側面に、開口部の幅が奥部の幅に比べて狭くなった、あり溝状の係止溝24を形成している。又、上記各横方向化粧材23a、23b、23cの屋外側面の一部で、水平方向に互いに離隔した複数個所に、それぞれ板ばね製の係止片25をねじ止め固定している。そして、これら各係止片25を、その上下方向に関する幅寸法を弾性的に縮めつつ上記係止溝24に押し込んでいる。この構成により上記各横方向化粧材23a、23b、23cを上記上枠7、下枠8、及び各無目9、9に、上記各係止片25を介して結合し、これら上枠7、下枠8、及び各無目9、9の屋内側面を覆っている。
【0016】
更に本例の場合には、前記方立2aの両側面屋内寄り部分で、上記1対の竪方向化粧材11a、11bの屋外側端縁と前記ガラスパネル3、3の屋内側面との間部分を、第二の竪方向化粧材26a、26bにより覆っている。この為に本例の場合には、上記方立2aの屋内寄り半部両側面に、開口部の幅が奥部の幅に比べて狭くなった、あり溝状の係止溝24aを形成している。又、上記各第二の竪方向化粧材26a、26bの片側面の一部で、上下方向に互いに離隔した複数個所に、それぞれ合成樹脂若しくはアルミニウム合金製の係止片25aをねじ止め固定している。そして、これら各係止片25aを、その屋内外方向に関する幅寸法を弾性的に縮めつつ上記係止溝24aに押し込んでいる。この構成により上記各第二の竪方向化粧材26a、26bを上記方立2aの両側面屋内寄り部分に、上記各係止片25aを介して結合し、上記1対の竪方向化粧材11a、11bの屋外側端縁と上記ガラスパネル3、3の屋内側面との間部分を覆っている。尚、上記各竪方向化粧材11a、11bと上記各第二の竪方向化粧材26a、26bとの連続部も段付形状として互いに重畳させている。そして、上記各竪方向化粧材11a、11b、26a、26bの不連続部を通じて、これら各竪方向化粧材11a、11b、26a、26bにより覆われた部分が見えない様にしている。
【0017】
尚、上述の様に、上記支柱本体10を上記1対の竪方向化粧材11a、11bにより覆い、上記上枠7、下枠8、及び各無目9、9の屋内側面を上記各横方向化粧材23a、23b、23cにより覆い、更に上記方立2aの両側面屋内寄り部分を上記1対の第二の竪方向化粧材26a、26bにより覆う作業は、図9〜13に示す行程により行なう。
先ず、図9は、上記各化粧材11a、11b、23a、23b、23c、26a、26bを除き、壁構造体を構築した状態を示す。即ち、本例の壁構造体を構築する場合、上記支柱1aと前記方立2aと前記上枠7と前記下枠8と前記無目9、9とを結合組み合わせると共に、これら方立2aと上枠7と下枠8と無目9、9との間に前記ガラスパネル3、3を建て込む。そして、上記各化粧材11a、11b、23a、23b、23c、26a、26bを後から装着する。
【0018】
これら各化粧材11a、11b、23a、23b、23c、26a、26bの装着作業を行なう場合、先ず、図10に示す様に、上記方立2aと上枠7と下枠8と無目9、9との屋内側面に、上記各横方向化粧材23a、23b、23cを、前述した様に、係止溝24と係止片25との係合により装着する。
次いで、図11〜12に示す様に、上記支柱本体10に上記各竪方向化粧材11a、11bの組み付け作業を、前記一方の取付ブラケット16aを組み付けた竪方向化粧材11aの組み付け作業を先に、前記他方の取付ブラケット16bを組み付けた竪方向化粧材11bの組み付け作業を後からの順番で行なう。
そして最後に、図13に示す様に、第二の竪方向化粧材26a、26bを、上記方立2aの両側面屋内寄り部分に、前述した様に、係止溝24aと係止片25aとの係合により装着する。
【0019】
次に、前記支柱本体10の上下両端部を前記天井面5或は前記床面6に結合固定する部分の構造に就いて、図3〜5図及び図7を参照しつつ説明する。
上記支柱本体10の上下両端部はそれぞれ、図7にその全体を示す様な1対の固定ブラケット27、27を介して、上記天井面5(図4)及び上記床面6(図5)に対し結合固定している。上記各固定ブラケット27、27はそれぞれ、水平板部28と鉛直板部29とを備えたL字形で、このうちの水平板部28の中央部に第一の通孔30を、鉛直板部29の中央部で水平方向に離隔した2個所位置に第二の通孔31、31を、それぞれ形成している。
【0020】
