JP6244288B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、車体とスライドドアとの間に配策されるワイヤハーネスに関する。
車体とスライドドアとの間に配策されるワイヤハーネスとして、互いに回動可能に連結させたキャタピラや柔軟性を有するコルゲートチューブなどの屈曲可能な外装部材によって外周を保護したものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2010−17025号公報 特開2013−162716号公報
ところで、スライドドアを開閉させる際に、ワイヤハーネスが屈曲されると、その屈曲部分が水平方向へ張り出し、スライドドアや車体などに接触することがある。すると、スライドドアの繰り返しの開閉により、外装部材が破損し、その内部の電線が保護されなくなるおそれがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スライドドアの開閉時におけるスライドドアや車体などへの接触を抑制することが可能なワイヤハーネスを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 車体と、該車体に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて前記車体の昇降口を開閉するスライドドアとの間に配されるワイヤハーネスであって、
前記車体に対して一端が支持され、前記スライドドアに対して他端が支持された外装部材を有し、
前記外装部材は、周方向にわたる複数の谷部と山部とが軸方向に交互に形成されて屈曲可能とされた蛇腹形状の柔軟部と、断面形状が軸方向に一様な直管形状の剛体部と、が長手方向に連続的に一体成形され、
前記外装部材の前記剛体部が、非屈曲部とされており、
前記外装部材は、前記剛体部の軸方向両側に一対の前記柔軟部が連続する部分を有し、
一対の前記柔軟部の間の前記剛体部の外径が、一対の前記柔軟部の前記谷部の外径より大きく且つ一対の前記柔軟部の前記山部の外径より小さく、
前記外装部材は、前記スライドドアが閉状態のときに、前記他端側の部分にて車体幅方向内側に突出する第1屈曲部が形成され且つ前記一端側の部分にて車体幅方向外側に突出する第2屈曲部が形成されるように配索され、
一対の前記柔軟部の間の前記剛体部は、前記他端側の部分における、前記スライドドアが閉状態のときの前記第1屈曲部の頂部を跨ぐ位置に成形されている
ことを特徴とするワイヤハーネス。
(2) 前記外装部材は、前記柔軟部よりも前記剛体部の厚みが厚くされている
ことを特徴とする(1)に記載のワイヤハーネス。
(3) 前記剛体部には、その外周に、軸方向へ沿う複数の補強リブが周方向に間隔をあけて成形されている
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のワイヤハーネス。
(4) 前記剛体部は、前記外装部材における前記一端側の部分にも成形されている
ことを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載のワイヤハーネス。
(5) 前記剛体部は、前記外装部材における中央部分に成形されている
ことを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載のワイヤハーネス。
上記(1)の構成のワイヤハーネスでは、蛇腹形状とされて屈曲可能とされた柔軟部と、直管形状とされて剛性が高められた剛体部とが一体成形された外装部材を備え、外装部材の一部が剛体部からなる非屈曲部とされている。これにより、スライドドアの開閉時における外装部材の屈曲範囲及び屈曲位置を制限し、外装部材の車体やスライドドアへの接触を防ぐことができる。
上記(2)の構成のワイヤハーネスでは、柔軟部よりも剛体部の厚みを厚くすることで、剛体部の剛性を容易に高めることができる。
上記(3)の構成のワイヤハーネスでは、剛体部に補強リブを成形することで、剛体部の剛性を容易に高めることができる。
上記(4)の構成のワイヤハーネスでは、外装部材のスライドドア側に剛体部を成形することで、外装部材のスライドドア側への張り出しを抑制することができる。また、外装部材の車体側に剛体部を成形することで、外装部材の車体側への張り出しを抑制することができる。
上記(5)の構成のワイヤハーネスでは、外装部材における中央部分に剛体部を成形することで、スライドドアの開閉時に剛体部のスライドドア側及び車体側を屈曲させることができる。
