JP6238193B2 - 便器装置 - Google Patents
便器装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6238193B2 JP6238193B2 JP2013157923A JP2013157923A JP6238193B2 JP 6238193 B2 JP6238193 B2 JP 6238193B2 JP 2013157923 A JP2013157923 A JP 2013157923A JP 2013157923 A JP2013157923 A JP 2013157923A JP 6238193 B2 JP6238193 B2 JP 6238193B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power failure
- water
- bowl
- unit
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
例えば、下記特許文献1には、バックアップ電源と、ボウルから延びる排水路に自由端が上下方向に反転自在とされたターントラップ部とを備えた便器装置が開示されている。
この特許文献1は、ボウル部が封水されている状態を確実にするため、停電時にバックアップ電源でターントラップ部の自由端が封水位置である上位置になるようトラップ駆動手段を動作させることが記載されている。
例えば便器装置が不使用時に停電したのであれば、ボウル部には所定量の水が封水されているはずである。また掃除等で水位が低下した状態で停電になった場合は、封水されているものの水量が少ない状態になっている可能性がある。さらに便器を洗浄中、すなわちボウル部の水を排水したタイミングで停電した場合は、ボウル部が空となり、ボウル部が封水されていない可能性が高くなる。
このように便器装置の停電時の状態は様々であり、停電復帰後に例えば一律にボウル部に給水を行うというのでは、無駄な給水がなされる場合がある。
なお、以下の実施形態では、便器装置を床に設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る便器装置1は、ボウル部20と、各種動作を制御する制御部4と、停電時に電力供給を行うバックアップ電源5と、停電を検出すると制御部4へ停電検出情報を送信するパワーオフ検出部6とを備えている。制御部4は、パワーオフ検出部6からの停電検出情報を受信すると、停電時の状態を記憶部7で記憶し、停電復帰後には、記憶部7の記憶内容に応じてボウル部20に給水する。
以下、詳しく説明する。
図例の便器装置1は便器本体10と、ボウル部20と、リム部20aと、スカート部20bと、給排水カバー部11とを備えている。リム部20aは、ボウル部20の上端に周設されている。ボウル部20内を洗浄する水は給水部3から給水管90aを通じ、このリム部20aからボウル部20の表面を流れるように供給される。スカート部20bはボウル部20の外周に設けられている。給排水カバー部11は、便器本体10の後方に設けられ、給排水カバー部11内には、ボウル部20へ給水する給水弁90やターントラップ部50などが設けられている。
また便器装置1は、洗浄スイッチ12(図1参照)と、給水部3と、給水弁90とを備えている。洗浄スイッチ12は、使用者によって操作されボウル部20内の洗浄開始のトリガとなる。洗浄スイッチ12は便器本体10に設けるようにしてもよいし、壁面等に設けられたリモートコントローラ(不図示)に設けるようにしてもよい。給水部3は、ボウル部20内の洗浄する水を貯留する給水タンクであり、給排水カバー部11内に設けるようにしてもよいし、外付けするようにしてよい。給水弁90は、CPU等で構成された制御部4(図1参照)によって給水の制御がなされ、ボウル部20内への給水を開始・停止させる。すなわち給水弁90は制御部4からの駆動命令によって電動で弁を開閉する電磁弁である。
なお、給水部3は上述の給水タンクとした例に限定されず、水道管に直結される構成であってもよい。
ターントラップ部50は、図2(a)に示すように自由端50a側が上方向に位置するときは、ボウル部20の内の水の排水が堰き止められ封水状態となり、図2(b)に示すように自由端50a側が下方向に位置するときは、ボウル部20内の水がスムーズに排水される。
便器装置1は、通常動作時は商用電源に接続された電源部2から電力供給を受け、洗浄、排水、封水動作等を行っており、停電時に電力供給を行うためバックアップ電源5と、停電を検出すると制御部4へ停電検出情報を送信するパワーオフ検出部6とを備えている。
また便器装置1は、上述の給水弁90、洗浄スイッチ12、制御部4及びターントラップ駆動部9bの他に、記憶部7と、水量検知部8と、ターントラップ位置検知部9aと、ターントラップ駆動部9bとを備えている。記憶部7はパワーオフ時の便器装置1の動作状態を記憶するメモリで構成されている。水量検知部8は、レベルセンサ等で構成され、ボウル部20内の水量を検知する。ターントラップ位置検知部9aは、ターントラップ部50の自由端50aが上下いずれの位置にあるかを検知し、検知した位置情報を制御部4に送信する。
