JP6247653B2 - 内視鏡及び内視鏡のコイル固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は内視鏡及び内視鏡のコイル固定装置に係り、特に湾曲部の湾曲操作用の操作ワイヤを保護する密着コイルを、内視鏡操作部に固定するためのコイル固定ユニットを備えた内視鏡及び内視鏡のコイル固定装置に関する。
被検体に挿入される内視鏡の挿入部は、内視鏡の操作部から先端部に向けて軟性部、湾曲部、先端硬質部から構成される。また、湾曲部は、アングル駒又は節輪と称される複数の筒状の湾曲駒からなる。これらの湾曲駒を、内視鏡の挿入部の軸方向に並べて配列し、隣接する湾曲駒の端部に形成された連結片同士を、リベットピン等の軸を介して回動自在に連結することにより湾曲部が構成されている。
軟性部及び湾曲部の内部には、湾曲部を湾曲操作するための複数本の操作ワイヤが挿通配置されている。これらの操作ワイヤの先端は、湾曲部の最先端に配置された湾曲駒に固定され、また、これらの操作ワイヤの基端は、操作部の湾曲操作部材に取り付けられている。湾曲操作部材によって操作ワイヤを押し引き操作することにより、複数の湾曲駒がリベットピンを中心に回動され、これによって湾曲部が湾曲操作される。
操作ワイヤは、軟性部において密着コイルに挿通されて保護されており、密着コイルとともに挿入部から操作部に延設されている。また、操作ワイヤは、操作部の内部において、保護パイプに挿通されて保護されている。そして、保護パイプは、操作ワイヤの引張作動を行えるようにするために、操作部に固定されている。
特許文献1には、操作部における密着コイルのコイル固定ユニットが開示されている。
特許文献1のコイル固定ユニットは、保護パイプの先端に、密着コイルの基端側が嵌まり込む大きさの嵌合パイプを固着し、嵌合パイプに密着コイルの基端側を嵌め込んで、密着コイルの基端を保護パイプの先端に当接させている。そして、保護パイプに操作ワイヤを挿通するとともに、操作部の所定の位置で保護パイプを固定している。また、保護パイプは、その基端側がスリーブの基端側から基端側に向けて突出された形態でスリーブに半田によって固着される。スリーブは、操作部のブラケットに係合保持される。なお、ブラケットは、湾曲操作部材が取り付けられた支持部材に取り付けられている。
一方、特許文献2には、操作部における操作ワイヤのワイヤ支持部が開示されている。
図7(A)は、特許文献2のワイヤ支持部100の一部を示した斜視図であり、図7(B)は、図7(A)に示したワイヤ支持部100の縦断面図である。
図7(A)、(B)によれば、操作ワイヤ102は、保護パイプによる保護部材104に貫通して挿通され、保護部材104が固定用スリーブ106に貫通して挿通される。保護部材104と固定用スリーブ106とは半田によって固着される。固定用スリーブ106は、不図示のブラケットに嵌合保持され、このブラケットが、操作部の湾曲操作部材が取り付けられた支持部材に取り付けられる。これにより、操作部において操作ワイヤ102が、保護部材104、固定用スリーブ106、ブラケットを介して支持部材に支持される。
特開2006−6641号公報 特開平7−23893号公報
ところで、挿入部は、被検体に挿入するための柔軟性、及び洗浄消毒に対する耐久性を必要とされ、定期的な修理が不可欠になってきている。すなわち、密着コイルのコイル固定ユニットやワイヤ支持部においても、定期的な修理を適切に行うことができるような構造が求められている。
特許文献1、2の固定部は、操作ワイヤが弛んだ際に、例えば図7の如く、保護部材104の基端のエッジ105に操作ワイヤ102が接触するため、操作ワイヤ102が早期に摩耗するおそれがあった。すなわち、特許文献1、2の固定部は、操作ワイヤの耐久性に問題があった。
図8に上記不具合を解消するコイル固定ユニット110を示す。図8(A)はコイル固定ユニット110の斜視図、図8(B)はコイル固定ユニット110の縦断面図、図8(C)はコイル固定ユニット110の要部拡大断面図である。
図8に示すコイル固定ユニットは、操作ワイヤ102の耐久性を向上させるために、図7に示した保護部材104に代えて、密着コイル108を固定用スリーブ106に貫通して挿通し、密着コイル108と固定用スリーブ106とを半田によって固定するものである。つまり、密着コイル108は、細線のワイヤをパイプ状に密着巻きした構成であることから、密着コイル108の基端109は、丸みをおびた形状なので、その基端109に操作ワイヤ102が接触しても操作ワイヤ102の摩耗を大幅に低減することができる。