又、上記鉛直板部29の両側面のうちの上記水平板部28と反対側の面で、上記支柱本体10の側面に対向する側面に、上記鉛直板部29毎に1対ずつの環状スペーサ32、32を溶接等により固定している。これら各環状スペーサ32、32の外径D32は、上記各第二の通孔31、31の内径R31よりも大きく、その内径r32はこれら各第二の通孔31、31の内径R31よりも小さく(D32>R31>r32)、その厚さt32は上記支柱本体10の厚さT10の1/2以下(t32≦T10/2)である。この様な上記各環状スペーサ32、32はそれぞれ、上記各第二の通孔31、31と同心に配置した状態で、上記鉛直板部29の片側面に、溶接、接着等により固定している。
【0021】
これに対して、上記支柱本体10の上下両端部には、それぞれが上下方向に長い長孔33、33を、これら両端部毎に1対ずつ形成している。これら各長孔33、33の幅W33は、上記各環状スペーサ32、32の外径D32よりも少しだけ大きく(W33>D32)している。又、上記各長孔33、33のピッチP33と、上記各環状スペーサ32、32のピッチP32とは、互いに同じ(P33=P32)としている。従って、上記各固定ブラケット27、27の鉛直板部29を上記支柱本体10の上下両端部両側面に当接させた状態では、上記各環状スペーサ32、32が、上記各長孔33、33内に進入する。この状態で、これら各長孔33、33の両端開口部から入り込んだ上記各環状スペーサ32、32の先端面は、丁度当接する(t32=T10/2の場合)か、又は、図3に示す様に、互いの間に隙間が介在する状態となる(t32<T10/2の場合)。
【0022】
それぞれが前述の様に環状スペーサ32、32を備えた1対ずつの固定ブラケット27、27により、上述の様に1対ずつの長孔33、33を形成した上記支柱本体10の上下両端部を前記天井面5又は前記床面6に支持固定する作業は、次の様にして行なう。尚、これら天井面5及び床面6の一部で、上記支柱本体10の上下各端部を支持固定すべき部分には、図4〜5に示す様に、それぞれアンカプレート34a、34bとスタッド35a、35bとを、コンクリートの打設時に埋設しておく。又、これらアンカプレート34a、34bは上記天井面5又は床面6に露出しており、上記各スタッド35a、35bの先端部は、上記各アンカプレート34a、34bから突出している。又、これら各スタッド35a、35bの外径は、前記水平板部28に形成した第一の通孔30の内径よりも十分に小さい。この理由は、上記天井面5及び床面6に対する、上記支柱本体10の上下両端部の支持固定位置の調節を可能にする為である。
【0023】
上記各固定ブラケット27、27は、上記各スタッド35a、35bを上記第一の通孔30に挿通し、これら各スタッド35a、35bに外嵌したワッシャ36及び同じく螺合したナット37と上記各アンカプレート34a、34bとの間で上記水平板部28を挟持する事により、上記天井面5及び床面6に装着する。この様にして、上記各アンカプレート34a、34b毎に1対ずつ装着した上記各固定ブラケット27、27の鉛直板部29、29により、上記支柱本体10の上端部及び下端部を挟持する。この際、上記各環状スペーサ32、32を上記各長孔33、33内に、両端開口から進入させる。そして、これら各環状スペーサ32、32を挿通したボルト38、38とナット39、39とを螺合し更に緊締する事により、上記支柱本体10の上端部及び下端部をそれぞれ1対ずつの固定ブラケット27、27に対し固定する。
【0024】
この様にして、上記支柱本体10の上下両端部を、それぞれ1対ずつの固定ブラケット27、27により、上記天井面5又は床面6に対し結合固定する。この場合に、これら天井面5又は床面6に対する上記支柱本体10の上下両端部の取付位置は、水平方向に関しては、上記第一の通孔30内で上記各スタッド35a、35bが変位できる範囲内で調節できる。又、鉛直方向に関しては、上記各環状スペーサ32、32が上記各長孔33、33内で動き得る範囲内で、それぞれ調節できる。そこで、上記各ナット37、39を緊締する以前に、上記各方向の位置調節を行なってから、これら各ナット37、39を緊締する。その後、上記各固定ブラケット27、27の水平板部28、28と上記各アンカプレート34a、34bを溶接すると共に、上記支柱本体10の上端部と上記鉛直板部29とを溶接する。この支柱本体10の下端部と鉛直板部29とは溶接しない。溶接しない理由は、この支柱本体19の下端部を若干の変位可能にし、気温変化による膨張収縮等により、上記支柱本体10に過大な応力が加わる事を防止する為である。
