JP6244905B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来技術として、無端ベルト状の定着部材と、定着部材の内周側から定着部材を加熱する加熱部材とを有する定着装置が存在する(特許文献1参照)。
特開2011−175168号公報
本発明は、定着部材と加熱部材との接触不良を抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部を、当該軸方向に沿って支持する支持部材と、前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材は、前記加圧部にて記録材が通過する領域よりも前記軸方向の両端側にて、前記定着部材を押圧することを特徴とする定着装置である。
請求項2に記載の発明は、回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部を、当該軸方向に沿って支持する支持部材と、前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材は、前記加圧部よりも前記定着部材の移動方向下流側において前記軸方向に沿って設けられ、軸方向両端部が、軸方向中央部と比較して当該定着部材の外周側に向けて突出した形状を有することを特徴とする定着装置である。
請求項3に記載の発明は、前記押圧部材は、弾性を有する部材で構成され、前記定着部材の内周面に対して予め定められた荷重で接触することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成部と、前記トナー像を記録材に転写する転写部と、回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部が、当該軸方向に沿って支持される支持部材と、前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材は、前記加圧部にて記録材が通過する領域よりも前記軸方向の両端側にて、前記定着部材を押圧することを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成部と、前記トナー像を記録材に転写する転写部と、回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部が、当該軸方向に沿って支持される支持部材と、前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材は、前記加圧部よりも前記定着部材の移動方向下流側において前記軸方向に沿って設けられ、軸方向両端部が、軸方向中央部と比較して当該定着部材の外周側に向けて突出した形状を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、定着部材と加熱部材との接触不良を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、定着部材と加熱部材との接触不良を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、定着部材に過度な負荷がかかることを抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、定着部材と加熱部材との接触不良を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、定着部材と加熱部材との接触不良を抑制することができる。
本実施の形態の定着装置が適用される画像形成装置の構成例を示した図である。 本実施の形態の定着ユニットの構成を示す図である。 本実施の形態の定着ユニットの構成を示す図である。 定着ベルトの断面層構成図である。 (a)〜(b)は、本実施の形態のヒータユニットの構成を示す図である。 (a)〜(b)は、ヒータの構造について説明した図である。 (a)〜(c)は、発熱層が描くパターンの一例を示した図である。 (a)〜(b)は、本実施の形態の支持フレームの構成を示す図である。 (a)〜(c)は、熱膨張によるヒータの変形の様子を説明するための図である。 (a)〜(b)は、従来の定着ユニットにおいて、ヒータが熱膨張により変形した場合の、定着ベルトとヒータとの関係を示した図である。 (a)〜(b)は、上流側ベルト支持部および下流側ベルト支持部の構成を示した図である。 ヒータユニット、支持フレームおよび定着ベルトの関係を示した概略断面図である。 下流側ベルト支持部の他の形態を示した図である。 (a)〜(b)は、ヒータユニットおよび支持フレームの第2の構成例を説明するための模式図である。 (a)〜(b)は、ヒータユニットおよび支持フレームの第2の構成例を説明するための模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置の説明>
図1は、本実施の形態の定着装置が適用される画像形成装置1の構成例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部31を備えている。さらには、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置(スキャナ)4等との通信を行って画像データを受信する通信部32、通信部32にて受信された画像データに対し予め定めた画像処理を施す画像処理部33を備えている。
画像形成部10は、一定の間隔を置いて並列的に配置されるトナー像形成手段の一例である4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11K(「画像形成ユニット11」とも総称する)を備えている。各画像形成ユニット11は、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を予め定めた電位で帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を各色画像データに基づき露光するLED(Light Emitting Diode)プリントヘッド14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、転写後の感光体ドラム12の表面を清掃するドラムクリーナ16を備えている。
画像形成ユニット11各々は、現像器15に収納されるトナーを除いてほぼ同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト20、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト20に順次転写(一次転写)する一次転写ロール21を備えている。さらに、中間転写ベルト20上に重畳して転写された各色トナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール22、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着させる定着装置の一例としての定着ユニット60を備えている。なお、本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20、一次転写ロール21、および二次転写ロール22により転写部が構成される。
