JP6246031B2 - 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
画像形成装置に備えられる現像剤容器内には現像剤を撹拌して搬送するための回転可能な撹拌ユニットが設けられている例が多く、撹拌ユニットは、撹拌軸と、撹拌軸に取り付けられる可撓性の攪拌部材で構成されている。このような構成においては部品点数の増加や組立工数の増加を改善する方法として、現像容器の底面に攪拌軸支持部材を設ける方法が提案されている(特許文献1)。この構成においては、攪拌軸を攪拌軸支持部材上に仮支持した状態で、攪拌軸に駆動を与えるための駆動部材を組み付ける。この構成によれば、組立作業において、各構成部材を、それぞれ単純な一方向の移動のみによって、それぞれの組付け位置へ移動させることができ、組立作業の自動化がしやすい。
特許第5001216号公報
特許文献1に記載の構成は、回転軸支持部材を現像容器の底面に立設させた構成である。回転軸支持部材は、攪拌部材との干渉を避けるため、攪拌部材の移動領域(攪拌領域)から外れた領域に位置していなければならない。特許文献1の構成では、攪拌部材(攪拌領域)の長手方向幅よりも現像容器内部の底面の幅を広げて、回転軸支持部材の設置スペースを確保している。しかしながら、この構成では、現像剤の収容スペースが攪拌部材(攪拌領域)の長手方向幅よりも広くなるため、攪拌領域から外れた現像剤を十分に攪拌し、汲み上げることができない懸念がある。
本発明の目的は、画像形成装置に備えられる現像剤容器において組立性の向上を図るものである。
上記目的を達成するため、本発明の現像剤容器は、
画像形成装置に用いられる現像剤容器であって、
現像剤が収容される収容部を有する枠体と、
前記収容部内に回転可能に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた撹拌部材と、を有し、前記回転軸の回転により前記撹拌部材が前記収容部内を移動することにより、前記収容部内の現像剤を撹拌する撹拌ユニットと、
前記枠体を貫通して前記収容部の壁面で開口する貫通孔に挿通されて前記回転軸の端部に連結され、前記回転軸を回転させる駆動部材と、
を備える現像剤容器において、
前記枠体は、
前記収容部の壁面における前記貫通孔から底面の前記回転軸の軸方向における端部までの領域が、該端部に近くなるほど、前記収容部の内部空間における前記撹拌部材の移動領域との距離が狭まる傾斜面であり、
該傾斜面に、前記回転軸の端部を前記貫通孔に対して位置決めするように支持可能な支持部が設けられている
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の現像装置は、
上記現像剤容器と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のプロセスカートリッジは、
画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成された、現像剤により記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスを行うためのプロセスカートリッジであって、
上記現像剤容器、または上記現像装置を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
現像剤により記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
上記現像剤容器、上記現像装置、または上記プロセスカートリッジのいずれかと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置に備えられる現像剤容器において組立性の向上を図ることができる。
本発明の実施例に係る現像剤容器の概略断面図 本発明の実施例に係る電子写真画像形成装置の概略断面図 本発明の実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図 本発明の実施例に係る現像剤容器の分解斜視図 本発明の実施例における駆動部材の組み付けを説明する分解斜視図 本発明の実施例における駆動部材周辺の概略断面図 本発明の実施例に係る現像剤容器の構成の利点を説明する概略断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
ここで、画像形成装置(電子写真画像形成装置)とは、電子写真画像形成プロセスを用いて現像剤(トナー)により記録材(記録媒体)に画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタなど)、電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサー、及び、それら複合機(マルチファンクションプリンタ)などが含まれる。また、記録材とは、画像を形成される物であって、例えば、記録用紙、OHPシート、プラスチックシート、布など等の記録メディアである。
