JP6232110B1 - 食品生地の焼成装置並びに搬送方法 - Google Patents

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【課題】食品生地の焼成装置の加熱炉内にける搬送コンベアーや押さえコンベアーの蛇行を防止できる、米菓生地の搬送方法を提供する。【解決手段】焼成装置1は、加熱炉2内部に食品生地を搬送する搬送コンベアー5と、前記食品生地を挟んで当該搬送コンベアーに対し所定間隔を空けて移動する押さえコンベアー6と、前記搬送コンベアーの下側に設けられた下側転圧ローラ群30と、前記押さえコンベアーの上側に設けられた上側転圧ローラ群31と、前記下側転圧ローラ群と前記上側転圧ローラ群の各転圧ローラの全部或は一部を前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動方向へ回転させる駆動手段を設ける。また、上記加熱炉内における食品生地の搬送方法としては、上側転圧ローラ群を構成する複数の転圧ローラとの全部或は一部を前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度に合わせるか、或は速くしたり遅くしたりすることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、食品生地、とくに煎餅などの米菓生地の焼成装置並びにこの焼成装置内における米菓生地の搬送方法に関する。
煎餅などの米菓は、これを洗米から袋詰めまでを一貫して行う自動製造装置が例えば特許文献1に記載されているように公知である。この自動製造装置の中に、型抜き機で型抜きし乾燥させて水分調整をさせた米菓生地を焼き上げる加熱炉がある。米菓生地はこの加熱炉内を搬送コンベアー上に前後方向と幅方向へ複数個並べられた状態で搬送されつつ焼き上げられる。その際に複数の米菓生地は搬送途中で加熱によって急激に膨張するが、この膨張によるふくらみを均一化するために搬送コンベアーの上側に押さえコンベアーを配置し、さらに、搬送コンベアーの下側位置と押さえコンベアーの上側位置に搬送方向に複数のローラを配置したものが下記特許文献2に記載されているように公知である。
特開2002−034460号公報 特開2013−243972号公報
上記焼成装置を構成する加熱炉内の米菓生地は、搬送コンベアーで搬送されつつ上下方向からバーナーで加熱されるわけであるが、その際にある搬送位置から熱をため込んで急激に膨らむことから、搬送コンベアーや押さえコンベアーに正常な移動を阻害する力が加わり、搬送コンベアーや押さえコンベアーが蛇行してしまい、駆動ローラや従動ローラから外れてしまうなどして当該搬送コンベアーや押さえコンベアーの正常な移動が損なわれ、破断してしまうなどの問題点があった。このような問題点は、煎餅などの米菓の他のスナック菓子などの焼き菓子の場合にも生じている。
本発明はかかる問題点を解決しようとするもので、上記焼成装置を構成する加熱炉内にける搬送コンベアーや押さえコンベアーの蛇行を防止できるようになした加熱炉並びにこの加熱炉内における米菓生地の搬送方法を提供せんとするにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明は、米菓や焼き菓子などの食品生地を焼き上げる焼成装置であって、この焼成装置は加熱炉を有し、この加熱炉には、内部に前記食品生地を搬送する搬送コンベアーと、この搬送コンベアーの上側に配置され前記食品生地を挟んで当該搬送コンベアーに対し所定間隔を空けて移動する押さえコンベアーと、前記搬送コンベアーの下側にその搬送方向に渡って設けられた複数の転圧ローラから成る下側転圧ローラ群と、前記押さえコンベアーの上側にその移動方向に渡って複数の転圧ローラから成る上側転圧ローラ群と、前記下側転圧ローラ群と前記上側転圧ローラ群の各転圧ローラの全部或は一部を前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動方向へ回転させる駆動手段を設けたことを特徴とする。
さらに、請求項2に係る発明は、前記焼成装置を、前記加熱炉と、この加熱炉の前工程に用いられる予熱炉と、前記加熱炉の後工程に用いられる色付け炉とを有するものとし、前記搬送コンベアーは、前記加熱炉と前記予熱炉と前記色付け炉に渡って設けられ、前記押さえコンベアーは、前記加熱炉又は前記加熱炉と前記色付け炉又は前記予熱炉と加熱炉と色付け炉に渡って設けられ、前記各転圧ローラは少なくとも前記加熱炉内に設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、前記複数の転圧ローラの回転速度を、前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度に合わせることを特徴とする。