また、図8のコイル固定ユニット110によれば、密着コイル108の長さ調整を行う修理時において、固化した半田を溶かすだけで、密着コイル108と固定用スリーブ106とを容易に分離できるので、修理が容易になる利点がある。なお、図8の符号107は、固定用スリーブ106に備えられた半田注入口であり、半田注入口107から半田が、密着コイル108と固定用スリーブ106との間に注入される。
しかしながら、図8のコイル固定ユニット110は、密着コイル108と固定用スリーブ106とを半田によって固定する際に、半田やフラックスが密着コイル108の内部に浸入して操作ワイヤ102に付着するため、操作ワイヤ102の耐久性に影響を与えるおそれがあった。
そこで、半田を使用することなく、溶接、かしめ等の接合方法によって、密着コイル108と固定用スリーブ106とを固着する方法があるが、この固着方法では、密着コイル108と固定用スリーブ106とを分離することが困難なので、修理に支障をきたす問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、操作部の内部に設けられたコイル固定ユニットにおいて、操作ワイヤの耐久性及び修理性を向上させることができる内視鏡及び内視鏡のコイル固定装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、本発明の目的を達成するために、先端側から順に先端硬質部、湾曲部、及び軟性部を有する挿入部と、挿入部の基端部に接続された操作部と、湾曲部又は先端硬質部から操作部にかけて配置され、操作部の操作により押し引きされることで湾曲部を湾曲させる操作ワイヤと、軟性部から操作部にかけて配置され、操作ワイヤが進退自在に挿通される密着コイルと、操作部の内部に設けられ、密着コイルの基端部を固定するコイル固定ユニットと、操作部の内部に設けられ、コイル固定ユニットを操作部に取り付ける台座部と、を備え、コイル固定ユニットは、第1先端と、第1基端と、第1長手軸とを有するパイプ部材であって、第1先端と第1基端との間に密着コイルが挿通される第1挿通路が設けられ、第1挿通路は第1長手軸の方向に第1長さを有し、第1基端よりも密着コイルの基端が基端側に配置された状態で密着コイルに接合される第1接合部を有するパイプ部材と、第2先端と、第2基端と、第1長手軸と平行な第2長手軸とを有するスリーブ部材であって、第2先端と第2基端との間にパイプ部材が挿通される第2挿通路が設けられ、第2挿通路は第2長手軸の方向に第1長さよりも短い第2長さを有し、第2基端がパイプ部材の第1基端よりも先端側に配置された状態でパイプ部材に接合される第2接合部と、台座部に対して固定される被固定部とを有するスリーブ部材と、を有する内視鏡を提供する。
本発明の一態様は、本発明の目的を達成するために、先端側から順に先端硬質部、湾曲部、及び軟性部を有する挿入部と、挿入部の基端部に接続された操作部と、湾曲部又は先端硬質部から操作部にかけて配置され、操作部の操作により押し引きされることで湾曲部を湾曲させる操作ワイヤと、軟性部から操作部にかけて配置され、操作ワイヤが進退自在に挿通される密着コイルと、を備える内視鏡において、操作部に対して密着コイルを固定するコイル固定装置であって、操作部の内部に設けられた台座部に取り付けられ、密着コイルの基端部を固定するコイル固定ユニットを備え、コイル固定ユニットは、第1先端と、第1基端と、第1長手軸とを有するパイプ部材であって、第1先端と第1基端との間に密着コイルが挿通される第1挿通路が設けられ、第1挿通路は第1長手軸の方向に第1長さを有し、第1基端よりも密着コイルの基端が基端側に配置された状態で密着コイルに接合される第1接合部を有するパイプ部材と、第2先端と、第2基端と、第1長手軸と平行な第2長手軸とを有するスリーブ部材であって、第2先端と第2基端との間にパイプ部材が挿通される第2挿通路が設けられ、第2挿通路は第2長手軸の方向に第1長さよりも短い第2長さを有し、第2基端がパイプ部材の第1基端よりも先端側に配置された状態でパイプ部材に接合される第2接合部と、台座部に対して固定される被固定部とを有するスリーブ部材と、を有する内視鏡のコイル固定装置を提供する。
本発明の一態様によれば、コイル固定ユニットを構成するパイプ部材とスリーブ部材とによって、密着コイルの基端側を操作部の内部に台座を介して固定する。
パイプ部材の第1挿通路に密着コイルが挿通され、パイプ部材は、パイプ部材の第1基端よりも密着コイルの基端が基端側に配置された状態で密着コイルに接合される。これにより、密着コイルに挿通されている操作ワイヤが弛んだ際に、パイプ部材の第1基端に操作ワイヤが擦れて摩耗することを確実に防止することができる。つまり、操作ワイヤは、密着コイルの基端に接触するが、基端の面は円滑な円形面なので操作ワイヤに摩耗のおそれはない。
また、操作部の内部で行う、密着コイルの長さを調整する修理の際には、スリーブ部材からパイプ部材を取り外し、スリーブ部材に対するパイプ部材の再接合位置を、先の接合位置に対して基端側にずらし、密着コイルの長さを調整する。これにより、容易に修理を行うことができる。
