JP6233644B2 - 耐候性試験機および希釈溶液供給装置 - Google Patents
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Description
ここで、本発明の第1の耐候性試験機では、ノズル管が、純水の進行方向に沿って徐々に外径が小さくなるテーパ状の外壁面と、非テーパ状の内壁面とを有している。
また、本発明の第2の耐候性試験機では、ノズル管の外壁面上における、原液流入管からの原液の流出領域付近に、外壁面を周回する形状の周回溝が形成されている。
ここで、本発明の第1の希釈溶液供給装置では、ノズル管が、純水の進行方向に沿って徐々に外径が小さくなるテーパ状の外壁面と、非テーパ状の内壁面とを有している。
また、本発明の第2の希釈溶液供給装置では、ノズル管の外壁面上における、原液流入管からの原液の流出領域付近に、外壁面を周回する形状の周回溝が形成されている。
1.実施の形態(ノズル管および絞り機構を含む混合器を備えた希釈溶液供給装置の例)
2.変形例
変形例1(実施の形態において絞り機構を3段構成にした混合器の例)
変形例2(実施の形態において絞り機構を設けないようにした混合器の例)
変形例3(実施の形態においてノズル管の外壁面に周回溝を設けた混合器の例)
変形例4(混合促進機構として螺旋状流路を設けた混合器の例)
3.その他の変形例
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る耐候性試験機(耐候性試験機3)の概略構成例を模式的に表したものである。耐候性試験機3は、試験槽1内に配置された各種の材料からなる試料(試験片)9について、促進的環境条件下での耐候性試験を行うものである。この耐候性試験機3は、試験槽1と、本発明の一実施の形態に係る希釈溶液供給装置(希釈溶液供給装置2)とを備えている。
試験槽1は、その内部の温度および湿度等の調節が可能となっており、光源11と、1または複数(この例では複数)の試料ホルダ12と、噴霧機構13とを内蔵している。
希釈溶液供給装置2は、試験槽1内の噴霧機構13に対して希釈溶液Wdを供給する装置である。この希釈溶液供給装置2は、この例では、純水タンク211、原液タンク221、補給ポンプP0、送液ポンプP1、送液用定量ポンプP2、フローメーター212,222、電磁弁213,223、混合器23、溶液タンク24、一対の水位センサ25a,25b、供給ポンプP3、電磁弁26および排水処理タンク27を有している。
図2は、混合器23の概略構成例を断面図で模式的に表したものである。この例では、混合器23は、純水流入管231、原液流入管232および溶液出力管233を有している。なお、この図2では、II−II線に沿った矢視断面構成例を、図2中の右下部分の破線内に模式的に図示している。
(A.基本動作)
この耐候性試験機3では、図1に示したように、試験槽1内において、光源11から放射光Loutが放射される。また、複数の試料9などが取り付けられた試料ホルダ12が、例えば、この光源11を中心とした回転動作を行う。これにより、試料ホルダ12上の各試料9に対して放射光Loutが照射される。このような放射光Loutの連続照射や、照射期間と非照射期間との周期的動作(サイクル)が、所定の試験時間(例えば数十時間〜数千時間程度)の間連続して行われることで、耐候性試験が行われる。
ここで、本実施の形態の希釈溶液供給装置2では、混合器23において、純水タンク211から供給される純水W1と原液タンク221から供給される原液W2とが自動的に混合されて希釈溶液Wdが生成され、溶液タンク24に貯蔵される。そして、このようにして生成および貯蔵されている希釈溶液Wdが、溶液供給路Ldを経由して噴霧機構13へ供給される。
続いて、上記実施の形態の変形例(変形例1〜4)について説明する。なお、実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図4は、変形例1に係る混合器(混合器23A)の概略構成例を、断面図で模式的に表したものである。本変形例の混合器23Aは、実施の形態の混合器23において、溶液出力管233の代わりに溶液出力管233Aを設けたものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
図5は、変形例2に係る混合器(混合器23B)の概略構成例を、断面図で模式的に表したものである。本変形例の混合器23Bは、実施の形態の混合器23において、溶液出力管233の代わりに溶液出力管233Bを設けたものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
図6は、変形例3に係る混合器(混合器23C)の概略構成例を、断面図で模式的に表したものである。本変形例の混合器23Cは、実施の形態の混合器23において、純水流入管(ノズル管)231および原液流入管232の代わりに、純水流入管(ノズル管)231Cおよび原液流入管232Cをそれぞれ設けたものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
図7は、変形例4に係る混合器(混合器23D)の概略構成例を、断面図で模式的に表したものである。本変形例の混合器23Dは、純水流入管231D、原液流入管232Dおよび溶液出力管233Dを有している。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
Claims (10)
- 試料に対して所定の希釈溶液を噴霧させる噴霧機構を内蔵する試験槽と、
前記噴霧機構へ前記希釈溶液を供給する希釈溶液供給装置と
を備え、
前記希釈溶液供給装置は、
各々流入された純水と原液とを自動的に混合することにより、前記希釈溶液を生成する混合器と、
前記混合器と前記噴霧機構との間の溶液供給路上に配置され、前記混合器により生成された希釈溶液を貯蔵する溶液タンクと
を有し、
前記混合器は、
前記純水が流入される純水流入管と、
前記原液が流入される原液流入管と、
前記純水流入管から流出される純水と前記原液流入管から流出される原液とが混合される混合スペースを内蔵し、前記溶液供給路に接続された溶液出力管と
を有し、
前記純水流入管が、その流出口側が前記溶液出力管内に挿入配置されたノズル管であり、
前記原液流入管が、前記ノズル管の外壁面へ向けて前記原液を流出させるように配置され、
前記混合スペースにおいて、前記ノズル管から流出される純水と、前記原液流入管から前記ノズル管と前記溶液出力管との間隙を経由して流出される原液とが、混合され、
前記ノズル管は、
前記純水の進行方向に沿って徐々に外径が小さくなるテーパ状の前記外壁面と、
非テーパ状の内壁面と
を有する耐候性試験機。 - 前記ノズル管の外壁面上における、前記原液流入管からの前記原液の流出領域付近に、前記外壁面を周回する形状の周回溝が形成されている
請求項1に記載の耐候性試験機。 - 試料に対して所定の希釈溶液を噴霧させる噴霧機構を内蔵する試験槽と、
前記噴霧機構へ前記希釈溶液を供給する希釈溶液供給装置と
を備え、
前記希釈溶液供給装置は、
各々流入された純水と原液とを自動的に混合することにより、前記希釈溶液を生成する混合器と、
前記混合器と前記噴霧機構との間の溶液供給路上に配置され、前記混合器により生成された希釈溶液を貯蔵する溶液タンクと
を有し、
前記混合器は、
前記純水が流入される純水流入管と、
前記原液が流入される原液流入管と、
前記純水流入管から流出される純水と前記原液流入管から流出される原液とが混合される混合スペースを内蔵し、前記溶液供給路に接続された溶液出力管と
を有し、
前記純水流入管が、その流出口側が前記溶液出力管内に挿入配置されたノズル管であり、
前記原液流入管が、前記ノズル管の外壁面へ向けて前記原液を流出させるように配置され、
前記混合スペースにおいて、前記ノズル管から流出される純水と、前記原液流入管から前記ノズル管と前記溶液出力管との間隙を経由して流出される原液とが、混合され、
前記ノズル管の外壁面上における、前記原液流入管からの前記原液の流出領域付近に、前記外壁面を周回する形状の周回溝が形成されている
耐候性試験機。 - 前記溶液出力管は、前記混合スペースの前記溶液タンク側に、前記純水と前記原液との混合を促進する混合促進機構を更に内蔵する
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の耐候性試験機。 - 前記混合促進機構が、絞り機構、または、螺旋状流路である
請求項4に記載の耐候性試験機。 - 前記絞り機構が、前記溶液出力管の延在方向に沿って多段に配置されている
請求項5に記載の耐候性試験機。 - 前記溶液タンクが、前記混合器の直後の前記溶液供給路上に配置されている
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の耐候性試験機。 - 前記原液が過酸化水素水であり、前記希釈溶液が過酸化水素水希釈溶液である
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の耐候性試験機。 - 試料に対して所定の希釈溶液を噴霧させる噴霧機構へ前記希釈溶液を供給する装置であって、
各々流入された純水と原液とを自動的に混合することにより、前記希釈溶液を生成する混合器と、
前記混合器と前記噴霧機構との間の溶液供給路上に配置され、前記混合器により生成された希釈溶液を貯蔵する溶液タンクと
を備え、
前記混合器は、
前記純水が流入される純水流入管と、
前記原液が流入される原液流入管と、
前記純水流入管から流出される純水と前記原液流入管から流出される原液とが混合される混合スペースを内蔵し、前記溶液供給路に接続された溶液出力管と
を有し、
前記純水流入管が、その流出口側が前記溶液出力管内に挿入配置されたノズル管であり、
前記原液流入管が、前記ノズル管の外壁面へ向けて前記原液を流出させるように配置され、
前記混合スペースにおいて、前記ノズル管から流出される純水と、前記原液流入管から前記ノズル管と前記溶液出力管との間隙を経由して流出される原液とが、混合され、
前記ノズル管は、
前記純水の進行方向に沿って徐々に外径が小さくなるテーパ状の前記外壁面と、
非テーパ状の内壁面と
を有する希釈溶液供給装置。 - 試料に対して所定の希釈溶液を噴霧させる噴霧機構へ前記希釈溶液を供給する装置であって、
各々流入された純水と原液とを自動的に混合することにより、前記希釈溶液を生成する混合器と、
前記混合器と前記噴霧機構との間の溶液供給路上に配置され、前記混合器により生成された希釈溶液を貯蔵する溶液タンクと
を備え、
前記混合器は、
前記純水が流入される純水流入管と、
前記原液が流入される原液流入管と、
前記純水流入管から流出される純水と前記原液流入管から流出される原液とが混合される混合スペースを内蔵し、前記溶液供給路に接続された溶液出力管と
を有し、
前記純水流入管が、その流出口側が前記溶液出力管内に挿入配置されたノズル管であり、
前記原液流入管が、前記ノズル管の外壁面へ向けて前記原液を流出させるように配置され、
前記混合スペースにおいて、前記ノズル管から流出される純水と、前記原液流入管から前記ノズル管と前記溶液出力管との間隙を経由して流出される原液とが、混合され、
前記ノズル管の外壁面上における、前記原液流入管からの前記原液の流出領域付近に、前記外壁面を周回する形状の周回溝が形成されている
希釈溶液供給装置。
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