さらに、請求項4に係る発明は、前記複数の転圧ローラの回転速度を、前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度より速めるか、或は遅くすることを特徴とする。
さらに、請求項5に係る発明は、前記駆動手段を、前記各転圧ローラに取り付けたスプロケットとこの各スプロケットに懸架したチェーンを用いたものとしたことを特徴とする。
そして、請求項6に係る発明は、米菓や焼き菓子などの食品生地を加熱炉を用いて焼き上げるに当たり、前記加熱炉内に前記食品生地を搬送する搬送コンベアーの下側に当該搬送コンベアーの搬送方向に向けて並置した下側転圧ロ−ラ群を構成する複数の転圧ローラと、この搬送コンベアーの上側に所定間隔を空けて配置された押さえコンベアーの上側に当該押さえコンベアーの移動方向に向けて並置した上側転圧ローラ群を構成する複数の転圧ローラを設け、前記各転圧ローラの全部或は一部の回転速度を前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度に合わせるか、速めるか、或は遅くすることを特徴とする。
搬送コンベアーの下側に配置したローラと押さえコンベアーの上側に配置した押さえローラが、それぞれ搬送コンベアーと押さえコンベアーの移動方向に回転することから、食品生地が加熱炉内で急激にしかも不均一に膨らんでもこれによって搬送コンベアーと押さえコンベアーが蛇行することを防止することができるものである。
本発明に係る焼成装置の1例を、これを構成する加熱炉と、この加熱炉の一端部側に接続される予熱炉と、他端部側に接続される色付け炉を含めて概略的に示す説明図である。 本発明に係る加熱炉の内部構造を概略的に示す説明図である。 本発明を実施する搬送コンベアー上に順列載置されて搬送される米菓生地の状態を示す説明図である。 本発明に係る加熱炉の押さえローラの駆動手段の1例を説明する正面図である。 本発明に係る加熱炉の押さえローラン駆動手段の1例を説明する平面図である。
以下に本発明の実施例を煎餅の米菓生地の焼成装置に適用した場合について添付図面に基づいて説明するが、本発明はこの焼成装置に限定されるものではない。広く焼き菓子の生地などの食品生地を焼き上げる焼成装置に適用できるものである。
図面によれば図1において、指示記号1で示したものが、例えば煎餅などの米菓生地を焼き上げる焼成装置であり、この焼成装置1は、図示してない熱風乾燥装置を介して乾燥され、水分調整された米菓生地を焼き上げるもので、図中の中央部に位置する加熱炉2と、この加熱炉2の図中右側(一端部側)に接続されている予熱炉3と、加熱炉2の図中左側(他端部側)に接続されている色付け炉4とで構成されている。尚、焼成装置1は、以上のような構成のものに限定されない。例えば、予熱炉3や色付け炉4はこれらが設けられていない場合もある。この場合には、後述する搬送コンベアー5や押さえコンベアー6は加熱炉2の部分だけである。
加熱炉2は、煎餅生地を焼き上げるもので、予熱炉3は、米菓生地を加熱炉2に送る前に予熱するものである。また、色付け炉4は、加熱炉2で焼き上げた米菓生地の表面にこげ茶色などの焼き色を付けるものである。この色付け炉4で焼き色を付けられた米菓生地は、色付け炉4の出口4bからシュート7を介して、次の搬送コンベアー8に移送され、図示してない工程、例えば味付け工程へ送られる。
予熱炉3と加熱炉2と色付け炉4は、互いに連通口部3a、2a、2b、4aを介して連通しており、図面に示したように、専用の搬送コンベアー5が、予熱炉3の入口3b側に設けた駆動ローラ9に懸架され、その往路側は予熱炉3から加熱炉2、さらには色付け炉4を通過して当該色付け炉4の出口4b側に設けた従動ローラ10に懸架されると共に、ガイドローラ11、12を介して色付け炉4、加熱炉2、予熱炉3の下側を通って駆動ローラ9へ戻り、循環走行することによって米菓生地を予熱炉3から加熱炉2、さらには色付け炉5へと搬送するものである。
とくに図1と図2に示したように、加熱炉2と色付け炉4には、搬送コンベアー5の上側に位置して、押さえコンベアー6が設けられている。この押さえコンベアー6は、とくに図2に示したように、その往路側を搬送コンベアー5の上側に所定間隔を空けて対向せられ、その一端側を加熱炉2の連通口部2a側に設けた駆動ローラ13に懸架され、その復路側をガイドローラ14、15を介して色付け炉4の出口4b側に設けた従動ローラ16に懸架され、さらにガイドローラ17、18を介して色付け炉4と加熱炉2の上側を通って当該加熱炉2側の連通口部2a側に達し、この連通口部2a側に設けた駆動ローラ13に懸架されて、循環走行するように構成されている。尚、この押さえコンベアー6は、加熱炉2だけ、或は予熱炉3と加熱炉2と色付け炉4に渡って設けられる場合もある。
