JP6245430B2 - 合成樹脂製丸型容器 - Google Patents

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本発明は、合成樹脂製丸型容器に関するものであり、より詳細には、胴部にくびれ部を備え、傾斜した減圧吸収部を備えた合成樹脂製丸型容器に関する。
従来より、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂から成るボトル等の容器は、飲料、調味料、食用油、洗剤等の用途に広く用いられている。 このような合成樹脂製容器においては、内容品を充填密封し冷却後の内容品体積収縮による減圧度を緩和するための減圧吸収部を設けるが、その際、減圧吸収部を容器高さ方向に対し傾かせ螺旋状に設けることで、減圧変形時にねじれ変形も活用して減容させた合成樹脂製丸型容器が知られている(特許文献1,2)。 また、胴部の中程に局部的なくびれ部を設けた容器も知られている(特許文献3,4)。
特開2006−335383号公報 特開2009−057085号公報 特開2006−103735号公報 特開2006−123996号公報
傾斜減圧吸収部を備えた丸型容器は、胴部外観が円筒形、または、胴部中央の外径が上下の外径より僅か小さいが、外観はほぼ円筒形に近いものがあった(特許文献1,2)。しかし近年は、容器を持ちやすくするため、胴部の中程に指を納めやすくするための局所的なくびれ部を備えた容器が求められている(特許文献3)。 ところが、局所くびれ部は、傾斜減圧吸収部によるねじれ減圧変形を阻害しやすい。そのため、胴部に傾斜減圧吸収部を備え、胴部中程に局所くびれ部を備えた丸型容器では、あらかじめ減圧吸収部を、局所くびれ部を境に傾斜減圧吸収部を上下に分断して設けていた(特許文献4)。だが、局所くびれ部における、傾斜減圧吸収部ねじれ減圧変形改善が求められている。
従って本発明の目的は、容器胴部に局所くびれ部を備えていても、容器全体でのねじれ減圧変形を促す傾斜減圧吸収部を備えた合成樹脂製丸型容器を提供することである。
本発明によれば、上胴部と下胴部との間に局部くびれ部を有し、少なくとも上胴部から下胴部に渡る傾斜減圧吸収部を備えた合成樹脂製丸型容器であって、局所くびれ部は、高さ方向の幅が25〜32mmであり、局所くびれ部における傾斜減圧吸収部の傾斜が、上胴部及び下胴部の傾斜減圧吸収部の傾斜より緩やかとし、局所くびれ部の最深部で、傾斜減圧吸収部の傾斜が極小となることを特徴する合成樹脂製丸型容器が提供される。
本発明の合成樹脂製丸型容器においては、1.傾斜減圧吸収部の局所くびれ部最深部における傾斜角度が、上胴部及び下胴部における傾斜角度より2.5〜15度緩やかであること、2.局所くびれ部は、最深部の深さが4〜6mmであること、3.局所くびれ部最深部の高さ位置は、容器全高に対し、接地部から35%〜60%の位置にあること、が好適である。
本発明の合成樹脂製丸型容器においては、傾斜減圧吸収部のねじれ減圧変形が局所くびれ部によって阻害されにくい容器となる。
本発明の合成樹脂製丸型容器を示す図で、(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は(b)におけるA−A切断端面図である。
以下、本発明の合成樹脂製丸型容器の一例として、図1に示す丸型ボトル1に適用した実施形態について説明する。
この丸型ボトル1は口部2、肩部3、上胴部4、下胴部6、底部7を備えた丸瓶型の容器で、ポリエチレンテレフタレートなど公知の合成樹脂製で、公知のブロー成形により成形される容器である。そして、上胴部4と下胴部6との間に、指をいれて丸型ボトル1を持ちやすくするための局所くびれ部5を備えている。そして、肩部3から下胴部6に渡って、傾斜減圧吸収部8が周方向に6つ並列して設けられている。
上胴部4及び下胴部6は、減圧吸収部8を除くと、それぞれ外径がD1=φ67mm、D2=φ68mmの円筒面に沿った形態である。
局所くびれ部5は、全高がH1=215mmである丸型ボトル1の接地部からH2=111mmの位置に最深部を備え、最深部は傾斜減圧吸収部8を除くと外径がd=φ58mmのほぼ円弧状となっている。局所くびれ部5の幅W1は20mmであるが、25〜32mmにあると、1本の親指またはその他の指2本が収まりやすくなるため好ましい。また、局所くびれ部の最深部の深さは上胴部4の外径を基準として4.5mm、下胴部6を基準とすると5mmであるが、どちらを基準にした場合も、4〜6mmの深さにあると指が収まりやすくなるため好ましい。また、局所くびれ部5の最深部の高さ位置は、丸型ボトル1の全高に対し52%の位置にあるが、35〜60%の範囲にあると、丸型ボトル1の重心に近いため持ちやすく好ましい。
傾斜減圧吸収部8は丸型ボトル1内に飲料などの内容品を93℃の高温乃至20℃の常温で充填し、口部2を図持しないキャップで密封し、充填温度より低い温度冷却後に生じる負圧を吸収緩和するため、ボトル内方に撓んでボトルを減容させるとともに、ボトル胴部を全体的にねじらせて減容をさらに促進するためのものである。本実施形態では水平断面が凹曲線状の溝である。この溝幅は15〜19mmで、上胴部および下胴部に19mmの広幅部と局所くびれ部に15mmの狭幅部を備え滑らかに変化し、また、溝深さはほぼ5mmで一定であるが、溝の上端と下端で徐々に浅くなっている。傾斜減圧吸収部8は肩部3から始まり、上胴部で接地面と溝谷傾斜の接線との角度ω1=70度の極大値となる急傾斜で下方に延び、局所くびれ部に進むに従って徐々に傾斜は緩やかになり、局所くびれ部5の最深部で溝谷傾斜の接線はθ=67.5度の極小値となる緩やかな傾斜となる。そして再び徐々に傾斜が急になり、下胴部6の下方で溝谷傾斜の接線はω2=82度の極大値となっている。
局所くびれ部5での傾斜減圧吸収部8の傾斜を緩やかにすることによって、傾斜減圧吸収部8のねじれ減圧変形が促進され、局所くびれ部5で阻害されにくくなる。合成樹脂製容器の成形に多く用いられるブロー成形では、局所くびれ部5のような径方向の延伸倍率が最外径部より低くなっている箇所では厚肉強固となるので、特にねじれ減圧変形が阻害されやすいが、上記構成により、傾斜減圧部8はボトル全体のねじれ減圧変形を促すことができる。なお、傾斜減圧吸収部8の局所くびれ部5最深部における傾斜角度が、上胴部及び下胴部における傾斜角度より2.5〜15度緩やかであると、ほどよくボトル全体のねじれ減圧変形を促すことができ、効果的である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の合成樹脂製丸型容器においては、上述した実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。 傾斜減圧吸収部8は6つの凹曲線状溝であったが、特許文献4のように周囲を斜面で囲われた減圧吸収パネルを、例えば8つなど、適宜複数の個数設け、また、減圧吸収パネル間に柱部を備えた構成としてもよい。その際、減圧吸収パネルの傾斜角度は減圧吸収パネル両脇の縁の接線角度を平均して考慮するとよい。また、傾斜減圧吸収部8の傾斜は曲線状に徐々になだらかに変化しているが、直線状に傾斜する傾斜減圧吸収部をくびれ部を境として不連続変化させて繋げてもよい。また、傾斜減圧吸収部8は肩部3から下胴部6に渡って設けられていたが、局所くびれ部5を渡って上胴部4と下胴部6とを繋ぐ構成となっていれば、十分効果的である。
1 丸型ボトル、2 口部、3 肩部、4 上胴部、5 局所くびれ部、6 下胴部、7 底部、8 傾斜減圧吸収部

Claims (4)

  1. 上胴部と下胴部との間に局所くびれ部を有し、少なくとも上胴部から下胴部に渡る傾斜減圧吸収部を備えた合成樹脂製丸型容器であって、前記局所くびれ部は、高さ方向の幅が25〜32mmであり、前記局所くびれ部における傾斜減圧吸収部の傾斜が、上胴部及び下胴部の傾斜減圧吸収部の傾斜より緩やかとし、前記局所くびれ部の最深部で、傾斜減圧吸収部の傾斜が極小となることを特徴する、合成樹脂製丸型容器。
  2. 前記傾斜減圧吸収部の局所くびれ部最深部における傾斜角度が、上胴部及び下胴部における傾斜角度より2.5〜15度緩やかであることを特徴とする、請求項1に記載の合成樹脂製丸型容器。
  3. 前記局所くびれ部は、最深部の深さが4〜6mmであることを特徴とする、請求項1または2いずれかに記載の合成樹脂製丸型容器。
  4. 前記局所くびれ部最深部の高さ位置は、容器全高に対し、接地部から35%〜60%の位置にあることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の合成樹脂製丸形容器。
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