【0025】
上記支柱本体10の上下両端部は、上述の様にして、上記天井面5又は床面6に対し結合固定するが、この結合固定に使用する、前記ボルト38の頭部40及び上記ナット39の外径は、前記第二の通孔31の内径R31よりも小さい。又、上記ボルト38の全長は、上記支柱本体10の厚さT10と上記1対の鉛直板部29、29の厚さt29との合計(T10+2t29)とほぼ同じとしている。従って、ボルト38とナット39とを螺合し更に緊締した状態では、これらボルト38及びナット39は、上記各鉛直板部29、29の側面から殆ど突出しない。又、上記1対の鉛直板部29、29の厚さt29はあまり大きくない。
【0026】
従って、上記支柱本体10の上下両端部を上記各固定ブラケット27、27を介して上記天井面5又は床面6に対し結合固定した後、上記支柱本体10を前記各竪方向化粧材11a、11bにより覆えば、上記各固定ブラケット27、27の鉛直板部29、29は、図3に示す様に、上記支柱本体10の上下両端部の両側面と、上記各竪方向化粧材11a、11bを構成する取付ブラケット16a、16bの上下両端部内面との間に入り込んだ状態となる。従って、上記各鉛直板部29、29が、外部に露出する事がなくなる。この為、前記支柱1aの上下両端部の体裁を整える為の工事は、上記各固定ブラケット27、27の水平板部28、28を隠すだけの程度で済む。これら各水平板部28、28の厚さ寸法は限られており、これを隠す作業は、竪方向寸法が大きい上記鉛直板部29、29を隠す作業に比べて容易である。
【0027】
前述の様に構成し、上述の様に構築する本例の壁構造体4の場合には、構成各部材の重量を支える支柱本体10が鋼製である為、この支柱本体10の断面積をあまり大きくする事なく、十分な強度を確保できる。この為、前記各竪方向化粧材11a、11bを含んだ状態でも、上記支柱1aの厚さ寸法T1aを小さくできて、その分前記ガラスパネル3、3の面積を広くし易くなる等、好ましい意匠を実現する事に関する自由度が向上する。又、鋼製に比べて高価な、木製の上記各竪方向化粧材11a、11bの容積を少なくできて、コスト低減を図れる。又、これら各竪方向化粧材11a、11bは上記壁構造体4の構成各部材の重量を支える強度部材でない為、損傷した場合に、他の部材を取り除く事なく、上記各竪方向化粧材11a、11bのみを着脱する事ができる。この為、修理、交換に要するコストの低減も図れる。
【0028】
次に、図14は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、1対の竪方向化粧材11c、11dを構成する化粧材本体15c、15cを互いに同じ形状としている。そして、これら両化粧材本体15c、15cの屋内側端縁同士の突き合わせ部同士の間にスペーサ41を、上記両竪方向化粧材11c、11dの全長に亙って挟持している。このスペーサ41は、アルミニウム合金或は合成樹脂の一体押し出し成形材、又はステンレス鋼、銅系合金製で、その上下方向複数個所を一方の竪方向化粧材11cを構成する取付ブラケット16aに対し、ねじ42により結合支持している。その他の部分の構成及び作用は、上述した第1例の場合と同様である為、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
尚、本発明を実施する場合に、各化粧材11a〜11dの表面となる化粧材本体15a〜15cを構成する材料は、木に限らず、合成樹脂等、他の非金属材料とする事もできる。又、全高が低い構造の場合には、支柱本体を鉄又は鉄系合金に限らず、アルミニウム合金製(中空又は充実体)とする事もできる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上に述べた通り構成し作用する為、意匠上の設計の自由度が高く、しかも建設時のコスト並びに修理に要するコストを低く抑えられる壁構造体を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例の壁構造体全体を、屋外側から見た状態で示す正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】一部を省略して示す、図2のB部拡大図。
【図4】図1の拡大C−C断面図。
【図5】同拡大D−D断面図。
【図6】同拡大E−E断面図。
【図7】支柱本体の下端部を床面に結合固定する部分の構造を、一部を省略して示す分解斜視図。
