JP6233700B2 - 点灯装置および照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、点灯装置およびそれを有する照明器具に関し、特に、同じ大きさの電流が流れたときの電圧降下の大きさが異なる3つ以上の光源を点灯させる点灯装置およびそれを有する照明器具に関する。
近年、緑色光、青色光、赤色光など発光色が互いに異なる複数のLED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子群を有する光源ユニットと、当該光源ユニットを点灯させる点灯装置を備えた照明器具が利用されている。
また、このような照明器具においては、各色のLED群から出射される光の強度をそれぞれ調整することにより、出射される光の混合光の色度あるいは強度を調整できるようになっているものもある。
このような照明器具の点灯装置としては、直流電源と、各LED群に対して直列に設けられた複数の定電流回路とを備え、定電流回路のスイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)方式でオンデューティ比を調整して、各LED群の電流を調整するものが知られている。
一方、特許文献1に開示されているように、色温度の異なる2つのLED群にスイッチング素子を接続し、デューティ比を調整しながら、一定の周期で時分割で交互に点滅させて各色LED群から出射される光量を調整し、2つのLED群からの混合色として出射される発光色の色温度を調整する技術も知られている。このような方式の場合、LED群ごとに定電流回路を設ける必要が無いので、点灯装置における回路の小型化や低コスト化を図ることができる。
特開2011−258517号公報
しかしながら、発光色が異なると層構造や材料が異なるため、同じ値の電流が流れたときの電圧降下の大きさがそれぞれ異なる。そのため、特許文献1の方式の場合、電力を供給するLED群を順に切り替える時に、ONに切り替わったLED群に対して過大な突入電流が流れる場合がある。過大な突入電流が生じると、LEDやスイッチング素子にダメージやストレスが加わることがあり、点灯装置や照明器具の寿命が短くなる原因ともなる。
本発明は、上記課題に鑑み、電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源を時分割で切り替えて点灯させる方式において、光源に過大な電流が流れるのを抑制することができる点灯装置および照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る点灯装置は、同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源を有する光源ユニットを点灯させる点灯装置である。当該点灯装置は、出力される直流電力を調整する出力調整回路、前記3つ以上の光源それぞれに1対1の関係で直列接続されて直列負荷回路を形成する3つ以上の光源スイッチ、および前記3つ以上の光源それぞれに流す電流を制御する制御処理部を有する。前記直列負荷回路の各々は、前記出力調整回路の出力端に並列に接続されている。制御処理部は、前記3つ以上の光源スイッチのオン期間が互いに重複しないように所定の繰り返し順番に従って前記3つ以上の光源スイッチのオンオフを切り替える。ここで、前記所定の繰り返し順番において、前記3つ以上の光源のうちの電圧降下が最大の光源に接続された光源スイッチの次にオンされるのは、電圧降下が最小の光源に接続された光源スイッチ以外の光源スイッチである。
また、別の態様では、前記所定の繰り返し順番において、前記3つ以上の光源のうちの電圧降下が最小の光源に接続された光源スイッチの次にオンされるのは、電圧降下が最大の光源に接続された光源スイッチであってもよい。
また、別の態様では、前記制御処理部は、前記3つ以上の光源スイッチそれぞれのオン期間の長さを調整してもよい。
また、別の態様では、点灯装置は、直流電源回路をさらに有し、前記出力調整回路は、前記直流電源回路の出力端に接続されたチョッピングスイッチを有してもよい。そして、前記制御処理部は、前記チョッピングスイッチを繰り返しオンオフするチョッピング動作によって前記出力調整回路から出力される電流を調整してもよい。
また、別の態様では、前記制御処理部は、前記3つ以上の光源スイッチそれぞれの前記オン期間における前記チョッピング動作の動作期間の長さを調整してもよい。
また、別の態様では、前記制御処理部は、前記所定の繰り返し順番において、次のようにしてもよい。即ち、切り替え後の光源スイッチが接続されている光源の電圧降下が、切り替え前の光源スイッチが接続されている光源の電圧降下よりも小さくなる切り替えに先立って、第1の期間、前記チョッピングスイッチをオフしてチョッピング動作を休止させてもよい。そして、切り替えと共にチョッピングスイッチに対してチョッピング動作を再開させてもよい。
また、別の態様では、前記制御処理部は、前記所定の繰り返し順番において、次のようにしてもよい。即ち、切り替え後の光源スイッチが接続されている光源の電圧降下が、切り替え前の光源スイッチに接続されている光源の電圧降下よりも大きくなる切り替えに先立って、第1の期間よりも短い第2の期間、チョッピング動作を休止させてもよい。そして、切り替えと共にチョッピングスイッチに対してチョッピング動作を再開させてもよい。
また、別の態様では、前記制御処理部は、前記所定の繰り返し順番において、次のようにしてもよい。即ち、切り替え後の光源スイッチが接続されている光源の電圧降下が、切り替え前の光源スイッチが接続されている光源の電圧降下よりも大きくなる切り替えに先立って、チョッピング動作を休止させなくてもよい。
また、別の態様では、前記出力調整回路の出力端に、前記3つ以上の直列負荷回路と並列にインピーダンス素子が接続されていてもよい。
また、別の態様では、前記電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源は、発光色が互いに異なっていてもよい。
また、本発明の別の一態様に係る照明器具は、同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源と、上記何れかの特徴を備える点灯装置とを有する。
本発明の一態様に係る点灯装置の構成によれば、3つ以上の光源の組み合わせのうち、光源スイッチの切り替え前後で光源の電圧降下が大きいものから小さいものへと切り替わり、且つ光源の電圧降下の差が最大となる組み合わせを避けることができる。これにより、発生し得る最大の突入電流を回避して、過大な突入電流の発生を抑制することができる。その結果、光源および光源スイッチへのダメージおよびストレスを軽減して点灯装置の長寿命化を図ることができる。
また、本発明の別の一態様に係る照明器具の構成によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
実施形態1に係る点灯装置および照明器具の回路図である。 図1に示した制御処理部の動作を示すフローチャートである。 実施形態1に係る点灯装置および照明器具における動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態1に係る点灯装置および照明器具の動作における各種制御パラメータ値のテーブルの一例を示す図である。 突入電流を説明するための比較例のタイミングチャートである。 実施形態2に係る点灯装置および照明器具における動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態3に係る点灯装置および照明器具における動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施形態4に係る点灯装置および照明器具における動作を説明するためのタイミングチャートである。 変形例1に係る点灯装置および照明器具の回路図である。 変形例1に係る点灯装置および照明器具の動作における各種制御パラメータ値のテーブルの一例を示す図である。 変形例2に係る点灯装置および照明器具の回路図である。 変形例3に係る点灯装置および照明器具の電流制御における動作を説明するためのタイミングチャートである。 (a)は、本発明の点灯装置および照明器具がダウンライトに適用された場合の一例を示す外観斜視図である。(b)は、本発明の点灯装置および照明器具がスポットライトに適用された場合の一例を示す外観斜視図である。(c)は、本発明の点灯装置および照明器具がスポットライトに適用された場合の別の一例を示す外観斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
≪実施形態1≫
本発明の実施形態1に係る照明器具100について、図1,図2,図3,図4を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、光源としてLEDを用いた場合を例に説明する。
[1.照明器具100の全体構成]
図1は、実施の形態1に係る照明器具100の回路図である。図1に示すように、照明器具100は、発光色が異なる3つ以上(本実施形態では4つ)のLED群3,4,5,6を有する光源ユニット1と、光源ユニット1を駆動する点灯装置2とを備える。LED群3,4,5,6の発光色は、例えば、それぞれ赤(R),緑(G),青(B),白(W)とする。
