JP6240439B2 - 車載用モニター取付台 - Google Patents

車載用モニター取付台

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JP6240439B2 JP2013180170A JP2013180170A JP6240439B2 JP 6240439 B2 JP6240439 B2 JP 6240439B2 JP 2013180170 A JP2013180170 A JP 2013180170A JP 2013180170 A JP2013180170 A JP 2013180170A JP 6240439 B2 JP6240439 B2 JP 6240439B2
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Description

本発明は、大型車載用モニターを例えばダッシュボードのような取付対象面に取り付けるための取付台に関する。
車載用モニターを取付対象面であるダッシュボードに取り付けるための車載用モニター取付台として、スタンドベースが吸盤式、スタンドベースに水平方向に回転可能、上下方向に首振り可能に設けられたアーム、アームの先端に上下方向に首振り自在に設けられたモニター取付台とで構成されたものが従来から知られている(例えば、特許文献1〜2参照)。
この車載用モニター取付台を使用する際には、モニター取付部に車載用モニターを取り付け、そして、車載用モニターが見やすい位置に車載用モニター取付台をダッシュボード上にセッティングし、吸盤をダッシュボードに押し付けて固定する。そして、アームを伸縮させたり、水平方向に回転させたり、上下方向に首を振らせ、更にはモニター取付部の角度調整をして運転席からモニター画面の最も見やすい位置にセッティングする。
特開2011−137508号公報(図1) 特開2010−143431号公報(図10)
車載用モニターが小型軽量の場合には、このような従来の車載用モニター取付台で十分であるが、大型で重量のあるモニターではダッシュボード前面に内蔵されたオーディオ機器、シガレットライターその他の装備品がその後ろに隠れてしまう。そのため、これら装備品を操作する場合には、大型モニターを上方に回転移動させて後ろの装備品を露出させ、必要な操作をした後、大型モニターを元の位置に戻すことになる。その場合、モニターを見ながら元の見やすい位置に手で戻すことになる。小型で軽量のモニターであれば、このような操作も比較的簡単に行うことができるが、大型のモニターともなれば困難さが倍加する。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、車の前方から目を離すことなく、アームに対してモニター取付部の取付角度を任意の位置にて固定するストッパー機構を設けることで、モニターのもとの位置への復帰動作をおこなうことができる車載用モニター取付台を提供するにある。
請求項1に記載した車載用モニター取付台Aは、
設置面60に固定されるスタンドベース1と、
スタンドベース1に対して水平方向に回転且つ上下方向に首振り自在に取り付けられたアーム9と、
アーム9の先端部に設けられた保持部21に上下方向に首振り可能に取り付けられたモニター取付部40と、
保持部21に回動可能に設けられ、且つアーム9に対してモニター取付部40の取付角度θを任意の位置にて固定でき、保持部21に対する固定位置でモニター取付部40が当接して取付角度θが固定されるストッパー突起53を有するストッパー機構Sとで構成され
ストッパー機構Sは、
保持部21の一方の側面に開口する収納穴21hと、
前記収納穴21hに設けられた穴底壁21kに雌ネジ孔として形成された軸孔21jと、
穴底壁21kの、収納穴21hの開口側の面において、軸孔21jの周囲に放射状に形成された噛合突起21bと、
前記収納穴21hの開口面側に配設され、モニター取付部40の背面に突設された首振り駒41と、
