JP6242447B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

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本発明は、ホフマンモジュレーションコントラスト(HOFFMAN MODULATION CONTRAST:ナビター・インコーポレーテッドの登録商標、以降、変調コントラスト観察と記す。)や位相差観察などの位相物体を可視化する観察と蛍光観察の両方に用いられる顕微鏡システムに関する。
従来から、培養細胞などの位相物体を観察するための顕微鏡として、蛍光観察に加えて、位相差観察、変調コントラスト観察、微分干渉観察などの位相物体を可視化する他の観察が可能な顕微鏡が知られている。このような顕微鏡を培養細胞の観察に用いる場合には、プラステック製のデッシュが使用可能であるといった理由から、特に位相差観察又は変調コントラスト観察が蛍光観察と併用されることが多い。
培養細胞は、通常、湿度や温度などが管理されたインキュベータに格納されている。観察における培養細胞に掛かる負担を極力軽減するためには、顕微鏡をインキュベータ内に設置して、培養細胞をインキュベータから取り出すことなく観察することが望ましい。
しかしながら、一般に、蛍光観察では落射照明が採用されるのに対して位相差観察又は変調コントラスト観察では透過照明が採用されるため、培養細胞を観察する顕微鏡は、透過照明光学系と落射照明光学系の両方を備えているのが通常である。従って、比較的大きな設置スペースが必要となることから、顕微鏡をインキュベータ内の限られたスペースに設置することが困難となる場合が少なくない。
このような事情により、蛍光観察と位相物体を可視化する観察が可能な、よりコンパクトに構成された顕微鏡が求められている。例えば、特許文献1には、蛍光観察に透過照明を採用することで、落射照明光学系を省略した顕微鏡が開示されている。
特開2007−041510号公報
ところで、特許文献1に開示される顕微鏡では、蛍光観察と位相物体を可視化する他の観察とを切替えるときに、観察法に応じた専用の光学素子が光路上に配置される。顕微鏡がインキュベータ内に設置されている場合、物理的な移動を伴う光学素子の挿脱や交換を手動で直接行うことは困難であるため、これらの作業は通常は切替機構を介して行われる。
しかしながら、切替機構を備えた顕微鏡は、切替機構自体のスペースに加えて、光学素子を退避するスペースや交換して使用する光学素子を配置するスペースなどを必要とするため大型化し易く、コンパクトに構成することが難しい。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、蛍光観察と位相物体を可視化する観察とが可能なコンパクトな顕微鏡システムを提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、光源を備えた透過照明光学系であって、前記光源からの光を用いて位相物体である標本を照明する透過照明光学系と、結像光学系と、を備えた、前記位相物体を可視化する観察が行われる顕微鏡と、無線送受信装置と、前記顕微鏡の外部に設けられた制御端末と、を有する顕微鏡システムであって、前記顕微鏡は、インキュベータ内に設置され、前記制御端末は、前記インキュベータの外部に設置され、前記結像光学系は、対物レンズと、前記対物レンズの射出瞳面若しくは前記射出瞳面と共役な面又はそれらの近傍に配置された、光を変調する薄膜と、を含み、前記光源はLED光源であり、前記顕微鏡は、前記制御端末から、前記無線送受信装置を介して受信した指令に従って動作するように制御されることを特徴とする顕微鏡システムを提供する。
本発明によれば、蛍光観察と位相物体を可視化する観察とが可能なコンパクトな顕微鏡システムを提供することができる。