図1においては、LED群3,4,5,6は、それぞれ複数のLEDを有しているが、これに限られず、各LED群がそれぞれLEDを1個ずつ有していてもよい。
点灯装置2は、人間の視覚では点滅が視認できない程度の高速で、LED群3,4,5,6を1つずつ順繰りに点灯させる。それによって、LED群3,4,5,6からの光が混合された混合光が光源ユニット1から出射される。ここでLED群3,4,5,6を点灯させる際に、各LED群の光量を調整することによって、混合光の色度を調整できるようになっている。
点灯装置2は、光源ユニット1のLED群3,4,5,6のそれぞれに1対1の関係で直列に接続された3つ以上(本実施形態では4つ)のスイッチング素子である光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6、光源ユニット1に対して直流電力を出力する電源ユニット10と、これらを制御する制御部20を備える。
ここで、LED群3と光源スイッチQ3とが直列に接続されたものを直列負荷回路30とする。同様に、LED群4と光源スイッチQ4とが直列に接続されたものを直列負荷回路40、LED群5と光源スイッチQ5とが直列に接続されたものを直列負荷回路50、LED群6と光源スイッチQ6とが直列に接続されたものを直列負荷回路60とする。
この4つの直列負荷回路30、40、50、60は、出力調整回路12の出力端に互いに並列に接続されている。
電源ユニット10は、全波整流回路11a及び平滑回路11bから構成される直流電源回路11と、直流電源回路11からの出力を調整して光源ユニット1に供給する出力調整回路12と備える。そして、この出力調整回路12の出力側に、LED群と光源スイッチからなる4つの直列負荷回路30、40、50、60が互いに並列に接続されている。
出力調整回路12には、電流経路をオンオフするスイッチング素子(チョッピングスイッチ)Q2、スイッチング素子Q2のオンオフを制御して一定の電流を出力するための半導体素子IC1、電流検出回路13が設けられている。
制御部20は、様々な制御処理を実行するマイコンである制御処理部IC2、外部からの調光調色信号と各種制御パラメータ値(データ)とが対応付けられたテーブルT1等が格納されたROM(Read Only Memory)などを有する。なお、図1においては、ROMはテーブルT1として表示している。
制御部20(より正確には、制御処理部IC2)は、発光色および/または光強度(明るさ)を指定する調光調色信号が入力されると、その調光調色信号データを基にテーブルT1を参照し、出力調整回路12における半導体素子IC1の制御、並びに光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6を順番にオンさせる動作を繰り返し周期的に行う。
それによって、光源ユニット1では、LED群3,LED群4,LED群5,LED群6は、順番に点灯する動作を周期的に繰り返し、入力された調光調色信号に相当する色の合成光を出射する。
[2.各部構成]
以下、光源ユニット1、電源ユニット10、光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6、制御部20の具体的な構成例を説明する。
(光源ユニット1)
上述したように、LED群3,4,5,6を構成する各LEDは、発光色ごとに層構造や材料が違うため、同じ値の電流が流れたときの電圧降下の大きさがそれぞれ異なる。ここでは、LED群3の電圧降下の大きさをV3、LED群4の電圧降下の大きさをV4、LED群5の電圧降下の大きさをV5、LED群6の電圧降下の大きさをV6とし、V6<V5<V4<V3とする。
各LEDは、熱伝導性を考慮して一面に絶縁層で積層された金属材料をベース板とした基板に実装されている。あるいは、放熱特性が比較的良好で耐久性に優れたセラミックス材料や合成樹脂材料をベース板とした基板などに実装してもよい。
各色のLEDは、LEDのベアチップがパッケージングされた表面実装(SMD:Surface Mount Device)方式で基板に実装されている。ただし、表面実装方式に限らず、LEDのベアチップが基板に直接実装されたチップオンボード(COB:Chip On Board)方式で実装されていてもよい。
LEDのベアチップは、例えば、InGaN系の素子で透光性のサファイア素子基板に発光層が積層され、発光層はn型窒化物半導体層とInGaN発光層とp型窒化物半導体層とが順次積層されて形成されている。
白色のLEDについては、青色光を発するLEDのベアチップが用いられ、それに塗布された蛍光体で波長変換して白色光を発するようになっている。
ベアチップにおける電極は、p型窒化物半導体層上にp型電極パッドで形成されたプラス側電極とn型窒化物半導体層上にn型電極パッドで形成されたマイナス側電極とで形成されている。これらのプラス電極とマイナス電極は、ボンディングワイヤーにより電気的に接続されている。ボンディングワイヤーは金などの細い線からなっており、実装強度の向上とLEDのベアチップの損傷低減のため金を主成分とするバンプを介して接続されている。
(電源ユニット10)
全波整流回路11aは、ダイオードブリッジ回路である。全波整流回路11aの詳細動作については公知であるため説明は省略する。
平滑回路11bは、インダクタL1と、スイッチング素子Q1と、ダイオードD1と、コンデンサC1と、スイッチング素子Q1に流れる電流を検出する抵抗素子R1とで構成される力率改善型の昇圧チョッパ回路である。
全波整流回路11aと平滑回路11bとで直流電源回路11が構成される。
出力調整回路12は、インダクタL2と、スイッチング素子Q2と、コンデンサC2と、ダイオードD2と、半導体素子IC1とで構成される降圧チョッパ回路である。
この降圧チョッパ回路において、スイッチング素子Q2は、入力側のDC電圧をチョッピングするチョッピングスイッチとして働き、オンオフを繰り返すチョッピング動作によってインダクタL2に脈流電流を出力する。
スイッチング素子Q1,Q2は、FET(Field Effect Transistor)である。
スイッチング素子Q2におけるチョッピング動作の動作周波数は、例えば、数十kHz〜数百kHzであって、半導体素子IC1によって制御される。
コンデンサC2は、インダクタL2から出力される電流を平滑する。
(半導体素子IC1及びバースト制御回路14)
半導体素子IC1は、スイッチング素子Q2をオンオフするパルス信号を繰り返し発振するパルス発振回路、スイッチング素子Q2に過電流が流れることを抑制する保護回路などを備える。この半導体素子IC1は、スイッチング素子Q2にパルス信号を発振しながら、出力電流I1が制御処理部IC2から指示される出力制御電流目標値IAに合うように、パルス幅を制御することによって、スイッチング素子Q2をPWM制御する。なお、本実施形態では、出力制御電流目標値IAは一定の値である。
バースト制御回路14は、この半導体素子IC1を駆動させるか否かを制御する。すなわち、バースト制御回路14は、制御処理部IC2からチョッピング開始・終了のタイミングを指示するタイミング信号を受け、開始信号から終了信号までの間だけ、半導体素子IC1を駆動させる。
また、チョッピング開始信号から終了信号までの間以外の時間は、半導体素子IC1の駆動を停止させる。
それによって、チョッピング開始信号から終了信号までの期間は、スイッチング素子Q2はオンオフを繰り返しながらPWM制御されて、出力電流I1が出力制御電流目標値IAに合わせられる。
上記半導体素子IC1による電流制御は、以下のように上記電流検出回路13からの電圧信号をモニタリングしながらフィードバック制御によって行う。
電流検出回路13は固定抵抗素子R2からなり、出力調整回路12から出力されている電圧値を半導体素子IC1に入力する。この半導体素子IC1に入力される電圧値は、現在の出力電流I1の値に比例するので、半導体素子IC1は、電流検出回路13から入力される電圧値から、出力電流I1の値を検出することができる。
半導体素子IC1は、検出される出力電流I1が、制御処理部IC2から指示される出力制御電流目標値IAに合うように、発振するパルスのパルス幅を調整して、スイッチング素子Q2のON時間の長さを調整する。すなわち、半導体素子IC1は、検出される出力電流I1の値が出力制御電流目標値IAよりも低いときは、発振するパルス幅(スイッチング素子Q2のON時間)を増加させる。一方検出される出力電流I1の値が出力制御電流目標値IAよりも高いときは、発振するパルス幅(スイッチング素子Q2のON時間)を減少させる。それによって、出力電流I1は、出力制御電流目標値IAに合うようにコントロールされる。
以上のようにして、半導体素子IC1によるスイッチング素子Q2の制御によって、チョッピング動作中は、電源ユニット10から光源ユニット1に供給する電力の定電流化もしくは定電力化を実現することができる。
(光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6及び直列負荷回路30、40、50、60)
図1に示す各光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6は、本実施形態においては、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。ただし、光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6にバイポーラトランジスタを使用することもできる。
LED群3と光源スイッチQ3からなる直列回路は、出力調整回路12の出力端に接続されている。LED群4と光源スイッチQ4とからなる直列回路、LED群5と光源スイッチQ5とからなる直列回路、LED群6と光源スイッチQ6とからなる直列回路も同様に、出力調整回路12の出力端に接続されている。
光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6は、制御処理部IC2からの指示によって択一的にオンされる。そして、電源ユニット10から出力される電流は、オンされた光源スイッチQを含む直列負荷回路に選択的に流れるようになっている。
(制御部20)
制御部20は、様々な制御処理を実行するマイコンである制御処理部IC2、テーブルT1や各種制御プログラム等が格納されたROM(Read Only Memory)、テーブルT1から読み出され、制御処理に利用される各種制御パラメータ値のデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等の揮発性のメインメモリMMや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の不揮発性のサブメモリSM、時間を計測するタイマTMなどを有する。なお、図1においては、ROMはテーブルT1として表示しており、メインメモリMMおよびサブメモリSMについては、図示を省略している。タイマTMやサブメモリSMについては、制御処理部IC2の機能の一部としてもよい。
制御処理部IC2は、バースト制御回路14に、チョッピング動作を開始させる開始信号およびチョッピング動作を終了させる終了信号を送る。また制御処理部IC2は、光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6に、オン/オフ信号を送る。
続いて、テーブルT1について説明する。テーブルT1には、調光調色信号データVa(n)と、バースト制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)および出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)とが対応づけられており、制御部20のROMに記憶されている。図4は、テーブルT1の模式的な一具体例である。
調光調色信号データVa(n)は、光源ユニット1から出射させる合成色および光強度の組み合わせに対して付された番号であって、ここでは、0から255までの256種類の組み合わせが設定されている。
この256種類は、ここでは、白色光、赤色光、緑色光、青色光を様々な比率で混合した色度およびこれらそれぞれの様々な光強度の組み合わせであり、ユーザがリモートコントローラ(不図示)等により何れか1つの組み合わせを選択し、照明器具100へと送信されて入力される。調光調色信号データVa(n)のnは、上記256種類のうちユーザにより選択された何れか1つの組み合わせ番号を示す0から255の何れか1つの数字である。例えば、10番目の組み合わせを示す場合は、調光調色信号Va(10)のように表される。特定の組み合わせを表さず、総称する場合は、調光調色信号Va(n)として表示する。
バースト制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)は、それぞれLED群3,4,5,6に対して電力を供給する時間の長さを示すデータである。すなわち光源ユニット1から各番号の色を出射させるために必要なLED群3,4,5,6を発光させる時間長を示すデータである。この場合においても、nはユーザにより選択された組み合わせ番号を示す数字である。図4に示す具体例においては、例えば、調光調色信号データVa(10)が入力された場合、それに対応するバースト制御時間データTA(10),TB(10),TC(10),TD(10)は、それぞれ3.0,1.5,1.5,2.0〔ms〕である。特定の組み合わせを表さず、総称する場合は、バースト制御時間データTA(n)として表す。
また、出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)は、それぞれ光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6のオン期間の長さを示すデータである。この場合においても、nはユーザにより選択された組み合わせ番号を示す数字である。図4に示す具体例においては、例えば、調光調色信号データVa(10)が入力された場合、それに対応する出力制御時間データta(10),tb(10),tc(10),td(10)は、それぞれ3.5,2.0,2.0,2.5〔ms〕である。特定の組み合わせを表さず、総称する場合は、出力制御時間データta(n)として表す。
バースト制御時間データTA(n)は、出力制御時間データta(n)よりも短く設定されている。同様に、バースト制御時間データTB(n),TC(n),TD(n)は、それぞれ出力制御時間データtb(n),tc(n),td(n)よりも短く設定されている。
この時間長さに関しては、詳しくは後で説明するが、それによって、チョッピング動作を間欠的に行わせる(以下、これを「バースト制御」という)。
バースト制御時間データTA(n)、TB(n)、TC(n)、TD(n)を調整することにより、光源3、4、5、6から出射される光の量をそれぞれ調整し、合成光の調色を行うことができる。
また、出力制御時間データta(n)、tb(n)、tc(n)、td(n)を調整することにより、調光を行うことができる。これは、わかりやすくするために、例えば、バースト制御時間データTA(n)、TB(n)、TC(n)、TD(n)を固定した状態で出力制御時間データta(n)、tb(n)、tc(n)、td(n)を可変させる場合について考えてみる。この場合、バースト制御時間データTA(n)、TB(n)、TC(n)、TD(n)は固定なので、光源3、4、5、6それぞれのオン時間は変わらず、それぞれから出射される光の量は変わらない。従って、合成光の色度は変わらない。しかし、出力制御時間データta(n)、tb(n)、tc(n)、td(n)を可変させると、光源3、4、5、6を所定の順番で切り替えて点灯させる1サイクルにおいて、それぞれの光源がオフされている時間の長さが変わるため、1サイクルにおける合計のオフ時間の長さが変わる。1サイクルにおける合計オフ時間が長くなると、照明器具100から出射される光の強度は低くなり、合計オフ時間が短くなると、光の強度は高くなる。このように、出力制御時間データta(n)、tb(n)、tc(n)、td(n)を調整することにより、調光を行うことができる。
(制御処理部IC2の動作説明)
以下に、調光調色信号データVa(n)が入力されるときに制御処理部IC2がテーブルT1を参照しながら行う制御動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、制御処理部IC2の動作を示すフローチャートである。図3は、図2に示す制御動作における、光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6それぞれのゲート電圧、スイッチング素子Q2のゲート電圧、電源ユニット10の出力端における出力電圧Vc1、および電源ユニット10から出力される出力電流I1を示すタイミングチャートである。
照明器具100に電源が投入されると、図2に示すフローが開始され、初回処理が実行される(ステップS1)。ここで、実施形態1における初回処理について、以下に説明する。先ず、制御処理部IC2は、サブメモリSMに記憶されている調光調色信号データVa(n)を読み出す。そして、読み出された調光調色信号データVa(n)に対応するバースト制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)および、出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)をテーブルT1から読み出し、これらのデータをメインメモリMMに記憶させる。以上の処理が、実施形態1のフローにおける初回処理である。
ここで、電源投入後に最初にサブメモリSMから読み出される調光調色信号データVa(n)は、前回使用時に最後にサブメモリSMに記憶された調光調色信号データである。即ち、前回使用時にユーザにより最後に選択された調光調色設定である組み合わせ番号を示すデータである。
次に、制御処理部IC2は、タイマTMをリセットしてスタートさせると共に、バースト制御回路14にチョッピング動作開始を指示する。また、光源スイッチQ3をオンさせ、光源スイッチQ4,Q5,Q6をオフさせる(ステップS2。図3の時点t1)。ここで、光源スイッチを「オフさせる」という用語は、既にオフの状態である光源スイッチについてオフの状態を維持する場合も含む概念として用いている。以下、各実施形態および各変形例においても同様である。
次に、タイマTMの値であるTmがTA(n)に達したかどうかを監視する(ステップS3)。ここで、TA(n)は、メインメモリMMに記憶されている調光調色信号データVa(n)に対応したバースト制御時間データTA(n)である。ここでは、ステップS1においてサブメモリSMから読み出された調光調色信号データが、具体的に例えば、Va(10)であれば、メインメモリMMに記憶されたバースト制御時間データはTA(10)であるので、ステップS3でTMの判断の対象とされるバースト制御時間データはTA(10)である。以下、本フローの各ステップにおける各種制御パラメータにおける(n)についても、同様とする。
TmがTA(n)に達したら、制御処理部IC2は、バースト制御回路14にチョッピング動作の終了を指示し、スイッチング素子Q2がオフとなる(ステップS3:YES、ステップS。図3の時点t2)。
続いて、Tmがta(n)に達したかどうかを監視する(ステップS5)。Tmがta(n)に達したら、制御処理部IC2は、タイマTMをリセットしてスタートさせると共に、バースト制御回路14にチョッピング動作開始を指示する。また、光源スイッチQ4をオンさせ、光源スイッチQ3,Q5,Q6をオフさせる(ステップS5:YES、ステップS6。図3の時点t3)。これにより、オンとなる光源スイッチがQ3からQ4に切り替えられる。
以上のステップS2〜S5の制御の結果、バースト制御時間データTA(n)に相当する時点t1〜時点t2の間、スイッチング素子Q2が間欠的にオンオフされ、LED群3に出力電流I1が流れてLED群3が点灯され、赤色光が出射される。また、時点t2〜時点t3の期間は、スイッチング素子Q2がオフとなり、出力電流I1は流れないため、LED群3は点灯されない。
次に、TmがTB(n)に達したかどうかを監視する(ステップS7)。TmがTB(n)に達したら、制御処理部IC2は、バースト制御回路14にチョッピング動作の終了を指示し、スイッチング素子Q2がオフとなる(ステップS7:YES、ステップS8。図3の時点t4)。
続いて、Tmがtb(n)に達したかどうかを監視する(ステップS9)。Tmがtb(n)に達したら、制御処理部IC2は、タイマTMをリセットしてスタートさせると共に、バースト制御回路14にチョッピング動作開始を指示する。また、光源スイッチQ5をオンさせ、光源スイッチQ3,Q4,Q6をオフさせる(ステップS9:YES、ステップS10。図3の時点t5)。これにより、オンとなる光源スイッチがQ4からQ5に切り替えられる。
以上のステップS6〜S9の制御の結果、バースト制御時間データTB(n)に相当する時点t3〜時点t4の間、スイッチング素子Q2が間欠的にオンオフされ、LED群4に出力電流I1が流れてLED群4が点灯され、緑色光が出射される。また、時点t4〜時点t5の期間は、スイッチング素子Q2がオフとなり、出力電流I1は流れないため、LED群4は点灯されない。
次に、TmがTC(n)に達したかどうかを監視する(ステップS11)。TmがTC(n)に達したら、制御処理部IC2は、バースト制御回路14にチョッピング動作の終了を指示し、スイッチング素子Q2がオフとなる(ステップS11:YES、ステップS12。図3の時点t6)。
続いて、Tmがtc(n)に達したかどうかを監視する(ステップS13)。Tmがtc(n)に達したら、制御処理部IC2は、タイマTMをリセットしてスタートさせると共に、バースト制御回路14にチョッピング動作開始を指示する。また、光源スイッチQ6をオンさせ、光源スイッチQ3,Q4,Q5をオフさせる(ステップS13:YES、ステップS14。図3の時点t7)。これにより、オンとなる光源スイッチがQ5からQ6に切り替えられる。
以上のステップS10〜S13の制御の結果、バースト制御時間データTC(n)に相当する時点t5〜時点t6の間、スイッチング素子Q2が間欠的にオンオフされ、LED群5に出力電流I1が流れてLED群5が点灯され、青色光が出射される。また、時点t6〜時点t7の期間は、スイッチング素子Q2がオフとなり、出力電流I1は流れないため、LED群5は点灯されない。
次に、TmがTD(n)に達したかどうかを監視する(ステップS15)。TmがTD(n)に達したら、制御処理部IC2は、バースト制御回路14にチョッピング動作の終了を指示し、スイッチング素子Q2がオフとなる(ステップS15:YES、ステップS16。図3の時点t8)。
続いて、Tmがtd(n)に達したかどうかを監視する(ステップS17)。Tmがtd(n)に達したら、制御処理部IC2は、新たな調光調色信号データVa(n)を取得したかどうか(即ち、ユーザが調光調色設定を変更して、新たな調光調色信号データVa(n)がユーザから入力されたかどうか)を判断する(ステップS18)。新たな調光調光調色信号データVa(n)を取得していない場合(即ち、ユーザにより調光調色設定が変更されていない場合)は、ステップS2に戻って(ステップS18:NO、ステップS2)、以下、ステップS2〜ステップS18を繰り返す。なお、ステップS18からステップS2に移行すると、オンとなる光源スイッチがQ6からQ3に切り替えられる。
以上のステップS14〜S18、S2の制御の結果、バースト制御時間データTD(n)に相当する時点t7〜時点t8の間、LED群6が点灯されて白色光が出射される。また、時点t8〜時点t9の期間は、スイッチング素子Q2がオフとなり、出力電流I1は流れないため、LED群6は点灯されない。
ステップS18において新たな調光調色信号データVa(n)が取得された場合(即ち、ユーザにより調光調色設定が変更された場合)、制御処理部IC2は、新たに取得された調光調色信号データVa(n)をサブメモリSMに記憶させる。また、新たに取得された調光調色信号データVa(n)に対応したバースト制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)および、出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)をテーブルT1から読み出し、読み出したデータをメインメモリMMに記憶させる(ステップS18:Yes、ステップS19)。
そして、ステップS2に戻って、以下、ステップS2からステップS18の処理を繰り返す。
ここで、ステップS18で新たに取得された調光調色信号データが、具体的に例えば、Va(20)である場合、ステップS19でサブメモリSMに記憶されるのは、調光調色データVa(20)である。そして、メインメモリMMに記憶されるのは、バースト制御時間データTA(20),TB(20),TC(20),TD(20)、および出力制御時間データta(20),tb(20),tc(20),td(20)である。従って、ステップS19からステップS2に戻った場合、以下ステップS2からステップS18の処理において使用されるのは、バースト制御時間データTA(20),TB(20),TC(20),TD(20)、および出力制御時間データta(20),tb(20),tc(20),td(20)である。
以上説明したフローチャートに基づく制御動作によって、各光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6は択一的にオンされるように切り替えられる。また、LED群3,4,5,6は、(ta(n)+tb(n)+tc(n)+td(n))に相当する時間を1周期として、出力制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)に相当する長さで順にそれぞれ点灯される動作が繰り返され、赤色、緑色、青色、白色の光がこの比率で混合された混合光として出射される。
従って、1周期の中でLED群3,4,5,6が時分割で1回ずつオンされる動作を繰り返すことにより、調光調色信号データVa(n)によって指定された発光色および強度の光が出射されることになる。
なお、照明器具100の製品出荷時には、デフォルトの調光調色信号データVa(n)がサブメモリSMに記憶されている。初回使用時には、ステップS1において、上記デフォルトの調光調色信号データVa(n)がサブメモリSMから読み出される。そして、読み出されたデフォルトの調光調色信号データVa(n)に対応した出力制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)および出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)がテーブルT1から読み出されてメインメモリMMに記憶される。これらメインメモリMMに記憶されたデータは、ステップS2からステップS18の制御に用いられる。そしてその後、ユーザにより調光調色の設定入力が行われると、デフォルトの調光調色信号データVa(n)に対応した出力制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)および出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)は、新たに入力された設定(新たに取得された調光調色信号データVa(n))に対応したデータに上書きされる。以下、各実施形態および各変形例においても同様である。
(バースト制御の効果)
電源スイッチを切り替える際に、電流が流れていると、電源スイッチおよび光源にストレスがかかり、電源スイッチおよび光源の短寿命化の原因となる場合がある。
本実施形態においては、図3に示すように、バースト制御を行っており、各光源スイッチの切り替えが行われる前に、スイッチング素子Q2のチョッピング動作が終了され、チョッピング動作の休止期間が設けられている。そして、チョッピング動作の休止期間中には、スイッチング素子Q2がオフとなっているため、光源ユニット1には、出力電流I1が流れない。これにより、光源スイッチの切り替えの際の電源スイッチおよび光源への不要なストレスを抑制して、光源スイッチおよび光源の長寿命化に資することができる。
また、バースト制御における、スイッチング素子のオンオフの間隔を調整することにより、出力電流I1の大きさを容易に調整することができる。
このように3つ以上のLED群3,4,5,6を時分割で点灯する方法によれば、1つの直流電源回路11を用いて各LED群3,4,5,6の明るさを変更することにより容易に調色を行うことが出来る。また、各LED群3,4,5,6に個別に定電流回路を設ける必要がないので、回路の小型化、低コスト化を図ることもできる。
なお、LED群3,4,5,6が時分割で点灯されるので、1周期(ta(n)+tb(n)+tc(n)+td(n))の長さが長ければ、目視でちらつきが感じられるが、1周期を約15ms以下に設定すれば、ちらつきは抑制できる。さらに、1周期が約10ms以下であれば、目視によるちらつきをより一層抑制することができる。
また、上記の制御動作においては、図3の動作波形に示されるように、スイッチング素子Q2のチョッピング動作は間欠的に行われ、チョッピング動作どうしの間の休止期間においては、スイッチング素子Q2はオフとなる。
そして、各光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6が切り替わるタイミングは、チョッピング動作の終了時点よりも後で、本実施形態においては、次のチョッピング動作が始まるときと同時となっている。
(突入電流抑制)
図3に示すように、本実施形態においては、チョッピング動作の休止期間の間に出力調整回路12の出力端における出力電圧Vc1はある程度は低下するが、ゼロにはなっていない。出力電圧Vc1がゼロになるまで休止期間を長くすると、その間は何れの光源も点灯していないので、チラつきがより目立つこととなる虞がある。従って、光源スイッチを切り替える前に出力電圧Vc1をゼロにするのは困難である。
図5に比較例のタイミングチャートを示す。比較例においては、光源スイッチは、Q103、Q104、Q105、Q106の順番で切り替えられる。また、電源スイッチQ103、Q104、Q105、Q106それぞれに接続された光源の電圧降下の大きさは、それぞれV103、V104、V105、V106であり、V103<V104<V105<V106である。
比較例においても、各光源スイッチの切り替え前にチョッピング動作の休止期間が設けられている。そして、切り替えの繰り返し順番において最後の電源スイッチQ106から繰り返し順番の最初に戻ってQ103へと切り替わるのであるが、このとき、4つの光源スイッチのうちで、電圧降下が最大の光源に接続された光源スイッチから電圧降下が最小の光源に接続された光源スイッチへと切り替わることとなる。電源スイッチQ106からQ103へと切り替わるとき、休止期間の間に出力電圧Vc1はV106からV106eへと低下している。しかし、次にオンされる電源スイッチQ103が接続されている光源の電圧降下の大きさV3よりもV106eが大きいため、電源スイッチQ103がオンされた瞬間に必要以上の電圧が印加されることとなり、突入電流INCが発生することとなる。
一方、図3に示すように、実施形態1に係る照明器具100では、電源スイッチの繰り返し順番は、Q3、Q4、Q5、Q6の順である。そして、LED群3、4、5、6それぞれの電圧降下の大きさV3、V4、V5、V6の関係は、V3>V4>V5>V6である。即ち、本実施形態では、電源スイッチの切り替え順番において、電圧降下が大きい方から順に光源スイッチを切り替える。これにより、休止期間終了時の出力電圧Vc1よりも次にオンされる光源スイッチに接続されたLED群の電圧降下の方が大きくなり、突入電流が発生しない。
なお、電圧降下は、光源スイッチが接続されている光源(LED群)の電圧降下であり、切り替えられるのは光源スイッチである。しかし、以下、説明の簡略化のために、「電圧降下が大きい(小さい)光源に接続された光源スイッチ」を、「電圧降下が大きい(小さい)光源スイッチ」というように表現する場合がある。
(実施形態1のまとめ)
以上、本発明の一態様である実施形態1に係る点灯装置2および照明器具100について説明した。点灯装置2および照明器具100は、次のようにまとめることができる。
実施形態1に係る点灯装置2は、同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上のLED群(光源)3,4,5,6を有する光源ユニット1を点灯させる点灯装置である。点灯装置2は、出力される直流電力を調整する出力調整回路12と、3つ以上のLED群3,4,5,6それぞれに1対1の関係で直列接続されて直列負荷回路30,40,50,60を形成する3つ以上の光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6とを有する。直列負荷回路30,40,50,60の各々は、出力調整回路12の出力端に並列に接続されている。点灯装置2は、さらに、3つ以上のLED群3,4,5,6それぞれに流す電流を制御する制御処理部IC2を有し、制御処理部IC2は、以下の制御を行う。制御処理部IC2は、3つ以上の光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6のオン期間が互いに重複しないように所定の繰り返し順番に従って3つ以上の光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6のオンオフを切り替える。前記所定の繰り返し順番において、3つ以上のLED群3,4,5,6のうちの前記電圧降下が最大のLED群3に接続された光源スイッチQ3の次にオンされるのは、前記電圧降下が最小のLED群6に接続された光源スイッチQ6以外の光源スイッチである。
また、実施形態1に係る照明器具100は、同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上のLED群(光源)3,4,5,6と、上記点灯装置2とを有する。
光源スイッチ切り替え前よりも次にオンされる電源スイッチに接続されたLED群の電圧降下の方が小さい場合に、最も大きな突入電流が発生しやすいと考えられるのは、光源スイッチ切り替え前後での電圧降下の差が最大となるような組み合わせである。実施形態1の場合、光源スイッチ切り替え前後の電圧降下の差が最大となる組み合わせは、Q3→Q6の組み合わせである。実施形態1に係る点灯装置2および照明器具100は、上記構成を有することにより、上記切り替え前後での電圧降下の差が最大となる組み合わせ避けることができる。従って、過大な突入電流の発生を抑制して、LED群および光源スイッチへのダメージおよびストレスを軽減し、点灯装置および照明器具の長寿命化を図ることができる。
また、実施形態1に係る点灯装置2では、前記所定の繰り返し順番は、次の通りである。即ち、3つ以上のLED群3,4,5,6のうちの電圧降下が最小のLED群6に接続された光源スイッチQ6の次にオンされるのは、(繰り返し順番の最初に戻って)電圧降下が最大のLED群3に接続された光源スイッチQ3である。
これにより、電圧降下が最大のLED群3に接続された光源スイッチQ3の次に、電圧降下が最小のLED群6に接続された光源スイッチQ6がオンされる可能性はゼロである。従って、上記電圧降下の差が最大となる組み合わせ(Q3→Q6)を確実に回避することができ、過大な突入電流の発生を抑制して、光源および光源スイッチへのダメージおよびストレスをより確実に軽減し、照明器具の長寿命化をより確実に図ることができる。
また、実施形態1に係る点灯装置2においては、制御処理部IC2は、光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6それぞれのオン期間(ta(n),tb(n),tc(n),td(n))の長さを調整する。より具体的に言うと、制御処理部IC2は、ユーザから設定入力された調光調色信号データVaに対応した出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)をテーブルT1から読み出す。そして、読み出したデータに基づいて光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6それぞれのオン期間(ta(n),tb(n),tc(n),td(n))の長さを調整する。
これにより、LED群3,4,5,6が点灯されないチョッピング動作の休止期間の長さを調整し、光源スイッチ切り替えの繰り返し順番の1周期における上記休止期間の合計の長さを調整して、調光を行うことができる。
また、実施形態1に係る点灯装置2は、直流電源回路11をさらに有し、出力調整回路12は、直流電源回路11の出力端に接続されたスイッチング素子Q2(チョッピングスイッチ)を有する。そして、制御処理部IC2は、スイッチング素子Q2を繰り返しオンオフするチョッピング動作によって出力調整回路12から出力される出力電流I1を調整する。
これにより、LED群3,4,5,6の発光強度を調節して調光を行うことができる。また、チョッピング動作のオンオフの間隔を変えることにより、出力電流I1の大きさの微調整を容易に行うことができるので、細かな調光を用意に行うことができる。
また、実施形態1に係る点灯装置2においては、制御処理部IC2は、光源スイッチQ3,Q4,Q5,Q6それぞれのオン期間におけるチョッピング動作の動作期間の長さを調整する。
これにより、LED群3,4,5,6それぞれの点灯期間の長さを調整して、混合光として出射される光源ユニットからの光の調色を行うことができる。
ここで、光源スイッチの切り替え後の電圧降下が切り替え前の電圧降下よりも小さい場合のチョッピング動作の休止期間を第1の期間とする。実施形態1に係る点灯装置2における制御処理部IC2は、第1の期間、スイッチング素子Q2をオフしてチョッピング動作を休止させ、切り替えと共にスイッチング素子Q2に対してチョッピング動作を再開させる。制御処理部IC2は、光源スイッチの繰り返し順番において、切り替え後の光源スイッチが接続されているLED群の電圧降下が、切り替え前の光源スイッチに接続されているLED群の電圧降下よりも小さくなる切り替えに先立って、上記の制御を行う。
これにより、少なくとも、切り替え前よりも切り替え後の方が電圧降下が小さくなる切り替えの前に、チョッピング動作の休止期間が設けられるため、当該休止期間中に出力電圧Vc1を低下させて、切り替え後の電圧降下の値よりも小さくすることができる。従って、突入電流の発生を抑制してLED群や光源スイッチが受けるダメージやストレスを軽減し、点灯装置および照明器具の長寿命化を図ることができる。
また、実施形態1に係る点灯装置2においては、電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源(LED群3,4,5,6)は、発光色が互いに異なる。
これにより、各光源の発光量を調整することにより、混合光として出射される光の調色を行うことができる。
実施形態1に係る照明器具100は、同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上のLED群(光源)3,4,5,6と、上記何れかの特徴を備えた点灯装置2とを有する。
このような照明器具100によっても、上記と同様の効果を得ることが可能である。
≪実施形態2≫
図6は、実施形態2に係る照明器具における制御動作を説明するためのタイミングチャートである。具体的には、電源ユニット10の出力端における出力電圧Vc1、電源ユニット10から出力される出力電流I1、スイッチング素子Q2のゲート電圧、および光源スイッチQ3,Q4,Q5それぞれのゲート電圧を示すタイミングチャートである。なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。以下、各実施形態および各変形例においても、同様である。
実施形態2に係る照明器具は、構成部品や回路の構成、テーブルに収容されているパラメータ値等の基本的な構成については、実施形態1に係る照明器具100と同じである。実施形態1に係る照明器具100と異なっているのは、図6に示すように、電源スイッチ切り替えの繰り返し順番が、Q3→Q5→Q4→Q6の順になっている点のみである。
実施形態2では、電源スイッチ切り替えの繰り返し順番は、Q3(電圧降下最大)の次がQ5(電圧降下が2番目に小さい)になっている。この場合においても、電源スイッチ切り替えの前後における電圧降下の差が、Q3の次がQ6(電圧降下最小)である場合よりも小さく、その場合よりも突入電流を抑制することができる。従って、LEDや光源スイッチが受けるダメージおよびストレスを軽減して、点灯装置および照明器具の長寿命化を図ることができる。
≪実施形態3≫
図7は、実施形態3に係る照明器具における制御動作を説明するためのタイミングチャートである。具体的には、電源ユニット10の出力端における出力電圧Vc1、電源ユニット10から出力される出力電流I1、スイッチング素子Q2のゲート電圧、および光源スイッチQ3,Q4,Q5それぞれのゲート電圧を示すタイミングチャートである。実施形態3に係る照明器具は、構成部品や回路の構成、テーブルに収容されているパラメータ値等の基本的な構成については、実施形態1に係る照明器具100と同じである。実施形態1に係る照明器具100と異なっているのは、図7に示すように、電源スイッチ切り替えの繰り返し順番が、Q3→Q4→Q6→Q5の順になっている点のみである。
実施形態3では、電源スイッチ切り替えの繰り返し順番は、Q4(電圧降下が2番目に大きい)の次がQ6(電圧降下最小)となっている。この場合においても、電源スイッチ切り替えの前後における電圧降下の差が、Q3(電圧降下最大)の次がQ6(電圧降下最小)である場合よりも小さく、その場合よりも突入電流を抑制することができる。従って、LEDや光源スイッチが受けるダメージおよびストレスを軽減して、点灯装置および照明器具の長寿命化を図ることができる。
≪実施形態4≫
図8は、実施形態4に係る照明器具における制御動作を説明するためのタイミングチャートである。具体的には、電源ユニット10の出力端における出力電圧Vc1、電源ユニット10から出力される出力電流I1、スイッチング素子Q2のゲート電圧、および光源スイッチQ3,Q4,Q5それぞれのゲート電圧を示すタイミングチャートである。実施形態4に係る照明器具は、構成部品や回路の構成、テーブルに収容されているパラメータ値等の基本的な構成については、実施形態1に係る照明器具100と同じである。実施形態1に係る照明器具100と異なっているのは、図8に示すように、電源スイッチ切り替えの繰り返し順番が、Q3→Q5→Q6→Q4の順になっている点のみである。
実施形態4では、電源スイッチ切り替えの繰り返し順番は、Q3(電圧降下最大)の次がQ5(電圧降下が2番目に小さい)となっている。この場合においても、電源スイッチ切り替えの前後における電圧降下の差が、Q3(電圧降下最大)の次がQ6(電圧降下最小)である場合よりも小さく、その場合よりも突入電流を抑制することができる。従って、LEDや光源スイッチが受けるダメージおよびストレスを軽減して、点灯装置および照明器具の長寿命化を図ることができる。
≪変形例≫
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(変形例1)
図9は、変形例1に係る照明器具200の回路図である。照明器具200は、制御部220が有するテーブルT2が実施の形態1に係る照明器具100におけるテーブルT1と異なっている点以外は、基本的な構成は照明器具100と同じである。テーブルT2においては、バースト制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)は、固定値であり、それぞれ、TAs,TBs,TCs,TDsである。
図10に、テーブルT2の模式的な一具体例を示す。図10に示すテーブルT2の一例においては、例えば、制御処理部IC2が受信した調光調色信号データVa(n)が、Va(10)である場合、出力制御時間データta(10),tb(10),tc(10),td(10)は、それぞれ、3.3ms,2.0ms,2.7ms,2.5msである。バースト制御時間データTA(10),TB(10),TC(10),TD(10)は、それぞれ、2.0ms(TAs),1.5ms(TBs),1.5ms(TCs),2.5ms(TDs)である。
テーブルT2においては、バースト制御時間データTA(n)、TB(n)、TC(n)、TD(n)は、固定であり、調光調色信号データVa(n)に係らず、TA(n)=TAs、TB(n)=TBs、TC(n)=TCs、TD(n)=TDsである。これは即ち、光源スイッチの切り替えの繰り返し順番の1周期において、LED群3,4,5,6それぞれが点灯される時間は固定であるため、混合される各色光の光量の比率は固定である。従って、照明器具200は、調色を行うことができない。しかし、出力制御時間データta(n),tb(n),tc(n),td(n)を調整することにより、繰り返し順番の1周期における各LED群のオフ期間の長さを調整して、調光を行うことができる。このようにバースト制御時間データをそれぞれ固定値とすることにより、制御が簡単になるというメリットがあり、照明器具200は、出射光の色味は固定でよいが、明るさのみを調整したい場合に利用することができる。
また、照明器具200から光源ユニット1を除いた構成が変形例1に係る点灯装置202である。点灯装置202によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
図11は、変形例2に係る照明器具300の構成を示す回路図である。照明器具300においては、出力調整回路12の出力端に、直列負荷回路30,40,50,60と並列にインピーダンス素子である抵抗素子R3が接続されている。即ち、照明器具300の点灯装置302は、抵抗素子R3を有している。照明器具300は、この点において実施形態1に係る照明器具100と異なっていること以外は、基本的な構成は照明器具100と同じである。
照明器具300は、抵抗素子R3を有していることにより、スイッチング素子Q2のチョッピング動作休止期間において、抵抗素子R3を介して放電し、次のチョッピング動作再開までに出力電圧vc1をより低下させることができる。これにより、突入電流の発生をより確実に防止することができる。
なお、放電のためのインピーダンス素子は、抵抗素子R3に限られず、例えば、コイルとコンデンサからなるLCでもよい。
また、照明器具300から光源ユニット1を除いた構成が変形例2に係る点灯装置302である。点灯装置302によっても、上記と同様の効果を得ることができる。
まとめると、変形例2に係る点灯装置302および照明器具300は、出力調整回路12の出力端に、直列負荷回路30,40,50,60と並列に抵抗素子(インピーダンス素子)R3が接続されている。
これにより、突入電流の発生をより確実に防止して、LEDおよび光源スイッチが受けるストレスやダメージをより確実に軽減し、点灯装置および照明器具の長寿命化をより確実にすることができる。
(変形例3)
上記各実施形態および各変形例(以下、「実施形態等」という。)においては、バースト制御時間データおよび出力制御時間データを調整する(異なるデータ値をテーブルから読み出して制御に用いる)ことにより、LED群3,4,5,6から出射される光量が調整され、見かけ上の明るさが調整される。上記各実施形態および各変形例の構成では、見かけ上の明るさをより一層暗くしたい場合、繰り返し順番の1周期における各LED群のオフ期間(点灯されない期間)をより一層長くしなければならない。しかしながら、各LED群のオフ期間があまり長くなると、チラつきが目立つようになってしまう。また、スイッチング素子Q2をオンする間隔をより一層広くして(即ち、オフ期間を長くして)、出力電流I1を低減する方法も考えられる。しかしながら、この場合においても、スイッチング素子Q2のオフ期間があまり長くなると、チラつきが目立つようになってしまう。
そこで、変形例3においては、各LED群のオフ期間およびスイッチング素子Q2のオフ期間を長くせずに、出力電流I1を低減させて光量を低下させ、明るさをより一層低減させる方法について説明する。なお、変形例3に係る照明器具の回路構成は、図1に示す実施形態1に係る照明器具100の回路構成と同じである。
図12は、変形例3における出力制御電流目標値IAの大きさによって、光源ユニット1に流れる電流が調整される様子を示す図である。図12(a)は、出力制御電流目標値IAの値がA0のときの、出力調整回路12からの出力電流I1、インダクタL2の脈流電流IL2、およびスイッチング素子Q2のオンオフを示すタイミングチャートである。図12(b)は、出力制御電流目標値IAの値がA0よりも小さいA1のときの、出力調整回路12からの出力電流I1、インダクタL2の脈流電流IL2、およびスイッチング素子Q2のオンオフを示すタイミングチャートである。
半導体素子IC1は、出力電流I1が電流目標値である出力制御電流目標値IAに合うように、スイッチング素子Q2をオンオフする各パルスのON幅(Ton)を増減させる(即ち、パルスの周波数を増減させる)。
すなわち、出力電流I1をモニタリングして、出力電流I1が出力制御電流目標値IAより小さいときは、パルスのON幅(Ton)を増加させる。一方、出力電流I1が出力制御電流目標値IAより大きいときは、パルスのON幅(Ton)を減少させる。従って、これを利用すれば、パルスのON幅を減少させれば、出力電流I1を低減させることができる。
図12(a)に示すように、パルスのON幅がTon(A)の場合には、IL2の山が大きく、出力電流I1は、A0となる。図12(b)に示すように、パルスのON幅を、Ton(A)よりも小さいTon(a)にすると、IL2の山が小さくなり、出力電流I1は、A0よりも小さいA1になる。
上記の方法を用いれば、スイッチング素子Q2をオンオフさせるパルスの周波数を増加させることにより、出力電流I1を低減し、チラつきを目立たせることなく、光源ユニットからの出射光の光量を低減させることができる。
なお、本変形例の方法は、出射光の光量を低減する場合に限られず、増加および低減のいずれの調整にも有効である。さらには、チラつきが目立たない範囲であっても、本変形例の方法を用いて明るさの調整を行ってもよい。
また、本変形例の構成は、照明器具から光源ユニットを除いた点灯装置としても実施することができる。この場合においても、上記と同様の効果を得ることができる。
(変形例4)
上記実施形態等においては、光源にLEDを用いているが、これに限らない。例えば、光源としては、有機EL(Electro Luminescence)素子、LD(レーザダイオード;Laser Diode)等の半導体発光素子を用いることできる。
また、上記実施形態等では、4種類の発光色の異なるLED群を用いているが、これに限られず、3種類以上であればよい。3種類以上であれば、電圧降下が最大のものと最小のものの間に、その中間の電圧降下のものを入れることができるので、突入電流を抑制することができる。また、3種類以上であれば、色度図において曲線状にLEDの混合光を調色することができる。色度図において曲線状に調色できれば、例えば、電球色から昼白色まで黒体軌跡及びCIE昼光に沿うように調色する製品などに有用である。
さらに、上記実施形態等では、全部の光源(LED群)において、互いに発光色が異なる。しかしながら、電圧降下の大きさが3種類以上であれば、一部のLED群において、互いに発光色が同じであってもよい。
上記実施形態等では、LED群の発光色をR(赤)、G(緑)、B(青)、W(白)としている。しかしながら、これに限られず、他の発光色(例えば黄色)のLED群や、紫外線を発するLED群を用いてもよい。また、例えば、色温度が異なる白色光を発する3つ以上のLED群を用いてもよい。
(変形例5)
上記実施形態等においては、光源スイッチの切り替えの際には、毎回切り替えに先立ってスイッチング素子Q2のチョッピング動作が休止されるが、これに限られない。切り替え後の電圧降下が切り替え前の電圧降下よりも大きい場合には、突入電流が発生しないので、切り替えに先立ってチョッピング動作を休止させなくてもよい。
上記構成は、光源ユニットを備えた照明器具としても、光源ユニットを備えない点灯装置としても実施可能であり、何れの場合にでも、同様の効果が得られる。
まとめると、変形例5に係る点灯装置および照明器具において、制御処理部IC2は、次の制御を行う。即ち、光源スイッチ切り替えの繰り返し順番において、切り替え後の光源スイッチが接続されているLED群の電圧降下が、切り替え前の光源スイッチが接続されているLED群の電圧降下よりも大きくなる切り替えに先立って、チョッピング動作を休止させない。
これにより、光源スイッチ切り替えの繰り返し順番における1周期の長さを短くして、チラつきをより低減させることができる。
(変形例6)
上記変形例5においては、光源スイッチの切り替え後の電圧降下が切り替え前の電圧降下よりも大きい場合には、突入電流が発生しないので、切り替えに先立ってチョッピング動作を休止させなくてもよいとした。しかし、光源スイッチを切り替える際に、電流が流れているとLEDや光源スイッチにストレスがかかるため、その場合においても、光源スイッチの切り替えに先立ってチョッピング動作を休止させた方がよい。
しかし、この場合には、次にオンされる光源スイッチが接続されているLED群の電圧降下よりも低い電圧になるまで休止させる必要が無い。従って、光源スイッチの切り替え後の電圧降下が切り替え前の電圧降下よりも大きい場合のチョッピング動作の休止期間の長さは、光源スイッチの切り替え後の電圧降下が切り替え前の電圧降下よりも小さい場合のチョッピング動作の休止期間の長さよりも短くてもよい。
上記構成は、光源ユニットを備えた照明器具としても、光源ユニットを備えない点灯装置としても実施可能であり、何れの場合にでも、同様の効果が得られる。
即ち、光源スイッチの切り替え後の電圧降下が切り替え前の電圧降下よりも大きい場合のチョッピング動作の休止期間を第2の期間とすると、次のように言い換えることができる。
変形例6に係る点灯装置および照明器具において、制御処理部IC2は、第1の期間よりも短い第2の期間、チョッピング動作を休止させる。制御処理部IC2は、光源スイッチ切り替えの繰り返し順番において、切り替え後の光源スイッチが接続されているLED群の電圧降下が、切り替え前の光源スイッチに接続されているLED群の電圧降下よりも大きくなる切り替えに先立って、上記制御を行う。そして、切り替えと共にスイッチング素子Q2に対してチョッピング動作を再開させる。
また、変形例6に係る照明器具は、同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上のLED群(光源)3,4,5,6と、上記の特徴を備えた点灯装置とを有する。
これにより、光源スイッチ切り替えの繰り返し順番における1周期の長さを短くして、チラつきをより低減させることができる。
(変形例7)
上記実施形態等においては、平滑回路として昇圧チョッパ回路が用いられているが、これに限られず、例えば、平滑コンデンサを単体で用いてもよい。また、出力調整回路として降圧チョッパ回路が用いられているが、これに限られず、例えば、フライバック回路のような他のDC−DCコンバータ等を用いてもよい。
