JP6236285B2 - 防火引戸 - Google Patents
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Description
しかしながら、防火引戸の中央に採光窓を設け、その縁を額部で覆って装飾すると、引戸のパネルよりも装飾のための額部が見込み方向に大きく突出してしまい、引戸の開閉のためには、召合せ部に開閉時に額部が通過するのに十分な間隔を設ける必要があり、召合せ部を熱膨張材で閉塞することが難しかった。
本発明の防火引戸を、図1に示す、壁等に設けられた開口の左半分をパネル等により壁体2として構成し、右半分を上吊り式の片引戸3により開閉する引戸の例を挙げて説明する。
なお、本発明の防火引戸は、壁等に設けられた開口を2枚の引体により開閉する引き違い戸にも適用できる。
(枠体の構成)
図2に示されるように、上枠11は、壁等に固定するための固定片部111a及び固定片部111aから室外側に水平に延びる水平片部111bとからなる上端枠部材111と、上端枠部材111の室内側下面に固定され、その下方室外側に片引戸3の吊車37が走行するレール112aが形成された上主枠部材112と、上端枠部材111の室外側端部から垂下するように支持され、その下端に片引戸3の上部室外側面に当接する上気密材113aを有する上前枠部材113と、上主枠部材112の下方に支持される中空矩形状の上開口枠支持部材114と、上開口枠支持部材114に支持され、片引戸3により開閉される開口部の上辺を構成する上開口枠部材115と、上主枠部材112と上前枠部材113とを連結する上枠連結部材116とからなり、それらを組み合わせてボックス状に構成されている。
そして、ボックス状の上枠11の内部には、片引戸3を開閉駆動するための開閉手段5が、上枠補強部材117を介して上主枠部材112に取り付けられた開閉手段支持部材118により支持固定されている。
図2、3に示されるように、片引戸3は、断面U字状の上樹脂フレーム31a、下樹脂フレーム31b、右樹脂フレーム31c、及び、左樹脂フレーム31dを上下左右の四周に組んでなるフレーム枠の表裏面を鋼板32a、32bにより覆ってなるパネルにより構成されている。
そして、パネルの上下左右端面に、上框枠331、下框枠332、右框枠333、及び、召合せ框枠334が固定されて片引戸3が形成されている。
また、本発明の実施の形態においては、片引戸3により開閉される引戸の例を挙げて片引戸3の戸尻部に召合せ凸部を形成しているが、引戸として引き違い戸を採用する際には、引戸に設けられる額部の構成等に応じて左右いずれの引戸の戸尻部にも召合せ凸部を設けることができ、又、両方の引戸の戸尻部に設けることもできる。
図4に示されるように、片引戸3の上框枠331の本体部331aと水平片331bの下面及び垂下片331cの室外側面に沿って、水平部61a及び垂下部61bよりなるステンレス補強材61が配置されている。
ステンレス補強材61は、その垂下部61bの下端が上框枠331の垂下片331cの下端に形成された係止溝331dに係止され、水平部61aの中央部付近がリベットにより上框枠331の水平片331bに固定されている。ステンレス補強材61の水平部61aの室外側は上框枠331の本体部331aと上樹脂フレーム31aに沿って屈曲された鋼板32bの上端面との間に挟まれて、上框枠331とともに上樹脂フレーム31a及び上スチール補強材34aにネジ等により連結固定されている。
なお、ステンレス補強材61の水平部61aと鋼板32b上面との間には、防水テープ331eが配置されている。
図5に示されるように、片引戸3の下框枠332は下方に開口するU字状をしており、その下方端部には下方に開口する耐火材取付溝332e、332fが左右方向に沿って室内側及び室外側の2条に形成されており、少なくとも室内側の耐火材取付溝332fには、長尺の下部熱膨張耐火材73bが挿入されている。
図6に示されるように、片引戸3の右框枠333の戸先側端面には、外方に開口する耐火材取付溝333a、333bが上下方向に沿って室内側及び室外側の2条に形成されており、少なくとも室内側の耐火材取付溝333bには、長尺の戸先部熱膨張耐火材74bが挿入されている。
さらに、戸先部熱膨張耐火材74a、74bと下部熱膨張耐火材73a、73bとを連続させることにより、片引戸3の下部と戸先部との連続した防火ラインを形成することができる。
