JP6245135B2 - 通電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電流経路に設けられたスイッチング素子をオン/オフすることによって該電流経路を介した通電を制御する通電制御装置に関する。
車両には、バッテリによって給電されるランプ又はワイパー等の電気機器(負荷)が搭載されており、バッテリから負荷への通電は通電制御装置(例えば、特許文献1を参照)によって制御されている。
特許文献1に記載の通電制御装置では、バッテリから負荷へ流れる電流の電流経路にスイッチング素子、具体的にはFET(Field Effect Transistor)が設けられており、スイッチング素子をオン/オフすることによって、バッテリから負荷への通電が制御される。
特開2013−143905号公報
車両には大電流を消費するヒータ又はラジエータファン等の負荷も搭載されている。特許文献1に記載してあるような従来の通電制御装置の中には、バッテリから、大電流を消費する負荷への通電を制御する通電制御装置がある。
このような通電制御装置では、大電流がスイッチング素子を流れることによってスイッチング素子から発生した多量の熱を放散するため、通常、スイッチング素子は大型の放熱体、例えば、ヒートシンクに取り付けられている。これにより、スイッチング素子で発生した熱によってスイッチング素子が破壊されることが防止される。
バッテリから、大電流を消費する2つの負荷への通電を制御する通電制御装置として、バッテリから一方の負荷へ流れる電流の電流経路、及び、バッテリから他方の負荷へ流れる電流の電流経路夫々にスイッチング素子が設けられた通電制御装置が考えられる。この通電制御装置では、2つのスイッチング素子を各別にオン/オフすることによって、2つの電流経路夫々を介した通電を制御する。また、2つのスイッチング素子夫々は2つの大型の放熱体に取り付けられている。
このように構成された通電制御装置には、2つの大型の放熱体が設けられているため、装置が大型であり、製造費用が嵩むという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2つの電流経路夫々を介した通電を制御することができる安価で小型の通電制御装置を提供することにある。
本発明に係る通電制御装置は、2つの電流経路夫々に設けられた2つのスイッチング素子と、該2つのスイッチング素子中の一方のスイッチング素子をオン/オフする制御回路とを備える通電制御装置において、該制御回路は、他方のスイッチング素子がオンである場合、前記一方のスイッチング素子をオフにし、前記2つの電流経路夫々を介して2つの負荷に電流が供給されるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、2つの電流経路夫々を介して2つの負荷に電流が供給される。2つのスイッチング素子中の一方のスイッチング素子は、2つの電流経路中の一方の電流経路に設けられている。2つのスイッチング素子中の他方のスイッチング素子は、2つの電流経路中の他方の電流経路に設けられている。制御回路は一方のスイッチング素子をオン/オフする。2つのスイッチング素子を各別にオン/オフすることによって、2つの電流経路夫々を介した通電が制御される。
制御回路は、他方のスイッチング素子がオンである場合、一方のスイッチング素子をオフにする。このため、2つのスイッチング素子が共にオンとなることはない。従って、2つのスイッチング素子が共に発熱することはないため、放熱の構成は、大きさが2つのスイッチング素子夫々が発生する熱の中で熱量が多い熱を十分に放散することが可能な1つの放熱体に、2つのスイッチング素子が取り付けられた構成であってもよい。
以上のように、2つのスイッチング素子で発生する熱を1つの小型の放熱体を用いて放散することができるため、製造費用が安価であり、装置が小型である。
本発明に係る通電制御装置は、2つの電流経路夫々に設けられた2つのスイッチング素子と、該2つのスイッチング素子中の一方のスイッチング素子をオン/オフする制御回路とを備える通電制御装置において、前記2つのスイッチング素子周辺の温度を検出する温度検出部を備え、前記制御回路は、他方のスイッチング素子がオンであり、かつ、前記温度検出部が検出した温度が閾値温度以上である場合、前記一方のスイッチング素子をオフにし、前記2つの電流経路夫々を介して2つの負荷に電流が供給されるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、2つの電流経路夫々を介して2つの負荷に電流が供給される。2つのスイッチング素子中の一方のスイッチング素子は、2つの電流経路中の一方の電流経路に設けられている。2つのスイッチング素子中の他方のスイッチング素子は、2つの電流経路中の他方の電流経路に設けられている。制御回路は一方のスイッチング素子をオン/オフする。2つのスイッチング素子を各別にオン/オフすることによって、2つの電流経路夫々を介した通電が制御される。
2つのスイッチング素子周辺の温度を検出する。制御回路は、他方のスイッチング素子がオンであって、かつ、検出した温度が閾値温度以上である場合、一方のスイッチング素子をオフにする。従って、2つのスイッチング素子周辺の温度が閾値温度以上である場合において、2つのスイッチング素子が共にオンとなることはない。このため、2つのスイッチング素子が1つの放熱体に取り付けられ、放熱体が2つのスイッチング素子夫々で発生した熱が1つの放熱体によって放散されるように構成された場合、放熱体は小型である。
これは、放熱体の大きさが、2つのスイッチング素子周辺の温度が閾値温度以上であって、かつ、2つのスイッチング素子が共にオンである場合に、2つのスイッチング素子で発生する熱を十分に放散することが可能な大きさよりも小さくてよいためである。従って、製造費用が安価であり、装置が小型である。
本発明に係る通電制御装置は、前記2つのスイッチング素子で発生した熱を放散する放熱体を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、2つのスイッチング素子で発生した熱は1つの放熱体によって放散される。
本発明に係る通電制御装置は、車両に搭載されており、前記2つの負荷はラジエータファン及びヒータであることを特徴とする。
本発明にあっては、装置が車両に搭載されている。2つの電流経路中の一方の電流経路を介して、ラジエータ内の水を冷却するラジエータファンに電流が供給され、他方の電流経路を介して、例えば、車室内を暖めるためのヒータに電流が供給される。一方の電流経路に設けられたスイッチング素子のオン/オフに応じて、ラジエータファンは作動/停止を行い、他方の電流経路に設けられたスイッチング素子のオン/オフに応じてヒータは作動/停止を行う。
本発明によれば、2つの電流経路夫々を介した通電を制御することができる安価で小型の通電制御装置を実現することができる。
実施の形態1における電源システムの要部構成を示す回路図である。 FETの配置の説明図である。 通電制御装置の動作を説明するための図表である。 実施の形態2における電源システムの要部構成を示す回路図である。 通電制御装置の動作を説明するための図表である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における電源システム1の要部構成を示す回路図である。電源システム1は、車両に好適に搭載され、通電制御装置2、バッテリ3、第1負荷41及び第2負荷42を備える。通電制御装置2は、バッテリ3の正極と、第1負荷41及び第2負荷42夫々の一端とに各別に接続されている。バッテリ3の負極と、第1負荷41及び第2負荷42夫々の他端とは接地されている。
バッテリ3は通電制御装置2を介して第1負荷41及び第2負荷42に給電する。第1負荷41は、例えば、ラジエータ内の水を冷却するラジエータファンであり、第2負荷42は、例えば、車室内を暖めるためのヒータである。このヒータは、ラジエータ内の高温の水から熱を奪った空気を車室内に送り込むことによって車室内を暖めることができない場合、即ち、ラジエータ内の水温が低い場合に作動される。第1負荷41は、第2負荷42よりも優先して作動すべき負荷である。第1負荷41及び第2負荷42夫々は大電流を消費する。第1負荷41及び第2負荷42夫々は、バッテリ3から電流が供給されている場合に作動し、バッテリ3からの電流の供給が停止した場合に停止する。
通電制御装置2には、ハイレベル及びローレベルの電圧によって構成される第1制御信号及び第2制御信号夫々が外部から入力される。第1制御信号において、ハイレベルの電圧は第1負荷41の駆動を指示し、ローレベルの電圧は第1負荷41の停止を指示する。同様に、第2制御信号において、ハイレベルの電圧は第2負荷42の駆動を指示し、ローレベルの電圧は第2負荷42の停止を指示する。
通電制御装置2は、外部から入力された第1制御信号及び第2制御信号夫々が示す内容に基づいて、バッテリ3から第1負荷41への通電と、バッテリ3から第2負荷42への通電とを制御する。
通電制御装置2は、Nチャネル型の2つのFET21,22、第1制御回路23、第2制御回路24、AND回路25及び反転器26を有する。AND回路25は2つの入力端子と1つの出力端子とを有し、反転器26は入力端子及び出力端子を有する。
FET21,22夫々のドレインはバッテリ3の正極に接続され、FET21のソースは第1負荷41の一端に接続され、FET22のソースは第2負荷42の一端に接続されている。FET21のゲートには第1制御回路23が接続されており、FET22のゲートには第2制御回路24が接続されている。第2制御回路24には、更に、AND回路25の出力端子が接続されている。AND回路25が有する2つの入力端子中の一方の入力端子には反転器26の出力端子が接続されている。第1制御回路23と、反転器26の入力端子とには第1制御信号が入力される。AND回路25が有する2つの入力端子中の他方の入力端子には第2制御信号が入力される。
図2はFET21,22の配置の説明図である。通電制御装置2は、更に、絶縁体27及び放熱体28を有する。FET21,22夫々は直方体状をなし、放熱体28は平面を有する。放熱体28は具体的にはヒートシンクである。FET21,22夫々は、絶縁体27を介して放熱体28の平面に取り付けられている。絶縁体27は例えばFET21,22夫々を放熱体28の平面に取り付けるための接着剤である。絶縁体27は、FET21と放熱体28とを絶縁し、FET22と放熱体28とを絶縁する。
FET21,22夫々はスイッチング素子として機能する。FET21,22夫々について、ゲートに印加されている電圧が一定電圧以上である場合、ドレイン及びソース間に電流が流れることが可能とあり、FET21,22夫々はオンである。FET21,22夫々について、ゲートに印加されている電圧が一定電圧未満である場合、ドレイン及びソース間に電流が流れることはなく、FET21,22夫々はオフである。
FET21がオンである場合、バッテリ3から第1負荷41へ電流が流れ、第1負荷41が作動する。FET21がオフである場合、バッテリ3から第1負荷41への電流供給が停止し、第1負荷41が停止する。FET22がオンである場合、バッテリ3から第2負荷42へ電流が流れ、第2負荷42が作動する。FET22がオフである場合、バッテリ3から第2負荷42への電流供給が停止し、第2負荷42が停止する。
以上のように、FET21はバッテリ3から第1負荷41へ流れる電流の電流経路に設けられており、FET22はバッテリ3から第2負荷42へ流れる電流の電流経路に設けられている。そして、これらの2つの電流経路夫々を介して、第1負荷41及び第2負荷42夫々に電流が供給される。
FET21がオンである場合、バッテリ3から電流がFET21を介して第1負荷41に流れ、FET21で熱が発生する。FET22がオンである場合、バッテリ3から電流がFET22を介して第2負荷42に流れ、FET22で熱が発生する。2つのFET21,22夫々で発生した熱は絶縁体27を介して放熱体28に伝わる。放熱体28は絶縁体27を介して伝わった熱を放散する。放熱体28が放散する熱の量は、通常、放熱体28の大きさが大きい程、多量であり、放熱体28の大きさが小さい程、少量である。
第1制御回路23は、FET21のゲートに印加されている電圧を調整することによって、FET21をオン/オフする。これにより、バッテリ3から第1負荷41へ流れる電流の電流経路を介した通電が制御される。同様に、第2制御回路24は、FET22のゲートに印加されている電圧を調整することによって、FET22をオン/オフする。これにより、バッテリ3から第2負荷42へ流れる電流の電流経路を介した通電が制御される。
第1制御回路23は、入力された第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、FET21をオンにし、入力された第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、FET21をオフにする。反転器26は、入力端子に入力された第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、出力端子からAND回路25の一方の入力端子にローレベルの電圧を出力する。反転器26は、入力端子に入力された第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、出力端子からAND回路25の一方の入力端子にハイレベルの電圧を出力する。
AND回路25は、反転器26の出力端子から一方の入力端子に入力されている電圧がハイレベルの電圧である場合、他方の入力端子に入力されている第2制御信号が示す電圧をそのまま出力端子から第2制御回路24に出力する。即ち、第2制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、AND回路25の出力端子からハイレベルの電圧が出力され、第2制御信号がローレベルの電圧を示す場合、AND回路25の出力端子からローレベルの電圧が出力される。
AND回路25は、反転器26の出力端子から一方の入力端子に入力されている電圧がローレベルの電圧である場合、他方の入力端子に入力されている第2制御信号に無関係に、出力端子からローレベルの電圧を第2制御回路24に出力する。
以上のように、第2制御回路24には、AND回路25の出力端子からハイレベル及びローレベルの電圧が入力される。第2制御回路24は、AND回路25の出力端子からハイレベルの電圧が入力された場合、FET22をオンにし、AND回路25の出力端子からローレベルの電圧が入力された場合、FET22をオフにする。
図3は通電制御装置2の動作を説明するための図表である。図3には、第1制御信号及び第2制御信号夫々が示す電圧と、第1制御回路23がFET21に対して行うオン/オフと、第2制御回路24がFET22に対して行うオン/オフとが示されている。図3では、ハイレベルの電圧は「H」で示され、ローレベルの電圧は「L」で示されている。
前述したように、第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、第1制御回路23はFET21をオンにし、第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、第1制御回路23はFET21をオフにする。第1制御回路23は、第2制御信号に無関係にFET21をオン/オフする。
第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、反転器26が出力端子からAND回路25の一方の入力端子にローレベルの電圧を出力するため、AND回路25は、第2制御信号とは無関係に、出力端子からローレベルの電圧を第2制御回路24に出力し、第2制御回路24はFET22をオフにする。従って、通電制御装置2は、第1負荷41を第2負荷42よりも優先して作動させる。
第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、反転器26は出力端子からAND回路25の一方の入力端子にハイレベルの電圧を出力し、AND回路25は、他方の入力端子に入力されている第2制御信号を示す電圧をそのまま出力端子から第2制御回路24に出力する。このため、第2制御回路24は第2制御信号に基づいてFET22をオン/オフする。即ち、第2制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、第2制御回路24はFET22をオンにし、第2制御信号がローレベルの電圧を示す場合、第2制御回路24はFET22をオフにする。
以上のように、第2制御回路24は、FET21がオンである場合、第2制御信号に無関係に、FET22をオフにする。このため、2つのFET21,22が共にオンとなることはなく、2つのFET21,22が共に発熱することはない。従って、放熱体28の大きさは、2つのFET21,22が発生する熱の中で熱量が多い熱を十分に放散することが可能な大きさであればよい。結果、2つのFET21,22で発生する熱を1つの小型の放熱体28を用いて放散することができるので、通電制御装置2の製造費用は安価であり、通電制御装置2は小型である。FET21は他方のスイッチング素子として機能し、FET22は一方のスイッチング素子として機能し、第2制御回路24は制御回路として機能する。
(実施の形態2)
実施の形態1では、FET21がオンである場合、第2制御回路24はFET22をオフにする。しかしながら、FET21がオンである場合であっても、FET21,22周辺の温度が閾値温度未満であるとき、放熱体28は冷却されているため、FET22をオンにしてもよい。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図4は実施の形態2における電源システム5の要部構成を示す回路図である。電源システム5は、実施の形態1における電源システム1と同様に、車両に好適に搭載され、バッテリ3、第1負荷41、第2負荷42及び通電制御装置6を備える。これらは実施の形態1と同様に接続されている。ここで、実施の形態1における通電制御装置2は通電制御装置6に対応する。実施の形態2においても、第1負荷41は第2負荷42よりも優先して作動すべき負荷である。実施の形態1と同様に、第1負荷41は例えばラジエータファンであり、第2負荷42は例えばヒータである。
実施の形態1と同様に、バッテリ3は通電制御装置6を介して第1負荷41及び第2負荷42に給電し、通電制御装置6には第1制御信号及び第2制御信号が入力される。通電制御装置6は、実施の形態1における通電制御装置2と同様に、外部から入力された第1制御信号及び第2制御信号夫々が示す内容に基づいて、バッテリ3から第1負荷41への通電と、バッテリ3から第2負荷42への通電とを制御する。
通電制御装置6は、実施の形態1における通電制御装置2が有する構成部に加えて、温度検出部61及びOR回路62を有する。OR回路62は2つの入力端子と1つの出力端子とを有する。FET21,22、第1制御回路23、第2制御回路24及びAND回路25は実施の形態1と同様に接続されている。AND回路25が有する2つの入力端子中の一方の入力端子にはOR回路62の出力端子に接続されている。OR回路62が有する2つの入力端子中の一方の入力端子には反転器26の出力端子が接続され、OR回路62が有する2つの入力端子中の他方の入力端子には温度検出部61が接続されている。第1制御回路23と、反転器26の入力端子とには第1制御信号が入力される。AND回路25が有する2つの入力端子中の他方の入力端子には第2制御信号が入力される。
FET21,22、絶縁体27及び放熱体28は実施の形態1と同様に配置される(図2参照)。即ち、FET21,22夫々は絶縁体27を介して放熱体28に取り付けられ、絶縁体27は、FET21及び放熱体28を絶縁し、FET22及び放熱体28を絶縁する。
実施の形態1と同様に、FET21を介してバッテリ3から第1負荷41へ電流が流れ、FET22を介してバッテリ3から第2負荷42へ電流が流れる。従って、FET21はバッテリ3から第1負荷41へ流れる電流の電流経路に設けられており、FET22はバッテリ3から第2負荷42へ流れる電流の電流経路に設けられている。また、これらの2つの電流経路夫々を介して、第1負荷41及び第2負荷42に電流が供給される。
また、FET21がオンである場合にFET21で発生した熱、及び、FET22がオンである場合にFET22で発生した熱夫々は、実施の形態1と同様に、絶縁体27を介して放熱体28に伝わり、放熱体28は絶縁体27を介して伝わった熱を放散する。実施の形態1と同様に、第1制御回路23はFET21をオン/オフし、第2制御回路24は、FET22をオン/オフする。これにより、バッテリ3から第1負荷41へ流れる電流の電流経路を介した通電と、バッテリ3から第2負荷42へ流れる電流の電流経路を介した通電とが制御される。
第1制御回路23は、入力された第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、FET21をオンにし、入力された第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、FET21をオフにする。反転器26は、入力端子に入力された第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、出力端子からOR回路62の一方の入力端子にローレベルの電圧を出力する。反転器26は、入力端子に入力された第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、出力端子からOR回路62の一方の入力端子にハイレベルの電圧を出力する。
温度検出部61はFET21,22周辺の温度を検出する。温度検出部61は、例えば、周囲の温度に応じて抵抗値が変わるサーミスタを用いて構成される。温度検出部61は、検出した温度が、予め設定されている閾値温度未満である場合、ハイレベルの電圧をOR回路62の他方の入力端子に出力する。温度検出部61は、検出した温度が閾値温度以上である場合、ローレベルの電圧をOR回路62の他方の入力端子に出力する。
OR回路62は、反転器26の出力端子から一方の入力端子に入力されている電圧と、温度検出部61から他方の入力端子に入力されている電圧とが共にローレベルの電圧である場合、出力端子からAND回路25の一方の入力端子にローレベルの電圧を出力する。OR回路62は、反転器26の出力端子から一方の入力端子に入力されている電圧、及び、温度検出部61から他方の入力端子に入力されている電圧中の少なくとも1つがハイレベルの電圧である場合、出力端子からハイレベルの電圧をAND回路25の一方の入力端子に出力する。
AND回路25は、OR回路62の出力端子から一方の入力端子に入力されている電圧がハイレベルの電圧である場合、実施の形態1と同様に、他方の入力端子に入力されている第2制御信号が示す電圧をそのまま出力端子から第2制御回路24に出力する。AND回路25は、OR回路62の出力端子から一方の入力端子に入力されている電圧がローレベルの電圧である場合、他方の入力端子に入力されている第2制御信号に無関係に、出力端子からローレベルの電圧を第2制御回路24に出力する。
第2制御回路24は、実施の形態1と同様に、AND回路25の出力端子からハイレベルの電圧が入力された場合、FET22をオンにし、AND回路25の出力端子からローレベルの電圧が入力された場合、FET22をオフにする。
図5は通電制御装置6の動作を説明するための図表である。図5には、第1制御信号及び第2制御信号夫々が示す電圧と、温度検出部61がOR回路62の他方の入力端子に出力する電圧と、第1制御回路23がFET21に対して行うオン/オフと、第2制御回路24がFET22に対して行うオン/オフとが示されている。図5でも、図3と同様に、ハイレベルの電圧は「H」で示され、ローレベルの電圧は「L」で示されている。
実施の形態1と同様に、第1制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、第1制御回路23はFET21をオンにし、第1制御信号がローレベルの電圧を示す場合、第1制御回路23はFET21をオフにする。第1制御回路23は、第2制御信号、及び、温度検出部61が検出した温度に無関係にFET21をオン/オフする。