(変形例8)
上記実施形態等では、光源スイッチとして、MOSFETを用いているが、バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子も用いてもよい。
(変形例9)
上記実施形態等に係る照明器具および点灯装置の構成によると、直流電源回路の部品異常または回路異常時において、特別な動作をさらに制御回路で行うことができる。例えば、直流電源回路におけるスイッチング素子が異常発熱する場合を想定して、制御回路に発熱を検知するセンサを備えておく。そして、制御回路は、直流電源回路におけるスイッチング素子の異常発熱を検知した際に、3つ以上の光源のうち全部と直流電源回路とを非接続とする。これにより、各光源への過剰な電流出力による各光源の破壊を抑制できる。
(変形例10)
上記実施形態等に係る照明器具および点灯装置においては、スイッチング素子Q2にチョッピング動作を実行させていたが、これに限られない。スイッチング素子Q2がチョッピング動作を行わず、例えば、実施形態1に係る照明器具100および点灯装置2の構成に適用した場合を例に説明すると、バースト制御時間データTA(n),TB(n),TC(n),TD(n)の期間は、チョッピング動作を行わずにスイッチング素子Q2を連続的にオンさせてもよい。
本変形例の構成によっても、上記実施形態等と同様の効果が得られる。
(変形例11)
またさらには、光源スイッチの切り替えに先立ってスイッチング素子Q2がオフされず、オンのままであってもよい。この場合、光源スイッチ切り替えの際には電流が流れているため、光源スイッチやLEDに多少のストレスがかかる。しかしながら、電圧降下が最大の光源スイッチの次に最小の光源スイッチがオンされることがないので、過大な突入電流の発生は抑制され、過大な突入電流から光源スイッチやLEDが受けるストレス、ダメージを軽減することができる。
≪照明器具の適用例≫
図13に、上記実施形態等に係る照明器具の具体的な適用例を示す。図13(a)は、上記実施形態等に係る照明器具がダウンライトに適用された場合の一例を示す外観斜視図である。図13(b)は、上記実施形態等に係る照明器具がスポットライトに適用された場合の一例を示す外観斜視図である。図13(c)は、上記実施形態等に係る照明器具がスポットライトに適用された場合の別の一例を示す外観斜視図である。ここでは、代表例として実施形態1に係る照明器具100の具体的な適用例を示すが、上記各実施形態および各変形例に係る照明器具の何れが適用されてもよい。
図13(a)、(b)、(c)に示す照明器具100a、100b、100cにおける点灯装置2a、2b、2cは、図1に示す点灯装置2の回路が金属や樹脂等から成るケース内に収容されており、ケースの外観が異なっている以外は、基本的には同じである。
図13(a)、(b)、(c)に示す灯体7a、7b、7cは、光源ユニット1、光源ユニット1が装着される基台、光源ユニット1から出射された光を所望の方向に反射させる反射部材、光源ユニットを外部から保護するためのカバー等から構成されている。
なお、図13(a)、(b)、(c)においては、反射部材およびカバーに隠れて光源ユニット1および基台は見えていない。
図13(a)、(c)に示す配線8は、光源ユニット1と点灯装置2との間の電気的接続を行うためのものである。図13(b)においては、配線8は、点灯装置2b(のケース)および灯体7b内部に収容されており、外部からは見えない。
≪補足≫
以上説明した実施形態および変形例は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程、工程の順序などは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、実施形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
また、発明を理解しやすく説明するために、上記各実施形態で挙げた各図の構成要素の縮尺は実際のものと異なる場合がある。上記示した各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
本発明は上記各実施形態の記載によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、実施形態1および2に係る照明器具の部分的な構成および上記各変形例に係る構成を、適宜組み合わせてなる照明器具であっても良い。
2 点灯装置
2a 点灯装置
2b 点灯装置
2c 点灯装置
3 LED群(光源)
4 LED群(光源)
5 LED群(光源)
6 LED群(光源)
11 直流電源回路
12 出力調整回路
30 直列負荷回路
40 直列負荷回路
50 直列負荷回路
60 直列負荷回路
100 照明器具
100a 照明器具
100b 照明器具
100c 照明器具
200 照明器具
202 点灯装置
220 制御部
300 照明器具
302 点灯装置
IC2 制御処理部
Q2 スイッチング素子(チョッピングスイッチ)
Q3 光源スイッチ
Q4 光源スイッチ
Q5 光源スイッチ
Q6 光源スイッチ
R3 抵抗素子(インピーダンス素子)

Claims (8)

  1. 同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源を有する光源ユニットを点灯させる点灯装置であって、
    出力される直流電力を調整する出力調整回路と、
    前記3つ以上の光源それぞれに1対1の関係で直列接続されて直列負荷回路を形成する3つ以上の光源スイッチと、
    前記3つ以上の光源それぞれに流す電流を制御する制御処理部と、を有し、
    前記直列負荷回路の各々は、前記出力調整回路の出力端に並列に接続され、
    前記制御処理部は、前記3つ以上の光源スイッチのオン期間が互いに重複しないように所定の繰り返し順番に従って前記3つ以上の光源スイッチのオンオフを切り替え、
    前記所定の繰り返し順番において、前記3つ以上の光源のうちの前記電圧降下が最大の光源に接続された前記光源スイッチの次にオンされるのは、前記電圧降下が最小の光源に接続された前記光源スイッチ以外の前記光源スイッチであり、

    直流電源回路をさらに有し、
    前記出力調整回路は、前記直流電源回路の出力端に接続されたチョッピングスイッチを有し、
    前記制御処理部は、前記チョッピングスイッチを繰り返しオンオフするチョッピング動作によって前記出力調整回路から出力される電流を調整し、
    前記制御処理部は、前記3つ以上の光源スイッチそれぞれの前記オン期間における前記チョッピング動作の動作期間の長さを調整し、
    前記制御処理部は、前記所定の繰り返し順番において、前記切り替え後の前記光源スイッチが接続されている前記光源の前記電圧降下が、前記切り替え前の前記光源スイッチが接続されている前記光源の前記電圧降下よりも小さくなる前記切り替えに先立って、第1の期間、前記チョッピングスイッチをオフして前記チョッピング動作を休止させ、当該切り替えと共に前記チョッピングスイッチに対して前記チョッピング動作を再開させる
    点灯装置。
  2. 前記所定の繰り返し順番において、前記3つ以上の光源のうちの前記電圧降下が最小の光源に接続された前記光源スイッチの次にオンされるのは、前記電圧降下が最大の前記光源に接続された前記光源スイッチである
    請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記制御処理部は、前記3つ以上の光源スイッチそれぞれのオン期間の長さを調整する
    請求項1または2に記載の点灯装置。
  4. 前記制御処理部は、前記所定の繰り返し順番において、前記切り替え後の前記光源スイッチが接続されている前記光源の前記電圧降下が、前記切り替え前の前記光源スイッチに接続されている前記光源の前記電圧降下よりも大きくなる前記切り替えに先立って、前記第1の期間よりも短い第2の期間、前記チョッピング動作を休止させ、当該切り替えと共に前記チョッピングスイッチに対して前記チョッピング動作を再開させる
    請求項1から3の何れか1項に記載の点灯装置。
  5. 前記制御処理部は、前記所定の繰り返し順番において、前記切り替え後の前記光源スイ
    ッチが接続されている前記光源の前記電圧降下が、前記切り替え前の前記光源スイッチが接続されている前記光源の前記電圧降下よりも大きくなる前記切り替えに先立って、前記チョッピング動作を休止させない
    請求項1から3の何れか1項に記載の点灯装置。
  6. 前記出力調整回路の出力端に、前記3つ以上の直列負荷回路と並列にインピーダンス素子が接続されている
    請求項1からの何れか1項に記載の点灯装置。
  7. 前記電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源は、発光色が互いに異なる
    請求項1からの何れか1項に記載の点灯装置。
  8. 同じ電流が流れたときの電圧降下が互いに異なる3つ以上の光源と、
    請求項1からの何れか1項に記載の点灯装置とを有する
    照明器具。
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