搬送コンベアー5と押さえコンベアー6は、共に金網コンベアーであり、搬送コンベアー5の上面には、図3に示したように、前工程で水分調整を行った多数の米菓生地a、a、a・・・がその前後方向と幅方向に渡って順列載置され、搬送されるようになっている。
搬送コンベアー5の往路側の下側と押さえコンベアーの往路側の上側には、加熱炉2と予熱炉3と色付け炉4内に分けて、それぞれ下側の複数の第1バーナー群20、第2バーナー群21、第3バーナー群22と、上側の第4バーナー群23、第5バーナー群24、及び第6バーナー群25を構成する各バーナー20a・・・、21a・・・、22a・・・、23a・・・、24a・・・、25a・・・が所定間隔を空けて並置されており、加熱炉2と色付け炉4内においては、第1、第3、第4、第6の各バーナー群20、22、23、25は、押さえコンベアー6の往路側と復路側の間に設置されている。
加熱炉2内の搬送コンベアー5の下側と、押さえコンベアー6の上側には、左右方向、つまり搬送コンベアー5と押さえコンベアー6の循環走行方向に所定間隔を空けて設けた複数の転圧ローラから成る下側転圧ローラ群30と上側転圧ローラ群31がそれぞれ回転可能に設けられており、下側転圧ローラ群30を構成する各転圧ローラ30a〜30eと、上側転圧ローラ群31を構成する各転圧ローラ31a〜31eを対向させて所定間隔を空けて複数本、実施例では上下5本ずつ合計で10本設置されている。尚、この下側転圧ローラ群30と上側転圧ローラ群31を構成する各転圧ローラ30a〜30eと31a〜31eの数に限定はない。この下側転圧ローラ群30と上側転圧ローラ群31は、加熱炉2内で熱を吸収して急速に膨張する米菓生地aを上下方向から押さえて所定の厚さに収める機能を持つものである。また、下側転圧ローラ群30と上側転圧ローラ群31を構成する各転圧ローラ30a〜30eと31a〜31eの回転速度は、搬送コンベアー5や押さえコンベアー6の移動速度に合せるのが通常であるが、必ずしもそうではなく、必要に応じて搬送コンベアー5や押さえコンベアー6の移動速度より速くしたり、遅くしたりすることができる。
尚、図示は省略したが、各第1バーナー群20から第5バーナー群24の各上下方向の位置や、下側転圧ローラ群30と上側転圧ローラ群31の各上下方向の位置を調節するために、調節手段が設けられることは当然のことながら推奨される。
図3〜図5に示したものは、下側転圧ローラ群30を構成する各転圧ローラ30a〜30eの下側駆動手段35と上側転圧ローラ群31を構成する各転圧ローラ31a〜31eの上側駆動手段36を示す説明図である。
図3と図4によれば、下側転圧ローラ群30の各転圧ローラ30a〜30eの各端部からは、それぞれ回転軸部30f〜30jが、加熱炉2の外側へ延設され、図3と図5によれば、上側転圧ローラ群31の各転圧6ローラ31a〜31eの各端部からは、それぞれ回転軸部31f〜31jが加熱炉2の前側から回転軸部30f〜30jと同じ方向に加熱炉2から外側へ延設されている。
図3と図4に示したように、回転軸部30f〜30jには、それぞれに第1Aスプロケット32aと第1Bスプロケット32b、第2Aスプロケット33aと第2Bスプロケット33b、第3Aスプロケット34aと第3Bスプロケット34b、第4Aスプロケット35aと第4Bスプロケット35bが若干の間隙を空けて軸方向に重ねて取り付けられており、回転軸部30jには1個の第5Aスプロケット36aのみが取り付けられている。
また、図3と図5に示したように、回転軸部31f〜31jには、それぞれに第6Aスプロケット37aと第6Bスプロケット37b、第7Aスプロケット38aと第7Bスプロケット38b、第8Aスプロケット39aと第8Bスプロケット39b、第9Aスプロケット40aと第9Bスプロケット40bがそれぞれ若干の間隙を空けて軸方向に重ねて取り付けられ、回転軸部31jには第10Aスプロケット41aのみが1個取り付けられている。
次に、図3と図4に示したように、下側転圧ローラ群30の一番右側に位置する転圧ローラ30aの回転軸部30fに取り付けられた手前側の第1Aスプロケット32aには、駆動用スプロケット45側から第1駆動チェーン46aが懸架され、第1Bスプロケット32bと第2Bスプロケット33bとの間には第2駆動チェーン46bが懸架され、第2Aスプロケット33aと第3Aスプロケットの間には第3駆動チェーン46cが懸架され、第3Bスプロケットと第4Bスプロケットには第4駆動チェーン46d懸架され、さらに第4Aスプロケットと第5スプロケットの間には第5駆動チェーン46eが懸架されている。
次に、図3と図5に示したように、上側転圧ローラ群31の一番右側に位置する転圧ローラ31aの回転軸部31fに取り付けられた手前側の第6Aスプロケット37aには、駆動用スプロケット48側から第6駆動チェーン47aが懸架され、第6Bスプロケット37bと第7Bスプロケット38bとの間には第7駆動チェーン47bが懸架され、第7Aスプロケット38aと第8Aスプロケット39aの間には第8駆動チェーン47cが懸架され、第8Bスプロケット39bと第9Bスプロケット40aには第9駆動チェーン47d懸架され、さらに第9Aスプロケット40aと第10Aスプロケット41aの間には第10駆動チェーン47eが懸架されている。
尚、上記した駆動チェーンとスプロケットを用いた下側駆動手段35と上側駆動手段36は1例であって、実施例のものに限定されない。それは例えばギア式のものや、ベルトを用いたプーリー式のもの、さらには個々の或いは2〜3本ずつの転圧ローラごとに駆動モータを取り付けたもの等々の公知の駆動手段に変えることができる。また、回転させる転圧ローラは全部について駆動手段を設けることは必須ではない。加熱炉2に搬送された米菓生地は、すぐには膨張するわけでなないので、加熱炉2の右側に位置する転圧ローラは駆動手段を設けずにただ回転可能に軸支する実施例も考えられる。転圧ローラの「全部或いは一部に駆動手段を設ける」という記載は、かかる意味である。
本発明は以上のように構成したので、前工程から乾燥水分調整されて前工程の搬送コンベアー19を介して予熱炉3の搬送コンベアー5上に移送されて来たところの、順列載置された複数の米菓生地は、予熱炉3内を移送されることによって往路の搬送コンベアー5上に配置された米菓生地は、搬送コンベアー5の往路の上下位置に配置された複数の予熱バーナー21a・・・・と24a・・・により加熱炉2内よりも低い温度で加熱され、図2と図4に示されたように、加熱炉2内に送り込まれる。この加熱炉2内に搬送された米菓生地a、a・・・は火力の強い複数の焼成バーナー20a、20・・・と23a、2・・・によって急速に加熱され、その連通口2aから少し移動したところで急速に膨張する。そうすると、急速に膨張した米菓生地a、a・・により、搬送コンベアー5と押さえコンベアー6の往路の部分は、連通口2aから少し入った位置にある例えば2〜3本目の上下の転圧ローラ30b、30cと31b、31cに強く圧接されることにより、上下の転圧ローラ30b、30cと31b、31c間の隙間分の厚さに揃えられることになる。このことにより厚さの異なる不揃いの米菓が製造されることを防止されるものである。
通常であると、この膨張は搬送コンベアー5上に順列載置された米菓生地a、a・・・によって均一ではないことから、膨張した米菓生地a、a・・・の当たる箇所の搬送コンベアー5と押さえコンベアー6は、他のあまり膨張していない米菓生地a、a・・・の部分より通過障害が発生し、搬送コンベアー5や押さえコンベアー6はよじれて蛇行が生じ易くなるが、本発明は各転圧ローラ30a〜30eと31a〜31eが搬送コンベアー5や押さえコンベアー6の移動方向に回転することから、膨張した米菓生地a、a・・・の部分に接する搬送コンベアー5や押さえコンベアー6は、移動を促進される結果、通過障害の発生が抑えられ、スムーズな移動がなされることになり、搬送コンベアー5や押さえコンベアー6に通過障害から来る蛇行現象を有効に防止することができるものである。
次に、加熱炉2内を通過して同じ厚さに焼き上げられた米菓生地a、a・・・は、次の色付け炉4内に送り込まれ、ここにおいて搬送コンベアー5と押さえコンベアー6の下側と上側に配置した各バーナー22a、22a・・・と25a、25・・・により焼き色が付けられてシュート板7を介して次の工程に向けた搬送コンベアー8上へ移送されることになる。そして、米菓生地は図示してない味付け、乾燥工程を経て自動的に袋詰めされ、完成品となるものである。
以上、本発明に係る好適な実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種種の変更を加えることができることは勿論である。例えば、押さえコンベアーは、加熱炉のみの設け、色付け炉には搬送コンベアーのみを用いる変形実施例も可能である。
本発明は以上のように構成したので、煎餅などの米菓生地、その他の焼き菓子の焼き上げ装置、或は焼き上げ装置の加熱炉に実施することにより、搬送コンベアーや押さえコンベアーの蛇行を防止し得るものとして有効に利用することができるものである。
a 米菓生地
1 焼成装置
2 加熱炉
2a、2b 連通口部
3 予熱炉
3a 連通口部
3b 入口
4 色付け炉
