JP3230880B2 - 車両の交通事故対策装置 - Google Patents

車両の交通事故対策装置

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JP3230880B2 JP03656993A JP3656993A JP3230880B2 JP 3230880 B2 JP3230880 B2 JP 3230880B2 JP 03656993 A JP03656993 A JP 03656993A JP 3656993 A JP3656993 A JP 3656993A JP 3230880 B2 JP3230880 B2 JP 3230880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の交通事故対策
装置、特に、自車に事故が発生した際に車両の各電気系
統に対する車載バッテリからの給電を自動的に遮断し得
るようにした車両の交通事故対策装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両において、自車に
事故が発生した際の安全性を高め被害を最小限に止どめ
るための、所謂、交通事故対策装置として、例えば加速
度センサ等によって自車に事故が発生したことを検出
し、事故発生時には、車両の各電気系統に対する車載バ
ッテリからの給電を自動的に遮断し得るようにしたもの
が知られている(例えば、特開昭61−269826号
公報あるいは実開平2−1442号公報参照)。かかる
装置を備えることにより、衝突等の事故発生時に、電気
系統のスパークや過熱などに起因する火災等の二次災害
が生じることを有効に防止し、事故による被害を最小限
に止どめることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
交通事故対策装置は、いずれも、事故発生時には全ての
電気系統への給電を遮断するものであるので、事故発生
時の安全性向上に寄与し得る各種装置、例えば、エアバ
ッグ装置やプリテンショナーベルトなど、車両衝突時に
乗員を拘束してその保護を図る乗員保護装置、あるいは
所謂アンチスキッドブレーキ装置(以下、ABS装置と
略称する)など、車両制動時における車輪のスリップ状
態を制御し得る車両の制動制御装置、もしくは自動車電
話や自動緊急通報装置など、通信手段を介して車外に事
故発生の旨を通報し得る通報装置、更には、ホーンやラ
ンプなど、自車の存在を周囲に認識させ得る自車認識装
置等についても、その電気系統への給電が遮断されてし
まい、各装置が有効に機能し得なくなるという問題があ
った。
【0004】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、事故発生時に車載バッテリから車両の
各電気系統への給電を自動的に遮断し得るようにした車
両の交通事故対策装置において、事故発生時の安全装置
など特定の装置・機器についてはその作動を確保できる
ようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本願発明は、
自車に事故が発生したことを検出する事故検出手段と、
車両の各電気系統に対する車載バッテリからの給電状態
を制御する給電制御手段とを備え、上記事故検出手段が
事故発生を検出した際には、上記バッテリからの上記各
電気系統への給電を自動的に遮断し得るようにした車両
の交通事故対策装置において、上記車両は、事故発生時
またはその後の安全性向上に寄与しない第1グループの
電装品と、事故発生時の安全性向上に寄与し得る第2グ
ループの電装品と、事故発生時およびその後の安全性向
上に寄与し得る第3グループの電装品とを備えており、
上記給電制御手段は、上記第1グループの電装品につい
ては、上記事故検出手段が事故発生を検出した際に上記
バッテリからの給電が自動的に遮断されるように制御す
る一方、上記第2グループの電装品については、上記事
故検出手段が事故発生を検出した場合でも事故発生から
所定時間が経過するまでは上記バッテリからの給電が継
続され、且つ、事故発生から上記所定時間が経過すると
上記バッテリからの給電が自動的に遮断されるように制
御するとともに、上記第3グループの電装品について
は、上記事故検出手段が事故発生を検出した場合でも上
記バッテリからの給電が継続されるように制御すること
を特徴としたものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】本願発明によれば、上記事故検出手段と
給電制御手段とを備えたことにより、事故発生時または
その後の安全性向上に寄与しない第1グループの電装品
については、上記事故検出手段が事故発生を検出した際
に上記バッテリからの給電が自動的に遮断されて、電気
系統のスパークや過熱などによる二次災害の発生を有効
に防止することができる。また、事故発生時の安全性向
上に寄与し得る第2グループの電装品については、事故
発生後、当該第2グループの電装品の作動完了に要する
所定時間が経過すれば、当該安全装置の電気系統に対す
る給電が遮断されるようにすることができるので、各安
全装置を十分に作動させた上で、不要となった給電は遮
断することができる。更に、事故発生時およびその後の
安全性向上に寄与し得る第3グループの電装品について
は、上記事故検出手段が事故発生を検出した場合でも上
記バッテリからの給電が継続され、その作動を確保する
ことができる。すなわち、事故発生時には、電気系統の
スパークや過熱などによる二次災害の発生を有効に防止
しつつ、特定の電装品(事故発生時の安全性向上に寄与
し得る第2グループの電装品、並びに、事故発生時およ
びその後の安全性向上に寄与し得る第3グループの電装
品)については、確実に給電状態を保ちその作動を確保
することができる。その結果、事故発生時においても上
記第2及び第3の各グループの電装品については作動さ
せることが可能になり、事故発生時の安全性を高めるこ
とができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動車に
装備された各種機器・装置および電装品等の電気系統に
対する車載バッテリからの給電回路の全体構成を概略的
に表すブロック構成図であるが、この図に示すように、
本実施例では、より好ましくは、上記事故発生時におけ
る安全性向上の観点から、基本的に3種類のグループに
グループ分けされている。
【0022】第1のグループは、自車に事故が発生した
場合でも、事故発生時の安全性向上に対して特に寄与す
ることがないもので、主として以下のようなものの電気
系統を含んでいる。 ・エンジン関係電装品11: 例えば燃料制御系やエンジ
ン制御系等の各種電装品など。 ・燃料供給関係電装品12: 例えば燃料タンクからエン
ジン側へ燃料を送給する燃料ポンプなど、事故発生時に
は最も優先的に給電を遮断してその作動を停止させるべ
き電気系統である。 ・ボディ関係電装品13: 例えばフロントワイパ,サン
ルーフあるいはパワーアンテナ等の駆動系の電装品な
ど。 ・アクセサリ関係電装品14: 例えばシガーライタある
いはオーディオ装置等。 ・室内照明関係電装品15: ルームライト類。 ・空調関係電装品16: 例えば送風ファン等の駆動系の
電装品など。 ・トラクションコントロール装置関係の電装品17: 車
両走行時における駆動輪のスリップ状態を制御するもの
で、車両を停止させるべき場合にはABS装置が優先的
に作動させられるので、事故発生時には不要である。
【0023】第2のグループは、事故発生時の安全性向
上に寄与し得るもので、以下のようなものの電気系統を
含んでいる。 ・エアバッグ装置21: 車両衝突時にエアバッグの展開
により乗員をシート側に拘束してその前動を規制し、乗
員を保護する。 ・ブレーキシステム22: 車両制動時に車輪がロック傾
向となることを防止し、そのスリップ状態を制御し得る
ABS装置を含むブレーキシステムである。
【0024】第3のグループは、事故発生時およびその
後の安全性確保に寄与し得るもので、以下のようなもの
の電気系統を含んでいる。 ・自動緊急通報装置31: 事故が発生した際に、車外の
所定の受信施設、すなわち、予め登録された病院や警察
署あるいは交通事故センタなど、もしくは、周辺走行中
の他車や路肩に設置された所謂ビーコン等に対して自動
的に発信し、事故発生の場所や状況について通報するこ
とができる。尚、自動車電話33をこの緊急通報の通信
手段として用いることができる。 ・通報画面32: 上記自動緊急通報装置31が作動した
ことを画面上に表示して乗員に知らせるものである。 ・自動車電話33 ・ホーン34 ・ストップランプ35,ヘッドランプ36,テールランプ
37等のランプ類。
【0025】本実施例に係る自動車では、自車に衝突等
の事故が発生した際にこれを検出する事故検出センサ2
が設けられるとともに、該事故検出センサ2が事故発生
を検出した際には、車両に装備された各種機器・装置お
よび電装品等の電気系統について、上記のグループ分け
に応じて、当該電気系統に対する車載バッテリBからの
給電を自動的に遮断し、あるいは継続するように制御す
る給電制御ユニット1が設けられている。尚、上記事故
検出センサ2としては、例えば、車両の加速度を検知す
る所謂Gセンサ、あるいは、エアバッグセンサやイナー
シャスイッチ等を用いることができる。
【0026】また、上記給電制御ユニット1には、上記
事故検出センサ2が事故発生を検出してからの経過時間
をカウントするタイマ4が付設されている。更に、上記
給電制御ユニット1には、上記各電気系統に対する上記
バッテリからの給電が自動的に遮断された後、乗員のマ
ニュアル操作により、この遮断状態をキャンセルして給
電状態に復帰させる復帰手段としてのキャンセルスイッ
チ3が付設されている。該キャンセルスイッチ3は、事
故発生後、二次災害等に対する安全が確認された場合に
は、乗員のマニュアル操作で各電気系統に対する給電を
再開できるようにするものであるが、例えば、事故検出
センサ2等の誤作動などによって電気系統への給電が遮
断された場合などにおいても、給電が遮断された電気系
統の復旧を簡単かつ迅速に行うために使用される。
【0027】上記第1グループの電気系統に対する第1
給電回路10および第2グループの電気系統に対する第
2給電回路20には、それぞれ各回路10,20におけ
る給電状態のON/OFFを切り換える切換スイッチ1
0S,20Sがそれぞれ介設されている。これら切換ス
イッチ10S,20Sは、通常時はON側に設定されて
いて給電回路10,20を通電状態に維持しているが、
上記給電制御ユニット1から給電遮断の制御信号が入力
された場合には、OFF側に投入されて当該回路10,
20による給電が遮断されるようになっている。そし
て、その後、上記キャンセルスイッチ3がONされた場
合には、OFF側に倒されていた切換スイッチ10S,
20SはON側に復帰し、当該回路10,20の給電遮
断状態がキャンセルされ、給電状態に復帰するようにな
っている。一方、上記第3グループの電気系統に対する
第3給電回路30に設けられた切換スイッチ30Sは常
にON側に設定され、給電回路30を常時通電状態に維
持している。
【0028】尚、本実施例では、上記したように、第1
および第2給電回路10および20について、各給電回
路10,20毎にその全体の給電状態のON/OFFを
切り換える切換スイッチ10S,20Sを設けるように
しているが、この代わりに、各電気系統毎に切換スイッ
チを設けてその給電状態のON/OFFを切換制御する
ようにしても良い。この場合には、必ずしも各グループ
毎に給電回路をまとめる必要がなく、給電回路を構成す
る際の自由度が高くなる。
【0029】次に、上記各電気系統に対する上記給電制
御ユニット1による給電制御について、図2のフローチ
ャートを参照しながら説明する。システムがスタートす
ると、まず、ステップ#1で、上記事故検出センサ2が
事故発生を検出したか否かを継続的に判定し、これがY
ESとなった場合には、ステップ#2で、第1給電回路
10の切換スイッチ10SがOFF側に切り換えられ、
第1グループの電気系統についてのみ、バッテリBから
の給電が遮断される。このとき、第2および第3グルー
プの電気系統については給電状態が維持されている。
【0030】上記第1グループのものは、自車に事故が
発生した場合でも、事故発生時の安全性向上に対して特
に寄与することがないので、事故発生とともに給電が遮
断されることが望ましい。このように、事故発生時に、
不要な電気系統に対する給電を遮断することにより、電
気系統のスパークや過熱などによる二次災害の発生を有
効に防止することができる。また、特に、事故発生時に
は、燃料供給関係の電装品12への給電が直ちに遮断さ
れることにより、燃料タンクからエンジン側への燃料供
給が直ちに停止され、火災による被害の拡大を防ぐこと
ができる。
【0031】一方、上記第2および第3グループのもの
は、事故発生時あるいは事故発生後の安全性確保に寄与
し得るものであるので、少なくとも事故発生後ある程度
の時間が経過するまでは給電状態を維持し、その作動を
確保する必要がある。従って、これらの電気系統につい
ては、事故発生時に給電が遮断されることはなく、作動
可能な状態が保たれている。このように、事故発生時ま
たはその後においても作動を確保すべき特定の安全装置
等の電気系統に対する給電状態は維持したままで、その
他の各電気系統に対する給電を自動的に遮断することに
より、電気系統に起因する二次災害の発生を有効に防止
しつつ、事故発生時またはその後においても上記安全装
置については作動させることが可能になり、事故発生時
の安全性を高めることができる。
【0032】次に、ステップ#3で、キャンセルスイッ
チ3がONされたか否かが判定され、ONされていない
場合には、ステップ#4で、事故検出センサ2が事故発
生を検出してから所定時間が経過したか否か、つまり上
記タイマ4がカウントアップしたか否かが判定される。
本実施例では、この所定時間は、第2グループに属する
事故発生時の安全装置としてのエアバッグ装置21およ
びブレーキシステム22の作動が完了するために要する
十分な時間として、例えば5分間とした。
【0033】そして、この所定時間(5分間)が経過する
と、ステップ#5で、第2給電回路20の切換スイッチ
20SがOFF側に切り換えられ、第1グループに続い
て第2グループの電気系統についても、バッテリBから
の給電が遮断される。このとき、第3グループの電気系
統については給電状態が維持されている。
【0034】このように、車両衝突時に乗員の保護を図
る事故発生時の乗員保護装置であるエアバッグ装置21
について、事故発生後もその電気系統に対する給電が継
続され、作動可能な状態が維持されることにより、車両
衝突時における乗員保護性能をを維持し、衝突時の安全
性の確保を図ることができる。
【0035】また、車両制動時における車輪のスリップ
状態を制御し得る車両の制動制御装置である所謂ABS
装置を含むブレーキシステム22について、事故発生後
もその電気系統に対する給電が継続され、作動可能な状
態が維持されることにより、衝突等の事故発生後、車両
の走行が直ちに停止されない場合には、車輪がロック傾
向となり過度のスリップが生じることを防止して車両の
操縦安定性を確保し、できるだけ短い制動距離でかつ安
全に車両の走行を停止させることができるようになる。
【0036】更に、事故発生後、上記各安全装置(エア
バッグ装置21およびブレーキシステム22)の作動が
完了するために要する十分な上記所定時間が経過すれ
ば、これら安全装置21,22の電気系統に対する給電
が遮断されるようにしたので、各安全装置21,22を
十分に作動させた上で、不要となった給電は遮断するこ
とができる。
【0037】その後、ステップ#6で、キャンセルスイ
ッチ3がONされたか否かが判定され、ONされていな
い場合には、制御が終了し、各電気系統に対する給電状
態はそのままに維持される。すなわち、第1および第2
グループの電気系統については給電が遮断されたままで
あり、一方、第3グループの電気系統については、事故
が発生してから所定時間が経過した後においても安全性
の確保に寄与し得るものであるので、給電状態が維持さ
れ続けることになる。
【0038】上記第3グループの電気系統には、通信手
段を介して車外に事故発生の旨を通報し得る通報装置と
しての自動緊急通報装置31や自動車電話33、あるい
は、上記自動緊急通報装置31が作動したことを画面表
示で乗員に知らせる通報画面32、更には自車の存在を
周囲に認識させ得る自車認識装置としてのホーン34も
しくはストップランプ35,ヘッドランプ36及びテー
ルランプ37等のランプ類が含まれている。このよう
に、通信手段を介して車外に事故発生の旨を通報し得る
通報装置としての自動車電話33や自動緊急通報装置3
1などについて、その電気系統に対する給電が継続さ
れ、作動可能な状態が維持されることにより、事故発生
時には、乗員が自力で通報できる場合は、上記自動車電
話33を用いて車外に対し事故発生の旨を支障なく通報
することができ、また、乗員が自力で通報できない場合
でも、上記自動緊急通報装置31の作動によって、車外
の所定の受信施設、すなわち病院や警察署あるいは交通
事故センタなど、更には、周辺走行中の他車や路肩に設
置された所謂ビーコン等に対して、支障なく、事故発生
の場所や状況について通報することができる。
【0039】また、自車の存在を周囲に認識させ得る自
車認識装置、例えばホーン34やランプ類35,36,3
7などについても、その電気系統に対する給電が継続さ
れ、作動可能な状態を維持できるので、事故発生時に
は、支障なく、自車の存在を後続車等の周辺車両に知ら
せることができる。
【0040】尚、上記ステップ#3またはステップ#6
での判定結果がYESの場合、つまりキャンセルスイッ
チ3がONされた場合には、バッテリBからの給電が遮
断されている電気系統について遮断状態がキャンセルさ
れ、給電状態に復帰するようになっている。このよう
に、上記キャンセルスイッチ3を設けたことにより、事
故発生後、二次災害等に対する安全が確認された場合に
は、乗員のマニュアル操作で各電気系統に対する給電を
再開できるようになり、事故後における利便性を確保す
ることができる。また、例えば事故検出センサ2等の誤
作動などによって電気系統への給電が遮断された場合に
も、給電が遮断された電気系統の復旧が簡単かつ迅速に
行える。
【0041】また、本実施例に係る自動車電話33は、
より好ましくは、事故発生が検出された際には、その通
話機能が高められるように構成されている。すなわち、
図3のフローチャートを参照しながら説明すれば、ステ
ップ#11で、事故発生が検出されたか否かが判定さ
れ、この判定結果がYESになった場合には、ステップ
#12で、上記自動車電話33の通話音量,マイク感度
および送信出力が通常よりも所定量だけ高められる。次
に、ステップ#13で、キャンセルスイッチ3がONさ
れたか否かが判定され、ONされていなければ制御が終
了し、自動車電話33はその通話機能が高められた状態
に維持される。一方、キャンセルスイッチ3がONされ
た場合(ステップ#13:YES)には、ステップ#14
で、上記通話機能が通常状態に復帰するようになってい
る。
【0042】このように、事故発生時に自動車電話33
の通話機能を高めることにより、事故発生の旨の車外に
対する通報をより容易かつ確実に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動車の各電気系統に
対する車載バッテリからの給電回路の全体構成を概略的
に表すブロック構成図である。
【図2】 上記実施例に係る給電制御ユニットによる給
電制御を説明するためのフローチャートである。
【図3】 上記自動車に装備された自動車電話の通話機
能の制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…給電制御ユニット 2…事故検出センサ 3…キャンセルスイッチ 10…第1給電回路 20…第2給電回路 21…エアバッグ装置 22…ブレーキシステム 30…第3給電回路 31…自動緊急通報装置 33…自動車電話 34…ホーン 35…ストップランプ 36…ヘッドランプ 37…テールランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 健治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 才野瀬 浩史 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−201748(JP,A) 特開 平4−57198(JP,A) 実開 平1−116737(JP,U) 実開 昭51−89636(JP,U) 実開 平2−13850(JP,U) 実開 平2−59052(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 650 - 660

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車に事故が発生したことを検出する事
    故検出手段と、車両の各電気系統に対する車載バッテリ
    からの給電状態を制御する給電制御手段とを備え、上記
    事故検出手段が事故発生を検出した際には、上記バッテ
    リからの上記各電気系統への給電を自動的に遮断し得る
    ようにした車両の交通事故対策装置において、 上記車両は、事故発生時またはその後の安全性向上に寄
    与しない第1グループの電装品と、事故発生時の安全性
    向上に寄与し得る第2グループの電装品と、事故発生時
    およびその後の安全性向上に寄与し得る第3グループの
    電装品とを備えており、 上記給電制御手段は、上記第1グループの電装品につい
    ては、上記事故検出手段が事故発生を検出した際に上記
    バッテリからの給電が自動的に遮断されるように制御す
    る一方、上記第2グループの電装品については、上記事
    故検出手段が事故発生を検出した場合でも事故発生から
    所定時間が経過するまでは上記バッテリからの給電が継
    続され、且つ、事故発生から上記所定時間が経過すると
    上記バッテリからの給電が自動的に遮断されるように制
    御するとともに、上記第3グループの電装品について
    は、上記事故検出手段が事故発生を検出した場合でも上
    記バッテリからの給電が継続されるように制御すること
    を特徴とする車両の交通事故対策装置。
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