JP6242747B2 - イソソルビドの製造方法及びそれに用いたイオン液体のリサイクル方法 - Google Patents

イソソルビドの製造方法及びそれに用いたイオン液体のリサイクル方法 Download PDF

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Description

本発明は、環状エーテル、特に電子・電気材料等に利用可能な樹脂の合成に有用なイソソルビドの製造方法及びそれに用いたイオン液体のリサイクル方法に関する。
地球上に膨大な量で存在しているセルロースは、グルコースの重合体であり、加水分解することでグルコースへと変換することが出来る。そのグルコースは、ルテニウム触媒やニッケル触媒を用いてソルビトールに変換が可能なことも報告され、最近では白金触媒を用いてセルロースから1ステップでソルビトールに熱分解が可能であることもまた報告されている。
ソルビトールは、有望なバイオマス材料として期待されている。ソルビトールを脱水すると1分子脱水のソルビタンや2分子脱水のイソソルビドなどが生成することが報告されており、特に注目されているのがイソソルビドを用いてポリカーボネートを作ることである。本来、ポリカーボネートの原料は石油であるが、石油などの資源には限りがあることも知られており、再生可能資源である糖類から生産されることは重大な役割を果たすことが期待されている。また、2分子脱水であるイソソルビドは浸透圧性利尿薬や血圧降下剤などの薬学の分野でも利用されているため様々な分野で用いられている。
ソルビトールの脱水反応は、20世紀半ばごろから研究されており、硫酸や塩酸やフッ化水素酸などの触媒を用いての脱水が一般的である。例えば特許文献1には、ソルビトールのようなポリオールの脱水素環化による5員環式又は6員環式エーテルの製法において、水及び酸性触媒の存在下に少なくとも100℃でポリオールを処理する場合に、この処理を、耐酸性水素化触媒の存在下に水素雰囲気中で実施することが記載されている。しかしながら、触媒と反応後の生成物との分離が困難であるなどの問題がある。また、従来のイソソルビドの製造方法は、ソルビトールを有機溶剤や超臨界流体で加熱してイソソルビドを得るものもあり、可燃性の有機溶剤を加熱する際の火災や圧力のリスクがあった。
そこで、例えば特許文献2のように、水酸基を少なくとも3個有する多価アルコールの脱水反応により、環状エーテル又はヒドロキシケトンを製造する方法において、反応系に所定の圧力の二酸化炭素を導入して、該二酸化炭素と高温水の存在下、無機酸や固体触媒を用いない環境調和型プロセスで、当該多価アルコールを脱水させる方法が開発されている。また、非特許文献1には、触媒を用いずに亜臨界水中でソルビトールを加熱し脱水反応を行い、その際に以下に示す5成分が生成することが報告されている。
Figure 0006242747
特開平11−209361号公報 特開2009−256347号公報
Aritomo Yamaguchi et al "Sorbitol dehydration in high temperature liquid water" Green Chem.,2011,13,873-881
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、200〜400℃の高温水と二酸化炭素を含む反応系で実施することが開示されているが、高温および高圧に耐えうる反応器を必要とする問題がある。また、実施例9に記載されているように、6価のアルコールであるソルビトールからイソソルビドを得る場合には、十分な収率が得られていない。また、非特許文献1に記載の反応ではイソソルビドを最大の収率で得るには10時間以上も要するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、超臨界流体や高圧反応器を用いることなく、短時間で収率良くイソソルビドをはじめとする環状エーテルを得ることができる、環境親和性の高い環状エーテルの製造方法及びそれに用いたイオン液体のリサイクル方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、以上の目的を達成するために、鋭意検討した結果、難燃性で不揮発性のイオン液体を反応溶媒として用い、マイクロウェーブによって特定の温度で加熱を行う多価アルコールの脱水反応により、超臨界流体や高圧反応器を用いることなく、短時間で収率良く環状エーテルを製造できることを見出し、本発明に至った。また、本発明者らは、上記条件で環状エーテルを製造することにより、イオン液体を容易に回収し、再利用できることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、反応溶媒としてイオン液体を用いて、少なくとも3個以上の水酸基を有する多価アルコールをマイクロウェーブにより100〜300℃に加熱することによって、多価アルコールの脱水反応を行う工程を備えることを特徴とする環状エーテルの製造方法に関する。
また、本発明は、上記記載の製造方法によって環状エーテルを製造した後に、イオン液体を回収し、再利用することを特徴とするイオン液体のリサイクル方法に関する。
以上のように、本発明によれば、超臨界流体や高圧反応器を用いることなく、短時間で収率良くイソソルビドをはじめとする環状エーテルを得ることができる、環境親和性の高い環状エーテルの製造方法及びそれに用いたイオン液体のリサイクル方法を提供することができる。
本発明に係る環状エーテルの製造方法において、使用される多価アルコールとしては、少なくとも3個以上の水酸基を有していれば特に制限はないが、好ましくは3〜9価、より好ましくは5〜7価、特に好ましくは6価のアルコールである。多価アルコールとして、具体的には、グリセリン、エリトリトール、D−アラビトール、キシリトール、D−リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、D−マンニトール、β−セドヘプチトール、マルチトールのような多価アルコールや、マルトース、スクロース、ラクトース、セロビオース、トレハロース、シクロデキストリン、グリコーゲン、アミロペクチン、アミロース、グルコース、セルロースのようなグルコースを構成単位とするグルカンなどが挙げられ、中でも特にソルビトールが好ましい。
本発明は、反応溶媒としてイオン液体を用いることを特徴とする。イオン液体は、室温でも液体として存在する塩であり、高導電性、高溶解性、低粘性、不揮発性、難燃性などの特徴を有する。そして、その特殊な物性から、環境調和型反応溶媒や電気化学デバイス分野などで研究が進められている。イオン液体は、その不揮発性、難燃性という特徴から高温で反応させることができ、尚且つ安全に反応を行うことができる。また、その熱に対する安定性から再利用可能な溶媒でもある。以上の優れた利点に加え、ソルビトールなどの多価アルコールを可溶化できる特性を持ち、特にイオン液体の塩化物塩での可溶化は数多く報告されている。