実施例1に係る顕微鏡の構成を例示する図である。 実施例1に係る顕微鏡を備えたインキュベータシステムの構成を例示する図である。 実施例1に係る顕微鏡の構成の第1の変形例を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡の構成の第2の変形例を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡の構成の第3の変形例を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡の構成の第4の変形例を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡の構成の第5の変形例を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡の構成の第6の変形例を示す図である。 実施例1に係る顕微鏡における、励起波長の変更方法について説明するための図である。 実施例1に係る顕微鏡における、観察倍率の変更方法について説明するための図である。 実施例2に係る顕微鏡の構成を例示する図である。 実施例2に係る顕微鏡の構成の第1の変形例を示す図である。 実施例2に係る顕微鏡の構成の第2の変形例を示す図である。 実施例3に係る顕微鏡の構成を例示する図である。
図1は、本実施例に係る顕微鏡の構成を例示する図である。図2は、本実施例に係る顕微鏡を備えたインキュベータシステムの構成を例示する図である。
図1及び図2を参照しながら、本実施例に係る顕微鏡及びインキュベータシステムについて説明する。
図1(a)に例示される顕微鏡1は、蛍光観察と位相差観察が行われる顕微鏡であり、位相物体である標本5を挟んで配置された、透過照明光学系と結像光学系とを備えている。
透過照明光学系は、面光源3と、コンデンサレンズ4と、を含んでいる。面光源3は、標本5を励起する励起光であるとともに標本5を可視化するための照明光である光を、コンデンサレンズ4の瞳面2から出射する光源部である。即ち、顕微鏡1では、照明光と励起光は同じ光であって、同じ波長(励起波長)を有している。面光源3は、コンデンサレンズ4の瞳面2に配置されていて、光軸方向から見ると、図1(b)に示されるようにリング形状を呈している。面光源3は、例えば、リング状に形成されたLED光源である。透過照明光学系では、面光源3からの光がコンデンサレンズ4の瞳面2から出射されることでケーラー照明が実現されるため、標本5全体が均一に照明される。
結像光学系は、位相膜8を備えた位相差対物レンズ6と、バリアフィルタ9と、結像レンズ10と、カメラ11と、を含んでいる。位相膜8は、標本5を透過した光を位相変調する薄膜であり、位相差対物レンズ6の射出瞳面7上に配置されている。バリアフィルタ9は、面光源3からの光を遮断し、且つ、面光源3からの光の照射により標本5から生じる蛍光を透過させる波長特性を有している。バリアフィルタ9は、位相差対物レンズ6の光軸に対して挿脱自在に配置されていて、図示しない切替機構により、観察法に応じて光路に対して挿脱される。具体的には、蛍光観察では光路上に配置され、位相差観察では光路から取り除かれて光路外に配置される。
顕微鏡1では、コンデンサレンズ4の瞳面2と位相差対物レンズ6の射出瞳面7は光学的に共役な関係を有しているため、瞳面2は射出瞳面7に配置された位相膜8と光学的に共役な面である。また、面光源3は、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内に配置されている。このため、面光源3は、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内から照明光及び励起光を出射するように構成されている。
以上のように構成された本実施例に係る顕微鏡1では、面光源3からの光は、コンデンサレンズ4により標本5全体に照射される。標本5に照射された光は、標本5を透過し位相差対物レンズ6に入射するとともに、標本5中の蛍光物質を励起して標本5から蛍光を生じさせる。面光源3からの光のうち標本5で回折することなく標本5を透過した光(以降、直接光と記す。)は、面光源3と光学的に共役な位相膜8を通過するため、位相膜8でその位相が変調される。一方、面光源3からの光のうち標本5で回折した光(以降、回折光と記す。)は、位相膜8を通過することなく位相差対物レンズ6から出射される。