本発明の一態様は、パイプ部材は密着コイルと直接的に接合する第1接合面を有し、かつスリーブ部材はパイプ部材と接合剤を介して間接的に接合する第2接合面を有することが好ましい。
本発明の一態様によれば、第1接合部の第1接合面にて密着コイルとパイプ部材とを直接的に接合し、第2接合部の第2接合面にてパイプ部材とスリーブ部材とを接合剤を介して間接的に接合する。
本発明の一態様は、パイプ部材と密着コイルとを接合する接合手段は溶接もしくはかしめであることが好ましい。
本発明の一態様は、接合剤は、半田、ろう、接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のうちのいずれかであることが好ましい。
本発明の一態様によれば、接合手段、及び接合剤を備えている。
すなわち、接合手段は、密着コイルとパイプ部材とを、第1接合部において、分離困難な溶接もしくはかしめであり、密着コイルとパイプ材とを直接的に接合する形態としている。
接合剤は、密着コイルが接合されたパイプ部材と、パイプ部材が挿通されるスリーブ部材とを、第2接合部において、分離容易な半田、ろう、接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のうちのいずれかの間接的に接合する形態としている。
これにより、半田等の接合剤は、密着コイルの内部に浸入せず、修理時には接合剤を溶かすことにより、パイプ部材とスリーブ部材とを容易に分離できるので、パイプ部材とともに密着コイルの長さを容易に調整できる。
本発明の一態様は、スリーブ部材は、接合剤を第2挿通路に注入する注入口を有することが好ましい。
本発明の一態様は、注入口は、スリーブ部材の第2先端に設けられていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、スリーブ部材に注入口を設けることにより、注入口から接合剤を第2挿通路に容易に注入することができる。また、注入口をスリーブ部材の第2先端に設けることにより、第2先端の開口部から第2挿通路に、接合剤を容易に注入することができる。
本発明の一態様は、密着コイルの基端がパイプ部材の第1基端から基端側に突出する長さをコイル突出量としたとき、コイル突出量は密着コイルの巻き数が0.5巻き以上2巻き以下に相当する長さであることが好ましい。
本発明の一態様によれば、密着コイルの巻き数が0.5巻き以上であれば、操作ワイヤの摩耗を確実に防止することができる。また、巻き数を2巻き以下としたので、コイル突出量過多に起因する問題、例えば、突出した密着コイルの基端が、操作部の内部の他の部品に接触し、操作ワイヤの操作を阻害する問題を解消することができる。
本発明の一態様は、スリーブ部材は、第1接合部よりも基端側に配置されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、密着コイルの長さを調整する修理の際に、スリーブ部材の第2基端からの、パイプ部材の第1基端の延出長が長くなった場合、パイプ部材の第1基端を切除してパイプ部材の長さも調整する。この場合、第1接合部は、スリーブ部材の先端側にあるので、第1接合部を切除することなく、パイプ部材の長さを調整することができる。
本発明の内視鏡及び内視鏡のコイル固定装置によれば、操作部の内部における操作ワイヤの耐久性及び修理性を向上させることができる。
実施形態の湾曲部が適用された内視鏡の全体構成図 図1に示した内視鏡の先端硬質部の要部拡大斜視図 図1の内視鏡の操作部の内部構造を示した操作部の側面図 図3のコイル固定ユニットを拡大して示した要部斜視図 図4のコイル固定ユニットの一部を示した斜視図 (A)は図5に示したコイル固定ユニットの側面図、(B)はコイル固定ユニットの断面図、(C)はコイル固定ユニットの要部拡大断面図 (A)は従来のワイヤ固定部を示した斜視図、(B)はワイヤ固定部の縦断面図 (A)は従来のワイヤ固定部の斜視図、(B)はワイヤ固定部の縦断面図、(C)は支持構造体の要部拡大断面図
以下、添付図面に従って本発明に係る内視鏡及び内視鏡のコイル固定装置の好ましい実施形態について詳説する。
〔内視鏡10の全体構成〕
図1は、本発明の実施形態の内視鏡10の全体構成図である。
内視鏡10は、施術者が把持する操作部12と、操作部12に基端部が連結されて被検体内に挿入される挿入部14とを備える。操作部12には、ユニバーサルケーブル16の基端部が接続され、ユニバーサルケーブル16の先端部にはライトガイドコネクタ18が設けられる。ライトガイドコネクタ18は、光源装置20に接続され、これによって後述する照明窓22、22(図2参照)に光源装置20から照明光が送られる。また、ライトガイドコネクタ18には、ケーブル24を介して電気コネクタ26が接続され、電気コネクタ26はプロセッサユニット28に接続される。
