JP4759937B2 - 構造物の補強構造、補強方法、補強ブロックおよび耐震壁 - Google Patents

構造物の補強構造、補強方法、補強ブロックおよび耐震壁 Download PDF

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本発明は、構造物の補強構造、補強方法、補強ブロックおよび耐震壁に関する。
新設構造物または既存構造物に対する補強方法として、柱と梁とで取り囲まれた架構開口部分に、その対角線の方向に沿って鉄骨材や鋼管などからなるブレースと呼ばれる補強部材を斜めに設置する方法がよく知られている(特許文献1等参照)。このブレースは、架構開口部に入力される地震等による外力に対して抵抗して、架構開口部の変形を抑制する役割を果たす。
特開平11−22238号公報 特開平11−50691号公報
しかしながら、このブレースは、架構開口部の対角線の方向に沿って斜めに設置されるため、いかにも補強されたという印象を与えることがある。また、ブレースは、鉄骨材や鋼管などからなるため、ごつごつしたイメージがあり、圧迫感を与えて、外観上あまり好ましくはなかった。また、デザイン的にも工夫を施すのが難しく、美観の向上を図るのはきわめて困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みたものであって、その目的は、補強した印象やごつごつしたイメージがなく、美観の向上が図れるような構造物の補強構造、補強方法および補強ブロックを提供することにある。
前記目的を達するために本発明に係る構造物の補強構造にあっては、構造物の躯体に一体的に取り付けられたフレームと、前記フレームの内側に格子状に連結されて取り付けられる複数のアルミニウム製のブロックとを備え、前記ブロックは、断面菱形状に成形された1または複数の開口部と、他のブロックと一体的に連結するための嵌合部とを有する構造であって、前記嵌合部は、前記ブロックの外角部に、その稜線に沿って設けられた断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部である構成とする。なお、本発明にあっては、菱形状には、正方形状も含まれる。
かかる構造物の補強構造にあっては、前記ブロックは、押出成形により形成されていてもよい。
かかる構造物の補強構造にあっては、前記ブロックには、前記嵌合部として嵌合凹部または嵌合凸部が形成され、嵌合凹部が、隣接するブロックの嵌合凸部と嵌合し、嵌合凸部が、隣接するブロックの嵌合凹部と嵌合していても良い。
また、かかる構造物の補強構造にあっては、前記フレームおよび前記ブロックが、前記構造物の架構開口部または壁開口部に設置されても良い。
また、かかる構造物の補強構造にあっては、前記ブロックの外側にガラス板が取り付けられても良い。
また、本発明の構造物の補強方法にあっては、構造物の躯体に一体的にフレームを取り付けるステップと、断面菱形状に成形された1または複数の開口部を有するアルミニウム製のブロックを、当該ブロックに設けられた嵌合部を介して格子状に連結するステップと、前記ブロックを前記フレームの内側に取り付けるステップとを有する方法であって、前記嵌合部を、前記ブロックの外角部に、その稜線に沿って設ける断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部とする方法である。
また、本発明の構造物の補強ブロックにあっては、構造物の躯体に一体的に取り付けられるフレームの内側に、格子状に連結されて取り付けられるアルミニウム製のブロックであって、断面菱形状に成形された1または複数の開口部と、他のアルミニウム製のブロックと連結するための嵌合部とを有し、前記嵌合部は、ブロックの外角部に、その稜線に沿って設けられた断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部である構成とする。
また、本発明の耐震壁にあっては、断面菱形状に成形された1または複数の開口部と、他のアルミニウム製のブロックと一体的に連結するための嵌合部とを有するアルミニウム製のブロックを、格子状に一体的に連結してなる耐震壁であって、前記嵌合部は、前記ブロックの外角部に、その稜線に沿って設けられた断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部である構成とする。
本発明によれば、補強した印象やごつごつしたイメージがなく、美観の向上が図れる。
以下に本発明に係る構造物の補強構造、補強方法、補強ブロックおよび耐震壁を実施するための最良の形態について説明する。
図1〜図5は、本発明に係る構造物の補強構造の一実施形態を説明するための図である。図1は、本実施形態に係る構造物の補強構造を示す正面図である。図2は、その補強構造を拡大して示した図である。図3は、その補強構造を構成するブロックの斜視図である。図4は、そのブロックの取付構造を説明する斜視図である。図5は、そのブロックの取付構造を説明する断面図である。ここでは、構造物の柱部と梁部とで囲まれた架構開口部に適用する場合を例にして説明する。
この補強構造2は、図1に示すように、構造物4の柱部6と梁部8とで囲まれた架構開口部10の外側に設けられており、架構開口部10に一体的に取り付けられたフレーム12a、12bと、これらフレーム12a、12bの内側に、相互に格子状に連結されて配設された複数のブロック14とを備えている。ここで、フレーム12a、12bは、構造物4の柱部6に取り付けられた柱側フレーム12aと、構造物4の梁部8に取り付けられた梁側フレーム12bとにより構成されている。柱側フレーム12aは、構造物4の柱部6に沿って直線状に配設され、柱部6にアンカー部材等を介して一体的に接合されている。また、梁側フレーム12bは、構造物4の梁部8に沿って直線状に配設され、梁部8にアンカー部材等を介して一体的に接合されている。これら柱側フレーム12aおよび梁側フレーム12bは、H形鋼やI形鋼等の各種鋼材や鋼管などにより形成される。
一方、ブロック14は、これら柱側フレーム12aおよび梁側フレーム12bにより取り囲まれた空間部に設置されている。ブロック14は、同図に示すように、斜格子を形成するようにして相互に連結されて構成されている。連結されたブロック14の様子を図2に示す。
ブロック14は、同図に示すように、外形菱形状に成形されたアルミニウム製のブロックであり、その中心部には、断面菱形状に成形された開口部16を有し、所定の肉厚に形成されている。本実施形態では、ブロック14の一辺の長さMが例えば16cm程に、また、開口部16の一辺の長さNが例えば14cm程に、またブロック14の肉厚が例えば1cm程に各々設定されている。ブロック14の外形形状および開口部16の断面形状が共に正方形状に成形されている。
ブロック14の外角部には、それぞれ本発明の嵌合部として、嵌合凹部18と嵌合凸部20が設けられている。これら嵌合凹部18および嵌合凸部20は、相隣接された他のブロック14a、14b、14cや他の部材24と一体的に連結するために設けられたものである。ここでは、嵌合凹部18が、ブロック14の下側外角部と右側外角部とにそれぞれ設けられ、また、嵌合凸部20が、ブロック14の上側外角部と左側外角部とにそれぞれ設けられている。各嵌合凹部18は、他のブロック14bまたは他の部材24に設けられた嵌合凸部20b、26と各々相互に嵌合されて一体的に結合され、また、各嵌合凸部20は、他のブロック14a、14cに各々設けられた嵌合凹部18a、18cと相互に嵌合されて一体的に結合されている。
ブロック14の全体の様子を図3に示す。ブロック14は、同図に示すように、中空筒状に成形されたブロックであり、ブロック14の中心部には、開口部16が上下方向に貫通して形成されている。ブロック14の外角部には、その稜線に沿って上下方向にそれぞれ他のブロックや他の部材と一体的に連結するための嵌合凹部18および嵌合凸部20が設けられている。これら嵌合凹部18および嵌合凸部20は、ブロック14の外角部に沿って、断面凸状または断面凹状に成形されている。本実施形態では、ブロック14の高さ寸法Hが例えば11cm程に設定されている。
このように形成されたブロック14が、嵌合凹部18または嵌合凸部20を介して相互に連結されて、柱側フレーム12aおよび梁側フレーム12bの内側に配設されて、図1に示すような斜格子を形成している。ここで配設されるブロック14は、全て同一のサイズおよび同一の形状に成形されている。
また、ブロック14がアルミニウムにより形成されるため、当該補強構造2を構造物4の外壁部等、屋外に設置する場合に、防火上の理由から好ましい。
さらに、ブロック14がアルミニウムにより形成されるため、ブロック14の軽量化が図れるとともに、高い剛性を得ることができる。なお、本実施形態のアルミニウム製のブロック14の理論上の圧縮応力度fcは、0.855tf/cm程となる。これは、当該補強構造2に対して外部から約200tの力が加わった場合において十分に抵抗し得る強度を有していることを示している。
さらに、ブロック14が押出成形により形成されれば、ブロック14を簡単に製作することができる。つまり、アルミニウム等の押出成形により型材を成形して、この型材を所望の長さに切断してブロック14を取得すれば、図3に示すような開口部16並びに嵌合凹部18および嵌合凸部20を有する複雑な形状のブロック14を簡単に製作することができる。もちろん、ブロック14は、このような押出成形により形成されるのみならず、鋳造等の各種成形方法により製作されても良い。
図4および図5は、ブロック14のフレーム12a、12bへの取付構造について説明したものである。フレーム12a、12bには、ブロック14を一体的に取り付けるための取付部材24が設けられる。この取付部材24は、図4及び図5に示すように、板状に成形されたもので、その表面には、図4に示すように、ブロック14と一体的に連結するための嵌合凸部26が設けられている。嵌合凸部26は、取付部材24に1つ設けられても良く、また複数設けられても良い。この嵌合凸部26は、ブロック14に設けられた嵌合凹部18と相互に嵌合するようになっている。