バリアフィルタ9が光路上に配置されている状態では、標本5を透過した光(直接光と回折光)がバリアフィルタ9で遮断されて、蛍光のみがカメラ11で検出されるため、蛍光観察で標本5が観察される。これに対して、バリアフィルタ9が光路上に配置されていない状態では、標本5で透過した光(直接光と回折光)が蛍光と共にカメラ11で検出される。蛍光は直接光や回折光に比べて微弱であるため、直接光と回折光の干渉により位相物体が可視化される。即ち、位相差観察で標本5が観察される。
このように、本実施例に係る顕微鏡1によれば、透過照明光学系内の光学素子を交換や挿脱することなく、結像光学系内のバリアフィルタ9を挿脱するだけで蛍光観察と位相差観察とを切替えることができる。従って、従来技術と比較して、蛍光観察と位相観察との切替えに伴う光学素子の挿脱や交換を減らすことができるため、切替機構の数を減らすことが可能である。その結果、顕微鏡1全体をコンパクトに構成することが可能となり、図2に示すようにスペースが限られたインキュベータ70内に設置することも可能となる。
なお、図2に示すインキュベータシステムは、インキュベータ70内に設置された顕微鏡1が、無線送受信装置91及び無線送受信装置72を介して受信する制御端末90からの命令に従って動作するように構成されている。顕微鏡1に供給される電力は、無線給電部71を介して電力伝送装置80から供給される。
図1(a)では、コンデンサレンズ4の瞳面2に面光源3を配置し、位相差対物レンズ6の射出瞳面7に位相膜8を配置する例を示したが、面光源3、位相膜8は、それぞれ、瞳面2、射出瞳面7の近傍に配置されてもよい。面光源3からの光が位相膜8を配置した領域を通過するように構成されればよく、従って、面光源3と位相膜8とが光学的に共役な位置関係にあればよい。
次に、図3から図8を参照しながら、本実施例に係る顕微鏡1の構成の変形例について説明する。
図3、図4、図5は、本実施例に係る顕微鏡1の構成の変形例を示す図であり、それぞれ、顕微鏡1の透過照明光学系についての変形例を示している。
図3(a)に示される第1の変形例に係る顕微鏡12は、図3(b)に示されるように、光源部として、面光源3の代わりに複数の点光源13を含む点が、実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
複数の点光源13は位相膜8と共役なコンデンサレンズ4の瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内に配置されていて、全体として六角リング形状を呈している。これにより、顕微鏡1の面光源3と同様に、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内から光を出射するように構成されている。なお、点光源13は、例えば、LED光源であり、出射される光は、標本5を励起する励起光であるとともに、標本5を可視化するための照明光である。また、本変形例は、点光源13を1つの面上に配置しているので、六角リング形状の面光源とみなすことができる。
図4(a)に示される第2の変形例に係る顕微鏡14は、光源部として、面光源3の代わりに光ファイバ光源ユニットを含む点が、実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
光ファイバ光源ユニットは、光源15と、楕円ミラー16と、カップリングレンズ17と、光ファイバ18とを備えている。光ファイバ18は、出射端18bが位相膜8と共役な面に位置するように配置されたバンドル光ファイバである。
光源15から出射された光は、直接にまたは楕円ミラー16を介してカップリングレンズ17に入射し、カップリングレンズ17により光ファイバ18の入射端18aに集光する。入射端18aに集光した光は、入射端18aから光ファイバ18に入射し、図4(b)に示されるように、位相膜8と共役な面(コンデンサレンズ4の瞳面)に位置する出射端18bから出射する。
光ファイバ光源ユニットでは、光ファイバ18の入射端18aの一部に図示しない遮光部材が中心部を円状に、周辺部をリング状に遮光し、リング状に光が入射するよう配置されている。これにより、光ファイバ光源ユニットは、位相膜8と共役な面に位置する光ファイバ18の出射端18bのうちの位相膜8と共役な領域19内から光を出射するように構成されている。なお、光源15から出射される光は、顕微鏡1の面光源3から出射される光と同様に、標本5を励起する励起光であるとともに、標本5を可視化するための照明光である。また、光ファイバ光源ユニットは、光ファイバ18の出射端18bのファイバ配列がリング状になっている面光源の構成としてもよい。
