JP6244711B2 - 車両緊急停止システム - Google Patents
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Description
特許文献1には、エンジンスイッチ及び電源マネジメントECUを構成するCPUが故障しても、緊急時にはエンジンを確実に停止させることができるようなフェイルセーフ機能を備えた緊急停止装置が開示されている。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は緊急時にエンジンが停止された後にも、安全系負荷を制御可能とする車両緊急停止システムを提供することにある。
また、上記構成において、前記安全系負荷の少なくとも一つは、前記第一の開閉器を介して電力を供給することが好ましい。
以下、車両緊急停止システムの第一の実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示す車両緊急停止システムは、エンジンスイッチ1と、電源マネジメント用のECU2と、第一のリレー制御部3を備えた第一のイグニッションリレー4と、第二のリレー制御部11を備えたバックアップ用の第二のイグニッションリレー12を備えている。
前記第一のリレー制御部3は、エンジンスイッチ1の押圧操作に基づいて、緊急停止信号SC及びラッチ緊急停止信号SLがともにLレベルとなると、第一のイグニッションリレー4を制御して、エンジンを停止させるとともに、通常負荷への電源の供給を停止する。
前記CPU5は、異常検出信号P1を異常検出部10に出力している。この異常検出信号P1は、正常動作時にはCPU5で生成されるクロック信号であり、異常検出部10はこのクロック信号の入力に基づいてCPU5が正常に動作していることを認識する。
そして、第二のリレー制御部11はエンジンスイッチ1の押圧操作によるエンジン緊急停止時に第二のイグニッションリレー12を制御して、安全系ECUに電源を供給するように動作する。
図3に示すように、CPU5が正常に動作している状態で、エンジンスイッチ1が3秒以上長押しされて、緊急停止要求信号EQ1,EQ2の少なくともいずれかがCPU5に入力されると、図3においてOFF状態となる第一の緊急停止信号SC及びラッチ緊急停止信号SLが第一のリレー制御部3に出力される。
上記のような緊急停止装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)通常走行時及びエンジンスイッチ1の押圧によるエンジン緊急停止時のいずれにおいても、第二のリレー制御部11及び第二のイグニッションリレー12の動作により、安全系ECU14a,14bに電源VBを供給することができる。従って、エンジンの緊急停止時にも車両を安全に停止させることができる。
(2)エンジンスイッチ1の押圧操作時に、2個のスイッチsw1,sw2が並行して動作するので、いずれか一方のスイッチから出力される緊急停止要求信号EQ1,EQ2に基づいて、CPU5あるいはスイッチ監視部9でエンジンスイッチ1の押圧操作を認識することができる。従って、スイッチsw1,sw2のいずれかの動作が不良であっても、エンジンの作動を停止させることができる。
(3)CPU5の動作が異常状態となると、スイッチ監視部9が活性化されて、緊急停止要求信号EQ1,EQ2に基づいて第一のリレー制御部3により第一のイグニッションリレー4を制御することができる。従って、CPU5の動作が異常状態であっても、エンジンスイッチ1の押圧操作に基づいてエンジンの作動を停止させることができる。
(第二の実施形態)
図1及び図5〜図8は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、第二のイグニッションリレー12に2つのバックアップ用のリレーIG4,IG5を備え、エンジンの緊急停止時と、その他の緊急時には各リレーIG4,IG5から安全系ECU15a,15bに電源VBを供給可能としたものである。
第一の緊急信号EM1は、例えばメインバッテリーが外れたとき、メインバッテリーの電圧が低下したとき、衝突によりメインバッテリーが破損したとき、メインバッテリーから通常負荷への電源供給系統が損傷したとき等に他のECUから出力される。
電源マネジメント用ECU2内のCPU5及びスイッチ監視部9は、エンジンスイッチ1を構成するスイッチsw1,sw2から出力される緊急停止要求信号EQ1,EQ2の少なくともいずれかに基づいて動作可能である。また、CPU5の動作が異常となった場合にはスイッチ監視部9でCPU5のバックアップ動作を行う。これらの動作は、第一の実施形態と同様である。
(1)CPU5に第一の緊急信号EM1が入力されて、安全モードBに移行するとき、第一の緊急信号EM1の原因となるメインバッテリーからの電源供給の不具合時に、必要となる安全系負荷を制御する安全系ECU15aのみに電源VBを供給することができる。従って、サブバッテリーの消費電流を低減することができる。
(2)CPU5に第二の緊急信号EM2が入力されて、安全モードCに移行するとき、第二の緊急信号EM2の原因となる車両の水没時に、必要となる安全系負荷を制御する安全系ECU15bのみに電源VBを供給することができる。従って、サブバッテリーの消費電流を低減することができる。
(3)リレーIG1,IG2と安全系ECU15a,15bとをダイオードD3,D4で接続したので、通常走行モードではリレーIG1,IG2から安全系ECU15a,15bに電源VBを供給することができる。このため、通常走行モードではリレーIG4,IG5を遮断状態とすることができるので、リレーIG4,IG5を導通状態とするために必要となるコイルへの通電電流を遮断することができる。この結果、消費電流を低減して、バッテリーに対する負荷を軽減することができる。
・第二の実施形態において、安全系ECU15a,15bに1つのバックアップ用リレーから電源を供給してもよい。
Claims (4)
- エンジンを緊急停止させるとき、車両を安全に停止させるために必要な安全系負荷を制御する安全系制御部を有し、
エンジンを緊急停止させるためのエンジン緊急停止受付手段と、
前記エンジン緊急停止受付手段から出力される緊急停止要求信号に基づいて、エンジンを停止させる第一の緊急停止信号を出力する第一の制御部と、
エンジン駆動用電力を供給するとともに、前記第一の緊急停止信号に基づいて前記エンジン駆動用電力を遮断する第一の開閉器と、
前記第一の開閉器の遮断動作時に前記安全系制御部に電力を供給する第二の開閉器と
を備え
前記安全系負荷の少なくとも一つは、前記第一の開閉器を介して電力が供給され、
前記第一の緊急停止信号に基づいて、前記第二の開閉器が導通されて前記安全系制御部に電力が供給されるとともに、前記第二の開閉器の導通後に前記第一の開閉器が非導通とされることを特徴とする車両緊急停止システム。 - 前記緊急停止要求信号に基づいて、前記エンジンを停止させる第二の緊急停止信号を出力する第二の制御部を備え、
前記第一の開閉器は、前記第一の緊急停止信号と第二の緊急停止信号のいずれか一方の信号に基づいて前記エンジン駆動用電力を遮断することを特徴とする請求項1に記載の車両緊急停止システム。 - 前記安全系負荷は、電動パワーステアリング装置(EPS)と、アンチロックブレーキ装置(ABS)と、プリクラッシュ装置と、電動パーキングブレーキ装置と、緊急通報装置と、ヘッドランプと及びストップランプのうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両緊急停止システム。
- 前記第一の開閉器の負荷側と前記第二の開閉器の負荷側には、前記第一の開閉器から前記安全系制御部に電力を供給可能とする整流素子を接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両緊急停止システム。
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