JP6245814B2 - 杭頭構造 - Google Patents

杭頭構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6245814B2
JP6245814B2 JP2013040972A JP2013040972A JP6245814B2 JP 6245814 B2 JP6245814 B2 JP 6245814B2 JP 2013040972 A JP2013040972 A JP 2013040972A JP 2013040972 A JP2013040972 A JP 2013040972A JP 6245814 B2 JP6245814 B2 JP 6245814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile head
bolt
lid
pile
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013040972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014169547A (ja
Inventor
哲也 菅野
哲也 菅野
五十嵐 俊夫
俊夫 五十嵐
明日香 穂高
明日香 穂高
春根 福田
春根 福田
美孝 藤井
美孝 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Construction Materials Corp
West Japan Railway Co
Original Assignee
Asahi Kasei Construction Materials Corp
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Construction Materials Corp, West Japan Railway Co filed Critical Asahi Kasei Construction Materials Corp
Priority to JP2013040972A priority Critical patent/JP6245814B2/ja
Publication of JP2014169547A publication Critical patent/JP2014169547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6245814B2 publication Critical patent/JP6245814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、杭頭の上端開口を蓋で塞ぐ技術に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特許第3647841号公報がある。この公報に記載された杭と上部構造物との接合構造では、杭頭の上端開口内で溶接により固定された円板状の調整プレート(蓋体)が利用されている。この調整プレートには、中心から径方向に延在する長孔が形成され、この長孔には中心ボルトが貫通されている。調整プレートの裏面には、中心ボルトを保持するカバーキャップが配置され、このカバーキャップは、長孔から中心ボルトが杭頭内に抜け落ちないようにしている。また、中心ボルトは、杭頭プレートに形成されたセンター孔内に下から挿入され、中心ボルトの軸部には、調整プレートと杭頭プレートとを中心ボルトの頭部との協働で挟み込むための調整用ナットが螺着されている。そして、杭頭に固定された杭頭プレートと、上部構造物の一部をなす柱脚のベースプレートとは、周囲を連結ボルトにより締結されている。
特許第3647841号公報 特許第4492146号公報
しかしながら、前述した従来の杭頭構造にあっては、杭頭の上端開口が調整プレートで塞がれているが、この調整プレートは、溶接によって杭頭に固定されるので、作業性が悪い。しかも、この調整プレートに上から荷重がかかった場合には、その荷重を溶接で受けなくてはならないので、溶接不良によって、調整プレートと杭頭との密着度低下をもたらし、その構造体としての耐力を損ねる虞があった。
本発明は、簡易な作業で、杭頭に対する蓋体の密着度を向上させるようにした杭頭構造を提供することを目的とする。
本発明は、地盤に立設された中空の杭の杭頭に蓋体が固定された杭頭構造において、
杭頭の上端に載置された蓋体の下面から下方に向けて突出するボルト取付け部と、
ボルト取付け部の雌ネジ部に螺着されると共に、軸部が略水平方向に延在して、軸部の先端が杭頭の内壁面に押し当てられるボルトと、を備え、
ボルトの軸部が杭頭の内壁面に対して直交して延在している状態で軸部の中心を通る軸線を基準軸線とした場合に、
ボルト取付け部に螺着されたボルトの中心軸線は、雌ネジ部の中心点を中心にして、基準軸線に対して水平面内で0度<α≦60度の角度αだけ、ボルトが右ネジの場合は時計回りに、ボルトが左ネジの場合は反時計回りに、傾けることを特徴とする。
この杭頭構造においては、ボルトの軸部の先端が杭頭の内壁面に当たった状態で、ボルトの締め込みのために、ボルトの頭部を回すと、ボルトは右ネジであれば、ボルトの軸部の先端の左側が杭頭の内壁面に当たっているので、ボルトの軸部の先端は、下または右下に向かって移動しようとする。このようなボルトの軸部の先端の移動により、杭頭の上端に対して蓋体を強く圧着させるような力を発生させることができる。この蓋体は杭頭の上端に載置される結果、蓋体に上から加わる荷重を杭頭に確実に伝達することができる。そして、この蓋体は、杭頭の上端に強く密着させることができるので、杭頭の上端で蓋体が水平面内で回ったり、蓋体が浮いたりする事態を回避させることができる。通常、杭頭の蓋体の上にはコンクリートなどで基礎がつくられ、その基礎の上に上部構造物の柱が設置される。また、特許文献2のように、杭頭の上の蓋体と鞘管、天板の間にコンクリートが充填され、その上に上部構造物が設置される場合もある。また、特許文献1のように、杭頭の蓋体の上に鋼材を介して上部構造物が設置される場合もある。蓋体が浮いた状態で、蓋体に上から荷重が加わると、蓋体から杭に荷重を伝達することができない。また、蓋体が浮いた状態で、蓋体に上から荷重が加わると、その時点で杭頭の上端に蓋体が密着することになり、蓋体の位置ズレが起こる。そこで、前述した発明を採用すると、蓋体を杭頭にボルトで固定するにあたって、簡易な作業で、蓋体の浮きを確実に防止することができる。
