JP6242848B2 - 電子機器、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、概して、移動体に設置される電子機器であって、不揮発性の記憶媒体を含み、無線通信機能を備える電子機器、その制御方法及びプログラムに関する。
従来のこのような電子機器の一例に自動車の運転状況を記録するドライブレコーダがある。ドライブレコーダは、例えば、運転状況の一例として、時間とともに変化する速度データを記録する。近年、速度等の数値データに限らず、運転席から見た風景もドライブレコーダは記録するようになっている。自動車事故が生じた場合、事故の詳細を知るために画像データが役立つ場合がある。
ドライブレコーダは、ビデオカメラ等のような形状であることが多く、両面テープ等を用いて自動車のフロントガラスに貼り付けられる。撮影した画像データは、ドライブレコーダに装着されているSDカード(登録商標)あるいは内蔵されているフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体に、運転記録データとともに保存される。
ドライブレコーダで撮影した運転席から見た風景に興味を示すユーザは多いと考えられるが、ドライブレコーダは画像を再生する表示部を備えていない。画像を再生するためには、無線LAN等によりドライブレコーダをパソコン、スマートフォン等に接続し、記憶媒体に保存された画像データをパソコン、スマートフォン等に転送する必要がある。転送された画像データは、パソコン、スマートフォン等の表示画面で表示される。
このように、ドライブレコーダ等の車載の電子機器においては、カメラから出力された画像データが回路基板(特に、回路基板上のコネクタ)を介して記憶媒体に書き込まれるとともに、記憶媒体から読み出された画像データが無線LANにより他の電子機器に通信される。
特開2007-158630号公報 特開2008-078793号公報 特開2009-098738号公報
移動体に搭載する電子機器では、小型、低消費電力が要求されている。このとき、画像データの記憶媒体への書き込みと、記憶媒体から読み出されたデータの無線LANによる他の電子機器への通信が同時に行われると、記憶媒体の書き込み速度、読み出し速度が低下し、記憶媒体へのデータの書き込みに影響が生じる可能性がある。
本発明の一形態の目的は、記憶媒体へのデータの書き込みと、記憶媒体から読み出したデータの無線LANによる通信とが同時に発生することがない電子機器を提供することである。
実施形態によれば、自動車に設置される電子機器は、カメラと、出力手段と、第1メモリと、取り外し可能なカードと、処理部とを有する。前記カメラは、前記自動車の運転状況を撮影する。前記出力手段は、前記自動車の走行/停止状態を判定することが可能な信号を出力する。前記第1メモリは、前記カメラで撮影された画像データを一時的に記憶する。前記取り外し可能なカードは、外部の通信機器と無線接続する通信手段と、前記通信機器に送信される前記画像データを保存する第2メモリと、を有する。前記処理部は、前記出力手段の信号から前記自動車が停止状態であると判定した時、前記第1メモリに一時記憶した前記画像データの前記第2メモリへの書き込みを停止して前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を許可し、前記自動車が走行状態であると判定した時、前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を停止又は禁止させて前記第1メモリに一時記憶した前記画像データを前記第2メモリに書き込む処理を行う。
実施形態のドライブレコーダの外観の一例を示す図である。 実施形態のドライブレコーダのシステム構成の一例を示すブロック回路図である。 実施形態のドライブレコーダの動作の一例を示すフローチャートである。 アップロード/ダウンロード要求割込みの一例を示すフローチャートである。 自動車の状態判別動作の一例を示すフローチャートである。 自動車の状態判別動作の他の例を示すフローチャートである。 ドライブレコーダの電源遮断割込みの一例を示すフローチャートである。 ドライブレコーダの事故割込みの一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。実施の形態としては、移動体に設置され、不揮発性の記憶媒体を含み、無線通信機能を備える電子機器を説明する。移動体の例は、例えば自動車、オートバイ、電車、船舶、飛行機等である。不揮発性の記憶媒体の例は、例えばSDカード、フラッシュメモリ(内蔵メモリ)である。無線通信機能の例は、例えばWiFi(登録商標)による無線LAN機能である。SDカードは、フラッシュメモリを含み、取り外し可能な記憶媒体である。近年、無線LANモジュールをパッケージ内に備えた無線LAN機能付きのSDカードが実用化されている。実施形態では、無線LAN機能付きのSDカードが使われる例を説明するが、従前のSDカードを使い、無線LANモジュールを電子機器内に備えても良い。電子機器の例は、例えばドライブレコーダ、カーナビゲーション装置である。運転状況の例は、例えば速度データ、運転席前方の画像データである。カメラで撮影された画像データは、不揮発性の記憶媒体に定期的に書き込まれ、所定時間毎に画像ファイルとされる。画像ファイルは無線LANによりスマートフォン等の通信機器に送信され、スマートフォンの画面に表示され得る。
図1(a)はドライブレコーダ10を正面側から見た斜視図、図1(b)はドライブレコーダ10の右側面図である。
