JP6237958B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動操舵モード(駐車支援、障害物回避、レーンキープ等)及び手動操舵モード(通常操舵)の機能を有し、車両の操舵系にモータによるアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関し、特に自動操舵モードの角度制御方式から手動操舵モードのトルク制御方式に徐変で切替えるとき、角度制御指令値とトルク制御指令値の指令値差に応じて徐変時間を可変するようにした電動パワーステアリング装置に関する。
モータ制御装置を具備し、車両のステアリング機構にモータの回転力で操舵補助力(アシスト力)を付与する電動パワーステアリング装置(EPS)は、モータの駆動力を減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に操舵補助力を付与するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、操舵補助力のトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、操舵補助指令値(電流指令値)とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティの調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル(ステアリングホイール)1のコラム軸(ステアリングシャフト)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル(ステアリングホイール)1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTsと車速センサ12で検出された車速Vsとに基づいてアシスト(操舵補助)指令の操舵補助指令値の演算を行い、操舵補助指令値に補償等を施した電圧制御値Vrefによってモータ20に供給する電流を制御する。なお、舵角センサ14は必須のものではなく、配設されていなくても良く、モータ20に連結された回転センサから得ることもできる。
コントロールユニット30には、車両の各種情報を授受するCAN(Controller Area Network)40が接続されており、車速VsはCAN40から受信することも可能である。また、コントロールユニット30には、CAN40以外の通信、アナログ/ディジタル信号、電波等を授受する非CAN41も接続可能である。
このような電動パワーステアリング装置において、コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCU等を含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、例えば図2に示されるような構成となっている。
図2を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10からの操舵トルクTs及び車速センサ12からの車速Vsは電流指令値演算部31に入力され、電流指令値演算部31は操舵トルクTs及び車速Vsに基づいてアシストマップ等を用いて電流指令値Iref1を演算する。演算された電流指令値Iref1は加算部32Aで、特性を改善するための補償部34からの補償信号CMと加算され、加算された電流指令値Iref2が電流制限部33で最大値を制限され、最大値を制限された電流指令値Irefmが減算部32Bに入力され、モータ電流検出値Imと減算される。
減算部32Bでの減算結果I(=Irefm−Im)はPI制御部35でPI(比例積分)制御され、PI制御された電圧制御値VrefがPWM制御部36に入力されてデューティを演算され、デューティを演算されたPWM信号でインバータ37を介してモータ20をPWM駆動する。モータ20のモータ電流値Imはモータ電流検出手段38で検出され、減算部32Bに入力されてフィードバックされる。
補償部34は、検出若しくは推定されたセルフアライニングトルク(SAT)34−3を加算部34−4で慣性補償値34−2と加算し、その加算結果に更に加算部34−5で収れん性制御値34−1を加算し、その加算結果を補償信号CMとして加算部32Aに入力し、特性改善する。
このような電動パワーステアリング装置において、近年駐車支援機能(パーキングアシスト)、障害物回避機能、レーンキープ機能等の自動操舵モードの機能を搭載し、自動操舵モードと手動操舵モードとを切替える車両が出現して来ており、駐車支援機能を搭載した車両にあってはカメラ(画像)や距離センサなどのデータを基に目標操舵角を設定し、目標操舵角に実操舵角を追従させる自動操舵制御が行われる。
従来周知の自動操舵モードと手動操舵モードの機能を有する電動パワーステアリング装置では、例えば駐車支援では、予め記憶した車両の移動距離と転舵角との関係に基づいてアクチュエータ(モータ)を制御することにより、バック駐車や縦列駐車を自動で行うようになっている。即ち、駐車支援装置は、アラウンドビューモニタや超音波センサ等の測位センサから駐車スペースを認識し、EPS側に舵角指令値(角度制御指令値)を出力する。EPSは、舵角指令値に追従するように実舵角を位置制御することによって、車両は駐車スペースへと誘導されていく。
図3は、駐車支援モード機能を有する電動パワーステアリング装置の制御系を示しており、駐車支援等自動操舵指令装置50にはカメラ、測位センサ(超音波センサ等)から各種データが入力され、駐車支援用舵角指令値はCAN等を経てEPSアクチュエータ機能内の位置制御部(角度制御部)51に入力され、駐車支援実行指令はCAN等を経てEPSアクチュエータ機能内の駐車支援実行判定部52に入力される。駐車支援実行判定部52にはEPSセンサからの操舵トルクTsも入力されている。舵角センサ若しくは外部からの舵角信号である実舵角θrは位置制御部51に入力され、駐車支援実行判定部52の判定結果はトルク指令値徐変切替え部54に入力される。また、EPSセンサの操舵トルクTsは、EPSパワーアシスト機能内のトルク制御部53に入力され、トルク制御部53からの操舵アシストトルク指令値Tcがトルク指令値徐変切替え部54に入力される。位置制御部51からの位置制御トルク指令値Tpもトルク指令値徐変切替え部54に入力され、駐車支援実行判定部52の判定結果に従って操舵アシストトルク指令値Tcと位置制御トルク指令値Tpとが切替えられ、モータトルク指令値として出力され、電流制御系を介してモータが駆動制御される。
なお、位置制御部51は実際には速度制御も行うようになっており、舵角速度が入力される位置/速度制御部になっているが、ここでは説明の便宜上位置制御に限定している。
このように通常のパワーアシストはトルク制御系であるのに対し、駐車支援等の自動運転の場合は舵角等の角度(位置)制御系となる。トルク制御と角度制御を互いに切替える際、制御トルクの変動が生じ、スムーズに切替わらない問題や切替え時のトルク変動がトリガとなって、意図しないセルフステアが生じる問題がある。
従来角度制御(自動操舵)からトルク制御(手動制御)への移行方法に関しては、例えば特許第3311277号公報(特許文献1)に開示されている自動操舵装置がある。特許文献1の自動操舵装置では、図4(A)の破線に示すように、自動操舵制御(角度制御)からトルク制御への移行に伴ってアクチュエータ(モータ)の制御量が減少する場合には、所定時間t0 が経過する間に、制御量を自動操舵制御時の値から、トルク制御時の値まで線形に減少させることにより、運転者がハンドルから受ける操舵反力が急激に変化しないようにする。また図4(B)の破線に示すように、自動操舵制御からトルク制御への移行に伴ってアクチュエータの制御量が増加する場合には,所定時間t0 が経過する間に、制御量を自動操舵制御時の値からトルク制御時の値まで線形に増加させることにより、運転者がハンドルから受ける操舵反力が急激に変化しないようにする。その結果、ハンドルが急激に軽くなって必要以上の転舵角が発生したり、ハンドルが急激に重くなって必要な転舵角が得られなくなったりすることを防止している。
特許第3311277号公報
しかしながら、特許文献1の自動操舵装置では、角度制御とトルク制御の指令値の差を全く考慮していないため、角度制御指令値とトルク制御指令値の差が大きい場合は、運転者に伝わるトルク変化が大きく、安全性を低下させたり、違和感を感じさせたりする問題がある。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、角度制御(自動操舵モード)からトルク制御(手動操舵モード)に制御方式を切替える徐変処理に際して、角度制御指令値とトルク制御指令値の指令値差に基づいて徐変時間を変更することにより、安全で違和感を低減した高性能な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、操舵トルクを検出するトルクセンサと、操舵を補助するアシストトルクを車両の操舵機構に付与するモータを制御するモータ制御装置とを有する電動パワーステアリング装置に関し、本発明の上記目的は、所定の切替え契機に従って、自動操舵モードの角度制御指令値に応じて制御する角度制御方式と、手動操舵モードのトルク制御指令値に応じて制御するトルク制御方式との間で前記モータの制御方式を切替える機能を具備し、前記角度制御方式から前記トルク制御方式に徐変で切替えるとき、前記角度制御指令値と前記トルク制御指令値の指令値差に応じて徐変時間を可変とすることにより達成される。
本発明の上記目的は、前記指令値差が、前記角度制御指令値と前記トルク制御指令値の差の絶対値であることにより、或いは前記所定の切替え契機が、自動操舵指令のON/OFFであることにより、或いは前記自動操舵指令のON/OFFが、駐車支援の指令、障害物回避の指令若しくはレーンキープの指令であることにより、或いは前記所定の切替え契機が、前記操舵トルクの内部判定によって与えられる切替え指令のON/OFFであることにより、或いは前記徐変時間が前記指令値差に応じて線形又は非線形に変化するようになっていることにより、或いは前記徐変を線形又は非線形で行うことにより、より効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、自動操舵モードの角度制御(障害物回避、駐車支援等)から手動操舵モードのトルク制御にモータ出力制御方式を切替える徐変処理に際して、角度制御指令値とトルク制御指令値の指令値差に基づいて徐変時間を変更している。指令値差が大きいときに徐変時間を長く設定して、より徐々に切替える。このため、安全で、運転者に対する違和感を低減した高性能な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
電動パワーステアリング装置の概要を示す構成図である。 電動パワーステアリング装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 自動操舵モード機能を有する電動パワーステアリング装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 従来の電動パワーステアリング装置の動作系を示す特性図である。 本発明の構成例(車両障害物回避機能)を示すブロック図である。 本発明に係る徐変時間演算部の特性例を示す特性図である。 本発明における徐変の動作例(線形)を示すタイミングチャートである。 トルク制御から角度制御への切替え例を示すタイミングチャートである。 本発明の動作例を示すフローチャートである。 本発明における徐変の他の動作例(非線形)を示すタイミングチャートである。
電動パワーステアリング装置における従来のモータ制御方式では、自動操舵モードの角度制御指令値と、手動操舵モードのトルク制御指令値との差の絶対値である指令値差を全く考慮していないため、指令値差が大きい場合は、運転者に伝わるトルク変化が大きく、安全性を低下させたり、運転者に違和感を感じさせたりする問題が生じている。このため、本発明では、自動操舵ON/OFFの切替え契機として、例えば車両障害物回避指令のON/OFF、駐車支援指令のON/OFF、操舵トルクの内部判定によって与えられる切替え指令のON/OFFが入力され、自動操舵モードの角度制御方式から手動操舵モードのトルク制御方式に切替えるとき、指令値差に応じて徐変時間を可変(指令値差が大きいときに徐変時間を長く)することにより、安全かつ違和感の抑制された操舵を実現している。
例えば障害物回避の自動操舵モードではカメラやレーダにより前方の障害物を認識し、操舵により障害物を回避する必要がある。電動パワーステアリング装置の制御は、通常はトルク制御で、障害物回避時は角度制御となるが、障害物回避から通常に戻すときに、指令値差に応じて徐変時間を可変する。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、自動操舵モードとして障害物回避の例について説明するが、駐車支援やレーンキープ等でも同様である。
図5は本発明の構成例を示しており、操舵トルクTs及び車速Vsはトルク制御部110に入力され、トルク制御部110は操舵トルクTs及び車速Vsに基づいてトルク制御指令値TCを演算し、タイヤ転舵角指令値At及び実転舵角Arは角度制御部120に入力され、角度制御部120はタイヤ転舵角指令値At及び実転舵角Arに基づいて角度制御指令値ACを演算する。トルク制御部110からのトルク制御指令値TCは、切替え制御部100内の指令値差演算部102及び切替え部104に入力され、角度制御部120からの角度制御指令値ACは、切替え制御部100内の指令値差演算部102及び切替え部104に入力される。
また、切替え契機としての車両障害物回避信号Vf(正常時に論理“0”、回避時に論理“1”)は、切替え制御部100内の判定部101に入力され、判定部101は、車両障害物回避信号Vfが“0”から“1に変化したか、或いは”“1”から“0”に変化したかを判定する。判定部101は、車両障害物回避信号Vfが“0”から“1”に変化したと判定したときに判定信号DS2を出力し、判定信号DS2は切替え部104に入力される。また、判定部101は、車両障害物回避信号Vfが“1”から“0”に変化したと判定したときに判定信号DS1を出力し、判定信号DS1は指令値差演算部102に入力される。
指令値差演算部102に判定信号DS1が入力されると、指令値差演算部102はトルク制御指令値TCと角度制御指令値ACとの差の絶対値である指令値差CDを演算する。即ち、指令値差CDは下記数1で演算する。
(数1)
指令値差CD=|トルク制御指令値TC−角度制御指令値AC|

指令値差CDは徐変時間演算部103に入力され、徐変時間演算部103は、例えば図6の特性A,B,Cに示すような演算式で指令値差CDに応じて徐変時間Tjを演算する。即ち、徐変時間Tjは下記数2で演算する。
(数2)
徐変時間Tj=徐変時間変換係数×指令値差CD

特性Aは線形演算の例であり、特性B及びCは非線形演算の例である。徐変時間演算部103で演算された徐変時間Tjは切替え部104に入力され、切替え部104は例えば図7に示すような徐変特性(徐変時間Tj)で、角度制御からトルク制御に切替える。即ち、時点t11までは角度制御(100%)であり、時点t11に車両障害物回避信号Vfが“1”から“0”に変化したとき、切替え部104は徐変時間Tjに従って時点t12まで線形特性でトルク制御に切替える。時点t12以降、トルク制御(100%)である。
切替え部104の出力はモータ指令値MCとして出力され、モータ指令値MCは電流制御系130に入力され、電流制御系130を経てアシスト用のモータ131が駆動制御される。
また、判定部101が、車両障害物回避信号Vfが“1”から“0に変化したと判定すると、判定部101は判定信号DS2を出力し、判定信号DS2は切替え部104に入力される。その結果、切替え部104は図8に示すようなステップ特性で、つまり時点t1に判定信号DS2が入力されると、瞬時にトルク制御(100%)から角度制御(100%)に切替えられる。
このような構成において、その動作例を図9のフローチャートを参照して説明する。
先ず、判定部101は車両障害物回避信号Vfが“0”から“1に変化したか否かを判定し(ステップS1)、車両障害物回避信号Vfが“0”から“1に変化した場合には、判定部101は判定信号DS2を出力し、これにより切替え部104は図8の特性に従って、トルク制御から角度制御に切替える(ステップS2)。これにより、角度制御が実施される。
また、上記ステップS1において、車両障害物回避信号Vfが“0”から“1に変化したと判定されない場合には、判定部101は、車両障害物回避信号Vfが“1”から“0に変化したか否かを判定する(ステップS10)。そして、車両障害物回避信号Vfが“1”から“0に変化したと判定した場合には、判定部101は判定信号DS1を出力し、判定信号DS1は指令値差演算部102に入力される。これにより、指令値差演算部102は、トルク制御指令値TCと角度制御指令値ACの差の絶対値である指令値差CDを演算する(ステップS11)。演算された指令値差CDは徐変時間演算部103に入力され、徐変時間演算部103は図6で示すような特性で、つまり指令値差CDが大きくなるに従って大きくなる徐変時間Tjが演算される(ステップS12)。徐変時間Tjは切替え部104に入力され、切替え部104は徐変時間Tjに従って、図7で示すような徐変処理で角度制御からトルク制御に徐々に切替える(ステップS13)。
一方、上記ステップS10において、車両障害物回避信号Vfが“1”から“0に変化しない場合には、現在の制御を維持する(ステップS20)。
なお、上述では、車両障害物回避信号Vfが正常時に論理“0”、回避時に論理“1”としているが、正常時に論理“1”、回避時に論理“0”とし、逆の判定をするようにしても良い。また、徐変処理の特性も、図10に示すように、非線形な徐変特性であっても良い。
1 ハンドル(ステアリングホイール)
2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)
10 トルクセンサ
12 車速センサ
13 バッテリ
20 モータ
21 モータ駆動部
30 コントロールユニット(ECU)
40 CAN
41 非CAN
50 駐車支援等自動操舵指令装置
51 位置制御部
52 駐車支援実行判定部
53 トルク制御部
54 トルク指令値徐変切替え部
100 切替え制御部
101 判定部
102 指令値差演算部
103 徐変時間演算部
104 切替え部
110 トルク制御部
120 角度制御部
130 電流制御系
131 モータ

Claims (6)

  1. 操舵トルクを検出するトルクセンサと、操舵を補助するアシストトルクを車両の操舵機構に付与するモータを制御するモータ制御装置とを有する電動パワーステアリング装置において、
    所定の切替え契機に従って、自動操舵モードの角度制御指令値に応じて制御する角度制御方式と、手動操舵モードのトルク制御指令値に応じて制御するトルク制御方式との間で前記モータの制御方式を切替える切替え制御部を具備し、
    前記角度制御指令値は少なくともタイヤ転舵角指令値に基づいて演算され、
    前記トルク制御指令値は少なくとも前記操舵トルクに基づいて演算され、
    前記切替え制御部は、
    前記所定の切替え契機を判定し、前記角度制御方式から前記トルク制御方式への切替えを示す第1の判定信号を生成し、前記トルク制御方式から前記角度制御方式への切替えを示す第2の判定信号を生成する判定部と、
    前記第1の判定信号が入力されると前記トルク制御指令値と前記角度制御指令値と差の絶対値である指令値差を演算する指令値差演算部と、
    前記徐変時間が前記指令値差に応じて、非線形かつ滑らかで単調増大に変化するように演算する徐変時間演算部と、
    前記トルク制御指令値、前記角度制御指令値及び前記徐変時間に応じて前記角度制御方式から前記トルク制御方式に徐々に切替える切替え部と、
    を有し、
    前記角度制御方式から前記トルク制御方式に徐変で切替えるとき、前記角度制御指令値と前記トルク制御指令値の前記指令値差に応じて前記徐変時間を可変とし、前記指令値差が大きいときに前記徐変時間を長くし、
    前記第2の判定信号が前記切換え部に入力されると、前記トルク制御方式から前記角度制御方式へは瞬時に切替えられ、
    前記角度制御方式から前記トルク制御方式への切替えの際、安全かつ違和感の抑制された操舵を実現していることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記所定の切替え契機が、自動操舵指令のON/OFFである請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記自動操舵指令のON/OFFが、駐車支援の指令、障害物回避の指令若しくはレーンキープの指令である請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記所定の切替え契機が、前記操舵トルクの内部判定によって与えられる切替え指令のON/OFFである請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記徐変を線形で行う請求項1、3乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記徐変を非線形で行う請求項1、3乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
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