ここで水量検知部8による水量検知の方式は特に限定されず、ボウル部20内に水があるか否かを検知するものでもよいし、ボウル部20に封水されている水量を量るものであってもよい。また、ボウル部20の水位を測るものであってもよい。
まずパワーオフ検出部6によってパワーオフ、すなわち停電を検出したら、バックアップ電源5が起動し、停電時の動作状態を記憶部7に記憶処理する(S100,S101)。例えば記憶部7には待機状態にあったか否か、すなわち停電時にボウル部20内に水があるか否かの水量検知部8による情報等が記憶される。
記憶処理完了後、ターントラップ位置検知部9aでターントラップ部50の自由端50aが上位置にあるか否かを検出する(S102,S103)。ターントラップ部50の自由端50aが上位置にある場合は、ターントラップ部50の駆動を停止しそのままバックアップ電源5の駆動も停止する(S104)。一方ターントラップ部50の自由端50aが上位置以外、すなわち上位置をはずれていた場合は、ターントラップ駆動部9bを駆動させてターントラップ部50の自由端50aを上位置に移動させる(S105)。
以上の構成によれば、停電が起こってもターントラップ部の自由端50aを上位置に移動させることができる。よって停電時に封水されていない場合はバケツに汲んだ水をボウル部20に供給すれば、ボウル部20への封水を図ることができる。
なお、停電時の便器装置1の動作は上述の流れに限定されず、例えばターントラップ部50の自由端50aが下位置であることを検知した場合、上位置に移動させてから封水動作まで行うようにしてもよい。
停電から復帰し、商用電源に接続された電源部2から電力供給を受けると、まずターントラップ部50の自由端50aが上位置にあるか否かを、ターントラップ位置検知部9aが検知を行う。そこで上位置にあるとの検知結果であれば、停電時に記憶部7に記憶した動作状態の読み出しを行う。そして記憶内容がボウル部20内に水ありとの検知結果であれば、そのまま通常動作、すなわち待機状態となる(S200,S201)。ターントラップ位置検知部9aの検知内容が上位置以外の場合は、前記ターントラップ部を上位置に移動させてからボウル部20への給水を行う(S200,S205〜S207)。一方、ターントラップ位置検知部9aによる検知内容が上位置であっても、記憶部7による記憶内容がボウル部20に水なしとの検知結果であれば、ボウル部20への給水を行う(S201,S202〜S204)。またここで記憶部7による記憶内容がボウル部20内の水量である場合は、これに基づいて、ボウル部20に所定量の給水を行うことができる(S201,S202〜S204)。
具体的には例えば停電復帰時にボウル部20への封水がされていない場合、使用者が便器洗浄動作(洗浄スイッチ12を操作)をしなくても、封水を確保することができる。また停電時に通常の待機状態、すなわち封水状態であることが記憶部7に記憶されていれば、給水は行わないので、無駄な給水を防ぎ、封水確保の信頼性を向上させることができる。
さらに例えば停電時に掃除などで水位を低下していた場合や何等かのトラブルで水位が低下していた場合でも、水量検知部8の検知結果に基づいて給水を行えば、必要な量の給水を行うことができ、無駄な給水を防ぐことができる。
20 ボウル部
3 給水部
4 制御部
5 バックアップ電源
6 パワーオフ検出部
7 記憶部
8 水量検知部
9a ターントラップ位置検知部
50 ターントラップ部
80 排水路
Claims (3)
- ボウル部と、各種動作を制御する制御部と、停電時に電力供給を行うバックアップ電源と、停電を検出すると前記制御部へ停電検出情報を送信するパワーオフ検出部とを備えた便器装置であって、
前記ボウル部から延出して形成された排水路の端部に設けられ、前記ボウル部の排水時には下位置に、封水時には上位置に反転自在とされた自由端を有したターントラップ部と、該自由端の向きを検知するターントラップ位置検知部とをさらに備え、
前記制御部は、前記パワーオフ検出部からの停電検出情報を受信すると、停電時の状態を記憶部で記憶し、停電復帰後には、前記記憶部の記憶内容に応じて前記ボウル部に給水し、
前記バックアップ電源の駆動時に前記ターントラップ位置検知部の検知内容が上位置以外の場合は、前記自由端を前記上位置に移動させることを特徴とする便器装置。 - 請求項1において、
前記制御部は、停電復帰時に前記ターントラップ位置検知部の検知内容が上位置以外の場合は、前記自由端を前記上位置に移動させてから前記ボウル部への給水を行うことを特徴とする便器装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記ボウル部内の水量を検知する水量検知部をさらに備え、
前記記憶部は停電時の前記水量検知部による検知結果を記憶し、
前記停電復帰時には、その検知結果に応じて所定量の給水を行うことを特徴とする便器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013157923A JP6238193B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013157923A JP6238193B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 便器装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015028260A JP2015028260A (ja) | 2015-02-12 |