ドライブレコーダ10は、例えば、自動車のシガーライターソケット等の外部電源から電力を受けるように構成されている。ドライブレコーダ10の本体は、略円柱状の第1本体11と、略円柱状の第2本体12と、直方体状のブラケット部13とを含む。第1本体11および第2本体12は、同じ直径を有する円筒筐体をそれぞれ有する。第2本体12は、ドライブレコーダ10の長手方向に沿った中心軸Cの回りで回転するように、第1本体11に回動自在に取り付けられている。つまり、第2本体12は、第1本体11が固定されている状態で中心軸Cの回りで回転する。
第2本体12には、第2本体12の表面の一部を削ることによって形成された凹部18が設けられる。凹部18内には、カメラのレンズ14が配置される。凹部18は、レンズ14の厚み以上の深さを有していても良い。第2本体12の回転により、第1本体11に対する第2本体12のレンズ14の相対位置を変化させることができる。これにより、カメラの視野を調整することができる。
ブラケット部13は、ドライブレコーダ10の本体を自動車のフロントガラスに取り付けるための取り付け部として機能する。ブラケット部13は、所定の厚みを有する箱状の部材であり、その底面は第1本体11に固定される。第1本体11の表面の一部を削ることによって表面に形成された平坦な装着部分にブラケット部13の底面が接合されてもよい。ブラケット部13の上面の平坦面は、両面テープ20を介して自動車のフロントガラスに取り付けられる。
ブラケット部13が厚みを有し、レンズ14は第2本体12の凹部18に配置されているので、ブラケット部13が自動車のフロントガラスに取り付けられた時にレンズ14がフロントガラスに接することが防止される。ブラケット部13をフロントガラスに取り付けるだけで、レンズ14を撮影に好適なフロントガラス近傍の位置に位置づけることができる。
ブラケット部13には、GPSアンテナ、またはGPSアンテナとGPSレシーバとを含むGPSモジュールを内蔵してもよい。ブラケット部13の上面は自動車のフロントガラスと接するので、ブラケット部13にGPSアンテナを内蔵することにより、GPSアンテナをフロントガラスに最も近い位置に配置し且つGPSアンテナの指向性の向きを自動的に最適化することができ、GPSアンテナの受信感度の向上に寄与することができる。
ブラケット部13内のGPSアンテナ(またはGPSモジュール)は、ケーブル13Aを介して第1本体11の左側面(ドライブレコーダ10の本体の左側面)に接続される。
第2本体12の右側面(ドライブレコーダ10の本体の右側面)には、メモリカードスロット15、電源コネクタ16が配置される。メモリカードスロット15には、メモリカード、例えば無線LAN機能付きのSDカードが挿入される。SDカードは、ドライブレコーダ10によって撮影される画像データやドライブレコーダ10によって得られる自動車の走行に関する運転記録データを保存する。電源コネクタ16は、電源ケーブルを介して外部電源、例えば自動車のシガーライターソケットに接続される。
図2は、ドライブレコーダ10のシステム構成を示す。
ドライブレコーダ10は、電源コネクタ16に接続される電源ケーブルを介して自動車のシガーライターソケット32に接続される。電源コネクタ16は、DC/DCコンバータ34と電源オン/オフ検出器38に接続される。シガーライターソケット32はDC24VまたはDC12Vを出力し、電源オン/オフ判定器38はシガーライターソケット32からDC24VまたはDC12Vが出力されているか否かを判定する。判定結果は、システムコントローラ40に供給される。システムコントローラ40は1つの半導体チップ上に、CPUとドライブレコーダの制御に必要な機能を実現するハードウェアロジックとを搭載するSoC(System on Chip)で構成される。
DC/DCコンバータ34は入力電圧をDC5V程度まで降圧する。DC/DCコンバータ34の出力は、充電・電源切替回路36に入力される。充電・電源切替回路36には大容量のキャパシタ42が接続される。キャパシタ42の一例は、スーパーキャパシタとも称される電気二重層キャパシタである。充電・電源切替回路36は、DC/DCコンバータ34からDC5Vが供給されている間は、DC5Vをシステムコントローラ40を含む各種デバイスに供給するとともに、キャパシタ42を充電する。DC/DCコンバータ34からDC5Vが供給されない期間は、充電・電源切替回路36は、キャパシタ42を放電し、放電電流に応じた電圧をシステムコントローラ40を含む各種デバイスに供給する。
このように、キャパシタ42は、外部電源が遮断された際の予備電源として動作する。予備電源は、キャパシタに限らず、乾電池や充電電池(リチウムイオンバッテリ等)等の電池を用いるバッテリパックや、光発電、熱電発電、振動発電、電磁波発電等の環境発電によるサブ電源を用いてもよい。
システムコントローラ40には、主メモリ44、不揮発性メモリ52、Double Data Rate(DDR)のSDRAM54、カメラ56、カードスロット15、GPSレシーバ72、加速度センサ76、ジャイロセンサ78、無線通信デバイス(3Gデバイス)82等が接続される。不揮発性メモリ52は、オペレーティングシステム(OS)46、ドライブレコーダの制御プログラム、SDカードのアクセス制御プログラム48等を格納する。電源がオンされると、OS46、ドライブレコーダの制御プログラム、カードアクセス制御プログラム48は主メモリ46にロードされる。システムコントローラ40は、OS46、制御プログラム48等を実行することにより、SDカード62にアクセスして、データ処理を行い、画像データ、運転記録データをSDカード62に保存したり、画像データファイルをSDカード62から読み出してスマートフォン等の携帯端末に無線LANにより送信する。