本発明によれば、スライドドアの開閉時におけるスライドドアや車体などへの接触を抑制することが可能なワイヤハーネスを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスを示す図であって、図1(a)はスライドドアが閉状態のときの概略平面図、図1(b)はスライドドアが半開状態のときの概略平面図、図1(c)はスライドドアが開状態のときの概略平面図である。 図2は、ワイヤハーネスの保護チューブの車体側の端部が接続された車体側給電具の水平方向の断面図である。 図3は、ワイヤハーネスの保護チューブのスライドドア側の端部が接続されたドア側給電具の水平方向の断面図である。 図4は、保護チューブの形状を説明する保護チューブの側面図である。 図5は、比較例に係るワイヤハーネスを示す図であって、図5(a)はスライドドアが閉状態のときの概略平面図、図5(b)はスライドドアが半開状態のときの概略平面図である。 図6は、保護チューブの剛体部の他の例を説明する図であって、図6(a)は保護チューブの側面図、図6(b)は図6(a)におけるI−I断面図である。 図7は、保護チューブに成形する剛体部の成形箇所の例を示すスライドドアが閉状態のときの概略平面図である。 図8は、保護チューブに成形する剛体部の成形箇所の例を示すスライドドアが閉状態のときの概略平面図である。 図9は、保護チューブに成形する剛体部の成形箇所の例を示すスライドドアが閉状態のときの概略平面図である。 図10は、保護チューブに成形する剛体部の成形箇所の例を示すスライドドアが閉状態のときの概略平面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスを示す図であって、図1(a)はスライドドアが閉状態のときの概略平面図、図1(b)はスライドドアが半開状態のときの概略平面図、図1(c)はスライドドアが開状態のときの概略平面図である。
図1(a)から図1(c)に示すように、本実施形態に係るワイヤハーネス11は、自動車等の車両の車体1と、車体1に対してスライド可能なスライドドア2との間に配策されている。スライドドア2は、車体1に対してスライドされることで、車体1に設けられた昇降口3を開閉する。昇降口3は、車内の前後に配置された座席4の間における車体1の側部に設けられている。
図1(a)に示すように、スライドドア2が閉位置に配置されて昇降口3が閉じられた閉状態からスライドドア2が開方向A(図1(a)中矢印A方向)へスライドされると、図1(b)に示すように、昇降口3が開かれていき、その後、図1(c)に示すように、スライドドア2が開位置に配置されて昇降口3が開かれた開状態とされることで、昇降口3の全体が開放される。これとは逆に、図1(c)に示すように、スライドドア2が開状態から閉方向B(図1(c)中矢印B方向)へスライドされると、図1(b)に示すように、昇降口3が閉ざされていき、その後、図1(a)に示すように、スライドドア2が閉状態とされることで、昇降口3が閉鎖される。
車体1の昇降口3には、キッキングプレート5が設けられている。キッキングプレート5は、車両の床面よりも低い位置に配置されている。キッキングプレート5は、車体1の一部であり、車体1の昇降口3に形成された窪み3aに設けられている。ワイヤハーネス11は、キッキングプレート5上に配置されている。
ワイヤハーネス11は、スライドドア2に設けられた種々の電装品や補機等への電力供給、あるいは車体1側とスライドドア2の電装品や補機等との間での信号の送受信を行うために設けられる。ワイヤハーネス11は、複数本の電線束(図示略)を有しており、電線束は、保護チューブ(外装部材)12に通されて保護されている。保護チューブ12は、柔軟部31と剛体部32とを有している。保護チューブ12は、スライドドア2側の一部に剛体部32が成形されている。
車体1には、車体側給電具14が設けられ、スライドドア2には、ドア側給電具16が設けられている。ワイヤハーネス11の保護チューブ12は、一端が車体側給電具14に接続され、他端がドア側給電具16に接続されている。
図2は、ワイヤハーネスの保護チューブの車体側の端部が接続された車体側給電具の水平方向の断面図である。図3は、ワイヤハーネスの保護チューブのスライドドア側の端部が接続されたドア側給電具の水平方向の断面図である。
