JP6247376B2 - 再生装置および再生方法 - Google Patents
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Description
本発明は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを配信するためのデータ構造等に関する。
近年、映像、音声、テキストなどの様々なコンテンツの配信が行われており、このようなコンテンツを配信するための伝送フォーマットの規格化も進められている。特に、MPEG MMT(MPEG Media Transport:MPEGメディア伝送プロトコル)の標準化は、注目を集めている。
このMPEG MMTでは、映像、音声、テキストなどの複数のコンポーネントをそれぞれ異なる経路で配信(ハイブリッド配信)するのに効率的な伝送フォーマット等の標準化が進められている。
MPEG MMTのコンテンツは、パッケージ(MMT Package)として格納され、複数のコンポーネント(MMT Asset)に加え、各コンポーネントの表示位置、大きさなどのレイアウトや組み合わせ可否などの再生条件を示す構成情報(Composition Information:CI)、および最適配信経路を判断するための各コンポーネントの必要帯域や許容遅延などの伝送特性情報(Transport Characteristics:TC)に関するデータを少なくとも含む。
このようなコンテンツに含まれるコンポーネントは、パケットに分割して単一のネットワークで伝送することができ、また複数のネットワークで(ハイブリッド)伝送することもできる。これについて、図14に基づいて説明する。図14は、コンテンツの伝送態様を示す図であり、図14の(a)は単一ネットワークによる伝送の例を示し、図14の(b)は複数ネットワークによるハイブリッド伝送の例を示している。なお、同図では、1つの伝送パケットを1つのブロックとして記載している。
図14の(a)の例では、構成情報の伝送パケットCIと、伝送特性情報の伝送パケットTCの後に、複数の伝送パケット(A1,1、A2,1、…)が続いている。このA1,1以降の伝送パケット(Ai,j:i=1,2,…、j=1,2,…)には、アセットを構成するメディアユニットがそれぞれ含まれている。これらのメディアユニットは、TCに基づいて決定したネットワークを介して受信機に送信され、受信機はこれらのメディアユニットをCIに基づいて再生する。
図14の(a)の例では、これらの伝送パケットは、何れも1つのネットワークを介し、1つの経路で送信機から受信機に配信される。
一方、図14の(b)の例では、2番目のアセットを構成するメディアユニットを含む伝送パケットA2,jを二つに分割した伝送パケット(A2,1、A2,3、…)および(A2,2、A2,4、…)と、1番目のアセットを構成するメディアユニットを含む伝送パケット(A1,1、A1,2、…)とは、それぞれ別のネットワークを介して別の経路で伝送される。なお、ハイブリッド伝送については、下記の特許文献1にも記載されている。
上記のような複数の伝送パケットのそれぞれには、順序情報(シーケンス番号:sequence number)が付与される。このとき、受信機は、コンポーネントの再構成またはパケットロス検出等のため、コンポーネントを構成する各パケットの順序関係を受信側で識別する必要がある。しかしながら、1つのコンポーネント(アセット)を複数の部分集合(サブアセット)に分割して、それぞれ異なるネットワークで伝送する場合、受信側でサブアセット間のパケット順序が判断できないという問題があった。また、受信側でサブアセット内のパケット抜けの有無が判断できないといった問題もあった。
これを、図15を参照して説明する。図15は、従来技術に係る伝送パケットの一例を示す図であり、図15の(a)はサブアセット単位で、各伝送パケットにシーケンス番号を付与したときの伝送パケットの例を示し、図15の(b)はアセット全体を通して、各伝送パケットにシーケンス番号を付与したときの伝送パケットの例を示している。
図15の(a)に示すように、アセットは、サブアセット1およびサブアセット2から構成されている。また、サブアセット1とサブアセット2とは異なるネットワークで伝送されるとする。
また、サブアセット1およびサブアセット2の各伝送パケットは、ペイロード(Payload)にヘッダを付加した伝送パケット(Transport Packet)の形式とする。各ヘッダには、サブアセット毎にシーケンス番号(16ビット)が付与されている。図15の(a)に示すように、サブアセット1の各伝送パケットには、伝送順に、0x0000、0x0001、0x0002、・・・のシーケンス番号が付与されている。同様に、サブアセット2の各伝送パケットには、伝送順に、0x0000、0x0001、0x0002、・・・のシーケンス番号が付与されている。
このようなアセットが伝送された場合、受信機は、同じシーケンス番号を付与された伝送パケットを受信することになる。具体的には、受信機は、例えば、0x0001のシーケンス番号を付与された伝送パケットが含まれるサブアセット1とサブアセット2を受信する。このとき、受信機は、0x0001のシーケンス番号を付与されたサブアセット1の伝送パケットが、サブアセット1の2番目のパケットであるとわかり、0x0001のシーケンス番号を付与されたサブアセット2の伝送パケットが、サブアセット2の2番目のパケットであるとわかる。しかし、このような伝送パケットを受信した受信機は、0x0001のシーケンス番号を付与されたサブアセット1の伝送パケットと、0x0001のシーケンス番号を付与されたサブアセット2の伝送パケットとのパケット順序が判断できない。このように、図15の(a)に示す伝送パケットでは、受信機は、受信した伝送パケットのサブアセット毎のパケット順序は判断できるが、サブアセット間のパケット順序の判断ができない。
また、図15の(b)のアセットは、図15の(a)のアセットと同様に、サブアセット1およびサブアセット2から構成されている。各ヘッダには、アセット全体を通して、各伝送パケットにシーケンス番号が付与されている。図15の(b)に示すように、シーケンス番号は、アセット全体を通して付与されているため、同じシーケンス番号がない。サブアセット1の各伝送パケットには、伝送順に、0x0000、0x0002、0x0004、・・・のシーケンス番号が付与されており、サブアセット2の各伝送パケットには、伝送順に、0x0001、0x0003、0x0005、・・・のシーケンス番号が付与されている。
このようなサブアセット1およびサブアセット2が異なるネットワークで伝送され、受信機が一方のネットワークからのサブアセットのみを受信した場合、例えば、サブアセット1のみを受信した場合、受信機は、0x0000、0x0002、0x0004、・・・のシーケンス番号が付与された伝送パケットを受信する。このとき、受信機は、0x0001、0x0003、0x0005、・・・のシーケンス番号が付与された伝送パケットが、他のサブアセットに含まれるのか、パケットロスが発生したのか判断できない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信側の再生装置に、各パケットの適切な伝送順序を通知しつつ、パケットロスが発生した場合にパケットロスを容易に検出させることが可能なパケット群を生成する生成装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係る再生装置は、パケットから、コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2の伝送順序情報と、前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、を検出する検出手段と、前記メディアユニットを再生する再生手段とを備え、前記検出手段は、前記フラグが1ではないときに前記第1の伝送順序情報を検出せず前記第2の伝送順序情報を検出する。
また、本発明の一態様に係る再生方法は、パケットから、コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2の伝送順序情報と、前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、を検出するステップと、前記メディアユニットを再生するステップとを含み、前記フラグが1ではないときに前記第1の伝送順序情報を検出せず前記第2の伝送順序情報を検出する。
再生装置において、どのパケットが伝送されていないのかを容易に判断することができ、パケットロスを容易に検出することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図13に基づいて詳細に説明する。
〔システム構成〕
まず、本実施形態にかかるコンテンツ送受信システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、コンテンツ送受信システム3を構成する送信機(生成装置)1および受信機(再生装置)2の要部構成を示すブロック図である。