カメラ56は、レンズ14に入射された運転席前方の画像を撮影するCCD型、MOS型等のイメージセンサ58を含む。イメージセンサ58は動画に限らず、静止画も撮影可能である。図示しないが、動画の場合、音声も記録できるように、第2本体12の右側面等にマイクを備えても良い。音も記録しておくと、事故が発生した場合、発生原因の解明に役立つことがある。
カメラ56は電源がオンの間は、常時撮影しており、カメラ56から出力される画像データはSDRAM54に常時書き込まれる。SDRAM54の空き容量が無くなると、古いデータが自動的に消去され、常に最新の画像データ(例えば、最大30秒の画像データ)がSDRAM54に保存される。SDRAM54の保存データは、定期的、例えば1秒に1回読み出され、SDカード62に保存される。1回に読み出されるデータは、SDRAM54に書き込まれているデータ全てであり、通常は、1秒毎に1秒分の画像データが読み出され、SDRAM54のデータは1秒に1回ゼロになる。後述するように、SDカードへの書き込みが制限される場合、SDRAM54に書き込まれるデータ量は最大で30秒となる。SDカード62は、NANDメモリ64と、WiFiモジュール66と、CPU68とを含む。SDカード62に書き込まれた画像データは、数分、例えば10分ずつの画像ファイルとされる。
SDカード62のWiFiモジュール66は無線LANのアクセスポイントとして機能するので、運転者は、スマートフォン、タブレットあるいは携帯電話等の携帯端末(以下、スマートフォンと総称する)88を無線LANによりドライブレコーダ(WiFiモジュール66)に接続することができる。なお、携帯端末は必ずしも携帯電話機能を有する必要は無く、無線LANによりドライブレコーダに接続されるだけの機能でもよい。
これにより、NANDメモリ64に保存されている画像ファイルをスマートフォン88にダウンロードすることが可能である。また、スマートフォン88はインターネットからドライブレコーダの制御プログラム(アプリケーションプログラム、あるいはファームウェア)の更新ファイルを受信することができる。このプログラムの更新ファイルをスマートフォン88からSDカード62にアップロードすることも可能である。
GPSレシーバ72にGPSアンテナ74が接続される。GPSレシーバ72、GPSアンテナ74はブラケット部13内に設けてもよい。こうすると、ブラケット部13はフロントガラスに接触しているので、GPSアンテナ74の感度を上げることができる。GPSレシーバ72で受信されるGPS信号からは、GPSレシーバ72の位置、移動速度を表す情報を得ることができる。位置、移動速度は、GPS衛星から送信される搬送波のドップラー効果に基づいて求めることができる。これらの情報は、加速度センサ76で得られた加速度、ジャイロセンサ78で得られた角加速度を表す情報とともに、SDカード62に運転記録データとして保存される。無線通信デバイス82は、事故発生時に画像データ、運転状況データを携帯電話回線を介してサーバ等へ自動的に送信するために設けている。ジャイロセンサ78、無線通信デバイス82は省略可能である。GPSレシーバ72と加速度センサ76は、必ずしも両方設ける必要は無く、一方は省略可能である。
実施形態は、カメラ56から出力された画像データのSDカード62への書き込みと、スマートフォン88との間のファイルのアップロード/ダウンロードとが同時に実行されないように、自動車の走行/停止状態に応じてファイルのアップロード/ダウンロード、あるいは無線LAN接続を制御するものである。図3は、この制御に関するドライブレコーダの処理の一例を示すフローチャートである。
システムコントローラ40は、起動されると、ブロック102で、状態パラメータSTATUSが停止を表しているか否かを判定する。状態パラメータSTATUSの決定については図5、図6を参照して後述する。状態パラメータSTATUSが停止を表していると判定された場合、運転席前方の画像データは変化がないので、SDカード62に画像データを保存しなくても問題はない。そのため、ブロック104で、システムコントローラ40は、SDRAM54からSDカード62への画像データの書き込み機能を停止する。
ブロック106で、システムコントローラ40は、SDカード62へWiFiモジュール66とスマートフォン88との無線LAN接続(WiFi接続)を開始するコマンドを送信する。SDカード62のCPU68は、このコマンドに応答して、WiFiモジュール66によりビーコンを送信し、スマートフォン88との無線LAN接続を確立する。
自動車が停止中はスマートフォン88を操作しても運転に支障がないので、運転者は、スマートフォン88からドライブレコーダに対して画像ファイルのダウンロードを要求することができる。スマートフォン88からファイルのダウンロード要求を受信すると、SDカード62のCPU68は、ブロック108で、SDカード62(NANDメモリ64)に保存されている画像ファイルをスマートフォン88にダウンロードする。スマートフォン88にダウンロードされた画像ファイルは、スマートフォン88で再生し、その画面で表示することができる。これにより、ドライブレコーダで撮影した運転席から見た風景を見ることができる。
無線LAN接続は、ファイルのアップロードにも使うことができる。ドライブレコーダの更新プログラムをインターネットからスマートフォン88にダウンロードしている場合、運転者は、停止中にスマートフォン88からドライブレコーダに対して更新プログラムのアップロードを要求することができる。スマートフォン88から更新ファイルのアップロード要求があると、SDカード62のCPU68は、ブロック108で、スマートフォン88からアップロードされた更新ファイルを受信する。システムコントローラ40は、CPU68が受信した更新ファイルに基づき不揮発性メモリ52内のプログラムを更新する。これにより、ドライブレコーダの制御プログラムを、スマートフォン88からアップロードすることができる。なお、更新プログラムは、スマートフォン88からのアップロードに限らず、無線通信デバイス82を介してサーバからドライブレコーダに直接ダウンロードしても良い。
ブロック108のアップロード/ダウンロード処理の後、あるいはアップロード/ダウンロード要求が無い場合はブロック106の無線LAN接続後、ブロック102に戻り、自動車の走行/停止状態の判定が再度行われる。
なお、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSが停止を表していると判断した場合、ブロック104で、SDRAM54からSDカード62への画像データの書き込み機能を停止したが、この段階で書き込み機能自体は停止されていなくても良い。問題が生じるのは、SDカード62への画像データの書き込みと、無線LANによりファイルをアップロード/ダウンロードとが同時に実行されることである。そのため、ブロック104を省略しても、ステップ108でファイルのアップロード/ダウンロードを実施する間だけ、SDカード62への画像データの書き込みを停止するだけでも良い。
この場合のフローチャートを図4に示す。システムコントローラ40は、ブロック102で、状態パラメータSTATUSが停止を表していると判定すると、ブロック106で、SDカード62へWiFiモジュール66とスマートフォン88との無線LAN接続(WiFi接続)を開始するコマンドを送信する。SDカード62のCPU68は、このコマンドに応答して、WiFiモジュール66によりビーコンを送信し、スマートフォン88との無線LAN接続を確立する。
システムコントローラ40は、ブロック120で、スマートフォン88からのアップロード/ダウンロード要求を受信するか否かを判定する。要求を受信しない場合は、ブロック120で待機する。要求を受信した場合は、システムコントローラ40は、ブロック104で、SDRAM54からSDカード62への画像データの書き込み機能を停止する。ブロック108で、SDカード62のCPU68は、アップロード/ダウンロード処理を実行する。ブロック108のアップロード/ダウンロード処理の後、ブロック102に戻り、自動車の走行/停止状態の判定が再度行われる。なお、SDカード62への画像データの書き込み機能は、アップロード/ダウンロード処理の後、再び有効とされる。
なお、図4のブロック120、104、106の部分は、アップロード/ダウンロード要求割込み処理としても機能する。すなわち、ブロック106の次にだけ実施されるのではなく、どのタイミングでも、アップロード/ダウンロード要求があれば、SDカード62への画像データの書き込み機能を停止してから、アップロード/ダウンロード処理が実行される。
これにより、SDカード62への画像データの書き込みと、無線LANによるファイルのアップロード/ダウンロードとが同時に実行されることが確実に防止される。
上述した停止中とは異なり、走行中は画像データの書き込みは必要である。一方、運転中のスマートフォン88の操作は推奨されないので、ファイルのアップロード/ダウンロードは停止する。ただし、自動車が走行状態から停止状態に変化した直前にファイルのアップロード/ダウンロードが開始され、変化した時はアップロード/ダウンロード中の場合は、そのアップロード/ダウンロードは完了させた方がよい場合もある。そのため、ブロック102で、状態パラメータSTATUSが停止を表していないと判定された場合、ブロック122で、システムコントローラ40は、ファイルのアップロード/ダウンロード中であるか否かを判定する。アップロード/ダウンロード中であれば、そのアップロード/ダウンロードが完了するまで、ブロック122で待機する。
システムコントローラ40は、ブロック122で「ファイルのアップロード/ダウンロード中ではない」と判定すると、ブロック124で、SDカード62へ無線LAN接続(WiFi接続)を切断するよう接続終了コマンドを送る。SDカード62のCPU68は、このコマンドに応答して、WiFiモジュール66とスマートフォン88との接続を切る。
なお、SDカード62への画像データの書き込みの間、無線LAN接続されているだけの状態は問題が無い。問題が生じるのは、SDカード62への画像データの書き込みの間に、無線LANによりファイルをアップロード、ダウンロードすることである。そのため、ブロック124で、無線LAN接続を終了する代わりに、無線LAN接続は継続するが、ファイルのアップロード、ダウンロードを禁止しても良い。具体的には、スマートフォン88からファイルのアップロード/ダウンロード要求が送信されても、SDカード62のCPU68は、その要求を受け付けないように制御すれば良い。
ブロック126で、システムコントローラ40は、SDRAM54に記録されている画像データを全て読み出して、SDカード62へ書き込む。ステップ124で無線LAN接続が終了、あるいはファイルのアップロード、ダウンロードが禁止されているので、SDカード62への画像データの書き込みは何の支障も無く行われる。ブロック128で、システムコントローラ40は、書き込み後一定時間、例えば1秒が経過したか否かを判定する。一定時間が経過すると、ブロック130で、システムコントローラ40は、SDRAM54に記録されている画像データを全て読み出して、SDカード62へ書き込む。