図2に示すように、車体側給電具14は、車体1に固定された合成樹脂製のアウタ部材21と、アウタ部材21に水平方向回動自在(首振り自在)に軸支され、ワイヤハーネス11の保護チューブ12の端部を支持したインナ部材22とを含んで構成される。アウタ部材21及びインナ部材22により、車体側給電具14は、保護チューブ12の端部を通過する垂直方向を軸にして、保護チューブ12を水平方向に回動自在に軸支する。アウタ部材21は、回動規制壁21a,21bを有しており、インナ部材22は、回動規制壁21a,21bに当接することで回動範囲が規制される。
図3に示すように、ドア側給電具16は、スライドドア2のインナパネルに固定されたアウタ部材25と、アウタ部材25に水平方向回動自在(首振り自在)に軸支され、ワイヤハーネス11の保護チューブ12の端部を支持したインナ部材26とで構成されている。アウタ部材25とインナ部材26により、ドア側給電具16は、保護チューブ12の端部を通過する垂直方向を軸にして、保護チューブ12を水平方向に回動自在に軸支する。アウタ部材25は、回動規制壁25aを有しており、インナ部材26は、回動規制壁25aに当接することで回動範囲が規制される。また、ドア側給電具16には、インナ部材26を車体1側に向けて付勢するばね部材27を備えている。
そして、車体側給電具14及びドア側給電具16では、スライドドア2が開閉されると、ワイヤハーネス11の保護チューブ12の動きに合わせ、保護チューブ12の端部が接続されているインナ部材22,26が垂直軸線を中心に回動する。これにより、スライドドア2の開閉時におけるワイヤハーネス11の端部での無理な屈曲が抑えられる。
図4は、保護チューブの形状を説明する保護チューブの側面図である。
図4に示すように、保護チューブ12は、柔軟部31と剛体部32とを有している。保護チューブ12は、軟質な合成樹脂から成形されたもので、金型を用いた押出成形によって柔軟部31と剛体部32とが長手方向に連続的に一体に成形されている。
柔軟部31は、周方向にわたる複数の谷部31aと山部31bとが軸方向に交互に形成された蛇腹形状とされている。これにより、柔軟部31では、曲げ力が付与された際に容易に屈曲可能とされている。
これに対して、剛体部32は、断面形状が軸方向に一様のストレートの筒状に形成された直管形状とされている。したがって、剛体部32では、柔軟部31よりも剛性が高くされている。また、剛体部32では、柔軟部31よりも肉厚が厚くされ、より剛性が高くされている。
このように、剛体部32は、直管形状に形成され、さらに、肉厚が厚くされていることで、曲げ力が付与された際に屈曲しない非屈曲部Nとされている。前述したように、剛体部32は、保護チューブ12におけるスライドドア2側に成形されている。これにより、この保護チューブ12は、スライドドア2側に非屈曲部Nが設けられ、それ以外の部分が屈曲可能とされている。
ここで、剛体部32を成形せず、非屈曲部Nを設けない保護チューブ12、つまり、全長にわたって蛇腹形状とされたコルゲートチューブの動きについて説明する。
図5は、比較例に係るワイヤハーネスを示す図であって、図5(a)はスライドドアが閉状態のときの概略平面図、図5(b)はスライドドアが半開状態のときの概略平面図である。
図5(a)に示すように、保護チューブ12に剛体部32が成形されておらず、非屈曲部Nが設けられていないコルゲートチューブからなる保護チューブ12では、全長にわたって屈曲可能である。このため、スライドドア2が閉じられたときに、車体1側へ膨出するように屈曲した保護チューブ12の一部が車体1に接触するおそれがある。また、図5(b)に示すように、閉状態のスライドドア2を開いていくと、保護チューブ12は、スライドドア2のスライドに伴って全体が屈曲する。すると、この保護チューブ12の屈曲部分が車両の外側へ張り出し、スライドドア2に接触するおそれがある。したがって、保護チューブ12は、スライドドア2の開閉によって車体1及びスライドドア2に繰り返し接触し、損傷するおそれがある。
これに対して、本実施形態に係るワイヤハーネス11では、剛体部32を成形することで保護チューブ12の一部に非屈曲部Nが設けられている。これにより、図1(a)に示すように、スライドドア2が閉じられたときに、保護チューブ12の車体1側への膨出が抑えられる。したがって、保護チューブ12の車体1への接触が防がれる。また、保護チューブ12は、スライドドア2側に剛体部32が成形された非屈曲部Nが設けられているので、屈曲範囲が狭くされる。これにより、図1(b)に示すように、閉状態のスライドドア2を開いていくことで、スライドドア2のスライドに伴って保護チューブ12に曲げ力が作用しても、保護チューブ12の車両の外側への張り出しが抑制され、スライドドア2への接触が防がれる。
このように、本実施形態に係るワイヤハーネス11によれば、直管形状に成形され、かつ肉厚が厚くされた剛体部32を保護チューブ12に一体成形することによって保護チューブ12の一部に非屈曲部Nが設けられる。これにより、スライドドア2の開閉時における保護チューブ12の屈曲範囲及び屈曲位置を制限し、保護チューブ12の車体1やスライドドア2への接触を防ぐことができる。
特に、保護チューブ12のスライドドア2側に剛体部32を成形することで、保護チューブ12のスライドドア2側への張り出しを抑制することができ、スライドドア2との接触を防ぐことができる。
また、剛体部32は、保護チューブ12の成形時に金型を変更することで容易に所定箇所に成形することができる。したがって、保護チューブ12の所定箇所を容易に非屈曲部Nとすることができ、車両のレイアウト変更や異なる車種に対して容易にかつ低コストで対応することができる。
なお、上記実施形態では、保護チューブ12の一部を直管形状に成形し、さらに、直管形状部分の肉厚を厚くすることで剛性の高い剛体部32を成形したが、直管形状とすることで十分な剛性を得られれば、必ずしも厚みを厚くする必要はない。
また、剛体部32の剛性を高める手段としては、直管形状部分の厚みを厚くするものに限らない。
図6は、保護チューブの剛体部の他の例を説明する図であって、図6(a)は保護チューブの側面図、図6(b)は図6(a)におけるI−I断面図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、例えば、直管形状部分の厚みを厚くすることなく、直管形状部分における外周に、軸方向へ沿う複数の補強リブ32aを周方向に間隔をあけて成形しても剛体部32の剛性を高くすることができる。また、直管形状部分の厚みを厚くし、さらに、補強リブ32aを成形することで、剛体部32の剛性をより高めることもできる。
なお、保護チューブ12への剛体部32の成形箇所は、保護チューブ12のスライドドア2側に限らない。
図7から図10は、保護チューブに成形する剛体部の成形箇所の例を示すスライドドアが閉状態のときの概略平面図である。
図7に示すように、剛体部32は、保護チューブ12における車体1側に成形しても良い。このように、剛体部32を保護チューブ12の車体1側に成形すれば、保護チューブ12の車体1側に非屈曲部Nが設けられる。すると、保護チューブ12の車体1側への屈曲が抑えられ、スライドドア2が開閉される際の車体1との接触をより効果的に防止できる。図8に示すように、剛体部32を保護チューブ12におけるスライドドア2側及び車体1側の両方に成形し、スライドドア2の開閉時における保護チューブ12のスライドドア2及び車体1との接触をより効果的に防ぐようにしても良い。
また、図9に示すように、剛体部32は、保護チューブ12の長さ方向の中央部分に成形しても良い。このように、剛体部32を保護チューブ12の長さ方向の中央部分に成形すれば、保護チューブ12の長さ方向の中央部分に非屈曲部Nが設けられ、車体1側及びスライドドア2側が屈曲可能とされる。これにより、例えば、スライドドア2の開閉時に、保護チューブ12の車体1側及びスライドドア2側を逆方向へ屈曲させて保護チューブ12をS字形状とする場合に有利である。
また、図10に示すように、剛体部32を保護チューブ12における車体1側及びスライドドア2側の両方に成形し、さらに、剛体部32を保護チューブ12の長さ方向の中央部分に成形しても良い。このようにすれば、保護チューブ12の車体1及びスライドドア2側に非屈曲部Nが設けられ、さらに、保護チューブ12の長さ方向の中央部分に非屈曲部Nが設けられる。この保護チューブ12では、車体1側の剛体部32と中央部分の剛体部32との間及びスライドドア2側の剛体部32と中央部分の剛体部32との間で屈曲可能とされる。そして、この保護チューブ12では、車体1及びスライドドア2側への屈曲が抑えられ、スライドドア2が開閉される際の車体1及びスライドドア2との接触をより効果的に防止できる。しかも、スライドドア2の開閉時に、保護チューブ12における中央部分の剛体部32の車体1側及びスライドドア2側を逆方向へ屈曲させて保護チューブ12をS字形状とする場合にも有利である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るワイヤハーネスの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車体(1)と、該車体(1)に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて前記車体(1)の昇降口(3)を開閉するスライドドア(2)との間に配策されるワイヤハーネス(11)であって、
前記車体(1)に対して一端が支持され、前記スライドドア(2)に対して他端が支持された外装部材(保護チューブ12)を有し、
前記外装部材(保護チューブ12)は、周方向にわたる複数の谷部(31a)と山部(31b)とが軸方向に交互に形成されて屈曲可能とされた蛇腹形状の柔軟部(31)と、断面形状が軸方向に一様な直管形状の剛体部(32)と、が長手方向に連続的に一体成形され、
前記外装部材(保護チューブ12)の前記剛体部(32)が、非屈曲部(N)とされている
ことを特徴とするワイヤハーネス。
[2] 前記外装部材(保護チューブ12)は、前記柔軟部(31)よりも前記剛体部(32)の厚みが厚くされている
ことを特徴とする[1]に記載のワイヤハーネス。
[3] 前記剛体部(32)には、その外周に、軸方向へ沿う複数の補強リブ(32a)が周方向に間隔をあけて成形されている
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のワイヤハーネス。
[4] 前記剛体部(32)は、前記外装部材(保護チューブ12)における前記スライドドア(2)側及び前記車体(1)側の少なくとも一方に成形されている
ことを特徴とする[1]から[3]のいずれかに記載のワイヤハーネス。
[5] 前記剛体部(32)は、前記外装部材(保護チューブ12)における中央部分に成形されている
ことを特徴とする[1]から[4]のいずれかに記載のワイヤハーネス。
1 車体
2 スライドドア
3 昇降口
11 ワイヤハーネス
12 保護チューブ(外装部材)
31 柔軟部
31a 谷部
31b 山部
32 剛体部
32a 補強リブ
N 非屈曲部

Claims (5)

  1. 車体と、該車体に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて前記車体の昇降口を開閉するスライドドアとの間に配されるワイヤハーネスであって、
    前記車体に対して一端が支持され、前記スライドドアに対して他端が支持された外装部材を有し、
    前記外装部材は、周方向にわたる複数の谷部と山部とが軸方向に交互に形成されて屈曲可能とされた蛇腹形状の柔軟部と、断面形状が軸方向に一様な直管形状の剛体部と、が長手方向に連続的に一体成形され、
    前記外装部材の前記剛体部が、非屈曲部とされており、
    前記外装部材は、前記剛体部の軸方向両側に一対の前記柔軟部が連続する部分を有し、
    一対の前記柔軟部の間の前記剛体部の外径が、一対の前記柔軟部の前記谷部の外径より大きく且つ一対の前記柔軟部の前記山部の外径より小さく、
    前記外装部材は、前記スライドドアが閉状態のときに、前記他端側の部分にて車体幅方向内側に突出する第1屈曲部が形成され且つ前記一端側の部分にて車体幅方向外側に突出する第2屈曲部が形成されるように配索され、
    一対の前記柔軟部の間の前記剛体部は、前記他端側の部分における、前記スライドドアが閉状態のときの前記第1屈曲部の頂部を跨ぐ位置に成形されている
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記外装部材は、前記柔軟部よりも前記剛体部の厚みが厚くされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記剛体部には、その外周に、軸方向へ沿う複数の補強リブが周方向に間隔をあけて成形されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記剛体部は、前記外装部材における前記一端側の部分にも成形されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記剛体部は、前記外装部材における中央部分に成形されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
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