JP5344309B2 - 電動式サムターンのドアへの取り付け構造 - Google Patents
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Description
すなわち、前記金具4は、図6(b)のように、錠ケース側取り付け金具4aと、電動式サムターン側受け金具4bとで構成されている。
錠ケース側取り付け金具4aは、外周に雄ネジを形成した円筒状の係合部を有するもので、図6(a)のように、取り付け金具本体4aの側部に設けた穴にサムターン止めピン5を、挿通して錠ケース6に取り付ける。
一方、電動式サムターン側受け金具4bは、ベース部材に設けた貫通孔の内周に雌ネジを形成したもので、図6(b)のように、ベース部材をネジでもって電動式サムターンの裏蓋のシャフト孔に取り付ける。そして、錠ケース6に取り付けた前記取り付け金具4aの係合部に、電動式サムターン側の受け金具4bをねじ込むことで、図6(a)のように、電動式サムターンをドア1へ取り付けるというものである。
そのため、ドアの厚み(錠ケースからドア表面までの距離)やねじ込み具合によって、ドアに取り付けた電動式サムターン錠本体の向きが真直ぐにならず回転したり(真直ぐでないとドアスイッチが作動できなくなる場合がある)、また、真直ぐにするためにねじ込みが甘くなってガタを生じたりする問題がある。
図1に、本願発明を適用した電動式サムターン10を示す。
前記サムターン10は、図2に示すように、シリンダー錠部11と電動式サムターン本体部20とで構成されている。
そのため、アウターケース13にシリンダー錠14を嵌め、そのシリンダー錠14を嵌めこんだアウターケース13にリアプレート15とリアパッド16をネジ止めし、アウターケース13をシリンダー錠14に取り付ける。
そして、そのアウターケース13を取り付けたシリンダー錠14を、ドア1の取り付け孔にスペーサー17を介して嵌め、図2のように、シリンダー止めピン18を挿入して中の錠ケース6に取り付ける。最後に、ドア1に取り付けたアウターケース13の前面にシリンダーキャップ12を貼り付ける。
ちなみに、リアプレート15、リアパッド16の上部の切り欠きは、図示はしていないが、アウターケース13のアンテナや端子の接続線を内部の電動式サムターン本体部20へ配線するのに用いるためのものである。
また、制御部本体ケースの両側部にネジ孔29を設けて、後述の取り付けプレート22にネジ止めするようになっている。
一方、駆動部27は、開閉用のノブ30と、そのノブ30に接続された駆動軸31を駆動するモータ機構を駆動ケースに備えた構成となっている。このように、ノブ30を採用して握りを円くすることで引っ掛かりを少なくし、ピッキングのリスクを下げるようにしてある。
駆動軸31は、図2のように、細長い板状のもので、コイルスプリングでガイドするようにしてある。また、前記モータ機構は、例えば、クラッチを備えることで、モータを駆動軸31から解放して前記軸31をノブ30で回動できるようにしてある。このモータ機構には、駆動軸31の回動位置を検出するセンサを設けて、後述の連結軸25で接続されるシリンダー錠14の開閉状態を検出してモータを制御するようになっている。そのため、図示はしていないが、駆動部27と制御部26はケーブルなどで接続するようになっている。
また、駆動ケースの両側には、制御部本体ケースと同様に、ネジ孔29が設けてあって、後述の取り付けプレート22にネジ止めするようになっている。
さらに、この制御部本体ケースと駆動ケースには、制御部本体ケースにフック部32を設け、そのフック部32と係合するように駆動ケースに溝33を設けて、一体にして使用するようになっている。
前記プレート22の貫通孔34は、図3に示すようなハの字状の長孔で、ネジ止めの際に取り付け姿勢を微調整できるようにしてある。また、開口35は、駆動軸31よりも十分に大きく形成して取り付けやすくしてある。また、前記プレート22の係止部36は、プレート面の両側の上下に設けた突片を折り曲げてネジ止めのための貫通孔を設けたものである。
なお、符号38は、位置決め用の突部であり、この突部は、取り付けプレート22及び電動式サムターン錠本体21の制御部本体ケースと駆動ケースに設けられた凹部39あるいは溝33と嵌合することで、位置決めができるようになっている。
まず、ドア1に取り付けられているサムターンとシリンダー錠を外す。例えば、ドア1のアーマープレート7を外し、サムターン止めピン5とシリンダー止めピン18を抜けば、ドア1のサムターンとシリンダー錠を外せるので、外したサムターン止めピン5とシリンダー止めピン18を取っておく。
次に、取り付けプレート22の裏面(係止片が折り曲げられて無い側)にパッキン23を取り付け、パッキン23の取り付けられた前記プレート22を、先の固定された取り付け金具24の正面にあてる。そして、図3のように、取り付け金具24のネジ穴42と前記パッキン23の取り付けられたプレート22の貫通孔34を合わせてネジ止めし、その取り付けプレート22の係止部36に電動式サムターン錠本体21をネジ止めして保持させる。その状態を図4に示す。
このとき、電動式サムターン錠本体21の駆動軸31に連結軸25を取り付け、前記プレート22の開口35とパッキン23の開口35及び取り付け金具24の貫通孔41を介してドア1のシリンダー錠14に連結する。
このように、電動式サムターン錠本体21を回動せずに固定するので、図1のように、電動式サムターン錠本体21をどのようなドア1にでも一様に真直ぐに取り付けられる。その取り付け状態を図5に示す。
6 錠ケース
10 電動式サムターン
14 シリンダー錠
21 電動式サムターン錠本体
22 取り付けプレート
23 パッキン
24 取り付け金具
31 駆動軸
34 貫通孔
35 開口
36 係止部
45 サムターン取り付け孔
Claims (2)
- ドアの錠ケースのサムターン取り付け孔に嵌め込む取り付け金具と、前記嵌め込まれた金具にネジ止めし、電動式サムターン錠本体を保持する取り付けプレートとで構成され、
前記取り付け金具は、側部にサムターン止めピンを嵌入する挿入穴が形成され、かつ、取り付けプレートと対向する正面に前記電動式サムターン錠本体の駆動軸をドア外側のシリンダー錠に連結するための貫通孔と前記取り付けプレートをネジ止めするためのネジ穴が設けられ、
一方、前記取り付けプレートに、前記取り付け金具のネジ穴にネジ止めするための貫通孔と前記電動式サムターン錠本体の回転駆動軸を挿通するための開口及び前記電動式サムターン錠本体を保持するための係止部を設けた電動式サムターンのドアへの取り付け構造。 - 上記ドアと取り付けプレート間に弾性材によるパッキンを介して、前記取り付けプレートを取り付け金具にネジ止めした請求項1に記載の電動式サムターンのドアへの取り付け構造。
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