また、蓋体は、杭頭の上端に載置されると共に、ボルトの頭部に接近可能な開口部が形成された蓋本体と、蓋本体に対して着脱自在であり、開口部の開閉が可能な閉鎖板と、を備えている。
このような構成を採用しないと、杭頭にボルトの頭部に作業者の手や工具などが接近できるような穴を設けなくてはならず、杭頭に穴を開けることは好ましいことではない。そこで、本発明では、蓋体に開口部を設けることで、杭頭にその強度を低下させるような穴を設ける必要がなくなる。
本発明によれば、簡易な作業で、杭頭に対する蓋体の密着度を向上させることができる。
本発明に係る杭頭構造の一実施形態を示す平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 固定用ボルトを示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る杭頭構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、地盤には、所定の深さまで鋼管又はコンクリートからなる杭1が打ち込まれており、中空の杭1は、上部構造物(例えばビルや家屋)の一部をなす柱を下から支えるために、地盤に深く埋設されている。この杭1の杭頭1Aは、杭1の埋設完了後に、地盤の土を掘削して露出させ、測量により予定された高さ位置で必要に応じて切断されている。
このような杭頭1Aの上端には開口1aが形成され、この開口1aは、蓋体2によって塞がれる。この蓋体2は、杭頭1Aの上端1bに載置されるリング状の蓋本体3と、蓋本体3の中央に形成された開口部3aを塞ぐように蓋本体3上に載置された円形の閉鎖板4と、を有している。そして、この閉鎖板4は、蓋本体3に対して着脱自在で開閉可能であり、3本の着脱ボルト5によって蓋本体3に固定されている。なお、蓋本体3の開口部3aは、後述する固定用ボルト10の頭部10bに、工具や手が接近可能な大きさを有する。
蓋本体3の裏面には、周方向で着脱ボルト5間に位置するボルト取付け部6の上端が溶接によって固定されている。このボルト取付け部6は、板状に形成されると共に、蓋本体3の下面3bから下方に向けて突出している。ボルト取付け部6には、雌ネジ部6aが形成されている。そして、雌ネジ部6aには、固定用ボルト10が螺着され、このボルト10の軸部10aは、略水平面内で延在し、軸部10aの先端は、杭頭1Aの内壁面1cに押し当てられる。
図1及び図3に示されるように、ボルト10が右ネジの場合は、ボルト10の軸部10aが杭頭1Aの内壁面1cに対して直交して延在している状態で、軸部10aの中心を通る軸線を基準軸線Lとした場合に、ボルト取付け部6に螺着されたボルト10の中心軸線Pは、雌ネジ部6aの中心点Oを中心にして、基準軸線Lに対して水平面内で0度<α≦60度の角度αだけ時計回りに傾けられている。ここで、内壁面1cは湾曲しており、このような内壁面1cに対して直交するとは、内壁面1cを通る接線に対して直交することを言う。なお、角度αが前述した値を超えると、矢印Bで示されるような現象が起こり難くなる。
このような杭頭構造においては、固定用ボルト10の軸部10aの先端が杭頭1Aの内壁面1cに当たった状態で、ボルト10の締め込みのために、ボルト10の頭部10bを矢印C方向に回すと、ボルト10は右ネジであるから、ボルト10の軸部10aの先端は、矢印Bで示すように、下または右下に向かって移動すなわちズレようとする。このようなボルト10の軸部10aの先端の移動により、杭頭1Aの上端1bに対して、蓋体2の蓋本体3を強く圧着させるような力を発生させることができる。
この蓋体2は杭頭1Aの上端1bに載置される結果、蓋体2に柱から加わる荷重を杭頭1Aに確実に伝達することができる。そして、この蓋体2は、杭頭1Aの上端1bに強く密着させることができるので、杭頭1Aの上端1bで蓋体2が水平面内で回ったり、蓋体2が浮いたりする事態を回避させることができる。
また、蓋体2が浮いた状態で、蓋体2に柱から荷重が加わると、その時点で杭頭1Aの上端1bに蓋体2が密着することになり、蓋体2が位置ズレを起こす。そこで、前述した構成を採用すると、蓋体2を杭頭1Aにボルト10で固定するにあたって、簡易な作業で、蓋体2の浮きを確実に防止することができる。
また、ボルト10の頭部10bに作業者の手や工具が接近できるような穴を杭頭1Aに設けると、杭頭1Aの強度を低下させてしまう。そこで、蓋体2には、着脱ボルト5の着脱により開閉自在な閉鎖板4が設けられている。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、下記のような種々の変形が可能である。
杭頭1Aの内壁面1cは、湾曲面に限らず、平坦な面であってもよい。
また、ボルトが左ネジの場合は、ボルトの中心軸線を、雌ネジ部の中心点を中心にして、基準軸線に対して水平面内で0度<α≦60度の角度αだけ、反時計回りに傾ければよい。
1A…杭頭 1a…開口 1b…杭頭の上端 1c…内壁面 2…蓋体 3…蓋本体 3a…開口部 3b…蓋体の下面 4…閉鎖板 5…着脱ボルト 6…ボルト取付け部 6a…雌ネジ部 10…ボルト 10a…軸部 10b…頭部 L…基準軸線 O…中心点 P…中心軸線 α…角度

Claims (2)

  1. 地盤に立設された中空の杭の杭頭に蓋体が固定された杭頭構造において、
    前記杭頭の上端に載置された前記蓋体の下面から下方に向けて突出するボルト取付け部と、
    前記ボルト取付け部の雌ネジ部に螺着されると共に、軸部が略水平方向に延在して、前記軸部の先端が前記杭頭の内壁面に押し当てられるボルトと、を備え、
    前記ボルトの前記軸部が前記杭頭の前記内壁面に対して直交して延在している状態で前記軸部の中心を通る軸線を基準軸線とした場合に、
    前記ボルト取付け部に螺着された前記ボルトの中心軸線は、前記雌ネジ部の中心点を中心にして、前記基準軸線に対して水平面内で0度<α≦60度の角度αだけ、前記ボルトが右ネジの場合は時計回りに、前記ボルトが左ネジの場合は反時計回りに傾けることを特徴とする杭頭構造。
  2. 前記蓋体は、
    前記杭頭の前記上端に載置されると共に、前記ボルトの頭部に接近可能な開口部が形成された蓋本体と、
    前記蓋本体に対して着脱自在であり、前記開口部の開閉が可能な閉鎖板と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の杭頭構造。
JP2013040972A 2013-03-01 2013-03-01 杭頭構造 Active JP6245814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040972A JP6245814B2 (ja) 2013-03-01 2013-03-01 杭頭構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040972A JP6245814B2 (ja) 2013-03-01 2013-03-01 杭頭構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014169547A JP2014169547A (ja) 2014-09-18
JP6245814B2 true JP6245814B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=51692107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013040972A Active JP6245814B2 (ja) 2013-03-01 2013-03-01 杭頭構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6245814B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002146800A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Nippon Steel Corp 上部構造物と基礎杭との結合構造および支持金物
JP4693299B2 (ja) * 2001-08-09 2011-06-01 旭化成建材株式会社 柱脚連結構造
JP2009002076A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Harima Shoji:Kk ねじ鉄筋用取付具
JP5077944B2 (ja) * 2007-12-25 2012-11-21 岡部株式会社 杭頭鉄筋接続金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014169547A (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200175896A1 (en) Sign Post Mounting Apparatus
EP2042659B1 (en) Anchor post
JP6245815B2 (ja) 杭と上部構造物との接合構造
JP4492146B2 (ja) 上部構造物と杭との接合構造および接合方法
JP2016044691A (ja) 高さ調整部材
KR101561437B1 (ko) 온실용 지주 조립체
JP6245814B2 (ja) 杭頭構造
JP6245816B2 (ja) 杭と上部構造物との接合構造
JP6795354B2 (ja) 支柱の立設装置
JP2011202450A (ja) 杭打設システム
JP2005200879A (ja) 建屋基礎の施工法及び建屋基礎の施工用ジョイント盤
JP4359269B2 (ja) 回転貫入可能な木製支持杭及びその支持杭を用いた地盤補強工法
JP5968667B2 (ja) 軽量建屋基礎の施工法
WO2012120174A1 (es) Dispositivo y método para la cimentación al terreno de una estructura de soporte de colectores solares
KR101551130B1 (ko) 복합말뚝의 연결부
KR101334792B1 (ko) 높낮이 조절형 맨홀뚜껑 시스템
JP2004068331A (ja) 摩擦アンカー杭及びその打設方法
JP2005054481A (ja) 地下構造物用高さ調整装置
JP6384722B2 (ja) 杭基礎構造
JP2006183232A (ja) 高耐力アンカー
JP7369436B2 (ja)
JP2018044287A (ja) 補助治具
JP2005139642A (ja) 杭基礎の上部連結構造及び連結体
JP6368640B2 (ja) 開蓋アダプタ
JP2007046303A (ja) 杭基礎構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6245814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250