JP6233879B2 - 容器の封印構造 - Google Patents
容器の封印構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6233879B2 JP6233879B2 JP2013201629A JP2013201629A JP6233879B2 JP 6233879 B2 JP6233879 B2 JP 6233879B2 JP 2013201629 A JP2013201629 A JP 2013201629A JP 2013201629 A JP2013201629 A JP 2013201629A JP 6233879 B2 JP6233879 B2 JP 6233879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- sealing
- recess
- sealing cap
- coupling mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
この基板ケースは、皿状部材に連結部が一体成型されると共に、キャップ状部材に有底円筒状部が一体成型される。これら有底円筒状部と連結部は、該有底円筒状部内に頭部を臨ませたビスにより固定される。
すなわち、本発明では、互いに重ねられる上容器と下容器との間に収容空間を形成する容器と、互いに重なる上容器と下容器のいずれか一方を貫通する貫通部を経由して他方の雌ねじ部に至りねじ込まれることで、これら両容器を連結する封印用ねじと、前記貫通部内にねじ込まれた封印用ねじの頭部を臨むように、前記上容器と下容器のいずれか一方に形成された凹部と、該凹部に挿入されて前記貫通部内の前記封印用ねじを覆う封印用キャップと、該封印用キャップと前記上容器又は下容器との間に設けられて該封印用キャップを前記上容器又は下容器に連結する連結機構と、を具備し、前記封印用キャップと前記凹部の内周面との間には、前記連結機構に通じる隙間を塞ぐ封止部材が設けられていることを特徴とする。
また、該凹部内には、貫通部内の封印用ねじを覆う封印用キャップが挿入されており、該封印用キャップと前記上容器又は下容器との間には、該封印用キャップを前記上容器又は下容器に連結する連結機構が設置されている。
そして、このような連結機構は、封印用キャップと凹部の内周面との間に設けられた封止部材によって、連結機構に通じる隙間が塞がれていることから、外部から解除工具によって連結機構が操作又は壊されることが未然に防止される。また、封止部材が壊された場合には、連結機構をこじ開けた上容器と下容器の強制開封がなされたと判断することができ、不正操作の有無を確認することができる。
すなわち、本発明に示す容器の封印構造では、封印用キャップと凹部の内周面との間に、連結機構に通じる隙間を塞ぐ封止部材を設けるという簡易な構成により、該容器の不正開封を防止することができるという効果を奏する。
この図1において符号1で示すものは容器であって、プラスチック材料により形成された上容器2、下容器3、封印用キャップ4を主な構成要素としている。
上容器2及び下容器3は、中心線Оを基準として互いに重ねられることで一体化するものであり、これらの間には、電子部品(ROM,CPU)及び該電子部品を搭載する基板(図示略)といった重要部材が収容される収納空間5が形成されている。
この封印用ねじ7は頭部7Aを有し、該頭部7Aとねじ込まれた下容器3との間に、上容器2を挟み込むことによって、これら上容器2及び下容器3を一体化させる。
また、容器1の上容器2には、貫通部2A内にねじ込まれた封印用ねじ7の頭部7Aを臨むように凹部8が形成されている。
すなわち、本発明に示す容器1の封印構造では、封印用キャップ4と凹部8の内周面11との間に、連結機構10に通じる隙間12を塞ぐ封止部材20を設けるという簡易な構成により、該容器1の不正開封を防止できる。
また、封止部材20は、凹部8内において封印用キャップ4の本体部4A側に設けたが、上容器2の内周面11側に設けても良い。
本発明の第1実施形態について、図2〜図7を参照して説明する。
これら図2〜図7は、図1の封印構造をさらに具体化した図であって、図2及び図3は、上容器2、下容器3、封印用キャップ4を主な構成要素とする容器1の分解図である。
上容器2及び下容器3は中心線Oを基準として互いに重ねられた状態で箱形状となるものであって、その内部に、電子部品(ROM,CPU)及び該電子部品を搭載する基板(図示略)といった重要部材が収容される収納空間5が形成される。また、封印用キャップ4は全体が円筒状に形成されている。
なお、上容器2、下容器3、封印用キャップ4は中心線Oを基準として互いに結合される。
この封印用ねじ7は図中上側に位置する頭部7Aと、図中下側に位置するスクリュー部7Bとを有し、該頭部7Aとスクリュー部7Bがねじ込まれた下容器3との間に、上容器2を挟み込むことによって、これら上容器2及び下容器3を一体化させるものである。
また、容器1の上容器2には、貫通部2A内にねじ込まれた封印用ねじ7の頭部7Aを臨むように円柱状の凹部8が形成されている。そして、この凹部8内に、若干小径に形成された封印用キャップ4が矢印A方向に挿入される。
連結機構10は、凹部8への挿入方向(矢印A方向)に沿う封印用キャップ4の本体部4A先端に設けられて該挿入方向に対して交差する方向(矢印B方向)に突出した係合部13と、凹部8の周縁部に形成されて該係合部13に係合されるスリット状の被係合部14とを有している。また、被係合部14は、スリット上部の内周面11が内側(中心線O側)に突出した突出部を含んでいる。
このような構成により、係合部13は、図5に示されるように、封印用キャップ4を凹部8内に挿入した際、上容器2の内周面11(及びスリット上部の内周面11の突出部)と摺動した後、該挿入方向(矢印A方向)に対して交差する方向(矢印B方向)に弾性変形することにより、被係合部14に係合される。
封止部材20は、封印用キャップ4の本体部4A後端に設けられて凹部8への挿入時に該凹部8の開口部9周縁を覆うフランジ部21と、封印用キャップ4の本体部4A外側に設けられて凹部8への挿入時にフランジ部21と連結機構10との間に位置する突状の返し部22と、を有する。
なお、フランジ部21は、封印用キャップ4が上容器2の凹部8内に取り付けられた場合には、該凹部8の開口部9に形成された段部8Aに嵌るように大きさが設定されている。
すなわち、第1実施形態では、連結機構10を構成する係合部13と被係合部14により、封印用キャップ4が上容器2に固定されることにより、該封印用キャップ4を容器1に結合させることができる。
また、該凹部8内には、貫通部2A内の封印用ねじ7を覆う封印用キャップ4が挿入されており、該封印用キャップ4と上容器2の間には、該封印用キャップ4を上容器2に連結する、連結機構10が設置されている。
特に、図7に示されるように、フランジ部21を越えて、外部から解除工具Tが侵入した場合にも、封印用キャップ4の本体部4A外側に位置する突状の返し部22がその侵入を阻止し、封印用キャップ4による連結機構10の封印を完全に行うことが可能となる。
すなわち、第1実施形態に示される容器1の封印構造では、封印用キャップ4と凹部8の内周面11との間に、連結機構10に通じる隙間12を塞ぐ封止部材20を設けるという簡易な構成により、容器の不正開封を防止できる。
本発明の第2実施形態について、図8〜図15を参照して説明する。
第2実施形態に示される容器1の封印構造が、第1実施形態に示される容器1の封印構造と異なるのは、封印用キャップ4及びその周辺構成である。
この固定部材30は、封印用ねじ7の頭部7Aにて保持されて下容器3に位置し、かつ下容器3の底部から上方に向けて2本の棒状部材31が立設されているものであって、凹部8への封印用キャップ4挿入時に、これら2本の棒状部材31が、凹部8の底部に形成された固定部材挿通孔8Bに挿通される。
また、封印用キャップ4に形成された突状の返し部22は、封印用キャップ4が上容器2の凹部8内に挿入された場合、第2被係合部33に対して凹部8の開口部9側に位置している。これによって、フランジ部21を越えて、外部から解除工具Tが侵入した場合にも、突状の返し部22がその侵入を阻止し、封印用キャップ4による連結機構10(係合部13及び被係合部14による係合、固定部材30と被係合部22による係合)の封印を完全に行うことが可能となる。
これにより、図14に示されるように、凹部8への封印用キャップ4挿入時に、固定部材30の先端部32が、封印用キャップ4の本体部4Aに押されて弾性変形することにより、該封印用キャップ4の本体部4Aに形成された第2の第2被係合部33に係合されることになる。これと同時に、封印用キャップ4の係合部13が、上容器2の内周面11と摺動した後、該挿入方向(矢印A方向)に対して交差する方向(矢印B方向)に弾性変形することにより、被係合部14に係合されることになる。
特に、図15に示されるように、封印用キャップ4に形成された返し部22は、封印用キャップ4が上容器2の凹部8内に挿入された場合、第2被係合部33に対して凹部8の開口部9側に位置している。これによってフランジ部21を越えて、外部から解除工具Tが侵入した場合にも、第2被係合部33に対して凹部8の開口部9側に位置する突状の返し部22がその侵入を阻止し、封印用キャップ4による連結機構10の封印を完全に行うことが可能となる。
すなわち、第2実施形態に示される容器1の封印構造では、封印用キャップ4と凹部8の内周面11との間に、連結機構10に通じる隙間12を塞ぐ封止部材20を設けるという簡易な構成により、容器の不正開封を防止できる。
2 上容器
3 下容器
4 封印用キャップ
4A 本体部
5 収容空間
6 雌ねじ部
7 封印用ねじ
7A 頭部
8 凹部
9 開口部
10 連結機構
11 内周面
12 隙間
13 係合部
14 被係合部
20 封止部材
21 フランジ部
22 返し部
30 固定部材
32 先端部
33 第2被係合部
Claims (5)
- 互いに重ねられる上容器と下容器との間に収容空間を形成する容器と、
互いに重なる上容器と下容器のいずれか一方を貫通する貫通部を経由して他方の雌ねじ部に至りねじ込まれることで、これら両容器を連結する封印用ねじと、
前記貫通部内にねじ込まれた封印用ねじの頭部を臨むように、前記上容器と下容器のいずれか一方に形成された凹部と、
該凹部に挿入されて前記貫通部内の前記封印用ねじを覆う封印用キャップと、
該封印用キャップと前記上容器又は下容器との間に設けられて該封印用キャップを前記上容器又は下容器に連結する連結機構と、を具備し、
前記封印用キャップと前記凹部の内周面との間には、前記連結機構に通じる隙間を塞ぐ封止部材が設けられ、
前記連結機構は、前記凹部内の前記上容器又は下容器のいずれか一方に位置しかつ前記封印用ねじの頭部にて保持された固定部材をさらに具備し、
前記固定部材の先端部は、前記封印用キャップが前記凹部内に挿入される際、該挿入方向に対して交差する方向に弾性変形することにより、前記封印用キャップの本体部に形成された第2の被係合部に係合されることを特徴とする容器の封印構造。 - 前記連結機構は、前記凹部への挿入方向に沿う前記封印用キャップの本体部先端に設けられて該挿入方向に対して交差する方向に突出した係合部と、前記凹部の周縁部に形成されて該係合部に係合される被係合部とを有し、
前記係合部は、前記封印用キャップが前記凹部内に挿入される際、該挿入方向に対して交差する方向に弾性変形することにより、前記被係合部に係合されることを特徴とする請求項1に記載の容器の封印構造。 - 前記封止部材は、前記封印用キャップの本体部後端に設けられて前記凹部への挿入時に該凹部の開口部周縁を覆うフランジ部と、前記封印用キャップの本体部外側に設けられて前記凹部への挿入時に前記フランジ部と前記連結機構との間に位置する突状の返し部と、を有することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の容器の封印構造。
- 前記封止部材は、前記封印用キャップの本体部後端に設けられて前記凹部への挿入時に該凹部の開口部周縁を覆うフランジ部と、前記封印用キャップの本体部外側に設けられて前記凹部への挿入時に前記フランジ部と前記連結機構との間に位置する突状の返し部と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器の封印構造。
- 前記突状の返し部は、前記封印用キャップが前記凹部内に挿入された場合、前記第2の被係合部に対して前記凹部の開口部側に位置することを特徴とする請求項4に記載の容器の封印構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013201629A JP6233879B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 容器の封印構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013201629A JP6233879B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 容器の封印構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015067292A JP2015067292A (ja) | 2015-04-13 |
JP6233879B2 true JP6233879B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=52834392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013201629A Expired - Fee Related JP6233879B2 (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 容器の封印構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6233879B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3106543A1 (de) * | 1981-02-21 | 1982-09-09 | Kienzle Apparate Gmbh, 7730 Villingen-Schwenningen | Anordnung zum verschliessen und plombieren einer in einem bauteil befindlichen oeffnung |
JPH0354065Y2 (ja) * | 1986-01-13 | 1991-11-27 | ||
JP3842505B2 (ja) * | 1999-12-21 | 2006-11-08 | エスアイアイ・データサービス株式会社 | 電子機器の不正開蓋防止装置および電子機器 |
JP5090226B2 (ja) * | 2008-03-25 | 2012-12-05 | 株式会社ニューギン | 遊技機用の基板ケース |
-
2013
- 2013-09-27 JP JP2013201629A patent/JP6233879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015067292A (ja) | 2015-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009511374A (ja) | 容器の蓋の密閉構造 | |
WO2014115857A1 (ja) | 容器の封止装置 | |
CN106163937B (zh) | 防擅启盖 | |
WO2006018660A3 (en) | Container closure assembly with internal neck thread | |
JP6246372B2 (ja) | プラグコネクタハウジング | |
JP6239696B1 (ja) | ケーブルグランド | |
JP6426508B2 (ja) | 引出口形成装置 | |
JP6073100B2 (ja) | 容器用のキャップ | |
JP2014066268A (ja) | ナット | |
JP2000308743A (ja) | 基板収納ボックス | |
KR101318561B1 (ko) | 커넥터 설치 구조 | |
JP6831267B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6233879B2 (ja) | 容器の封印構造 | |
EP2493040B1 (en) | Cable gland | |
US7604446B2 (en) | Housing mountable with drywall anchor | |
JP6391972B2 (ja) | ねじ穴付きねじ | |
JP6436478B2 (ja) | 封印容器 | |
JP6148854B2 (ja) | カップ容器 | |
JP5365485B2 (ja) | 部材締結構造 | |
US9995332B2 (en) | Fastening device for tamper-proof fastening, and component arrangement | |
US9312675B2 (en) | Junction box auxiliary securing structure | |
JP2014202332A (ja) | ボルト用キャップ | |
JP5344309B2 (ja) | 電動式サムターンのドアへの取り付け構造 | |
US10886064B2 (en) | Capacitor cup and arrangement for fastening capacitor cup | |
JP2000300720A (ja) | 遊技機の基板ケース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6233879 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |