本開示は、概して、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含む組成物に関し、ここで、ポリマーは、カルボン酸含有モノマーを含み、ポリマーは、任意で、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、モノマーは、電子求引性置換基等のpKa低下基を含み、塩基は、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の塩基(代替として、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量の塩基;代替として、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.30当量の塩基;代替として、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.25当量の塩基;代替として、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の塩基;代替として、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.8当量の塩基;または代替として、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の塩基)を提供するのに十分な量で存在する。対象(例えば、ヒト等の哺乳動物)に投与した際に、予期されなかったカチオン結合もしくは除去特性および/または体液結合もしくは除去特性を有し、同時に投与によるあらゆるアシドーシスまたはアルキローシス(alkylosis)を最小化するそのような組成物は、イオンおよび/または体液の不均衡(例えば、過負荷)が関与するものを含む、種々の疾患または障害の治療に有用である。驚くべきことに、ヒトにおけるポリマーのカチオン結合および/または除去特性(例えば、カリウムおよび/またはナトリウムに対する)ならびにポリマーの体液結合および/または除去特性を維持し、同時にポリマーの投与により放出される水素カチオン中和するように最適化された、組成物中の様々な範囲の塩基およびポリマーが発見されており、本明細書に開示される。いくつかの実施形態において、中性または実質的に中性の酸/塩基状態)(例えば、酸/塩基の均衡)が、対象、例えばヒト対象の体内で維持される。いくつかの実施形態において、例えば、血清総炭酸水素塩、血清総CO2、動脈血pH、尿中pH、尿中リン、尿中アンモニウム、および/またはアニオンギャップによって測定される、対象と関連する酸/塩基状態(例えば、酸/塩基の均衡)は、変化しない。変化しない酸/塩基状態には、正常範囲外または対象にとっての正常範囲外に変化しないものが含まれる。
本開示はまた、そのような組成物の調製方法にも関する。本開示はまた、そのような組成物を、例えば、剤形の形態で、例えば、心不全(例えば、慢性腎臓疾患を伴うかもしくは伴わない)、末期腎疾患(例えば、心不全を伴うかもしくは伴わない)、慢性腎臓疾患、高血圧(例えば、食塩感受性および治療抵抗性を含む)、高カリウム血症(例えば、あらゆる原因のもの)、高ナトリウム血症(例えば、あらゆる原因のものを)、ならびに/または体液過負荷状態(例えば、浮腫もしくは腹水症)を含む、本明細書に開示される種々の疾患または障害の治療ために使用する方法にも関する。
いくつかの実施形態において、塩基と架橋型カチオン結合性ポリマー(架橋型アクリル酸ポリマーを含む)とを含む組成物および/または剤形は、食塩水保持能力(SHC)を有し、その結果、緩衝溶液中で、それらの質量の約10倍、20倍、30倍、または40倍以上を吸収するようになる。
本開示の目的で、食塩水保持能力は、約154mMのナトリウム濃度を有するpH7の食塩溶液、生理等張緩衝液、またはリン酸ナトリウム緩衝液中のナトリウム塩(例えば、ポリアクリレートのナトリウム塩、またはナトリウム塩に変換される(例えば、pH7のリン酸ナトリウム緩衝液の1つ以上の交換液中でインキュベートして、ポリマーをナトリウム塩に変換させることによって)ポリマー(例えば、ポリアクリル酸)の酸形態)として、ポリマーに関して測定される。
いくつかの実施形態において、ポリマーは、電子求引性置換基(例えば、ヒドロキシル基、エーテル基、エステル基、またはフッ素等のハロゲン化物原子)等のpKa低下基を有するモノマーを含むポリカルボン酸ポリマー、例えば、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。いくつかの実施形態において、ポリマーは、電子求引性置換基(例えば、ヒドロキシル基、エーテル基、エステル基、またはフッ素等のハロゲン化物原子)等のpKa低下基を有するカルボン酸含有モノマーの重合により誘導される。好適なカルボン酸含有モノマーの非限定的な例には、例えば、アクリル酸およびその塩、メタクリレート、クロトン酸およびその塩、チグリン酸およびその塩、2−メチル−2−ブテン酸およびその塩、3−ブテン酸(ビニル酢酸)およびその塩、1−シクロペンテンカルボン酸およびその塩、2−シクロペンテンカルボン酸およびその塩、ならびに不飽和ジカルボン酸およびその塩、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、グルタコン酸、およびそれらの塩のモノマーが挙げられ、ここで、モノマーは、電子求引性置換基(例えば、ヒドロキシル基、エーテル基、エステル基、またはフッ素等のハロゲン化物原子)等のpKa低下基をさらに含む。上述のモノマーのコポリマーが、ポリマーに含まれ得る。例示的なモノマーとしては、フルオロアクリル酸およびメチル−2−フルオロアクリレートが挙げられる。そのようなモノマーは、共重合のためにアクリル酸モノマーまたはメタクリレートモノマーと混合され得る。したがって、本明細書に開示される架橋型カチオン結合性ポリマーは、1つ以上の種類のモノマー(例えば、アクリル酸、フルオロアクリル酸、メチル−2−フルオロアクリレート、メタクリレート)を含み得る。他の架橋型カチオン結合性ポリマーは、スルホン酸およびそれらの塩、またはホスホン酸およびそれらの塩、ならびにアミンおよびそれらの塩、例えば、アクリル酸とスルホン酸またはそれらの塩、ホスホン酸もしくはそれらの塩、またはアミンおよびそれらの塩とに基づき得る。モノマーの選択にかかわらず、本開示に有用なポリマーは、複数のカルボン酸(−C(O)OH)基を含有する。いくつかの実施形態において、そのようなカルボキシレート基は、プロトン(H+)以外のカチオンには結合しない、すなわち、ポリマー中の本質的にすべて、実質的にすべて、または約99%を上回るカルボキシレート基が、プロトンに結合する。いくつかの実施形態において、ポリマー中の少なくとも99.1%、少なくとも99.2%、少なくとも99.3%、少なくとも99.4%、少なくとも99.5%、少なくとも99.6%、少なくとも99.7%、少なくとも99.8%、または少なくとも99.9%のカルボキシレート基が、プロトンに結合する。いくつかの実施形態において、そのようなカルボキシレート基は、プロトン(H+)以外のカチオンには結合せず、結果としてポリマー中の少なくとも95%のカルボキシレート基が、プロトンに結合する。いくつかの実施形態において、ポリマー中の5%以下、4%以下、3%以下、2%以下、1%以下、0.5%以下、0.1%以下、例えば、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、1%未満、0.5%未満、0.4%未満、0.3%未満、0.2%未満、または0.1%未満のカルボキシレート基が、水素以外のカチオン、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、および/またはコリンに結合する。
本開示のポリマーは、架橋型である。当該技術分野で既知のあらゆる架橋剤を使用することができる。本開示における使用が企図される架橋剤としては、例えば、ジエチレングリコールジアクリレート(ジアクリルグリセロール)、トリアリルアミン、テトラアリルオキシエタン、アリルメタクリレート、1,1,1−トリメチルプロパントリアクリレート(TMPTA)、ジビニルグリコール、ジビニルベンゼン(DVB)、エチレンビスアクリルアミド、N,N’−ビス(ビニルスルホニルアセチル)エチレンジアミン、1,3−ビス(ビニルスルホニル)2−プロパノール、ビニルスルホン、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、エピクロロヒドリン(ECH)、1,7−オクタジエン(ODE)、1,5−ヘキサジエン(HDE)、またはこれらの組み合わせが挙げられる。架橋剤の例示的な組み合わせは、ジビニルベンゼン(DVB)と1,7−オクタジエン(ODE)である。使用される架橋剤の量は、所望される吸収特性に応じて異なり得る。一般に、架橋剤の量を増やすことにより、架橋度が増したポリマーが生成されることになる。より架橋度の高いポリマーは、体液吸収が必要ない場合には、架橋度の低いポリマーよりも好ましい場合がある。本開示のポリマーに関しては、それ自体の重量の約20倍を超えるインビトロ食塩水保持能力を有するポリマーを生成するような架橋剤の量が、選択され得る。例えば、食塩水保持能力は、例えば、実施例5および6に記載されるようなものを含む、ナトリウム緩衝液中でpH7に維持して測定することができ、(例えば、酸形態のポリマーがナトリウム対イオンを有するポリマーに変換されるのに十分な緩衝液で洗浄することによって)。例えば、本開示によるポリマーを架橋させるために使用される架橋剤の量は、約0.025mol%〜約3.0mol%、例えば、約0.025mol%〜約0.3mol%、約0.025mol%〜約0.17mol%、約0.025mol%〜約0.34mol%、または約0.08mol%〜約0.2mol%の範囲内であり得る。さらに、例えば、本開示によるポリマーを架橋させるのに使用される架橋剤の量は、約4.0mol%〜約20.0mol%、例えば、約4.0mol%〜約10.0mol%、4.0mol%〜約15.0mol%、8.0mol%〜約10.0mol%、8.0mol%〜約15.0mol%、8.0mol%〜約20.0mol%、または12.0mol%〜約20.0mol%の範囲内であり得る。
ある特定の例示的な実施形態において、例えば、組成物、製剤、および/もしくは剤形に含めるため、ならびに/または本明細書に記載される種々の疾患または障害の治療のための方法で使用するため、ならびに/あるいは、本明細書に記載されるように、カチオン結合および/もしくは除去、ならびに/または体液結合および/または除去のための方法に使用するための、架橋型カチオン結合性ポリマーは、記載のように、カルボン酸基と電子求引性置換基(例えば、フッ素等のハロゲン化物)等のpKa低下基およびpKa低下基とを含有するモノマーを含む、架橋型ポリマー(例えば、フルオロアクリル酸モノマーまたはそれらの塩もしくは無水物、あるいはメチルフルオロアクリレートから誘導される)である。例えば、ポリマー(例えば、ポリフルオロアクリル酸)は、約0.025mol%〜約3.0mol%、例えば、約0.025mol%〜約0.3mol%、約0.025mol%〜約0.17mol%、約0.025mol%〜約0.34mol%、または約0.08mol%〜約0.2mol%の架橋剤で架橋され得、例えば、その重量の少なくとも約20倍(例えば、ポリマー1グラム当たり少なくとも約20グラムのナトリウム緩衝液、または20「g/g」)、その重量の少なくとも約30倍、その重量の少なくとも約40倍、その重量の少なくとも約50倍、その重量の少なくとも約60倍、その重量の少なくとも約70倍、その重量の少なくとも約80倍、その重量の少なくとも約90倍、その重量の少なくとも約100倍、またはそれ以上のインビトロ食塩水保持能力を備え得る。さらに、例えば、ポリマー(例えば、ポリフルオロアクリル酸ポリマー)は、約4.0mol%〜約20.0mol%、例えば、約4.0mol%〜約10.0mol%、4.0mol%〜約15.0mol%、8.0mol%〜約10.0mol%、8.0mol%〜約15.0mol%、8.0mol%〜約20.0mol%、または12.0mol%〜約20.0mol%の1つ以上の架橋剤で架橋され得る。いくつかの実施形態において、架橋型ポリマー(例えば、ポリフルオロアクリル酸ポリマー)は、個々の粒子(例えば、ビーズ)または集塊化(例えば、凝集)してより大きな粒子を形成した粒子を含み、ここで、個々の粒子または集塊化した粒子の直径(例えば、平均粒径)は、約1〜約10,000ミクロン、例えば、約212ミクロン〜約500ミクロン、約75ミクロン〜約150ミクロン(例えば、約100ミクロン)、または約75ミクロン以下(あるいは、約1ミクロン〜約10ミクロン、約1ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約100ミクロン、約50ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約1000ミクロン、約500ミクロン〜約1000ミクロン、約1000〜約5000ミクロン、または約5000ミクロン〜約10,000ミクロン)等である。一実施形態において、ポリマーは、凝集して直径(例えば、平均粒径)が約1ミクロン〜約10ミクロンの集塊化した粒子を形成する、小さな粒子の形態にある。
本明細書に使用される際、非水素カチオンという用語は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびカルシウムカチオンを指す。いくつかの実施形態において、ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有する。本明細書に使用される際、「約20,000ppmの非水素カチオン」という用語は、ポリマー中のナトリウム、カリウム、マグネシウム、および/もしくはカルシウムカチオンのそれぞれ、またはそれらの組み合わせの最大レベルが約20,000ppmであることを指し、いくつの実施形態では、ポリマー中の各非水素カチオン(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびカルシウム)の最大レベルは約5,000ppmである。いくつかの実施形態において、例えば、ポリマーは、約19,000ppm未満の非水素カチオン(例えば、約4,750ppm以下の各非水素カチオン)、約18,000ppmの非水素カチオン(例えば、約4,500ppm以下の各非水素カチオン)、約17,000ppmの非水素カチオン(例えば、約4,250ppm以下の各非水素カチオン)、約16,000ppmの非水素カチオン(例えば、約4,000ppm以下の各非水素カチオン)、約15,000ppmの非水素カチオン(例えば、約3,750ppm以下の各非水素カチオン)、約14,000ppmの非水素カチオン(例えば、約3,500ppm以下の各非水素カチオン)、約13,000ppmの非水素カチオン(例えば、約3,250ppm以下の各非水素カチオン)、約12,000ppmの非水素カチオン(例えば、約3,000ppm以下の各非水素カチオン)、約11,000ppmの非水素カチオン(例えば、約2,750ppm以下の各非水素カチオン)、約10,000ppmの非水素カチオン(例えば、約2,500ppm以下の各非水素カチオン)、約9,000ppmの非水素カチオン(例えば、約2,250ppm以下の各非水素カチオン)、約8,000ppmの非水素カチオン(例えば、約2,000ppm以下の各非水素カチオン)、約7,000ppmの非水素カチオン(例えば、約1,750ppm以下の各非水素カチオン)、約6,000ppmの非水素カチオン(例えば、約1,500ppm以下の各非水素カチオン)、約5,000ppmの非水素カチオン(例えば、約1,250ppm以下の各非水素カチオン)、約4,000ppmの非水素カチオン(例えば、約1,000ppm以下の各非水素カチオン)、約3,000ppmの非水素カチオン(例えば、約750ppm以下の各非水素カチオン)、約2,000ppmの非水素カチオン(例えば、約500ppm以下の各非水素カチオン)、約1,000ppmの非水素カチオン(例えば、約250ppm以下の各非水素カチオン)、約500ppmの非水素カチオン(例えば、約125ppm以下の各非水素カチオン)、約400ppmの非水素カチオン(例えば、約100ppm以下の各非水素カチオン)、約300ppmの非水素カチオン(例えば、約75ppm以下の各非水素カチオン)、約200ppmの非水素カチオン(例えば、約50ppm以下の各非水素カチオン)、または約100ppmの非水素カチオン(例えば、約25ppm以下の各非水素カチオンを含有する。
いくつかの実施形態において、例えば、ポリマーは、約5,000ppm未満のいずれかの単一の非水素カチオン、例えば、約5,000ppm、約4,000ppm、約3,000ppm、約2,000ppm、約1,000ppm、約900ppm、約800ppm、約700ppm、約600ppm、約500ppm、約400ppm、約300ppm、約200ppm、約100ppm、または約100ppm未満のいずれかの単一の非水素カチオンを含有する。
いくつかの実施形態において、例えば、ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウム、例えば、約5,000ppm、約4,000ppm、約3,000ppm、約2,000ppm、約1,000ppm、約900ppm、約800ppm、約700ppm、約600ppm、約500ppm、約400ppm、約300ppm、約200ppm、約100ppm、または約100ppm未満のナトリウムを含有する。
いくつかの実施形態において、ポリマーは、約5,000ppm未満のカリウム、例えば、約5,000ppm、約4,000ppm、約3,000ppm、約2,000ppm、約1,000ppm、約900ppm、約800ppm、約700ppm、約600ppm、約500ppm、約400ppm、約300ppm、約200ppm、約100ppm、または約100ppm未満のカリウムを含有する。
いくつかの実施形態において、ポリマーは、約5,000ppm未満のマグネシウム、例えば、約5,000ppm、約4,000ppm、約3,000ppm、約2,000ppm、約1,000ppm、約900ppm、約800ppm、約700ppm、約600ppm、約500ppm、約400ppm、約300ppm、約200ppm、約100ppm、または約100ppm未満のマグネシウムを含有する。
いくつかの実施形態において、ポリマーは、約5,000ppm未満のカルシウム、例えば、約5,000ppm、約4,000ppm、約3,000ppm、約2,000ppm、約1,000ppm、約900ppm、約800ppm、約700ppm、約600ppm、約500ppm、約400ppm、約300ppm、約200ppm、約100ppm、または約100ppm未満のカルシウムを含有する。
いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、カルボン酸基を含むモノマーを含む架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基(例えば、炭酸カルシウム)とを含み、ここで、モノマーは、電子求引性置換基等のpKa低下基を含み、塩基は、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の塩基を提供するのに十分な量で存在し、ポリマーの約70%を下回らない割合が、約10ミクロン〜約500ミクロン、例えば、例として約212ミクロン〜約500ミクロン、約75ミクロン〜約150ミクロン(例えば、100ミクロン)、または約75ミクロン以下の粒径を有する。
いくつかの実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、さらに、ポリマーは、約5,000ppmを超えないナトリウム、約20ppmを超えない重金属、約1,000ppmを超えない残留モノマー、約20重量%を超えない可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約20%未満を失う;ポリマーは、約1,000ppmを超えないナトリウム、約20ppmを超えない重金属、約500ppmを超えない残留モノマー、約10重量%を超えない可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約20%未満を失う;ポリマーは、約500ppmを超えないナトリウム、約20ppmを超えない重金属、約100ppmを超えない残留モノマー、約10重量%を超えない可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約20%未満を失う;ポリマーは、約500ppmを超えないナトリウム、約20ppmを超えない重金属、約50ppmを超えない残留モノマー、約10重量%を超えない可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約20%未満を失う;ポリマーは、約430ppmのナトリウム、約20ppm未満の重金属、約2ppm未満の残留モノマー、約3重量%の可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約2%を失う;ポリマーは、約160ppmのナトリウム、約20ppm未満の重金属、約4ppmの残留モノマー、約4重量%の可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約10%を失う;ポリマーは、約335ppmのナトリウム、約20ppm未満の重金属、約36ppmの残留モノマー、約4重量%の可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約10%を失う;ポリマーは、約300ppmのナトリウム、約20ppm未満の重金属、約14ppmの残留モノマー、約7重量%の可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約20%を失う;またはポリマーは、約153ppmのナトリウム、約20ppm未満の重金属、約40ppm未満の残留モノマー、約3重量%の可溶性ポリマーを含有し、かつ乾燥時にその重量の約20%を失う。上述の組成物の実施形態のいずれにおいても、塩基は、炭酸カルシウムであり、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する(例えば、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.25当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.25当量〜約0.50当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウム、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウム、または当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウム)。
非水素カチオンの含量(例えば、百万分率、重量パーセント等)の判定は、当業者に既知の方法を用いて(「ICP」)分光計(例えば、質量分析法(ICP−MS)、原子発光分析法(ICP−AES)、または発光分光法(ICP−OES))を使用して達成され得る。そのような方法は、ポリマーが実質的または完全に分解される、試料調製の方法を含む。
本明細書に開示されるポリマーを含む組成物および/または剤形は、さらに、塩基(あるいは、アルカリとも称される)を含む。本明細書に開示される組成物および剤形の構成成分に関して使用される際、塩基という用語は、血液または他の体液のpHを上昇させることができる、任意の好適な化合物または化合物の混合物を指す。好ましい塩基には、炭酸カルシウム、酢酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、クエン酸カリウム、酢酸カリウム、および炭酸水素ナトリウムが挙げられる。1つ以上の塩基が、本明細書に開示される組成物および剤形の構成成分として使用され得る。一般に、無機および有機塩基を使用することができるが、ただし、それらが、許容される、例えば、薬学的および/または生理学的に許容されることを条件とする。許容されるためには、特定の塩基の用量および投与経路が、重要な考慮事項である。例えば、少量の水酸化ナトリウムの間欠的な静脈投与が日常的に行われているものの、水酸化ナトリウムの経口投与は、少量ですら局所的な組織損傷を引き起こすため、この点に基づき許容されない。同様に、炭酸リチウムまたは酢酸ルビジウムは許容される塩基であるが、投与の経路にかかわらず、リチウムまたはルビジウムの作用のため、少量のみが使用され得る。
いくつかの実施形態において、塩基は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属酸化物、および有機塩基のうちの1つ以上である。いくつかの実施形態において、塩基は、コリン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、それらの薬学的に許容される塩、またはそれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、塩基は、酢酸塩、酪酸塩、プロピオン酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、イソクエン酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、マロン酸塩、オキサロ酢酸塩、ピルビン酸塩、リン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、乳酸塩、安息香酸塩、硫酸塩、乳酸塩、ケイ酸塩、酸化物、シュウ酸塩、水酸化物、アミン、二水素クエン酸塩、またはこれらの組み合わせである。いくつかの実施形態において、塩基は、炭酸水素塩、炭酸塩、酸化物、または塩酸塩である。関連する実施形態において、塩基は、炭酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、および水酸化カルシウムのうちの1つ以上である。いくつかの実施形態において、塩基は、前述のアニオンもしくはアニオンの組み合わせのうちのいずれかのリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、ルビジウム塩、バリウム塩、クロム塩、マンガン塩、鉄塩、コバルト塩、ニッケル塩、銅塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、ランタン塩、コリン塩、またはセリン塩である。
いくつかの実施形態において、塩基は、対象と関連する特定のカチオンのレベルの上昇を回避するように選択され得る。例えば、対象における高カリウム血症を治療することを目的とする本開示による組成物は、好ましくは、カリウムカチオンを含まない塩基を含有するであろう。同様に、対象における高ナトリウム血症を治療することを目的とする本開示による組成物は、好ましくは、ナトリウムカチオンを含まない塩基を含有するであろう。
いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボン酸基1当量(例えば、1モル)当たり約0.2当量〜0.95当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。一塩基性塩基は、一塩基性塩基1モル当たり1当量の塩基を提供する。二塩基性塩基は、二塩基性塩基1モル当たり2当量の塩基を提供する。三塩基性塩基は、三塩基性塩基1モル当たり3当量の塩基を提供する。例えば、1.0モルのアクリル酸モノマーの重合および架橋により誘導されたポリマーを含む組成物は、約0.2モル〜0.95モルの一塩基性塩基、例えば炭酸水素塩を含有し得る。炭酸塩等の二塩基性塩基が使用される場合、1.0モルのカルボン酸基を含む組成物は、約0.1〜約0.475当量の二塩基性塩基を含有し得る。
いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.2〜約0.95モルの塩基、例えば、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.2モルの塩基、約0.25モルの塩基、約0.3モルの塩基、約0.35モルの塩基、約0.4モルの塩基、約0.45モルの塩基、約0.5モルの塩基、約0.55モルの塩基、約0.6モルの塩基、約0.65モルの塩基、約0.7モルの塩基、約0.75モルの塩基、約0.8モルの塩基、約0.85モルの塩基、約0.9モルの塩基、または約0.95モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する一塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.2モル〜約0.35の塩基、例えば、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.2モル〜約0.3モルの塩基、約0.2モルの塩基、約0.25モルの塩基、約0.3モルの塩基、または約0.35モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する一塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.75モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する一塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.5モルの塩基〜約0.85モルの塩基、例えば、約0.5モルの塩基、約0.55モルの塩基、約0.6モルの塩基、約0.65モルの塩基、約0.7モルの塩基、約0.75モルの塩基、約0.8モルの塩基、または約0.85モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する一塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.7モルの塩基〜約0.8モルの塩基の塩基、例えば、約0.7モルの塩基、約0.75モルの塩基、約または0.8モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する一塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.75モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する一塩基性塩基を含む。
いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.1〜約0.475モルの塩基、例えば、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.1モルの塩基、約0.125モルの塩基、約0.15モルの塩基、約0.175モルの塩基、約0.2モルの塩基、約0.225モルの塩基、約0.25モルの塩基、約0.275モルの塩基、約0.3モルの塩基、約0.325モルの塩基、約0.35モルの塩基、約0.375モルの塩基、約0.4モルの塩基、約0.425モルの塩基、約0.45モルの塩基、または約0.475モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する二塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.25モルの塩基〜約0.425モルの塩基の塩基、例えば、約0.25モルの塩基、約0.275モルの塩基、約0.3モルの塩基、約0.325モルの塩基、約0.35モルの塩基、約0.375モルの塩基、約0.4モルの塩基、または約0.425モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する二塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.35モルの塩基〜約0.4モルの塩基の塩基、例えば、約0.35モルの塩基、約0.375モルの塩基、約または0.4モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する二塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.375モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する二塩基性塩基を含む。
いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.065〜約0.32モルの塩基、例えば、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.065モルの塩基、約0.07モルの塩基、約0.075モルの塩基、約0.08モルの塩基、約0.085モルの塩基、約0.09モルの塩基、約0.095モルの塩基、約0.1モルの塩基、約0.105モルの塩基、約0.11モルの塩基、約0.115モルの塩基、約0.12モルの塩基、約0.125モルの塩基、約0.13モルの塩基、約0.135モルの塩基、約0.14モルの塩基、約0.145モルの塩基、約0.15モルの塩基、約0.155モルの塩基、約0.16モルの塩基、約0.165モルの塩基、約0.17モルの塩基、約0.175モルの塩基、約0.18モルの塩基、約0.185モルの塩基、約0.19モルの塩基、約0.195モルの塩基、約0.2モルの塩基、約0.205モルの塩基、約0.21モルの塩基、約0.215モルの塩基、約0.22モルの塩基、約0.225モルの塩基、約0.23モルの塩基、約0.235モルの塩基、約0.24モルの塩基、約0.245モルの塩基、約0.25モルの塩基、約0.255モルの塩基、約0.26モルの塩基、約0.265モルの塩基、約0.27モルの塩基、約0.275モルの塩基、約0.28モルの塩基、約0.285モルの塩基、約0.29モルの塩基、約0.295モルの塩基、約0.3モルの塩基、約0.305モルの塩基、約0.31モルの塩基、約0.315モルの塩基、または約0.32モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する三塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.165モルの塩基〜約0.285モルの塩基の塩基、例えば、約0.065モルの塩基、約0.07モルの塩基、約0.075モルの塩基、約0.08モルの塩基、約0.085モルの塩基、約0.09モルの塩基、約0.095モルの塩基、約0.1モルの塩基、約0.105モルの塩基、約0.11モルの塩基、約0.115モルの塩基、約0.12モルの塩基、約0.125モルの塩基、約0.13モルの塩基、約0.135モルの塩基、約0.14モルの塩基、約0.145モルの塩基、約0.15モルの塩基、約0.155モルの塩基、約0.16モルの塩基、約0.165モルの塩基、約0.17モルの塩基、約0.175モルの塩基、約0.18モルの塩基、約0.185モルの塩基、約0.19モルの塩基、約0.195モルの塩基、約0.2モルの塩基、約0.205モルの塩基、約0.21モルの塩基、約0.215モルの塩基、約0.22モルの塩基、約0.225モルの塩基、約0.23モルの塩基、約0.235モルの塩基、約0.24モルの塩基、約0.245モルの塩基、約0.25モルの塩基、約0.255モルの塩基、約0.26モルの塩基、約0.265モルの塩基、約0.27モルの塩基、約0.275モルの塩基、約0.28モルの塩基、または約0.285モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する三塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.235モルの塩基〜約0.265モルの塩基の塩基、例えば、約0.235モルの塩基、約0.24モルの塩基、約0.245モルの塩基、約0.25モルの塩基、約0.255モルの塩基、約0.26モルの塩基、または約0.265モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する三塩基性塩基を含む。いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、ポリマー中のカルボキシレート基1モル当たり約0.25モルの塩基を提供するのに十分な量で存在する三塩基性塩基を含む。
いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、1つまたは1つを上回る塩基(例えば、1つ以上の一塩基性塩基、1つ以上の二塩基性塩基、1つ以上の三塩基性塩基等)を含む。そのような実施形態において、本組成物は、存在する塩基の合計当量数が、ポリマー中のカルボン酸基1モル当たり約0.2〜約0.95当量となるような量で各塩基を含む。例えば、ポリマー中にカルボン酸基1.0モルを含む組成物は、次の等式1に従った合計量の塩基をさらに含み得る:
(約0.2)(NCOOH)≦(Nmonobasic)+(2)(Ndibasic)+(3)(Ntribasic)+(4)(Ntetrabasic)+...≦(約0.95)(NCOOH)
式中、
NCOOHは、ポリマー中のカルボキシレート基もモル数であり、
Nmonobasicは、組成物中に存在するすべての一塩基性塩基のモル数であり、
Ndibasicは、組成物中に存在するすべての二塩基性塩基のモル数であり、
Ntribasicは、組成物中に存在するすべての三塩基性塩基のモル数であり、
Ntetrabasicは、組成物中に存在するすべての四塩基性塩基のモル数である。
したがって、1つの例となる実施形態として、1.0モルのカルボン酸基および0.1モルの炭酸水素ナトリウムを含む、本発明による組成物はまた、約0.05モル〜約0.425モルの二塩基性塩基、例えば炭酸マグネシウムを、含み得る。そのような実施形態において、塩基の合計当量は、0.1+(2)(約0.05〜約0.425)または約0.2〜約0.95当量の塩基に等しくなる。
いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2〜約0.95当量の塩基、例えば、約0.2当量、約0.25当量、約0.3当量、約0.35当量、約0.4当量、約0.45当量、約0.5当量、約0.55当量、約0.6当量、約0.65当量、約0.7当量、約0.75当量、約0.8当量、約0.85当量、約0.9当量、または約0.95当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量の塩基、例えば、約0.2当量、約0.25当量、約0.3当量、または約0.35当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.2当量〜約0.3当量の塩基、例えば、約0.2当量、0.25当量、または約0.3当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.25当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の塩基、例えば、約0.5当量、約0.55当量、約0.6当量、約0.65当量、約0.7当量、約0.75当量、約0.8当量、または約0.85当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.7当量〜約0.8当量の塩基、例えば、約0.7当量、約0.75当量、または約0.8当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.75当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。
いくつかの実施形態において、本開示の組成物は、それ自体の重量の約20倍超(例えば、組成物1グラム当たり約20グラム超のナトリウム緩衝液、または「g/g」)のインビトロ食塩水保持能力を有する。関連する実施形態において、本組成物は、それ自体の重量の約20倍、約25倍、約30倍、約35倍、約40倍、約45倍、約50倍、約55倍、約60倍、約65倍、約70倍、約75倍、約80倍、約85倍、約90倍、約95倍、または約100倍、またはそれ以上のインビトロ食塩水保持能力を有する。
一実施形態において、組成物は、カルボン酸基と電子求引性置換基(例えば、フッ素等のハロゲン化物原子)等のpKa低下基とを含むモノマーを含む架橋型カチオン結合性ポリマー(ここで、ポリマーは、約0.025mol%〜約3.0mol%、例えば、約0.025mol%〜約0.3mol%、約0.025mol%〜約0.17mol%、約0.025mol%〜約0.34mol%、または約0.08mol%〜約0.2mol%の架橋剤で架橋されるか、または代替として、約4.0mol%〜約20.0mol%、例えば、約4.0mol%〜約10.0mol%、4.0mol%〜約15.0mol%、8.0mol%〜約10.0mol%、8.0mol%〜約15.0mol%、8.0mol%〜約20.0mol%、または12.0mol%〜約20.0mol%の架橋剤で架橋される)と、塩基とを含み、ここで、モノマーは、フルオロアクリル酸またはメチルフルオロアクリル酸、ひいては塩または無水物であり、ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含み、塩基(例えば、炭酸カルシウム)は、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の塩基(例えば、炭酸カルシウム)を提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性フルオロアクリル酸ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約15,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有する(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
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一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有する(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸(polfluoroyacrylic acid)であり、塩基は、単鎖カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアルキル基)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約10,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアルキル基)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(たとえbあ、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満の非水素カチオンを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約5,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアルキル基)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有する(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約4,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約3,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約2,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とのモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約1,000ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約500ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちのが、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約400ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約300ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約200ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.95当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.35当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、または約0.25当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量〜約0.50当量(例えば、約0.2当量〜約0.3当量、約0.3当量〜約0.4当量、約0.4当量〜約0.5当量、約0.25当量〜約0.35当量、約0.35当量〜約0.45当量、または約0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、もしくは0.5当量)の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.5当量〜約0.55当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.6当量〜約0.65当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.8当量〜約0.85当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.7当量〜約0.80当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
一実施形態において、組成物は、架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基とを含み、ここで、カルボン酸基とpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸)を含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型ポリフルオロアクリル酸であり、塩基は、炭酸カルシウムであり、当該ポリマーは、約100ppm未満のナトリウムを含有し、当該ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも約98%または99%(例えば、98.1%、98.2%、98.3%、98.4%、98.5%、98.6%、98.7%、98.8%、98.9%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%)が、水素に結合し、炭酸カルシウムは、当該ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.75当量の炭酸カルシウムを提供するのに十分な量で存在する。
本開示はまた、種々の疾患および障害、イオン不均衡、ならびに体液不均衡を治療するために本明細書に開示される組成物および/または剤形を使用する方法にも関する。
いくつかの実施形態において、疾患または障害は、心不全(例えば、慢性腎臓疾患を伴うかもしくは伴わない心不全、拡張期心不全(駆出率が保持された心不全)、駆出率が低減された心不全、心筋症、もしくは鬱血性心不全)、腎不全疾患、末期腎疾患、肝硬変、慢性腎不全、慢性腎臓疾患、体液過負荷、体液不均等分布、浮腫、肺水腫、末梢性浮腫、血管神経性浮腫、リンパ浮腫、ネフローゼ性浮腫、特発性浮腫、腹水症(例えば、一般的な腹水症もしくは肝硬変腹水症)、慢性下痢、過剰な透析間体重増加、高血圧(high blood pressure)、高カリウム血症、高ナトリウム血症、異常に高い体内総ナトリウム、高カルシウム血症、腫瘍崩壊性症候群、頭部外傷、副腎疾患、アジソン病、塩喪失性先天性副腎過形成症、低レニン性低アルドステロン症、高血圧、食塩感受性高血圧、治療抵抗性高血圧、副甲状腺機能亢進症、腎尿細管疾患、横紋筋融解症、電撃熱傷、熱傷、挫滅傷、腎不全、急性尿細管壊死、インスリン欠乏、高カリウム血性周期性四肢麻痺、溶血、悪性高熱、心原性病態生理に続発する肺水腫、非心原性の肺水腫、溺水、急性糸球体腎炎、吸引吸入、神経原性肺水腫、アレルギー性肺水腫、高山病、成人呼吸促迫症候群、外傷性浮腫、心原性浮腫、アレルギー性浮腫、蕁麻疹性浮腫、急性出血性浮腫、乳頭浮腫、熱射病性浮腫、顔面浮腫、眼瞼浮腫、血管浮腫、脳浮腫、強膜浮腫、腎炎、ネフローゼ、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎、腎静脈血栓症、および/または月経前症候群のうちの1つ以上である。
いくつかの実施形態において、疾患または障害は、別の薬剤の投与の結果であるか、またはそれと関連する。例えば、本明細書に開示される組成物および/または剤形は、カリウムレベルを上昇させることが既知の薬物と共投与した場合に、対象のカリウムレベルの上昇を治療するのに有用である。いくつかの実施形態において、そのような薬剤は、αアドレナリン作動性アゴニスト、RAAS阻害剤、ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体遮断薬、β遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト等である。
1.架橋型カチオン結合性ポリマーの調製
例えば、カルボン酸基とpKa低下基とを含むモノマーを含むカチオン結合性ポリマー(例えば、ポリアクリレートポリマー等)を含む、架橋型カチオン結合性ポリマーは、懸濁法(例えば、水中油および油中水法)、水性単相法(例えば、Buchholz,F.L.and Graham,A.T.,“Modern Superabsorbent Polymer Technology,”John Wiley&Sons(1998))、ならびに沈殿重合(例えば、欧州特許出願第EP0459373A2号を参照されたい)を含む、当該技術分野で既知の方法によって調製することができる。イオン不均衡および/または体液不均衡を伴うものを含む、異なる疾患および障害の治療剤として有用な異なる特性を有するポリマーを調製することができる。例えば、架橋型ポリマーを酸で洗浄して、水素以外の結合した対イオンを水素と置き換えるための方法が提供される。例えば、ポリマービーズを含む、ポリマー材料は、ポリマー材料を粉砕または摩砕することによってさらに処理して粒子にすることができる。本明細書に記載されるポリマーは、多数のカルボン酸基、例えば、ポリアクリル酸を含有し得、これを、アルカリ金属と反応させて、ポリカルボキシレート、例えば、ポリアクリレートを生成することができる。これらのポリカルボキシレートの多くは、超吸収性ポリマーとして作用し、pH7に緩衝させた0.9%食塩溶液(例えば、0.15M塩化ナトリウム溶液)中で測定した際に、インビトロでそれらの質量の20倍を超える(例えば、その質量の約40倍の)食塩水保持能力を有する(例えば、実施例5および6を参照されたい)。例示的な方法を、以下に提供する。
当業者には理解されるように、モノマー、架橋剤、開始剤、界面活性剤、重合安定剤、キレート剤、触媒、および他の賦形剤を含む、本明細書に提供されるポリマーの製造のための材料の選択は、所望されるポリマー特性およびこのポリマーの精製に使用される製造方法に依存する。例えば、油中水懸濁重合プロセスまたは水性重合プロセスを用いてポリマーを作製するには、水に選択的に可溶性であるモノマー、架橋剤、および開始剤、ならびにHLB適正値を有する界面活性剤、例えば、それぞれ、アクリル酸、TMPTA、過硫酸ナトリウム、およびAerosilを使用する。水中油懸濁重合については、油に選択的に可溶性であるモノマー、架橋剤、および開始剤、ならびにHLB適正値を有する界面活性剤、例えば、メチル−2−フルオロアクリレート、ジビニルベンゼン、1,7−オクタジエン、過酸化ラウロイル、およびポリビニルアルコール−コ−ポリ酢酸ビニルが使用される。
1.架橋型カチオン結合性ポリマーの製造のための材料
本明細書に開示されるポリマーを製造するために使用されるモノマー、界面活性剤、架橋剤、開始剤、塩基、酸、水、およびキレート剤、ならびに触媒を、以下に提供する。
a.モノマー
本開示における使用が企図されるモノマーとしては、カルボン酸基と電子求引性置換基等のpKa低下基とを含むモノマーが挙げられる。そのようなpKa低下基は、カルボン酸またはカルボキシレート基に隣接して、好ましくは、酸性基のαまたはβ位に位置し得る。電子求引性基の好ましい位置は、酸性基に対してαの炭素原子に結合される。一般に、電子求引性置換基は、ヒドロキシル基、エーテル基、エステル基、酸性基、またはハロゲン化物原子である。より好ましくは、電子求引性置換基は、ハロゲン化物原子である。最も好ましくは、電子求引性基は、フッ化物であり、酸性基、例えば、2−フルオロアクリル酸もしくはその塩、メチル−2−フルオロアクリレート、ジフルオロマレイン酸もしくはその塩、またはそれらの無水物に対してαの炭素原子に結合される。本明細書に開示される架橋型カチオン結合性ポリマーは、1つ以上の種類のモノマー(例えば、アクリル酸、フルオロアクリル酸、またはアクリル酸とフルオロアクリル酸)を含み得る。
本開示における使用が企図される例示的なモノマーとしては、例えば、アクリル酸およびその塩、メタクリル酸およびその塩、クロトン酸およびその塩、チグリン酸およびその塩、2−メチル−2−ブテン酸およびその塩、3−ブテン酸(ビニル酢酸)およびその塩、1−シクロペンテンカルボン酸および2−シクロペンテンカルボン酸ならびにそれらの塩、ならびに不飽和ジカルボン酸およびそれらの塩、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、グルタコン酸、およびそれらの塩が挙げられる。他の非限定的な実施形態において、追加のモノマーの使用が企図され得る。
さらなる追加のモノマーは、所望されるカルボン酸の官能性が、既知の化学反応、例えば、加水分解によって誘導され得るものである。これらの実施形態において、モノマー、例えば、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、不飽和の重合可能なカルボン酸の低級アルコールエステル(上の段落に記載のもの等)、またはそれらの混合物等を、好適な架橋剤で重合させて中間体の架橋型ポリマーにすることができ、これを、次いで、化学反応(いわゆる「ポリマー類似反応」)に供して、ポリマーの官能基をカルボン酸官能基に変換する。例えば、アクリル酸エチルを、非加水分解感受性架橋剤(例えば、テトラアリルオキシエタン)で重合させて、架橋型中間体ポリマーを形成することができ、これを、次いで、当該技術分野で既知の手段により加水分解条件に供して、エステル官能基をカルボン酸官能基に変換する。別の例では、架橋型メチル−2−フルオロアクリレートポリマーを、塩基により加水分解させて、2−フルオロアクリレートポリマーを形成することができる。別の例において、アクリロニトリルは、必要に応じて架橋剤を用いてデンプンにグラフト重合させて、架橋型デンプングラフト中間体ポリマーを形成し、これを、次いで、塩基水溶液で処理して、ニトリル官能基をカルボン酸官能基に加水分解する(例えば、米国特許第3,935,099号、同第3,991,100号、同第3,997,484号、および同第4,134,863号を参照されたい)。
種々のフッ素化カルボキシレートモノマーが、本開示のカチオン結合性ポリマーの調製に有用であり得る。フッ素化カルボキシレートモノマーの例としては、モノカルボン酸およびそれらの塩、例えば2−フルオロアクリル酸(2−フルオロプロペン酸)、3−フルオロアクリル酸(3−フルオロプロペン酸)、3−フルオロメタクリル酸(2−メチル−3−フルオロプロペン酸)、3−フルオロエタクリル酸(2−エチル−3−フルオロプロペン酸)、フルオロクロトン酸(トランス−2−フルオロ−3−メチルプロペン酸、トランス−3−フルオロ−2−ブテン酸)、チグリン酸(トランス−2,3−ジメチル−3−フルオロプロペン酸、2−メチル−3−フルオロ−2−ブテン酸)、アンゲリカ酸(シス−2,3−ジメチル−3−フルオロプロペン酸)、2−フルオロ−3,3−ジメチルアクリル酸(2−フルオロ−3,3−ジメチルプロペン酸)、2−フルオロ−3−ブテン酸(2−フルオロビニル酢酸)、2−フルオロ−1−シクロペンテンカルボン酸、2−フルオロ−3−シクロペンテンカルボン酸、2−フルオロ−3−プロピルアクリル酸、トランス−2−メチル−3−エチル−3−フルオロアクリル酸、シス−2−メチル−3−エチル−3−フルオロアクリル酸、2−フルオロ−3−イソプロピルアクリル酸、トランス−3−メチル−3−エチル−3−フルオロアクリル酸、シス−2−メチル−3−エチル−3−フルオロアクリル酸、2−エチル−3−フルオロ−トランス−クロトン酸、2−エチル−2−フルオロ−シス−2−ブテン酸、2−イソプロピル−3−フルオロアクリル酸、2−フルオロ−3−ブチルアクリル酸、2−ブチル−3−フルオロアクリル酸、2−メチル−3−フルオロ−2−ヘキセン酸、2−フルオロ−3−メチル−3−プロピルアクリル酸、3−フルオロ−2,3−ジエチルアクリル酸、2−フルオロ−4−メチル−2−ヘキセン酸、3−フルオロ−4−メチル−2−ヘキセン酸、2−フルオロ−3,3−ジエチルアクリル酸、2−フルオロ−3−tert−ブチルアクリル酸、2−フルオロ−3−メチル−3−イソプロピルアクリル酸、2−メチル−3−フルオロ−3−イソプロピルアクリル酸等の化合物(括弧内は代替名)が挙げられるが、これらに限定されない。
本開示のカチオン結合性ポリマーの調製に有用な他のカルボキシレートモノマーには、不飽和ジカルボン酸およびそれらの塩、例えばフルオロマレイン酸(2−フルオロ−ブテンジオン酸)、ジフルオロマレイン酸(シス−ジフルオロブテンジオン酸、シス−2,3−ジフルオロブテンジオン酸)、ジフルオロフマル酸(トランス−ジフルオロブテンジオン酸、トランス−2,3−ジフルオロブテンジオン酸)、3−フルオロイタコン酸(2−カルボキシメチル−3−フルオロプロペン酸、2−フルオログルタコン酸;2−フルオロ−2−ペンテンジオール酸、2−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペン酸)、3−フルオログルタコン酸;(3−フルオロ−2−ペンテンジオール酸、3−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペン酸)、フルオロシトラコン酸(2−フルオロ−3−メチルマレイン酸)が挙げられる。
本開示のカチオン結合性ポリマーの調製に有用な他のカルボキシレートモノマーには、不飽和ジカルボン酸無水物、例えばフルオロマレイン酸無水物(2−フルオロ−ブテンジオール酸無水物)、ジフルオロマレイン酸無水物(シス−ジフルオロブテンジオール酸無水物、シス−2,3−ジフルオロブテンジオール酸無水物)、フルオロイタコン酸無水物(2−カルボキシメチル−3−フルオロプロペン酸無水物)、フルオロシトラコン酸無水物(2−フルオロ−3−メチルマレイン酸無水物)が挙げられる。
本開示のカチオン結合性ポリマーの調製に有用な他のカルボキシレートモノマーには、不飽和モノカルボン酸エステルおよびアミド、例えばメチル−2−フルオロアクリレート(メチル−2−フルオロプロペノエート)、メチル−3−フルオロアクリレート(メチル−3−フルオロプロペノエート)、メチル−3−フルオロメタクリレート(メチル−2−メチル−3−フルオロプロペノエート)、メチル−3−フルオロエタクリレート(メチル−2−エチル−3−フルオロプロペノエート)、メチル−2−フルオロ−3−メチルプロペノエート(メチル−2−フルオロ−2−ブテノエート)、メチル−2−フルオロ−3−エチルプロペノエート(メチル−2−フルオロ−2−ペンテノエート)、および上述のものの類似のエチル−、プロピル−、ブチル−エステル、2−フルオロアクリルアミド(2−フルオロプロペンアミド)、3−フルオロアクリルアミド(3−フルオロプロペンアミド)、3−フルオロメタクリルアミド(2−フルオロ−3−フルオロプロペンアミド)、3−フルオロエタクリルアミド(2−エチル−3−フルオロプロペンアミド)、N−メチル−2−フルオロアクリルアミド(N−メチル−2−フルオロプロペンアミド)、N−メチル−2−フルオロメタクリルアミド(N−メチル−2−フルオロ−3−メチルプロペンアミド)、N−メチル−3−フルオロエタクリルアミド(N−メチル−3−フルオロ−2−エチルプロペンアミド)、N,N−ジメチル−2−フルオロアクリルアミド(N,N−ジメチル−2−フルオロプロペンアミド)、N,N−ジメチル−3−フルオロアクリルアミド(N,N−ジメチル−3−フルオロプロペンアミド)、N,N−ジメチル−3−フルオロメタクリルアミド(N,N−ジメチル−2−メチル−3−フルオロプロペンアミド)、N,N−ジメチル−3−フルオロエタクリルアミド(N,N−ジメチル−2−エチル−3−フルオロプロペンアミド)、ならびに上述のものの類似のN−またはN,N−ジエチル−、ジプロピル−、ジブチル−、または混合されたアルキルアミドが挙げられる。
本開示のカチオン結合性ポリマーの調製に有用な他のカルボキシレートモノマーには、不飽和ジカルボン酸エステルおよびアミド、例えば:ジメチルフルオロマレエート(ジメチル−2−フルオロブテンジオエート)、上述のものの類似のジアルキルエステル、例えば、ジエチル−、ジプロピル−、ジブチルエステル、ジメチルフルオロイタコネート(ジメチル−3−フルオロイタコネート;ジメチル−2−カルボキシメチル−3−フルオロプロペノエート)、ジメチル−2−フルオログルタコネート(ジメチル−2−フルオロ−2−ペンテンジオエート;ジメチル−2−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペノエート)、ジメチル−3−フルオログルタコネート(ジメチル−3−フルオロ−2−ペンテンジオエート;ジメチル−3−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペノエート)、ジメチル−フルオロシトラコネート(ジメチル−2−フルオロ−3−メチルマレエート)、および上述のものの類似のジアルキルエステル、例えば、エチル−、プロピル−、ブチル−等が挙げられる。
本開示の好ましいカルボキシレートポリマーの調製に有用なモノマーには、フッ素化α、β−不飽和カルボン酸、および誘導体、例えば、2−フルオロ不飽和酸が挙げられる。例としては、不飽和モノカルボン酸および塩、例えば2−フルオロアクリル酸(2−フルオロプロペン酸)、フルオロクロトン酸(トランス−2−フルオロ−3−メチルプロペン酸、トランス−3−フルオロ−2−ブテン酸)、2−フルオロ−3,3−ジメチルアクリル酸(2−フルオロ−3,3−ジメチルプロペン酸)、2−フルオロ−3−ブテン酸(2−フルオロビニル酢酸)、2−フルオロ−1−シクロペンテンカルボン酸、2−フルオロ−3−シクロペンテンカルボン酸、2−フルオロ−3−プロピルアクリル酸、2−フルオロ−3−イソプロピルアクリル酸、2−エチル−2−フルオロ−シス−2−ブテン酸、2−フルオロ−3−ブチルアクリル酸、2−フルオロ−3−メチル−3−プロピルアクリル酸、2−フルオロ−4−メチル−2−ヘキセン酸、2−フルオロ−3,3−ジエチルアクリル酸、2−フルオロ−3−tert−ブチルアクリル酸、2−フルオロ−3−メチル−3−イソプロピルアクリル酸;不飽和ジカルボン酸およびそれらの塩、例えばフルオロマレイン酸(2−フルオロ−ブテンジオン酸)、ジフルオロマレイン酸(シス−ジフルオロブテンジオン酸、シス−2,3−ジフルオロブテンジオン酸)、ジフルオロフマル酸、トランス−ジフルオロブテンジオン酸、トランス−2,3−ジフルオロブテンジオン酸)、2−フルオログルタコン酸(2−フルオロ−2−ペンテンジオール酸;2−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペン酸)、フルオロシトラコン酸(2−フルオロ−3−メチルマレイン酸);不飽和ジカルボン酸無水物、例えば、フルオロマレイン酸無水物(2−フルオロ−ブテンジオール酸無水物)、ジフルオロマレイン酸無水物(シス−ジフルオロブテンジオール酸無水物、シス−2,3−ジフルオロブテンジオール酸無水物)、フルオロシトラコン酸無水物(2−フルオロ−3−メチルマレイン酸無水物);不飽和モノカルボン酸エステルおよびアミド、例えば、メチル−2−フルオロアクリレート(メチル−2−フルオロプロペノエート)、メチル−2−フルオロクロトネート(メチル−2−フルオロ−3−メチルプロペノエート、メチル−2−フルオロ−2−ブテノエート)、上述のものの類似のエチル−、プロピル−、ブチル−等のエステル、2−フルオロアクリルアミド(2−フルオロプロペンアミド)、N−メチル−2−フルオロアクリルアミド(N−メチル−2−フルオロプロペンアミド)、N−メチル−2−フルオロ−3−メチルプロペンアミド、N,N−ジメチル−2−フルオロアクリルアミド(N,N−ジメチル−2−フルオロプロペンアミド)、および上述のもののN−もしくはN,N−ジエチル、または混合メチル/エチルアミド;不飽和ジカルボン酸エステルおよびアミド、ジメチルフルオロマレエート(ジメチル−2−フルオロブテンジオエート)および上述のものの類似のジアルキルエステル、ジエチル−、ジプロピル−、ジブチル−等、ジメチル−2−フルオログルタコネート(ジメチル−2−フルオロ−2−ペンテンジオエート)、ジメチル−2−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペノエート、ジメチル−フルオロシトラコネート(ジメチル−2−フルオロ−3−メチルマレエート)、および上述のものの類似のジアルキルエステル、例えば、エチル−、プロピル−、ブチル−等が挙げられる。
本開示のカチオン結合性ポリマーの調製に有用なさらなる好ましいカルボキシレートモノマーには、二重結合に1つを超えないメチル基置換基を有する2−フルオロ不飽和酸が挙げられる。そのような好ましいモノマーには、不飽和モノカルボン酸および塩、2−フルオロアクリル酸(2−フルオロプロペン酸)、フルオロクロトン酸(トランス−2−フルオロ−3−メチルプロペン酸、トランス−2−フルオロ−2−ブテン酸)、2−フルオロ−3−ブテン酸(2−フルオロビニル酢酸);不飽和ジカルボン酸およびそれらの塩、フルオロマレイン酸(2−フルオロ−ブテンジオン酸)、ジフルオロマレイン酸(シス−ジフルオロブテンジオン酸、シス−2,3−ジフルオロブテンジオン酸)、ジフルオロフマル酸(トランス−ジフルオロブテンジオン酸、トランス−2,3−ジフルオロブテンジオン酸)、2−フルオログルタコン酸(2−フルオロ−2−ペンテンジオール酸;2−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペン酸)、フルオロシトラコン酸(2−フルオロ−3−メチルマレイン酸);不飽和ジカルボン酸無水物 フルオロマレイン酸無水物(2−フルオロ−ブテンジオール酸無水物)、ジフルオロマレイン酸無水物(シス−ジフルオロブテンジオール酸無水物、シス−2,3−ジフルオロブテンジオール酸無水物)、フルオロシトラコン酸無水物(2−フルオロ−3−メチルマレイン酸無水物);不飽和モノカルボン酸エステルおよびアミド、メチル−2−フルオロアクリレート(メチル−2−フルオロプロペノエート)、エチル−2−フルオロアクリレート(エチル−2−フルオロプロペノエート)、メチル−2−フルオロ−3−メチルアクリレート(2−フルオロクロトネート、メチル−2−フルオロ−3−メチルプロペノエート、メチル−2−フルオロ−2−ブテノエート)、エチル−2−フルオロ−3−メチルアクリレート(エチル−2−フルオロ−3−メチルプロペノエート)、2−フルオロアクリルアミド(2−フルオロプロペンアミド)、N−メチル−2−フルオロアクリルアミド(N−メチル−2−フルオロプロペンアミド)、N−メチル−2−フルオロ−3−メチルプロペンアミド、N,N−ジメチル−2−フルオロアクリルアミド(N,N−ジメチル−2−フルオロプロペンアミド);不飽和ジカルボン酸エステルおよびアミド、ジメチルフルオロマレエート(ジメチル−2−フルオロブテンジオエート)、ジメチル−2−フルオログルタコネート(ジメチル−2−フルオロ−2−ペンテンジオエート、ジメチル−2−フルオロ−3−カルボキシメチルプロペノエート)、ジメチル−フルオロシトラコネート(ジメチル−2−フルオロ−3−メチルマレエート)が挙げられる。
さらなる追加のモノマーとしては、式1によって表されるものが挙げられ、式中、R
1およびR
2は、それぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり、R
3は、任意に保護されたカルボン酸基であり、R
4は、水素または電子求引性基、例えば、ヒドロキシル基、エーテル基、エステル基、酸性基、またはハロゲン化物原子である。
b.界面活性剤
本開示における使用が企図される例示的な界面活性剤としては、例えば、例えば、疎水性シリカ(Aerosil(登録商標)またはPerform−O−Sil(商標)等)および糖脂質(ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、またはオクチルグリコシド等)を含む、室温で固体の疎水性剤が挙げられる。
さらなる界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、双性イオン性界面活性剤、またはそれらの組み合わせからなる群から選択され得る。アニオン性界面活性剤は、典型的に、スルフェート、スルホネート、またはカルボキシレートアニオンに基づく。これらの界面活性剤には、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ラウリル硫酸アンモニウム、他の硫酸アルキル塩、ラウレス硫酸ナトリウム(もしくはラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、N−ラウロイルザルコシンナトリウム塩、ラウリルジメチルアミン−オキシド(LDAO)、エチルトリメチルアンモニウム臭化物(CTAB)、ビス(2−エチルヘキシル)するスルホスクシネートナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホネート、石鹸、脂肪酸塩、またはこれらの組み合わせが挙げられる。カチオン性界面活性剤は、例えば、第四級アンモニウムカチオンを含有する。これらの界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウム臭化物(CTABもしくはヘキサデシルトリメチルアンモニウム臭化物)、セチルピリジニウム塩化物(CPC)、ポリエトキシル化獣脂アミン(polyethoxylated tallow amine)(POEA)、ベンザルコニウム塩化物(BAC)、ベンゼトニウム塩化物(BZT)、またはこれらの組み合わせである。双性イオン性または両性界面活性剤としては、ドデシルベタイン、ドデシルジメチルアミン酸化物、コカミドプロピルベタイン、ココアンホグリシネート(coco ampho glycinate)、またはこれらの組み合わせが挙げられる。非イオン性界面活性剤には、アルキルポリ(エチレンオキシド)、ポリ(エチレンオキシド)とポリ(プロピレンオキシド)のコポリマー(商品としてPoloxamerまたはPoloxamineと称される)、アルキルポリグルコシド(オクチルグルコシド、デシルマルトシド、脂肪族アルコール、セチルアルコール、俺イルアルコール、コカミドMEA、コカミドDEAを含む)、またはこれらの組み合わせが挙げられる。他の薬学的に許容される界面活性剤は、当該技術分野で周知であり、McCutcheon’s Emulsifiers and Detergents,N.American Edition(2007)に記載されている。
例えば、水中油懸濁液において有用な、同様に重合反応安定剤として作用し得る、さらなる界面活性剤は、有機ポリマーおよび無機微粒子安定剤からなる群から選択され得る。例としては、ポリビニルアルコール−コ−ビニルアセテートおよびその範囲の加水分解生成物、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸の塩、セルロースエーテル、天然ガム、またはこれらの組み合わせが上げられる。
c.架橋剤
本開示における使用が企図される例示的な架橋剤には、例えば、2つ以上のビニル基(それぞれの基が独立して重合可能である)を有する架橋剤(例えば、ジビニルアリーレン、ジビニルアルキレン、ジビニルエーテル、およびジビニルアミド)が挙げられ、これを使用することで、広範な分子量、水溶性、および/または脂質(例えば、油)可溶性を可能にすることができる。本開示における使用が企図される架橋剤には、例えば、二官能性アリーレン、二官能性アルキレン、エーテルもしくはアミド含有剤、またはこれらの組み合わせ、ならびに、限定することなく、ジエチレングリコールジアクリレート、ジアクリルグリセロール、トリアリルアミン、テトラアリルオキシエタン、アリルメタクリレート、1,1,1−トリメチルプロパントリアクリレート(TMPTA)、TMPTA誘導体、ジビニルベンゼン、1,7−オクタジエン、およびジビニルグリコールが挙げられる。
例示的な架橋剤は、例えば、(1つの分子中に)CH2=CHCO−、CH=C(CH3)CO−、およびCH2=CH−CH2−からなる群から選択される2〜4個の基を有する1つ以上の化合物であり、限定することなく、エチレングリコール、グリセロール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコールおよびポリオキシプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ならびにペンタエリスリトールのジアクリレートおよびジメタクリレート;トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトールのトリアクリレートおよびトリメタクリレート;高度にエトキシ化されたトリメチロールプロパントリアクリレート;ペンタエリスリトールのテトラクリレートおよびテトラメタクリレート;アリルメタクリレート、トリアリルアミン、トリアリルシトレート、およびテトラアリルオキシエタンである。
いくつかの実施形態において、熱活性化架橋剤を、本開示による架橋型ポリマーの調製使用することができる。熱活性化架橋剤の非限定的な例には、ポリマー上のカルボキシル基と反応するのに好適な少なくとも1つの官能基を含有し、ポリマーとの共有結合を形成することができる少なくとも2つの官能基を含有する、ヒドロキシル含有架橋剤、アミン含有架橋剤、またはエポキシ含有架橋剤が挙げられる。そのような用途に好適な熱活性化架橋剤のいくつかの非限定的な例は、ポリオールまたはポリヒドロキシ化合物と一般に称される化合物の分類である。ポリオールのいくつかの非限定的な例には、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコール−ポリエチレングリコールコポリマーである。エチレングリコールジアセテート等のマスク型ポリオールもまた使用可能である。アミン官能基を含有する熱活性化架橋剤のいくつかの非限定的な例は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリチレンテトラミン、モノエタノールアミン、およびアミノエチルエタノールアミンである。エポキシ官能基を含有する熱活性化架橋剤のいくつかの非限定的な例は、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、エチレングリコール、およびジグリシジルエーテルである。
いくつかの実施形態において、二様式(dimodal)架橋剤を、本開示による架橋型ポリマーの調製に使用することができる。二様式架橋剤は、1つ以上のカルボン酸反応性基および1つ以上のエチレン系不飽和基を同じ化合物中に含有する。本開示によるポリマーを架橋するために用いるのに好適な二様式架橋剤の非限定的な例には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、およびヘキサプロピレングリコールモノメタクリレートが挙げられる。
いくつかの実施形態において、ポリビニル化合物を、本開示による架橋型ポリマーの調製に使用することができる。ポリビニル架橋剤の非限定的な例としては、ジビニル化合物またはポリビニル化合物、例えばジビニルグリコール、ジビニルベンゼン、1,7−オクタジエン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレン、ジビニルエーテル、ジビニルケトン、トリビニルベンゼン;マレイン酸等の不飽和酸を、エチレングリコール、グリコール、グリセロール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコールおよびポリオキシプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ならびにペンタエリスリトール等のポリオールと反応させることによって得ることができる不飽和ポリエステル;不飽和モノもしくはポリカルボン酸と、C2−C10多価アルコールとヒドロキシル基1つにつき2〜8個のC2−C4アルキレン酸化物単位との反応から誘導されるポリオールとのジエステルまたはポリエステル、例えばトリメチロールプロパンヘキサエトキシルトリアクリレート;ポリエポキシドとメタクリル酸とを反応させることによって得ることができるジ−メタクリル酸またはトリ−メタクリル酸エステル;ビス(メタ)アクリルアミド、例えばN,N−メチレン−ビスアクリルアミド;ポリイソシアネート、例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメチレンジイソシアネート、およびそのようなジイソシアネートを活性水素原子含有化合物と反応させることによって得られるNCO含有プレポリマーと、ヒドロキシル基含有モノマーとを反応させることによって得ることができるカルバミルエステル、例えば、上述のイソシアネートとヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとを反応させることにより得ることができるジ−メタクリル酸カルバミルエステル;アルキレングリコール、グリセロール、ポリアルキレングリコール、ポリオキシアルキレンポリオール、および炭水化物等のポリオールのジ(メタ)アリルエステルまたはポリ(メタ)アリルエステル、例えば、ポリエチレングリコールジアリルエーテル、アリル化デンプン、およびアリル化セルロース;ポリカルボン酸のジ−アリルまたはポリ−アリルエステル、例えば、ジアリルフタレートおよびジアリルアジペート;ならびに、不飽和モノカルボン酸またはポリカルボン酸とポリオールのモノ(メタ)アリルエステルとのエステル、例えば、ポリエチレングリコールモノアリルエーテルのアリルメタクリレートまたは(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
いくつかの実施形態において、架橋剤は、次の式と一致する1つ以上の化合物であり得る:
R1−(−(R2O)n−C(O)R3)x
式中、
R1は、骨格内の1つ以上の酸素原子で任意に置換され、x価を有する、直鎖または分枝鎖C1−C10ポリアルコキシラジカルであり、
各R2は、独立して、C2−C4アルキレン基であり、
各R3は、独立して、直鎖または分枝鎖C2−C10アルケニル部分であり、
nは、1〜20の正の整数であり、
xは、2〜8の正の整数である。
当業者であれば、本明細書に記載される重合反応に使用される架橋剤の量が、重量パーセント(重量%)またはモルパーセント(mol%)で表され得ることを理解するであろう。使用される分子量および量に基づいて、2つの測定値は、適切な式を用いて相互変換することができる。例えば、3つのモノマーおよび架橋剤の任意の組み合わせを含む反応のために、重量%をmol%に変換するには、以下の式を使用することができる:
式中、Awt%、Bwt%、およびCwt%は、構成成分A、B、およびCの重量パーセントであり、F
A、F
B、およびF
Cは、構成成分A、B、およびCの分子量である。同様に、次の式を使用して、mol%を重量%に変換することができる:
式中、Amol%、Bmol%、およびCmol%は、構成成分A、B、およびCのモルパーセントである。例として、モノマーとしてメチル−2−フルオロアクリレート(分子量=104.1)、架橋剤としてジビニルベンゼン(DVB、分子量=130.2)、1,7−オクタジエン(ODE、分子量=110.2)、またはDVBとODEとの1:1の組み合わせを含み、最終架橋剤濃度が5重量%の重合反応については、対応するmol%数は、4.04mol%(DVB単独)、4.74mol%(ODE単独)、および4.39mol%(1:1混合物)である。同様に、10重量%の最終架橋剤濃度では、対応するmol%数は、8.16mol%(DVB単独)、9.50mol%(ODE単独)、および8.83mol%(1:1混合物)であり、15重量%の架橋剤では、12.36mol%(DVB単独)、14.29mol%(ODE単独)、および13.34mol%(1:1混合物)に対応し、20重量%の架橋剤では、16.66mol%(DVB単独)、19.10mol%(ODE単独)、および17.90mol%(1:1混合物)に対応する。
d.開始剤
重合反応の開始は、当該技術分野で既知の手段によって行われる。化学的開始剤をモノマーに添加してもよく、または反応は、モノマーを、任意で既知のUV活性化剤の存在下において、UV照射に晒すことによって開始させてもよい。一般に、開始剤は、モノマー含有相に添加される。分散相重合等のいくつかの実施形態において、フリーラジカル生成剤等の1つ以上の開始剤を、モノマー相を連続相と混合する直前に、分散されたモノマー相に添加してもよい。当業者には理解されるように、重合反応に使用される開始剤の量および種類は、油対水の可溶性およびより長い鎖長が所望されるかどうかに依存する。例えば、より長い鎖長が所望される場合には、より少ない量の開始剤が重合反応に使用され得る。本開示における使用が企図される例示的な開始剤を、以下に記載する。
いくつかの実施形態において、開始剤のうちの1つは、熱感受性化合物、例えば、過硫酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノ−プロパン)−ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス(2−アミジノ−プロパン)−ジヒドロクロリド、および/または2,2’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)であり得る。熱感受性開始剤を用いることにより、重合は、昇温に達するまで開始されない。過硫酸塩については、この温度は、およそ50〜55℃である。反応は高く発熱性であるため、反応熱の活発な除去が、水相の沸騰を防ぐために必要である。反応混合物を、およそ65℃で維持することが好ましい。当業者には理解されるように、熱開始剤は、反応混合物に十分に酸素が注入されている場合に、反応の開始を制御することができるという利点を有する。
いくつかの実施形態において、開始剤のうちの1つは、酸化還元対、例えば、過硫酸塩/硫酸水素塩、過硫酸塩/チオ硫酸塩、過硫酸塩/アスコルビン酸塩、過酸化水素/アスコルビン酸塩、二酸化硫黄/tert−ブチルヒドロペルオキシド、過硫酸塩/エリソルビン酸塩、tert−ブチルヒドロペルオキシド/エリソルビン酸塩、および/またはtert−ブチルペルベンゾエート/エリソルビン酸塩等であり得る。これらの開始剤は、室温で反応を開始させ、それによって、反応混合物が水相の沸点まで加熱される可能性を最小化することができ、これは、反応器の回りのカバーを通じて熱が除去されるためである。
不水溶性、または低水溶性の開始剤が好ましい可能性があり、例えば、過酸化ラウロイルが、水中油懸濁液に好ましい可能性がある。
e.塩基
本開示の架橋型ポリマーを作製する方法における使用に企図される例示的な塩基には、例えば、水酸化物、炭酸水素塩、炭酸塩が挙げられる。しばしば、ナトリウム塩基(例えば、NaOH)が、架橋型ポリマーを作製する方法に選択される。しかしながら、カリウム塩基、アンモニウム塩基、および他のカチオンの塩基、例えばカルシウム塩基は、本開示における使用が企図される。
f.酸
本開示の架橋型ポリマーを作製する方法における使用が企図される例示的な酸には、例えば、塩酸、酢酸、およびリン酸が挙げられる。
g.水およびキレート剤
本開示の架橋型ポリマーの製造における反応に使用される水には、例えば、精製水または他の源からの水、例えば、水道用水または井戸水が含まれ得る。使用される水が精製水でない場合、金属、例えば、鉄、カルシウム、および/またはマグネシウム等の重金属イオンによる開始剤の破壊を制御するために、キレート剤が必要とされ得る。本開示による使用が企図されるキレート剤には、例えば、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム(Versenex(商標)80)が挙げられる。反応混合物に添加されるキレート剤の量は、水中の望ましくない金属量の判定から、当業者によって決定される。
h.触媒
本明細書に開示されるポリマーの製造のための反応は、重合反応を触媒するために1つ以上の金属(例えば、鉄)を含み得る。
例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーは、エチレン系不飽和カルボン酸と多官能性架橋性モノマーとを共重合することによって形成され得る。酸性モノマーまたはポリマーは、実質的または部分的に、酸化物、過酸化物、炭酸塩、または炭酸水素塩等のアルカリ金属塩で中和され、開始剤の添加によって重合され得る。1つのそのような例示的なポリマーゲルは、アクリル酸/アクリル酸ナトリウムと多様な架橋剤のうちのいずれかとのコポリマーである。
2.架橋型カチオン結合性ポリマーの製造
架橋型カチオン結合性ポリマー、例えば、架橋型ポリアクリレートおよび/またはポリアクリル酸ポリマーは、当該技術分野で周知の方法によって調製することができる。例示的な方法では、カルボン酸基とpKa低下基を含むモノマーを含むカチオン結合性ポリマーは、炭化水素、例えば、液体炭化水素の中に水溶液の液滴を入れた懸濁液として、(例えば、逆懸濁重合によって)調製することができる。
架橋型ポリアクリレートポリマーは、適切な架橋剤が少量存在する水性環境において、部分的に中和されたアクリル酸を重合することによって調製することができる。ポリマーが吸収する流体の量と、ポリマーの架橋度との間に逆相関が存在することを考慮すると、本明細書に記載される方法における使用には、少なくとも20g/g(例えば、20g/g、30g/g、40g/g、50g/g、60g/g、70g/g、80g/g、90g/g、または100g/gのポリマー)の流体吸収能力を得るために、低いレベルの架橋を有することが望ましい場合がある。しかしながら、架橋度と、架橋しないポリマー鎖の割合との間にもまた、逆相関が存在する。架橋していないポリマーは可溶性であり、流体に溶解するため、ポリマーの吸収性には寄与し得ない。例えば、高い吸収性と最小限の可溶性のポリマーとの妥協点として、pH7の緩衝生理食塩水中で約35g/gの食塩水保持能力を有するポリアクリレートを設計することができる。
重合反応に使用される反応物質の量は、反応器の寸法および他の要因に応じて変化するため、カルボン酸基とpKa低下基とを含むモノマーを含む架橋型カチオン結合性ポリマー、例えば、ポリアクリレートの調製に使用される各反応物質の正確な量は、当業者によって決定され得る。例えば、500ガロンの反応器では、約190〜200ポンド(およそ85〜90kg)のアクリル酸が使用され得るが、一方で300リットルの反応器では、150〜180gのアクリル酸が使用され得る。したがって、例示的な架橋型ポリアクリレートの調製に使用される各反応物質の量は、アクリル酸に対する重量比で表され得る。そのため、アクリル酸の重量を1.0000として取られ得、他の化合物は、この値に関して表される。逆懸濁重合によるそのような架橋型ポリアクリレートの調製に使用される反応物質の例示的な量を、表1に示す。
架橋型ポリマーを形成するための例示的な逆懸濁反応は、2つの異なる容器中に2つの混合物(例えば、疎水性混合物と水性混合物)を調製した後に、これらの混合物を合わせて反応混合物2お形成することを伴い得る。一方の容器は、疎水性化合物の容器として指定され得、他方は、水溶液の容器として指定され得る。疎水性化合物は、反応容器となる大きい方の容器で混合され得るが、一方で、水溶液は、小さい方の容器で調製され得、水溶液は、反応容器中に排出され得る。例示的な実施形態において、疎水性混合物は、溶媒、界面活性剤、および架橋剤を含有し得、水性混合物は、水、塩基、モノマー(例えば、アクリル酸)、開始剤、および任意選択のキレート剤を含有し得る。
疎水性溶媒を、反応容器に導入してもよい。当業者には理解されるように、疎水性溶媒(本明細書において「油相」とも称される)は、例えば、油相の密度および粘度、油相中への水の可溶性、油相と水相との間の中和型および非中和型エチレン系不飽和モノマーの分配、油相と水相との間の架橋剤および開始剤の分配、ならびに/または油相の沸点を含む、1つ以上の検討事項に基づいて選択され得る。
本開示における使用が企図される疎水性溶媒には、例えば、Isopar(商標)L(イソパラフィン流体)、トルエン、ベンゼン、ドデカン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、および/またはクメンが挙げられる。好ましくは、Isopar(商標)Lが、その低粘度、高沸点、ならびにアクリル酸ナトリウムおよび/またはアクリル酸カリウムといった中和型モノマーに対する低可溶性に起因して、選択される。当業者であれば、十分に大きな体積の疎水性溶媒が、水相を液滴として油中に(逆ではなく)懸濁させること、および水相液滴が、合体して水相の大きな塊となることを防ぐように十分に分離されることを確実にするために、使用される。
1つ以上の界面活性剤および1つ以上の架橋剤が、油(疎水性)相に添加され得る。次いで、油相を掻き混ぜ、窒素またはアルゴン等の不活性ガスを注入して、油相から酸素を除去することができる。この反応に使用される界面活性剤の量は、所望されるポリマー粒子の寸法および掻き混ぜ機の攪拌速度に依存することが理解されるであろう。界面活性剤のこの添加は、反応が開始する前に、初期反応混合物中に形成される水滴をコーティングするように設計される。より高量の界面活性剤およびより高い掻き混ぜ速度により、より大きな全表面積を有するより小さな液滴が生成される。架橋剤および開始剤の適切な選択を用いて、球形から楕円形のビーズを調製することができることが、当業者に理解されるであろう。当業者であれば、特定の架橋型カチオン結合性ポリマーの調製に適切な架橋剤を決定することができるであろう。例えば、架橋剤の選択は、それが疎水性もしくは親水性のいずれのポリマーである必要があるかどうか、またはそれが酸性もしくは塩基性のいずれの条件に耐える必要があるかどうかに依存する。架橋剤の量は、どの程度の可溶性ポリマーが許容されるか、およびどの程度の食塩水保持能力が所望されるかに依存する。
水相混合物は、水を含有する別の容器(例えば、疎水性相を調製するのに使用されるものとは別個の容器)で調製され得る。例えば、中和型または部分的中和型ポリマーの調製では、塩基およびモノマーを、水に添加する。非中和型(酸形態)ポリマーの調製については、モノマーは、塩基なしで水に添加される。容器中で使用される塩基の量は、所望されるモノマーの中和度によって決定されることが、当業者には理解される。中和型または部分中和型ポリマーについては、約60%〜100%の中和度が好ましい。理論また機序に束縛されることを望むものではないが、100パーセントの中和により、懸濁失敗の可能性が最小となるが、高荷電モノマーは、それほど急速に反応せず、疎水性架橋剤を形成中のポリマーに引き込まない可能性があると考えられる。中和度の選択における検討事項は、当業者によって決定され得、例えば、反応速度に対するモノマー電荷の影響(例えば、中和分子からのカチオンのイオン化によって判定される)、モノマーおよび中和モノマーの油相と水相との間の分配、ならびに/または水性液滴が反応中に合体する傾向が含まれる。水へのアクリル酸ナトリウムおよびメタクリル酸ナトリウムの可溶性は、低温になるほど低くなる(例えば、アクリル酸ナトリウムは、70℃では約45%可溶性であるが、20℃では40%未満である)。この可溶性は、中和ステップで必要とされる水の量の下限を確立し得る。水の量の上限は、反応器の寸法、液滴として水相を確実に懸濁させるのに必要な油相の量、および/またはバッチ当たりのポリマーの所望される生成量に基づき得る。
塩基を水に添加したら、水相溶液を冷却して、塩基の希釈により放出される熱を除去することができ、1つ以上のクラスのモノマー、例えば、塩基によって中和されるモノマーを添加して、塩基と反応させることができる。当業者には理解されるように、モノマーは、反応物中の塩基の量によって決定される程度まで中和される。水相溶液は、低温(例えば、35〜40℃未満)、および好ましくは20℃に保たれ、プレポリマー鎖、ダイマーの形成、および/または起こり得る早期重合を阻止することができる。
モノマーを、10〜70重量%または20〜40重量%の濃度で水中に溶解させ、その後に、水相中のフリーラジカルによって重合が開始され得る。モノマーは、酸形態または部分的に中和された塩のいずれかで重合され得る。逆懸濁プロセスについては、酸形態のモノマーは、油相への高い可溶性のため、あまり望ましくない場合がある。モノマーを溶解させるために使用される水の量は、最小としては、全てのモノマー(例えば、アクリル酸ナトリウム)が結晶化することなく水中に溶解されるように、および最大としては、(蒸留量を最小にし、バッチ当たりの最高収率を可能にするために)可能な限り少ない体積の反応混合物が存在するように、設定される。
いくつかの実施形態において、反応は、最終的な反応器において水相を油相に混合した直後には開始されず、これは、水相が、依然として、水中に溶解した過剰な量の酸素を有するためである。過剰な量の酸素が、乏しい反応性を引き起こし得、不十分な混合が、均一な液滴寸法の確立を妨げ得ることが、当業者には理解されるであろう。代わりに、最終的な反応混合物に、まず、全ての試薬(酸化還元対の開始剤系を使用する場合にはこれを除く)を反応器に入れた後に、10〜60分間不活性ガスを注入する。反応器から出る不活性ガス中に低含量の酸素(例えば、15ppm未満)が測定されると、反応を開始することができる。
アクリレートおよびメタクリレートモノマーを用いることで、重合が液滴中で開始され、粒子の合体の可能性がより高くなる点(「粘着相」)へと進行することが、当業者には理解されるであろう。界面活性剤(例えば、適切に脱気して酸素を除去したもの)の2回目の添加がこの相の間に追加されること、または掻き混ぜ速度を高めることが必要な場合がある。過硫酸塩の熱開始については、この粘着層は、約50〜55℃で生じ得る。酸化還元開始系では、追加の界面活性剤の必要性が初期表面重合によって軽減されるが、追加の界面活性剤が必要な場合、それは、発熱が認められ次第すぐに添加する必要がある。
反応は、モノマーのポリマーへの最大限の消費を可能にするために、発熱ピークが確認された後4〜6時間にわたり継続され得る。反応の後、全反応混合物を遠心分離機もしくはフィルタのいずれかに移して液体を除去することによって、または水がそれ以上除去できなくなり、蒸留温度が100℃を著しく上回って上昇するまで、水および一部の油相(例えば、多くの場合は共沸混合物)をまず蒸留し、続いて遠心分離もしくは濾過のいずれかによってポリマー材料を単離することによって、ポリマー材料を単離することができる。単離された架橋型カチオン結合性ポリマー材料を、次いで、所望される残留含水量(例えば、5%未満)まで乾燥させる。
例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーは、エチレン系不飽和カルボン酸と多官能性架橋性モノマーとを共重合することによって形成され得る。酸性モノマーまたはポリマーは、実質的または部分的に、酸化物、過酸化物、炭酸塩、または炭酸水素塩等のアルカリ金属塩で中和され、開始剤の添加によって重合され得る。1つのそのような例示的なポリマーゲルは、アクリル酸/アクリル酸ナトリウムと多様な架橋剤のうちのいずれかとのコポリマーである。
例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの合成のための反応物質、架橋型ポリアクリレートを、以下の表2に提供する。この架橋型カチオン結合性ポリマーは、500ガロンの容器で100キログラムのバッチとして生成され得る。
逆(油中水)懸濁法に加えて、カチオン結合性ポリマーは、当該技術分野で既知の他の方法(例えば、Buchholz,F.L.and Graham,A.T.,“Modern Superabsorbent Polymer Technology,”John Wiley&Sons(1998))、例えば、水中油懸濁液、水単相法によって、沈殿重合(例えば、欧州特許出願第EP0459373A2号を参照されたい)によって、ならびに本明細書に記載されるモノマー、架橋剤、界面活性剤、開始剤、中和剤、溶媒、懸濁剤、およびキレート剤を用いて可溶性ポリマーを架橋することによって、調製することができる。例えば、本明細書に記載されるモノマーから形成されるカルボキシル基を含有するカチオン結合性ポリマーを重合して、可溶性ポリマーを形成することができ、これが、次いで、架橋され得る。いくつかの実施形態において、架橋剤を、中間体ポリマー、または化学的に反応させたカルボン酸官能性ポリマーに組み込むことが可能な場合もある。例えば、架橋剤は、本明細書に記載されるように、企図されるモノマーと架橋剤との共重合によって組み込まれ得、次いで、架橋されたポリマーは、例えば、加水分解によって、所望される架橋型カルボン酸官能性生成物に変換され得る。あるいは、企図される追加のモノマーを、重合して架橋型ポリマーにし、次いで、カルボン酸官能性ポリマーに変換する;または重合して非架橋型ポリマーにし、次いで、カルボン酸官能性ポリマーに変換し、その後に好適な架橋剤(例えば、一覧の熱活性化架橋剤のうちの1つ)と反応させて、所望される架橋型カルボン酸官能性ポリマーをもたらすことができる。少量の架橋剤を高分子量のポリマー中に十分に混合することは困難であるため、熱活性化架橋剤を、架橋剤が反応に対して不活性である条件下で、モノマー含有反応混合物に添加することが望ましい。重合は、これもまた分子状に分散した熱活性化架橋剤を含有する、非架橋型ポリマーを得るための通常の手段で達成される。架橋を形成することが望ましい場合、ポリマー系を、ポリマー官能基と架橋剤分子との間の反応を引き起こすのに好適な温度に加熱し、それによって、ポリマーを架橋する。
例えば、2−フルオロアクリレートは、水中油懸濁液において次のように調製することができる。モノマーであるメチル−2−フルオロアクリレートは、油相である。この油相中に、架橋剤である1,7−オクタジエンおよびジビニルベンゼン、ならびに開始剤である過酸化ラウロイルを溶解させる。別個の水相を調製し、界面活性剤/重合安定剤であるポリビニルアルコール−コ−ポリ酢酸ビニル、および塩化ナトリウムを溶解させる。次いで、2つの相を混合し、窒素または他の気体でパージして酸素を除去し、所望される水中油液滴寸法をもたらす速度で撹拌し、約70℃に加熱し、5時間インキュベートする。次いで、固体生成物を収集し(例えば、濾過によって)、任意に水で洗浄することができる。ポリマービーズは、(例えば、真空乾燥または凍結乾燥によって)乾燥させることができる。ポリメチル−2−フルオロアクリレートビーズを、次いで、10重量%の水酸化ナトリウム中にビーズを懸濁させ、95℃で20時間加熱および攪拌することによって、塩基により2−フルオロアクリレートポリマーのナトリウム塩に加水分解することができる。次いで、固形生成物を水で洗浄し、濾過により回収することができる。次いで、ポリマービーズを、(例えば、真空乾燥または凍結乾燥によって)乾燥させることができる。
さらなる例として、2−フルオロアクリレートとメタクリレートとのコポリマーは、モノマーであるメチル−2−フルオロアクリレートとメタクリレートとの混合物を使用することにより、0.01対0.99の2−フルオロアクリレート対メタクリレートのモル比のモノマーで、同じ手順を使用して製造することができる。
3.中和または部分的に中和された架橋型カチオン結合性ポリマーからの水素対イオンを有する架橋型カチオン結合性ポリマーの調製
部分的に中和されたか、または完全に中和された架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリマーを酸で洗浄することによって、酸性化することができる。本開示での使用が企図される好適な酸には、例えば、塩酸、酢酸、およびリン酸が挙げられる。
当業者であれば、ナトリウム原子等のカチオンを含む対イオンと水素原子との置き換えが、多数の異なる酸および異なる酸濃度で行われ得ることを理解するであろう。しかしながら、酸および濃度の選択には、ポリマーまたは架橋剤への損傷を回避するために、注意を払う必要がある。例えば、硝酸および硫酸は、回避されるであろう。
酸で洗浄した架橋型カチオン結合性ポリマーを、さらに、水ですすぎ、次いで、例えば、真空炉または不活性雰囲気において、例えば、残留する含水率が20%未満(例えば、5%未満)になるまで乾燥させて、架橋型ポリアクリル酸の実質的に遊離した酸形態を生成することができる。部分的または完全に中和された架橋型カチオン結合性ポリマーの任意の粒子形態、例えば、粒子、粉末、もしくはビーズ形態の粒子、または粉砕ビーズ粒子を、出発点として使用することができる。
さらなる追加のモノマーは、所望されるカルボン酸の機能性が、既知の化学反応、例えば、酸および塩基の加水分解を含む、加水分解によって誘導され得るものである。これらの実施形態において、モノマー、例えば、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、不飽和の重合可能なカルボン酸の低級アルコールエステル(上の段落に記載のもの等)、またはそれらの混合物等を、好適な架橋剤で重合させて中間体の架橋型ポリマーにすることができ、これを、次いで、化学反応(いわゆる「ポリマー類似反応」)に供して、ポリマーの官能基をカルボン酸官能基に変換する。例えば、アクリル酸エチルを、非加水分解感受性架橋剤(例えば、テトラアリルオキシエタン)で重合させて、架橋型中間体ポリマーを形成することができ、これを、次いで、当該技術分野で既知の手段により加水分解条件に供して、エステル官能基をカルボン酸官能基に変換する。別の例では、アクリロニトリルを、必要に応じて架橋剤を用いてデンプンにグラフト重合させて、架橋型デンプングラフト中間体ポリマーを形成し、これを、次いで、塩基水溶液で処理して、ニトリル官能基をカルボン酸官能基に加水分解する(例えば、米国特許第3,935,099号、同第3,991,100号、同第3,997,484号、および同第4,134,863号を参照されたい)。
4.水素対イオンを有する架橋型カチオン結合性ポリマーの調製
酸形態の架橋型カチオン結合性ポリマーは、当業者に既知の任意の方法(例えば、Buchholz,F.L.and Graham,A.T.,“Modern Superabsorbent Polymer Technology,”John Wiley&Sons(1998))、例えば、懸濁重合(例えば、水中油または油中水懸濁)、水単相重合によって、沈殿重合(例えば、欧州特許出願第EP0459373A2号を参照されたい)によって、および可溶性ポリマーの架橋によって、調製することができる。
架橋型カチオン結合性ポリマーは、中和されていないカルボン酸基を有するモノマーから調製され得る。例えば、架橋型ポリアクリル酸は、アクリル酸から調製することができる。モノマー溶液は、不飽和カルボン酸モノマー(例えば、アクリル酸)を水中に溶解させることによって、反応器において調製される。場合によっては、キレート剤(例えば、Versenex(商標)80)を、重合反応を触媒するために添加される金属イオンおよび/または金属(例えば、鉄)を制御するために添加してもよい。好適な架橋剤(例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート)を、反応器に添加する。溶液を掻き混ぜ、窒素、アルゴンを使用して、または当該技術分野で既知の他の手段によって、酸素を除去することができる。溶液の温度は、所望されるように調整することができる。1つ以上の重合開始剤を反応器に添加し、酸素圧を低減させるか、または温度を上昇させて、重合を開始させることができる。反応中に生じる発熱を通して、反応を進める。反応熱は、所望であれば、当業者に既知の方法によって除去および/または制御することができる。次いで、反応容器を加熱し、反応容器の酸素圧を低く保って、残留モノマーのレベルが低くなるまで重合を継続する。反応が完了すると、重合反応生成物を反応器から取り出し、湿潤ポリマーの寸法を(例えば、切断または当業者に既知の方法によって)低減させて、乾燥に適切な寸法の小片にすることができる。次いで、ポリマー小片を真空炉または当業者に既知の他の装置で乾燥させることができる。乾燥中の条件は、重合および残留モノマーの減少が乾燥プロセスの間継続するように、調整することができる(例えば、湿度レベル、乾燥速度)。乾燥後、粒子を、寸法により分離する、ならびに/または粉砕および/もしくは篩にかけて、所望の粒径をもたらすことができる。アクリル酸水溶液と架橋剤との重合の他の例は、Buchholz,F.L.and Graham,A.T.,“Modern Superabsorbent Polymer Technology,”John Wiley&Sons(1998)、米国特許第4,654,039号、米国特許第4,295,987号、米国特許第5,145,906号、および米国特許第4,861,849号に開示されている。
さらなる例として、架橋型ポリアクリル酸は、t−ブチル−フルオロアクリレートから調製することができる。t−ブチル−フルオロアクリレート、ジビニルベンゼン、1,7−オクタジエン、および過酸化ラウロイルから構成される油相を調製する。塩化ナトリウム、ポリビニルアルコール(例えば、ポリビニルアルコール−コ−ポリ酢酸ビニル)、リン酸緩衝液、および硝酸ナトリウムの水相を、調製する。油相を、水相に添加し、窒素でパージし、所望される水中油液滴寸法をもたらす速度で撹拌し、約70℃に加熱する。12時間後に温度を2時間にわたり85℃に上昇させ、次いで冷却する。固体生成物を回収し(例えば、濾過により)、イソプロピルアルコール、エタノール、および水で洗浄し、減圧下において室温で乾燥させる。ポリ2−フルオロアクリレート、t−ブチルエステルビーズを、次いで、1:1の水:濃塩酸(ポリマー中のモノマー1モル当たり3モルの酸)溶液中で加水分解することができる。酸の添加後、混合物を窒素でパージし、75℃で12時間撹拌する。次いで、ビーズを、イソプロピルアルコール、エタノール、および水で洗浄し、濾過によって回収する。次いで、ポリマービーズを乾燥させることができる(例えば、減圧下において室温で)。
例えば、実施例1〜4に従って調製されるものを含む、例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーは、概して、約20g/g以上、例えば、実施例5および6に記載されるように、約40g/g以上の食塩水保持能力を有し、約5,000ppm未満のナトリウム、約20ppm未満の重金属、約1000ppm未満(例えば、約500ppm未満)の残留モノマー、約2,000ppm未満の残留塩素、および約20重量%未満の可溶性ポリマーを含有する。好ましくは、本開示に従って調製される架橋型カチオン結合性ポリマーとして有用な酸性化ポリマーは、好ましくは約40g/gを超える食塩水保持能力を有し、約500ppm未満のナトリウム、約20ppm未満の重金属、約500ppm未満の残留モノマー、約1,500ppm未満の残留塩素、および約10重量%未満の可溶性ポリマーを含有する。
ポリマー粒子は、粉砕もしくは摩砕、または当業者に既知の他の手段によって、寸法を低減させることができる。ある特定の寸法範囲または粒径分布の粒子は、当業者に既知の手段、例えば、篩またはスクリーンを通して篩にかけることによって、得ることができる。篩は、一番下が最も小さい孔径(最も大きなメッシュ寸法)で開始し、一番上が最も大きな孔径(最も小さなメッシュ寸法)で垂直に積み上げてもよい。材料は、スクリーンの上部に置かれ、スクリーンを揺すって、粒子が直径よりも小さなスクリーンで捕捉されるまで、粒子にスクリーンを通過させる。各スクリーン上の材料は、そのため、上のスクリーンよりも小さいが、下のスクリーンよりも大きくなる。例えば、18メッシュのスクリーンを通過し、20メッシュのスクリーンで捕捉される粒子は、直径が850〜1000ミクロンである。スクリーンのメッシュおよびそのメッシュを通過することができる最大粒径としては、18メッシュ、1000ミクロン;20メッシュ、850ミクロン;25メッシュ、710ミクロン;30メッシュ、600ミクロン;35メッシュ、500ミクロン、40メッシュ、425ミクロン;45メッシュ、35ミクロン;50メッシュ、300ミクロン;60メッシュ、250ミクロン;70メッシュ、212ミクロン;80メッシュ、180ミクロン;100メッシュ、150ミクロン;120メッシュ、125ミクロン;140メッシュ、106ミクロン;170メッシュ、90ミクロン;200メッシュ、75ミクロン;230メッシュ、63ミクロン;および270メッシュ、53ミクロンが挙げられる。したがって、多様な寸法の粒子を、1つ以上のスクリーンの使用を通じて得ることができる。
いくつかの実施形態において、直鎖ポリオールを、同じ温度および保管時間で、安定化ポリオールを含有しない以外は同一である組成物と比較して、保管時のポリマーからのフッ化物イオンの放出を低減させるのに十分な濃度で、電子求引性ハロゲン化物(例えば、2−フルオロアクリル酸)を含有するカチオン交換ポリマーに添加する。このステップを行うことにより、組成物中の遊離無機フッ化物を低減することができる。
いくつかの実施形態において、直鎖ポリオール(例えば、ソルビトール)を、ポリマー塩を安定化させるのに有効な量で、一般には、組成物の総重量に基づいて約10重量%〜約40重量%の直鎖ポリオールを、架橋型カチオン交換ポリマーを含有する組成物に添加する。直鎖ポリオールは、好ましくは、直鎖糖(例えば、直鎖糖アルコール)である。直鎖糖アルコールは、好ましくは、D−(+)アラビトール、エリスリトール、グリセロール、マルチトール、D−マンニトール、リビトール、D−ソルビトール、キシリトール、トレイトール、ガラクチトール、イソマルト、イジトール、ラクチトール、およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、より好ましくは、D−(+)アラビトール、エリスリトール、グリセロール、マルチトール、D−マンニトール、リビトール、D−ソルビトール、キシリトール、およびこれらの組み合わせからなる群から選択され、最も好ましくは、キシリトール、ソルビトール、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される。好ましくは、薬学的組成物は、組成物の総重量に基づいて、約15重量%〜約35重量%の安定化ポリオールを含有する。例えば、ハロゲン化物含有ポリマー(例えば、2−フルオロアクリル酸)を、ポリオール(例えば、ソルビトール)の水溶液でスラリー形成させ、このスラリーは、ポリマー重量に基づいて過剰な量のポリオールを含有する。スラリーを、少なくとも3時間の周囲温度および圧力で等、当業者に既知の条件下で維持する。次いで、固体をフィルタ除去し、ポリマー組成物を、所望の含水量まで乾燥させる。
2.組成物、製剤、および剤形
カルボン酸基とpKa低下基とを含むモノマーを含む架橋型カチオン結合性ポリマー(例えば、架橋型ポリアクリル酸)と、塩基とを含む、組成物、製剤、および剤形、例えば、薬学的組成物、製剤、および/または剤形が、開示される。これらの組成物は、例えば、広範な投与経路または様式を使用して、対象に送達することができる。好ましい投与経路は、経口または経腸である。
いくつかの実施形態において、組成物、製剤、または剤形は、カルボン酸基とpKa低下基とを含有する反復単位を含む架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基とを含み、カルボン酸基のうちの1%未満または2%未満が、非水素カチオンによって中和され、当該塩基は、ポリマー中のカルボン酸基1当量(例えば、ポリマー中のカルボン酸基のモル)当たり約0.2当量〜約0.95当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。関連する実施例において、剤形は、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量、約0.25当量、約0.3当量、約0.35当量、約0.4当量、約0.45当量、約0.5当量、約0.55当量、約0.6当量、約0.65当量、約0.7当量、約0.75当量、約0.8当量、約0.85当量、約0.9当量、または約0.95当量の塩基を含有する。いくつかの実施形態において、水素カチオン、例えば、プロトン(H+)は、ポリマー中のカルボキシレート基のうちの少なくとも98%、少なくとも98.1%、少なくとも98.2%、少なくとも98.3%、少なくとも98.4%、少なくとも98.5%、少なくとも98.6%、少なくとも98.7%、少なくとも98.8%、少なくとも98.9%、少なくとも99%、少なくとも99.1%、少なくとも99.2%、少なくとも99.3%、少なくとも99.4%、少なくとも99.5%、少なくとも99.6%、少なくとも99.7%、少なくとも99.8%、または少なくとも99.9%に結合する。いくつかの実施形態において、ポリマー中のカルボキシレート基のうちの5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、1%未満、0.5%未満、0.4%未満、0.3%未満、0.2%未満、または0.1%未満が、水素以外のカチオン(例えば、非水素カチオン)、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、コリン等に結合する。
いくつかの実施形態において、例えば、個体への投与のため、例えば、本明細書に開示される治療方法における使用のために、組成物、製剤、または剤形に含めるための、本明細書に開示されるポリマーは、個々の粒子または集塊化してより大きな粒子を形成した粒子(例えば、凝集した粒子)であり、約1〜約10,000ミクロン(あるいは、約1ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約100ミクロン、約50ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約1000ミクロン、約500ミクロン〜約1000ミクロン、約1000〜約5000ミクロン、または約5000ミクロン〜約10,000ミクロン)の直径(例えば、平均粒径)を有する。いくつかの実施形態において、粒子または集塊化した粒子は、約1、約5、約10、約20、約30、約40、約50、約60、約70、約80、約90、約100、約110、約120、約130、約140、約150、約160、約170、約180、約190、約200、約250、約300、約350、約400、約450、約500、約550、約600、約650、約700、約750、約800、約850、約900、約950、約1000、約1500、約2000、約2500、約3000、約3500、約4000、約4500、約5000、約5500、約6000、約7000、約7500、約8000、約8500、約9000、約9500、または約10,000ミクロンの直径(例えば、平均粒径)を有する。
いくつかの実施形態において、例えば、個体への投与のため、例えば、本明細書に開示される治療方法における使用のために、組成物、製剤、または剤形に含めるための、本明細書に開示される架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型アクリル酸ポリマーである。例えば、ポリマーは、約0.08mol%〜約0.2mol%の架橋剤で架橋されたアクリル酸ポリマーであり得、例えば、その重量の少なくとも約20倍、その重量の少なくとも約30倍、その重量の少なくとも約40倍、その重量の少なくとも約50倍、その重量の少なくとも約60倍、その重量の少なくとも約70倍、その重量の少なくとも約80倍、その重量の少なくとも約90倍、その重量の少なくとも約100倍、またはそれ以上のインビトロ食塩水保持能力を有し得る。いくつかの実施形態において、架橋型アクリル酸ポリマーは、個々の粒子または集塊化(例えば、凝集)してより大きな粒子を形成した粒子の形態にあり、ここで、個々の粒子または集塊化した粒子の直径(例えば、平均粒径)は、約1ミクロン〜約10,000ミクロン(あるいは、約1ミクロン〜約10ミクロン、約1ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約100ミクロン、約50ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約1000ミクロン、約500ミクロン〜約1000ミクロン、約1000〜約5000ミクロン、または約5000ミクロン〜約10,000ミクロンである。一実施形態において、アクリル酸ポリマーは、凝集して、直径(例えば、平均粒径)が約1ミクロン〜約10ミクロンの集塊化した粒子を形成する、小粒子の形態にある。
いくつかの実施形態において、本開示はまた、カルボン酸とフッ素等のハロゲン化物原子を含む電子求引性置換基等のpKa低下基とを含有するモノマー(例えば、フルオロアクリル酸またはメチルフルオロアクリル酸モノマーから誘導される)を含む、架橋型カチオン結合性ポリマーと、任意にポリオールと、を含む、薬学的組成物を対象とする。組成物がポリオールを含む場合、それは、保管時にカチオン結合性ポリマーからのフッ化物イオン等のpKa低減基の放出を低減させるのに十分な量で存在し得る。いくつかの実施形態において、本開示の薬学的組成物は、水をさらに含む。組成物が水を含む場合、それは、保管時のカチオン結合性ポリマーから、フッ化物イオン等のpKa低減基が放出されることを低減するか、またはその低減を補助するのに十分な量で存在し得る。フルオロ基とカルボン酸基とを含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、任意で2つまたは任意で3つの異なるモノマー単位の重合による生成物であり得る。例えば、一方のモノマーは、フルオロ基とカルボン酸基とを含み得、他方のモノマーは、二官能性アリーレンモノマーもしくは二官能性アルキレン、エーテルもしくはアミド含有モノマー、またはこれらの組み合わせを含み得る。そのようなポリマーを含む組成物は、胃腸管においてカリウムおよび/またはナトリウムに結合するのに有用であり得る。いくつかの実施形態において、直鎖ポリオールは、直鎖糖アルコールである。直鎖ポリオールを有さず、任意に水を含む組成物と比較して、異なる投薬レジメンでは有効性および/または耐容性の増加が見られる可能性がある。
直鎖ポリオールは、任意で、ポリマーを安定化させるのに有効な量で、通常は組成物の総重量に基づいて約10重量%〜約40重量%の直鎖ポリオールで、架橋型カチオン結合性ポリマーを含有する組成物に添加され得る。直鎖ポリオールは、直鎖糖(例えば、直鎖糖アルコール)であり得る。有用な直鎖糖アルコールとしては、D−(+)アラビトール、エリスリトール、グリセロール、マルチトール、D−マンニトール、リビトール、D−ソルビトール、キシリトール、トレイトール、ガラクチトール、イソマルト、イジトール、ラクチトール、およびこれらの組み合わせを挙げることができ、ここで、D−(+)アラビトール、エリスリトール、グリセロール、マルチトール、D−マンニトール、リビトール、D−ソルビトール、キシリトール、およびこれらの組み合わせが好ましくあり得、キシリトール、ソルビトール、およびこれらの組み合わせが、最も好ましくあり得る。ポリマーを含む組成物は、組成物の総重量に基づいて、約15重量%〜約35重量%の安定化ポリオールを含有し得る。いくつかの実施形態において、直鎖ポリオールの濃度は、同じ温度および同じ保管時間で、安定化ポリオールを含有しない以外は同一である組成物と比較して、保管時にカチオン結合性ポリマーからフッ化物イオンが放出されることを低減するのに十分である。
組成物の含水量が安定化直鎖ポリオールと釣り合いが取れるようにされて、組成物内に安定化されたポリマーをもたらすことができる。例えば、組成物の含水量が増加するにつれ、ポリオールの濃度は低下し得る。しかしながら、含水量は、組成物が、製造またはパッケージ作業中に自由流動することを妨げるほど高くなることはないようにすべきである。例えば、含水量は、組成物の総重量に基づいて約1〜約30重量パーセントの範囲、または代替として、ポリマー、直鎖ポリオール、および水の組成物の総重量に基づいて約10〜約25重量%の範囲であり得る。1つの特定の事例において、薬学的組成物は、約10〜40重量%の直鎖ポリオール、約1〜30重量%の水、および残りの量の架橋型カチオン結合性ポリマーを含み、この重量パーセントは、直鎖ポリオール、水、およびポリマーの総重量に基づく。いくつかの実施形態において、組成物は、約15重量%〜約35重量%の直鎖ポリオール、約10重量%〜約25重量%の水、および残りの量の架橋型カチオン結合性ポリマーを含み、この重量パーセントは、直鎖ポリオール、水、およびポリマーの総重量に基づく。他の実施形態において、組成物は、約10重量%〜約40重量%の直鎖ポリオール、および残りの量の架橋型カチオン結合性ポリマーを含み、この重量パーセントは、直鎖ポリオールおよびポリマーの総重量に基づく。
含水量は、当業者に既知の様式で測定することができる。例えば、組成物中の含水量は、複数の方法、例えば、US Pharmacopeia(USP)<731>に従って、乾燥時の製造過程における製造または測定損失の際に、含水分析器を用いた熱重量分析法によって、判定することができる。含水分析器による熱重量分析法の動作条件は、0.3gのポリマー組成物を約160℃で約45分間加熱することであり得る。あるいは、USP<731>法の動作条件は、1.5〜2gのポリマー組成物を25〜35ミリバールの真空下で約16時間にわたり約130℃に加熱することであり得る。
安定化の観点から、組成物中の無機フッ化物の濃度(例えば、フッ化物イオンから)は、典型的な保管条件下において、約1000ppm未満、約500ppm未満、または約300ppm未満であり得る。例えば、組成物中の無機フッ化物の濃度は、加速保管条件下(約40℃で約6週間)での保管後には約1000ppm未満、室温保管(約25℃で約6週間)後では約500ppm未満、または冷蔵保管(約5℃で約6週間)後では約300ppm未満であり得る。加えて、組成物中の無機フッ化物の濃度は、通常、同じ温度および保管時間で、安定化ポリオールを含有しない以外は同一である組成物中の無機フッ化物の濃度よりも50%低いか、または75%低い。
いくつかの実施形態において、上述の剤形は、1つ以上の賦形剤、担体、または希釈剤をさらに含む。本開示による使用のための組成物は、ポリマーを薬学的に使用され得る調製物へと処理することを促進する、賦形剤、希釈剤、および補助剤を含む、1つ以上の生理学的に許容される担体を使用して、従来的な方式で製剤化され得る。適正な製剤は、選択される投与経路に依存する。そのような組成物は、治療有効量のポリマーを含有し、薬学的に許容される担体、賦形剤、および/または希釈剤を含み得る。薬学的に許容される担体、添加剤、および製剤成分には、動物、より具体的には、ヒトにおける使用に関して、連邦政府もしくは州政府の規制当局に承認されているか、または米国薬局方もしくは他の一般に認知された薬局方に収載されているものが含まれる。担体には、開示される組成物がその中で投与される、活性成分が含まれ得る。
いくつかの実施形態において、本開示による剤形は、カルボン酸モノマーを含む架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基とを含む。関連する実施形態において、組成物は、約20,000ppm未満の非水素カチオンを含有する。いくつかの実施形態において、剤形は、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2〜約0.95当量の塩基を提供するのに十分な量の塩基を含む。いくつかの実施形態において、剤形は、ポリマーが投与される対象におけるアシドーシス作用を緩和または予防するのに十分な量の塩基を含む。上述の架橋型カチオン結合性ポリマーの調製に有用なモノマー、架橋剤、および塩基はまた、本開示の剤形にも好適である。
いくつかの実施形態において、剤形は、錠剤、チュアブル錠、カプセル、懸濁液、経口懸濁液、粉末、ゲルブロック、ゲルパック、糖剤、チョコレートバー、プディング、フレーバーバー、またはサシェ剤である。いくつかの実施形態において、剤形は、約1g〜約30gまたは約100gのカチオン結合性ポリマーを提供する量の本明細書に記載の組成物を含有する。いくつかの実施形態において、剤形は、約10g〜約25g、約15g〜約30g、約20g〜約30gのカチオン結合性ポリマーを提供する量の本明細書に記載の組成物を含有する。例えば、限定されるものではなく、剤形は、約1g、約1.5g、約2g、約2.5g、約3g、約3.5g、約4g、約4.5g、約5g、約5.5g、約6g、約6.5g、約7g、約7.5g、約8g、約8.5g、約9g、約9.5g、約10g、約11g、約12g、約13g、約14g、約15g、約16g、約17g、約18g、約19g、約20g、約21g、約22g、約23g、約24g、約25g、約26g、約27g、約28g、約29g、もしくは約30g、約35g、約40g、約45g、約50g、約55g、約60g、約65g、約70g、約75g、約80g、約85g、約90g、約95g、もしくは約100g、またはそれ以上のカチオン結合性ポリマーを提供する量の組成物を含み得る。剤形中に存在するポリマーの量にかかわらず、本開示の剤形はまた、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.2〜約0.95、約0.5〜約0.9、または約0.6〜約0.8当量の塩基、例えば、ポリマー中のカルボン酸基1当量当たり約0.2当量、約0.25当量、約0.3当量、約0.35当量、約0.4当量、約0.45当量、約0.5当量、約0.55当量、約0.6当量、約0.65当量、約0.7当量、約0.75当量、約0.8当量、約0.85当量、約0.9当量、または約0.95当量の塩基を含む。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.5当量〜約0.85当量の塩基、例えば、約0.5当量、約0.55当量、約0.6当量、約0.65当量、約0.7当量、約0.75当量、約0.8当量、または約0.85当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。他の実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.7当量〜約0.8当量の塩基、例えば、約0.7当量、約0.75当量、約または0.8当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。いくつかの実施形態において、塩基は、ポリマー中のカルボキシレート基1当量当たり約0.75当量の塩基を提供するのに十分な量で存在する。
いくつかの実施形態において、剤形中の塩基成分は、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属酸化物、有機塩基、コリン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、酢酸塩、酪酸塩、プロピオン酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、イソクエン酸塩、フマル酸塩、リンゴ酸塩、マロン酸塩、オキサロ酢酸塩、ピルビン酸塩、リン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、乳酸塩、安息香酸塩、硫酸塩、乳酸塩、ケイ酸塩、酸化物、シュウ酸塩、水酸化物、アミン、二水素クエン酸塩、炭酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、マグネシウム塩酸塩(magnesium hydrochloride)、炭酸水素ナトリウム、およびクエン酸カリウム、またはこれらの組み合わせのうちの1つ以上である。
経口投与については、開示される組成物は、それらを当該技術分野で周知の薬学的に許容される担体と合わせることによって、容易に製剤化することができる。そのような担体は、本開示の組成物を、好ましくはカプセルであるが、代替として錠剤、チュアブル錠、丸剤、糖衣錠、カプセル、液剤、ゲルパック、ゲルブロック、シロップ、スラリー、懸濁液、ウェハ剤、サシェ剤、粉末、溶解錠等といった他の剤形に製剤化することを可能にする。いくつかの実施形態において、組成物または組成物を含有するカプセルは、腸溶性コーティングを有する。他の実施形態において、組成物または組成物を含有するカプセルは、腸溶性コーティングを有さない。
いくつかの実施形態において、剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と非中和架橋型ポリカルボキシレートポリマーとを含み、対象に1日当たり約0.01モルのカルボキシレート基から約0.5モルまたは約0.56モルのカルボキシレート基、例えば、対象に1日当たり約0.01モル、約0.02モル、約0.03モル、約0.04モル、約0.05モル、約0.06モル、約0.07モル、約0.08モル、約0.09モル、約0.1モル、約0.11モル、約0.12モル、約0.13モル、約0.14モル、約0.15モル、約0.16モル、約0.17モル、約0.18モル、約0.19モル、約0.2モル、約0.21モル、約0.22モル、約0.23モル、約0.24モル、約0.25モル、約0.26モル、約0.27モル、約0.28モル、約0.29モル、約0.3モル、約0.31モル、約0.32モル、約0.33モル、約0.34モル、約0.35モル、約0.36モル、約0.37モル、約0.38モル、約0.39モル、約0.4モル、約0.41モル、約0.42モル、約0.43モル、約0.44モル、約0.45モル、約0.46モル、約0.47モル、約0.48モル、約0.49モル、または約0.5モルのカルボキシレート基を提供するのに十分な量で投与される。いくつかの実施形態において、剤形は、1日当たり約0.01〜約0.25モルのカルボキシレート基を提供するのに十分な量で投与される。いくつかの実施形態において、剤形は、1日当たり約0.1〜約0.25モルのカルボキシレート基を提供するのに十分な量で投与される。
いくつかの実施形態において、剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と非中和架橋型ポリカルボキシレートポリマーとを含み、対象に1日当たり約0.5モルのカルボキシレート基から約1.0モルまたは約のカルボキシレート基、例えば、対象に1日当たり約0.5モル、約0.55モル、約0.モル、約0.65モル、約0.70モル、約0.75モル、約0.80モル、約0.85モル、約0.9モル、約0.95モル、または約1.0モルのカルボキシレート基を提供するのに十分な量で投与される。いくつかの実施形態において、剤形は、1日当たり約0.01〜約0.25モルのカルボキシレート基を提供するのに十分な量で投与される。いくつかの実施形態において、剤形は、1日当たり約0.1〜約0.25モルのカルボキシレート基を提供するのに十分な量で投与される。
いくつかの実施形態において、剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と非中和架橋型アクリル酸ポリマーとを含み、1日当たり約1g〜約30gまたは100gのポリマー、例えば、1日当たり約1g、1日当たり約2g、1日当たり約3g、1日当たり約4g、1日当たり約5g、1日当たり約6g、1日当たり約7g、1日当たり約8g、1日当たり約9g、1日当たり約10g、1日当たり約11g、1日当たり約12g、1日当たり約13g、1日当たり約14g、1日当たり約15g、1日当たり約16g、1日当たり約17g、1日当たり約18g、1日当たり約19g、1日当たり約20g、1日当たり約21g、1日当たり約23g、1日当たり約22g、1日当たり約24g、1日当たり約25g、1日当たり約26g、1日当たり約27g、1日当たり約28g、1日当たり約29g、または1日当たり約30g、1日当たり約35g、1日当たり約40g、1日当たり約45g、1日当たり約50g、1日当たり約55g、1日当たり約60g、1日当たり約65g、1日当たり約70g、1日当たり約75g、1日当たり約80g、1日当たり約85g、1日当たり約90g、1日当たり約95g、または1日当たり約100gのポリマー、またはそれ以上を提供するのに十分な量で投与される。
いくつかの実施形態において、剤形は、サシェ剤であり、本開示による組成物を、約1g〜約30gのポリマーを提供するのに十分な量で含有する。例えば、サシェ剤は、本開示による組成物を、約1g、約1.5g、約2g、約2.5g、約3g、約3.5g、約4g、約4.5g、約5g、約5.5g、約6g、約6.5g、約7g、約7.5g、約8g、約8.5g、約9g、約9.5g、約10g、約10.5g、約11g、約11.5g、約12g、約12.5g、約13g、約13.5g、約14g、約14.5g、約15g、約15.5g、約16g、約16.5g、約17g、約17.5g、約18g、約18.5g、約19g、約19.5g、約20g、約20.5g、約21g、約21.5g、約22g、約22.5g、約23g、約23.5g、約24g、約24.5g、約25g、約25.5g、約26g、約26.5g、約27g、約27.5g、約28g、約28.5g、約29g、約29.5g、または約30gのポリマーを提供するのに十分な量で含有し得る。
いくつかの実施形態において、剤形は、約0.1g〜約1gのポリマーを提供するのに十分な量の本開示による組成物を含有するカプセルである。例えば、カプセルは、約0.1g、約0.15g、約0.2g、約0.25g、約0.3g、約0.35g、約0.4g、約0.45g、約0.5g、約0.55g、約0.6g、約0.65g、約0.7g、約0.75g、約0.8g、約0.85g、約0.9g、約0.95g、または約1gのポリマーを提供するのに十分な量の本開示による組成物を含有し得る。
いくつかの実施形態において、剤形は、約0.3g〜約1gのポリマーを提供する量の本開示による組成物を含有する錠剤である。例えば、錠剤は、約0.3g、約0.35g、約0.4g、約0.45g、約0.5g、約0.55g、約0.6g、約0.65g、約0.7g、約0.75g、約0.8g、約0.85g、約0.9g、約0.95g、または約1gのポリマーを含有し得る。いくつかの実施形態において、開示される組成物は、球状または実質的に球状の錠剤として製剤化される。
いくつかの実施形態において、剤形は、約1gまたは約2g〜約30gのポリマーを提供する量の本開示による組成物を含有するサシェ剤、フレーバーバー、ゲルブロック、ゲルパック、プディング、または粉末である。例えば、サシェ剤、フレーバーバー、ゲルブロック、ゲルパック、プディング、または粉末は、約2g、約3g、約4g、約5g、約6g、約7g、約8g、約9g、約10g、約11g、約12g、約13g、約14g、約15g、約16g、約17g、約18g、約19g、約20g、約21g、約22g、約23g、約24g、約25g、約26g、約27g、約28g、約29g、または約30gのポリマーを提供する量の本開示による組成物を含有する。
いくつかの実施形態において、剤形は、約1gまたは約2g〜約30gのポリマーを提供する量の本開示による組成物を含有する懸濁液または経口懸濁液である。例えば、懸濁液または経口懸濁液は、約2g、約3g、約4g、約5g、約6g、約7g、約8g、約9g、約10g、約11g、約12g、約13g、約14g、約15g、約16g、約17g、約18g、約19g、約20g、約21g、約22g、約23g、約24g、約25g、約26g、約27g、約28g、約29g、または約30gのポリマーを提供する量の本開示の組成物を含有し得る。
いくつかの実施形態において、本開示による組成物、製剤、および/または剤形は、追加の薬剤をさらに含む。関連する実施形態において、追加の薬剤は、投与すると少なくとも一部の対象においてイオンレベルの上昇を引き起こす、日常的に引き起こす、典型的に引き起こす、引き起こすことが既知である、または引き起こす可能性のあるものである。例えば、限定することなく、追加の薬剤は、投与すると、少なくとも一部の対象において血清カリウムレベルの上昇を引き起こすことが既知の薬剤であり得る。例えば、限定することなく、追加の薬剤は、投与すると、少なくとも一部の対象において血清ナトリウムレベルの上昇を引き起こすことが既知の薬剤であり得る。関連する実施形態において、追加の薬剤は、第三級アミン、スピロノラクトン、フルオキセチン、ピリジニウムおよびその誘導体、メトロプロロール、キニーネ、ロペラミド、クロロフェニラミン、クロロプロマジン、エフェドリン、アミトリプチリン、イミプラミン、ロキサピン、シンナリジン、アミオダロン、ノルトリプチリン、ミネラルコルチコステロイド、プロポフォール、ジギタリス、フッ化物、スクシニルコリン、エプレレノン、αアドレナリン作動性アゴニスト、RAAS阻害剤、ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体遮断薬、β遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、ベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、トランドラプリル、カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、カルテオロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロール、チモロール、カンレノン、アリスキレン、アルドステロン合成阻害剤、VAPアンタゴニスト、アミロリド、トリアムテリン、カリウム補給剤、ヘパリン、低分子量ヘパリン、非ステロイド性抗炎症薬、ケトコナゾール、トリメトプリム、ペンタミド、カリウム保持性利尿薬、アミロリド、ならびに/またはトリアムテレンのうちの1つである。加えて、例えば、いくつかの実施形態において、追加の薬剤は、投与すると、少なくとも一部の対象において体液貯留および/または不均等分布を引き起こし得る。
本開示はまた、カチオン結合性ポリマー、水、懸濁剤、および任意に抗菌剤を含む粉末製剤も対象とし、ここで、水の量は、粉末の自由流動を妨げるものではない。本開示はまた、カチオン結合性ポリマー、懸濁剤、および流動促進剤を含む粉末製剤も対象とし、ここで、製剤の総重量に基づいて少なくとも約40重量%のカチオン結合性ポリマーが、組成物中に存在する。粉末製剤は、さらに、着色剤、香味剤、安定剤、または他の賦形剤を含み得る。そのような粉末製剤は、胃腸管内でカリウムに結合して、高カリウム血症または高カリウム血症の危険性を治療するのに有用であり得る。ポリマーの粉末製剤は、それらの広範な送達方法への適合性の観点から、有利であり得る。例えば、ポリマーの粉末製剤は、味またはテクスチャに影響を及ぼすことなく、食品、飲料、または他の適切な送達剤中に入れることができる。好適な懸濁剤には、例えば、キサンタンガム、ポリカルボフィル、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポビドン、メチルセルロース、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、(ポリ)ビニルアルコール、微晶質セルロース、コロイド状シリカ、ベントナイト粘土、またはこれらの組み合わせが挙げられる。懸濁剤は、製剤の総重量に基づいて、約0.25重量%〜約7.0重量%、例えば、例として、約0.3重量%〜約3.0重量%の範囲の濃度で存在し得る。いくつかの実施形態において、懸濁剤は、キサンタンガムであり、例えば、製剤の総重量に基づいて0.7重量%の濃度で存在する。いくつかの実施形態において、粉末製剤は、抗菌剤を含まない。他の実施形態において、粉末製剤には、抗菌剤(または保存剤)が含まれる。好適な抗菌剤としては、例えば、α−トコフェロール、アスコルビン酸塩、アルキルパラベン(例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルバラベン(propylbaraben)、ブチルパラベン、ペンチルパラベン、ヘキシルパラベン、ベンジルパラベン)、クロロブタノール、フェノール、安息香酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロロブタノール、フェニルエチルアルコール、またはこれらの組み合わせが挙げられる。抗菌剤は、製剤の総重量に基づいて、約0重量%〜約1.5重量%、約0.05重量%〜約1.5重量%、より具体的には約0.5重量%〜約1.5重量%の範囲の濃度で存在し得る。いくつかの実施形態において、抗菌剤の組み合わせは、メチルパラベンとプロピルパラベンであり、例えば、メチルパラベンの濃度は、製剤の総重量に基づいて、約0.05重量%〜約1.0重量%であり、プロピルパラベンの濃度は、約0.01重量%〜約0.2重量%である。粉末製剤は、任意で、流動促進剤(または流動強化剤)を含み得る。好適な流動促進剤には、コロイド状二酸化ケイ素(例えば、Cab−O−SilT、M5)、ケイ酸アルミニウム、タルク、粉末状セルロース、三ケイ酸マグネシウム、二酸化ケイ素、カオリン、モノステアリン酸グリセロール、ステアリン酸金属塩、例えば、ステアリン酸マグネシウム、二酸化チタン、デンプン、またはこれらの組み合わせが挙げられる。流動促進剤は、製剤の総重量に基づいて、約0重量%〜約4.0重量%、例えば、約0.1重量%〜約4重量%、または約0.5重量%〜約2重量%の範囲の濃度で存在し得る。いくつかの実施形態において、流動促進剤は、コロイド状二酸化ケイ素であり、製剤の総重量に基づいて0.94重量%の濃度のものを含む。任意に、混濁剤を、製剤に添加してもよい。好適な混濁剤としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、またはこれらの組み合わせが挙げられる。混濁剤は、製剤の総重量に基づいて約0重量%〜約0.5重量%の範囲、例えば約0重量%〜約0.4重量%の濃度で存在し得る。いくつかの実施形態において、混濁剤は、二酸化チタンであり、製剤の総重量に基づいて0.34重量%の濃度のものを含む。好適な着色剤には、アルミナ、アルミニウム粉末、アナトー抽出物、天然および合成のβカロチン、オキシ塩化ビスマス、青銅粉末、炭酸カルシウム、カンタキサンチン、カラメル、カーマイン、クロロフィリン、銅複合体、水酸化クロムグリーン、酸化クロムグリーン、コチニール抽出物、銅粉末、銅クロロフィリンカリウムナトリウム(銅クロロフィリン複合体)、ジヒドロアセトン、フェロシアン化第二鉄アンモニウム(紺青)、フェロシアン化第二鉄(紺青)、グアニン(パールエッセンス)、雲母、雲母系真珠光沢顔料、葉蝋石、合成酸化鉄、タルク、二酸化チタン、酸化亜鉛、FD&C Blue #1、FD&C Blue #2、FD&C Green #3、D&C Green #5、D&C Orange #5、FD&C Red #3、D&C Red #6、D&C Red #7、D&C Red #21、D&C Red #22、D&C Red #27、D&C Red #28、D&C Red #30、D&C Red #33、D&C Red #36、FD&C Red #40、FD&C Yellow #5、FD&C Yellow #6、D&C Yellow #10、またはこれらの組み合わせが挙げられる。着色剤は、製剤の総重量に基づいて、約0重量%〜約0.1重量%、例えば、約0重量%〜約0.05重量%の範囲の濃度で存在し得る。いくつかの実施形態において、着色剤は、黄色、橙色、または赤色を提供する着色剤を混成したものであり、例えば、混成物の濃度が、製剤の総重量に基づいて約0.02重量%であるものを含む。製剤の別の任意選択的成分は、香味剤および/または甘味剤である。好適な香味剤には、ライム、レモン、オレンジ、バニラ、クエン酸、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
本開示のポリマー、組成物、製剤、および/または剤形は、他の治療剤との組み合わせで投与することができる。本開示の組成物と共投与することができる治療剤の選択は、部分的に、治療されている状態に基づく。
本開示のポリマー、組成物、製剤、および/または剤形は、対象において1つ以上のイオンの上昇を引き起こすか、または一般に上昇を引き起こすことが既知の治療剤との組み合わせで投与することができる。単なる例として、本開示の架橋型カチオン結合性ポリマーは、対象においてカリウムおよび/またはナトリウムレベルの上昇を引き起こすか、または一般に上昇を引き起こすことが既知の治療剤とともに投与することができる。
3.治療用途
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、疾患および/または障害を有する対象を治療するために使用することができる。追加または代替として、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む経口剤形は、対象が、疾患および/または障害に罹患するのを予防するために使用することができる。本明細書に記載される治療方法または予防方法のいずれにおいても、塩基は、ポリマー、ポリマーを含む組成物、および/またはポリマーを含む剤形とともに、同時に(例えば、同じ時に)または逐次的に(例えば、ポリマーの投与の前および/もしくは後に)共投与することができる。剤形中でポリマーを投与する際、塩基は、同じ剤形に含まれてもよく、またはポリマーを含有する剤形とは別個であってもよい。
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、イオン(例えば、カリウムイオンおよび/もしくはナトリウムイオン)および/または体液の結合および/または対象からの除去のための方法に使用することができる。このように、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む剤形は、イオン(例えば、カリウムおよび/もしくはナトリウムイオン)ならびに/または体液の対象からの除去が所望される疾患または障害の治療または予防に有用であり得る。
いくつかの実施形態において、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形が暴露される環境に応じて、ある特定のイオン(例えば、カリウム、ナトリウム、もしくはカリウムとナトリウム)および/または体液を選択的に除去するために使用することができる。
開示されるポリマーに結合するイオンおよび開示されるポリマーの体液結合能力は、それが投与される対象の種類(例えば、健常対象、あるいは疾患もしくは障害を有するか、または疾患もしくは障害を有する危険性にある対象)に応じて異なり得る。健常対象については、結腸中のカリウムおよびナトリウムの濃度は、典型的には、およそ2のK/Na比で、それぞれ、約55mM〜約75mMおよび約20mM〜約30mMの範囲である。しかしながら、この比率は、種々の疾患状態および/または治療剤に応答して、大幅に変化し得る。例えば、原発性アルドステロン症(例えば、コーン症候群)等の高アルドステロン状態、または高用量アルドステロンの投与中には、結腸内K/Na比のさらなる上昇が、およそ3以上の因数で、糞便中カリウム排出量の増加をともなって、観察され得る。末期腎疾患(ESRD)では、糞便中カリウム排泄量も増加することが既知である。対照的に、アジソン病等の低アルドステロン状態、および先天性低アルドステロン症では、患者は、結腸および腎臓カリウム排泄量の減少およびナトリウム排泄量の増加に起因して、高カリウム血症および低ナトリウム血症を発症する。スピロノラクトンの投与は尿中および糞便中ナトリウム排泄量を増加させ得る。加えて、例えば、クローン病、セリアック病、および潰瘍性大腸炎を有する患者では、糞便中ナトリウムは、50〜100mMに上昇し得、糞便中カリウムは、15〜20mMまで減少し得る。これらの疾患状態では、K/Na比は、0.3mM未満であり得る。
開示されるポリマー組成物は、健常対象またはある特定の疾患もしくは障害を有する対象では、主としてカリウムに結合し得るが、他の疾患または障害を有する対象(例えば、低アルドステロン血漿レベルもしくは潰瘍性大腸炎を有する対象)では、ポリマーは、ナトリウムおよびカリウムに(例えば、類似の量で)結合し得るか、またはさらには主としてナトリウムに結合し得る。
さらに、開示されるポリマーに結合するイオンおよび開示されるポリマーの体液結合能力は、ポリマーが消化管を通じて移動するにつれ、変化し得る。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形が、総胃腸管通過時間のうちかなりの時間の間、結腸内に存在する場合、結腸中のカチオンの局所濃度は、ポリマーに結合し、糞便中に排泄されるナトリウム、カリウム、および他のイオンの濃度に、有意な影響を有するであろう。
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形または、体液貯留増加および/またはイオン不均衡と関連する疾患または障害を治療するための方法に使用することができる。
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形はまた、末期腎疾患(ESRD)、慢性腎臓疾患(CKD)、鬱血性心不全(CHF)、高カリウム血症、高ナトリウム血症、または高血圧を治療するための方法に使用することができる。
本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、および/またはアンモニウムからなる群から選択される1つ以上のイオンを除去するために使用することができる。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、コーティング(例えば、腸溶性コーティング)で実質的にコーティングすることができ、これにより、消化管を通過し、腸内で開放されることを可能にし、ここで、ポリマーが、腸内の特定の部分に濃縮されている体液および/または特定のイオンを吸収することができる。他の実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、そのようなコーティングを含まない。いくつかの実施形態において、吸収性材料(例えば、本明細書に開示されるポリマー)は、カプセルに封入することができる。一実施形態において、カプセルは、実質的に、コーティング(腸溶性コーティング)でコーティングすることができ、これにより、そらが消化管を通過し、腸内で開放されることを可能にし、ここで、カプセルは、ポリマーを放出して、腸内の特定の部分に濃縮されている体液または特定のイオンを吸収することができる。別の実施形態において、カプセルは、そのようなコーティングを含有しない。ポリマーの個々の粒子または粒子の群を、カプセル封入してもよく、または代替として、より大量のビーズもしくは粒子を、一緒にカプセル封入してもよい。
いくつかの実施形態において、カプセルの薬物負荷量を増加させるか、またはゲル、バー、プディング、もしくはサシェ剤等の製剤により良好な美味性を提供するために、本明細書に開示されるポリマーを粉砕して、より微細な粒子にしてもよい。加えて、粉砕した粒子もしくは粒子の群、または粉砕していないポリマー材料(例えば、ビーズ)を、種々の一般的な薬学的コーティングでコーティングしてもよい。これらのコーティングは、腸溶特性を有しても有さなくても良いが、ポリマーを口腔の組織と分離させ、ポリマーが組織に付着するのを防ぐという共通の特徴を有するであろう。例えば、そのようなコーティングには、単一のポリマーもしくはその混合物、例えば、エチルセルロース、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロースのポリマー、フタル酸セルロース等のポリマー、アクリル系ポリマーおよびコポリマー、または可溶性、不溶性のポリマーもしくはポリマー系、ワックスおよびワックスに基づくコーティング系の任意の組み合わせから選択され得るもの等を挙げることができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、個体への投与のため、または個体への投与のために組成物、製剤、もしくは剤形に含めるため、例えば、本明細書に開示される治療方法における使用のための、本明細書に開示されるポリマーは、個々の粒子または集塊化してより大きな粒子を形成した粒子(例えば、凝集した粒子)であり、約1〜約10,000ミクロン(あるいは、約1ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約100ミクロン、約50ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約1000ミクロン、約500ミクロン〜約1000ミクロン、約1000〜約5000ミクロン、または約5000ミクロン〜約10,000ミクロン)の直径(例えば、平均粒径)を有する。いくつかの実施形態において、粒子または集塊化した粒子は、約1、約5、約10、約20、約30、約40、約50、約60、約70、約80、約90、約100、約110、約120、約130、約140、約150、約160、約170、約180、約190、約200、約250、約300、約350、約400、約450、約500、約550、約600、約650、約700、約750、約800、約850、約900、約950、約1000、約1500、約2000、約2500、約3000、約3500、約4000、約4500、約5000、約5500、約6000、約7000、約7500、約8000、約8500、約9000、約9500、または約10,000ミクロンの直径(例えば、平均粒径)を有する。一実施形態において、粒子は、集塊化して、直径(例えば、平均粒径)が約1ミクロン〜約10ミクロンの非解離性粒子を形成する。
ある特定の例示的な実施形態において、例えば、個体への投与のため、または個体への投与のために組成物、製剤、もしくは剤形煮含めるため、例えば、本明細書に記載される治療方法における使用のための、記載されたような架橋型カチオン結合性ポリマーは、架橋型アクリル酸ポリマー(例えば、アクリル酸モノマーまたはその塩から誘導される)である。例えば、ポリマーは、約0.08mol%〜約0.2mol%の架橋剤で架橋されたアクリル酸ポリマーであり得、例えば、その重量の少なくとも約20倍(例えば、ポリマー1グラム当たり少なくとも約20グラムの生理食塩水、または「g/g」)、その重量の少なくとも約30倍、その重量の少なくとも約40倍、その重量の少なくとも約50倍、その重量の少なくとも約60倍、その重量の少なくとも約70倍、その重量の少なくとも約80倍、その重量の少なくとも約90倍、その重量の少なくとも約100倍、またはそれ以上のインビトロ食塩水保持能力を備え得る。いくつかの実施形態において、架橋型アクリル酸ポリマーは、個々の粒子または集塊化(例えば、凝集)してより大きな粒子を形成した粒子を含み、ここで、個々のまたは集塊化した粒子の直径は、約1〜約10,000ミクロン(あるいは、約1ミクロン〜約10ミクロン、約1ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約50ミクロン、約10ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約100ミクロン、約50ミクロン〜約200ミクロン、約50ミクロン〜約1000ミクロン、約500ミクロン〜約1000ミクロン、約1000〜約5000ミクロン、または約5000ミクロン〜約10,000ミクロンである。
いくつかの実施形態において、ポリマーは、同じ剤形中で塩基と混合され得、懸濁液またはゲル等、剤形中で流体との接触状態にあり得る。対象に投与する前の架橋型カチオン結合性ポリマーと塩基成分との相互作用を防止するために、当該技術分野で既知の薬学的コーティングを用いてポリマー、塩基、またはその両方をコーティングして、ポリマーと塩基との相互作用を防止または阻止してもよい。いくつかの実施形態において、薬学的コーティングは、腸溶特性を有し得る。例として、薬学的コーティングには、単一のポリマーコーティングもしくは1つを超える薬学的コーティングの混合物、例えば、エチルセルロース、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロースのポリマー、フタル酸セルロース等のポリマー、アクリル系ポリマーおよびコポリマー、または可溶性ポリマーおよび/もしくはポリマー系、ワックスおよびワックスに基づくコーティング系の任意の組み合わせから選択され得るものを挙げることができるが、これらに限定されない。代替的な実施形態において、ポリマーおよび塩基は、別個の剤形で投与される。
本明細書に開示される対象(例えば、個体または患者)には、脊椎動物、好ましくは哺乳動物、より好ましくはヒトが含まれる。哺乳動物には、家畜(ウシ等)、競技用動物、愛玩動物(ネコ、イヌ、およびウマ等)、霊長類、および齧歯類(マウスおよびラット等)が挙げられるが、これらに限定されない。治療、予後、および/または診断に目的で、対象には、ヒト、家畜および農用動物、ならびに動物園、野生、競技用、もしくは愛玩動物、例えば、イヌ、ウマ、ネコ、ウシ等を含む、哺乳動物として分類されるもの等の、あらゆる動物が含まれる。このましくは、治療、予後、および/または診断のための対象は、ヒトである。
疾患または障害には、本明細書に開示される組成物での治療により利益が得られるあらゆる状態が含まれる。これには、対象が問題の疾患または障害に罹患しやすくなる素因となる病態を含む、慢性および急性いずれの疾患または障害も含まれる。
本明細書に使用される際、治療とは、治療される対象の自然経過を変化させようとする臨床的介入を指し、予防的処置(例えば、予防)のために、または臨床的病態の過程において(例えば、対象が疾患もしくは障害を有するか、または疾患もしくは障害の症状を有すると特定された後に)のいずれかで行われ得る。治療の望ましい効果には、疾患の発生または再発の予防、症状の軽減、疾患または障害のあらゆる直接的または間接的病理学的帰結の減退、疾患進行速度の減少、障害の緩和または改善、および寛解または予後の改善が挙げられる。治療すること/治療/治療する、または軽減すること/軽減えする等の用語は、1)疾患または障害(例えば、病的状態もしくは障害)の治癒、進行遅延、症状の緩和、および/または進行停止を行う治療的処置、ならびに2)疾患または障害(例えば、標的とされる病的状態もしくは障害)の発症を予防および/または遅延する、予防的(prophylactic)または予防(preventative)処置の両方を指す。したがって、治療を必要とするものには、疾患または障害を既に有するもの、疾患または障害を有しやすいもの、および疾患または障害を予防する必要があるものが含まれ得る。
有効量とは、必要な投薬量および期間で、所望の治療または予防結果を達成するのに有効な量を指す。本明細書に開示される組成物の治療有効量は、障害、対象の年齢、性別、および体重、ならびに組成物が個体において所望される応答を誘起する能力等の要因に応じて異なり得る。治療有効量はまた、治療上有益な効果が、組成物の任意の毒性または有害な効果を上回るものである。予防有効量とは、必要な投薬量および期間で、所望の予防結果を達成するのに有効な量を指す。典型的であり、必ずしもそうではないが、予防用量は、疾患の早期段階前または早期段階に対象において用いられるため、予防有効量は、治療有効量よりも少ない場合がある。例えば、治療または予防有効量には、1日当たり約1g〜約60g、約10g〜約50g、または約20g〜約40g、または約15g〜25g、例えば、約20gの開示される架橋型ポリマーの対象への投与が含まれる。種々の実施形態において、塩基は、ポリマー上のカルボン酸基に対して約0.2当量〜約0.95当量、例えば、約0.2当量〜0.4当量、約0.3当量、または例えば、約0.5当量〜約0.85当量、約0.7当量〜約0.8当量、または約0.75当量で、共投与される。ポリマーおよび塩基の治療または予防有効量は、単回投薬量または複数回投与で投与され、例えば、1日1回または1日2〜4回以上投与され、例えば、分割されて、1日1、2、3、4回以上の投与、または2、3、4、5、または6日毎、1週間毎、2週間毎等の間隔で投与され得る。
薬学的に許容されるには、ヒトを含む動物における使用に関して、連邦政府もしくは州政府の規制当局に承認されているかもしくは承認見込みであること、または米国薬局方もしくは他の一般に認知された薬局方に収載されることが含まれる。薬学的に許容される塩には、薬学的に許容され、親化合物の所望の薬理活性を有する化合物の塩が含まれる。薬学的に許容される賦形剤、担体、またはアジュバントには、少なくとも1つの本開示の組成物と一緒に対象に投与することができ、組成物の治療または予防量を送達するのに十分な用量で投与した場合に、その薬理活性を破壊せず、非毒性である、賦形剤、担体、またはアジュバントが含まれる。薬学的に許容されるビヒクルには、少なくとも1つの本開示の組成物が一緒に投与される、希釈剤、アジュバント、賦形剤、または担体が含まれる。
本明細書に開示される架橋型カチオン結合性ポリマーを含む組成物は、対象への投与のために(例えば、治療または予防的処置において)単独または1つ以上の他の薬剤との組み合わせのいずれかで使用され得る。本明細書に記載のように、そのような組み合わせ療法または予防的処置には、組み合わせ投与(組成物および1つ以上の薬剤が、同じかまたは別個の製剤に含まれる)および別個の投与が含まれ、後者の場合、本明細書に開示される組成物の投与は、1つ以上の他の薬剤の投与の前、同時、および/またはその後に行われ得る(例えば、補助療法または介入のため)。したがって、共投与される、または共投与には、1つ以上の追加の薬剤または療法の投与の前、最中、および/または後に、本開示の組成物を投与することが含まれる。
いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、疾患または障害の治療に有用である。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。ポリマーを含む組成物および/または剤形が投与されるいくつかの実施形態において、塩基は、ポリマーと同じ組成物および/または剤形に含まれ得る。他の実施形態において、塩基は、組成物および/または剤形とは別個に投与されてもよい。いくつかの実施形態において、疾患または障害は、心不全(例えば、慢性腎臓疾患を伴うかもしくは伴わない心不全、拡張期心不全(駆出率が保持された心不全)、駆出率が低減された心不全、心筋症、もしくは鬱血性心不全)、腎不全疾患、末期腎疾患、肝硬変、慢性腎不全、慢性腎臓疾患、体液過負荷、体液不均等分布、浮腫、肺水腫、末梢性浮腫、血管神経性浮腫、リンパ浮腫、ネフローゼ性浮腫、特発性浮腫、腹水症(例えば、一般的な腹水症もしくは肝硬変腹水症),慢性下痢、過剰な透析間体重増加、高血圧(high blood pressure)、高カリウム血症、高ナトリウム血症、異常に高い体内総ナトリウム、高カルシウム血症、腫瘍崩壊性症候群、頭部外傷、副腎疾患、アジソン病、塩喪失性先天性副腎過形成症、低レニン性低アルドステロン症、高血圧(hypertension)、食塩感受性高血圧、治療抵抗性高血圧、副甲状腺機能亢進症、腎尿細管疾患、横紋筋融解症、電撃熱傷、熱傷、挫滅傷、腎不全(例えば、急性腎不全)、急性尿細管壊死、インスリン欠乏、高カリウム血性周期性四肢麻痺、溶血、悪性高熱、心原性病態生理に続発する肺水腫、非心原性の肺水腫、溺水、急性糸球体腎炎、吸引吸入、神経原性肺水腫、アレルギー性肺水腫、高山病、成人呼吸促迫症候群、外傷性浮腫、心原性浮腫、アレルギー性浮腫、蕁麻疹性浮腫、急性出血性浮腫、乳頭浮腫、熱射病性浮腫、顔面浮腫、眼瞼浮腫、血管浮腫、脳浮腫、強膜浮腫、腎炎、ネフローゼ、ネフローゼ症候群、糸球体腎炎、腎静脈血栓症、および/または月経前症候群のうちの1つ以上である。
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、疾患および/もしくはある特定の薬物の使用によって引き起こされる高カリウム血症;カリウム貯留を引き起こす薬剤の使用により高血清カリウム濃度の危険性にある患者;薬物誘発性カリウム貯留を含む、慢性腎臓疾患および心不全患者;ならびに/または例えば、カリウム保持性利尿薬、ACE、ARB、β遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト(AA)、レニン阻害剤、アルドステロンシンターゼ阻害剤、非ステロイド性抗炎症薬、ヘパリン、もしくはトリメトプリムを含む、カリウム排出を妨害する薬物の治療に有用である。
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形はまた、患者からのカリウムの除去に有用であり、ここで、患者はそのようなカリウム除去を必要としている。例えば、疾患および/またはある特定の薬物の使用によって引き起こされる高カリウム血症を患う患者には、そのようなカリウム除去が有益である。さらに、カリウム貯留を引き起こす薬剤の使用により高血清カリウム濃度を発症する危険性にある患者は、カリウム除去を必要とし得る。本明細書に記載される方法は、高血清カリウムレベルを引き起こす基礎症状に関係なく、これらの患者に適用可能である。
高カリウム血症の長期治療の投薬レジメンは、特に、グラム量で摂取される、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形に関して、患者によるコンプライアンスを増加させ得る。本開示はまた、カリウムの長期除去を、それを必要とする動物対象において行う方法、および特に、本明細書に記載される架橋型カチオン結合性ポリマー等のカリウム結合剤を用いて高カリウム血症を長期治療する方法を対象とする。
いくつかの実施形態において、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、慢性症状を治療するために、定期的な方式で投与され得る。例えば、そのような治療は、患者が、カリウム保持性利尿薬、ACE、ARB、アルドステロンアンタゴニスト、β遮断薬、レニン阻害剤、非ステロイド性抗炎症薬、ヘパリン、トリメトプリム、またはこれらの組み合わせ等、高カリウム血症を引き起こし得る薬物の使用を継続することを可能にし得る。また、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、ある特定の上述の薬物を使用することが不可能であったある特定の患者集団が、そのような薬物を使用することを可能にし得る。
いくつかの実施形態において、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形、ならびに本明細書に記載される方法は、高カリウム血症の治療を、例えば、それがカリウムの過剰摂取によって引き起こされる場合、それを必要とする患者において行う際に使用される。過剰なカリウム摂取単独が、高カリウム血症の素因となることは一般的ではない。大抵は、高カリウム血症は、カリウムの細胞内移動または腎臓のカリウム排出の機構障害を有する患者における、無差別なカリウム消費によって引き起こされる。
開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、他の活性な薬学的薬剤とともに共投与され得る。この共投与には、同じ剤形における2つの薬剤の同時投与、別個の剤形における同時投与、および別個の投与が含まれ得る。例えば、高カリウム血症の治療では、架橋型の開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、カリウム保持性利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE)、アンジオテンシン受容体遮断薬(ARB)、β遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト(AA)、レニン阻害剤、非ステロイド性抗炎症薬、ヘパリン、またはトリメトプリム等、高カリウム血症を引き起こす薬物とともに共投与され得る。具体的には、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、ACE(例えば、カプトプリル、ゾフェノプリル、エナラプリル、ラミプリル、キナプリル、ペリンドプリル、リシノプリル、ベナジプリル(benazipril)、およびフォシノプリル)、ARB(例えば、カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、オルメサルタン、テルミサルタン、およびバルサルタン)、AA(例えば、スピロノラクトン、エプレレノン、カンレノン)、ならびにレニン阻害剤(例えば、アリスキレン)とともに共投与され得る。特定の実施形態において、薬剤は、同時投与され、ここで、これらの薬剤はいずれも、別個の組成物中に存在する。他の実施形態において、薬剤は、別個の時間に投与される(例えば、逐次的に)。
高カリウム血症を治療することまたはその治療は、例えば、治療される根本的な障害の根絶、緩和、または予防を含む、治療的利点を達成することを含む。例えば、高カリウム血症患者の場合、治療的利点には、根本的な高カリウム血症の根絶または緩和が含まれる。また、治療的利点は、患者が依然として基礎障害を患っている可能性があっても、改善がその患者に観察されるように、基礎障害と関連する生理学的症状のうちの1つ以上の根絶、緩和、または予防により達成される。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形の、高カリウム血症を患う患者への投与は、患者の血清カリウムレベルが減少する場合だけでなく、腎不全等、高カリウム血症を伴う他の障害に関して、改善が患者に観察される場合にも、治療的利点を提供する。いくつかの治療レジメンにおいて、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、開示されるポリマーを含む製剤、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、高カリウム血症の診断がなされていないかもしれないが、高カリウム血症を発症すルキ牽制にある患者、または高カリウム結晶の生理学的症状のうちの1つ以上を報告する患者に、投与することができる。
さらに、慢性腎臓疾患および/または鬱血性心不全を患う患者は、これらの状態を治療するのに使用される薬剤が、これらの患者の大部分にカリウム貯留を引き起こし得るため、カリウム除去を必要とし得る。これらの患者については、腎臓カリウム排泄の減少は、しばしば、カリウム排泄を妨害する薬物、例えば、カリウム保持性利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE)、アンジオテンシン受容体阻害剤(ARB)、β遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト(AA)、レニン阻害剤、アルドステロンシンターゼ阻害剤、非ステロイド性抗炎症薬、ヘパリン、トリメトプリムの摂取と併せて、腎不全(特に、糸球体濾過率の低下を伴うもの)に起因する。例えば、慢性腎臓疾患を患う患者は、疾患の進行を遅延させ得る種々の薬剤を処方され得、この目的で、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACE)、アンジオテンシン受容体遮断薬(ARB)、およびアルドステロンアンタゴニストが、一般に処方される。これらの治療レジメンにおいて、アンジオテンシン変換酵素阻害剤は、カプトプリル、ゾフェノプリル、エナラプリル、ラミプリル、キナプリル、ペリンドプリル、リシノプリル、ベナジプリル、フォシノプリル、またはこれらの組み合わせであり、アンジオテンシン受容体遮断薬は、カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、オルメサルタン、テルミサルタン、バルサルタン、またはこれらの組み合わせであり、レニン阻害剤は、アリスキレンである。アルドステロンアンタゴニストであるスピロノラクトン、エプレレノン、およびカンレノンはまた、カリウム貯留を引き起こし得る。したがって、これらの治療を必要とする患者に、カリウムを身体から除去する薬剤で治療を行うことも、有益であり得る。典型的に処方されるアルドステロンアンタゴニストは、スピロノラクトン、エプレレノン等である。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、対象におけるイオン不均衡を伴う疾患または障害の治療を、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量(例えば、有効量)を投与することによって行うのに有用である。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、疾患または障害は、高カリウム血症である。いくつかの実施形態において、疾患または障害は、高ナトリウム血症である。いくつかの実施形態において、疾患または障害は、異常に高いナトリウムレベルである。いくつかの実施形態において、疾患または傷害は、異常に高いカリウムレベルである。いくつかの実施形態において、疾患または傷害は、低ナトリウム血症、高ナトリウム血症、および高カリウム血症である。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、心不全を有する対象の治療を、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することによって行うのに有用である。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、対象は、心不全および慢性腎臓疾患の両方を有する。
いくつかの実施形態において、本方法は、対象における体液過負荷状態の1つ以上の症状を低減させることを含む。対象における体液過負荷状態の症状は、当業者に既知であり、例えば、限定することなく、臥位時の呼吸困難、腹水症、疲労、息切れ、体重増加、末梢性浮腫、および/または肺水腫を挙げることができる。いくつかの関連する実施形態において、対象は、同時に透析療法を受けている場合がある。いくつかのさらなる関連する実施形態において、透析療法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、低減または中止され得る。いくつかの関連する実施形態において、本方法は、本ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、心不全を有するとして対象を識別することをさらに含む。いくつかの実施形態において、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、本明細書に記載されるように、心不全の少なくとも1つの症状、例えば、対象の生活の質および/または身体機能に影響を及ぼす少なくとも1つの症状を改善または緩和する。例えば、投与は、体重減少、呼吸困難の改善(例えば、全般的または労作時の呼吸困難)、6分間歩行試験の改善、および/または末梢性浮腫の改善もしくは不在をもたらし得る。いくつかの実施形態において、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、本明細書に記載されるように、New York Heart Association Class I、II、III、IV機能的分類システムに従い、少なくとも1つの心不全クラスに患者の分類が低減されることをもたらす。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示される組成物を含む剤形は、末期腎疾患(ESRD)を有する対象の治療を、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することによって行うのに有用である。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの関連する実施形態において、対象は、同時に透析療法を受けている。いくつかの実施形態において、本方法は、同時に透析療法を受けているESRD対象における血圧を低減させ、例えば、透析前、透析後、および/または透析間の収縮期および拡張期の血圧が、低減され得る。いくつかの実施形態において、本方法は、同時に透析療法を受けているESRD対象における透析間体重増加を低減させる。いくつかの実施形態において、対象はまた、心不全を有する。いくつかの実施形態において、透析間低血圧の1つ以上の症状は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、改善される。例えば、限定するものではないが、嘔吐、失神、および/または血圧レベルの低下が、低減または排除される。いくつかの実施形態において、対象は、緊急透析セッション頻度の低減、不十分な透析セッション頻度の低減、低カリウム透析槽での透析セッション頻度の低減、および/または透析セッション中のEKG兆候の頻度の低減もしくは重症度の低減のうちの1つ以上を経験する。いくつかの実施形態において、透析間低血圧の1つ以上の症状は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に低減または排除される。透析間低血圧の症状は、当業者に既知であり、例えば、嘔吐、失神、血圧の急激な低下、発作、めまい、重度の腹部痙攣、重度の四肢の筋痙攣、間欠的視覚消失、注入、投薬、および透析セッションの中断もしくは中止が含まれ得る。いくつかの実施形態において、ESRD対象は、6分間歩行試験での増加によって表される、身体機能の改善を経験し得る。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、慢性腎臓疾患を有する対象の治療に有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、慢性腎臓疾患を有するとして対象を識別することをさらに含む。いくつかの関連する実施形態において、本方法は、対象における体液過負荷状態の1つ以上の症状を低減することをさらに含む。いくつかの実施形態において、慢性腎臓疾患の共存症は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、低減、軽減、および/または排除される。慢性腎臓疾患の共存症は、当業者に既知であり、例えば、体液過負荷、浮腫、肺水腫、高血圧、高カリウム血症、体内総ナトリウム過剰、心不全、腹水症、および/または尿毒症が挙げられる。いくつかの実施形態において、CKD患者は、試験期間(例えば、1〜2年)にわたる血清クレアチニンの倍増の予防、透析への疾患進行の予防、ならびに/または死亡およびCKD関連入院および/もしくは合併症の予防を経験し得る。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、高血圧を有する対象を治療するのに有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象が高血圧を有することを識別することをさらに含む。本明細書に使用される際、高血圧という用語には、当業者に既知の高血圧の種々のサブタイプ、例えば、限定されないが、原発性高血圧、二次性高血圧、食塩感受性高血圧、および治療抵抗性高血圧、ならびにこれらの組み合わせが含まれる。いくつかの実施形態において、本方法は、対象の血圧を低減するのに有効である。関連する実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与の前、後、または前と後の両方に、血圧レベルを判定することをさらに含み得る。例えば、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与の前、後、または前と後の両方に、対象の拡張期血圧、収縮期血圧、および/または平均動脈圧(MAP)を判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、体液過負荷状態の1つ以上の症状は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与することによって、低減、改善、または軽減される。いくつかの関連する実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与の前、後、または前と後の両方に、体液過負荷状態の症状を判定することをさらに含み得る。例えば、本方法は、対象の臥位時の呼吸、腹水症、疲労、息切れ、体重、末梢性浮腫、および/または肺水腫における改善を観察することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、対象は、同時に利尿療法を受けている。本明細書に使用される際、利尿療法という用語は、薬学的組成物(例えば、利尿剤)の投与、および非化学的介入、例えば、透析または水分摂取の制限を施すことを指す。利尿剤は、当業者に既知であり、例えば、フロセミド、ブメタミド、ヒドロクロロチアジド(hydrochlorthiazide)、アミロライド、および/またはスピロノラクトンを含む。いくつかの関連する実施形態において、利尿療法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、低減または中止され得る。
いくつかの実施形態において、本開示の本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、対象における高カリウム血症の治療に有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本開示によるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、高カリウム血症を有するか、または高カリウム血症を発症する危険性を有するとして対象を識別することをさらに含む。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象におけるカリウムイオンレベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの関連する実施形態において、カリウムイオンレベルは、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、正常範囲内、わずかに上昇、または上昇であり得る。いくつかの実施形態において、対象は、カリウムレベルを上昇させることが既知の薬物を処方されているか、またはこれから投与される。いくつかの実施形態において、対象は、カリウムレベルを上昇させることが既知の薬物を既に摂取している。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、対象における第2の低減したカリウムレベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、例えば、総血清炭酸水素塩、総血清CO2、動脈血pH、尿中pH、および/または尿中リンによって測定される、対象と関連する酸/塩基の均衡は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、変化しない。
いくつかの実施形態において、本開示の本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、対象における異常に高いナトリウムレベル、例えば、高ナトリウム血症を治療するのに有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、異常に高いナトリウムレベルを有するか、または異常に高いナトリウムレベルを発症する危険性を有するとして対象を識別することをさらに含む。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象におけるナトリウムイオンレベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの関連する実施形態において、ナトリウムイオンレベルは、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、正常範囲内、わずかに上昇、または上昇であり得る。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、対象における第2の低減したナトリウムレベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、例えば、総血清炭酸水素塩、総血清CO2、動脈血pH、尿中pH、および/または尿中リンによって測定される、対象と関連する酸/塩基の均衡は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、変化しない。いくつかの実施形態において、対象は、ナトリウムレベルを上昇させることが既知の薬物、例えば、限定することなく、エストロゲン含有組成物、ミネラルコルチコイド、浸透圧性利尿薬(例えば、グルコースもしくは尿素)、バプタン(例えば、トルバプタン、リキシバプタン)、ラクツロース、瀉下薬(例えば、フェノールフタレイン)、フェニトイン、リチウム、アムホテリシンB、デメクロサイクリン、ドーパミン、オフロキサシン、オルリスタット、イホスファミド、シクロホスファミド、高浸透圧性X線造影剤(例えば、ガストログラフィン、レノグラフィン(renographin))、シドフォビル、エタノール、ホルカスネット、インジナビル、リベンザプリル、メサラジン、メトキシフルラン、ピモジド、リファンピン、ストレプトゾトシン、テノフィル、トリアムテレン、および/またはコルヒチン(cholchicine)を摂取しているか、または摂取することになる。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、1つ以上の追加の薬剤、例えば、ナトリウムレベルを上昇させることが既知の薬物の用量を増加させることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、本方法は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与の前、同時、および/または後に、アルドステロンアンタゴニスト、アンジオテンシンII受容体遮断薬、および/またはアンジオテンシン変換酵素阻害剤のうちの1つ以上の用量を増加させることをさらに含む。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、利尿薬の用量を減少させるか、またはその投与もしくは共投与を中止することをさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、体液過負荷を伴う疾患または障害(例えば、体液過負荷状態、例えば心不全、末期腎疾患、腹水症、腎不全(例えば、急性腎不全)、腎炎、およびネフローゼ)を有する対象を治療するのに有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、対象は、同時に利尿療法を受けていてもよい。いくつかの実施形態において、本方法は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与の前に、対象における体液過負荷状態を識別すること、または対象が体液過負荷状態を発症するであろう危険性を識別することをさらに含み得る。体液過負荷状態または体液過負荷状態を発症する危険性を識別する方法は、当業者に既知であり、例えば、限定することなく、対象と関連する臥位時の呼吸困難、腹水症、疲労、息切れ、体重増加、末梢性浮腫、および/または肺水腫を評価することを含み得る。いくつかの実施形態において、例えば、血清総炭酸水素塩、血清総CO2、動脈血pH、尿中pH、および/または尿中リンによって測定される、対象と関連する酸/塩基の均衡は、例えば、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与からや約1日以内に、変化しない。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、体液不均等分布を伴う疾患または障害(例えば、体液不均等分布状態、例えば、肺水腫、血管神経性浮腫、腹水症、高山病、成人呼吸促迫症候群、蕁麻疹性(uticarial)浮腫、乳頭浮腫、顔面浮腫、眼瞼浮腫、脳浮腫、および強膜浮腫)を有する対象を治療するのに有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象における体液不均等分布状態または体液不均等分布状態を発症する危険性を識別することをさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、対象における浮腫の治療に有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象における浮腫状態または浮腫状態を発症する危険性を識別することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、浮腫状態は、腎臓浮腫、肺水腫、末梢性浮腫、リンパ浮腫、および/または血管神経性浮腫である。いくつかの実施形態において、対象は、同時に利尿療法を受けている。いくつかの関連する実施形態において、利尿療法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、低減または中止され得る。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象における1つ以上のイオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、および/またはマグネシウム)のベースラインレベル、対象と関連するベースライン全体重、対象と関連するベースライン体内総水分レベル、対象と関連するベースライン細胞外総水分レベル、および/または対象と関連するベースライン細胞内総水分レベルのうちの1つ以上を判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、本方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、対象における1つ以上のイオンの第2のレベル、対象と関連する第2の全体重、対象と関連する第2の体内総水分レベル、対象と関連する第2の細胞外総水分レベル、および/または当該対象と関連する第2の細胞内水分レベルのうちの1つ以上を判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、第2のレベルは、対応するベースラインレベルよりも低い。いくつかの実施形態において、例えば、血清総炭酸水素塩、血清総CO2、動脈血pH、尿中pH、および/または尿中リンによって判定される、当該対象と関連する酸/塩基の均衡は、例えば、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与から約1日以内に、著しく変化しない。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後の対象と関連する血圧レベルは、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与前に判定された対象と関連するベースライン血圧レベルよりも実質的に低い。いくつかの実施形態において、浮腫の1つ以上の症状は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、低減および/または排除される。浮腫の症状は、当業者に既知であり、いくつかの非限定的な例としては、臥位時の呼吸困難、息切れ、末梢性浮腫、および下肢の浮腫が挙げられる。
いくつかの実施形態において、本開示によるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、対象における腹水症の治療に有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、対象に、本開示による、開示されるポリマーを含むポリマー組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、対象における腹水症状態または腹水症状態を発症する危険性を識別することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、対象は、同時に利尿療法を受けている。いくつかの関連する実施形態において、利尿療法は、組成物の投与後に低減または中止され得る。いくつかの実施形態において、対象は、カリウムレベルを上昇させることが既知の薬物を摂取していてもよく、またはこれから摂取することになる。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、対象におけるネフローゼ症候群の治療に有用である。いくつかの実施形態において、本方法は、当該対象に、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の有効量を投与することを含む。例えば、開示されるポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形は、本明細書に記載されるように、塩基と共投与される。いくつかの実施形態において、本方法は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、ネフローゼ症候群を有するか、またはネフローゼ症候群を発症する危険性を有するとして対象を識別することをさらに含む。いくつかの実施形態において、本方法は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象における1つ以上のイオン(例えば、ナトリウム、カリウム カルシウム、リチウム、および/またはマグネシウム)のレベル、対象と関連する全体重、対象と関連する体内総水分レベル、対象と関連する細胞外総水分レベル、および/または対象と関連する細胞内総水分レベルのうちの1つ以上を判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、本方法は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与した後に、対象における1つ以上のイオンのレベル、対象と関連する全体重、対象と関連する体内総水分レベル、対象と関連する細胞外総水分レベル、および/または対象と関連する細胞内総水分レベルのうちの1つ以上の、第2のより低いレベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、例えば、血清総炭酸水素塩、血清総CO2、動脈血pH、尿中pH、および/または尿中リンによって判定される、当該対象と関連する酸/塩基の均衡は、例えば、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与から約1日以内に、著しく変化しない。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後の対象と関連する血圧レベルは、投与(複数可)の前の対象と関連するベースライン血圧レベルよりも実質的に低い。いくつかの実施形態において、体液過負荷の1つ以上の症状は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に、軽減、低減、または排除される。いくつかの関連する実施形態において、症状は、臥位時の呼吸困難、息切れ、末梢性浮腫、および/または下肢の浮腫のうちの1つ以上であり得る。いくつかの実施形態において、対象は、同時に利尿療法を受けていてもよい。いくつかの関連する実施形態において、利尿療法は、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与後に低減または排除され得る。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、対象に、追加の薬剤、例えば、例としてリン酸結合剤を含む、末期腎疾患等の状態の治療のための薬物または薬剤を投与することをさらに含む。追加の薬剤の非限定的な例には、マンニトール、ソルビトール、酢酸カルシウム、セベラマー炭酸塩(Renvela(登録商標))、および/またはセベラマー塩酸塩が挙げられる。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、対象にカリウムレベルを上昇させることが既知の薬剤を投与することをさらに含み得る。本明細書に使用される際、「カリウムレベルを上昇させることが既知の薬剤」とは、投与すると、カリウムレベルの上昇を引き起こすことが既知である、その上昇を引き起こすと思われる、またはその上昇と相関性のある、薬剤を指す。例えば、限定することなく、カリウムレベルを上昇させることが既知の薬剤には、第三級アミン、スピロノラクトン、エプレレノン、カンレノン、フルオキセチン、ピリジニウムおよびその誘導体、メトロプロロール、キニーネ、ロペラミド、クロロフェニラミン、クロロプロマジン、エフェドリン、アミトリプチリン、イミプラミン、ロキサピン、シンナリジン、アミオダロン、ノルトリプチリン、ミネラルコルチコステロイド、プロポフォール、ジギタリス、フッ化物、スクシニルコリン、エプレレノン、αアドレナリン作動性アゴニスト、RAAS阻害剤、ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体遮断薬、β遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、ベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、トランドラプリル、カンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、バルサルタン、テルミサルタン、アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、カルテオロール、ナドロール、プロプラノロール、ソタロール、チモロール、カンレノン、アリスキレン、アルドステロン合成阻害剤、および/またはVAPアンタゴニストを挙げることができる。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、1つ以上の追加の薬剤、例えば、カリウムレベルの上昇を引き起こすことが既知の薬剤の用量を増加させることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、利尿薬の用量を減少させるか、またはその投与もしくは共投与を中止することをさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、対象にナトリウムレベルを上昇させることが既知の薬剤を投与することをさらに含み得る。本明細書に使用される際、「ナトリウムレベルを上昇させることが既知の薬剤」という用語は、投与するとナトリウムレベルの上昇を引き起こすことが既知である、その上昇を引き起こすと思われる、またはその上昇と相関性のある、薬剤を指し、例えば、ナトリウム再取り込み阻害剤、ナトリウム輸送阻害剤、またはNHE3の阻害剤を含む、胃腸管におけるナトリウム含量を増加させる薬剤が含まれる。例えば、限定することなく、ナトリウムレベルの増加を引き起こすことが既知の薬剤には、エストロゲン含有組成物、ミネラルコルチコイド、浸透圧性利尿薬(例えば、グルコースもしくは尿素)、バプタン(例えば、トルバプタン、リキシバプタン)、ラクツロース、瀉下薬(例えば、フェノールフタレイン)、フェニトイン、リチウム、アムホテリシンB、デメクロサイクリン、ドーパミン、オフロキサシン、オルリスタット、イホスファミド、シクロホスファミド、高浸透圧性X線造影剤(例えば、ガストログラフィン、レノグラフィン)、シドフォビル、エタノール、ホルカスネット、インジナビル、リベンザプリル、メサラジン、メトキシフルラン、ピモジド、リファンピン、ストレプトゾトシン、テノフィル、トリアムテレン、および/またはコルヒチンを挙げることができる。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、1つ以上の追加の薬剤、例えば、例として、ナトリウム再取り込み阻害剤、ナトリウム輸送阻害剤、またはNHE3の阻害剤を含む、胃腸管におけるナトリウム含量を増加させる薬剤を含む、ナトリウムレベルの上昇を引き起こすことが既知の薬剤の用量を増加させることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、ポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形の投与は、利尿薬の用量を減少させるか、またはその投与もしくは共投与を中止することをさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象における1つ以上のイオンのベースラインレベルを判定すること、ならびに本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与した後に、対象における当該1つ以上のイオンの第2のレベルを判定することをさらに含み得る。イオンレベルは、対象において、例えば、血清、尿中、および/または糞便中において判定され得る。イオンを測定するために使用され得る方法の非限定的な例には、原子吸光、臨床検査室血液および尿検査、イオンクロマトグラフィー、ならびにICP(誘導結合プラズマ質量分析)が挙げられる。関連する実施形態において、カリウムのベースラインを、対象において判定する。別の実施形態において、ナトリウムのベースラインレベルを、対象において判定する。その後、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を、対象に投与し、続いて第2のカリウムおよび/またはナトリウムレベルを判定する。いくつかの実施形態において、第2のカリウムおよび/またはナトリウムレベルは、ベースラインカリウムよりも低い。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象と関連するベースライン全体重を判定すること、ならびに本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与した後に、対象と関連する第2の全体重を判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、第2の全体重は、ベースライン全体重よりも低い。対象と関連する全体重を判定するための任意の好適な方法を使用することができる。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象と関連するベースライン総水分レベルを判定すること、ならびに本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与した後に、対象と関連する第2の総水分レベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、第2の総水分レベルは、ベースライン総水分レベルよりも低い。対象と関連する総水分量を判定するための任意の好適な方法、例えば、生体インピーダンス測定によるもの、または侵襲的手技、例えば、肺動脈楔入圧測定のための中心静脈カテーテルによるものを、使用することができる。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与する前に、対象と関連するベースライン細胞外総水分レベルを判定すること、ならびに本明細書に開示されるようなポリマー、開示されるポリマーを含む組成物、および/または開示されるポリマーを含む剤形を投与した後に、対象と関連する第2の細胞外総水分レベルを判定することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、第2の細胞外総水分レベルは、ベースライン細胞外総水分レベルよりも低い。対象と関連する細胞外総水分量を判定するための任意の好適な方法、例えば、生体インピーダンス測定によるもの、または侵襲的手技、例えば、肺動脈楔入圧測定のための中心静脈カテーテルによるものを、使用することができる。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、対象と関連するpHレベルを判定することをさらに含み得る。pHレベルを判定するための当該技術分野で既知の任意の方法を用いることができる。例えば、限定することなく、対象と関連するpHレベルは、対象のpCO2、血清炭酸塩、尿中リンレベル等を判定することによって、判定することができる。いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本開示によるポリマー、ポリマーを含む組成物、および/または剤形を投与した後に、対象と関連するpHレベルを判定することを含む。関連する実施形態において、pHレベルは、対象にとって正常範囲内にある、および/または対象にとって臨床的に許容される範囲内にある。いくつかの実施形態において、本開示によるポリマー、ポリマーを含む組成物、および/またはポリマーを含む剤形を投与した後の対象と関連するpHレベルは、組成物の投与前の対象と関連するベースラインpHレベルよりも、対象にとっての正常範囲に近い、臨床的に許容されるレベルに近い等である。いくつかの実施形態において、対象と関連するpHレベルは、組成物の投与から約1日以内、約18時間以内、約12時間以内、約6時間以内、約4時間以内、または約2時間以内に有意に変化しない。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、例えば、血清総炭酸塩、血清総CO2、動脈血pH、尿中pH、および/または尿中リンによって測定される、対象と関連する酸/塩基の均衡を判定することをさらに含み得る。酸/塩基の均衡を判定するための当該技術分野で既知の任意の方法を用いることができる。いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本開示による組成物を投与した後に、対象と関連する酸/塩基の均衡を判定することを含む。関連する実施形態において、酸/塩基の均衡は、対象にとって正常範囲内にある、および/または対象にとって臨床的に許容される範囲内にある。いくつかの実施形態において、本開示による組成物を投与した後の対象と関連する酸/塩基の均衡は、組成物の投与前の対象と関連するベースライン酸/塩基の均衡よりも、対象にとっての正常範囲に近い、臨床的に許容されるレベルに近い等である。いくつかの実施形態において、対象と関連する酸/塩基の均衡は、組成物のと追うよから約1日以内、約18時間以内、約12時間以内、約10時間、約9時間以内、約8時間以内、約7時間以内、約6時間以内、約5時間以内、約4時間以内、約3時間以内、約2時間以内、または約1時間以内に、変化しないか、または有意に変化しない。
対象におけるイオンレベルを判定する方法は、当業者に既知である。イオンレベルを測定するための任意の好適な方法を使用することができる。しかしながら、血清ナトリウムレベルの判定は、そのようなレベルが、高ナトリウム血症の対象においてすら変動しない傾向にあるため、避けるべきである。ナトリウムイオンレベルが所望される場合、対象の体内総ナトリウムレベルを判定する等、そのようなレベルを判定するための別の好適な方法を、好ましくは、使用すべきである。
いくつかの実施形態において、本開示による方法は、本開示による組成物の投与の前、後、または前と後の両方に、血圧レベルを判定することをさらに含み得る。対象の血圧レベルは、当該技術分野で既知の任意の好適な方法を使用して判定することができる。例えば、限定することなく、対象の血圧レベルは、対象の収縮期血圧、対象の拡張期血圧、および/または対象の平均動脈圧(「MAP」)を測定することによって判定することができる。いくつかの実施形態において、対象の血圧は、治療前よりも治療後の方が低い。
いくつかの実施形態において、本開示による組成物は、対象におけるイオンレベルを低減させるため、または対象における1つ以上のイオンの許容されるレベルを維持するため、または対象における体液過負荷状態または体液不均等分布状態を低減させるために、必要に応じて投与される。いくつかの実施形態において、本開示による組成物は、3日毎に1回〜1日当たり約4回の頻度で投与される。好ましくは、本開示による組成物は、1日当たり約1回〜1日当たり約4回、より好ましくは1日当たり1または2回投与される。
以下の実施例は、例示目的に過ぎず、いかなる方法においても制限として解釈されるものではない。
実施例1
本実施例は、部分的にナトリウムで中和される、カルボン酸基と、例えば、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示す。そのような例示的なポリマーは、逆懸濁プロセスまたは水中油型プロセスによって調製され得る。
A.逆懸濁プロセス
カルボン酸基と、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、例示的な十字線型カチオン結合性ポリマーの調製ための例示的な方法では、逆懸濁プロセスが、以下の成分を用いて使用され得る:モノマー(例えば、アクリル酸および/またはフルオロアクリル酸)、モノマー用溶媒(例えば、親水性のもの、例えば、水)、モノマーの中和用塩基(例えば、NaOH)、親油性(例えば、疎水性)溶媒(例えば、Isopar(商標)L)、懸濁剤(例えば、Aerosil R972等のヒュームドシリカ)、キレート剤(例えば、Versenex(商標)−80)、重合開始剤(例えば、過硫酸ナトリウム)、ならびに架橋剤(例えば、TMPTA)。
不飽和カルボン酸モノマー(例えば、アクリル酸および/またはフルオロアクリル酸)を水中に溶解し、水性アルカリ(例えば、NaOH)で所望の中和率(例えば、70%〜95%中和される)に中和することによって、モノマー溶液を水相として容器中に調製する。この水性の部分的に中和されたモノマー溶液を反応器に添加する直前に、1つ以上の重合開始剤(例えば、過硫酸ナトリウムを単独で、またはチオスルフェートと対になったt−ブチルヒドロペルオキシド等の酸化還元対)を、重合を支持しない条件下で添加する。任意に、遷移金属イオンの制御を確実にするために、キレート剤(例えば、Versenex(商標)−80)をこの水性混合物に添加してもよい。有機相(例えば、Isopar(商標)Lまたはトルエンもしくはn−ヘプタンもしくはシクロヘキサン)を主要反応器(水性モノマー溶液の入った容器ではない)に入れる。疎水性懸濁剤(例えば、Aerosil R972)を有機相に溶解または分散する。架橋剤を添加する。架橋剤が有機相中により可溶性である場合(例えば、ジビニルベンゼンまたはTMPTAとも称される1,1,1−トリメチロールプロパントリアクリレート)、架橋剤を有機相の入った反応器に添加する。架橋剤がより水溶性である場合(例えば、HE−TMPTAとも称される高度にエトキシル化されたトリメチルプロパントリアクリレートまたはジアクリルグリセロール)、架橋剤を水相に添加する。次いで、水相を反応器中の有機相に、例えば混合することによって、添加し、その反応混合物を掻き混ぜ、有機溶媒中に適切な寸法の溶滴を生成する。同時に、反応混合物を通して不活性ガス(例えば、窒素)を通気することによって、反応混合物から酸素を取り除く。十分な脱酸素化の後、反応が開始する(例えば、酸化還元対の場合)か、または温度を上昇することによって始められる(例えば、過硫酸ナトリウムの場合)かのいずれかである。疎水性懸濁剤の第2の添加を、重合が進行している間に、例えば、粒子をさらに安定化させるために、添加してもよい。反応は、実質的にすべてのモノマーの除去を可能にする、例えば、実質的にすべてのモノマーの反応を可能にするのに十分な時間(例えば、2〜4時間)、上昇した温度(例えば、65℃)を維持することによって完了する。次いで、水を共沸蒸留によって除去してもよく、架橋型カチオン結合性ポリマー材料を、残りの有機溶媒を除去するために濾過または遠心分離によって単離してもよい。ポリマー材料を新しい有機溶媒で漱ぎ、所望の水分量まで、および/またはさらなる乾燥における損失によって測定される有機溶媒含有量まで乾燥する。いくつかの実施形態において、重合後、500ppm未満のモノマーが残存する。ポリマーを漱ぎ、この残留モノマーを除去してもよい。
例示的な方法において、重合の開始を防ぐために温度を40℃未満に保持しながら、アクリル酸(140g)を124.35gの50%NaOHおよび140gの脱イオン水の溶液に滴下添加した。3.5gのVersenex(商標)80および0.70gの過硫酸ナトリウムの10%溶液を添加した。その間に、1200gのIsopar(商標)Lを主要反応器に投入した。40gのIsopar(商標)Lに溶解した0.80gのAerosil R972および0.50gのTMPTAを、主要反応器に添加した。水性モノマー溶液を反応器に添加し、次いで反応器を閉じた。330RPMで掻き混ぜ始め、反応混合物を通してアルゴンを通気した。アルゴンの通気の70分後、反応物を1分当たり4℃の上昇で急速に加熱した。温度が50℃に達したとき、40gのIsopar(商標)Lに溶解した追加の0.80gのAerosil R972(アルゴンで別に通気されていた)を反応混合物に添加した。反応物の発熱が、混合物を次の15分間にわたって80℃まで加熱し、一方、恒温槽は熱を除去し、反応混合物を65℃に保持した。反応混合物を、加熱の開始からおよそ60分間で70℃まで温度が低下した。反応混合物を65℃〜70℃で4時間保持した。反応混合物を冷却させた。結果として生じた架橋型カチオン結合性ポリマー(ポリアクリル酸の部分ナトリウム塩)を濾過によって単離し、真空中において105℃で乾燥させた。同様に、ポリ−2−フルオロアクリル酸の部分ナトリウム塩を、モノマーの量を分子量の違いに対して調整することによって調製することができる(例えば、140gのアクリル酸ではなく、175gの2−フルオロアクリル酸)。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
B.水中油型プロセス
カルボン酸基と、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、例示的な十字線型カチオン結合性ポリマー調製のための別の例示的な方法では、水中油型プロセスが、以下の成分を用いて使用され得る:モノマー(例えば、メチル−2−フルオロアクリレート)、加水分解およびナトリウム塩への変換用の塩基(例えば、NaOH)、界面活性剤/懸濁安定剤(例えば、ポリビニルアルコールまたはポリビニルアルコール−コ−ポリ酢酸ビニル;PVA)、重合開始剤(例えば、ラウロイル過硫酸塩)、ならびに架橋剤(例えば、1,7−オクタジエンおよびジビニルベンゼン)、ならびに水。
Teflonパドルおよび水冷却器を有するオーバーヘッド機械撹拌器を備えた、1Lの三つ口Morton型丸底フラスコにおいて、重合を行うことができる。メチル−2−フルオウルアクリレート(fluouracrylate)(54g)、ジビニルベンゼン(0.02g)、1,7−オクタジエン(0.02g)、および過酸化ラウロイル(0.6g)混合することによって、有機相を調製する。PVA(3g)およびNaCl(11.25g)を水(285.75g)に溶解することによって、水相を調製する。次いで、有機相および水相をフラスコ内で混合し、窒素下、300rpmで撹拌する。次いで、フラスコを70℃の油浴に5時間浸し、次に室温に冷却する。反応中の内部温度は、約65℃である。次いで、固形生成物を水で洗浄し、濾過により採取する。次いで、白色固形物を凍結乾燥し、乾燥した固形ビーズを得る。ポリメチル−2−フルオロアクリレートビーズを加水分解し、ビーズをNaOH溶液(400g、10重量%)中で懸濁し、200rpmで撹拌することによって、ナトリウム塩に変換する。混合物を95℃の油浴で20時間加熱し、次いで、室温に冷却する。次いで、固形生成物を水で洗浄し、濾過により採取する。凍結乾燥後、ポリ2−フルオロアクリレートナトリウムのナトリウム塩のビーズを得る。同様に、ポリ−2−フルオロアクリル酸のカリウム塩を、加水分解に関してNaOH溶液ではなくKOH溶液を使用することを除いて(例えば、48.93gのポリメチル−フルオロアクリレートに対して、500gの10重量%KOH溶液)、同じ方法を使用して調製することができる。同様に、ポリアクリル酸のナトリウム塩のビーズを、モノマーの量を分子量の違いに対して調整することによってメタクリレートモノマーから調製することができる(例えば、54gのメチル−2−フルオロアクリレートではなく、45gのメタクリレート)。同様に、メチルアクリレートおよび2−フルオロアクリレートモノマーのコポリマーを、メタクリレートおよびメチル−2−フルオロアクリレートのモノマーの量を分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
実施例2
本実施例は、部分的にナトリウムで中和される、カルボン酸基と、例えば、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示す。そのような例示的なポリマーは、部分的に中和されたカルボン酸モノマーの水相反応によって調製され得る。
例示的な方法において、架橋型ポリアクリル酸もしくは架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸またはそれらのコポリマーが調製され得る。モノマー溶液を、不飽和カルボン酸モノマー(例えば、アクリル酸および/または2−フルオロアクリル酸)を水に溶解し、水性アルカリ(例えば、NaOH)で所望の中和率(例えば、70〜95パーセント中和される)に中和することによって、反応器中で調製する。任意に、金属イオンを制御するために、キレート剤(例えば、Versenex(商標)80)を添加してもよい。好適な架橋剤(例えば、1,1,1−トリメチルプロパントリアクリレートまたはジアクリルグリセロール)を反応器に添加する。重合開始剤を反応器に添加する。次いで、反応器を閉じ、反応混合物を不活性ガス(例えば、窒素)で通気し、十分な酸素の除去が達成されるまで掻き混ぜる。次いで、酸化還元対がラジカルを生成する酸素濃度に達することによって、または温度依存性開始剤(例えば、過硫酸塩)がラジカルを生成するように熱を加えることによってのいずれかで、反応を開始させる。反応中に生じる発熱を通して、反応を進める。2〜6時間後、反応が完了し、反応生成物のゲル状の塊を反応器から除去し、適切な寸法の小片に切り分け、乾燥させることができる。乾燥後、粒子は、所望の寸法または寸法分布を生成するように、寸法により分離されるか、または粉砕されてもよい。
別の例示的な方法において、重合の開始を防ぐために温度を40℃未満に保持しながら、140gのアクリル酸を124.35gの50%NaOHおよび140gの脱イオン水の溶液に滴下添加した。次いで、3.5gのVersenex(商標)80および0.70gの10%過硫酸ナトリウム溶液を添加した。最後の添加物は、0.50gのTMPTAであった。反応器を閉じ、反応混合物を200RPMで掻き混ぜ、同時に混合物を通してアルゴンを通気した。アルゴンの通気の70分後、1分当たり4℃の温度上昇の速度で加熱することによって反応を開始した。7分間後、反応は55℃に達し、すべての反応混合物はゲルになった。掻き混ぜることを止め、ゲルがゆっくりと反応器の底に沈むようにした。熱浴の温度をさらに4時間65℃に維持した。次いで、ゲルを冷却し、小片に切り分け、真空中、105℃で乾燥させた。同様に、ポリ−2−フルオロアクリル酸の部分ナトリウム塩を、モノマーの量を分子量の違いに対して調整することによって調製することができる(例えば、140gのアクリル酸ではなく175gの2−フルオロアクリル酸)。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
代替となる例示的な大規模な連続的生産方法において、アクリル酸1kg当たりおよそ6.0gのTMPTA、2.2kgの水、0.4kgの水酸化ナトリウム、および3.0gの過硫酸ナトリウムのモノマー供給混合物を脱酸素化し、アクリル酸1kg当たり0.6gのアスコルビン酸ナトリウムで重合を開始した。次いで、溶液を硬化コンベアベルトに投入し、そこで、コンベアベルト上で移動する間にアクリル酸ナトリウム溶液はゲルに重合される。次いで、ポリマーゲル粒径を低減させるように、ポリマーゲルを機械的に切断および顆粒化し、次に、ポリマーを乾燥させた。次いで、乾燥したポリマーを粉砕し、所望の粒径になるよう篩にかけた。同様に、それぞれアクリル酸1kgに対してではなく、それぞれ1.25kgのポリ−2−フルオロアクリル酸に対して同じ量の試薬を使用することによって、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸の部分ナトリウム塩を調製することができる。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
実施例3
本実施例は、実施例1または2に記載したように調製される、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの、低減した度合いのナトリウム置換を有する架橋型カチオン結合性ポリマー(例えば、酸性化ポリマー)への変換を実証する。
例示的な方法では、ポリマーを秤量し、中和されたカルボキシレートのモルを決定する。例えば、異なるカチオンの含有量をポリマー調製手順の知識に基づいて、または試料の元素分析から計算することができ、この情報を使用して、存在するカルボキシレートのモルの数を決定する。次いで、バッチにおいて、カラム溶出によって、または連続プロセスで、過剰な(例えば、カルボキシレートのモルの数の2倍、またはそれ以上の)酸(好ましくはHClまたはリン酸、例えば、1N HClまたは4Mリン酸)でポリマーを洗浄する。結果として生じる酸性化ポリマーを水で漱ぎ、あらゆる過剰な1N酸を除去し、ポリマーをより中性pH(例えば、pH4〜7)にし、真空中、60℃〜100℃で乾燥させる。
例えば、実施例1で提供された方法で生成された89.65gのポリアクリレートをビーカーに入れ、667mLの1N HClで2時間撹拌した。液体を排出し、ポリマー粒子を容器に戻した。第2のアリコートの667mLの1N HClを添加し、混合物を1時間撹拌した。液体を排出し、667mLの1N HClを用いる第3の漱ぎを1時間実施した。液体を排出し、ポリマー材料を667mLの脱イオン水に入れ、1時間撹拌した。液体を排出し、追加の667mLの脱イオン水を添加した。次いで、液体を排出する前にポリマー材料を1時間撹拌した。漱ぎ水のpHが3を超えるまでこの水での洗浄を続けた。次いで、架橋型カチオン結合性ポリマーを真空オーブン中、60℃で乾燥した。同様に、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を、使用されるポリマーおよび/または酸の量をCOOH基1個当たりの分子量の違いに対して調整することによって、調製することができる(例えば、実施例1または2に従って調製されるポリフルオロアクリレートに関して、89.65gのポリアクリレートではなく112gのポリフルオロアクリレートを使用する)。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる
代替的に、(例えば、実施例1に記載されるように調製された)部分的に中和された架橋型ポリアクリレートポリマー等の、カルボン酸基とpKa低下基とを含むモノマーを含む、100グラムの架橋型カチオン結合性ポリマーを、容器に入れた。次に、約2,250ミリリットルの純粋な(例えば、微量金属またはさもなければ、保証された低金属)1MのHClを容器に添加し、次いで、ポリマーおよび酸を穏やかに2時間撹拌した。デカントまたは濾過によって、液体を除去した。容器寸法によってか、または改善された質量収支のために所望される場合、2,250ミリリットルの1M HClを複数のバッチに分割し、順次使用する。例えば、750ミリリットルを添加し、ポリマーとともに撹拌し、除去し、2つ以上の750ミリリットルの別々の添加が続いた。次いで、ポリマーを2,250ミリリットルの低金属含有水で漱ぎ、ポリアクリレート等のポリマーを囲む過剰な酸を除去した。次いで、架橋型カチオン結合性ポリマーを乾燥させた。同様に、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を、ポリマーおよび/または酸の量をCOOHモノマー1個当たりの分子量の違いに対して調整することによって、調製することができる(例えば、実施例1または2に従って調製されるポリ2−フルオロアクリレートに関して、100gのポリアクリレートではなく125gのポリ−2−フルオロアクリレートを使用する)。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる
さらなる代替として、カルボン酸基とpKa低下基とを含むモノマーを含む、100グラムの架橋型カチオン結合性ポリマーを、濾過用漏斗または底部フィルタを備えたカラムに入れた。次いで、ポリマーを、約2,250ミリリットルの純粋な(例えば、微量金属、またはさもなければ、保証された低金属)1M HClで約1時間以上漱いだ。次に、ポリマーを、2,250ミリリットルの低金属含有水で漱いだ。次いで、架橋型カチオン結合性ポリマーを乾燥させた。同様に、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を、ポリマーおよび/または酸の量をCOOHモノマー1個当たりの分子量の違いに対して調整することによって、調製することができる(例えば、実施例1または2に従って調製されるポリフルオロアクリレートに関して、100gのポリアクリレートではなく125gのポリ2−フルオロアクリレートを使用する)。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
本実施例に従って調製される架橋型カチオン結合性ポリマーとして有用な例示的な酸性化ポリマーは、概して、約40g/gを超える食塩水保持能力を有し(例えば、実施例6および7を参照されたい)、約5,000ppm未満のナトリウム、約20ppm未満の重金属、約500ppm未満の残留モノマー、約2,000ppm未満の残留塩化物、および約20重量%未満の可溶性ポリマーを含有する。好ましくは、本実施例に従って調製される架橋型カチオン結合性ポリマーとして有用な酸性化ポリマーは、約40g/gを超える食塩水保持能力を有し(例えば、実施例6および7を参照されたい)、約500ppm未満のナトリウム、約20ppm未満の重金属、約50ppm未満の残留モノマー、約1,500ppm未満の残留塩化物、および約10重量%未満の可溶性ポリマーを含有する。
実施例4