まず、本実施形態にかかるコンテンツ送受信システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、コンテンツ送受信システム3を構成する送信機(生成装置)1および受信機(再生装置)2の要部構成を示すブロック図である。
図示のように、コンテンツ送受信システム3は、送信機1と受信機2とがネットワークを介して接続された構成であり、コンテンツ送受信システム3では、送信機1が送信するコンテンツを受信機2が受信して再生する。
なお、図示の例では、送信機1と受信機2とが直接通信しているが、これに限られない。例えば、送信機1と受信機2との通信は中継機が中継してもよいし、送信機1から他の配信サーバにコンテンツを配信し、この配信サーバから受信機2にコンテンツを配信してもよい。
また、ここでは、送信機1と受信機2とを接続するネットワークがインターネットである例を説明するが、このネットワークは送信機1と受信機2とがコンテンツを送受信可能なものであればよく、これに限定されない。例えば、上記ネットワークとして、放送網を適用してもよいし、インターネットと放送網とを併用するハイブリッド配信を採用してもよい。
送信機1は、コンテンツを配信する装置であり、送信機1の機能を統括して制御する送信機制御部10、送信機1が送信するデータを格納する送信機記憶部11、および送信機1が外部の装置と通信を行うための送信機通信部12を備えている。
また、送信機制御部10は、コンテンツ分割部(分割手段)13、ヘッダ生成部(パケット生成手段)14、および伝送順序割当部(第1の伝送順序割当手段、第2の伝送順序割当手段)15を含み、送信機記憶部11にはコンテンツ16が格納されている。
コンテンツ分割部13は、コンテンツ16を配信するために分割する。具体的には、コンテンツのコンポーネントを、例えばメディアユニット単位で分割してメディアユニットを生成する。また、コンテンツ分割部13は、コンポーネントを複数の部分集合に分割する。具体的には、コンテンツ分割部13は、複数のメディアユニットから構成される集合(アセット)を、複数の部分集合(サブアセット)に分割する。また、コンテンツ16から構成情報(Composition Information:CI、再生用情報)や伝送特性情報(Transport Characteristics:TC)等を特定し抽出する。なお、メディアユニット、構成情報、および伝送特性情報の詳細については後述する。
伝送順序割当部15は、コンテンツ分割部13によって生成された複数のメディアユニットのそれぞれに対し、コンポーネントにおける当該メディアユニットの伝送順序を示す情報(第1伝送順序情報)を、当該メディアユニットを含むパケットに割り当てる。
また、伝送順序割当部15は、サブアセット毎に、当該サブアセットを構成する各メディアユニットについて当該サブアセットにおける当該メディアユニットの伝送順序を示す情報(第2伝送順序情報)を、当該メディアユニットを含むパケットに割り当てる。
伝送順序割当部15は、各パケットに割り当てた第1伝送順序情報と第2伝送順序情報とをヘッダ生成部に供給する。
ヘッダ生成部14は、コンテンツ分割部13が生成したデータに付加するヘッダを生成する。具体的には、少なくともペイロードタイプ(payload type)を示す情報を含むペイロードフォーマットヘッダ(Payload Format Header)を生成し、これをメディアユニット、構成情報、および伝送特性情報のそれぞれに付加してペイロードを生成する。
また、配信するパケットのそれぞれについて、伝送パケットヘッダ(Transport Packet Header)を生成し、ペイロードにこれを付加して伝送パケットを生成する。伝送パケットヘッダには、伝送順序割当部15から供給された第1伝送順序情報と第2伝送順序情報とが含まれる。なお、以下では、第1伝送順序情報と第2伝送順序情報とをパケット順序情報と称す。
コンテンツ16は、送信機1が配信するコンテンツである。上述のように、コンテンツ16は、コンテンツ分割部13によって分割され、ヘッダ生成部14にヘッダを付加されて、伝送パケットとして配信される。
一方、受信機2は、コンテンツを受信して再生する装置であり、受信機2の機能を統括して制御する受信機制御部20、受信機2が受信するデータを格納する受信機記憶部21、受信機2が外部の装置と通信を行うための受信機通信部22、画像を表示する表示部23、および音声を出力する音声出力部24を備えている。
また、受信機制御部20は、ヘッダ解析部(検出手段)25、デコーダ26、および再生制御部(再生手段)27を含んでいる。
ヘッダ解析部25は、受信した伝送パケットのヘッダを解析し、その解析結果に応じた処理を実行する。具体的には、ヘッダ解析部25は、パケット順序情報(後述のイントラシーケンス番号、及び/又はインターシーケンス番号)に不連続がある等、パケットロスを検出した場合には、再送要求を受信機通信部22に指示する。また、ヘッダ解析部25は、解析したヘッダが、ペイロードとしてメディアユニットを含むことを示している場合には、このペイロードをデコーダ26に送信してデコードさせる。一方、解析したヘッダが、ペイロードとして構成情報を含むことを示している場合には、このペイロードを再生制御部27に送信する。
デコーダ26は、受信した伝送パケットに含まれるメディアユニットをデコードする。デコードしたデータは再生制御部27の制御に従って、表示部23および音声出力部24から出力される。
再生制御部27は、構成情報に従ってコンポーネントを再生する。具体的には、再生制御部27は、デコーダ26がデコードしたメディアユニットを、構成情報に従って、表示部23および音声出力部24から出力させる。
〔コンテンツのデータ構造〕
次に、コンテンツ16のデータ構造を図2に基づいて説明する。図2は、コンテンツ16のデータ構造の一例を示す図である。
次に、コンテンツ16のデータ構造を図2に基づいて説明する。図2は、コンテンツ16のデータ構造の一例を示す図である。
コンテンツ16は、ヘッダ、構成情報(CI)、伝送特性情報(TC)、および複数のアセット(Asset)を含むパッケージ(Package)として送信機記憶部11に格納されている。
アセットは、映像、音声、テキスト等のコンポーネントであり、ヘッダと複数のメディアユニット(M−Unit:MU)とで構成されている。また、メディアユニットは、ランダムアクセスやタイムスタンプ付与の単位となるユニットであり、ヘッダと複数のメディアフラグメントユニット(Media Fragment Unit:MFU)とで構成されている。
構成情報は、コンポーネントの再生態様を示す。具体的には、構成情報は、各コンポーネントの表示位置、表示サイズなどのレイアウトや、コンポーネント間の組み合わせ可否(他のコンポーネントとの同時再生の可否)などを示す。各メディアユニットは、構成情報を参照して再生される。
伝送特性情報は、各コンポーネントの伝送特性を示す。具体的には、伝送特性情報は、最適配信経路を判断するための各コンポーネントの必要帯域や許容遅延などを示す。
〔コンテンツの伝送形式〕
続いて、コンテンツ16の伝送形式を図3に基づいて説明する。図3は、コンテンツ16の伝送形式の一例を示す図である。
続いて、コンテンツ16の伝送形式を図3に基づいて説明する。図3は、コンテンツ16の伝送形式の一例を示す図である。
コンテンツ16をTCP/IP、UDP/IP等で伝送する場合、ペイロード(Payload)にヘッダを付加した伝送パケット(Transport Packet)の形式とする。このペイロードのヘッダに、上述のパケット順序情報が記述される。
また、コンテンツ16のパッケージを配信する際のペイロードフォーマットは、図示のように、メディアユニット(MU)、構成情報(CI)、および伝送特性情報(TC)のそれぞれにヘッダを付加した形式である。
なお、図3のペイロードフォーマットでは、1つのメディアユニットを1つのペイロードとしているが、これに限定されない。例えば、伝送パケットのサイズに制約がある場合には、メディアユニットをさらに分割してそれぞれを異なるペイロードとして伝送してもよいし、複数のメディアユニットをまとめて1つのペイロードとして伝送してもよい。この場合、ペイロードフォーマットヘッダに、メディアユニットを構成する最初のメディアフラグメントユニットを含むか否かを示すフラグ、メディアユニットを構成する最後のメディアフラグメントユニットを含むか否かを示すフラグ等を記述する構成としてもよい。
〔パケット順序情報の詳細〕
続いて、パケット順序情報の詳細について、図4〜図7に基づいて説明する。
続いて、パケット順序情報の詳細について、図4〜図7に基づいて説明する。
(パケット順序情報の具体例1)
図4は、パケット順序情報を含む伝送パケットの一例を示す図である。図4では、サブアセット1およびサブアセット2から構成されるアセットに含まれる伝送パケットを示している。各伝送パケットは、ペイロードに16ビットのヘッダが付与されている。ヘッダには、パケット順序情報として、サブアセット毎に当該サブアセット内の各伝送パケットの伝送順序を示す8ビットのイントラシーケンス番号(Intra sequence number、第2伝送順序情報)と、アセット内の各伝送パケットの伝送順序を示す8ビットのインターシーケンス番号(Inter sequence number、第1伝送順序情報)とが含まれている。
図4は、パケット順序情報を含む伝送パケットの一例を示す図である。図4では、サブアセット1およびサブアセット2から構成されるアセットに含まれる伝送パケットを示している。各伝送パケットは、ペイロードに16ビットのヘッダが付与されている。ヘッダには、パケット順序情報として、サブアセット毎に当該サブアセット内の各伝送パケットの伝送順序を示す8ビットのイントラシーケンス番号(Intra sequence number、第2伝送順序情報)と、アセット内の各伝送パケットの伝送順序を示す8ビットのインターシーケンス番号(Inter sequence number、第1伝送順序情報)とが含まれている。
図4に示すように、サブアセット1には、イントラシーケンス番号が0x00、0x01、0x02、・・・の伝送パケットが含まれる。また、サブアセット2には、イントラシーケンス番号が、0x00、0x01、0x02、・・・の伝送パケットが含まれる。受信機2は、イントラシーケンス番号を解析することにより、サブアセット内での番号の抜け(パケット抜け)を検出することができる。
また、サブアセット1には、インターシーケンス番号が偶数番号(0x00、0x02、0x04、・・・)の伝送パケットが含まれており、サブアセット2には、インターシーケンス番号が奇数番号(0x01、0x03、0x05、・・・)の伝送パケットが含まれている。受信機2は、このようなインターシーケンス番号を解析することにより、当該アセットの各伝送パケットがどの順序で伝送されるべきかを判断することができる。
図5は、図4の伝送パケットの伝送パケットヘッダの構造(シンタックス)の一例を示す図である。
図5の伝送パケットヘッダ構造では、1ビットのフラグinter_flagの後、inter_flag==‘1’の場合に、イントラシーケンス番号を示す8ビットの値intra_sequence_numberと、インターシーケンス番号を示す8ビットの値inter_sequence_numberとが続く。また、inter_flag==‘1’ではない場合に、従来と同様のシーケンス番号を示す16ビットの値sequence_numberが続く。
このように、ヘッダ生成部14は、イントラシーケンス番号と、インターシーケンス番号とをそれぞれ独立して含めた伝送パケットを生成することができる。
これにより、この伝送パケットを受信した受信機2は、当該伝送パケットのアセットにおける伝送順序と、サブアセットにおける伝送順序とを認識することができる。
(パケット順序情報の具体例2)
図6は、パケット順序情報を含む伝送パケットの他の一例を示す図である。図6では、サブアセット1およびサブアセット2から構成されるアセットに含まれる伝送パケットを示している。各伝送パケットは、ペイロードに16ビットのヘッダが付与されている。ヘッダには、パケット順序情報として、16ビットの連結シーケンス番号(Concatenated sequence number)が記載されている。連結シーケンス番号の下位8ビットには、サブアセット毎に当該サブアセット内の各伝送パケットの伝送順序を示すイントラシーケンス番号(Intra sequence number)が含まれている。また、連結シーケンス番号の上位8ビットには、アセット内の各伝送パケットの伝送順序を示すインターシーケンス番号(Inter sequence number)が含まれている。
図6は、パケット順序情報を含む伝送パケットの他の一例を示す図である。図6では、サブアセット1およびサブアセット2から構成されるアセットに含まれる伝送パケットを示している。各伝送パケットは、ペイロードに16ビットのヘッダが付与されている。ヘッダには、パケット順序情報として、16ビットの連結シーケンス番号(Concatenated sequence number)が記載されている。連結シーケンス番号の下位8ビットには、サブアセット毎に当該サブアセット内の各伝送パケットの伝送順序を示すイントラシーケンス番号(Intra sequence number)が含まれている。また、連結シーケンス番号の上位8ビットには、アセット内の各伝送パケットの伝送順序を示すインターシーケンス番号(Inter sequence number)が含まれている。
図6に示すように、サブアセット1には、連結シーケンス番号の下位8ビット(イントラシーケンス番号)が00、01、02、・・・の伝送パケットが含まれる。また、サブアセット2には、連結シーケンス番号の下位8ビット(イントラシーケンス番号)が00、01、02、・・・の伝送パケットが含まれる。受信機2は、連結シーケンス番号の下位8ビット(イントラシーケンス番号)を解析することにより、サブアセット内での番号の抜け(パケット抜け)を検出することができる。
また、サブアセット1には、連結シーケンス番号の上位8ビット(インターシーケンス番号)が、偶数番号(0x00、0x02、0x04、・・・)の伝送パケットが含まれており、サブアセット2には、連結シーケンス番号の上位8ビット(インターシーケンス番号)が、奇数番号(0x01、0x03、0x05、・・・)の伝送パケットが含まれている。受信機2は、このようなインターシーケンス番号を解析することにより、当該アセットの各伝送パケットがどの順序で伝送されるべきかを判断することができる。
図7は、図6の伝送パケットの伝送パケットヘッダの構造(シンタックス)の一例を示す図である。
図7の伝送パケットヘッダ構造では、1ビットのフラグconcatenated_flagの後、concatenated_flag==‘1’の場合に、連結シーケンス番号を示す16ビットの値concatenated_sequence_numberが続く。また、concatenated_flag==‘1’ではない場合に、従来と同様のシーケンス番号を示す16ビットの値sequence_numberが続く。
このように、ヘッダ生成部14は、イントラシーケンス番号と、インターシーケンス番号とをまとめた連結シーケンス番号を含めた伝送パケットを生成することができる。
これにより、この伝送パケットを受信した受信機2は、当該伝送パケットのアセットにおける伝送順序と、サブアセットにおける伝送順序とを認識することができる。
なお、上記では、インターシーケンス番号が偶数番号である伝送パケットをサブアセット1に含ませ、インターシーケンス番号が奇数番号である伝送パケットをサブアセット2に含ませることについて説明を行ったが、伝送パケットがどのサブアセットに含まれるのかはこれに限定されず、任意である。
〔構成情報の具体例〕
次に、構成情報の具体例を図8に基づいて説明する。図8は、構成情報の一例を示す図である。
次に、構成情報の具体例を図8に基づいて説明する。図8は、構成情報の一例を示す図である。
図8に示す構成情報では、<layout>タグによって、領域r1(全画面表示に対応)および領域r2(表示画面を縦横に4分割した左上領域に対応)が定義されている。そして、アセットを構成するサブアセットを統合することを指定する<union>タグによって、領域r1に対してサブアセットa11とサブアセットa12とが対応付けられている。また、アセットの相互排他的(Mutually Exclusive)表示を指定する<excl>タグにより、サブアセットa21を領域r2に表示するか、サブアセットa22を領域r2に表示するかの何れか一方が可能であることが定義されている。また、このレイアウトを時刻0sから適用することを示す記述(start="0s")が含まれている。
このため、受信機2は、サブアセットa11、a12、a21およびa22を含むコンテンツの再生開始と同時に(0sから)、同図に示すように、サブアセットa11およびa12を統合して全画面表示し、サブアセットa21またはa22を1/4に縮小して画面の左上に表示する。
なお、図8ではSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)によって構成情報を記述した例を示しているが、構成情報はアセットの表示態様を示すものであればよく、その記述形式は特に限定されない。
〔伝送パケット生成処理の流れ〕
次に、送信機1が実行する伝送パケット生成処理(パケット生成方法)の流れを図9に基づいて説明する。図9は、伝送パケット生成処理の一例を示すフローチャートである。なお、伝送パケット生成処理を行うタイミングは特に限定されない。例えばオンデマンド配信では、受信機2からコンテンツの送信要求を受信したとき、ライブ配信ではコンテンツをエンコードする際に行えばよい。
次に、送信機1が実行する伝送パケット生成処理(パケット生成方法)の流れを図9に基づいて説明する。図9は、伝送パケット生成処理の一例を示すフローチャートである。なお、伝送パケット生成処理を行うタイミングは特に限定されない。例えばオンデマンド配信では、受信機2からコンテンツの送信要求を受信したとき、ライブ配信ではコンテンツをエンコードする際に行えばよい。
まず、コンテンツ分割部13は、送信機記憶部11に格納されているコンテンツ16を読み出して、ペイロード(厳密には図3における伝送パケットのペイロード部分に格納するデータ)を生成する。具体的には、コンテンツ分割部13は、図2に示したようにパッケージとして格納されているコンテンツ16からアセットを取得し、取得したアセットを分割して複数のペイロードを生成する(S91)。そして、コンテンツ分割部13は、上記のようにして生成した複数のペイロードをヘッダ生成部14に出力する。
なお、ペイロードへの分割単位はメディアユニットに限定されない。例えば、ペイロードのサイズに制約がある場合、メディアユニットを所定のサイズでさらに分割したものをペイロードとしてもよい。また、分割のオーバーヘッドをできるだけ小さくしたい場合等には、複数のメディアユニットをまとめて1つのペイロードとしてもよい。また、コンテンツ分割部13は、パッケージに含まれる構成情報(CI)や伝送特性情報(TC)についてもコンテンツ16より抽出して、ヘッダ生成部14に出力する。
次に、ヘッダ生成部14は、入力された複数のペイロードから、ペイロードタイプを示す情報を含むペイロードフォーマットを生成する(S92)。具体的には、ヘッダ生成部14は、ペイロードタイプがメディアユニットであることを示す情報(payload_type=MU)を記述したペイロードフォーマットヘッダを生成し、これを各メディアユニットに付加して、図3に示したようなペイロードフォーマットを生成する。
なお、ペイロードフォーマットのペイロードタイプは、コンテンツ分割部13から受信したデータに応じたものとする。例えば、コンテンツ分割部13から構成情報が入力された場合には、ペイロードタイプが構成情報であることを示す情報(payload_type=CI)を記述したペイロードフォーマットヘッダを生成する。同様に、伝送特性情報(TC)が入力された場合には、伝送特性情報であることを示す情報(payload_type=TC)を記述したペイロードフォーマットヘッダを生成する。
次に、コンテンツ分割部13は、取得したアセットをサブアセット(部分集合)に分割する。具体的には、S91にて生成した複数のペイロードのそれぞれを複数のサブアセットに分割する(S93、分割ステップ)。
次に、伝送順序割当部15は、コンテンツ分割部13が分割した複数のペイロードのそれぞれに対し、当該ペイロードのコンテンツ(アセット)内の伝送順序を示す情報(インターシーケンス番号)を割り当てる(S94、第1の伝送順序割当ステップ)。また、伝送順序割当部15は、コンテンツ分割部13が分割した複数のペイロードのそれぞれに対し、当該ペイロードのサブアセット内の伝送順序を示す情報(イントラシーケンス番号)を割り当てる(S95、第2の伝送順序割当ステップ)。
その後、ヘッダ生成部14は、S94およびS95で各ペイロードに割り当てたインターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号を含む伝送パケットヘッダを生成し、これをS92で生成したペイロードフォーマットに付加して、図3に示したような伝送パケットを生成する(S96、パケット生成ステップ)。
そして、ヘッダ生成部14は、生成した伝送パケットを送信機通信部12に出力し(S97)、伝送パケット生成処理は終了する。これにより、上記のようにして生成された伝送パケットは、ネットワークを介して受信機2に送信される。
このように、本発明における送信機1は、複数のペイロードのそれぞれに対し、アセットにおける当該ペイロードの伝送順序を示すインターシーケンス番号と、サブアセットにおける当該ペイロードの伝送順序を示すイントラシーケンス番号とを含む伝送パケットを生成する。
したがって、この伝送パケットを受信した受信機2では、アセットにおけるペイロードの伝送順序と、サブアセットにおける当該ペイロードの伝送順序とから、アセット単位およびサブアセット単位で当該ペイロードの伝送順序を認識することができる。そのため、どの伝送パケットが伝送されていないのかを容易に判断することができ、パケットロスを容易に検出することができるという効果を奏する。
〔再生処理の流れ〕
続いて、受信機2が実行する再生処理(再生方法)の流れを図10に基づいて説明する。図10は再生処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10では、1つの伝送パケットについて、その受信から出力までの処理を示している。伝送パケットヘッダ構造は図5に示したものを用いる。
続いて、受信機2が実行する再生処理(再生方法)の流れを図10に基づいて説明する。図10は再生処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10では、1つの伝送パケットについて、その受信から出力までの処理を示している。伝送パケットヘッダ構造は図5に示したものを用いる。
受信機通信部22は、送信機1の送信機通信部12から送信された伝送パケットを、ネットワーク経由で受信し(S100)、この伝送パケットをヘッダ解析部25に出力する。そして、ヘッダ解析部25は、受信した伝送パケットのヘッダ(伝送パケットヘッダ)を解析し(S101)、inter_flag==‘1’であるか判断する(S102、検出ステップ)。
この解析の結果、inter_flag==‘1’であることが確認された場合(S102にてYes)、ヘッダ解析部25は、伝送パケットヘッダに含まれるインターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号を取得する(S103)。一方、inter_flag==‘1’でない場合(S102にてNo)、ヘッダ解析部25は、伝送パケットヘッダに含まれるシーケンス番号を取得する(S104)。
次に、S103またはS104で取得したシーケンス番号と、過去に受信した伝送パケットのシーケンス番号をもとに、パケットロスの有無を検出する(S105、検出ステップ)。パケットロスを検出した場合(S105にてYes)、ヘッダ解析部25は、消失したパケットの再送要求を受信機通信部22に指示する(S106)。特に、inter_flag==‘1’の場合において、複数のパケットの消失を検出した場合には、インターシーケンス番号の小さいパケットから先に再送要求を行う。これにより、再送による伝送遅延を低減することができる。
S105またはS106終了後、ヘッダ解析部25は、ペイロードフォーマットヘッダを解析し(S107)、payload_type==MUであるか判断する(S108)。payload_type==MUである場合(S108にてYes)、このペイロードフォーマットヘッダが付加されている伝送パケットに含まれるメディアユニットをデコーダ26に出力する(S109)。
これにより、このメディアユニットがデコードされて、再生制御部27の制御により、構成情報に従って、表示部23および/または音声出力部24から出力され(再生ステップ)、再生処理は終了する。
一方、S107の解析の結果、payload_type==MUではない場合(S108にてNo)、payload_typeに従ってペイロードを各処理部に出力する(S110)。例えば、payload_type==CIであれば、ペイロードは構成情報を含むため、これを再生制御部27に送信して設定を行わせる。これにより、再生処理は終了する。
このように、本発明における受信機2は、受信した伝送パケットにアセットにおけるペイロードの伝送順序と、サブアセットにおける当該ペイロードの伝送順序とが含まれている場合、受信していない伝送パケットの有無を容易に判断することができるとともに、消失したパケットの再送要求による伝送遅延を低減することができる。
〔変形例:インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号の割り当てビットについて〕
上記では、インターシーケンス番号とイントラシーケンス番号とは、8ビットずつ付与されることについて説明を行ったが、インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号のビット割り当てはこれに限定されない。インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号のビット割り当ては、均等であってもよいし、どちらか一方のビット数を大きく割り当ててもよい。
上記では、インターシーケンス番号とイントラシーケンス番号とは、8ビットずつ付与されることについて説明を行ったが、インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号のビット割り当てはこれに限定されない。インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号のビット割り当ては、均等であってもよいし、どちらか一方のビット数を大きく割り当ててもよい。
例えば、サブアセットの分割数が増えた場合、インターシーケンス番号にイントラシーケンス番号より多くのビットを割り当ててもよい。例えば、インターシーケンス番号に10ビットを割り当て、イントラシーケンス番号に6ビットを割り当ててもよい。
または、インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号の割り当てパターンを示す情報を伝送パケットヘッダ等に付加することによって、動的にビット数を変化させてもよい。このとき受信機2側は、割り当てパターンを示す情報が付加された伝送パケットヘッダを解析することにより、インターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号に何ビットが割り当てられているのかを確認することができる。
〔変形例:伝送パケットのサブアセットへの分割について〕
上記では、アセットを2つのサブアセットに分割することについて説明を行ったが、アセットが分割可能なサブアセットの数は2つに限らず、任意である。また、伝送パケットは、サブアセットの何れか1つに含まれていることについて説明を行ったが、伝送パケットは、複数のサブアセットに含まれていてもよい。これについて、図11を参照して説明を行う。
上記では、アセットを2つのサブアセットに分割することについて説明を行ったが、アセットが分割可能なサブアセットの数は2つに限らず、任意である。また、伝送パケットは、サブアセットの何れか1つに含まれていることについて説明を行ったが、伝送パケットは、複数のサブアセットに含まれていてもよい。これについて、図11を参照して説明を行う。
図11は、複数のサブアセットに同一の伝送パケットが含まれる場合の伝送パケットの一例を示す図である。図11に示すように、アセットはサブアセット1とサブアセット2とから構成される。サブアセット1には、イントラシーケンス番号が0x00、0x01、0x02、・・・であり、インターシーケンス番号が0x00、0x02、0x04、・・・の伝送パケットが含まれる。また、サブアセット2には、イントラシーケンス番号が、0x00、0x01、0x02、0x03、・・・であり、インターシーケンス番号が、0x01、0x02、0x03、0x05、・・・の伝送パケットが含まれる。
図11に示すように、サブアセット1およびサブアセット2には、同じインターシーケンス番号(図11の例では、0x02)が付与された伝送パケットが含まれている。インターシーケンス番号は、アセット内の各伝送パケットの伝送順序を示しているため、インターシーケンス番号が同じ番号の伝送パケットは、同一のパケットであることがわかる。
このように、同一の伝送パケットを複数のサブアセットに含めるといった伝送パケットの冗長性を持たせることにより、パケットロスへの耐性が高まるという効果を奏する。
〔変形例:サブアセット分割のバリエーションについて1〕
コンテンツ分割部13がコンテンツをイントラ符号化データ(フレーム内圧縮符号化されたデータ)とインター符号化データ(フレーム間圧縮符号化されたデータ)に分割し、それぞれ異なるサブアセットに含ませて、伝送してもよい。これについて、図12を参照して説明を行う。
コンテンツ分割部13がコンテンツをイントラ符号化データ(フレーム内圧縮符号化されたデータ)とインター符号化データ(フレーム間圧縮符号化されたデータ)に分割し、それぞれ異なるサブアセットに含ませて、伝送してもよい。これについて、図12を参照して説明を行う。
図12は、複数のサブアセットに、伝送パケットとして符号化データが含まれる場合の伝送パケットの一例を示す図である。図12に示すように、アセットは、サブアセット1とサブアセット2とから構成される。サブアセット1には、イントラ符号化データの伝送パケットが含まれる。また、サブアセット2には、インター符号化データの伝送パケットが含まれる。サブアセット1およびサブアセット2に含まれる伝送パケットは、上述したインターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号を含んだ伝送パケットである。なお、図12の例では、インターシーケンス番号とイントラシーケンス番号とがそれぞれ独立にペイロードに付加されている例を示しているが、図6に示したようにインターシーケンス番号とイントラシーケンス番号とをまとめた連結シーケンス番号がペイロードに付加されていてもよい。送信機1はこのようなアセットを送信する。
ユーザがコンテンツを視聴する際、早送り等のトリックプレイを行った場合、受信機2はサブアセット1のみを受信すればよく、サブアセット2の伝送パケットにパケットロスを検出した場合であっても該パケットの再送要求は行わなくてもよい。また、ユーザがコンテンツを通常再生で視聴する場合、受信機2はサブアセット1およびサブアセット2の両方を受信する必要があるが、パケットロスを検出した場合、サブアセット1の伝送パケットを優先的に再送要求することで、全体の品質低下を抑えることができる。
また、イントラシーケンス番号およびインターシーケンス番号を解析することにより、受信機2は、どのパケットが伝送されていないのかを容易に確認することができる。
このように、本変形例におけるアセットは、複数の予測方式(例えば、イントラ符号化およびインター符号化)を併用して予測符号化されたアセットである。コンテンツ分割部13は、各サブアセットが同一の予測方式を用いて符号化されたユニットで構成される複数のサブアセットに分割することができる。
〔変形例:サブアセット分割のバリエーションについて2〕
コンテンツ分割部13がコンテンツを階層符号化(例えば、時間スケーラビリティ)し、ベースレイヤデータ(低フレームレート映像)とエンハンスメントレイヤデータ(高フレームレート用差分映像)とを、それぞれ異なるサブアセットに含ませて、伝送してもよい。
コンテンツ分割部13がコンテンツを階層符号化(例えば、時間スケーラビリティ)し、ベースレイヤデータ(低フレームレート映像)とエンハンスメントレイヤデータ(高フレームレート用差分映像)とを、それぞれ異なるサブアセットに含ませて、伝送してもよい。
例えば、図12に示すように、サブアセット1には、ベースレイヤデータの伝送パケットが含まれ、サブアセット2には、エンハンスメントレイヤデータの伝送パケットが含まれる。サブアセット1およびサブアセット2に含まれる伝送パケットは、上述したインターシーケンス番号およびイントラシーケンス番号を含んだ伝送パケットである。なお、図12の例では、インターシーケンス番号とイントラシーケンス番号とがそれぞれ独立にペイロードに付加されている例を示しているが、図6に示したようにインターシーケンス番号とイントラシーケンス番号とをまとめた連結シーケンス番号がペイロードに付加されていてもよい。送信機1はこのようなアセットを送信する。
ユーザがコンテンツを視聴する際、低フレームレート映像でコンテンツを再生する場合、受信機2はサブアセット1のみを受信すればよく、サブアセット2の伝送パケットにパケットロスを検出した場合であっても該パケットの再送要求は行わなくてもよい。また、ユーザが高フレームレート映像でコンテンツを再生する場合、受信機2はサブアセット1およびサブアセット2の両方を受信する必要があるが、パケットロスを検出した場合、サブアセット1の伝送パケットを優先的に再送要求することで、全体の品質低下を抑えることができる。
また、イントラシーケンス番号およびインターシーケンス番号を解析することにより、受信機2は、どのパケットが伝送されていないのかを容易に確認することができる。
このように、本変形例における複数のペイロードは、フレームレート等の品質が相異なる複数の階層のペイロードで構成されている。コンテンツ分割部13は、各サブアセットが同一階層のペイロードから構成される複数のサブアセットに分割することができる。
〔変形例:サブアセット分割のバリエーションについて3〕
上記では、コンテンツを構成する1つのアセットを分割して生成された複数のメディアユニットの1つを含むパケットを生成する送信機1について説明を行ったが、送信機1は、コンテンツを構成する複数のアセットの各々を分割して生成された複数のメディアユニットの1つを含むパケットを生成してもよい。これについて、図13を参照して説明を行う。
上記では、コンテンツを構成する1つのアセットを分割して生成された複数のメディアユニットの1つを含むパケットを生成する送信機1について説明を行ったが、送信機1は、コンテンツを構成する複数のアセットの各々を分割して生成された複数のメディアユニットの1つを含むパケットを生成してもよい。これについて、図13を参照して説明を行う。
図13は、複数のアセットを複数のサブアセットに分割した際の伝送パケットの一例を示す図である。図13に示すように、ペイロードには、連結シーケンス番号が付与されている。連結シーケンス番号の上位8ビットはインターシーケンス番号を示し、次の6ビットは、イントラシーケンス番号を示し、下位2ビットはアセットID(Asset ID、コンポーネント情報)を示す。アセット1(Asset ID=1)は、映像データと音声データとが多重化されたコンポーネントである。具体的には、アセット1には、映像データ(V)と英語音声データ(A)とが含まれている。また、アセット2(Asset ID=2)は、日本語字幕データ(T)を含む複数言語の字幕データからなるコンポーネントである。また、サブアセット1には、アセット1の映像データ(V)が含まれ、サブアセット2には、アセット1の英語音声データ(A)と、アセット2の日本語字幕データ(T)が含まれている。送信機1は、このようなアセットを送信する。