本実施の形態の画像形成装置1では、制御部31による動作制御の下で、次のようなプロセスによる画像形成処理が行われる。すなわち、PC3やスキャナ4からの画像データは、通信部32にて受信され、画像処理部33により予め定めた画像処理が施された後、各色毎の画像データとなって各画像形成ユニット11に送られる。そして、例えば黒(K)色トナー像を形成する画像形成ユニット11Kでは、感光体ドラム12が矢印A方向に回転しながら帯電器13により予め定めた電位で帯電され、画像処理部33から送信されたK色画像データに基づきLEDプリントヘッド14が感光体ドラム12を走査露光する。それにより、感光体ドラム12上にはK色画像に関する静電潜像が形成される。感光体ドラム12上に形成されたK色静電潜像は、現像器15により現像され、感光体ドラム12上にK色トナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット11Y、11M、11Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11の感光体ドラム12に形成された各色トナー像は、一次転写ロール21により矢印B方向に移動する中間転写ベルト20上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。中間転写ベルト20上の重畳トナー像は、中間転写ベルト20の移動に伴って二次転写ロール22が配置された領域(二次転写部T)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部Tに搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙保持部40から用紙Pが二次転写部Tに供給される。そして、重畳トナー像は、二次転写部Tにて二次転写ロール22が形成する転写電界により、搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、定着ユニット60まで搬送される。定着ユニット60に搬送された用紙P上のトナー像は、定着ユニット60によって熱および圧力を受け、用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部45に搬送される。
一方、一次転写後に感光体ドラム12に付着しているトナー(一次転写残トナー)、および二次転写後に中間転写ベルト20に付着しているトナー(二次転写残トナー)は、それぞれドラムクリーナ16、およびベルトクリーナ25によって除去される。
このようにして、画像形成装置1での画像形成処理がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返し実行される。
<定着ユニットの構成の説明>
次に、本実施の形態の定着ユニット60について説明する。
図2および図3は本実施の形態の定着ユニット60の構成を示す図であり、図2は正面図、図3は図2におけるIII−III断面図である。
まず、断面図である図3に示すように、定着ユニット60は、加熱源としてのヒータユニット80と、ヒータユニット80により加熱されることでトナー像を定着する定着ベルト61と、定着ベルト61を内周側から支持する支持フレーム70と、定着ベルト61の外周に対向するように配置された加圧ロール62と、定着ベルト61を介して加圧ロール62から押圧される押圧パッド63とを備えている。
さらに、定着ユニット60は、定着ベルト61の内周面と接触して定着ベルト61の温度を測定する温度センサ65と、定着ベルト61からの用紙Pの剥離を補助する剥離補助部材66とを備えている。
なお、以下の説明においては、図2、図3等に示すように、定着ユニット60における定着ベルト61の回転軸方向をX方向と定義し、後述するニップ部Nにおける定着ベルト61の移動方向(用紙の搬送方向)をY方向と定義し、X方向およびY方向の双方に直交する方向をZ方向と定義する。
<定着ベルトの説明>
定着ベルト61は、原形が円筒形状の無端のベルト部材で構成され、例えば原形(円筒形状)時の直径が30mm、幅方向長が300mmに形成されている。また、図4(定着ベルト61の断面層構成図)に示したように、定着ベルト61は、基材層611と、基材層611の上に被覆された離型層612からなる構造のベルト部材である。
基材層611は、定着ベルト61全体としての機械的強度を形成する耐熱性のシート状部材で構成される。
基材層611としては、例えば、ポリイミド樹脂からなる厚さ60μm〜200μmのシートが用いられる。また定着ベルト61の温度分布をより均一化するために酸化アルミニウム等からなる熱伝導フィラーをポリイミド樹脂シート中に含有させてもよい。
離型層612は、用紙P上に保持された未定着トナー像と直接接触するため、離型性の高い材質が使用される。例えば、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、シリコーン共重合体、またはこれらの複合層等が用いられる。離型層612の厚さとしては、薄すぎると、耐摩耗性の面で充分でなく、定着ベルト61の寿命を短くする。その一方で、厚すぎると、定着ベルト61の熱容量が大きくなりすぎ、ウォームアップタイムが長くなる。そこで、離型層612の厚さとして、耐摩耗性と熱容量とのバランスを考慮し、1μm〜50μmが好適である。
また、画像形成部10(図1参照)においてカラー画像の形成を行う場合には、定着ベルト61の基材層611と離型層612との間に、例えばシリコーンゴム等の耐熱性の弾性体で構成される弾性層を設けることが好ましい。定着ベルト61においてこのような弾性層を設けることで、本構成を採用しない場合と比較して、カラー画像の定着性を向上させることが可能になる。
<定着ベルトの駆動機構の説明>
次に、定着ベルト61の駆動機構について説明する。
正面図である図2に示したように、支持フレーム70(図3参照)の軸方向両端部(X方向両端部)には、定着ベルト61の両端部の断面形状を円形に維持しながら定着ベルト61を周方向に回転駆動するエンドキャップ部材67が固定されている。そして、定着ベルト61は、両端部からエンドキャップ部材67を介した回転駆動力を直接的に受けて、例えば140mm/sのプロセススピードで図3の矢印C方向に回転移動する。
エンドキャップ部材67を構成する材質としては、機械的強度や耐熱性の高い所謂エンジニアリングプラスチックスが用いられる。例えば、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、LCP樹脂等が適する。