第1制御信号がハイレベルの電圧を示し、かつ、FET21,22周辺の温度が閾値温度以上であるために温度検出部61がローレベルの電圧を出力している場合、OR回路62が出力端子からAND回路25の一方の入力端子にローレベルの電圧を出力する。このため、AND回路25は、第2制御信号とは無関係に、出力端子からローレベルの電圧を第2制御回路24に出力し、第2制御回路24はFET22をオフにする。従って、通電制御装置6は、第1負荷41を第2負荷42よりも優先して作動させる。
第1制御信号がローレベルの電圧を示すか、又は、FET21,22周辺の温度が閾値温度未満であるために温度検出部61がハイレベルの電圧を出力している場合、OR回路62が出力端子からAND回路25の一方の入力端子にハイレベルの電圧を出力する。このため、AND回路25は、他方の入力端子に入力された第2制御信号を示す電圧をそのまま出力端子から第2制御回路24に出力し、第2制御回路24は第2制御信号に基づいてFET22をオン/オフする。即ち、第2制御信号がハイレベルの電圧を示す場合、第2制御回路24はFET22をオンにし、第2制御信号がローレベルの電圧を示す場合、第2制御回路24はFET22をオフにする。
以上のように、第2制御回路24は、FET21がオンであり、かつ、温度検出部61が検出した温度が閾値温度以上である場合、FET22をオフにする。このため、2つのFET21,22周辺の温度が閾値温度以上である場合において、2つのFET21,22が共にオンとなることはない。従って、放熱体28の大きさは、2つのFET21,22周辺の温度が閾値温度以上であって、かつ、2つのFET21,22が共にオンである場合に、2つのFET21,22で発生する熱を十分に放散することが可能な大きさよりも小さくてよい。結果、2つのFET21,22で発生する熱を1つの小型の放熱体28を用いて放散することができるので、通電制御装置6の製造費用は安価であり、通電制御装置6は小型である。
なお、実施の形態1,2において、放熱体28は、FET21,22で発生した熱を放散すればよいため、ヒートシンクに限定されず、例えばFET21,22が実装される基板であってもよい。この場合であっても、実施の形態1,2では基板を小型化することができるため、通電制御装置2,6夫々は安価であり、小型である。
また、第1制御信号は、電圧がローレベルの電圧からハイレベルの電圧へ、又は、ハイレベルの電圧からローレベルの電圧へ周期的に切替わるパルス信号、所謂、PWM(Pulse Width Modulation)信号であってもよい。この場合、第1制御信号のデューティ、即ち、ハイレベルの電圧を示す期間が1周期において占める割合を、バッテリ3の出力電圧に応じて調整することによって、第1負荷41に安定した電圧を印加し続けることが可能となる。
更に、FET21,22夫々は、スイッチング素子として機能すればよいため、Nチャネル型に限定されず、Pチャネル型であってもよい。更に、FET21又はFET22の代わりに、他のスイッチング素子、例えばバイポーラトランジスタを用いてもよい。
開示された実施の形態1,2は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2,6 通電制御装置
21 FET(他方のスイッチング素子)
22 FET(一方のスイッチング素子)
24 第2制御回路(制御回路)
28 放熱体
61 温度検出部

Claims (4)

  1. 2つの電流経路夫々に設けられた2つのスイッチング素子と、該2つのスイッチング素子中の一方のスイッチング素子をオン/オフする制御回路とを備える通電制御装置において、
    該制御回路は、他方のスイッチング素子がオンである場合、前記一方のスイッチング素子をオフにし、
    前記2つの電流経路夫々を介して2つの負荷に電流が供給されるように構成してあること
    を特徴とする通電制御装置。
  2. 2つの電流経路夫々に設けられた2つのスイッチング素子と、該2つのスイッチング素子中の一方のスイッチング素子をオン/オフする制御回路とを備える通電制御装置において、
    前記2つのスイッチング素子周辺の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記制御回路は、他方のスイッチング素子がオンであり、かつ、前記温度検出部が検出した温度が閾値温度以上である場合、前記一方のスイッチング素子をオフにし、
    前記2つの電流経路夫々を介して2つの負荷に電流が供給されるように構成してあること
    を特徴とする通電制御装置。
  3. 前記2つのスイッチング素子で発生した熱を放散する放熱体を備えること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通電制御装置。
  4. 車両に搭載されており、
    前記2つの負荷はラジエータファン及びヒータであること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の通電制御装置。
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