図7に示されるように、片引戸3の召合せ框枠334の本体部334aの内方面及び屈曲片334cの室外側面には、本体部62a及び屈曲部62bよりなるステンレス補強材62が配置されている。屈曲部62bの先端は、召合せ框枠334の屈曲片334cに設けられた係止溝334dに係止されており、ステンレス補強材62の本体部62aは召合せ補助材336の取付部336bと召合せ框枠334の本体部334aとの間に配置され、召合せ框枠334と召合せ補助材336と共に左樹脂フレーム31d及び左スチール補強材34dにねじ等により連結固定されている。
図8に示されるように、下枠12上に、平面視で少なくとも片引戸3の下框枠332に設けた下部熱膨張耐火材73bの位置と召合せ補助材336の室内側面に設けた召合せ部熱膨張耐火材75の位置とを連続して含む形状の召合せ下部熱膨張耐火材78がねじ等により固定されている。なお、下部熱膨張耐火材73bと連続させる召合せ部の熱膨張耐火材は左縦枠14の左主枠部材141の室外側面に設けた召合せ部熱膨張耐火材76でもよい。
また、召合せ部熱膨張耐火材と戸体の下端若しくは下枠上の戸枠の下端に対向する箇所に設けられる下部熱膨張耐火材とを平面視で少なくとも連続して含む範囲に亘って召合せ下部熱膨張耐火材が設けられているので、召合せ部熱膨張耐火材と片引戸の下部の下部熱膨張耐火材とを連続した防火ラインを形成することができる。
11 上枠
111 上端枠部材
111a 固定片部
111b 水平片部
112 上主枠部材
112a レール
113 上前枠部材
113a 上気密材
114 上開口枠支持部材
115 上開口枠部材
115a 外立上片
115b 内立上片
115c 底辺部
115d 折返し溝部
115e、115f 上気密材
116 上枠連結部材
117 上枠補強部材
118 開閉手段支持部材
12 下枠
121 下主枠部材
122 アングル材
123a、123b 靴ずり
124 下気密材取付部材
125 ガイドローラ
126 下気密材
127 下開口枠部材
13 右縦枠
131 右主枠部材
131a、131b スチール補強材
131c、131d 右気密材
132 右開口枠支持部材
133 右開口枠部材
14 左縦枠
141 左主枠部材
142 左開口枠支持部材
143 左開口枠部材
143a 延設片
143b 屈曲片
143c 左気密材
143d 煙返し凹部
2 壁体
3 片引戸
31a 上樹脂フレーム
31b 下樹脂フレーム
31c 右樹脂フレーム
31d 左樹脂フレーム
32a、32b 鋼板
331 上框枠
331a 本体片
331b 水平片
331c 垂下部
331d 係止溝
331e 防水テープ
332 下框枠
332a 外係止部
332b 内係止部
332c,332d 気密断熱材
332e、332f 耐火材取付溝
333 右框枠
333a、333b 耐火材取付溝
334 召合せ框枠
334a 本体部
334b カギ状片
334c 屈曲片
334d 係止溝
334e、334f、334g 気密断熱材
334h 左気密材
335 上補助材
336 召合せ補助材
336a 本体部
336b 取付部
34a 上スチール補強材
34b 下スチール補強材
34c 右スチール補強材
34d 左スチール補強材
35 採光窓部
351 ガラス
352 額部
36 ハンガー
37 吊車
38 案内溝
39 下框ステンレス補強材
5 開閉手段
61 ステンレス補強材
61a 水平部
61b 垂下部
62 ステンレス補強材
62a 本体部
62b 屈曲部
63 ステンレス補強材
70a、70b 熱膨張耐火材
71、72 上部熱膨張耐火材
73a、73b 下部熱膨張耐火材
74a、74b 戸先部熱膨張耐火材
75〜77 召合せ部熱膨張耐火材
78 召合せ下部熱膨張耐火材
81 折返し
82 煙返し
Claims (1)
- 戸体と、枠体と、
戸体の召合せ部に、閉鎖時に室内外方向に対向する面に向かって突出するように設けられる召合せ凸部と、
戸体の下端若しくは枠体の下枠の戸体の下端に対向する箇所に設けられる下部熱膨張耐火材と
召合せ凸部もしくは召合せ凸部に対向する面に設けられる召合せ部熱膨張耐火材と、
下枠の上面に設けられる召合せ下部熱膨張耐火材と、を備え、
召合せ下部熱膨張耐火材は、平面視で少なくとも下部熱膨張耐火材と召合せ部熱膨張耐火材とを連続して含む範囲に亘って設けられる
ことを特徴とする防火引戸。
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JP2013223914A Active JP6236285B2 (ja) | 2013-10-29 | 2013-10-29 | 防火引戸 |
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