そして、図2に示すように、定着ユニット60では、駆動モータ90からの回転駆動力が伝達ギヤ91、92を介してシャフト93に伝達され、シャフト93に結合された伝達ギヤ94、95から両エンドキャップ部材67に伝達される。それによって、エンドキャップ部材67から定着ベルト61に回転駆動力が伝わり、エンドキャップ部材67と定着ベルト61とが一体となって回転駆動される。
このように、定着ベルト61が定着ベルト61の両端部から駆動力を直接受けて回転するので、定着ベルト61は安定して回転する。
<加圧ロールの説明>
図3に戻り、加圧ロール62は、定着ベルト61に対向するように配置され、定着ベルト61に従動して図3の矢印D方向に、例えば140mm/sのプロセススピードで回転する。そして、加圧ロール62と押圧パッド63とにより定着ベルト61を挟持した状態でニップ部Nを形成し、このニップ部Nに未定着トナー像を保持した用紙Pを通過させることで、熱および圧力を加えて未定着トナー像を用紙Pに定着する。
加圧ロール62は、例えば直径18mmの中実のアルミニウム製コア(円柱状芯金)621と、コア621の外周面に被覆された例えば厚さ5mmのシリコーンスポンジ等の耐熱性弾性体層622と、さらに例えば厚さ50μmのカーボン配合のPFA等の耐熱性樹脂被覆または耐熱性ゴム被覆による離型層623とが積層されて構成される。そして、押圧ばね68(図2参照)により例えば25kgfの荷重で定着ベルト61を介して押圧パッド63を押圧している。
<押圧パッドの説明>
押圧パッド63は、例えばシリコーンゴムやフッ素ゴム等の剛体で構成された、断面が略円弧形状のブロック部材であり、定着ベルト61の内側において支持フレーム70に支持されている。そして、加圧ロール62が定着ベルト61を圧接する領域にて、X方向全域に亘って固定配置されている。そして、押圧パッド63は、定着ベルト61を介して加圧ロール62を予め定められた幅領域に亘って予め定められた荷重(例えば、平均10kgf)で均一に押圧するように設置され、ニップ部Nを形成している。
<温度センサの説明>
温度センサ65は、例えば、サーミスタ式の温度センサであり、温度の変化により抵抗値が変化する材料であるサーミスタを有する温度検知部を備える。
温度検知部に使用されるサーミスタとしては、例えば、温度の上昇に対して抵抗が減少するNTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタ、温度の上昇に対して抵抗が増加するPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ、温度の上昇に対して抵抗が減少するが特定の温度範囲で感度が良好となるCTR(Critical Temperature Resistor)サーミスタ等の種々のサーミスタを使用することができる。
温度センサ65により検知された温度の情報は、例えば、制御部31(図1参照)に送られる。制御部31では、この温度の情報に基づき、ヒータユニット80を制御し、定着ベルト61の温度が、予め定められた範囲内となるようにする。
<ヒータユニットの構成の説明>
図5(a)〜(b)は、本実施の形態のヒータユニット80の構成を示す図である。
ここで、図5(a)は、ヒータユニット80の斜視図である。また、図5(b)は、ヒータユニット80を図5(a)におけるVb方向から見た図である。
ヒータユニット80は、熱発生源であるヒータ81と、ヒータ81の形状をアーチ状に規定するガイド82と、ヒータ81およびガイド82を取り付ける支持部材の一例としての取り付け部83と、ヒータ81を取り付け部83に固定するボルト84と、ヒータ81を定着ベルト61に押圧するためのばね部材85を備える。
本実施の形態では、ヒータ81は、定着ベルト61(図3参照)の内周側から定着ベルト61を加熱する加熱部材の一例として機能する。
図6(a)〜(b)は、ヒータ81の構造について説明した図である。
ヒータ81は、いわゆるフィルムヒータであり、可撓性を有する。そして、実際の使用状態においては、定着ベルト61の内周面に接触させるため、図5(a)〜(b)で示すように定着ベルト61の内周面に沿うように円弧状に曲げられアーチ状に取り付けられる。
ただし、説明を分かりやすくするため、図6(a)〜(b)では、円弧状に曲げられる前の平面状のヒータ81について図示している。
ここで、図6(a)は、ヒータ81の斜視図である。また、図6(b)は、ヒータ81のVIb−VIb断面図である。
図示するように、ヒータ81は、発熱層811が、絶縁層812に挟み込まれた構造を採る。また、発熱層811は、定着ベルト61と接触する側に熱拡散層813を備える。
また、図6(a)に示すように、円弧状に曲げられる前のヒータ81は、全体として長方形状となっている。言い換えると、本実施の形態のヒータ81は、互いに対向する2つの長辺側端部と、長辺側端部と交差し互いに対向する2つの短辺側端部とを有している。なお、ヒータ81における長辺側端部に沿う方向(以下、長手方向と呼ぶことがある)が、定着ベルト61の回転軸方向(X方向)に対応している。
そして、本実施の形態のヒータ81は、図6(a)に示すように、発熱層811が設けられる発熱領域81aが長手方向に沿って形成されている。また、ヒータ81の長辺側端部には、発熱層811が設けられてない非発熱領域81bが、発熱領域81aを挟んで対向するように形成されている。
発熱層811は、本実施の形態では、配線が予め定められたパターンを描く発熱部の一例として機能する。
発熱層811は、導電性の発熱材料からなり、通電することにより発熱する。本実施の形態では、発熱層811は、例えば、厚さ30μmのステンレス箔からなる。発熱層811を構成するステンレス箔としては、例えば、SUS430やSUS330等を用いることができる。また、発熱層811は、予め定められたパターンを描くことで、より均一に発熱を行うようにしている。なお、発熱層811の配線が描くパターンについては、後述する。
絶縁層812は、発熱層811を絶縁するとともに、発熱層811に折り曲がり等が生じないように保護するための層である。本実施の形態では、絶縁層812は、絶縁層812aと絶縁層812bとの二層構造を採る。そして、絶縁層812aと絶縁層812bとで発熱層811を挟み込み、熱圧着を行うことで絶縁層812内部に発熱層811が内包される構造としている。よって、絶縁層812aと絶縁層812bとは、この場合、接着し一体化している。
絶縁層812a、812bは、絶縁性を有するとともに、耐熱性に優れた材料からなることが必要である。本実施の形態では、絶縁層812aとして、例えば、厚さ25μm〜50μmの熱硬化性ポリイミドが使用される。そして絶縁層812bとして、例えば、厚さ25μm〜50μmの熱可塑性ポリイミドが使用される。
熱拡散層813は、発熱層811から発生した熱を拡散し、定着ベルト61に伝熱させるための層である。定着ベルト61は、熱拡散層813によってより均一に加熱され、定着ベルト61に温度分布のむらが生じることが抑制される。
熱拡散層813は、伝熱性に優れるとともに、耐熱性に優れた材料からなることが必要である。本実施の形態では、熱拡散層813として、例えば、厚さ30μm〜50μmのステンレス箔を使用する。熱拡散層813を構成するステンレス箔としては、例えば、SUS430やSUS330等を用いることができる。