JP6238193B2 true JP6238193B2 (ja) | 2017-11-29 |
Family
ID=52492086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013157923A Expired - Fee Related JP6238193B2 (ja) | 2013-07-30 | 2013-07-30 | 便器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6238193B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108035415A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-05-15 | 厦门佳普乐电子科技有限公司 | 一种智能马桶及其控制方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3614017B2 (ja) * | 1999-02-19 | 2005-01-26 | 松下電工株式会社 | 便器装置 |
JP2012057391A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Max Co Ltd | トイレ装置 |
-
2013
- 2013-07-30 JP JP2013157923A patent/JP6238193B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015028260A (ja) | 2015-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015178728A (ja) | 排水操作装置、及び、この排水操作装置を備えたトイレ装置 | |
EP4258967B1 (en) | Base station, cleaning system, and method for self-checking thereof | |
JP2018044365A (ja) | 局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 | |
JP2007298250A (ja) | 自動洗浄給湯装置 | |
JP6238193B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2017066639A (ja) | 便器装置 | |
JP4877034B2 (ja) | ターントラップ式水洗便器 | |
JP5441008B2 (ja) | 洗浄水タンク装置、及び、それを備えた水洗大便器 | |
JP2013087503A (ja) | 水洗式大便器 | |
JP2018082732A (ja) | トイレ用清掃装置および洋風便器装置 | |
JP4736975B2 (ja) | 水洗便器 | |
JP2008267002A (ja) | ターントラップ式水洗便器 | |
JP6146711B2 (ja) | 便器装置 | |
KR101221835B1 (ko) | 자동물내림 기능을 가지는 양변기 | |
JP6711194B2 (ja) | トイレ装置 | |
KR100456447B1 (ko) | 포세식 변기의 제어 장치 | |
JP6268570B2 (ja) | 便器装置 | |
JP5842136B2 (ja) | 便器装置 | |
JP4158667B2 (ja) | 食器洗浄装置 | |
WO2015104756A1 (ja) | 便器装置 | |
KR101108247B1 (ko) | 비데의 온수탱크 제어방법 | |
KR20070025849A (ko) | 정전용량센서를 이용한 비데용 온수탱크 수위감지 장치 | |
CN220735314U (zh) | 清洁设备及清洁系统 | |
JP5492102B2 (ja) | 便器装置 | |
JP2022010576A (ja) | 便器装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20150312 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160530 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170405 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20171002 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171023 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6238193 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |