JP6247852B2 - 磁気研磨装置、磁気研磨方法、及び工具 - Google Patents

磁気研磨装置、磁気研磨方法、及び工具 Download PDF

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Description

本発明は、磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置及び磁気研磨方法に関する。
従来、細いパイプ等のワークの内面を研磨する方法として、磁性流体を用いる磁気研磨方法がある。
特許文献1には、磁性材からなるワークの内面が、磁性流体に含まれる磁性砥粒によって研磨される磁気研磨方法が開示されている。
上記磁気研磨方法は、磁性流体をワーク内に充填し、ワークに電磁コイルからの磁気を印加することより、磁性材からなるワークを磁気的に過飽和状態とする。そして、ワークの外部に磁場発生源としての磁石を配設し、磁石からの磁気を磁性流体に印加することにより、磁性流体に含まれる磁性砥粒がワークの内面に引き寄せられる。この状態で、ワークと磁石を相対移動させることにより、磁性砥粒によってワークの内面が研磨される。
特開2002−210648号公報
しかしながら、このような従来の磁気研磨方法にあっては、磁場発生源としての磁石がワークの外部に配置され、磁石からの磁気をワークを通じて磁性流体に印加するため、磁性流体に与える磁力を十分に高められず、ワークを研磨する効率が低いという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ワークを効率よく研磨することが可能な磁気研磨装置、磁気研磨方法、及び工具を提供することを目的とする。
本発明は、磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置であって、ワークの研磨面と対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられるとともに、磁気研磨溝内に磁場を与える磁場発生器を有する工具を備え、工具の磁気研磨溝の内側及び外側と円筒状をしたワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む磁性流体が充填されて、工具がワークの研磨面に沿って相対移動することを特徴とする。
また、本発明は、磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨方法であって、ワークの研磨面に対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられた工具の磁気研磨溝の内側及び外側と円筒状をしたワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む磁性流体を充填し、工具に設けられる磁場発生器によって磁気研磨溝内に磁場を与え、工具をワークの研磨面に沿って相対移動させることによってワークの研磨面を研磨することを特徴とする。
また、本発明は、磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置を構成する工具であって、ワークの研磨面と対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられるとともに、磁気研磨溝内に磁場を与える磁場発生器を備え、磁気研磨溝の内側及び外側と円筒状をしたワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む磁性流体が充填されて、ワークの研磨面に沿って相対移動することを特徴とする。
本発明では、ワークを研磨する工具が磁場発生器を備え、磁気研磨溝内の磁性流体に磁場を与えることによって磁性流体に含まれる非磁性砥粒が磁気研磨溝の外側に寄せられる。この状態で、ワークの研磨面に沿って磁気研磨溝が相対移動し、磁気研磨溝の外側に寄せられた非磁性砥粒がワークの研磨面に摺接することにより、ワークが研磨される。工具に磁場発生器を設けているので、ワークを研磨する効率を高めることができる。
本発明の実施形態に係る磁気研磨装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気研磨装置の一部を拡大した断面図である。 本発明の実施形態に係る磁気研磨装置の磁力線分布図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す磁気研磨装置50は、細いパイプ状のワーク100を研磨するものである。ワーク100は、研磨面101として円筒状の内周面を有する。ワーク100は、磁性材からなり、例えば鉄材等によって形成されるものである。なお、ワーク100は、非磁性材からなるものであってもよい。
磁気研磨装置50は、ワーク100の内部に間隙102を持って挿入される円柱状の工具10を備える。工具10は、ワーク100の内周面と対向する円筒面状の外周面を有する。
間隙102には、磁性流体40が充填される。磁性流体40は、オイル等の液体に鉄粉等の磁性粒子を含み、磁性を持つ流体である。磁性流体40には、研磨材として、非磁性材からなる非磁性砥粒が含まれる。非磁性砥粒の材質、粒径等は、ワーク100の材質に応じて任意に設定される。