熱拡散層813は、絶縁層812bと接合している。実際には、上述した絶縁層812aと絶縁層812bとで発熱層811を挟み込み、熱圧着を行うときに、併せて熱拡散層813と絶縁層812bとを接着させる。
図7(a)〜(c)は、発熱層811が描くパターンの一例を示した図である。
図7(a)および(b)に示す発熱層811のパターンは、円弧状の箇所と直線状の箇所からなるU字形状の基本パターンが連続して接続することにより形成されている。図7(a)に示すパターンは、大きさが互いに等しいU字形状の基本パターンが連続して接続することにより形成される。一方、図7(b)に示すパターンは、大きさが異なる複数のU字形状の基本パターンの組み合わせにより形成されている。
なお、図7(a)および(b)に示す発熱層811のパターンでは、U字形状の基本パターンを構成する辺部が、ヒータ81(図5(a)〜(b)等参照)の短手方向に対して傾斜するように設けられている。これにより、本構成を採用しない場合と比較して、ヒータ81の長手方向において発熱層811が存在しない領域が形成されることが抑制でき、ヒータ81に加熱される定着ベルト61(図3等参照)における温度むらが生じることを抑制できる。
図7(c)に示す発熱層811のパターンは、正六角形の一部からなる基本パターンが連続して接続することにより形成される。図7(c)に示す発熱層811では、基本パターンが、それぞれの辺部が鈍角をなすように連続的に接続している。発熱層811がこのようなパターンを描くことで、発熱層811において剛性の差異が生じることを抑制でき、発熱層811の発熱分布のむらの発生を抑制することが可能になる。
なお、発熱層811が描くパターンは、定着ベルト61、ヒータ81等の材質や定着温度等に応じて選択することができ、図7(a)〜(c)に示したものに限られるものではない。
図5(a)〜(b)に戻り、ガイド82は、ヒータ81の長手方向両端部(X方向両端部)に位置する短辺側端部にそれぞれ配され、ヒータ81の形状をアーチ状に規定するための部材である。つまり、ヒータ81は、その長手方向両端部においてガイド82に沿って曲げられ、ガイド82と接触する箇所の形状によりその形状が規定される。ガイド82がヒータ81と接触する面は、定着ベルト61の内周面の形状と合わせて形成されるため、これによりヒータ81は、定着ベルト61とより良好に接触を保つことができ、その結果、定着ベルト61に温度分布のむらが生じることを抑制できる。
ガイド82は、耐熱性に優れるとともに、加工性にも優れることが必要とされる。本実施の形態では、ガイド82を形成する材料として、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂が使用される。
取り付け部83は、ヒータ81の長手方向に沿って配置される。取り付け部83は、例えばステンレス板等を曲げ加工することにより形成される。本実施の形態では、取り付け部83は、長手方向両端部にガイド82がそれぞれ取り付けられるとともに、ヒータ81の長辺側端部に位置する非発熱領域81bが、ボルト84により長手方向に沿って複数個所で固定されている。
つまり、ヒータ81は、ガイド82によりその形状がアーチ状に規定されるとともに、ボルト84により取り付け部83にリジッド固定される。これにより、ヒータ81を定着ベルト61の内周面に沿った形状とすることができる。
また本実施の形態では、ガイド82や取り付け部83と接触する箇所においては、ヒータ81の発熱層811は、設けられていない。つまり発熱層811が設けられる発熱領域81aは、軸方向においては、ヒータ81の短辺側端部に設けられるガイド82の間の領域に位置する。さらに発熱層811は、定着ベルト61の回転方向においては、ヒータ81の長辺側端部において取り付け部83とリジット固定される非発熱領域81bの間の領域に設けられる。よってヒータ81の発熱領域81aにおいては、ヒータ81は、定着ベルト61以外の他の部材とは、接触がない。即ち、例えば、図5(a)〜(b)においてヒータ81の上面は、定着ベルト61と接触を行うが、ヒータ81の下面は、発熱領域81aにおいては他の部材と接触がなく、ヒータ81の下方は、空洞の状態となっている。これにより定着ベルト61以外の他の部材への熱伝導を抑制することができ、さらにヒータ81は、フィルム状であるため、ヒータ81の熱容量を小さくすることができる。そのため画像形成装置1(図1参照)の電源がONとなり、定着ユニット60(図1参照)を立ち上げるときなどに、より速やかに定着ベルト61を昇温させることが可能となる。その結果、定着ベルト61を定着可能温度まで上昇させる時間(ウォームアップタイム)が短縮される。
ばね部材85は、例えば、コイルばねであり、ヒータユニット80の長手方向に複数配置される。本実施の形態では、ヒータユニット80の長手方向両端部に2個ずつ、計4個のばね部材85が設けられる。ばね部材85は、その一端が、ヒータユニット80に固定されている。また他端は、支持フレーム70(図3参照)と接触する。即ち、ばね部材85は、支持フレーム70とヒータユニット80との間に位置し、ばね部材85により発生する押圧力によりヒータユニット80を定着ベルト61に対し押しつける。これによりヒータユニット80のヒータ81は、定着ベルト61との接触を保つことができる。
<支持フレームの構成の説明>
図8(a)〜(b)は、本実施の形態の支持フレーム70の構成を示す図である。図8(a)は、支持フレーム70をY方向上流側から見た図であり、図8(b)は、支持フレーム70をY方向下流側から見た図である。
図8(a)〜(b)および図3に示すように、支持フレーム70は、定着ベルト61の内周側において、X方向(ヒータ81の長手方向)に沿って設けられる。
そして、支持フレーム70は、上述したように、押圧パッド63を支持するとともに、ばね部材85を介してヒータユニット80を定着ベルト61に押し付けている(図3等参照)。
また、本実施の形態の支持フレーム70には、定着ベルト61を内周側から支持する上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72が設けられている。
上流側ベルト支持部71は、定着ユニット60(図3参照)が組み立てられた場合に、ニップ部N(図3参照)よりもY方向上流側に位置するように設けられる。また、下流側ベルト支持部72は、定着ユニット60が組み立てられた場合に、ニップ部NよりもY方向下流側に位置するように設けられる。
さらに、本実施の形態の上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、それぞれ、ニップ部Nにおいて用紙が搬送され得る通紙領域よりも外側(X方向両端側)に設けられる。
そして、本実施の形態の上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、定着ベルト61の内周側から定着ベルト61を支持することで、定着ベルト61とヒータ81との接触不良の発生を抑制している。
なお、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72の詳細な構造、および上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72による定着ベルト61の支持方法等については後述する。
ところで、長尺形状を有するフィルム状のヒータを、非発熱領域において長手方向全域に亘って取り付け部材等に固定している定着ユニットでは、発熱層の発熱によりヒータが熱膨張して変形した場合、定着ベルトとヒータとの接触が不十分になる場合がある。
図9−1(a)〜(c)は、熱膨張によるヒータ81の変形の様子を説明するための図である。図9−1(a)は、ヒータ81をY方向から見た図であり、図9−1(b)は、図9−1(a)におけるIXb−IXb断面図であり、図9−1(c)は、図9−1(a)におけるIXc−IXc断面図である。なお、図9−1(a)〜(c)において、破線は、熱膨張により変形する前のヒータ81の形状を示しており、実線が、熱膨張により変形した後のヒータ81の形状を示している。
ヒータ81は、上述したように、長辺側端部に沿って非発熱領域81bが形成されており、非発熱領域81bにて長手方向全域に亘って取り付け部83(図3参照)に固定されるとともに、発熱領域81aは支持されていない。したがって、ヒータ81が発熱した場合、発熱領域81aは熱膨張により変形するものの、非発熱領域81bはほとんど変形しない。
また、上述した図6(a)等に示したように、ヒータ81は、定着ベルト61の軸方向(X方向)に長い長尺形状を有しており、これに伴って発熱領域81aも同様に定着ベルト61の軸方向(X方向)に長い長尺形状を有している。これにより、ヒータ81において発熱層811が発熱した場合には、発熱領域81aは、定着ベルト61の移動方向(Y方向)と比較して定着ベルト61の軸方向(X方向)に、より膨張しやすくなる。
この結果、ヒータ81において発熱層811が発熱した場合には、発熱領域81aが熱膨張し、ヒータ81のX方向中央部が定着ベルト61の内周面側に突出するように変形することになる。
具体的には、ヒータ81の長手方向中央部では、図9−1(b)に示すように、発熱領域81aが外周側(Z方向下流側)に向かって膨張し、Z方向に長い形状に変形する。これに対し、ヒータ81の長手方向両端部では、図9−1(c)に示すように、ほとんど変形しない。
そして、ヒータ81全体としては、図9−1(a)に示すように、X方向中央部からX方向両端部に亘って連続的に変形することで、X方向中央部が定着ベルト61(図3参照)の外周側(Z方向下流側)に向けて突出した凸形状になる。
続いて、ヒータが上述したように変形した場合の、定着ベルトとヒータとの関係について説明する。図9−2(a)〜(b)は、従来の定着ユニット260において、ヒータ81が熱膨張により変形した場合の、定着ベルト61とヒータ81との関係を示した図である。なお、図9−2(a)はヒータ81が変形する前の定着ベルト61およびヒータ81を示しており、図9−2(b)は、熱膨張によりヒータ81が変形した後の定着ベルト61およびヒータ81を示している。図9−2(a)〜(b)においては、Y方向からみた定着ユニット260の概略図、X方向中央部およびX方向両端部での定着ベルト61およびヒータ81の断面形状を示している。
ここで、図9−2(a)〜(b)に示した従来の定着ユニット260は、支持フレーム70が上述した上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72(ともに図8参照)を有していない以外は、図3等に示した本実施の形態の定着ユニット60と同様の構成を有している。なお、以下の説明において、図9−2(a)〜(b)に示す定着ベルト61のうち、ヒータ81に対向する領域を対向領域61a、ヒータ81および押圧パッド63に対向しない領域を非対向領域61bと呼ぶことがある。
上述したようにヒータ81のX方向中央部が定着ベルト61側に向けて突出するように変形した場合、図9−2(b)に示すように、ヒータ81に押し上げられることで、定着ベルト61も変形する。
ここで、図9−2(a)に示すように変形前の定着ベルト61は円形の断面形状を有しており、ヒータ81によって押されることで変形した場合であっても、定着ベルト61の外周の長さはほとんど変化しない。
この結果、定着ベルト61のX方向中央部では、図9−2(b)に示すように、ヒータ81に対向する対向領域61aは、ヒータ81によって内周側から外周側に向かって押し上げられることで、Z方向に延びるように変形する。一方、定着ベルト61のX方向中央部においてヒータ81に対向しない非対向領域61bは、図9−2(b)に示すように、定着ベルト61の内周側に縮むように変形する。これにより、定着ベルト61のX方向中央部では、定着ベルト61の断面形状が、Z方向に長い楕円形状に変形する。
また、上述したように定着ベルト61はX方向に延びる円筒状の原形を有しているため、定着ベルト61のX方向中央部が変形するのに伴い、定着ベルト61のX方向両端部についても同様に変形する。
具体的には、図9−2(b)に示すように、X方向両端部では、ヒータ81と対向する対向領域61aがZ方向に延びるように変形するとともに、ヒータ81と対向しない非対向領域61bが定着ベルト61の内周側に縮むように変形する。なお、X方向両端部では、ヒータ81は定着ベルト61を押し上げないため、定着ベルト61の変形量は、X方向中央部と比較して小さい。
一方、上述したようにヒータ81のX方向両端部はほとんど変形しないため、定着ベルト61のX方向両端部において対向領域61aがZ方向に延びるように変形することで、定着ベルト61の対向領域61aはヒータ81から離れるようになる。
このように、従来の定着ユニット260では、ヒータ81および定着ベルト61が変形した結果、図9−2(b)に示すように、X方向両端部において、ヒータ81の表面と定着ベルト61の内周面との間に空隙が形成される。
そして、ヒータ81の表面と定着ベルト61の内周面との間に空隙が形成された場合、ヒータ81から定着ベルト61への熱の伝導量が少なくなる。これにより、従来のヒータユニット260では、定着ベルト61がヒータ81と接触するX方向中央部と、定着ベルト61がヒータ81と接触しないX方向両端部とで、定着ベルト61への熱の伝導量に差異が生じ、定着ベルト61に温度むらが発生する場合がある。
<上流側ベルト支持部および下流側ベルト支持部の詳細な構造の説明>
これに対し、本実施の形態の定着ユニット60では、支持フレーム70に、定着ベルト61を内周側から支持し定着ベルト61の形状を規定する上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72を設けることで、ヒータ81が熱膨張により変形した場合であっても、定着ベルト61とヒータ81との間に空隙が形成されることを抑制している。本実施の形態では、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72により、押圧部材が構成されている。
図10(a)〜(b)は、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72の構成を示した図であって、図10(a)は、図8(a)に示した支持フレーム70のX方向下流側の拡大図に対応し、図10(b)は、図8(b)に示した支持フレーム70のX方向上流側の拡大図に対応する。また、図11は、ヒータユニット80、支持フレーム70および定着ベルト61の関係を示した概略断面図である。
図10(a)〜(b)および図11に示すように、本実施の形態の上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、それぞれ、支持フレーム70に取り付けられ、支持フレーム70から定着ベルト61の内周面側に突出するように設けられる。本実施の形態では、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、図11に示すように、定着ベルト61の内周面に接触するように設けられている。
本実施の形態の上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、弾性を有する板ばねからなる。そして、定着ベルト61の内周面に対して予め定められた荷重で接触するように構成されている。
なお、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、弾性および耐熱性を有する部材であれば、板ばねに限定されるものではない。また、定着ベルト61の内周面との摩擦を低減するため、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72の表面に、例えばフッ素樹脂等からなる低摩擦層を形成してもよい。
図10(a)および図11に示すように、上流側ベルト支持部71は、押圧パッド63よりも定着ベルト61の移動方向上流側に設けられる。そして、図11に示すように、ヒータユニット80および支持フレーム70が定着ベルト61の内周に配置された状態では、上流側ベルト支持部71は、ニップ部N(図3参照)よりも定着ベルト61の移動方向上流側に位置する非対向領域61bにて、定着ベルト61の内周面に接触する。
また、図10(b)および図11に示すように、下流側ベルト支持部72は、押圧パッド63よりも定着ベルト61の移動方向下流側に設けられる。そして、図11に示すように、ヒータユニット80および支持フレーム70が定着ベルト61の内周に配置された状態では、下流側ベルト支持部72は、ニップ部Nよりも定着ベルト61の移動方向下流側に位置する非対向領域61bにて、定着ベルト61の内周面に接触する。
ここで、定着ベルト61の移動方向に沿って見た場合、図11に示すように、本実施の形態の定着ユニット60では、上流側ベルト支持部71、押圧パッド63(ニップ部N;図3参照)、下流側ベルト支持部72、定着ベルト61の非対向領域61b、対向領域61a(ヒータ81による加熱領域)、および非対向領域61bが順に並んで設けられている。
<ヒータが変形した場合における上流側ベルト支持部および下流側ベルト支持部の状態>
本実施の形態の定着ユニット60では、ヒータ81が変形し、定着ベルト61のX方向中央部がヒータ81によって押し上げられることで断面形状がZ方向に長い楕円形状に変形した場合であっても、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72によってベルトを支持することで、X方向の両端部において定着ベルト61が変形することを抑制し、定着ベルト61の内周面とヒータ81との間に空隙ができることを抑制している。
上述したように、定着ベルト61が熱により膨張したヒータ81によって押し上げられた場合、定着ベルト61のX方向両端部では、定着ベルト61のうちヒータ81に対向しない非対向領域61bが、定着ベルト61の内周側に縮むように変形しようとする。
これに対し、図11に示すように、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、定着ベルト61の内周面に向けて突出するように設けられている。
これにより、定着ベルト61がヒータ81によって押された場合、X方向両端部では、非対向領域61bの内周面が上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72に対して押しつけられるようになる。この結果、定着ベルト61のX方向両端部において、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72によって、定着ベルト61の非対向領域61bが外周側に向けて押圧され、内周側へ縮む変形が抑制される。
そして、上述したように定着ベルト61の外周の長さはほとんど変化しないことから、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72によって定着ベルト61の非対向領域61bの変形が抑制されることで、定着ベルト61の対向領域61aがZ方向へ延びる変形についても抑制される。したがって、本実施の形態の定着ユニット60では、X方向両端部において、定着ベルト61の内周面とヒータ81との間に空隙が形成されることが抑制され、本構成を採用しない場合と比較して、定着ベルト61とヒータ81との接触不良が抑制される。
また、定着ユニット60におけるX方向中央部では、上述したように、ヒータ81が膨張することで定着ベルト61を押し、ヒータ81と定着ベルト61とが密着する。したがって、本実施の形態のように上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72を支持フレーム70のX方向両端部のみに設けた場合であっても、定着ユニット60のX方向中央部では、定着ベルト61とヒータ81との接触が良好になる。
さらに、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72が設けられるX方向両端部と、定着ベルト61がヒータ81によって押し上げられるX方向中央部との間の領域では、定着ベルト61およびヒータ81の形状はX方向中央部から両端部に亘って連続的に変化することになる。
上述したように、本実施の形態の定着ユニット60では、熱膨張によりヒータ81が変形した場合であっても、X方向中央部および両端部の双方において、定着ベルト61とヒータ81との密着性を良好に保つことが可能となっている。したがって、定着ベルト61およびヒータ81の形状が連続的に変化することで、X方向両端部とX方向中央部との間に位置する領域においても、定着ベルト61とヒータ81との接触不良が抑制される。
ここで、本実施の形態の上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、上述したように、弾性を有する板ばねにより構成されている。これにより、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、定着ベルト61の変形に応じて弾性変形し、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72によって定着ベルト61にかかる荷重を一定にすることが可能になる。この結果、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72が弾性を有しない場合と比較して、定着ベルト61に対して過度な負荷がかかることを抑制でき、定着ベルト61の劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態では、上述したように、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72を、支持フレーム70において、ニップ部N(図3参照)で用紙Pが搬送され得る通紙領域よりもX方向両端側に設けている。
上述したように、上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72は、少なくともヒータ81が変形した場合に、定着ベルト61の内周面に接触するように設けられる。
したがって、例えば上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72を通紙領域に設けた場合には、ヒータ81から定着ベルト61に伝導した熱が上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72に伝導し、通紙領域において定着ベルト61の温度が低下するおそれがある。
これに対し、本実施の形態のように上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72の双方を通紙領域よりも両端側に設けることで、通紙領域において定着ベルト61の温度が低下することを抑制し、定着不良の発生を抑制できる。なお、通紙領域よりも両端側では、用紙が搬送されず画像の定着は行わないため、定着ベルト61の温度が低下した場合であっても、定着不良等の問題は発生しにくい。
<下流側ベルト支持部の他の構成の説明>
上述した例では、下流側ベルト支持部72を支持フレーム70のX方向両端部に設ける構成とし、定着ベルト61の温度低下を抑制するものとしたが、ニップ部N(図3参照)の下流側にて定着ベルト61を支持する下流側ベルト支持部の構成はこれに限られない。
図12は、下流側ベルト支持部の他の形態を示した図である。図12に示す下流側ベルト支持部75は、上述した図10(b)等に示した下流側ベルト支持部72と異なり、支持フレーム70のX方向一端から他端の全域に亘って延びて設けられる。
本実施の形態の下流側ベルト支持部75は、押圧部材の他の一例であって、図12に示すように、その先端部が、X方向両端部に向かうほど外側(定着ベルト61側)に突出するような凹形状を描くように形成される。
また、本実施の形態の下流側ベルト支持部75のうち定着ベルト61に対向する部分には、図12に示すように、複数のスリット75aが設けられている。
それぞれのスリット75aは、隣接するスリット75a同士の間隔が、X方向両端部ほど広く、またX方向中央部ほど狭くなるように設けられる。これにより、下流側ベルト支持部75の弾性力がX方向中央部からX方向両端部に向かって段階的に大きくなるようになっている。
図12に示した例においても、上述した例と同様に、X方向両端部での定着ベルト61とヒータ81との密着性を良好に保つことができる(図11等参照)。
すなわち、定着ベルト61のX方向両端部において、定着ベルト61の非対向領域61bが、ヒータ81の熱膨張に伴って定着ベルト61の内周側に縮む方向に力がかかった場合であっても、定着ベルト61の内周面が下流側ベルト支持部75に押しつけられるようになる。上述したように、下流側ベルト支持部75は、X方向両端側ほど外側に突出するように設けられており、且つX方向両端部ほど弾性力が大きくなるように形成されている。この結果、定着ベルト61のX方向両端部においては、下流側ベルト支持部75によって定着ベルト61の内周側に縮む変形が抑制される。したがって、定着ベルト61の内周面とヒータ81との間に空隙が抑制され、本構成を採用しない場合と比較して、定着ベルト61とヒータ81との接触不良が抑制される。
さらに、図12に示す下流側ベルト支持部75は、X方向両端部からX方向中央部に亘って連続した形状を有しており、X方向両端部からX方向中央部に亘って弾性が連続的に変化するように形成されている。これにより、ヒータ81が熱膨張した場合であっても、定着ベルト61のX方向両端部からX方向中央部の全域に亘って、定着ベルト61をヒータ81の形状に倣った形状に連続的に変形させることが可能になる。この結果、X方向両端部からX方向中央部の全域に亘って、ヒータ81と定着ベルト61の内周面との接触不良が抑制される。
なお、図12に示す例において、下流側ベルト支持部75は、ニップ部Nよりも下流側に設けられるため、定着ベルト61から下流側ベルト支持部75に熱が伝導した場合であっても、ニップ部Nにおいては定着ベルト61の温度低下は起こりにくい。したがって、図12に示すような下流側ベルト支持部75を用いた場合であっても、定着不良等は発生しにくい。
なお、図示は省略するが、図12に示す支持フレーム70に対して、図10(a)等に示した上流側ベルト支持部71をさらに設けてもよい。
<ヒータユニットの第2の構成例>
図5(a)〜(b)に示したヒータユニット80では、ヒータ81に設けられた2カ所の非発熱領域81bの双方を取り付け部83に対して取り付ける構成としたが、本発明が適用できるヒータユニットはこのような構成には限られない。
図13(a)〜(b)および図14(a)〜(b)は、ヒータユニットおよび支持フレームの第2の構成例を説明するための模式図である。図13(a)は、定着ベルト61に取り付ける前のヒータユニット180および支持フレーム70の状態を示した斜視図であり、図13(b)は、定着ベルト61の内周に取り付けた後のヒータユニット180および支持フレーム70の状態を示した斜視図である。また、図14(a)は、定着ベルト61に取り付ける前のヒータユニット180および支持フレーム70の状態を示した断面図であり、図14(b)は、定着ベルト61の内周に取り付けた後のヒータユニット180および支持フレーム70の状態を示した断面図である。
図13(a)〜(b)および図14(a)〜(b)に示す第2の構成例のヒータユニット180は、上述したヒータユニット80とは、ヒータ81の取り付け方が異なっている。
具体的には、図13(a)および図14(a)に示すように、ヒータユニット180では、支持フレーム70がヒータ81を支持する支持部材としての機能を有している。そして、ヒータ81に設けられる2つの非発熱領域81bのうち、定着ベルト61の移動方向上流側に位置する一方の非発熱領域81bのみが支持フレーム70に固定され、他方の非発熱領域81bは固定されていない。
これにより、図13(a)および図14(a)に示すように、ヒータユニット180および支持フレーム70を定着ベルト61の内周に設置していない状態では、ヒータ81のうち定着ベルト61の移動方向下流側に位置する他方の非発熱領域81bが、支持フレーム70等から浮いた状態となっている。
そして、このように、ヒータ81における他方の非発熱領域81bが固定されていないヒータユニット180では、図13(b)および図14(b)に示すように、定着ベルト61の内周に配置されることで、ヒータ81自身の弾性により、ヒータ81の表面が定着ベルト61の内周面に接触するようになる。
このように、一方の非発熱領域81bのみを固定する構成を採用することで、本構成を採用しない場合と比較して、定着ベルト61の内周面とヒータ81との接触状態を良好に保つことが可能になる。
ところで、図13(a)〜(b)および図14(a)〜(b)に示した第2の構成例のヒータユニット180を定着ユニット60(図3参照)に用いた場合でも、図9−2(a)〜(b)等に示した定着ユニット260と同様の課題が生じ得る。すなわち、ヒータユニット180においても、ヒータ81には、発熱領域81aを挟んで非発熱領域81bが設けられている(図6(a)参照)。そして、ヒータ81は、一方の非発熱領域81bが、長手方向(X方向)の全域に亘って取り付け部83に固定されている。
したがって、ヒータ81が発熱した場合には、上述した図9−1(a)〜(b)等に示した場合と同様に、ヒータ81のX方向中央部が定着ベルト61側に突出するように変形することになる。そして、ヒータ81が変形した場合には、図9−2(a)〜(b)等に示した場合と同様に、X方向両端部において、ヒータ81と定着ベルト61の内周面との間に空隙ができ、ヒータ81と定着ベルト61との接触不良が発生する場合がある。
これに対し本実施の形態では、図13(a)〜(b)等に示すように、支持フレーム70に対して上流側ベルト支持部71および下流側ベルト支持部72を設けることで、ヒータ81が熱膨張により変形した場合に、定着ベルト61の長手方向両端部を支持することができ、定着ベルト61の内周面とヒータ81との接触不良を抑制することが可能になる。
なお、図示は省略するが、第2の構成例において、下流側ベルト支持部72は、図10に示したように、X方向両端部のみにおいて定着ベルト61に接触するような形状であってもよいし、図12に示した下流側ベルト支持部75のように、X方向の一端から他端の全域に亘って延びる形状であってもよい。
なお、上述した定着ユニット60等では、ニップ部Nにおける定着ベルト61の移動方向上流側および移動方向下流側の双方に、ベルト支持部(上流側ベルト支持部71、下流側ベルト支持部72)を設けたが、定着ベルト61の移動方向上流側または移動方向下流側のいずれか一方のみに設ける構成としても構わない。
60…定着ユニット、61…定着ベルト、70…支持フレーム、71…上流側ベルト支持部、72…下流側ベルト支持部、80…ヒータユニット、81…ヒータ、81a…発熱領域、81b…非発熱領域

Claims (5)

  1. 回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、
    前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、
    前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部を、当該軸方向に沿って支持する支持部材と、
    前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材と
    を備え
    前記押圧部材は、前記加圧部にて記録材が通過する領域よりも前記軸方向の両端側にて、前記定着部材を押圧することを特徴とする定着装置。
  2. 回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、
    前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、
    前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部を、当該軸方向に沿って支持する支持部材と、
    前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材と
    を備え、
    前記押圧部材は、前記加圧部よりも前記定着部材の移動方向下流側において前記軸方向に沿って設けられ、軸方向両端部が、軸方向中央部と比較して当該定着部材の外周側に向けて突出した形状を有することを特徴とする定着装置。
  3. 前記押圧部材は、弾性を有する部材で構成され、前記定着部材の内周面に対して予め定められた荷重で接触することを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. トナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記トナー像を記録材に転写する転写部と、
    回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、
    前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、
    前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部が、当該軸方向に沿って支持される支持部材と、
    前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材と
    を備え
    前記押圧部材は、前記加圧部にて記録材が通過する領域よりも前記軸方向の両端側にて、前記定着部材を押圧することを特徴とする画像形成装置。
  5. トナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記トナー像を記録材に転写する転写部と、
    回転し、記録材にトナー像を定着する無端状の定着部材と、
    前記定着部材とともに、未定着トナー像を保持した記録材が通過するための加圧部を形成する加圧部材と、
    前記定着部材の軸方向に延び且つ当該定着部材の内周面に接して設けられ、通電により発熱する発熱部を有し、当該定着部材を加熱するフィルム状の加熱部材と、
    前記軸方向に延び前記発熱部を挟んで対向する前記加熱部材の2つの縁部のうち少なくとも一方の縁部が、当該軸方向に沿って支持される支持部材と、
    前記定着部材の内周側において前記加熱部材よりも当該定着部材の移動方向下流側および/または上流側に設けられ、当該定着部材の軸方向両端部を、当該定着部材の外周側に向けて押圧する押圧部材と
    を備え、
    前記押圧部材は、前記加圧部よりも前記定着部材の移動方向下流側において前記軸方向に沿って設けられ、軸方向両端部が、軸方向中央部と比較して当該定着部材の外周側に向けて突出した形状を有することを特徴とする画像形成装置。
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