また、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体ドラムと、この電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電装置、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つを一体的にカートリッジ化したものである。そして、このプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して、着脱可能に構成されている。また、現像装置とは、電子写真感光体ドラム上の潜像を現像するための現像手段とそれを支持する現像枠体、及び現像手段に関わる部品とを一体化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能にしたものである。また、現像剤容器とは、電子写真画像形成プロセスに用いられる現像剤を収容するためのユニットであり、現像剤を収容するための現像剤収容部や、収容された現像剤を送り出すための撹拌手段等で構成されている。
以下の説明において、画像形成装置本体(以下、装置本体という)とは、装置本体の構成から少なくともプロセスカートリッジ、現像装置あるいは現像剤容器を除いた装置構成部分のことである。
(実施例1)
[画像形成装置の全体構成]
図2を参照して、本発明の実施例に係る電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)の全体構成について説明する。図2は、本実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。本実施例に係る画像形成装置は、装置本体100に対して着脱可能な4個のプロセスカートリッジ70(70a,70b,70c,70d)を備える。カートリッジ70aは、イエロー色(Y)のトナーを収容し、カートリッジ70bは、マゼンタ色(M)のトナーを収容し、カートリッジ70cは、シアン色(C)のトナーを収容し、カートリッジ70dは、ブラック色(Bk)のトナーを収容している。各カートリッジ70は、互いに同一構成である。
各プロセスカートリッジ70は、電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)1(1a,1b,1c,1d)と、この感光体ドラム1に作用する各種プロセス手段と、が一体化(カートリッジ化)された構成となっている。プロセス手段には、感光体ドラム1の周囲に配置される、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)、クリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)等が含まれる。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させ、現像ローラ25は、感光体ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像して可視像化する。クリーニング部材6は、感光体ドラム1に形成したトナー像を記録材Sに転写した後に、感光体ドラム1に残留したトナーを除去する。
装置本体100におけるプロセスカートリッジ70の下方には、画像情報に基づいて感光体ドラム1に選択的な露光を行い、感光体ドラム1に潜像を形成するためのスキャナユニット3が設けられている。また、装置本体100の下部(スキャナユニット3の下方)には、記録材Sを収容したカセット17が装着されている。
装置本体100は、カセット17に収容された記録材Sを、転写ベルト9、対向ローラ59、2次転写ローラ69からなる2次転写部、定着部74を通過させ、装置本体100上方の排出部75まで搬送させる記録材搬送手段として、各種ローラを備えている。すなわち、装置本体100には、カセット17内の記録材Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録材Sを搬送する搬送ローラ76、感光体ドラム1に形成される潜像と記録材Sとの同期を取るためのレジストローラ55が設けられている。
装置本体100におけるプロセスカートリッジ70の上方には、各感光体ドラム1上に形成したトナー像(トナー画像)を記録材Sに転写させるための中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光体ドラム1に対向する位置に1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)、2次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有し、転写ベルト9が掛け渡されている。転写ベルト9は、全ての感光体ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動し、1次転写ローラ58に電圧を印加することにより、感光体ドラム1から転写ベルト9上にトナー像の1次転写を行う。そして、転写ベルト9内に配置された対向ローラ59と2次転写ローラ69への電圧印加により、転写ベルト9のトナー像を記録材Sに2次転写する。
画像形成に際しては、各感光体ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電
させた感光体ドラム1にスキャナユニット3から選択的な露光を行う。これによって、感光体ドラム1に静電潜像を形成する。その潜像を、トナーを担持する現像ローラ25によって現像し、各感光体ドラム1に各色トナー像を形成する。この画像形成と同期して、レジストローラ55が、記録材Sを対向ローラ59と2次転写ローラ69とが転写ベルト9を介在させて当接している2次転写位置(2次転写部)に搬送する。そして、2次転写ローラ69へ転写バイアス電圧を印加することで、転写ベルト9上の各色トナー像を記録材Sに2次転写する。これにより、記録材Sにカラー画像が形成される。カラー画像が形成された記録材Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着され、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、装置本体100の上部に配置されている。