本発明において反応溶媒として用いられるイオン液体は、具体的には、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([emin][TFSA])、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([bmin][TFSA])、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([PP13][TFSA])、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([P13][TFSA])、N,N,N−トリメチル−N−プロピルアンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([TMPA][TFSA])、1−アリル−3−ブチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([ABIm][TFSA])、1−アリル−3−エチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([AEIm][TFSA])、1,3−ジアリルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([AAIm][TFSA])、1−N−ブチル−3−メチルイミダゾリウム ヘキサフルオロフォステート([BMI][PF])、1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム ヘキサフルオロフォステート([BMP][PF])、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウム ヘキサフルオロフォステート([OMI][PF])、1−ブチルピリジニウム ヘキサフルオロフォステート、1−ヘキシルピリジニウム ヘキサフルオロフォステートなどが挙げられ、中でも特に、N,N,N−トリメチル−N−プロピルアンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([TMPA][TFSA])、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([emin][TFSA])、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([bmin][TFSA])、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([PP13][TFSA])、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([P13][TFSA])が好ましく、N,N,N−トリメチル−N−プロピルアンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルフォニル)イミド([TMPA][TFSA])が特に好ましい。上記イオン液体は、単独でも、2種以上を組み合わせて使用することもできる。
また、本発明においては、反応溶媒としてイオン液体を用いるだけで十分に本発明の効果を奏することができるが、反応溶媒には、塩酸、硫酸、硝酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸、炭酸、ホウ酸、次亜塩素酸、ハロゲン化水素などの酸触媒を加えることが好ましい。酸触媒は、中でも特に、塩化水素(塩酸)、臭化水素、ヨウ化水素、次亜塩素酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸が好ましい。酸触媒を加えることで、脱水反応を促進させる効果を発揮し、また環状エーテルの選択性を向上させることもあるため好ましい。上記酸触媒は、多価アルコールに対して0.1〜50mol%の割合で添加することが好ましく、0.5〜10mol%がより好ましい。
また、本発明は、マイクロウェーブ加熱を行うことを特徴とする。マイクロウェーブ加熱は、マイクロ波と物質の相互作用を利用した加熱方法である。マイクロウェーブを使った加熱では、従来の加熱方法では時間がかかっていた反応が短時間で進行するようになり、不純物を与えることがなくなるなど、環境親和性の高いグリーンな合成法として注目され、多くの反応に用いられている。マイクロウェーブ加熱を行うことによって、反応速度を向上させることができる。反応速度を向上させることができる理由としては、内部から急速に加熱することが反応を加速させる主な要因として考えられている。さらに、イオン液体もまた極性が高いため、マイクロ波による加熱に適している。
マイクロウェーブ加熱は、例えばオーブン或いはマイクロ波装置などの加熱装置を用いて好適に行うことができる。マイクロウェーブ加熱を日本で行う際には、一般的には日本の国内法(電波法)に基づいて2.45GHzで行う。
本発明において、マイクロウェーブ加熱による反応温度は、100〜300℃であり、100〜210℃が好ましく、140〜210℃がより好ましく、150〜200℃が特に好ましい。100℃未満では脱水反応がはじまらず、350℃を超えるとイオン液体が分解しはじめ、400℃を超えるとイオン液体が分解してしまい、再利用できなくなるため好ましくない。また、本発明において、マイクロウェーブ加熱は高圧を必要とせず、常圧で行うことができる。
また、マイクロウェーブによる加熱時間は、1〜120分が好ましく、5〜60分が特に好ましい。加熱時間が1分未満では脱水反応が十分に進行せず、120分を超えるとエネルギーを過大に消費する傾向にあるため好ましくない。
次に、本発明に係る環状エーテルの製造方法及びイオン液体のリサイクル方法について、ソルビトールの脱水反応によりイソソルビドを製造する方法を例に説明する。
ソルビトールを上記条件下において、脱水反応させると黒色の液体である反応混合物が得られる。この反応混合物は、塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチルなどから選ばれる溶媒を用いて溶解しながら吸引ろ過する第1ろ過工程と、前記第1ろ過工程で溶解しきれなかった残渣をメタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどから選ばれる溶媒を用いて溶解しながら吸引ろ過する第2ろ過工程と、前記第1及び第2ろ過工程で得られたろ液を減圧留去する濃縮工程と、前記濃縮工程によって濃縮されたろ液を水で抽出し塩化メチレン、クロロホルム、酢酸エチルなどから選ばれる溶媒で洗浄する抽出・分液工程と、を経ることにより、主に、イソソルビド、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトール、2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールを含有した水相と、イオン液体([TMPA][TFSA])を含有する有機相とに分離することができる。なお、水相からイソソルビドを単離する方法としては、特に制限はなく、従来公知の方法によって単離することができる。
水相に含まれる環状エーテル混合物が、イソソルビド、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトール、2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールを含有していることは、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、NMR、質量分析(MS)などを用いることにより確認することができる。
本発明の特徴として、水相に含まれる環状エーテル混合物の中には、非引用文献1のAritomo Yamaguchiらの研究で得られた1,4−アンヒドロ−d−ソルビトールが含まれていないことが挙げられる。上記についてはいくつかの原因が考えられるが、例えば、マイクロウェーブ加熱により反応が早く進み、1,4−アンヒドロ−d−ソルビトールがより安定なイソソルビドに素早く変換されたことなどが考えられる。
また、有機相のイオン液体は、溶媒である塩化メチレンなどを減圧留去して回収するだけで、容易に再利用することが可能である。したがって、高価であるイオン液体を用いる上でコストの問題を解決することができる。
また、反応溶媒に酸触媒を加えた場合、酸触媒は、イオン液体には含まれない。その理由としては、回収したイオン液体中にトルエンスルホン酸のピークは確認できないこと、回収したイオン液体を酸を追加することなく再利用すると、ソルビトールは変換されないことなどが挙げられる。そのため、上記有機相のイオン液体は、酸触媒と分離するなどの必要はなく、容易に再利用することが可能であるといえる。
上記脱水反応における反応条件は、前述の通りであるが、中でも特に、イソソルビドを選択的に、最も収率良く得るためには、マイクロウェーブ加熱による反応温度を100〜300℃、好ましくは100〜210℃、より好ましくは140〜210℃、特に好ましくは150〜200℃、反応時間を5〜60分とすることが好ましい。
本発明によれば、イオン液体を用い、マイクロウェーブ加熱を行うことにより、短時間で収率良くイソソルビドをはじめとする環状エーテルを製造することができる。すなわち、マイクロウェーブで加熱を行うことにより、同じ条件で行った砂浴での加熱よりも早い速度で反応が進行する。さらに、温度や時間を限定することによって、2分子脱水を選択的に生成することできる。しかし、加熱しすぎると各成分が分解され、収率が減少する可能性がある。また、イオン液体も高い収率で回収でき、また繰り返し使用することができるため、イオン液体のコスト問題を解決できる可能性がある。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに具体的に説明するが、これらは本発明の目的を限定するものではない。先ず、本実施例で用いた測定方法を以下に示す。
(モル収率(%))
実施例において得られた水相に内部標準物質としてフルクトースを0.01g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(日本分光 RI−2031型)で測定し、内部標準法によってソルビトールに対するイソソルビドの収率、及び1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールとの合計収率を算出した。HPLCの測定条件は、カラム(Waters社製 Xbridge Amideカラム 3.5μm Part no.186004868);4.6×100mm、流速;0.5ml/min、分析時間;15min、移動相成分比; アセトニトリル:水=80:20で行った。
(イオン液体の回収率(%))
イオン液体の回収率は、反応前のイオン液体と、反応後の塩化メチレンを減圧蒸留した有機相との重量を比較することにより算出した。
(実施例1)
50mlナスフラスコにソルビトール0.2020gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.7718g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0093g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて130℃で30分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.2052g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、0.3ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0364gであり、収率は22%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0467gであり、収率は26%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.5985gで、回収率は94%であった。
(実施例2)
50mlナスフラスコにソルビトール0.2024gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.8017g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0118g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて150℃で10分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.2015g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0639gであり、収率は39%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0528gであり、収率は29%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.3710gで、回収率は85%であった。
(実施例3)
50mlナスフラスコにソルビトール0.1954gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.3472g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0018g(ソルビトールに対して1mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて180℃で10分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.2017g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0664gであり、収率は41%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0336gであり、収率は19%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.2727gで、回収率は97%であった。
(実施例4)
50mlナスフラスコにソルビトール0.2029gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.3643g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0018g(ソルビトールに対して1mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて180℃で30分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.2061g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0704gであり、収率は43%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0071gであり、収率は4%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.2493gで、回収率は95%であった。
(実施例5)
50mlナスフラスコにソルビトール0.1997gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.3829g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0058g(ソルビトールに対して3mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて180℃で10分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.2042g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0904gであり、収率は56%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0095gであり、収率は5%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.293gで、回収率は96%であった。
(実施例6)
50mlナスフラスコにソルビトール0.1999gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.2827g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0096g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて180℃で30分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.2016g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0632gであり、収率は39%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0013gであり、収率は1%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.1995gで、回収率は96%であった。
(実施例7)
50mlナスフラスコにソルビトール0.2066gとイオン液体[TMPA][TFSA]2.9637g(約2ml)およびp−トルエンスルホン酸0.0102g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて200℃で10分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、200mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を200mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。減圧留去したろ液に30mlの水を加えて溶解し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を水相および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.1952g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収量は0.0745gであり、収率は45%であった。1分子脱水した生成物はそのほとんどが1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールであり、収量は0.0084gであり、収率は5%であった。また、このときのイオン液体回収量は2.9088gで、回収率は98%であった。
(実施例8)
50mlナスフラスコにソルビトール0.20gとイオン液体[TMPA][TFSA]2mlおよびp−トルエンスルホン酸0.0004g(ソルビトールに対して0.2mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて150℃で10分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、500mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を500mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。ブフナーロートに残った固体(黒色固体)は150℃のオーブンで乾燥させ、減圧留去したろ液は30mlの水で抽出し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を固体、水相、および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.01g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収率は3.2mol%で、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールの合計収率は、34.1mol%であった。また、このときのイオン液体回収率は、97.5%であった。
(実施例9)
50mlナスフラスコにソルビトール0.20gとイオン液体[TMPA][TFSA]2mlおよびp−トルエンスルホン酸0.0095g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて200℃で5分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、500mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を500mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。ブフナーロートに残った固体(黒色固体)は150℃のオーブンで乾燥させ、減圧留去したろ液は30mlの水で抽出し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を固体、水相、および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.01g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収率は34.2mol%で、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールの合計収率は、12.8mol%であった。また、このときのイオン液体回収率は、99.4%であった。
(実施例10)
50mlナスフラスコにソルビトール0.20gとイオン液体[TMPA][TFSA]2mlおよびp−トルエンスルホン酸0.0095g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて200℃で30分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、500mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を500mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。ブフナーロートに残った固体(黒色固体)は150℃のオーブンで乾燥させ、減圧留去したろ液は30mlの水で抽出し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を固体、水相、および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.01g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収率は40.5mol%で、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールの合計収率は、3.2mol%であった。また、このときのイオン液体回収率は、98.8%であった。
(実施例11)
50mlナスフラスコにソルビトール0.20gとイオン液体[TMPA][TFSA]2mlおよびp−トルエンスルホン酸0.0095g(ソルビトールに対して5mol%)を混合させマイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて200℃で60分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、500mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を500mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。ブフナーロートに残った固体(黒色固体)は150℃のオーブンで乾燥させ、減圧留去したろ液は30mlの水で抽出し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を固体、水相、および有機相に分離した。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.01g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収率は39.3mol%で、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールの合計収率は、2.1mol%であった。また、このときのイオン液体回収率は、98.3%であった。
(実施例12)
50mlナスフラスコにソルビトール0.20gとイオン液体[TMPA][TFSA]2mlを混合させ、マイクロウェーブ(簡易型マイクロ波反応装置、四国計測社製)を用いて220℃で30分間加熱した。次に反応混合物を塩化メチレンで溶解させ吸引ろ過し、500mlナスフラスコに移して塩化メチレンを減圧留去した。次に塩化メチレンで溶解しなかった反応混合物を、メタノールを加えて溶解させ吸引ろ過し、ろ液を500mlナスフラスコに移してメタノールを減圧留去した。ブフナーロートに残った固体(黒色固体)は150℃のオーブンで乾燥させ、減圧留去したろ液は30mlの水で抽出し、塩化メチレン(30ml×10)で洗浄し、水相側と有機相側それぞれを減圧留去し、反応混合物を固体0.0021g、水相0.1811g、有機相2.5909gに分離して得た。
次に、前記水相に内部標準物質としてフルクトースを0.01g、超純水を10ml加え、フィルターに通した後、HPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収率は0.0mol%で、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールの合計収率は、10.4mol%であった。また、このときのイオン液体回収率は、100.3%であった。
(実施例13)
マイクロウェーブを用いた加熱を250℃で30分間に変えたこと以外は、実施例12と同様にして、実施例13の反応混合物を得た。得られた反応混合物を実施例12と同様に操作することにより、固体0.0039g、水相0.2016g、有機相2.4184gを得た。
水相を実施例12と同様にHPLC(ウォーターズXBridgeAmide3.5μm、4.6×100mm、CHCN−水75:25、3.0ml/min)で測定したところ、ソルビトールに対するイソソルビドの収率は11.2mol%で、1,5−アンヒドロ−d−ソルビトールと2,5−アンヒドロ−d−ソルビトールの合計収率は、23.7mol%であった。また、このときのイオン液体回収率は、94.2%であった。

Claims (4)

  1. 反応溶媒としてイオン液体を用いて、これにp−トルエンスルホン酸を添加して、ソルビトールをマイクロウェーブにより100〜300℃に加熱することによって、ソルビトールの脱水反応を行う工程を備えることを特徴とするイソソルビドの製造方法。
  2. 前記p−トルエンスルホン酸は、ソルビトールに対して、0.5〜10mol%であることを特徴とする請求項1記載のイソソルビドの製造方法。
  3. 前記加熱時間は、5〜60分であることを特徴とする請求項1又は2記載のイソソルビドの製造方法。
  4. 請求項1乃至3いずれか記載の製造方法によってイソソルビドを製造した後に、イオン液体を回収し、再利用することを特徴とするイオン液体のリサイクル方法。
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