受信機2は、通常の再生(映像データと音声データとを用いた再生)の場合、サブアセット1とサブアセット2とを受信する必要がある。しかし、字幕を表示しない場合、つまり、アセット2のパケットを使用しない場合、連結シーケンス番号の下位2ビットを参照することにより、字幕データを含むパケットを破棄する。なお、図13に示したアセット2のデータは、連結シーケンス番号の上位8ビット(インターシーケンス番号)が0x01、0x03、・・・となっており、0x00、0x02のパケットを受信していない。しかし、アセット2は使用しないデータであるため、アセット2のデータのパケットロスを検出した場合であっても、受信機2は、送信機1に上記伝送パケットの再送を要求しなくてもよい。
このように、本変形例では、あるサブアセット(例えば、サブアセット2)に複数のアセットのペイロードが複数含まれるように分割される。分割されたペイロードは、複数のアセットにおける当該ペイロードの伝送順序を示す情報(インターシーケンス番号)と、サブアセット2における当該ペイロードの伝送順序を示す情報(イントラシーケンス番号)と、複数のアセットのうち、当該ペイロードのアセットを示すアセットIDとを含む伝送パケットを生成する。
したがって、この伝送パケットを受信した受信機2では、アセットIDを参照することにより、必要なアセット(例えば、アセット1)の伝送パケットのみを受信すればよく、その他のアセット(例えば、アセット2)の伝送パケットを受信していないとき当該伝送パケットの再送を送信機1に要求するという処理を省くことができる。
〔伝送パケットの配信を行う主体について〕
上記では、伝送パケットの生成と配信とを何れも送信機1が行う例を説明したが、伝送パケットの生成と配信とを別の装置が行うようにしてもよい。また、伝送パケットの生成と配信とをそれぞれ複数の装置が行うようにしてもよい。例えば、ある装置において放送配信用コンテンツの伝送パケットを生成し、他の装置においてオンデマンド配信用(例えば通信配信用)コンテンツの伝送パケットを生成してもよい。この場合、ある装置と他の装置の何れかにおいて、パケット順序情報を含む伝送パケットを生成すればよい。
上記では、伝送パケットの生成と配信とを何れも送信機1が行う例を説明したが、伝送パケットの生成と配信とを別の装置が行うようにしてもよい。また、伝送パケットの生成と配信とをそれぞれ複数の装置が行うようにしてもよい。例えば、ある装置において放送配信用コンテンツの伝送パケットを生成し、他の装置においてオンデマンド配信用(例えば通信配信用)コンテンツの伝送パケットを生成してもよい。この場合、ある装置と他の装置の何れかにおいて、パケット順序情報を含む伝送パケットを生成すればよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例について〕
最後に、送信機1および受信機2の各ブロック、特に送信機制御部10および受信機制御部20は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
最後に、送信機1および受信機2の各ブロック、特に送信機制御部10および受信機制御部20は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、送信機1および受信機2は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである送信機1および受信機2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、送信機1および受信機2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、送信機1および受信機2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance、登録商標)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
〔本発明に関する付記〕
本発明の生成装置の前記パケット生成手段は、前記第1伝送順序情報と、前記第2伝送順序情報とをそれぞれ独立して前記パケットに含めることが好ましい。また、本発明の生成装置の前記パケット生成手段は、前記第1伝送順序情報と、前記第2伝送順序情報とをまとめて前記パケットに含めてもよい。
〔本発明に関する付記〕
本発明の生成装置の前記パケット生成手段は、前記第1伝送順序情報と、前記第2伝送順序情報とをそれぞれ独立して前記パケットに含めることが好ましい。また、本発明の生成装置の前記パケット生成手段は、前記第1伝送順序情報と、前記第2伝送順序情報とをまとめて前記パケットに含めてもよい。
上記構成によれば、生成装置は、上記第1伝送順序情報と上記第2伝送順序情報とがそれぞれ独立して当該パケットに含めたパケット、または、まとめて当該パケットに含めたパケットを生成することができる。
したがって、このパケットを受信した再生装置は、上記第1伝送順序情報と上記第2伝送順序情報とがそれぞれ独立して含まれたパケットであっても、または、上記第1伝送順序情報と上記第2伝送順序情報とがまとめて含まれたパケットであっても、当該ユニットの上記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序と、上記部分集合における当該ユニットの伝送順序とを認識することができる。
また、本発明の生成装置の前記コンポーネントは、複数の予測方式を併用して予測符号化されたコンポーネントであり、前記分割手段は、前記複数のユニットから構成される集合を、各部分集合が同一の予測方式を用いて予測符号化されたユニットで構成される複数の部分集合に分割するように構成されてもよい。
上記構成によれば、生成装置は、例えば、フレーム内圧縮符号化されたデータと、フレーム間圧縮符号化されたデータとを異なる部分集合に分割する。
したがって、再生装置は、予測方式が異なるデータの一方のみを受信するか、両方を受信するかを選択することができる。
また、本発明の生成装置の前記複数のユニットは、品質が相異なる複数の階層のユニットで構成されており、前記分割手段は、前記複数のユニットから構成される集合を、各部分集合が同一階層のユニットから構成される複数の部分集合に分割するように構成されてもよい。
上記構成によれば、生成装置は、例えば、階層符号化により符号化されたベースレイヤデータとエンハンスメントレイヤデータとを異なる部分集合に分割する。
したがって、再生装置は、このように階層が異なるデータの一方のみを受信するか、両方を受信するかを選択することができる。
また、本発明の生成装置の前記生成装置は、コンテンツを構成する複数のコンポーネントの各々を分割して生成された複数のユニットの1つを含むパケットを生成する生成装置であり、前記第1の伝送順序割当手段は、前記第1伝送順序情報として、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記複数のコンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当て、前記パケット生成手段は、前記第1伝送順序情報と、前記第2伝送順序情報と、当該ユニットが含まれるコンポーネントを示すコンポーネント情報とを含むパケットを生成してもよい。
上記構成によれば、ある部分集合に複数のコンポーネントのユニットが複数含まれるように分割される。分割されたユニットは、複数のコンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序と、上記部分集合における当該ユニットの伝送順序と、複数のコンポーネントのうち、当該ユニットのコンポーネントを示すコンポーネント情報とを含むパケットを生成する。
したがって、このパケットを受信した再生装置では、前記コンポーネント情報を参照することにより、必要なコンポーネントのパケットのみを受信すればよく、その他のコンポーネントのパケットを受信していないとき当該パケットの再送を生成装置に要求するという処理を省くことができる。
〔付記2〕