[プロセスカートリッジ]
図3を参照して、本実施例に係るプロセスカートリッジ70について説明する。図3は、トナーを収容したプロセスカートリッジ70の主断面図である。プロセスカートリッジ70(70Y,70M,70C,70K)は、クリーニングユニット26(26a,26b,26c,26d)と、現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)と、を有する。クリーニングユニット26は、感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)と、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、及びクリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)を備えている。そして、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ25を備えている。
クリーニング部材6は、ゴムブレードで形成された弾性部材7と、クリーニング支持部材8とから構成されている。ゴムブレードの先端部7aは、感光体ドラム1の回転方向に対してカウンター方向に当接させて配設してある。クリーニング部材6によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。また除去トナー室27aの除去トナーが漏れることを防止するスクイシート21が感光体ドラム1に当接している。クリーニングユニット26に駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて回転駆動させる。感光体ドラム1は、図3において時計回りの方向に回転する。
帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、クリーニングユニット26に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材46により感光体ドラム1に向かって加圧されている。帯電ローラ2は、回転する感光体ドラム1に対して従動回転する(図3において反時計回りの方向に回転する)。
現像ユニット4は、概略、感光体ドラム1と接触して矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像ローラ25を回転可能に支持する現像枠体30と、を備える。現像ローラ25の周上には、現像ローラ25に接触して矢印C方向に回転するトナー供給ローラ34と、現像ローラ25上のトナー層を規制するための現像ブレード35がそれぞれ配置されている。また、現像枠体30からトナーが漏れることを防止するための現像当接シートとしての吹き出し防止シート20が、現像ローラ25に当接して配置されている。これら現像ローラ25、トナー供給ローラ34、現像ブレード35、吹き出し防止シート20と、現像枠体30との間に形成される空間が現像室31fとなる。
また、現像枠体30は、トナーが収容されるトナー収容室(収容部)31aと、トナー収容室31aに収容されたトナーを撹拌するための撹拌ユニット36を備えている。トナー収容室31aと現像室31fは、連通孔を介して連通されており、撹拌ユニット36は、トナー収容室31a内のトナーを撹拌するとともに、その撹拌動作によって、トナーをトナー収容室31aから連通孔を介して現像室31fへ搬送する。
現像ユニット4とクリーニングユニット26は、互いに回転可能に連結された構成となっている。具体的には、感光体ドラム1等の回転軸の一方側(図3の紙面に垂直な方向の手前側)において、現像枠体30に設けられた現像前軸受12の嵌合穴12aに、クリーニング枠体27に設けられた前支持ピン15が回転可能に嵌合している。同様に、回転軸の他方側(図3の紙面に垂直な方向において奥側)において、現像枠体30に設けられた現像奥軸受13の嵌合穴13aに、クリーニング枠体27に設けられた奥支持ピン14が回転可能に嵌合している。また、加圧バネ38により、現像ユニット4とクリーニングユニット26は、感光体ドラム1と現像ローラ25とが互いに圧接する方向に付勢されている。
攪拌ユニット36は、トナー収容室31a内に回転可能に設けられる撹拌軸36aと、撹拌軸36aに取り付けられ、攪拌軸36aとともに回転する攪拌部材36bで構成されている。本実施例では、撹拌部材36bとして、可撓性を有するシート状部材を用いているが、板状部材やスクリュ形状の構成を採用してもよい。
[本発明の現像剤容器の構成]