4a 連通口部
4b 出口
5 搬送コンベアー
6 押さえコンベアー
7 シュート
8 搬送コンベアー
9 駆動ローラ
10 従動ローラ
11、12 ガイドローラ
13 駆動ローラ
14、15 ガイドローラ
16 従動ローラ
17、18 ガイドローラ
20 第1バーナー群
20a、21a、22a、23a、24a、25a バーナー
21 第2バーナー群
22 第3バーナー群
23 第4バーナー群
24 第5バーナー群
25 第6バーナー群
30 下側転圧ローラ群
30a〜30e 転圧ローラ
30f〜30j 回転軸部
31 上側転圧ローラ群
31a〜31e 転圧ローラ
31f〜31j 回転軸部
32a 第1Aスプロケット
32b 第1Bスプロケット
33a 第2Aスプロケット
33b 第2Bスプロケット
34a 第3Aスプロケット
34b 第3Bスプロケット
35 下側駆動手段
35a 第4Aスプロケット
35b 第4Bスプロケット
36 上側駆動手段
36a 第5Aスプロケット
37a 第6Aスプロケット
37b 第6Bスプロケット
38a 第7Aスプロケット
38b 第7Bスプロケット
39a 第8Aスプロケット
39b 第8Bスプロケット
40a 第9Aスプロケット
40b 第9Bスプロケット
41a 第10Aスプロケット
46a 第1駆動チェーン
46b 第2駆動チェーン
46c 第3駆動チェーン
46d 第4駆動チェーン
46e 第5駆動チェーン
47a 第6駆動チェーン
47b 第7駆動チェーン
47c 第8駆動チェーン
47d 第9駆動チェーン
47e 第10駆動チェーン

Claims (6)

  1. 米菓や焼き菓子などの食品生地を焼き上げる焼成装置であって、この焼成装置は加熱炉を有し、この加熱炉には、内部に前記食品生地を搬送する搬送コンベアーと、この搬送コンベアーの上側に配置され前記食品生地を挟んで当該搬送コンベアーに対し所定間隔を空けて移動する押さえコンベアーと、前記搬送コンベアーの下側にその搬送方向に渡って設けられた複数の転圧ローラから成る下側転圧ローラ群と、前記押さえコンベアーの上側にその移動方向に渡って複数の転圧ローラから成る上側転圧ローラ群と、前記下側転圧ローラ群と前記上側転圧ローラ群の各転圧ローラの全部或は一部を前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動方向へ回転させる駆動手段を設けたことを特徴とする、焼成装置。
  2. 前記焼成装置は、前記加熱炉と、この加熱炉の前工程に用いられる予熱炉と、前記加熱炉の後工程に用いられる色付け炉とを有し、前記搬送コンベアーは、前記加熱炉と前記予熱炉と前記色付け炉に渡って設けられ、前記押さえコンベアーは、前記加熱炉又は前記加熱炉と前記色付け炉又は前記予熱炉、加熱炉、色付け炉に渡って設けられ、前記各転圧ローラは少なくとも前記加熱炉内に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の焼成装置。
  3. 前記複数の転圧ローラの回転速度を、前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度に合わせることを特徴とする、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の焼成装置。
  4. 前記複数の転圧ローラの回転速度を、前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度より早く、或は遅くすることを特徴とする、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の焼成装置。
  5. 前記駆動手段は、前記各転圧ローラに取り付けたスプロケットとこの各スプロケットに懸架したチェーンを用いたものであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焼成装置。
  6. 米菓や焼き菓子などの食品生地を加熱炉を用いて焼き上げるに当たり、前記加熱炉内に前記食品生地を搬送する搬送コンベアーの下側に当該搬送コンベアーの搬送方向に向けて並置した下側転圧ロ−ラ群を構成する複数の転圧ローラと、この搬送コンベアーの上側に所定間隔を空けて配置された押さえコンベアーの上側に当該押さえコンベアーの移動方向に向けて並置した上側転圧ローラ群を構成する複数の転圧ローラとの全部或は一部を前記搬送コンベアーと前記押さえコンベアーの移動速度に合わせるか、或は速くしたり遅くしたりすることを特徴とする、搬送方法。
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