首記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る生成装置は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを送信するために、前記コンポーネントを構成する複数のユニットの1つを含むパケットを生成する生成装置であって、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第1の伝送順序割当手段と、前記コンテンツを構成する各ユニットについて当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第2の伝送順序割当手段と、前記複数のユニットの各々について、当該ユニットを含むパケットとして、前記第1の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第1伝送順序情報と、前記第2の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第2伝送順序情報とを含むパケットを生成するパケット生成手段と、を備えていることを特徴としている。
首記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る生成装置は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを送信するために、前記コンポーネントを構成する複数のユニットの1つを含むパケットを生成する生成装置であって、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第1の伝送順序割当手段と、前記コンテンツを構成する各ユニットについて当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第2の伝送順序割当手段と、前記複数のユニットの各々について、当該ユニットを含むパケットとして、前記第1の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第1伝送順序情報と、前記第2の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第2伝送順序情報とを含むパケットを生成するパケット生成手段と、を備えていることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る生成装置は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを送信するために、前記コンポーネントを分割して生成された複数のユニットの1つを含むパケットを生成する生成装置であって、前記複数のユニットから構成される集合を、複数の部分集合に分割する分割手段と、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第1の伝送順序割当手段と、前記分割手段によって分割された前記部分集合毎に、当該部分集合を構成する各ユニットについて当該部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第2の伝送順序割当手段と、前記複数のユニットの各々について、当該ユニットを含むパケットとして、前記第1の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第1伝送順序情報と、前記第2の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第2伝送順序情報とを含むパケットを生成するパケット生成手段と、を備えていることを特徴としている。
また、首記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る生成方法は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを送信するために、前記コンポーネントを分割して生成された複数のユニットの1つを含むパケットを生成する生成装置によるパケットの生成方法であって、前記複数のユニットから構成される集合を、複数の部分集合に分割する分割ステップと、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第1の伝送順序割当ステップと、前記分割ステップにおいて分割された前記部分集合毎に、当該部分集合を構成する各ユニットについて当該部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第2の伝送順序割当ステップと、前記複数のユニットの各々について、当該ユニットを含むパケットとして、前記第1の伝送順序割当ステップにおいて当該パケットに割り当てられた前記第1伝送順序情報と、前記第2の伝送順序割当ステップにおいて当該パケットに割り当てられた前記第2伝送順序情報と、を含むパケットを生成するパケット生成ステップと、を含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、複数のユニットのそれぞれに対し、コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報と、当該部分集合を構成する各ユニットについて当該部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報とを含むパケットを生成する。
したがって、このパケットを受信した再生装置では、上記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序と、上記部分集合における当該ユニットの伝送順序とから、コンポーネント単位および部分集合単位で当該ユニットの伝送順序を認識することができる。そのため、どのパケットが伝送されていないのかを容易に判断することができ、パケットロスを容易に検出することができるという効果を奏する。
また、首記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る再生装置は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを、前記コンポーネントが分割されたユニットとして含まれるパケットとして受信し、再生する再生装置であって、受信したパケットに、前記コンポーネントにおけるユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報が含まれていることを検出する検出手段と、前記検出手段が、前記パケットに前記第1伝送順序情報および前記第2伝送順序情報が含まれていることを検出したときに、当該パケットに含まれる前記ユニットを、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序および前記部分集合における当該ユニットの伝送順序に従って処理する再生手段と、を備えていることを特徴としている。
また、首記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る再生方法は、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを、前記コンポーネントが分割されたユニットとして含まれるパケットとして受信し、再生する再生装置による再生方法であって、受信したパケットに、前記コンポーネントにおけるユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報が含まれていることを検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて、前記パケットに前記第1伝送順序情報および前記第2伝送順序情報が含まれていることを検出したときに、当該パケットに含まれる前記ユニットを、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序および前記部分集合における当該ユニットの伝送順序に従って処理する再生ステップと、を含んでいることを特徴としている。
上記構成によれば、受信したパケットに上記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序と、上記部分集合における当該ユニットの伝送順序とが含まれている場合、受信していないパケットの有無を容易に判断することができるとともに、消失したパケットの再送要求による伝送遅延を低減することができる。
また、本発明の一態様に係るデータ構造は、首記の課題を解決するために、1つ以上のコンポーネントで構成されるコンテンツを送信するためのパケットのデータ構造であって、前記コンポーネントを分割して生成されたユニットと、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報と、を含むことを特徴としている。
上記データ構造のパケットは、前記コンポーネントを分割して生成されたユニットと、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報と、を含む。このため、このデータ構造のパケットを受信した再生装置では、第1伝送順序情報および第2伝送順序情報によって、そのユニットのコンポーネントにおける伝送順序と、部分集合における伝送順序とを特定することができる。
したがって、再生装置において、コンポーネント単位および部分集合単位で当該ユニットの伝送順序を認識することができる。そのため、どのパケットが伝送されていないのかを容易に判断することができ、パケットロスを容易に検出することができる。
なお、上記生成装置および上記再生装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記生成装置および上記再生装置の各手段として動作させることにより、上記生成装置および上記再生装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
本発明の一態様に係る生成装置は、複数のユニットから構成される集合を、複数の部分集合に分割する分割手段と、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第1の伝送順序割当手段と、前記分割手段によって分割された前記部分集合毎に、当該部分集合を構成する各ユニットについて当該部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第2の伝送順序割当手段と、前記複数のユニットの各々について、当該ユニットを含むパケットとして、前記第1の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第1伝送順序情報と、前記第2の伝送順序割当手段によって当該パケットに割り当てられた前記第2伝送順序情報とを含むパケットを生成するパケット生成手段と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る生成方法は、複数のユニットから構成される集合を、複数の部分集合に分割する分割ステップと、前記複数のユニットのそれぞれに対し、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第1の伝送順序割当ステップと、前記分割ステップにおいて分割された前記部分集合毎に、当該部分集合を構成する各ユニットについて当該部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報を、当該ユニットを含むパケットに割り当てる第2の伝送順序割当ステップと、前記複数のユニットの各々について、当該ユニットを含むパケットとして、前記第1の伝送順序割当ステップにおいて当該パケットに割り当てられた前記第1伝送順序情報と、前記第2の伝送順序割当ステップにおいて当該パケットに割り当てられた前記第2伝送順序情報と、を含むパケットを生成するパケット生成ステップと、を含んでいる。
また、本発明の一態様に係る再生装置は、受信したパケットに、前記コンポーネントにおけるユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報が含まれていることを検出する検出手段と、前記検出手段が、前記パケットに前記第1伝送順序情報および前記第2伝送順序情報が含まれていることを検出したときに、当該パケットに含まれる前記ユニットを、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序および前記部分集合における当該ユニットの伝送順序に従って処理する再生手段と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る再生方法は、受信したパケットに、前記コンポーネントにおけるユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報が含まれていることを検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて、前記パケットに前記第1伝送順序情報および前記第2伝送順序情報が含まれていることを検出したときに、当該パケットに含まれる前記ユニットを、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序および前記部分集合における当該ユニットの伝送順序に従って処理する再生ステップと、を含んでいる。
また、本発明の一態様に係るデータ構造は、コンポーネントを分割して生成されたユニットと、前記コンポーネントにおける当該ユニットの伝送順序を示す第1伝送順序情報および当該ユニットを含む複数のユニットから構成される部分集合における当該ユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報と、を含んでいる。
したがって、再生装置において、どのパケットが伝送されていないのかを容易に判断することができ、パケットロスを容易に検出することができるという効果を奏する。
本発明の一態様に係る生成装置は、コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2の伝送順序情報と、前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグを含むパケットを生成する生成手段と、前記第1の伝送順序情報が前記パケットに含まれることを条件として、前記フラグの値を1に設定する設定手段とを備える。
本発明の一態様に係る再生装置は、パケットから、コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報と、前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、を検出する検出手段と、前記メディアユニットを再生する再生手段とを備え、前記検出手段は、前記フラグが1のときに前記第1の伝送順序情報を検出する。
本発明の一態様に係る再生方法は、コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報と、前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、を含むパケットを生成するステップと、前記第1の伝送順序情報が前記パケットに含まれることを条件として、前記フラグの値を1に設定するステップを含む。
本発明の一態様に係る再生方法は、パケットから、コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2伝送順序情報と、前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、を検検出するステップと、記メディアユニットを再生するステップとを含み、前記検出するステップは、前記フラグが1のときに前記第1の伝送順序情報を検出する。
本発明は、ネットワークを介してコンテンツを送信する送信機、およびネットワークを介してコンテンツを受信する受信機に利用することができる。
1 送信機(生成装置)
10 送信機制御部
11 送信機記憶部
12 送信機通信部
13 コンテンツ分割部(分割手段)
14 ヘッダ生成部(パケット生成手段)
15 伝送順序割当部(第1の伝送順序割当手段、第2の伝送順序割当手段)
16 コンテンツ
2 受信機(再生装置)
20 受信機制御部
21 受信機記憶部
23 表示部
24 音声出力部
25 ヘッダ解析部(検出手段)
26 デコーダ
27 再生制御部(再生手段)
3 コンテンツ送受信システム
10 送信機制御部
11 送信機記憶部
12 送信機通信部
13 コンテンツ分割部(分割手段)
14 ヘッダ生成部(パケット生成手段)
15 伝送順序割当部(第1の伝送順序割当手段、第2の伝送順序割当手段)
16 コンテンツ
2 受信機(再生装置)
20 受信機制御部
21 受信機記憶部
23 表示部
24 音声出力部
25 ヘッダ解析部(検出手段)
26 デコーダ
27 再生制御部(再生手段)
3 コンテンツ送受信システム
Claims (2)
- パケットから、
コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、
該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、
該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2の伝送順序情報と、
前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、
を検出する検出手段と、
前記メディアユニットを再生する再生手段とを備え、
前記検出手段は、前記フラグが1ではないときに前記第1の伝送順序情報を検出せず前記第2の伝送順序情報を検出することを特徴とする再生装置。 - パケットから、
コンポーネントに含まれる複数のメディアユニットのうちの1つのメディアユニットと、
該コンポーネントにおける該メディアユニットの伝送順序を示す第1の伝送順序情報と、
該コンポーネントの部分集合における該メディアユニットの伝送順序を示す第2の伝送順序情報と、
前記第1の伝送順序情報が含まれているか否かを示すフラグと、
を検出するステップと、
前記メディアユニットを再生するステップとを含み、
前記フラグが1ではないときに前記第1の伝送順序情報を検出せず前記第2の伝送順序情報を検出することを特徴とする再生方法。
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