前記首振り駒41に回動自在に取り付けられ、前記軸孔21jに連通する貫通孔50jを有するストッパー部材50と、
前記収納穴21h内に配設されたストッパー部材50の先端部分51の、前記噛合突起21bに対向する対向面51aにて前記貫通孔50jの周囲に放射状に設けられ、前記噛合突起21bに係脱可能に設けられた係合凹凸部51bと、
首振り駒41とストッパー部材50との間に配設され、ストッパー部材50を噛合突起21bに向けて押圧付勢するバネ部材58と、
首振り駒41の貫通孔50jに挿通され、保持部21の軸孔21jに螺入された締付ネジ56と、
前記締付ネジ56をバネ部材58に抗して締め付け、ストッパー部材50の係合凹凸部51bが保持部21の前記噛合突起21bに係合した状態で、首振り駒41がストッパー部材50の係止位置で当接してモニター取付部40の取付角度θを設定する、ストッパー部材50に設けられたストッパー突起53とで構成されことを特徴とする。
請求項は、大型重量モニターMに有効なもので、請求項1の車載用モニター取付台Aにおいて、設置面60に当接し、且つ伸縮自在で支持位置においてロックされ、アーム9を支える補助アーム7がアーム9に更に設けられていることを特徴とする。
請求項は、請求項2の車載用モニター取付台Aの補助アーム7において、補助アーム7は、
設置面60に当接するアーム基台30と、
アーム9に取り付けられ、アーム9に対して横断する方向に穿設された連結孔31aを有するアームホルダー31と、
アームホルダー31を挟むように配設され、且つアーム基台30の両側面に回動自在に装着され、長手方向に穿設されたガイド長孔32aを有する一対の支持アーム32と、
少なくとも一方のガイド長孔32aに沿って設けられた係合凹凸列32bと
ームホルダー31の連結孔31a及び連結孔31aの両側に位置する一対のガイド長孔32aに挿通された固定ネジ34と、
固定ネジ34に装着されて係合凹凸列32bに係脱する噛合突起33bが設けられた噛合駒33とで構成されたことを特徴とする。
以上のように本発明では、ストッパー機構Sが設けられているので、ストッパー突起53を好みの位置にて固定しておくと、大型のモニターMの背後の車載装備品mを操作するためにモニターMを上に持ち上げ、操作終了後、モニターMを下方向に回転させた時、好みの位置に固定されたストッパー機構Sのストッパー突起53にモニター取付部40が当接して元の位置に固定されることになる。
この場合、締付ネジ56を締め付けると、ストッパー機構Sを構成する収納穴21h内に設けられた噛合突起21bに対してストッパー部材50の先端部分51の係合凹凸部51bが係合してストッパー部材50を好みの位置に固定することができる。一方、モニター取付部40はバネ部材58の弾発力にて回転方向に対する負荷が与えられているだけであるから、モニター取付部40の首振り駒41はストッパー部材50の周囲をある程度の負荷を持ちつつ回動する。したがって前述のようにモニターMを上下方向に回転移動させるに当たって、下方に回動させて降ろした地点では必ずモニター取付部40は前述の固定状態のストッパー突起53に当接して固定されることになるので、運転中であっても視線を車の前方から外すことなく大型のモニターであってもモニターMを安全に元の位置に戻すことができる。
なお、補助アーム7を設けておけば、モニターMが大型で大重量のものであっても、補助アーム7が支点となって大重量を支え切ることができる。小型軽量モニターMの場合には当然補助アーム7は必要でなくなる。
本発明の斜視図である。 図1の反対方向から見た斜視図である。 図1の側面図である。 図1のストッパー機構の分解斜視図である。 図3のストッパー機構のロック状態のX−X断面図である。 図5のストッパー機構の解除状態の断面図である。 本発明のモニター取付部の首振り駒の拡大側面図である。 本発明のストッパー部材のストッパープレートの側面図である。 本発明のスタンドベースの分解斜視図である。 本発明の補助アームの断面図である。
以下、発明を図示実施例に従って説明する。車載用モニター取付台Aは、スタンドベース1、第1アーム10及び第2アーム20とで構成されるアーム9及び補助アーム7とで構成されている。スタンドベース1はよく知られた吸着式構造で、底面にはダッシュボードのような設置面60に吸着固定される円形の吸着パッド2、下面に前記吸着パッド2が配設された截頭ドーム状の台座3と、台座3の中央に設けられ、吸着パッド2を操作するための操作レバー4と、操作レバー4の前方に設けられ支持座3a、支持座3aの頂部に立設された回転ヒンジ6とで構成されている。
操作レバー4は、連結棹4cを介して台座3の中心部を貫通するパッド昇降軸4bを有しており、このパッド昇降軸4bが吸着パッド2のセンターに取り付けられており、操作レバー4を起倒させることで操作レバー4のカム部4aを利用して吸着パッド2を上下させて設置面60に吸着・離脱させるようになっている。
台座3の支柱座3aは、図9に示すように、操作レバー4の前方において截頭小ドーム状に盛り上がり、その截頭上面の中央にダボ3bが突設されている。ダボ3bは細径円柱状の首部と太径円板状の頭部とで構成され、頭部の周囲に係合ギア部3dが刻設されている。
支持座3aのダボ3bに取着された回転ヒンジ6は図9に示すように2分割され、その上部を構成するヒンジ部6a・6bはその下方の半円部6a2・6b2の上面に一体的に立設されており、その中央に通孔6a1・6b1が穿設されている。そして、その対向内面において通孔6a1・6b1の周囲に多数の噛合突起8aからなる放射状凹凸溝リング8が形成されている。また、回転ヒンジ6の半体を合わせた時に、下面開口の円形空洞部6kが半円部6a2・6b2に形成され、この半円部6a2・6b2の内周面にダボ3bの頭部の係合ギア部3dに噛合する係合凹凸列6gが形成されている。なお、ダボ3bの首部は、円形空洞部6kの下方の半円孔で構成された円形通孔6h内に遊嵌状態で回転可能に嵌まり込む。一方のヒンジ部6aには、図6に示すように、基端ネジ5が通孔6a1に挿通され、反対側にヒンジ部6bの通孔6b1にインサートされたナット(図示せず)に螺入されている。
アーム9は本実施例の場合、第1アーム10と第2アーム20とで構成されている。第1アーム10は、前面が開口する筒状の胴部10hと後端に設けられた基端部14とで構成され、基端部14の中央に通孔14hが穿設されている。基端部14の両面には、その通孔14hの周囲に多数の噛合突起18aよりなる放射状凹凸溝リング18が刻設されている。この放射状凹凸溝リング18は、第1アーム10の基端部14の両面に対向するヒンジ部6a・6bの対向面に形成された放射状凹凸溝リング8に噛合・離脱する。第1アーム10の胴部10hは、その横断面が略蒲鉾状に形成された先端開口且つ有底の筒状部材で、その先端面側に開口している深い凹所が、後述する第2アーム20をスライド可能に収容するための収納穴所10cである。
第1アーム10の先端上面部分に形成された凸リング10bのセンターに通孔10eが穿設されており、この通孔10eに対向する先端下面部分に袋穴部10rが設けられており、この袋穴部10rには、ナット10dが収納されている。このナット10dの上面側(後述する第2アーム20と接する側)の面には、係合凸部10gが形成されており、この係合凸部10gが後述する第2アーム20の噛合突起列20gと係合することにより、第1アーム10に対する第2アーム20の軸方向への移動を段階的に規制できるようになっている(この点については後述する)。
第2アーム20は、第1アーム10の収納穴所10cにその軸方向にスライド可能に収容される棒状の部材で、その横断面形状は、収納穴所10cの内面形状に合わせて略蒲鉾状に形成され、その先端部分には保持部21が設けられている。
第2アーム20の胴部20hには、その上面側と下面側とを連通するように、軸方向に伸びる長孔20nが形成されている。また、第2アーム20の長孔20nの下面側の両脇には、図1、7及び図10に示すように鋸歯状の噛合突起列20gが長孔20nに沿って形成されている。そして、第2アーム20の先端部分には前述の縦方向の円形の保持部21が突設されており、保持部21の一方の側面には収納穴21hが穿設されており、収納穴21h中には収納穴21hを分割する穴底壁21kが形成され、その中心には軸孔21jが穿設され、内部にナット21nがインサートされている。そして、穴底壁21kの背面(ナット21n側の面)には蓋21fが設けられている。蓋21fの反対側である、穴底壁21kの開口側の内面において、軸孔21jの周囲には噛合突起21bが形成されている。
ストッパー機構Sは、図4に示すように、収納穴21h、軸孔21j、噛合突起21b、首振り駒41、ストッパー部材50、係合凹凸部51b、バネ部材58、締付ネジ56及びストッパー突起53とで構成されている。
首振り駒41は、モニター取付部40の背面に一体的に突設され、図7に示すように、隔壁41aを介してその両側面に円形穴41b・41cが凹設され、隔壁41aにストッパー保持孔41dが穿設されている。図5,6からわかるように、首振り駒41の円形穴41c側が保持部21に接離するように配設されるが、反対側の円形穴41bの一部がここでは約90°(範囲を示せば60°〜120°程度)で切り欠かれている。この切り欠きを41eとする。そして、隔壁41aの切り欠き41e側の面において、ストッパー保持孔41dの周囲に該切欠角度と同じ角度で一対の円弧溝41fが対称に凹設されている。切り欠き41eの端部を切欠前端41x、切欠後端41yとする。なお、前記モニター取付部40は、縦長矩形状の取付部本体40hと、その前面に張り付けられたゴム製の滑り止めシート43が貼着され、背面中央部に前記首振り駒41が突設されている。
ストッパー部材50は、軸部材50aと、円形でその外周にストッパー突起53が一体的に突設されたストッパープレート52とで構成されている。軸部材50aは細径の軸本体50hと、その一端に設けられた太径の先端部分51、他端に設けられた二股の係合爪50kとで構成され、軸部材50aの中心にはネジ挿通用の貫通孔50jが穿設されている。図5,6からわかるように、先端部分51は穴底壁21kに対向するように配設され、その対向面51aには貫通孔50jを中心とする放射状の係合凹凸部51bがリング状に形成されている。二股の係合爪50kの上下面は平面状に切落され回り止めとなっている。この部分を平面切落部50mとする。
ストッパープレート52は図1及び図8からわかるように、円形のプレート本体52aと、円形のプレート本体52aの外周部に突設された矩形のストッパー突起53とで構成され、プレート本体52aの中心には軸部材50aの係合爪50kの平面切落部50mに合わせた略長円形の切落部挿入孔52bが穿設され、切落部挿入孔52bの円弧縁が係合爪50kの係止縁52cとなる。そして、係合爪50kが係止縁52cに係止された時、平面切落部50mは切落部挿入孔52bの上下の平面部52eに接触してストッパープレート52と軸部材50aは一体化される。また、プレート本体52aの背面には首振り駒41の円弧溝41fに合致させて一対の円弧突起52dが切落部挿入孔52bの周囲に突設されている。
バネ部材58は、首振り駒41とストッパー部材50との間、即ち、図5,6に示すように、軸本体50hの周囲にてストッパー部材50の先端部分51と首振り駒41の隔壁41aとの間に配設され、ストッパー部材50を噛合突起21bに向けて押圧付勢するようになっている。バネ部材58は、皿バネを使用した例が示されているが、勿論、これに限られず、圧縮コイルバネでも構わない。なお、座金59がバネ部材58の両端に配設されている。なお、バネ部材58の弾発力を調整することにより、係合凹凸部51bが噛合突起21bに噛み合った状態でストッパー突起53に力を加えてストッパープレート52を回し、係合凹凸部51bが噛合突起21bを乗り越えるようにしてストッパー突起53の固定位置を変更させるようにしてもよい。
補助アーム7は前述のように小型軽量モニターMの場合には省略され、大型重量モニターMを装着する場合に必要とされるもので、アーム基台30、アームホルダー31、左右一対の支持アーム32、噛合駒33及び固定ネジ34で構成されている。アーム基台30は平板状の基台本体30aと、基台本体30aの中央に横断的に突設された凸畝部30bとで構成され、凸畝部30bに枢支軸30cが挿通されている。
アームホルダー31は上部が半円に形成され、この半円部分に第2アーム20が軸方向にスライド可能に挿通される蒲鉾形のスライド孔31bが穿設され、アームホルダー31の下端部において、スライド孔31bに直交するように連結孔31aが穿設されている。
支持アーム32は、長方形板状の部材で、下端に回転孔32cが穿設され、前記枢支軸30cの端部に対して支持アーム32が起倒可能となるように回転自在に嵌め込まれている。アームホルダー31の中央には長手方向(図中、上下方向)にガイド長孔32aが穿設されており、アームホルダー31の外面側において、ガイド長孔32aの両脇に係合凹凸列32bがガイド長孔32aの全長に亘って形成されている。アームホルダー31の内面側長辺に沿って、長手方向(図中、上下方向)に所定の間隔をあけて平行にガイド凸条32dが突設され、枢支軸30cの両端に枢着された支持アーム32間に配設されたアームホルダー31の両側縁がガイド凸条32d間に嵌まり込んで上下方向にガイドされつつ移動できるようになっている。
噛合駒33は、前記係合凹凸列32bに噛合する噛合突起33bが形成されたものである。図10では左右に設けられているが、いずれか一方だけでも良い。その場合、係合凹凸列32bも噛合側だけに設けることになる。ここでは、図のように、両側に設けるものとするが、一方はネジ孔が刻設され、他は単なる通孔が形成されたものとなる。ネジ孔が刻設された噛合駒を33n、通孔が形成されたものを33mとする。これら噛合駒33m・33nは、係合凹凸列32bに噛合するように支持アーム32の外面側に配設され、噛合駒33m側から固定ネジ34が挿通され、連結孔31aを介して噛合駒33nに螺入される。固定ネジ34が緩んでいる時は、噛合状態が解除され、噛合駒33m・33nは自由にガイド長孔32aに沿って昇降させることができる。
しかして、車載用モニター取付台Aのスタンドベース1のスタンドベース1を設置面60上にセットし、操作レバー4を倒し、カム作用にてパッド昇降軸4bを引き上げ、吸着パッド2を設置面60に吸着させる。続いて、モニター取付部40にモニターMを固定する。この状態では、基端ネジ5、固定ネジ10a、34及び締付ネジ56は緩んでいるものとする。モニターMの画面を運転者の見やすい方向に設置するとすれば、アーム9を運転者側に向ける。この時、回転ヒンジ6の係合凹凸列6gは支持座3aのダボ3bの係合ギア部3dから離れた状態であるので自由に水平回転する。同時に、基端部14の放射状の噛合突起18aも回転ヒンジ6の放射状の噛合突起8aから離脱しているので、上下方向に自由に首振り可能である。ある程度の方向性が決まった処で、基端ネジ5を締め付けると回転ヒンジ6の半体が締め付けられて回転ヒンジ6の係合凹凸列6gが支持座3aのダボ3bの係合ギア部3dにしっかりと係合し、同時に、基端部14の噛合突起18aも回転ヒンジ6の噛合突起8aに噛合して水平回転と上下の首振り移動が規制される。再調整の場合は基端ネジ5を緩めればよい。
この状態ではモニターMの荷重は全て回転ヒンジ6に加わることになる。モニターMが小型軽量の場合は問題がないが、大型重量物の場合には回転ヒンジ6の破損に繋がるので、補助アーム7が使用される。即ち、補助アーム7の固定ネジ34と共に噛合駒33m・33nを昇降移動させて基台本体30aが設置面60に接触するようにし、この状態で固定ネジ34を締め付けると噛合駒33m・33nが係合凹凸列32bに噛合し、アーム9を支える。固定ネジ34の締め付け前には、補助アーム7を第2アーム20の軸方向にスライドさせ、適当な位置に設置することができる。また、アーム9が設置面60に対して平行でない場合には、枢支軸30cに対して支持アーム32が回動し、基台本体30aを設置面60に面接触させることができる。
アーム9を伸縮させる場合は、固定ネジ10aを緩めておけば、ナット10dの噛合突起列20gに対する噛合が解除され、第1アーム10に対して第2アーム20を自在に出し入れすることができる。適当な長さとした処で固定ネジ10aを締め付ければナット10dが噛合突起列20gに噛合し、第1アーム10に対して第2アーム20が固定されることになる。
最後にモニターMを持って角度調整を行い、最適の角度となった処でストッパー突起53が首振り駒41の切欠後端41yに当接するようにストッパープレート52を回転させる。この時、円弧突起52dが円弧溝41fに嵌まり込んでいるので、スムーズに回転する。また、図6に示すように、バネ部材58の弾発力により、ストッパープレート52が隔壁41aに押圧されているので、ある程度の抵抗を持ってストッパープレート52が回転することになる。そして、前記当接状態を維持したまま締付ネジ56を締め込む。
図5からわかるように、締付ネジ56の締め込みに連れて、バネ部材58が押し縮められて首振り駒41が保持部21側に接近し、遂には係合凹凸部51bが噛合突起21bに噛合し、ストッパープレート52が前記当接位置で固定される。係合凹凸部51bの噛合突起21bに対する押圧力はバネ部材58の弾発力によって定まる。
このようにモニターMの設定角度を定めた後、モニターMの背後の車載装備品m(例えば、カーオーディオやシガレットライター)を操作したい場合、邪魔になるモニターMを上に跳ね上げて車載装備品mを露出させ、必要な操作を行う。跳ね上げ角度は切り欠き41eの切欠角度による。最大に跳ね上げた時、ストッパー突起53が切欠前端41xに当接する。また、この間、隔壁41aと係合爪50kとに挟まれたストッパープレート52はバネ部材58の弾発力或いは締付ネジ56の締め込み圧力により隔壁41aに押圧されており、その結果、モニターMは跳ね上げた状態で手を放してもその状態が保持され、下に回動脱落しない。
車載装備品mに対する必要な操作が終わると、手でモニターMを下ろしてやると、首振り駒41の切欠後端41yが噛合固定状態のストッパー突起53に当接し、元の状態に戻る。この間、運転者は目を前方から逸らすことなく行える。ストッパー突起53の角度調整を再調整する場合には、締付ネジ56を緩め、ストッパー突起53の位置を再調整した後、締付ネジ56を締め込めばよい。
1…スタンドベース、2…吸着パッド、3…台座、3a…支持座、3b…ダボ、3d…係合ギア部、4…操作レバー、4a…カム部、4b…パッド昇降軸、4c…連結棹、5…基端ネジ、6…回転ヒンジ、6a・6b…ヒンジ部、6a1・6b1…通孔、6a2・6b2…半円部、6k…円形空洞部、6g…係合凹凸列、6h…円形通孔、7…補助アーム、8…放射状凹凸溝リング、8a…噛合突起、9…アーム、10…第1アーム、10a…固定ネジ、10b…凸リング、10c…収納穴所、10d…ナット、10e…通孔、10g…係合凸部、10h…胴部、10r…袋穴部、14…基端部、14h…通孔、18…放射状凹凸溝リング、18a…噛合突起、20…第2アーム、20g…噛合突起列、20h…胴部、20n…長孔、21…保持部、21b…噛合突起、21f…蓋、21h…収納穴、21j…軸孔、21k…穴底壁、21n…ナット、30…アーム基台、30a…基台本体、30b…凸畝部、30c…枢支軸、31…アームホルダー、31a…連結孔、31b…スライド孔、32…支持アーム、32a…ガイド長孔、32b…係合凹凸列、32c…回転孔、32d…ガイド凸条、33・33m・33n…噛合駒、33b…噛合突起、34…固定ネジ、40…モニター取付部、40h…取付部本体、41…首振り駒、41a…隔壁、41b・41c…円形穴、41d…ストッパー保持孔、41e…切り欠き、41f…円弧溝、41x…切欠前端、41y…切欠後端、43…滑り止めシート、50…ストッパー部材、50a…軸部材、50h…軸本体、50j…貫通孔、50k…係合爪、50m…平面切落部、51…先端部分、51a…対向面、51b…係合凹凸部、52…ストッパープレート、52a…プレート本体、52b…切落部挿入孔、52c…係止縁、52d…円弧突起、52e…平面部、53…ストッパー突起、56…締付ネジ、58…バネ部材、59…座金、60…設置面、A…車載用モニター取付台、M…モニター、m…車載装備品、S…ストッパー機構、θ…取付角度。

Claims (3)

  1. 設置面に固定されるスタンドベースと、
    前記スタンドベースに対して水平方向に回転且つ上下方向に首振り自在に取り付けられたアームと、
    前記アームの先端部に設けられた保持部に上下方向に首振り可能に取り付けられたモニター取付部と、
    前記保持部に回動可能に設けられ、且つ前記アームに対して前記モニター取付部の取付角度を任意の位置にて固定でき、前記保持部に対する固定位置で前記モニター取付部が当接して取付角度が固定されるストッパー突起を有するストッパー機構とで構成され
    前記ストッパー機構は、
    前記保持部の一方の側面に開口する収納穴と、
    前記収納穴に設けられた穴底壁に雌ネジ孔として形成された軸孔と、
    前記穴底壁の、前記収納穴の開口側の面において、前記軸孔の周囲に放射状に形成された噛合突起と、
    前記収納穴の開口面側に配設され、前記モニター取付部の背面に突設された首振り駒と、
    前記首振り駒に回動自在に取り付けられ、前記軸孔に連通する貫通孔を有するストッパー部材と、
    前記収納穴内に配設された前記ストッパー部材の先端部分の、前記噛合突起に対向する対向面にて前記貫通孔の周囲に放射状に設けられ、前記噛合突起に係脱可能に設けられた係合凹凸部と、
    前記首振り駒と前記ストッパー部材との間に配設され、前記ストッパー部材を前記噛合突起に向けて押圧付勢するバネ部材と、
    前記首振り駒の前記貫通孔に挿通され、前記保持部の前記軸孔に螺入された締付ネジと、
    前記締付ネジを前記バネ部材に抗して締め付け、前記ストッパー部材の前記係合凹凸部が前記保持部の前記噛合突起に係合した状態で、前記首振り駒が前記ストッパー部材の係止位置で当接して前記モニター取付部の取付角度を設定する、前記ストッパー部材に設けられた前記ストッパー突起とで構成されたことを特徴とする車載用モニター取付台。
  2. 前記設置面に当接し、且つ伸縮自在で支持位置においてロックされ、前記アームを支える補助アームが前記アームに更に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載用モニター取付台。
  3. 前記補助アームは、
    前記設置面に当接するアーム基台と、
    前記アームに取り付けられ、前記アームに対して横断する方向に穿設された連結孔を有するアームホルダーと、
    前記アームホルダーを挟むように配設され、且つ前記アーム基台の両側面に回動自在に装着され、長手方向に穿設されたガイド長孔を有する一対の支持アームと、
    少なくとも前記一方のガイド長孔に沿って設けられた係合凹凸列と、
    前記アームホルダーの連結孔及び前記連結孔の両側に位置する前記一対のガイド長孔に挿通された固定ネジと、
    前記固定ネジに装着されて前記係合凹凸列に係脱する噛合突起が設けられた噛合駒とで構成されたことを特徴とする請求項2に記載の車載用モニター取付台。
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