磁気研磨装置50は、工具10の中心軸Oを中心として矢印で示す方向に工具10を回転駆動する駆動機構(図示省略)を備える。工具10とワーク100が相対回転することにより、磁性流体40に含まれる非磁性砥粒がワーク100の研磨面(内周面)101に摺接し、研磨面101が研磨される。
なお、駆動機構は、上述した構成に限らず、ワーク100の中心軸Oを中心としてワーク100を回転駆動する構成としてもよい。また、駆動機構は、中心軸Oの軸方向に工具10またはワーク100を往復動させる構成としてもよい。
工具10は、非磁性材からなる工具本体15と、工具本体15に設けられる複数の磁場発生器20と、を備える。
円柱状の工具本体15は、ワーク100の研磨面101に間隙102を持って対峙する円筒面状の外周面13と、外周面13に開口する溝状であって複数の磁気研磨溝11と、を有する。
磁気研磨溝11は、工具本体15の中心軸Oが延在する軸方向に延びるように形成される。図2に示すように、例えば磁気研磨溝11は周方向に10カ所、等間隔を持って形成される。
各磁気研磨溝11は、中心軸Oを中心とする周方向について互いに等しい間隔を持つように並んで形成される。
図2にも示すように、磁気研磨溝11は、ワーク100の研磨面101に対向する溝底面11Aと、溝底面11Aから溝開口端へと延びる第1溝側面11Bと、第2溝側面11Cと、を有する。磁気研磨溝11の断面は、その開口巾が中心軸Oを中心とする外径方向について次第に拡がるテーパ状に形成される。
磁場発生器20は、3個の磁石21〜23と、これらから発生する磁気を磁気研磨溝11に導く磁路を構成するヨーク(磁路部材)25と、を備える。
ヨーク25は、中心軸Oが延在する軸方向に延びる棒状に形成される。ヨーク25の断面は、磁気研磨溝11の断面に沿って延びる。ヨーク25には、磁石21〜23が固着される。
磁石21〜23は、中心軸Oが延在する軸方向に延びる棒状に形成される。磁石21〜23の断面は、矩形に形成され、4つの端面を有する。磁石21〜23は、中心軸Oと直交する方向に着磁されており、互いに背反する2つの端面に磁極(N極、S極)を有する。磁石21〜23の磁極は、溝底面11A、第1溝側面11Bもしくは第2溝側面11Cに向くように配置される。
磁気研磨溝11の溝底面11Aの奥に配置される溝底面磁石21は、N極となる端面が溝底面11Aに面して設けられる。
磁気研磨溝11の第1溝側面11Bの奥に配置される第1溝側面磁石22は、S極となる端面が第1溝側面11Bに面して設けられる。
磁気研磨溝11の第2溝側面11Cの奥に配置される第2溝側面磁石23は、S極となる端面が第2溝側面11Cに面して設けられる。
なお、各磁石21〜23のN極とS極の配置は、それぞれ逆にしてもよい。
磁場発生器20は、工具本体15に埋設される。ヨーク25、磁石21〜23は、工具本体15に包囲され、工具本体15から露出する部位を持たない。つまり、磁気研磨溝11の溝底面11A、第1溝側面11B、第2溝側面11Cは、工具本体15に形成される。
なお、上述した構成に限らず、磁石21〜23は、それぞれの磁極となる端面が磁気研磨溝11の溝底面11A、第1溝側面11B、第2溝側面11Cに露出する構成としてもよい。
図3には、磁場発生器20における磁力線の分布状態が示される。これに示すように、磁場発生器20には、溝底面磁石21、ヨーク25、第1溝側面磁石22、磁気研磨溝11を結ぶループ状の第1磁路と、溝底面磁石21、ヨーク25、第2溝側面磁石23、磁気研磨溝11を結ぶループ状の第2磁路と、が作られる。こうして磁気研磨溝11に第1磁路及び第2磁路が作られるため、磁気研磨溝11の内側の領域で磁束密度が高まり、磁気研磨溝11の外側の領域で磁束密度が低くなる。これにより、非磁性砥粒を磁気研磨溝11の外側に効果的に寄せることができ、磁気研磨効率を向上させることができる。
こうして磁気研磨溝11に生じる磁場によって、磁性流体40に含まれる磁性粒子が磁気研磨溝11の内側に集まり、非磁性砥粒が磁気研磨溝11の外側に寄せられる。
また、溝底面磁石21と第1溝側面磁石22、第2溝側面磁石23との間にギャップを設け、磁気研磨溝11内の磁束密度を均一に近づけることが好ましい。
また、第1溝側面磁石22、第2溝側面磁石23とワーク100との間に回り込むようにヨーク25を設けることで、ワーク100に対して磁束がもれるのを抑制される。これにより、ワーク100が磁性体であるような場合でも、研磨できる範囲が小さくなるのを抑え、効率よく研磨することができる。
磁場発生器20が工具10の内部に設けられるため、ワーク100が磁性材であっても、第1磁路及び第2磁路の磁気がワーク100にもれることが抑えられる。これにより、磁気研磨装置50は、特許文献1の磁気研磨方法のように、磁性体のワーク100を磁気的に過飽和状態とする必要がなく、そもそも磁石21〜23を用いているため、磁性流体40に磁場を与えるための電力を必要としない。
次に、磁気研磨装置50を用いてワーク100を研磨する磁気研磨方法について説明する。
まず、ワーク100の内側に工具10を挿入する。
続いて、ワーク100と工具10の間隙102に非磁性砥粒を含む磁性流体40を充填する。このとき、磁気研磨溝11にも磁性流体40を充填する。磁気研磨溝11内に充填された磁性流体40には、各磁石21〜23によって磁場が与えられ、非磁性砥粒が磁気研磨溝11の外側に寄せられる。
続いて、ワーク100と工具10を相対回転させる。
こうしてワーク100の研磨面101に沿って磁気研磨溝11が相対移動し、非磁性砥粒がワーク100の研磨面101に摺接することよって、ワーク100の研磨面101が研磨される。
以上の実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
〔1〕磁気研磨装置50は、ワーク100の研磨面101と対向する位置に凹状の磁気研磨溝11が設けられるとともに、磁気研磨溝11内に磁場を与える磁場発生器20を有する工具10を備え、工具10とワーク100の研磨面101との間に非磁性砥粒を含む磁性流体40が充填されて、工具10がワーク100の研磨面101に沿って相対移動するものとした。
〔2〕磁気研磨方法は、ワーク100の研磨面101に対向する位置に凹状の磁気研磨溝11が設けられた工具10とワーク100の研磨面101との間に非磁性砥粒を含む磁性流体40を充填し、工具10に設けられる磁場発生器20によって磁気研磨溝11内に磁場を与え、工具10をワーク100の研磨面101に沿って相対移動させることによってワーク100の研磨面101を研磨するものとした。
〔3〕工具10は、ワーク100の研磨面101と対向する位置に凹状の磁気研磨溝11が設けられるとともに、磁気研磨溝11内に磁場を与える磁場発生器20を備え、ワーク100の研磨面101との間に非磁性砥粒を含む磁性流体40が充填されて、ワーク100の研磨面101に沿って相対移動するものとした。
磁気研磨溝11内の磁性流体40に磁場を与えることによって磁性流体40に含まれる非磁性砥粒が磁気研磨溝11の外側に寄せられる。この状態で、ワーク100の研磨面101に沿って磁気研磨溝11が相対移動し、磁気研磨溝11の外側に寄せられた非磁性砥粒がワーク100の研磨面101に摺接することにより、ワーク100の研磨面101が非磁性砥粒によって効率よく研磨することが可能となる。
〔4〕磁場発生器20は、磁場を発生する磁石21〜23と、磁石21〜23から発生する磁場を磁気研磨溝11に導くヨーク25と、を備えものとした。
磁石21〜23の間に発生する磁場がヨーク25によって磁気研磨溝11内の磁性流体40に導かれる。こうして磁気研磨溝11内の磁性流体40に与えられるに磁場によって、磁性流体40に含まれる磁性粒子が磁気研磨溝11の内側に集まり、非磁性砥粒が磁気研磨溝11の外側に寄せられる。この状態で、ワーク100の研磨面101に沿って磁気研磨溝11が相対移動し、多くの非磁性砥粒がワーク100の研磨面101に摺接することよって、ワーク100の研磨面101が効率よく研磨される。
〔5〕磁石は、磁気研磨溝11の底面(溝底面11A)から磁気研磨溝11内に向けてN極とS極のうちいずれか一方の磁場を発生させる第1磁石(磁石21)と、磁気研磨溝11の側面(溝側面11B、第2溝側面11C)から磁気研磨溝11内に向けて第1磁石(磁石21)と異なる磁場を発生させる第2磁石(磁石22、23)と、を備え、ヨーク25は、第1磁石(磁石21)における磁気研磨溝11の底面側とは反対側と第2磁石(磁石22、23)における磁気研磨溝11の側面側とは反対側とにわたって設けられるとともに、第2磁石(磁石22、23)とワーク100の間に回り込むように設けられるものとした。
第1磁石(磁石21)と第2磁石(磁石22、23)の間に発生する磁場がヨーク25によって磁気研磨溝11内の磁性流体40に導かれるため、磁気研磨溝11の内側の領域で磁束密度が高まり、磁気研磨溝11の外側の領域で磁束密度が低くなることにより、非磁性砥粒を磁気研磨溝11の外側に効果的に寄せることができ、磁気研磨効率を向上させることができる。
〔6〕ワーク100は、研磨面101として円筒状の内周面を有し、工具10は、磁気研磨溝11が設けられるとともにワーク100の内周面と対向する円筒状の外周面13を有し、磁気研磨溝11は外周面13の中心軸O方向に沿って設けられるとともに、外周面13の周方向に複数設けられ、工具10は、外周面13の中心軸Oを中心として回転するものとした。
磁気研磨溝11を外周面13の中心軸O方向に沿って設けられるとともに、外周面13の周方向に複数設けたため、ワーク100の研磨面101を広範囲にわたって効率よく研磨することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態において、磁場発生器20は、3個の磁石21〜23を用いるが、これに限らず、1個、2個、4個以上の磁石を用いてもよい。
上記実施形態において、磁場発生器20は、永久磁石21〜23を用いるが、これに限らず、電磁石を用いてもよい。電磁石を用いた場合にも、ワーク100を磁気的に過飽和させる必要がないため、電力消費を低減できる。
上記実施形態において、磁気研磨溝11は、工具本体15の中心軸Oが延在する軸方向に延びるが、これに限らず、工具本体15の中心軸O回りの周方向に延びるように形成してもよい。
上記実施形態において、ワーク100は、筒状の部材であったが、これに限らず、例えば板状の部材や棒状の部材であってもよい。
10 工具
11 磁気研磨溝
11A 溝底面(底面)
11B 第1溝側面(側面)
11C 第2溝側面(側面)
13 外周面
20 磁場発生器
21 溝底面磁石 (磁石)(第1磁石)
22 第1溝側面磁石 (磁石) (第2磁石)
23 第2溝側面磁石 (磁石)(第2磁石)
25 ヨーク
40 磁性流体
50 磁気研磨装置
100 ワーク
101 研磨面

Claims (6)

  1. 磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置であって、
    前記ワークの研磨面と対向する凹状の磁気研磨溝が設けられるとともに、前記磁気研磨溝内に磁場を与える磁場発生器を有する工具を備え、
    前記工具の前記磁気研磨溝の内側及び外側と円筒状をした前記ワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む前記磁性流体が充填されて、前記工具が前記ワークの研磨面に沿って相対移動することを特徴とする磁気研磨装置。
  2. 前記磁場発生器は、
    磁場を発生する磁石と、
    前記磁石から発生する磁場を前記磁気研磨溝に導くヨークと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気研磨装置。
  3. 磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置であって、
    前記ワークの研磨面と対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられるとともに、前記磁気研磨溝内に磁場を与える磁場発生器を有する工具を備え、
    前記磁場発生器は、
    磁場を発生する磁石と、
    前記磁石から発生する磁場を前記磁気研磨溝に導くヨークと、を備え、
    前記磁石は、
    前記磁気研磨溝の底面から前記磁気研磨溝内に向けてN極とS極のうちいずれか一方の磁場を発生させる第1磁石と、
    前記磁気研磨溝の側面から前記磁気研磨溝内に向けて前記第1磁石と異なる磁場を発生させる第2磁石と、を備え、
    前記ヨークは、前記第1磁石における前記磁気研磨溝の底面側とは反対側と前記第2磁石における前記磁気研磨溝の側面側とは反対側とにわたって設けられるとともに、前記第2磁石と前記ワークの間に回り込むように設けられ、
    前記工具と前記ワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む前記磁性流体が充填されて、前記工具が前記ワークの研磨面に沿って相対移動することを特徴とする磁気研磨装置。
  4. 磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置であって、
    前記ワークの研磨面と対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられるとともに、前記磁気研磨溝内に磁場を与える磁場発生器を有する工具を備え、
    前記ワークは、研磨面として円筒状の内周面を有し、
    前記工具は、前記磁気研磨溝が設けられるとともに前記ワークの内周面と対向する円筒状の外周面を有し、
    前記磁気研磨溝は前記外周面の中心軸方向に沿って設けられるとともに、前記外周面の周方向に複数設けられ、
    前記工具は、前記外周面の中心軸を中心として回転し、前記工具と前記ワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む前記磁性流体が充填されて、前記工具が前記ワークの研磨面に沿って相対移動することを特徴とする磁気研磨装置。
  5. 磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨方法であって、
    前記ワークの研磨面に対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられた工具の前記磁気研磨溝の内側及び外側と円筒状をした前記ワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む前記磁性流体を充填し、
    前記工具に設けられる磁場発生器によって前記磁気研磨溝内に磁場を与え、
    前記工具を前記ワークの研磨面に沿って相対移動させることによって前記ワークの研磨面を研磨することを特徴とする磁気研磨方法。
  6. 磁性流体を用いてワークを研磨する磁気研磨装置を構成する工具であって、
    前記ワークの研磨面と対向する位置に凹状の磁気研磨溝が設けられるとともに、前記磁気研磨溝内に磁場を与える磁場発生器を備え、
    前記磁気研磨溝の内側及び外側と円筒状をした前記ワークの研磨面との間に非磁性砥粒を含む前記磁性流体が充填されて、前記ワークの研磨面に沿って相対移動することを特徴とする工具。
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