図5(a)に示される第3の変形例に係る顕微鏡20は、光源部として、面光源3の代わりに、光源21、コリメータレンズ22、ミラー23及びスリット板24を含む点が、実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
スリット板24は、コンデンサレンズ4の瞳面に配置されていて、光軸方向から見ると、図5(b)に示されるようにリング形状のリングスリット24aが形成されている。リングスリット24aは、コンデンサレンズ4の瞳面のうちの位相膜8と共役な領域内に形成されている。これにより、顕微鏡20の光源部は、顕微鏡1の面光源3と同様に、位相膜8と共役な面(コンデンサレンズ4の瞳面)のうちの位相膜8と共役な領域内から光を出射するように構成されている。なお、光源21から出射される光は、顕微鏡1の面光源3から出射される光と同様に、標本5を励起する励起光であるとともに、標本5を可視化するための照明光である。
図3から図5に示される変形例に係る顕微鏡によっても、実施例1に係る顕微鏡1と同様に、結像光学系内のバリアフィルタ9の挿脱を行うだけで蛍光観察と位相差観察とを切替えることが可能であり、顕微鏡全体をコンパクトに構成することができる。
図6、図7、図8は、本実施例に係る顕微鏡1の構成の変形例を示す図であり、それぞれ、顕微鏡1の結像光学系についての変形例を示している。
図6に示される第4の変形例に係る顕微鏡25は、結像光学系が、位相差対物レンズ6とバリアフィルタ9の間に配置されたダイクロイックミラー26と、ダイクロイックミラー26の反射光路上に配置された結像レンズ27及びカメラ28と、を含む点が、実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
ダイクロイックミラー26は、標本5から生じた蛍光を透過させ、面光源3からの光を反射させる波長特性を有している。即ち、ダイクロイックミラー26は、蛍光と面光源3からの光とを分離して異なる方向に導く光路分岐手段として機能する。これにより、ダイクロイックミラー26を透過した蛍光は第1の光検出器であるカメラ11で蛍光観察画像として、ダイクロイックミラー26を反射した面光源3からの光は第2の光検出器であるカメラ28で位相差観察画像として、同時に検出される。
図6に示される変形例に係る顕微鏡25によれば、バリアフィルタ9を挿脱するための切替機構が不要であるため、顕微鏡全体をコンパクトに構成することができる。
また、蛍光観察と位相差観察を同時に行うことができる。
なお、図6では、ダイクロイックミラー26の透過光路上に、バリアフィルタ9を配置する例を示したが、バリアフィルタ9の配置は特にこのような配置に限られない。ダイクロイックミラー26が蛍光を反射させ面光源3からの光を透過させる波長特性を有する場合には、バリアフィルタ9はダイクロイックミラー26の反射光路上に配置されてもよい。
図7に示される第5の変形例に係る顕微鏡29は、結像光学系が位相差対物レンズ6の代わりに位相膜8の配置されない対物レンズ36を含む点、位相差対物レンズ6と結像レンズ10の間に挿脱自在に配置されたバリアフィルタ9が省略されている点、結像光学系が結像レンズ10とカメラ11の間に瞳リレーレンズ31と位相膜33とバリアフィルタ34と像リレーレンズ35とを含む点が、実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
位相膜33とバリアフィルタ34は、対物レンズ36の射出瞳面と共役な面32(以降、瞳共役面と記す)に挿脱自在に配置されている。位相膜33とバリアフィルタ34は、図示しない切替機構により観察法に応じて交換されて、いずれか一方のみが光路上に配置される。具体的には、蛍光観察ではバリアフィルタ34が、位相差観察では位相膜33が、光路上に配置される。