その後、ブロック132で、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSが走行を表しているか否かを判定する。状態パラメータSTATUSが走行を表している場合、ブロック128に戻り、SDRAM54からSDカード62への一定時間毎の画像データの書き込みが継続する。状態パラメータSTATUSが走行を表していない場合、ブロック104に戻り、SDRAM54からSDカード62への書き込みが停止する。
以上説明したように、無線LANによるファイルのアップロード、ダウンロードは、自動車が停止中にのみ可能であり、アップロード/ダウンロード中は、SDカード62への画像データの書き込みが停止される。自動車が走行中は少なくとも無線LANによるファイルのアップロード、ダウンロードが停止され、SDRAM54からSDカード62への書き込みが定期的に実行される。そのため、SDRAM54からSDカード62への画像データの書き込みと、SDカード62から読み出した画像ファイルの無線LANによるスマートフォン88へのダウンロード、あるいはスマートフォン88からドライブレコーダへのアップロードが同時に行われることがなく、SDカード62の書き込み速度、読み出し速度が低下し、SDカード62への画像データの書き込みに影響が生じる可能性を防止できる。
走行中に無線LAN接続を切断することにより、ドライブレコーダと携帯端末が通信できなくなるので、運転中に携帯端末を操作することがなく、わき見運転等の危険行為を回避することができる。
状態パラメータSTATUSを決定する処理の2つの例を図5、図6を用いて説明する。これらの決定処理は、電源がオンの場合、すなわち、ドライブレコーダが電源ケーブルを介してシガーライターソケット32に接続されており、自動車のエンジンキーがロック以外の状態にある場合、常に実行されており、常に状態が判定されている。
図5の例では、ブロック142で、電源がオンされると、ブロック144で、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「停止」を初期設定する。ブロック146で、システムコントローラ40は、GPS信号が受信できるか否かを判定する。実施形態では、GPS信号に含まれる速度情報を使って自動車の走行/停止状態を判定するので、GPS信号が受信できることが前提条件である。一方、トンネル内等、GPS信号が受信できない状況がある。図3に示すように、停止中は、SDカード62への書き込みは停止し、アップロード/ダウンロード要求が来ない限り、SDカード62のCPU68は何もしないので、GPS信号が受信できない場合は停止と判断してもよい。あるいは、ドライブレコーダの録画機能を重視するのであれば、GPS信号が受信できない場合は、走行中と判断して、アップロード/ダウンロードは停止して、画像データをSDカード62へ書き込むようにしても良い。GPS信号が受信できない場合に、停止/走行中のいずれかと判断するかは、ドライブレコーダの設計者が決めても良いが、ユーザが設定で自由に選べるようにしてもよい。
実施形態では、GPS信号が受信できない場合は、停止中と判断する。そのため、ブロック146で、GPS信号が受信できないと判定された場合、ブロック146が再度実行され、GPS信号が受信できるようになるまで待機する。
ただし、実施形態は、GPS信号に含まれる速度情報のみに基づいて自動車の走行/停止状態を判定することに限定されない。加速度センサ76が検出する加速度、あるいはジャイロセンサ78が検出する角加速度も自動車の走行/停止状態に関連するので、両センサ76、78の出力にも基づいて自動車の走行/停止状態を判定しても良い。例えば、図5の例は、GPS信号に含まれる速度情報と、加速度センサ76が検出する加速度とに基づいて走行/停止状態を判定し、図6の例は、加速度センサ76が検出する加速度に基づいて走行/停止状態を判定する。
GPS信号が受信されると、ブロック148で、システムコントローラ40は、GPS信号に含まれる自動車の移動速度が第1閾値V以上であるか否か判定する。速度が第1閾値V以上ではない場合、ブロック146が再度実行され、速度が第1閾値V以上になるまで待機する。この間、状態パラメータSTATUSは「停止」を保つ。
速度が第1閾値V以上になると、ブロック150で、システムコントローラ40は、加速度センサ76が検出する加速度が第1閾値a以上であるか否か判定する。加速度も自動車の走行/停止状態を表すことができるので、図5の例では、状態判定に使うが、GPS信号からの速度情報のみに基づいて状態判定してもよい。加速度が第1閾値a以上ではない場合、ブロック146が再度実行され、加速度が第1閾値a以上になるまで待機する。
システムコントローラ40は、ブロック150で、加速度が第1閾値a以上であると判定すると、ブロック152で、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「走行」を設定する。