図1、図4〜図7を参照して、本発明の現像剤容器について説明する。本実施例では、現像ユニット4の各構成においてトナー収容室31aに関係する構成、すなわち、現像枠体30と、撹拌ユニット36などが本発明の現像剤容器を構成し、これらの構成からなるものを、以下では現像剤容器50として説明する。つまり、現像ユニット4において、現像枠体30以外の現像ローラ25やトナー供給ローラ34など現像室31fに関係する構成を除いた構成である。なお、本実施例において本発明の枠体を構成する現像枠体30は、現像室31fを形成する枠体部分と、トナー収容室31aを形成する枠体部分が一体的に構成されている。各枠体部分が別体に構成される場合、例えば、トナー補給を可能にするためにトナー収容部だけカートリッジ化した構成に本発明を適用する場合には、トナー収容室31aを形成する枠体部分が、本発明の現像剤容器における枠体を構成する。
図4は、本実施例に係る現像剤容器50の分解斜視図である。現像剤容器50の枠体構成として現像枠体30は、現像剤が収容される収容部の大部分を構成し、上方が大きく開口した第1枠部31と、該第1枠部31の開口部を塞ぐように第1枠部31に取り付けられる第2枠部51と、を備える。現像剤容器50は、第2枠部51が第1枠部31に取り付けられることによりトナー収容室31aが形成される。また、第1枠部31または第2枠部51のいずれか、あるいは両者の境目には、トナー収容室31aと現像室31fとを連通させるための連通孔31b(図3)が設けられている。
現像剤容器50は、第1枠部31、第2枠部51の他に、現像剤を撹拌し現像室31fへ搬送するための攪拌ユニット36と、撹拌ユニット36を駆動する駆動部材41を備える。第1枠部31は、撹拌ユニット36の撹拌軸36aの回転軸方向に長尺かつ上方が大きく開口した容器形状を有している。第1枠部31の開口部は、撹拌ユニット36の設置スペース(設置領域)全体が開放されるように大きく開口している。第1枠部31は、長手方向の一方の端部側壁に、撹拌軸36aの駆動側の端部(一方の端部)36a1に連結される駆動部材41が挿通される貫通孔31cを備える。また、他方の端部側壁に、撹拌軸36aの非駆動側端部(他方の端部)36a2を回転可能に支持する支持部31eを備えている。
撹拌ユニット36は、一方の端部36a1が第1枠部31の貫通孔31cに挿通された駆動部材41に係合し、他方の端部36a2が第1枠部31の支持部(被係合部)31eに係合することにより、トナー収容室31a内において回転可能に支持される。駆動部材41は、装置本体100に設けられた不図示のモータ(駆動源)から伝達される回転駆動力によって回転する。撹拌ユニット36は、駆動部材41の回転によってトナー収容室3
1a内で回転し、収容されたトナーの撹拌、連通孔31bへの搬送を行う。なお、図4においては、攪拌ユニット36の一部である攪拌部材36bは説明を分かりやすくするため不図示とした(図3参照)。
第1枠体31には、現像剤容器50の組立時において駆動部材41を組付けるまでの間、撹拌ユニット36の撹拌軸36aの一方の端部36a1を一時的に支持するための支持可能部31dが設けられている。支持可能部31dは、貫通孔31cの下方から軸方向に突出した突出部であり、撹拌軸36aの一方の端部36a1を貫通孔31cに対して所定の位置に位置決め支持できるように構成されている。支持可能部31dは、本実施例では、図4に示すように、軸方向に見たときの形状が半円弧状の構成となっているが、当該構成に限定されるものではない。支持可能部31dは、現像剤容器50の組付け時だけ一時的に撹拌軸36aを支持する仮支持部であり、現像剤容器50の組立作業終了後、すなわち画像形成装置の動作時などには、撹拌軸36aを支持しない状態となる。詳細は後述する。
[本発明の現像剤容器の組立]
まず、撹拌ユニット36を、第1枠体31の内部の所定位置に組み付ける。具体的には、撹拌軸36aの一方の端部36a1を支持可能部31dに係止させるとともに、他方の端部36a2を支持部31eに係合させ、撹拌ユニット36が第1枠体31内部で両端支持された状態とする。この状態で、第1枠体31の開口部を塞ぐように第2枠体51を第1枠体31に取り付け、結合する。第1枠体31と第2枠体51の結合は主に超音波溶着を用いるが、特に限定さるものではない。
次に、駆動部材41を組付ける。駆動部材41を第1枠体31の貫通孔31cに挿通し、撹拌軸36aの一方の端部36a1と連結させる。図5は、駆動部材41と攪拌軸36aの連結部の構成を説明する図であり、第2枠体51を取り除いて示した分解斜視図である。図5に示すように、攪拌ユニット36と駆動部材41には、それぞれ係止部36c、41aが設けられている。駆動部材41が貫通孔31cに挿通されることで、これら係止部36c、41aが互いを係止する状態となり、駆動部材41と撹拌軸36bが連結される。
上述したように、撹拌軸36aは、支持可能部31dによって貫通孔31cに対して所定の位置、すなわち、駆動部材41と結合可能な位置に位置決めされる。そして、駆動部材41が貫通孔31cに挿通され、係止部36c、41aが係合すると、撹拌軸36aは、他方の端部36a2と支持部31eとの係合部を中心に軸線方向が極僅かに傾き、一方の端部36a1が支持可能部31dから若干浮いた状態となる。これにより、支持可能部31dは、撹拌軸36aの一方の端部36a1を支持しない状態となる。すなわち、撹拌軸36aは、支持可能部31dによる仮支持状態における軸線方向と、駆動部材41が連結されたときにおける軸線方向とが異なり、係止部36c、41aの係合によって支持可能部31dから持ち上げられる構成となっている。
図6は、本実施例における駆動部材41周辺の構成を示す模式的断面図である。図6に示すように、駆動部材41と第1枠体31との間には、駆動部材41と貫通孔31cとの間の隙間からトナーが漏れ出ること防ぐための、シール部材(シールリング)52が装着される。駆動部材41は、弾性を有する環状のシール部材52が軸部外周に装着された状態で、貫通孔31cに挿通される。シール部材52は、駆動部材41と第1枠体31との間で軸方向(駆動部材41の挿通方向)に圧縮された状態で保持され、駆動部材41と貫通孔31cとの間にシール状態を形成する。
[本発明の現像剤容器の特徴的構成]
図1は、本実施例に係る現像剤容器の構成を模式的に示す一部拡大断面図であり、撹拌軸36aの一方の端部36a1周辺の構成を示している。第1枠体31のトナー収容室31aを形成する壁面における貫通孔31cから底面31gの長手方向の端部までの領域は、該端部に近くなるほど、トナー収容室31aの内部空間における撹拌部材36bの移動領域Mとの距離が狭まる傾斜面31iとなっている。底面31gの長手方向の幅(撹拌軸36aの回転軸方向における幅)は、トナー収容室31a内における撹拌部材36bの移動領域(撹拌領域)Mの長手方向の幅と同じとなるように構成されている。
支持可能部31dは、傾斜面31iから長手方向に撹拌部材36bのトナー収容部内における移動領域Mの手前まで突出するように構成されている。すなわち、図1に示すように、支持可能部31dは、底面31gの長手方向の端部から底面31gに垂直な仮想面60に対して、貫通孔31c側(矢印D方向)に設けられている。
図7を参照して、本実施例に係る現像剤容器の構成の利点について説明する。図7(a)は、本実施例における撹拌軸36aの一方の端部36a1周辺の構成を示す模式的一部拡大断面図である。図7(b)は、比較例における撹拌軸36aの一方の端部36a1周辺の構成を示す模式的一部拡大断面図である。図7(b)に示す比較例は、支持可能部31hを第1枠体31の底面31gから立設させる従来構成とした場合の構成例である。
図7(b)に示す比較例の場合、貫通孔31cが設けられる側面31kが、底面31gに対して垂直に設けられているとともに、支持可能部31hは、第1枠体31の底面31g上に配置されることになるため、仮想面60に対する位置は、矢印E方向側となる。したがって、撹拌部材36bの移動領域Mの長手方向端部の位置は、仮想面60に対して、支持可能部31hよりもさらに矢印E方向側となる。この構成では、長手方向における撹拌部材36bの移動領域Mの幅が、底面31gの幅よりも狭くなってしまう。その結果、現像剤容器50のトナー収容室31aにおける長手方向端部にあるトナーを適切に汲み上げることが難しくなり、トナー収容室31aの中央部と端部において現像室31fに送るトナー量に差が生じ、画像の長手濃度が不均一になる可能性がある。
図7(a)に示す本実施例の場合、底面31gと攪拌部材36bの移動領域Mの長手方向の端部が一致するように、第1枠体31の貫通孔31cが設けられた側面31iを、底面31gに近づくほど収容空間の長手方向の幅が狭くなるように傾斜させている。また、図示は省略するが、第1枠体31壁面において側面31iに対向する側面、すなわち、撹拌軸36aの他方の端部36a2を回転可能に支持する支持部31eが設けられた側面31jも、側面31iと同様に傾斜した構成となっている。すなわち、底面31gに近づくほど長手方向の空間(側面31iとの距離)が狭くなるように傾斜し、底面31gと攪拌部材36bの移動領域Mの長手方向の端部(他方の端部)が一致するように構成されている。そして、支持部31eが側面31jから軸方向内側に向かって移動領域Mに至らない範囲で突出し、攪拌軸36aの他方の端部36a2を回転可能に支持する構成となっている。これにより、底面31gの長手方向幅と攪拌部材36bの移動領域Mの長手方向幅とが一致し、底面31gにおいてトナーが攪拌部材36bの移動領域Mから外れることがなくなる。したがって、現像容器31長手端部の現像剤を攪拌部材36bが適切に汲み上げることができる。その結果、画像の長手方向における濃度が均一化され、安定した画像をユーザーに提供することができる。なお、非駆動側の側面31jは、上述のように傾斜させない構成としてもよい。
また、本実施例の構成においては、貫通孔31cが設けられた側面31iは、底面31gから離れるほど攪拌部材36bの移動領域Mから離れており、この移動領域Mとの間にできるスペースを利用して、支持可能部31dを設けている。支持可能部31dは仮想面60(移動領域Mの長手方向の端)に対して矢印D方向側に設けられており、比較例の構
成のように攪拌性を犠牲にすることなく、攪拌ユニット36の一時的な位置決め支持が可能となる。すなわち、第1枠体31の側面31iを傾斜面とすることで、底面31gと移動領域Mの長手方向幅を一致させつつ、側面31iと移動領域Mとの間に形成されるスペースに支持可能部31dを設けることで攪拌ユニット36を位置決め支持を可能としている。したがって、本実施例の構成によれば、攪拌性の向上と組立性の向上とを両立させることができる。
本実施例においては、攪拌軸36aの回転軸線を含む仮想面で切った断面において、側面31iと底面31gとがなす角度θを、95〜105°としている。しかし、好ましい角度範囲は装置仕様等に応じて適宜設定されるものであり、特定の範囲に限定されない。
4…現像ユニット(現像装置)、50…現像剤容器、30…現像枠体(枠体)、31…第1枠体、31a…トナー収容室(収容部)、31c…貫通孔、31d…支持可能部(支持部)、31i…側面(傾斜面)、36…攪拌ユニット、36a…攪拌軸(回転軸)、36b…攪拌部材、41…駆動部材、60…仮想面、M…移動領域

Claims (15)

  1. 画像形成装置に用いられる現像剤容器であって、
    現像剤が収容される収容部を有する枠体と、
    前記収容部内に回転可能に設けられた回転軸と、該回転軸に取り付けられた撹拌部材と、を有し、前記回転軸の回転により前記撹拌部材が前記収容部内を移動することにより、前記収容部内の現像剤を撹拌する撹拌ユニットと、
    前記枠体を貫通して前記収容部の壁面で開口する貫通孔に挿通されて前記回転軸の端部に連結され、前記回転軸を回転させる駆動部材と、
    を備える現像剤容器において、
    前記枠体は、
    前記収容部の壁面における前記貫通孔から底面の前記回転軸の軸方向における端部までの領域が、該端部に近くなるほど、前記収容部の内部空間における前記撹拌部材の移動領域との距離が狭まる傾斜面であり、
    該傾斜面に、前記回転軸の端部を前記貫通孔に対して位置決めするように支持可能な支持部が設けられている
    ことを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記支持部は、前記駆動部材が前記回転軸の端部に連結されていない状態において、前記回転軸を支持することを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記底面の前記軸方向における幅は、前記移動領域の前記軸方向における幅と同じであることを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤容器。
  4. 前記支持部は、前記傾斜面から前記軸方向に前記移動領域の手前まで突出する突出部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  5. 前記駆動部材は、前記貫通孔に挿通されることで、前記支持部に支持された前記回転軸の端部と連結できるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  6. 前記回転軸は、前記支持部で支持されたときの軸線方向と、駆動部材が連結されたときの軸線方向とが異なることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  7. 前記支持部は、前記駆動部材が前記回転軸の端部に連結されると、前記回転軸の端部を支持しない状態になることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  8. 前記回転軸は、一方の端部が前記駆動部材に連結され、他方の端部が前記枠体に回転可能に係合し、
    前記傾斜面は、前記貫通孔から前記底面の前記軸方向の一方の端部までの領域であり、
    前記枠体は、前記回転軸の他方の端部が係合する被係合部から前記底面の前記軸方向の他方の端部までの領域が、該他方の端部に近くなるほど、前記移動領域との距離が狭まる第2の傾斜面である
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  9. 前記枠体は、
    前記収容部の壁面における、前記貫通孔、前記被係合部、前記底面、前記傾斜面、第2傾斜面を含む領域を有するとともに、前記収容部における前記撹拌ユニットの設置領域の
    全体を開放する開口部を有する第1枠部と、
    前記開口部を塞ぐように前記第1枠部に取り付けられる第2枠部と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の現像剤容器。
  10. 前記回転軸の回転軸線を含む仮想面で切った断面において、前記傾斜面と前記底面とがなす角度は、95〜105°であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  11. 前記撹拌部材は、可撓性を有するシート状の部材であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  12. 前記駆動部材と前記貫通孔との間の隙間をシールするシール部材であって、前記駆動部材の挿通方向に圧縮されることでシール状態を形成するシール部材を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の現像剤容器と、
    現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を備えることを特徴とする現像装置。
  14. 画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成された、現像剤により記録媒体に画像を形成する画像形成プロセスを行うためのプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の現像剤容器、または請求項13に記載の現像装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 現像剤により記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項13に記載の現像装置、または請求項14に記載のプロセスカートリッジのいずれかと、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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