なお、位相膜33とバリアフィルタ34の交換は、位相膜33が対物レンズ36の外部に配置されていることにより実現可能となっている。従って、図7では、結像レンズ10及び瞳リレーレンズ31によって対物レンズ36の射出瞳面7が投影された瞳共役面32に位相膜33を配置する例が示されているが、対物レンズの射出瞳面が対物レンズの外部にある場合には、位相膜33とバリアフィルタ34を対物レンズの射出瞳面に挿脱自在に配置してもよい。また、面光源3と位相膜33とが光学的に共役な位置関係にあるかぎり、面光源3、位相膜33は、それぞれ、瞳面2、瞳共役面32の近傍に配置されてもよい。
図7に示される変形例に係る顕微鏡29によれば、結像光学系内のバリアフィルタ34と位相膜33との交換を行うだけで蛍光観察と位相差観察とを切替えることが可能であり、顕微鏡全体をコンパクトに構成することができる。また、顕微鏡29では、蛍光観察の際には光路上から位相膜が取り除かれるため、位相膜による蛍光の減衰を防止することができる。このため、実施例1に係る顕微鏡1に比べてより明るい蛍光画像を取得することが可能となる。
図8に示される第6の変形例に係る顕微鏡37は、位相差対物レンズ6が位相膜8の代わりに励起バリア位相膜38を含む点、位相差対物レンズ6と結像レンズ10の間に挿脱自在に配置されたバリアフィルタ9が省略されている点が、実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
励起バリア位相膜38は、面光源3からの光を蛍光画像が得られる程度に適度に遮断するとともに、励起バリア位相膜38を透過する面光源3からの光の位相を変調するための光学素子である。
図8に示される変形例に係る顕微鏡37によれば、光学素子の交換や挿脱を省略することができるため、顕微鏡全体をコンパクトに構成することができる。さらに、図6に例示されるような面光源3からの光と蛍光とを分離して検出する手段を顕微鏡37に追加することで、蛍光観察と位相差観察を同時に行ってもよい。
以上では観察法の切替方法について説明したが、本実施例及び変形例に係る顕微鏡は、励起波長や観察倍率についても容易に変更することができる。以下、図9及び図10を参照しながら、励起波長と観察倍率の変更方法について、本実施例に係る顕微鏡1を例にして説明する。
図9は、本実施例に係る顕微鏡における、励起波長の変更方法について説明するための図である。図9(a)に例示されるように、顕微鏡1では、コンデンサレンズ4とコンデンサレンズ4の瞳面2に配置された面光源3とが一体となったユニット39を、コンデンサレンズ4とコンデンサレンズ4の瞳面2に配置された面光源41とが一体となったユニット40と交換することで、励起波長を変更することができる。
なお、図9(b)及び図9(c)に示されるように、面光源41は、面光源3と同じリング形状を呈し、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内から、面光源3と異なる波長の光を出射するように構成されている。
図10は、本実施例に係る顕微鏡における、観察倍率の変更方法について説明するための図である。図10(a)及び図10(b)に例示されるように、顕微鏡1では、スライダ機構45による位相差対物レンズ(位相差対物レンズ6、位相差対物レンズ42)の交換に連動して、面光源とコンデンサレンズとが一体となったユニット(ユニット39、ユニット46)を切替えることで、観察倍率を変更することができる。
なお、位相差対物レンズ6と位相差対物レンズ42は倍率が異なるため、射出瞳面7と射出瞳面43は異なる面に形成される。また、瞳径も異なるため、位相膜8が配置される位置と位相膜44が配置される位置も異なっている。従って、図10(c)及び図10(d)に例示されるように、面光源47は、面光源3とは異なるリング形状を有するように形成され、それによって、位相膜44と共役な瞳面2のうちの位相膜44と共役な領域内から面光源3と同じ波長の光を出射するように構成されている。
また、顕微鏡1が蛍光観察を行う場合には、図10(c)及び図10(d)に例示されるリング形状の面光源の代わりに、図10(e)に例示される円形状の面光源48が用いられてもよい。また、照明ユニット(ユニット39、ユニット46)の切り替えの代わりに、対物レンズ交換もしくは観察方法の変更に連動して光が出射する領域が図10(c)から図10(e)のように変化する、点灯領域が制御可能な面光源を用いてもよい。
図11は、本実施例に係る顕微鏡の構成を例示する図である。図11(a)に例示される顕微鏡50は、蛍光観察と位相差観察が行われる顕微鏡であり、位相物体である標本5を挟んで配置された、透過照明光学系と結像光学系とを備えている。
透過照明光学系は、標本5を励起する励起光と標本5を可視化するための照明光とを出射する光源部である面光源(面光源51、面光源52)と、コンデンサレンズ4と、を含んでいる。標本5を可視化するための照明光を出射する第1の光源部である面光源51と標本5を励起する励起光を出射する第2の光源部である面光源52は、コンデンサレンズ4の瞳面2に配置されている。光軸方向から見ると、図11(b)に示されるように、面光源51はリング形状を呈しているのに対して、面光源52は面光源51の内側の円形領域と外側のリング領域とから構成されている。また、面光源51から出射される照明光の波長と面光源52から出射される励起光の波長とは異なっていて、照明光の波長は励起光の波長よりも長く、さらに、励起光の照射により標本5から生じる蛍光の波長よりも長い。透過照明光学系では、面光源51からの照明光及び面光源52からの励起光がコンデンサレンズ4の瞳面2から出射されることでケーラー照明が実現されるため、標本5全体が均一に照明される。なお、面光源51と面光源52は、例えば、LED光源である。
結像光学系は、位相膜8を備えた位相差対物レンズ6と、ロングパスフィルタ53と、結像レンズ10と、カメラ11と、を含んでいる。位相膜8は、標本5を透過した光を位相変調する薄膜であり、位相差対物レンズ6の射出瞳面7上に配置されている。ロングパスフィルタ53は、面光源52からの励起光を遮断し、且つ、蛍光及び面光源51からの照明光を透過させる波長特性を有するバリアフィルタである。
顕微鏡50では、コンデンサレンズ4の瞳面2と位相差対物レンズ6の射出瞳面7は光学的に共役な関係を有していて、従って、瞳面2は、射出瞳面7に配置された位相膜8と光学的に共役な面である。また、面光源51は、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内に配置されていて、面光源52は、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域外に配置されている。このため、面光源51は、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域内から照明光を出射し、面光源52は、位相膜8と共役な瞳面2のうちの位相膜8と共役な領域外から励起光を出射するように構成されている。
以上のように構成された本実施例に係る顕微鏡50では、面光源51からの照明光及び面光源52からの励起光は、コンデンサレンズ4により標本5全体に照射される。標本5に照射された照明光のうち標本5で回折することなく標本5を透過した直接光は、面光源51と光学的に共役な位相膜8を通過するため、位相膜8でその位相が変調される。一方、照明光のうち標本5で回折した回折光は、位相膜8を通過することなく位相差対物レンズ6から出射される。さらに、標本5に照射された励起光は、標本5中の蛍光物質を励起して標本5から蛍光を生じさせるとともに標本5を透過する。つまり、顕微鏡50では、照明光(直接光及び回折光)と励起光と蛍光が、位相差対物レンズ6から出射し、ロングパスフィルタ53に入射する。このうち、最も波長の短い励起光はロングパスフィルタ53で遮断されるため、照明光(直接光及び回折光)と蛍光がカメラ11で検出される。
従って、本実施例に係る顕微鏡50によれば、面光源51と面光源52のいずれか一方のみが発光するように発光する面光源を電気的に切替えることで、透過照明光学系及び結像光学系内の光学素子を交換や挿脱することなく、蛍光観察と位相差観察とを切替えることができる。従って、従来技術及び実施例1に係る顕微鏡1と比較して、蛍光観察と位相観察との切替えに伴う光学素子の挿脱や交換を減らすことができるため、切替機構の数を減らすことが可能である。その結果、顕微鏡50全体をコンパクトに構成することが可能となる。また、モノクロの撮像素子の代わりにカラーの撮像素子を用いることにより、蛍光と位相差を同時に1つの画面上で観察することが可能となる。
なお、図11(a)では、コンデンサレンズ4の瞳面2に面光源51を配置し、位相差対物レンズ6の射出瞳面7に位相膜8を配置する例を示したが、面光源51、位相膜8は、それぞれ、瞳面2、射出瞳面7の近傍に配置されてもよい。面光源51からの照明光が位相膜8を配置した領域を通過するように構成されればよく、従って、面光源51と位相膜8とが光学的に共役な位置関係にあればよい。また、面光源52については、位相膜8との間に共役関係を必要としないため、任意の位置に配置され得る。
本実施例に係る顕微鏡50についても、実施例1に係る顕微鏡1と同様に、種々の変形が可能である。図12は、本実施例に係る顕微鏡の構成の第1の変形例を示す図である。図13は、本実施例に係る顕微鏡の構成の第2の変形例を示す図である。
図12(a)に例示されるように、第1の変形例に係る顕微鏡50aは、面光源51の代わりに、照明光を出射する第1の光源である光源15、楕円ミラー16、カップリングレンズ17、光ファイバ18からなる第1の光源部である光ファイバ光源ユニットを含み、面光源52の代わりに、励起光を出射する第2の光源である光源55、楕円ミラー56、カップリングレンズ57、光ファイバ58からなる第2の光源部である光ファイバ光源ユニットを含んでもよい。光ファイバ18と光ファイバ58はそれぞれ出射端59が位相膜8と共役な面に位置するように配置されていて、図12(b)に例示されるように出射端59側で束ねられている。これにより、第1の光源部が位相膜8と共役な面のうちの位相膜8と共役なリング状の領域内から照明光を出射し、第2の光源部が位相膜8と共役な面のうちの位相膜8と共役な領域外の中心部の円形の領域と照明光の射出領域の外側のリング状の領域から励起光を出射してもよい。
また、図13に例示されるように、第2の変形例に係る顕微鏡50bは、結像光学系が、位相差対物レンズ6とロングパスフィルタ53の間に配置されたダイクロイックミラー26と、ダイクロイックミラー26の反射光路上に配置された結像レンズ27及びカメラ28と、を含むように構成されてもよい。この場合、モノクロの撮像素子を用いた場合でも面光源51と面光源52を同時に発光させて蛍光観察と位相差観察を同時に行うことができるため、発光する面光源を電気的に切替える制御を省略することができる。
なお、図13では、ダイクロイックミラー26の透過光路上に、ロングパスフィルタ53を配置する例を示したが、ロングパスフィルタ53の配置は特にこのような配置に限られない。ダイクロイックミラー26が蛍光を反射させる波長特性を有する場合には、ロングパスフィルタ53はダイクロイックミラー26の反射光路上に配置されてもよい。
その他、面光源51と面光源52を図3に例示されるような点光源によって構成してもよい。
図14は、本実施例に係る顕微鏡の構成を例示する図である。図14に例示される顕微鏡60は、蛍光観察と変調コントラスト観察が行われる顕微鏡であり、位相物体である標本5を挟んで配置された、透過照明光学系と結像光学系とを備えている。なお、顕微鏡60は、図1に例示される実施例1に係る顕微鏡1と多くの構成が共通するため、顕微鏡1との相違点を中心に説明する。
顕微鏡60は、図14(a)に例示されるように、位相膜8を備えた位相差対物レンズ6の代わりにモジュレータ64を備えた対物レンズ62を結像光学系が含む点と、面光源3の代わりに面光源61を透過照明光学系が含む点と、が実施例1に係る顕微鏡1と異なっている。
モジュレータ64は、面光源3からの光を強度変調する、透過率の異なる複数の領域からなる薄膜であり、対物レンズ62の射出瞳面63上に配置されている。また、面光源61は、光軸方向から見ると、図14(b)に示されるように矩形形状を呈していて、コンデンサレンズ4の瞳面2のうちのモジュレータ64と共役な領域内に配置されている。このため、面光源61は、モジュレータ64と共役な瞳面2のうちのモジュレータ64と共役な領域内から照明光であり励起光である光を出射するように構成されている。
以上のように構成された本実施例に係る顕微鏡60では、バリアフィルタ9が光路上に配置されていない状態では、面光源61からの偏斜照明とモジュレータ64での変調により、蛍光と共にカメラ11に入射する標本5を透過した光が、位相物体を可視化する。即ち、変調コントラスト観察で標本5が観察される。これに対して、バリアフィルタ9が光路上に配置されている状態では、蛍光のみがバリアフィルタ9を透過してカメラ11で検出される。即ち、蛍光観察で標本5が観察される。
このように、本実施例に係る顕微鏡60によれば、透過照明光学系内の光学素子を交換や挿脱することなく、結像光学系内のバリアフィルタ9を挿脱するだけで蛍光観察と変調コントラスト観察とを切替えることができる。従って、従来技術と比較して、蛍光観察と変調コントラスト観察との切替えに伴う光学素子の挿脱や交換を減らすことができるため、切替機構の数を減らすことが可能である。その結果、顕微鏡60全体をコンパクトに構成することができる。
なお、本実施例に係る顕微鏡60についても、実施例1に係る顕微鏡1と同様の種々の変形が可能である。また、実施例2に係る顕微鏡50と同様に、蛍光観察用の光源と変調コントラスト用の光源とを設けて、蛍光観察用の光源を瞳面2のモジュレータ64と共役な領域内に配置し、変調コントラスト用の光源を瞳面2のモジュレータ64と共役な領域外に配置してもよい。
1、12、14、20、25、29、37、50、50a、50b、60・・・顕微鏡、2・・・瞳面、3、41、47、48、51、52、61・・・面光源、4・・・コンデンサレンズ、5・・・標本、6、42・・・位相差対物レンズ、7、43、63・・・射出瞳面、8、33、44・・・位相膜、9、34・・・バリアフィルタ、10、27・・・結像レンズ、11、28・・・カメラ、13・・・点光源、15、21、55・・・光源、16、56・・・楕円ミラー、17、57・・・カップリングレンズ、18、58・・・光ファイバ、18a、58a・・・入射端、18b、59・・・出射端、19・・・領域、22・・・コリメータレンズ、23・・・ミラー、24・・・スリット板、24a・・・リングスリット、26・・・ダイクロイックミラー、30・・・一次像面、31・・・瞳リレーレンズ、32・・・瞳共役面、35・・・像リレーレンズ、36、62・・・対物レンズ、38・・・励起バリア位相膜、39、40、46・・・ユニット、45・・・スライダ機構、53・・・ロングパスフィルタ、64・・・モジュレータ、70・・・インキュベータ、71・・・無線給電部、72、91・・・無線送受信装置、80・・・電力伝送装置、90・・・制御端末

Claims (3)

  1. 光源を備えた透過照明光学系であって、前記光源からの光を用いて位相物体である標本を照明する透過照明光学系と、結像光学系と、を備えた、前記位相物体を可視化する観察が行われる顕微鏡と、
    無線送受信装置と、
    前記顕微鏡の外部に設けられた制御端末と、を有する顕微鏡システムであって、
    前記顕微鏡は、インキュベータ内に設置され、
    前記制御端末は、前記インキュベータの外部に設置され、
    前記結像光学系は、対物レンズと、前記対物レンズの射出瞳面若しくは前記射出瞳面と共役な面又はそれらの近傍に配置された、光を変調する薄膜と、を含み、
    前記光源はLED光源であり、
    前記顕微鏡は、前記制御端末から、前記無線送受信装置を介して受信した指令に従って動作するように制御される
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡システムであって、さらに、
    前記顕微鏡システムは、前記顕微鏡の外部に設けられた電力伝送装置からの電力を前記顕微鏡に供給する無線給電部を有する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  3. 請求項2に記載の顕微鏡システムであって、
    記電力伝送装置は、前記インキュベータの外部に設置される
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
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