ブロック154で、システムコントローラ40は、GPS信号が受信できるか否かを判定する。GPS信号が受信できないと判定された場合、ブロック144が再度実行され、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「停止」を設定する。GPS信号が受信されると、ブロック156で、システムコントローラ40は、GPS信号に含まれる自動車の移動速度が第2閾値V以下か否か判定する。第2閾値Vは第1閾値V以下の速度である。例えば、第1閾値Vは時速10Km、第2閾値Vは時速4Kmである。速度が第2閾値V以下ではない場合、ブロック154が再度実行され、速度が第2閾値V以下になるまで待機する。この間、状態パラメータSTATUSは「走行」を保つ。
速度が第2閾値V以下になると、ブロック158で、システムコントローラ40は、加速度センサ76が検出する加速度が第2閾値a以下か否か判定する。第2閾値aは第1閾値a以下の加速度である。加速度が第2閾値a以下ではない場合、ブロック154が再度実行され、加速度が第2閾値a以下になるまで待機する。
システムコントローラ40は、ブロック158で、加速度が第2閾値a以下であると判定すると、ブロック144に戻り、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「停止」を設定する。
速度、加速度とも、「停止」から「走行」に変化する第1閾値は、「走行」から「停止」に変化する第2閾値より高い。速度が第1閾値以上にならないと、状態は「走行」に変化しないが、速度が第1閾値以下になっても、状態は「走行」のままである。速度がさらに低下し第2閾値以下になると、状態は「停止」に変わる。このように、状態遷移はヒステリシス特性を有する。例えば、渋滞等で速度が頻繁に変動する場合、状態が頻繁に変化すると、制御の切替によるオーバーヘッドが問題になったり、SDメモリ62内の画像ファイルが細切れになる。状態遷移にヒステリシス特性を持たせることにより、これらを防ぐことができる。
図6の処理によれば、GPS信号に含まれる速度情報と、加速度センサ76の検出する加速度とに応じて、自動車の走行状態を判別することができる。
図6の例では、ブロック162で、電源がオンされると、ブロック164で、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「停止」を初期設定する。ブロック166で、システムコントローラ40は、加速度センサ76が検出する加速度が第1閾値a以上であるか否か判定する。加速度が第1閾値a以上ではない場合、ブロック166が再度実行され、加速度が第1閾値a以上になるまで待機する。
システムコントローラ40は、ブロック166で、加速度が第1閾値a以上であると判定すると、ブロック168で、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「走行」を設定する。ブロック170で、システムコントローラ40は、ブロック170で、加速度が第2閾値a以下であるか否か判定する。加速度が第2閾値a以下ではない場合、ブロック170が再度実行され、加速度が第2閾値a以下になるまで待機する。
システムコントローラ40は、ブロック170で、加速度が第2閾値a以下であると判定すると、ブロック164で、システムコントローラ40は、状態パラメータSTATUSに「停止」を設定する。
図6の処理によっても、加速度センサ76の検出する加速度に応じて、自動車の走行状態を判別することができる。
図7、図8を参照して、割込み処理について説明する。図3の処理は、電源ケーブルを介してドライブレコーダがシガーライターソケット32に接続されていて、DC5Vがドライブレコーダに供給されていることを前提としている。運転中にエンジンを切ることはあり得ないが、電源ケーブルに手が絡んで、電源ケーブルが電源コネクタ16、あるいはシガーライターソケット32から外れてしまうことはある。電源ケーブルが外れることは、走行中でも停止中でも起こり得る。
DC5Vが入力されない場合、キャパシタ42の放電による電圧が各種デバイスに供給される。そのため、SDカード62も多少の時間(例えば、10秒間)は動作して、アクセス中のファイルをクロージング処理してOSを終了することが出来るように構成されている。この多少の時間は、ファイルのアップロード、ダウンロードは行われていない前提で決められている。
そのため、外部電源がオフになると、図7の割込み処理が実行される。ブロック182で、システムコントローラ40は、電源オフ(DC5Vが入力されない)か否かを常時判定する。システムコントローラ40は、電源オフを検出すると、ブロック184で、SDカード62へ無線LAN接続(WiFi接続)を切断するよう接続終了コマンドを送る。SDカード62のCPU68は、このコマンドに応答して、WiFiモジュール66とスマートフォン88との接続を切る。従って、停止中で、スマートフォン88によるアップロード/ダウンロード中であっても、電源がオフすると、アップロード/ダウンロードは直ちに終了される。
この後、ブロック186で、システムコントローラ40は、SDカード62のアクセス中のファイルのクロージング処理を行う。外れた電源ケーブルを再度挿入して電源がオンになると、図3、図5あるいは図6の処理が再開する。
このように電源がオフした場合、先ず、無線LAN接続(WiFi接続)を切断するので、キャパシタ42の充電電荷をSDカード62の終了処理だけのために使うことができ、終了処理を確実に行うことができる。SDカード62の終了処理をしないで電源がオフになると、ファイルが破損するおそれがある。
図8を参照して事故発生時の割込み処理について説明する。
走行中は、図3に示すように、一定時間毎に画像データがSDカード62に書き込まれているので、走行中に事故が発生しても、画像は記録されている。しかし、停止中は、SDRAM54には画像データが書き込まれているが、SDカード62には書き込まれない。停止中でも、他の車から衝突される場合があり、画像を保存することが好ましい場合もある。また、トンネルやビル内の駐車場のように、GPS信号を受信できない場合は、停止中と同様に画像データがSDカード62には書き込まれないが、トンネルやビル内の駐車場での事故の画像を保存することが好ましい場合もある。
そこで、図8に示すように、システムコントローラ40は、加速度センサ76の検出値が非常に大きい異常値であるか否かを常時判定する。衝突により加速度は非常に大きくなるので、これにより事故の発生を検出できる。
加速度が異常値を示す場合、ブロック194で、システムコントローラ40は、SDカード62へ無線LAN接続(WiFi接続)を切断するよう接続終了コマンドを送る。SDカード62のCPU68は、このコマンドに応答して、WiFiモジュール66とスマートフォン88との接続を切る。ブロック196で、システムコントローラ40は、SDRAM54に記録されている画像データを全て読み出して、SDカード62へ書き込む。
上述した動作を表1に示す。
Figure 0006242848
以上説明したように、実施形態によれば、停止中は無線LANによるファイルのアップロード、ダウンロードが可能であり、アップロード/ダウンロード中は、SDカード62への画像データの書き込みが停止される。走行中は少なくとも無線LANによるファイルのアップロード、ダウンロードが停止され、SDRAM54からSDカード62への書き込みが定期的に実行される。そのため、SDRAM54からSDカード62への画像データの書き込みと、SDカード62から読み出した画像ファイルの無線LANによるスマートフォン88へのダウンロード、あるいはスマートフォン88からドライブレコーダへのアップロードが同時に行われることがなく、SDカード62の書き込み速度、読み出し速度が低下し、SDカード62への画像データの書き込みに影響が生じる可能性を防止できる。
走行と停止は、GPS信号に含まれる速度情報及び/または加速度センサの出力に基づいて判定しているので、自動車内の車載ネットワーク、SCC(シリアルコミュニケーションコントローラ)、バス等と接続する必要が無く、簡易に状態の判定を行うことができる。
事故を検出した際、無線LAN接続を切断して消費電力を低減させているので、キャパシタ42を利用する予備電源による駆動時間を長くすることができる。
なお、本実施形態の処理はコンピュータプログラムによって実現することができるので、このコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのコンピュータプログラムをコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。例えば、ドライブレコーダに限らず、タクシーのリアビジョン(後部座席で見るモニタ)にWiFi機能を組み込み、スマートフォン等でアクセスする機器や、車中で利用するタブレット端末等についても応用可能である。
40…システムコントローラ、42…キャパシタ、54…SDRAM、56…カメラ、62…SDカード、66…WiFiモジュール、72…GPSレシーバ、76…加速度センサ。

Claims (15)

  1. 自動車に設置される電子機器であって、
    前記自動車の運転状況を撮影するカメラと、
    前記自動車の走行/停止状態を判定することが可能な信号を出力する出力手段と、
    前記カメラで撮影された画像データを一時的に記憶する第1メモリと、
    外部の通信機器と無線接続する通信手段と、前記通信機器に送信される前記画像データを保存する第2メモリと、を有する取り外し可能なカードと、
    前記出力手段の信号から前記自動車が停止状態であると判定した時、前記第1メモリに一時記憶した前記画像データの前記第2メモリへの書き込みを停止して前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を許可し、前記出力手段の信号から前記自動車が走行状態であると判定した時、前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を停止又は禁止させて前記第1メモリに一時記憶した前記画像データを前記第2メモリに書き込む処理を行う処理部と、
    を具備する電子機器。
  2. 前記出力手段は、前記自動車の移動速度を検出するGPSレシーバと、加速度を検出する加速度センサとを含み
    前記処理部は、前記GPSレシーバによって検出された前記移動速度が第1閾値以上であると判定し、且つ前記加速度センサによって検出された加速度が第2閾値以上であると判定した場合、前記自動車が走行状態であると判定する、
    請求項1記載の電子機器。
  3. 前記処理部は、前記GPSレシーバによって検出された前記移動速度が前記第1閾値以下の第3閾値速度以下であると判定し、且つ前記加速度センサによって検出された加速度が前記第2閾値以下の第4閾値以下であると判定した場合、前記自動車が停止状態であると判定する、
    請求項記載の電子機器。
  4. 前記電子機器は前記自動車の電源と接続するコネクタをさらに具備し、
    前記処理部は、前記自動車の電源と接続するコネクタが外れた場合、前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を直ちに終了する請求項1記載の電子機器。