取付部材24は、図4及び図5に示すように、フレーム12a、12bに一体的に取り付けられたガイドレール28に保持されて設けられている。ここで、ガイドレール28は、図5に示すように、フレーム12a、12bのフランジ部に沿ってボルト30により一体的に取り付けられている。ガイドレール28には、ガイド溝32が設けられており、取付部材24は、ガイド溝32に差し込まれて保持されている。ブロック14は、このようにして取り付けられた取付部材24に設けられた嵌合凸部26に、その嵌合凹部18が嵌合して、取付部材24に一体的に連結されてフレーム12a、12bに取り付けられる。
図6は、本実施形態の補強構造が設置された構造物の一例を示したものである。ここで、補強構造2は、同図に示すように、建物40の外壁部に設置され、屋外に設けられている。建物40の柱部および梁部には、それぞれ補強構造2の柱側フレーム12aおよび梁側フレーム12bが配設されている。これら柱側フレーム12aおよび梁側フレーム12bの内側には、それぞれ多数のブロック14が相互に格子状に連結されて配設されている。これにより、建物40の架構開口部が補強され、地震等により架構開口部に外力が入力されたときに、その外力に抵抗して、建物40の架構開口部の変形を抑制することができる。
なお、ここでは、補強構造2は、建物40の外壁部の一部に設置されていたが、建物40の外壁部全体にわたって設置されていても良い。また、ここでは、補強構造2は、建物40の2階部分から8階部分にわたり設置されていたが、建物40の1階部に設置されても良い。
以上このような補強構造2が構造物4の架構開口部10に設置されることによって、従来のブレースを設置した場合と同様に、構造物4の架構開口部10を十分に補強することができる。さらに、この補強構造2にあっては、従来のブレースのように架構開口部10に斜めに設置されるわけではないため、補強した印象やごつごつしたイメージがなく、外観的にも優れ、デザイン的な工夫も可能であり、美観の向上が図れる。
図7〜図9は、本実施形態の補強構造を利用して構造物4の外壁部にダブルスキン構造46を構築した場合の一例を説明したものである。図7は、そのダブルスキン構造46の正面図、図8は、そのダブルスキン構造46の縦断面図、図9は、構造物4の内部から見たときの様子を説明する図である。
このダブルスキン構造46は、図7および図8に示すように、構造物4の外壁部に設置された本実施形態の補強構造2の外側に、ガラス板42を設置して構築されている。このガラス板42は、補強構造2のブロック14に支持部材44を介して一体的に取り付けられたものであり、図7に示すように、縦方向および横方向に沿って相互に密接して並べられて配設されている。
このようにガラス板42が設置されることで、図8に示すように、設置されたガラス板42と、構造物4に設けられた窓部48の窓ガラス50とによりダブルスキン構造46が構築され、ガラス板42と窓ガラス50との間に画成された空間部52を熱的な緩衝帯として利用して、構造物4の室内空間への熱負荷の低減を図ることができる。
また、ブロック14は、構造物4の室内空間において、図9に示すように、外部から入射する太陽光を遮断するため、日除けや庇などとして役割も果たし、サンシェード効果を奏することもできる。
図10〜図12は、本発明に係る構造物の補強構造の他の実施形態について説明したものである。図10は、その補強構造60を示した正面図、図11は、その補強構造60を構成するブロック62の正面図、図12は、そのブロック62のフレーム12a、12bへの取付構造を示す説明図である。
この補強構造60は、図10に示すように、前述した実施形態と同様に、構造物4の柱部6と梁部8とで囲まれた架構開口部10に設置され、柱部6および梁部8にそれぞれ一体的に取り付けられたフレーム12a、12bと、このフレーム12a、12bの内側に、相互に格子状に連結されて配設された複数のブロック62とを備えている。
ただし、この実施形態では、フレーム12a、12bの内側に配設されているブロック62の形状が前述した実施の形態と異なる。ここで使用されたブロック62の形状を図11に示す。このブロック62は、同図に示すように、断面菱形状の開口部16を複数有している。ここでは、断面菱形状の開口部16がブロック62に5箇所設けられている。このようなブロック62が相互に連結されることによって、図10に示すような目の細かい斜格子が形成される。
さらにこのブロック62には、本発明の嵌合部として、相隣接された他のブロック等と一体的に連結するための嵌合凹部18および嵌合凸部20が設けられている。これら嵌合凹部18および嵌合凸部20は、ブロック62の外角部にそれぞれ設けられている。これら嵌合凹部18および嵌合凸部20は、相隣接する他のブロックや取付部材64に設けられた嵌合凹部18や嵌合凸部20、26と相互に嵌合して一体的に結合される。
このようなブロック62のフレーム12a、12bへの取付構造を図12に示す。ブロック62は、前述した実施形態の場合と同様に、取付部材64を介してフレーム12a、12bに取り付けられる。取付部材64は、フレーム12a、12bの側面部にボルト等を介して一体的に取り付けられたガイドレール28のガイド溝32内に差し込まれて保持される。ブロック62は、その嵌合凹部18が取付部材64の嵌合凸部26に嵌合されて、フレーム12a、12bに一体的に取り付けられる。
なお、前述した実施の形態では、フレーム12a、12bおよびブロック14、62が構造物4の架構開口部10の外側に設けられていたが、これらフレーム12a、12bおよびブロック14、62は、構造物4の架構開口部10の内側、即ち構造物4の柱部6と梁部8とにより囲まれた空間部に設置されても良いし、壁開口部に設置されても良い。また、フレーム12a、12bおよびブロック14、62からなる補強構造2、60は、構造物4の架構開口部10に設置されていたが、構造物4の躯体に取り付けられれば、どのような部分に取り付けられてもよい。
また、前述した実施の形態では、ブロック14、62に嵌合部として嵌合凹部18および嵌合凸部20が設けられていたが、このような嵌合凹部18や嵌合凸部20のみに限らず、他のブロックと一体的に連結するための嵌合部であれば、他の形態の嵌合部がブロック14、62に設けられても良い。
また、ブロック14、62は、建物内部の耐震壁に使用しても良い。この場合、ブロック同士が接着剤を使わずに嵌合部で接続されているため、コンバージョン等の耐震壁を移動することも容易である。
本発明に係る構造物の補強構造の一実施形態を示した正面図である。 本実施形態の補強構造を構成するブロックを示した正面図である。 本実施形態の補強構造を構成するブロックの外観を示した斜視図である。 ブロックの取付構造を説明するための斜視図である。 ブロックの取付構造を説明するための縦断面図である。 本実施形態に係る補強構造が適用された構造物の一例を示した説明図である。 本実施形態に係る補強構造を利用して構造物の外壁部にダブルスキン構造を構築したときの一例を示した正面図である。 ダブルスキン構造を示す断面図である。 構造物の内部から見たときの様子を示した図である。 本発明に係る構造物の補強構造の他の実施形態を示した正面図である。 他の実施形態に係る補強構造を構成するブロックを示した正面図である。 ブロックの取付構造を説明するための斜視図である。
符号の説明
2 補強構造 4 構造物
6 柱部 8 梁部
10 架構開口部
12a 柱側フレーム 12b 梁側フレーム
14 ブロック 16 開口部
18 嵌合凹部 20 嵌合凸部
40 建物 42 ガラス板
44 支持部材 46 ダブルスキン構造
48 窓部 50 窓ガラス
52 空間部 60 補強構造
62 ブロック 64 取付部材

Claims (7)

  1. 構造物の躯体に一体的に取り付けられたフレームと、
    前記フレームの内側に格子状に連結されて取り付けられる複数のアルミニウム製のブロックとを備え、
    前記ブロックは、断面菱形状に成形された1または複数の開口部と、他のブロックと一体的に連結するための嵌合部とを有する構造物の補強構造であって、
    前記嵌合部は、前記ブロックの外角部に、その稜線に沿って設けられた断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部であることを特徴とする構造物の補強構造。
  2. 前記ブロックは、押出成形により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の構造物の補強構造。
  3. 前記フレームおよび前記ブロックが、前記構造物の架構開口部または壁開口部に設置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の構造物の補強構造。
  4. 前記ブロックの外側にガラス板が取り付けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の構造物の補強構造。
  5. 構造物の躯体に一体的にフレームを取り付けるステップと、
    断面菱形状に成形された1または複数の開口部を有するアルミニウム製のブロックを、当該ブロックに設けられた嵌合部を介して格子状に連結するステップと、
    前記ブロックを前記フレームの内側に取り付けるステップとを有する構造物の補強方法であって、
    前記嵌合部を、前記ブロックの外角部に、その稜線に沿って設ける断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部とすることを特徴とする構造物の補強方法。
  6. 構造物の躯体に一体的に取り付けられるフレームの内側に、格子状に連結されて取り付けられるアルミニウム製のブロックであって、
    断面菱形状に成形された1または複数の開口部と、他のブロックと連結するための嵌合部とを有し、
    前記嵌合部は、ブロックの外角部に、その稜線に沿って設けられた断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部であることを特徴とする構造物の補強ブロック。
  7. 断面菱形状に成形された1または複数の開口部と、他のアルミニウム製のブロックと一体的に連結するための嵌合部とを有するアルミニウム製のブロックを、格子状に一体的に連結してなる耐震壁であって、
    前記嵌合部は、前記ブロックの外角部に、その稜線に沿って設けられた断面凹状の嵌合凹部または断面凸状の嵌合凸部であることを特徴とする耐震壁。
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