〈操作部12〉
操作部12には、施術者によって操作される送気・送水ボタン30、吸引ボタン32、及びシャッターボタン34が並設されるとともに、一対のアングルノブ36、38が同軸上に設けられる。また、操作部12には鉗子挿入部40が設けられる。
〈挿入部14〉
挿入部14は、操作部12の基端部から先端部に向けて軟性部42、湾曲部44、及び先端硬質部46によって構成される。すなわち、挿入部14は、先端側から順に先端硬質部46、湾曲部44、及び軟性部42を有する。湾曲部44は、操作部12のアングルノブ36、38を回動することによって遠隔的に湾曲操作される。これにより、先端硬質部46を所望の方向に向けることができる。
〈先端硬質部46〉
図2は、先端硬質部46の要部拡大斜視図である。
先端硬質部46の先端面48には、観察窓50、前述した照明窓22、22、送気・送水ノズル52、及び鉗子口54が設けられる。
先端硬質部46の内部であって観察窓50の基端側には、不図示の観察光学系及び撮像素子が配設され、この撮像素子を支持する基板には、不図示の信号ケーブルが接続される。信号ケーブルは図1の挿入部14、操作部12、ユニバーサルケーブル16、及びケーブル24に挿通されて電気コネクタ26まで延設され、プロセッサユニット28に接続される。図2の観察窓50から取り込まれた観察像は、観察光学系を介して撮像素子の受光面に結像され、撮像素子によって電気信号に変換された後、信号ケーブルを介してプロセッサユニット28に出力され、映像信号に変換される。これにより、プロセッサユニット28に接続されたモニタ56に観察画像が表示される。撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いることができる。
照明窓22、22の後方には、不図示の光ファイバの出射端が配設される。この光ファイバは、図1の挿入部14、操作部12、及びユニバーサルケーブル16に挿通され、ライトガイドコネクタ18まで延設される。したがって、ライトガイドコネクタ18が光源装置20に接続されると、光源装置20から照射された照明光が光ファイバを介して図2の照明窓22、22に伝送され、照明窓22、22から前方に照射される。
送気・送水ノズル52は、図1の送気・送水ボタン30によって操作される不図示の送気・送水バルブに連通される。更に、この送気・送水バルブはライトガイドコネクタ18に備えられた送水コネクタ58に不図示のチューブを介して接続される。送水コネクタ58には不図示の送気・送水手段が接続され、この送気・送水手段からエア及び水が供給される。したがって、送気・送水ボタン30を操作することによって、図2の送気・送水ノズル52からエア又は水を観察窓50に向けて噴射することができる。
鉗子口54は、図1の挿入部14に挿通された不図示の鉗子チャンネルを介して、鉗子挿入部40に連通されている。よって、鉗子挿入部40から鉗子、高周波メス等の各種処置具を挿入することによって、この処置具を図2の鉗子口54から導出することができる。また、鉗子チャンネルは、図1の吸引ボタン32によって操作される不図示の吸引バルブに連通され、更にこの吸引バルブが、ライトガイドコネクタ18に備えられた吸引コネクタ60に不図示のチューブを介して接続される。したがって、吸引コネクタ60に不図示の吸引ポンプを接続し、吸引ボタン32によって吸引バルブを操作することによって、鉗子口54から残渣や汚物等を、鉗子チャンネルを介して吸引することができる。
〈密着コイル72のコイル固定ユニット64及びコイル固定装置〉
図3は、操作部12の内部構造を示した操作部12の側面図である。図3では特に、密着コイル72の基端73を、操作部12の内部で固定するためのコイル固定ユニット64を示している。コイル固定ユニット64は、操作部12の内部に設けられている。密着コイル72は、湾曲部44(図1参照)を湾曲操作する操作ワイヤ62を保護する部材であり、軟性部42から操作部12にかけて配置され、操作ワイヤ62が進退自在に挿通されている。また、図4は、図3のコイル固定ユニット64を拡大して示した要部斜視図である。
図3の如く、操作部12の内部には、アングルノブ36、38の不図示の回転軸に連結されたプーリ66が回転自在に配置される。プーリ66は、アングルノブ36及びアングルノブ38毎に設けられている。また、プーリ66は、コイル固定ユニット64が取り付けられる板状の支持部材68(図4参照)に回転自在に取り付けられる。つまり、プーリ66とコイル固定ユニット64は、同一部材である支持部材68に取り付けられている。