【図8】図3の部分拡大図。
【図9】屋内面に化粧材を組み付ける以前の状態を示しており、(A)は図1の拡大F−F断面に相当する図、(B)は同拡大E−E断面に相当する図。
【図10】屋内面に化粧材を組み付ける作業の第一行程を示す、図9と同様の図。
【図11】同第二行程を示す、図9と同様の図。
【図12】同第三行程を示す、図9と同様の図。
【図13】同第四行程を示す、図9と同様の図。
【図14】化粧材の別形状を示す、図8の上端部に相当する断面図。
【図15】従来構造の1例を示す、図8と同様の断面図。
【符号の説明】
1、1a 支柱
2、2a 方立
3 ガラスパネル
4 壁構造体
5 天井面
6 床面
7 上枠
8 下枠
9 無目
10 支柱本体
11a、11b、11c、11d 竪方向化粧材
12 連結板部
13 ボルト
14 ナット
15a、15b、15c 化粧材本体
16a、16b 取付ブラケット
17 木ねじ
18 ねじ
19 アンカブラケット
20 ねじ
21 係止突条
22 第二の係止突条
23a、23b、23c 横方向化粧材
24、24a 係止溝
25、25a 係止片
26a、26b 第二の竪方向化粧材
27 固定ブラケット
28 水平板部
29 鉛直板部
30 第一の通孔
31 第二の通孔
32 環状スペーサ
33 長孔
34a、34b アンカプレート
35a、35b スタッド
36 ワッシャ
37 ナット
38 ボルト
39 ナット
40 頭部
41 スペーサ
42 ねじ
43 竪枠

Claims (3)

  1. それぞれ複数ずつの方立と無目とを互いに交差する方向に組み合わせ、これら方立と無目とにより複数枚のパネルを支持すると共に、これら各方立の屋内側に、これら方立と無目とパネルとを支える為の複数本の支柱を設けた壁構造体に於いて、これら各支柱を、上記各方立の屋内側に結合固定され、上下両端部をそれぞれ固定部分に対し結合固定される、金属製の支柱本体と、それぞれ少なくとも表面が非金属材製で、組み合わされた状態で上記支柱本体を覆う1対の化粧材とにより構成しており、これら1対の化粧材がそれぞれ、表面部分を構成する非金属材製の化粧材本体と、この化粧材本体の裏面部分に結合固定されたアルミニウム合金の押し出し型材製の取付ブラケットとから成り、上記1対の化粧材のうちの一方の化粧材を構成する取付ブラケットは、一端を上記各方立の一部に、他端を上記支柱本体に対し固定されたアンカブラケットに、それぞれねじ止め固定されており、他方の化粧材を構成する取付ブラケットは、一端を上記各方立の一部にねじ止め固定すると共に、他端を上記一方の化粧材を構成する取付ブラケットの一部に係止する事で、上記支柱本体に対し結合固定されている事を特徴とする壁構造体。
  2. 支柱本体の上下両端部は、それぞれが水平板部と鉛直板部とを備えたL字形の固定ブラケットを介して天井面又は床面に対し、これら各固定ブラケットの水平板部をこの天井面又は床面に固定すると共に、これら各固定ブラケットの鉛直板部を上記支柱本体の上端部又は下端部に固定する事により、それぞれ結合固定されており、これら各固定ブラケットの鉛直板部は、上記支柱本体の上下両端部の両側面と化粧材を構成する取付ブラケットの上下両端部内面との間に入り込んでいる、請求項1に記載した壁構造体。
  3. 支柱本体の上下両端部のうちの少なくとも一方の端部に、上下方向に長い長孔が形成されており、この長孔が形成された端部を天井面又は床面に対し結合固定する為の1対の固定ブラケットを構成する鉛直板部のうちで上記支柱本体の側面に対向する部分に、上記長孔内に挿入自在な外径寸法と、上記支柱本体の厚さの1/2以下の厚さ寸法とを有する環状スペーサを、上記鉛直板部に形成した通孔の開口部の外径寄り部分を塞ぐ状態で固定しており、1対の鉛直板部により上記支柱本体の端部を挟持すると共にこれら両鉛直板部に固定した環状スペーサを上記長孔にこの支柱本体の両面側から挿入した状態で、これら環状スペーサの内側に、上記1対の鉛直板部のうちの一方の鉛直板部に形成した通孔内に進入可能な頭部を備えたボルトを挿通し、このボルトと他方の鉛直板部に形成した通孔内に進入可能なナットとを螺合し更に緊締する事により、上記支柱本体の端部を上記1対の固定ブラケットに対し、上記ボルト及びナットと1対の環状スペーサとを介して結合固定している、請求項2に記載した壁構造体。
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