  5. 前記処理部は、事故の発生により前記加速度センサによって検出された加速度が異常値を示す場合、前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を終了させて前記第1メモリに一時記憶した全ての前記画像データを前記第2メモリに書き込む請求項記載の電子機器。
  6. 自動車の運転状況を撮影するカメラと、前記自動車の走行/停止状態を判定することが可能な信号を出力する出力手段と、前記カメラで撮影された画像データを一時的に記憶する第1メモリと、外部の通信機器と無線接続する通信手段、および前記通信機器に送信される前記画像データを保存する第2メモリを有する取り外し可能なカードと、を有する電子機器の制御方法であって、
    前記出力手段の信号から前記自動車が停止状態であると判定した時、前記第1メモリに一時記憶した前記画像データの前記第2メモリへの書き込みを停止して前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を許可し、
    前記出力手段の信号から前記自動車が走行状態であると判定した時、前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を停止又は禁止させて前記第1メモリに一時記憶した前記画像データを前記第2メモリに書き込む
    ことを特徴とする制御方法。
  7. 前記出力手段は、前記自動車の移動速度を検出するGPSレシーバと、加速度を検出する加速度センサとを含み
    前記GPSレシーバによって検出された前記移動速度が第1閾値以上であると判定し、且つ前記加速度センサによって検出された加速度が第2閾値以上であると判定した場合、前記自動車が走行状態であると判定する
    請求項記載の制御方法。
  8. 前記GPSレシーバによって検出された前記移動速度が前記第1閾値以下の第3閾値速度以下であると判定し、且つ前記加速度センサによって検出された加速度が前記第2閾値以下の第4閾値以下であると判定した場合、前記自動車が停止状態であると判定する
    請求項記載の制御方法。
  9. 前記電子機器は前記自動車の電源と接続するコネクタをさらに具備し、
    前記自動車の電源と接続するコネクタが外れた場合、前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を直ちに終了する
    請求項記載の制御方法。
  10. 事故の発生により前記加速度センサによって検出された加速度が異常値を示す場合、前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を終了させて前記第1メモリに一時記憶した全ての前記画像データを前記第2メモリに書き込む請求項記載の制御方法。
  11. 自動車の運転状況を撮影するカメラと、前記自動車の走行/停止状態を判定することが可能な信号を出力する出力手段と、前記カメラで撮影された画像データを一時的に記憶する第1メモリと、外部の通信機器と無線接続する通信手段、および前記通信機器に送信される前記画像データを保存する第2メモリを有する取り外し可能なカードと、を有する電子機器のプログラムであって、
    前記出力手段の信号から前記自動車が停止状態であると判定した時、前記第1メモリに一時記憶した前記画像データの前記第2メモリへの書き込みを停止して前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を許可する手段と、
    前記出力手段の信号から前記自動車が走行状態であると判定した時、前記通信手段を用いた前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を停止又は禁止させて前記第1メモリに一時記憶した前記画像データを前記第2メモリに書き込む手段と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. 前記出力手段は、前記自動車の移動速度を検出するGPSレシーバと、加速度を検出する加速度センサとを含み
    前記GPSレシーバによって検出された前記移動速度が第1閾値以上であると判定し、且つ前記加速度センサによって検出された加速度が第2閾値以上であると判定した場合、前記自動車が走行状態であると判定する手段
    をさらにコンピュータに実行させる請求項11記載のプログラム。
  13. 前記GPSレシーバによって検出された前記移動速度が前記第1閾値以下の第3閾値速度以下であると判定し、且つ前記加速度センサによって検出された加速度が前記第2閾値以下の第4閾値以下であると判定した場合、前記自動車が停止状態であると判定する手段
    をさらにコンピュータに実行させる請求項12記載のプログラム。
  14. 前記電子機器は前記自動車の電源と接続するコネクタをさらに具備し、
    前記自動車の電源と接続するコネクタが外れた場合、前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を直ちに終了する手段
    をさらにコンピュータに実行させる請求項11記載のプログラム。
  15. 事故の発生により前記加速度センサによって検出された加速度が異常値を示す場合、前記第2メモリと前記通信機器との間の通信を終了させて前記第1メモリに一時記憶した全ての前記画像データを前記第2メモリに書き込む手段
    をさらにコンピュータに実行させる請求項12記載のプログラム。
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