図4の如く、操作部12の内部には、上下方向湾曲用、及び左右方向湾曲用の各2本で構成される合計4本の操作ワイヤ62が配設される。これらの操作ワイヤ62は、図1の湾曲部44又は先端硬質部46に先端が接続され、基端が図3のプーリ66に、コネクタ69及び短長の接続用ワイヤ70を介して接続される。すなわち、操作ワイヤ62は、湾曲部44又は先端硬質部46から操作部12にかけて配置される。また、操作ワイヤ62は、操作部12の操作である、プーリ66の回転操作に対応した引張作動によって押し引き操作され、これにより、湾曲部44が上下方向及び左右方向に湾曲される。
図4の如く、コイル固定装置を構成するコイル固定ユニット64は、パイプ部材74とスリーブ部材78とを有する。
操作部12の内部において操作ワイヤ62は、密着コイル72に挿通されて保護されており、密着コイル72とともに、金属製のパイプ部材74に挿通されている。
図5は、コイル固定ユニット64を示した斜視図である。図6(A)は図5に示したコイル固定ユニット64の側面図、図6(B)は、コイル固定ユニット64の断面図、図6(C)はコイル固定ユニット64の要部拡大断面図である。なお、図4から図6において矢印Aが基端側を指しており、矢印Bが先端側を指している。
《パイプ部材74》
パイプ部材74は、第1先端74Aと、第1基端75と、第1長手軸74Bとを有し、第1先端74Aと第1基端75との間に密着コイル72が挿通される第1挿通路74Cが設けられる。また、第1挿通路74Cは第1長手軸74Bの方向に第1長さL1を有し、第1基端75よりも密着コイル72の基端73が基端側に配置された状態で密着コイル72に接合される第1接合部76を有する。
密着コイル72の基端73は、パイプ部材74の第1基端75から、図4の矢印Aで示す基端側に所定の巻き数だけ延出されている。この巻き数については後述する。
更に、密着コイル72とパイプ部材74とは、第1接合部76であって、スリーブ部材78の第2先端78Aよりも先端側の位置にて、接合手段であるレーザー光によりスポット溶接されて接合されている。すなわち、第1接合部76は溶接部である。第1接合部76は、パイプ部材74の先端側において、パイプ部材74の軸方向及び周方向に複数個所備えられており、これによって、パイプ部材74の第1接合面である先端側内周面が密着コイル72と直接的に接合される。
なお、密着コイル72とパイプ部材74とを、レーザー溶接に代えて、超音波溶接、抵抗溶接、及びかしめのうちのいずれかの直接的に接合する形態を選択してもよい。超音波溶接、抵抗溶接、及びかしめによる接合の場合でも、パイプ部材74の先端側で行うことが好ましい。
パイプ部材74の基端側は、金属製のスリーブ部材78に貫通して挿通され、パイプ部材74の第1基端75がスリーブ部材78の第2基端79から、矢印Aで示す基端側に所定量延出される。スリーブ部材78に挿入されたパイプ部材74の基端側が、スリーブ部材78に半田によって固着される。
《スリーブ部材78》
スリーブ部材78は、第2先端78Aと、第2基端79と、第1長手軸74Bと平行な第2長手軸78Bとを有し、第2先端78Aと第2基端79との間にパイプ部材74が挿通される第2挿通路78Cが設けられる。第2挿通路78Cは第2長手軸78Bの方向に第1長さL1よりも短い第2長さL2を有する。また、スリーブ部材78は、第2基端79がパイプ部材74の第1基端75よりも先端側に配置された状態でパイプ部材74に接合される第2接合部と、操作部12に対して固定される被固定部78Dとを有する。第2接合部は、第2挿通路78Cの内周面である。
スリーブ部材78の第2先端78Aは、大径筒部として構成される。第2先端78Aの開口端には、図6(C)の如く、先端に向けてテーパ状に拡径された注入口80が形成され、注入口80とパイプ部材74との間の隙間から、接合剤である半田が第2挿通路78Cに注入される。そして、スリーブ部材78の第2基端79の開口端から半田が漏出した時点で半田の注入が停止される。そして、注入された半田が固化することにより、パイプ部材74とスリーブ部材78との間が半田によって接合される。すなわち、スリーブ部材78の第2接合面である内周面が、接合剤である半田を介してパイプ部材74の外周面に接合される。
なお、注入口80の位置は、第2先端78Aの開口端に限定されるものではなく、スリーブ部材78の任意の位置に備えればよい。また、固化した半田は、コイル固定ユニット64の修理時に溶融されて除去される。これにより、スリーブ部材78からパイプ部材74を容易に分離することができる。よって、パイプ部材74とともに行う密着コイル72の長さ調整作業を容易に行うことができる。また、接合剤として半田を例示したが、これに限定されるものではなく、ろう、接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のうちのいずれかを用いて間接的に接合する形態であってもよい。
スリーブ部材78は、軸方向の中間部に、間隔を隔てた一対のフランジ82、82からなる被固定部78Dを備える。この被固定部78Dが図4の如く、操作部12の支持部材68に固定される台座部84に固定される。台座部84は、支持部材68にボルト等の不図示の締結部材によって着脱自在に固定される。これにより、密着コイル72の基端73を含む基端側が、コイル固定ユニット64を構成するパイプ部材74及びスリーブ部材78を介して台座部84に固定される。
《台座部84》
台座部84は、4本のスリーブ部材78を着脱自在に係合保持する、上段、中段、下段の3つの分割部材84A、84B、84Cからなる。上段の分割部材84Aと中段の分割部材84Bとによって2本のスリーブ部材78が係合保持され、中段の分割部材84Bと下段の分割部材84Cとによって残りの2本のスリーブ部材78が係合保持される。分割部材84A、84B、84Cは、図4の如く上下に積層された後、分割部材84A、84B、84Cに貫通配置される不図示の締結部材によって支持部材68に着脱自在に取り付けられる。
〈支持部材68に対する密着コイル72の固定手順〉
挿入部14の基端部から基端側に延出された密着コイル72を、操作部12の支持部材68に支持する場合には、まず、密着コイル72の基端73をパイプ部材74の第1先端74Aから挿通し、密着コイル72の基端73をパイプ部材74の第1基端75から基端側に所定の長さ突出させる。
この突出する長さをコイル突出量としたとき、コイル突出量は、密着コイル72の巻き数が0.5巻き以上2巻き以下に相当する長さに設定される。
次に、密着コイル72とパイプ部材74とをレーザーによりスポット溶接して固着する。第1接合部76の位置は、パイプ部材74の先端側であって、スリーブ部材78からみて第2先端78Aよりも先端側の位置とする。これにより、パイプ部材74とともに行う密着コイル72の長さ調整作業を、パイプ部材74の第1基端75側で行うとともに、密着コイル72の基端73側で行うことができる。
次に、パイプ部材74をスリーブ部材78に挿通し、パイプ部材74の第1基端75をスリーブ部材78の第2基端79から所定量分だけ延出させる。
次に、注入口80とパイプ部材74との間の隙間から半田を注入し、スリーブ部材78の第2基端79の開口部から半田が漏出した時点で半田の注入を停止する。この後、注入された半田が固化することにより、パイプ部材74とスリーブ部材78とが接合する。
次に、各スリーブ部材78を台座部84の分割部材84A、84B、84Cに係合保持する。この後、台座部84を不図示の締結部材によって支持部材68に固定する。
以上の作業によって、密着コイル72を支持部材68に固定することができる。
〈密着コイル72の長さを調整する修理手順〉
まず、締結部材を緩めて支持部材68から台座部84を取り外し、各スリーブ部材78を分割部材84A、84B、84Cから取り外す。
次に、スリーブ部材78を加熱して、スリーブ部材78とパイプ部材74とを接合している半田を溶融して除去する。
次に、スリーブ部材78に対するパイプ部材74の再接合位置を、先の接合位置に対して基端側にずらし、密着コイル72の長さを調整する。このとき、スリーブ部材78の第2基端79からの、パイプ部材74の第1基端75の延出長が長い場合には、パイプ部材74の第1基端75を切除してパイプ部材74の長さを調整する。この場合、第1接合部76は、パイプ部材74の先端側にあるので、第1接合部76を切除することなく、パイプ部材74の長さを調整することができる。
次に、注入口80とパイプ部材74との間の隙間から半田を注入し、パイプ部材74とスリーブ部材78とを再接合位置で固着する。
次に、各スリーブ部材78を台座部84の分割部材84A、84B、84Cに係合保持し、台座部84を不図示の締結部材によって支持部材68に固定する。
以上の作業によって、操作部12における密着コイル72の長さを容易に調整することができる。
〔コイル固定ユニット64の特徴〕
A)コイル固定ユニット64を構成するパイプ部材74とスリーブ部材78とによって、密着コイル72の基端側を操作部12の内部に台座部84を介して固定したことに特徴がある。
すなわち、パイプ部材74の第1挿通路74Cに密着コイル72の基端73を挿通し、パイプ部材74の第1基端75よりも密着コイル72の基端73が基端側に配置された状態で、パイプ部材74を密着コイル72に接合する。
これにより、密着コイル72に挿通されている操作ワイヤ62が弛んだ場合でも、パイプ部材74の第1基端75に操作ワイヤ62が擦れて摩耗することを確実に防止することができる。つまり、操作ワイヤ62は、密着コイル72の基端73に接触するが、基端73の面は円滑な円形面なので、操作ワイヤ62の摩耗を防止することができる。
また、上記特徴によれば、操作部12の内部で行う、密着コイル72の長さを調整する修理が容易になる。すなわち、スリーブ部材78からパイプ部材74を取り外し、スリーブ部材78に対するパイプ部材74の再接合位置を、先の接合位置に対して基端側にずらすだけで、密着コイル72の長さを容易に調整することができる。
B)接合手段、及び接合剤を備えたことに特徴がある。
すなわち、第1接合部76は、密着コイル72とパイプ部材74とを接合手段で接合し、接合手段は、溶接もしくはかしめ、又は超音波溶接、抵抗溶接等の直接的な接合形態であることが好ましい。
また、第2接合部は、パイプ部材74とスリーブ部材78とを接合剤で接合し、接合剤は、半田、ろう、接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のうちのいずれかを用いた間接的な接合形態であることが好ましい。
つまり、接合手段は、密着コイル72とパイプ部材74とを、第1接合部において、分離困難な溶接もしくはかしめ、又は超音波溶接、抵抗溶接にて接合する。
接合剤は、密着コイル72が接合されたパイプ部材74と、パイプ部材74が挿通されたスリーブ部材78とを、第2接合部において、分離容易な半田、ろう、接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のうちのいずれかで接合する。
これにより、半田等の接合剤は、密着コイル72の内部に浸入しないので、操作ワイヤ62の耐久性を向上させることができる。また、修理時には接合剤を溶かすことにより、パイプ部材74とスリーブ部材78とを容易に分離できるので、密着コイルの長さを調整する修理が容易になる。
C)接合剤を第2挿通路78Cに注入する注入口80をスリーブ部材78に備えさせ、スリーブ部材78の第2先端78Aに注入口80を設けたことに特徴がある。
すなわち、スリーブ部材78に注入口80を設けることにより、注入口80から接合剤を第2挿通路78Cに容易に注入することができる。また、注入口80をスリーブ部材78の第2先端78Aに設けることにより、第2先端78Aの開口部から第2挿通路78Cに、接合剤を容易に注入することができる。
D)密着コイル72の基端73がパイプ部材74の第1基端75から基端側に突出する長さをコイル突出量としたとき、密着コイル72の巻き数が0.5巻き以上2巻き以下に相当する長さに、コイル突出量を設定したことに特徴がある。
すなわち、密着コイル72の巻き数が0.5巻き以上であれば、操作ワイヤ62の摩耗を確実に防止することができる。また、巻き数を2巻き以下としたので、コイル突出量過多に起因する問題、例えば、突出した密着コイル72の基端73が、操作部12の内部の他の部品に接触し、操作ワイヤ62の操作を阻害する問題を解消することができる。
E)スリーブ部材78を、第1接合部76よりも基端側に配置した点に特徴がある。すなわち、スリーブ部材78の第2先端78Aよりも先端側の位置に、第1接合部76を位置させたことに特徴がある。
密着コイル72の長さを調整する修理の際に、スリーブ部材78の第2基端79からの、パイプ部材74の第1基端75の延出長が長くなった場合、第1基端75を切除してパイプ部材74の長さも調整する。この場合、第1接合部76は、スリーブ部材78の第2先端78Aよりも先端側にあるので、第1接合部76を切除することなく、パイプ部材74の長さを調整することができる。
以上、実施形態に係る内視鏡10のコイル固定ユニット64について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
10…内視鏡、12…操作部、14…挿入部、16…ユニバーサルケーブル、18…ライトガイドコネクタ、20…光源装置、22…照明窓、24…ケーブル、26…電気コネクタ、28…プロセッサユニット、30…送気・送水ボタン、32…吸引ボタン、34…シャッターボタン、36、38…アングルノブ、40…鉗子挿入部、42…軟性部、44…湾曲部、46…先端硬質部、48…先端面、50…観察窓、52…送気・送水ノズル、54…鉗子口、56…モニタ、58…送水コネクタ、60…吸引コネクタ、62…操作ワイヤ、64…コイル固定ユニット、66…プーリ、68…支持部材、69…コネクタ、70…接続用ワイヤ、72…密着コイル、73…基端、74…パイプ部材、74A…第1先端、75…第1基端、76…第1接合部、78…スリーブ部材、78A…第2基端、78D…被固定部、79…第2基端、80…注入口、82…フランジ、84…台座部、84A、84B、84C…分割部材

Claims (9)

  1. 先端側から順に先端硬質部、湾曲部、及び軟性部を有する挿入部と、
    前記挿入部の基端部に接続された操作部と、
    前記湾曲部又は前記先端硬質部から前記操作部にかけて配置され、前記操作部の操作により押し引きされることで前記湾曲部を湾曲させる操作ワイヤと、
    前記軟性部から前記操作部にかけて配置され、前記操作ワイヤが進退自在に挿通される密着コイルと、
    前記操作部の内部に設けられ、前記密着コイルの基端部を固定するコイル固定ユニットと、
    前記操作部の内部に設けられ、前記コイル固定ユニットを前記操作部に取り付ける台座部と、を備え、
    前記コイル固定ユニットは、
    第1先端と、第1基端と、第1長手軸とを有するパイプ部材であって、前記第1先端と前記第1基端との間に前記密着コイルが挿通される第1挿通路が設けられ、前記第1挿通路は前記第1長手軸の方向に第1長さを有し、前記第1基端よりも前記密着コイルの基端が基端側に配置された状態で前記密着コイルに接合される第1接合部を有するパイプ部材と、
    第2先端と、第2基端と、前記第1長手軸と平行な第2長手軸とを有するスリーブ部材であって、前記第2先端と前記第2基端との間に前記パイプ部材が挿通される第2挿通路が設けられ、前記第2挿通路は前記第2長手軸の方向に前記第1長さよりも短い第2長さを有し、前記第2基端が前記パイプ部材の前記第1基端よりも先端側に配置された状態で前記パイプ部材に接合される第2接合部と、前記台座部に対して固定される被固定部とを有するスリーブ部材と、
    を有する内視鏡。
  2. 前記パイプ部材は前記密着コイルと直接的に接合する第1接合面を有し、かつ前記スリーブ部材は前記パイプ部材と接合剤を介して間接的に接合する第2接合面を有する、請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記パイプ部材と前記密着コイルとを接合する接合手段は溶接もしくはかしめである、請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記接合剤は、半田、ろう、接着剤、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のうちのいずれかである、請求項2又は3に記載の内視鏡。
  5. 前記スリーブ部材は、前記接合剤を前記第2挿通路に注入する注入口を有する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  6. 前記注入口は、前記スリーブ部材の前記第2先端に設けられている、請求項5に記載の内視鏡。
  7. 前記密着コイルの基端が前記パイプ部材の前記第1基端から基端側に突出する長さをコイル突出量としたとき、前記コイル突出量は前記密着コイルの巻き数が0.5巻き以上2巻き以下に相当する長さである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の内視鏡。
  8. 前記スリーブ部材は、前記第1接合部よりも基端側に配置される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の内視鏡。
  9. 先端側から順に先端硬質部、湾曲部、及び軟性部を有する挿入部と、前記挿入部の基端部に接続された操作部と、前記湾曲部又は前記先端硬質部から前記操作部にかけて配置され、前記操作部の操作により押し引きされることで前記湾曲部を湾曲させる操作ワイヤと、前記軟性部から前記操作部にかけて配置され、前記操作ワイヤが進退自在に挿通される密着コイルと、を備える内視鏡において、
    前記操作部に対して前記密着コイルを固定するコイル固定装置であって、
    前記操作部の内部に設けられた台座部に取り付けられ、前記密着コイルの基端部を固定するコイル固定ユニットを備え、
    前記コイル固定ユニットは、
    第1先端と、第1基端と、第1長手軸とを有するパイプ部材であって、前記第1先端と前記第1基端との間に前記密着コイルが挿通される第1挿通路が設けられ、前記第1挿通路は前記第1長手軸の方向に第1長さを有し、前記第1基端よりも前記密着コイルの基端が基端側に配置された状態で前記密着コイルに接合される第1接合部を有するパイプ部材と、
    第2先端と、第2基端と、前記第1長手軸と平行な第2長手軸とを有するスリーブ部材であって、前記第2先端と前記第2基端との間に前記パイプ部材が挿通される第2挿通路が設けられ、前記第2挿通路は前記第2長手軸の方向に前記第1長さよりも短い第2長さを有し、前記第2基端が前記パイプ部材の前記第1基端よりも先端側に配置された状態で前記パイプ部材に接合される第2接合部と、前記台座部に対して固定される被固定部とを有するスリーブ部材と、
    を有する内視鏡のコイル固定装置。
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