本実施例は、低減した度合いのナトリウム置換を有する架橋型カチオン結合性ポリマー(例えば、酸性化ポリマー)に対して実施例1または2に記載されるように調製される、カルボン酸基と、例えば、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、例示的な実質的に金属を含まない(例えば、酸形態)架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示す。そのような例示的な実質的に金属を含まない(例えば、酸形態)架橋型カチオン結合性ポリマーは、水性プロセスまたは水中油型プロセスによって調製され得、架橋型ポリアクリル酸、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸、またはそれらのコポリマーを含み得る。
A.水性重合
カルボン酸基と、例えば、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、実質的に金属を含まない(例えば、酸形態)架橋型カチオン結合性ポリマーの調製のための例示的な方法では、140gのアクリル酸を反応器に入れ、326gの脱イオン水で希釈し、続いて、0.50gのTMPTAおよび0.70gの10%過硫酸ナトリウム溶液を添加した。反応器を閉じ、反応混合物を250RPMで掻き混ぜ、同時に反応混合物を通してアルゴンを通気した。アルゴンの通気の70分後、1分当たりおよそ4℃の温度上昇をもたらすように、反応混合物を加熱した。7分間後、温度はおよそ50℃に達し、すべての反応混合物は、掻き混ぜることを止めると、すぐに反応器の底に沈むゲルになった。65℃での加熱を2時間続け、ゲルを一晩冷却した。次いで、ゲルを小片に切り分け、真空オーブン中、60℃で乾燥させた。
150gのアクリル酸を反応器に入れ、0.5gの硫酸鉄七水和物を含有する444gの脱イオン水で希釈し、続いて、0.17mol%のTMPTAを添加した。溶液をN2パージで20℃に冷却した。次いで、0.091mol%過硫酸ナトリウム(mol%は、アクリル酸1モル当たりのモル)を添加した。溶液を撹拌し、窒素で不活性化(inertized)した。次いで、アスコルビン酸ナトリウムを0.022mol%で添加し、窒素パージを続けた。反応器を65℃に加熱し、反応を2時間超進行させた。次いで、ゲルを小片に切り分け、オーブン中、80〜100℃で乾燥した。
150gのアクリル酸を反応器に入れ、0.5gの硫酸鉄七水和物を含有する444gの脱イオン水で希釈し、続いて、0.34mol%のTMPTAを添加した。溶液をN2パージで20℃に冷却した。次いで、0.091mol%過硫酸ナトリウム(mol%は、アクリル酸1モル当たりのモル)を添加した。溶液を撹拌し、窒素で不活性化(inertized)した。次いで、アスコルビン酸ナトリウムを0.022mol%で添加し、窒素パージを続けた。反応器を80℃に加熱し、反応を2時間超進行させた。次いで、ゲルを小片に切り分け、オーブン中、80〜100℃で乾燥した。
架橋型ポリアクリル酸ポリマーを以下のように調製した:0.14gのTMPTAを140gのアクリル酸を含有する反応器に入れ、撹拌した。いったんTMPTAを溶解すると、0.17gのVersenex 80および420gの水を添加し、アルゴン注入で溶液を脱酸素化した。次いで、4.2gの10重量%過硫酸ナトリウム溶液および2.1gの1重量%tert−ブチルヒドロペルオキシド溶液を添加した。2分間の撹拌後、1.05gの10重量%チオ硫酸ナトリウム五水和物の溶液および0.84gの10重量%エリソルビン酸ナトリウム溶液を添加し、重合を開始した。温度が41℃に上昇した後、反応器を65℃で2時間加熱した。次いで、ポリマーゲルを反応器から除去し、引き剥がし、小片に切り分け、真空オーブン中で乾燥させた。
代替として、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を、上述の手法を使用して、ポリマーおよび/または酸の量を2−フルオロアクリル酸およびアクリル酸モノマーの分子量の違いに対して調整することによって、同様に調製することができる(例えば、140gのアクリル酸ではなく175gの2−フルオロアクリル酸、または150gのアクリル酸ではなく187gの2−フルオロアクリル酸を使用することによるもの)。同様に、アクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸のコポリマーの部分ナトリウム塩を、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
B.水中油型プロセス
カルボン酸基と、例えば、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む実質的に金属を含まない(例えば、酸形態)架橋型カチオン結合性ポリマーの調製のための例示的な方法では、水中油型プロセスを使用して、ポリ−2−フルオロアクリル酸を生成する。塩化ナトリウム(4.95g)、水(157.08g)、ポリビニルアルコール(1.65g)、Na2HP04・7H20(1.40g)、NaH2P04−H20(0.09g)、およびNaN02(0.02g)のストック水溶液を500mLのバッフル付き三つ口反応フラスコ中で調製する。t−ブチル−フルオロアクリレート(30.00g)、ジビニルベンゼン(0.01g)、オクタジエン(0.01g)、および過酸化ラウロイル(0.24g)の有機相を調製する。次いで、有機相をフラスコ中の水相に添加する。次いで、フラスコをオーバーヘッド撹拌器および冷却器に装着する。窒素を10分間わたり反応に吹き付け、反応の間中、窒素のブランケットを維持する。次いで、撹拌速度を180rpmに設定し、浴槽温度を70℃に設定する。12時間後、加温を85℃まで2時間で上昇させ、次いで、反応混合物を室温に冷却する。次いで、ビーズを反応フラスコから単離し、イソプロピルアルコール、エタノール、および水で洗浄する。次いで、ポリ(2−フルオロアクリレート、t−ブチルエステル)ビーズを減圧下、室温で乾燥させる。次いで、500mLのバッフル付き三つ口反応フラスコ中に、28gのポリ(2−フルオロアクリレート、t−ブチルエステル)ビーズ、84gの濃塩酸(ビーズの重量の3倍)、および84gの水(ビーズの重量の3倍)を秤量する。次いで、フラスコをオーバーヘッド撹拌器および冷却器に装着する。窒素を10分間わたり反応に吹き付け、反応の間中、窒素のブランケットを維持する。撹拌速度を180rpmに設定し、浴槽温度を75℃に設定する。12時間後、加温を停止し、反応混合物を室温に冷却する。次いで、ビーズを反応フラスコから分離し、イソプロピルアルコール、エタノール、および水で洗浄する。次いで、酸形態ポリポリ−2−フルオロアクリル酸ビーズを減圧下、室温で乾燥する。
同様に、ポリアクリル酸のビーズを、モノマーの量を分子量の違いに対して調整することによって、t−ブチルアクリレートモノマーから調製することができる(例えば、30gのt−ブチル−2−フルオロアクリレートではなく、26gのt−ブチルアクリレート)。同様に、アクリル酸およびフルオロアクリル酸のコポリマーを、モノマーの量をアクリル酸およびポリ−2−フルオロアクリル酸の分子量の違いに対して調整することによって調製することができる。
実施例5
カルボン酸基と、例えば、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーに結合する、例えば、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、および/またはカリウムカチオンを含むある特定のカチオンの含有量(例えば、パーセント;%)は、例えば、ICP−OES、ICP−AES、および/またはICP−MS(例えば、ThermoElectron Finnegan Element 2もしくはPerkin Elmer Elan 6000 instrumentを使用する)を含む、当該技術分野で既知の任意の方法によって決定され得る。異なるICP測定において決定されるポリマー中のカルボキシレート基の対イオンであるカチオンの割合は、±20%以下で変動し得る。
例示的な方法において、実施例1〜4に従って調製されるポリマーのナトリウム含有量は、250mgのポリマー試料を5%硝酸溶液で100mLの総体積に希釈することによって決定され得る。ポリマーからナトリウムカチオンを抽出するために一晩振盪させた後、カチオンの濃度を好適な校正曲線(例えば、線形範囲を有する標準曲線)の範囲内にするために必要に応じて、混合物のアリコートを1%硝酸溶液で希釈してもよい。適切な内部標準(例えば、スカンジウム、イットリウム、ゲルマニウム)を使用して、マトリックス効果を補正する。試料を、分析のために線形標準曲線の範囲内に希釈する。好ましくは、ポリマーは完全に分解される。試料の完全な分解を確実にするために、例示的な方法は、例えば、熱の適用によって、マイクロ波分解を使用して、他の酸、または酸、過酸化水素、もしくは他の試薬の混合物を使用して、あるいは当該技術分野で既知の他の方法によって、硝酸中の試料を完全に(例えば、溶液が透明かつ無色になるまで)分解することである。例えば、ポリマーを硝酸、塩化水素、および過酸化水素媒体中に入れ、当業者に既知の任意の方法を使用して試料をマイクロ波分解してもよい。最終希釈体積は、標準値を使用して生成される標準曲線内(例えば、0、5、10、20、50、および100μg/Lで)に収まるべきである。複数の実行結果を正規化するために、分析前に内部標準を追加する。
別の例示的な方法において、実施例1〜4に従って調製される250.2mgのポリアクリル酸ポリマー試料を、100mLのポリプロピレン管中に入れ、試料の総体積が100mLになるまで5%硝酸溶液を添加した。次いで、管を一晩振盪し、「混合試料A」を生成した。250.7mgの、混合試料Aを調製するために使用した同じポリマー試料を、100mLのポリプロピレン管中に入れ、試料の総体積が100mLになるまで5%硝酸溶液を添加した。次いで、管を一晩振盪し、「混合試料B」を生成する。混合試料Aの3つの1.0mLのアリコートを、1%硝酸溶液を使用して10.0mLの最終容量にそれぞれ希釈した。それぞれに、100μLの、5%硝酸中99.999%酸化スカンジウムの5.00μg/mL標準溶液を添加した。同様に、混合試料Bの3つの1.00−mLのアリコートを10.0mLの最終容量に希釈し、100uLの標準スカンジウム溶液を滴下した。ナトリウム含有量の分析を、製造業者の仕様書に従って、(ソフトウェアバージョン2.42を備えた)ThermoElectron Finnigan Element 2 ICP−AES instrumentを使用して進めた。6つのナトリウム濃度測定値(それぞれ、例えば、321、325、323、346、344、および351μg/g)を、未加工のナトリウム測定値の強度を内部スカンジウム標準の測定値に正規化し、希釈度に対して補正することによって、決定した。次いで、これらの6つのナトリウム濃度測定値を平均化し(335μg/g)、335μg/gは、0.034重量%のナトリウムに等しい。
ポリアクリル酸ポリマー上で対イオンとして作用するナトリウムに対するカルボキシレート基の割合(%)は(例えば、「[x]%Na−CLP」命名法)、以下の方程式によって、ナトリウム測定値の重量パーセント(重量%Na)から決定され得る:
[x]%Na−CLP=(72.06)(重量%Na)/(23.0−(0.23)(重量%Na))
この例示の分析において、ポリアクリレートポリマー1グラムに対する335μgのナトリウムの平均ナトリウム濃度、または0.034重量%ナトリウムに関して、ナトリウムカチオンは、ポリマー中の約0.13%のカルボキシレート基に対する対イオンである。
本開示のポリマーは、ポリアクリル酸ポリマー1グラム当たり約0μgのナトリウム〜約50,000μgのナトリウムのナトリウム濃度測定値(例えば、ICP−AES分析によって決定される平均ナトリウム濃度測定値)を有し得る。この範囲は、ほぼ、その中でナトリウムがカルボキシレート基の約0%〜約5%に対して対イオンとして作用するポリマーに対応する。
別の例示的な方法において、ポリアクリル酸ポリマー上のある特定のカチオン(例えば、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、または他のカチオン)の含有量は、ICP−OESによって決定され得る。
別の例示的な方法において、ポリマー上のある特定のカチオン(例えば、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、または他のカチオン)の含有量は、硝酸、塩化水素、および過酸化水素分解媒体における試料のマイクロ波分解を使用するICP−OESによって決定され得る。試料中のナトリウム含有量を、50mgのポリマーを、0.800mLの微量金属グレード硝酸、0.450mLの濃縮微量金属グレード塩化水素、および0.200mLの30%(w/w)過酸化水素とともに分解容器中に入れることによって分析した。次いで、容器を、100%の力で10分間(185℃の温度に)、続いて100%の出力で5分間(195℃の温度に)MARS 5(CEM Corp)マイクロ波装置に入れ、次いで、試料を分解するために試料を195℃で15分間保持する。次いで、分解されたポリマー試料を、カチオンの濃度を標準曲線の範囲内にするために、精製水で50mLの最終体積に希釈する。標準曲線の構造に対する標準溶液を、4%(v/v)硝酸中、0(ブランク)、0.1、0.5、および1.0μg/mLのNaで調製した。4%微量金属グレード硝酸中、20μg/mLのイットリウムおよび100μg/mLのゲルマニウムを含有する内部標準溶液を調製した。結果を正規化し、マトリックス効果を補正するために、すべての分析においてこの内部標準を使用した。Thermo Electron iCAP 6000 ICP−OES上で試料を分析した。希釈度に対する補正を行って、標準曲線からμg/gのナトリウム濃度を決定し、上に記載されるような重量パーセントに変換した。
同様に、ポリ2−フルオロアクリル酸ポリマーに対するナトリウム対イオンのパーセントである%NaCLPが、方程式
[x]%Na−CLP=(90.1)(重量%Na)/(23.0−(0.23)(重量%Na))を使用して、決定され得る。
実施例6
カルボン酸基と、ハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基と、を含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーの食塩水保持能力は、当該技術分野において任意の既知の方法によって決定され得る。例えば、食塩水保持能力は、およそ154mMのナトリウム濃度を有するpH7の食塩溶液、生理的等張緩衝液、またはリン酸ナトリウム緩衝液中のカリウムまたはナトリウム塩(例えば、ポリアクリレートのナトリウム塩、2−フルオロアクリレートのカリウム塩、またはナトリウムもしくはカリウム塩に変換される(例えば、pH7のリン酸ナトリウム緩衝液の1つ以上の交換液中でインキュベートして、ポリマーをナトリウム塩に変換させることによって))ポリマーの酸形態(例えば、ポリアクリル酸)として、ポリマーに関して測定される。
例示的な方法において、食塩水保持容量を測定する前に、リン酸ナトリウム緩衝液で数回洗浄することによって、ポリマーの酸形態を中性pHでナトリウム塩に変換した。以下のように、0.15Mリン酸ナトリウム溶液を用いて食塩水保持能力を決定した。50mMのリン酸ナトリウム三塩基性のpH7緩衝液(Na3PO4・12H2O;分子量380.124)を、19.0グラムを約950ミリリットルの純水に溶解し、0.15Mのナトリウム濃度を有する溶液をもたらす1リットルへの最終希釈の前に、1N HClでpHを7±0.1の最終pHに調整することによって、調製する。次に、カルボン酸基と、pKa低下基、例えば、架橋型ポリアクリレートビーズと、を含むモノマーを含む、ある量の架橋型カチオン結合性ポリマー(例えば、実施例1〜4に従って調製されるポリアクリル酸ポリマー)(例えば、0.1±0.025グラム)をタールフィルタ管に移し、ポリマーの質量をW1にみられるように記録した。次に、管を天秤に戻し、管に試料を足した重量をW2として記録した。次いで、過剰な(例えば、ポリマーの質量の70倍を超える)量のpH7.0緩衝液(例えば、10ミリリットル)を、CLP試料を含有する管に移した。次いで、管を平台振盪機に配置し、2時間振盪させた。2時間後、自由液体をデカントし、緩衝液の第2の10mLを管に移す。この手順を、4および6時間繰り返す。振盪後、すべての過剰な流体をデカントし、(例えば、吸引によって)あらゆる自由液体を管から除去した(例えば、管中には可視流体がない)。代替として、同じ手順を、ポリマーの膨潤速度に応じて15、30、60、および240分の時点で行ってもよい。最後に、管および試料を秤量し、W3として記録した。食塩水保持能力(SHC)を、吸収された流体の質量を乾燥架橋型ポリアクリレートポリマーの質量で割ることによって計算した、例えば、SHC(g/g)=(W3−W2)/(W1)。本開示によると、本明細書に開示される方法に従って調製されるポリアクリレートビーズを含む架橋型カチオン結合性ポリマーは、20g/g、30g/g、40g/g、またはそれ以上の食塩水保持能力を有した。別の言い方をすれば、ポリマーがポリアクリレートまたはポリフルオロアクリレートである場合を含む、カルボン酸基とpKa低下基とを含むモノマーを含む、そのような架橋型カチオン結合性ポリマーは、20g/g、30g/g、または40g/gの食塩水保持能力を有し得る。
代替として、架橋型2−フルオロポリアクリレートポリマー等の架橋型高分子電解質ポリマーの膨潤比または自由膨潤容量は、カリウムまたはナトリウム塩としてポリマーに対して決定され得る(例えば、ポリアクリレートのナトリウム塩、2−フルオロアクリレートのカリウム塩)。ポリマーの酸形態(例えば、ポリフルオロアクリル酸)は、pH7のリン酸カリウム緩衝液の1つ以上の交換液中でインキュベートして、ポリマーをカリウム塩に変換させることによって、カリウム塩に変換され得る。次いで、食塩水保持能力を、およそ154mMのナトリウム濃度を有する食塩溶液、生理的等張緩衝液(例えば、pH6.5)、またはリン酸ナトリウム緩衝液(例えば、pH7)において決定する。この膨潤比(g流体/g乾燥ポリマー)は、概して、膨潤比方法では、ポリマーゲル粒子間の流体が、濾過、遠心分離、または他の方法によって除去されないため、食塩水保持能力よりも大きい。
膨潤比は、当該技術分野で既知の方法によって決定され得る(例えば、自由膨潤容量に対するEDANA法)。例えば、50mMのリン酸三ナトリウムを含有する生理的等張膨潤緩衝液をpH6.5で調製する。管中に、およそ0.1グラムの2−フルオロアクリレートカリウム塩を入れる(小数第2位まで決定されるポリマーの重量=W1)。次いで、ポリマーを有する管の重量を判定し、W2と命名する。次いで、10mLの緩衝液を管に添加する。次いで、管を振盪機上に配置し、さらなる膨潤が観察されなくなるまで(例えば、16時間)、膨潤させる。次いで、自由液体をデカントし、管の重量を再度判定する(W3)。次いで、自由膨潤容量を(W3−W2)/W1として決定する。
実施例7
カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーの食塩水保持能力は、当該技術分野で既知の任意の方法によって決定され得る。そのようなポリマーは、カルシウムおよび/またはマグネシウムカチオン(例えば、カルシウムカチオンもしくはマグネシウムカチオン、またはそれらの混合物)を含み得、カルシウムおよび/またはマグネシウムカチオンは、ポリマー中のカルボキシレート基に対する対イオンである。
例示的な方法において、遠心法を使用してポリマーの食塩水保持能力を測定する。この方法に従うと、ポリマーを酸でまず処理をすることなく、高緩衝強度を使用してポリマー対イオンをナトリウムに変換することによって、ポリマー(例えば、ポリアクリル酸ポリマー)の遠心保持容量(CRC)を決定する。
代替として、ポリアクリル酸ポリマーの食塩水保持能力は、食塩水保持容量の測定のためにポリマーがナトリウム塩に変換され、pHが約pH7で維持されるような、塩および緩衝液組成を有するpH7緩衝溶液中で決定され得る。pH7の175mMのリン酸ナトリウム緩衝液をpH7.0で調製する。遠心管の重量を判定した(Wtube)。100±10mgのポリアクリル酸ポリマー粒子を秤量し、遠心管に添加し、管を再秤量する(Wtube+試料)。25mLの取り込み緩衝液を遠心管に添加し、管に蓋をし、勢いよく振盪する。次いで、管を手首運動型振盪機(wrist−action shaker)上で少なくとも8時間振盪する。次いで、管を10分間3500rpmで遠心分離し、上清をデカントする。膨潤ゲル粒子を有する管を再秤量し(Wtube+膨潤ゲル)、食塩水保持能力を以下のように決定する:
食塩水保持能力(w/w)=(Wt(管+膨潤ゲル)−W(管)/(W(管+試料)−W(管))。
実施例8
カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基(例えば、炭酸カルシウム等のカルシウム塩基)との混合物を、当該技術分野で既知の任意の方法によって試験し、Na、K、および/もしくはPイオンならびに/または体液の糞便除去(例えば、糞便質量の増加)における投与された塩基の効果を判定し、酸/塩基パラメータにおける追加される塩基の効果を(尿中リン酸として)評価することができる。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いた例示的な方法において、カルシウムの塩基性塩を有するポリアクリル酸ポリマーの混合物をラットにおいて試験し、Na、K、および/またはPイオン、ならびに/または体液の糞便除去(例えば、糞便質量の増加)における投与されたカルシウムの効果を判定し、酸/塩基パラメータにおける追加された塩基の効果を(尿中リン酸として)評価した。投与する塩基の量(meq)は、ポリカルボン酸ポリマーとして投与される酸のmeqに対する割合として計算した。3匹または6匹のラットの複数の群を、食物および水分摂取の1日の評価、糞便および尿排泄の測定を可能にし、化学分析用の糞便および尿の採取を可能にするために、個別に代謝ケージ内に入れた。ラットに、それらの1日の食餌の重量の5%で、実施例1および3に記載されたように作製された架橋型ポリアクリル酸ポリマーを食餌とともに与えた。各ラットに、食餌に混ぜた種々の量の酸化カルシウム、炭酸カルシウム、またはクエン酸カルシウムを共投与した。食餌の安定化後、糞便および尿を3日間連続で採取した。これらの毎日の糞便および尿試料を分解し、糞便中ナトリウム、糞便中カリウム、および尿中リン酸に関して、ICP/AES(誘導結合プラズマ/原子発光分光法)によって分析した。
表3に示されるように、ポリアクリル酸ポリマーおよび塩基の共投与は、ナトリウムおよびカリウムの両方の糞便中排泄をベースラインまたは対照値から増加させた。しかしながら、共投与された塩基の量の増加は、ナトリウムおよびカリウムの糞便中の変化における正味の効果を減少させ、尿中リンレベルを減少させた(リンレベルの減少は、より少ないアシドーシスを示す)。塩基を伴わずに、または少量の塩基とともにポリアクリル酸ポリマーを投与した場合、上昇したレベル(正値の尿中リン)によって示されるように、アシドーシスが観察された。しかしながら、驚くべきことに、中程度の量(例えば、0.5〜0.625当量)の塩基の共投与は、アシドーシスを大幅に阻止した。約0.8当量を超える塩基をポリアクリル酸ポリマーと共投与した場合、ラットは若干アルカローシスになった。
糞便質量の変化を、ベースライン値と比較して表4に示す。
実施例4に記載されたように作製されたポリアクリル酸ポリマーを用いた追加のラット実験では、ポリアクリル酸ポリマーの投与は、ナトリウムおよびカリウムイオンの糞便中排泄を増加させ、糞便質量を増加させた。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例9
カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基(例えば、カルシウム塩基)との混合物を、当該技術分野で既知の任意の方法によって試験し、Na、K、および/もしくはPイオン、ならびに/または体液の糞便中への除去(例えば、糞便質量の増加)における、投与されたカルシウムの効果を判定し、酸/塩基パラメータにおける追加された塩基の効果を(尿中リン酸として)評価することができる。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
例示的な方法において、実施例1、3、4、22、23、および27のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製されるフルオロアクリル酸ポリマーの混合物ならびにカルシウム塩基を、0、0.25、0.5、または0.75当量/ポリマー中のCOOH当量で、食餌の5%として、雄のSprague Dawleyラットに投与する。フルオロアクリル酸を、コーヒー粉砕機で簡単に粉砕し、微粉砕されたPurina Rat Chow LabDiet 5012および適切な量のCaCO3と混合する。次いで、この混合物を、ほぼ均一な粒径の粉末が得られるまで、各処置群に対してブレンダー中で混合する。4つの群のそれぞれにおける6匹の雄のSprague Dawleyラットに、それらの1日の食餌の重量の5%として、ポリマーの食事を与える。
ラットは、本試験を開始する3日前に、微粉砕されたPurina Rat Chow LabDiet 5012を開始する。9日間の試験を通して、体重、食物摂取量、水分摂取量、尿排出量、および糞便排出量の毎日の測定を記録する。0日目に、ラットを代謝ケージに入れ、3日間連続で、微粉砕された食餌(chow)を単独で与える。これら3日間の糞便および尿をそれぞれ採取し、ICP分析のために各ラットに対して組み合わせる。3日目に、6日間の処置期間を開始する。7、8、および9日目(処置期間の4、5、および6日目)の糞便および尿を採取し、ICPによる金属イオン含有量分析のために各ラットに対して組み合わせる。糞便および尿試料は、各試料をフラスコ内に入れ、微量金属グレード濃縮硝酸を添加し、沸騰するまで加熱することによって、分解させる。次いで、30%過酸化水素を、溶液が透明になり、過酸化水素の添加後の活発な泡沫化が終了するまで、小アリコートに添加する。分解した試料を、糞便中ナトリウム、糞便中カリウム、および尿中リン酸に関して、ICP/AES(誘導結合プラズマ原子発光分光法)によって分析する。糞便中ナトリウムおよびカリウム含有量、糞便重量、ならびに尿中リン酸を、各処置群に対するベースラインと比較する。
フルオロアクリル酸ポリマーおよび塩基の共投与は、ナトリウムおよびカリウム両方の糞便中排泄を増加させ、同様に、糞便質量もベースライン値から増加させる。
実施例10
カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基(例えば、マグネシウム塩基)との混合物を当該技術分野で既知の任意の方法によって試験して、Na、K、および/もしくはPイオン、ならびに/または体液の糞便中への除去(例えば、糞便質量の増加)における投与されたカルシウムの効果を判定し、追加された塩基の、酸/塩基パラメータ(尿中リン酸として)に対する効果を評価することができる。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いる例示的な方法において、1組当たり3匹または6匹のラットの複数の組を、食物および水分摂取ならびに糞便および尿の排泄の評価を可能にし、化学分析用の糞便および尿の採取を可能にするため、個別に代謝ケージ内に入れた。ラットに、それらの1日の食餌の重量の5%で、架橋型ポリアクリレートポリマー(実施例1および3に記載されたように作製されたポリアクリル酸ポリマー)を食餌とともに与えた。種々の量の酸化マグネシウムをポリマーとともに共投与した。投与するマグネシウム塩基の量(meq)を、ポリカルボン酸ポリマーとして投与される酸のmeqに対する割合として計算した。食餌の安定化後、糞便および尿を3日間連続で採取した。これらの毎日の糞便および尿試料を分解させ、糞便中ナトリウム、糞便中カリウム、および尿中リンに関してICP/AESによって分析した。
表5に示されるように、ポリアクリル酸ポリマーおよび最大約0.5当量のマグネシウム塩基の共投与は、ベースラインと比較して糞便中ナトリウム排泄および糞便中カリウム排泄の両方を増加させた。マグネシウム塩基の共投与は、尿中リンのベースラインからの変化の低減によって示されるように、酸−塩基均衡における変化を低減させた。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例11
カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーと、塩基(例えば、マグネシウム塩基)との混合物を当該技術分野で既知の任意の方法によって試験し、Na、K、および/もしくはPイオン、ならびに/または体液の糞便中への除去(例えば、糞便質量の増加)における投与されたポリマーおよびカルシウム塩基の効果を判定し、酸/塩基パラメータにおける追加された塩基の効果を(尿中リン酸として)評価することができる。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
例示的な方法において、6匹のラットの群の4つの群を、食物および水分摂取ならびに糞便および尿の排泄の評価を可能にし、化学分析用の糞便および尿の採取を可能にするため、個別に代謝ケージ内に入れる。ラットに、それらの1日の食餌の重量の5%で、架橋型フルオロアクリル酸ポリマー(実施例1、3、4、22、23、27、および28のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製されるフルオロアクリル酸)を食餌とともに与える。0、0.25、0.5、および0.75当量の酸化マグネシウムをポリマーとともに共投与する。投与するマグネシウム塩基の量(meq)を、フルオロアクリル酸ポリマーとして投与される酸のmeqに対する割合として計算する。ベースラインの3日間および処置の3日間の後、糞便および尿を3日間連続で採取する。これらの毎日の糞便および尿試料を分解し、糞便中ナトリウム、糞便中カリウム、および尿中リンに関してICP/AESによって分析する。24時間の糞便および尿質量もまた判定する。
フルオロアクリル酸ポリマーおよび最大約0.75当量のマグネシウム塩基の共投与は、ベースラインと比較して、糞便中ナトリウム排泄、糞便中カリウム排泄、および糞便質量を増加させる。マグネシウム塩基の共投与は、尿中リンにおけるベースラインからの変化の低減によって示されるように、酸−塩基均衡における変化を低減させる。
実施例12
試験が、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを、例えば、その体液を除去する能力およびカチオンの糞便および尿レベルに対する影響を含んで評価するために行われてもよい。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いる例示的な方法において、ポリカルボフィルをLubrizol Advanced Materials,Inc.(Noveon(登録商標)AA−1)から購入した。ポリカルボフィルは、ジビニルグリコールで架橋されたアクリル酸のポリマーである。本試験に使用されるポリカルボフィルは、酸形態のカルボン酸基を含有する。Noveon(登録商標)AA−1ポリカルボフィルは、直径が平均約0.2ミクロンの粒子の凝集粉末として提供される。個別のコロイドの0.2ミクロンポリマー粒子を、ベンゼンおよび/またはエチルアセテート等の有機溶媒中の沈殿重合によって形成する。凝集粉末は、Coulter Counterによって判定すると、平均2〜7ミクロンである。これらの集塊は、いったん生成されると一次粒子に分解され得ない。本試験において、ポリカルボフィルが糞便中のNaおよびKイオンを除去し、糞便質量を増加させる能力を、検査した。
本試験用の食餌を調製するために、Noveon(登録商標)AA−1ポリカルボフィルを、非付着シート上に脱イオン水を軽く噴霧し、続いて、濡れた表面上に凝集ポリカルボフィル粉末の薄膜を広げることによって、まず顆粒化した。ポリカルボフィル層の上に脱イオン水を再度噴霧し、物質を室温で乾燥させた。すべての乾燥した物質を採取し、80℃でさらに乾燥させた。乾燥した物質を容器に入れ、微粉砕されたPurina Rat Chow LabDiet 5012と混合した。次いで、この混合物を、均一な分布の粉末が得られるまでブレンダー中で粉砕した。6匹の雄のSprague Dawleyラットに、それらの1日の食餌の重量の5%で、粉砕されたポリカルボフィルの食餌を与えた。さらなる6匹の雄のSprague Dawleyラットに、それらの1日の食餌の重量の5%で、架橋型ポリアクリル酸ポリマー(実施例1および3にあるように生成される)を食餌とともに与えた。
ラットの重量、食物摂取量、水分摂取量、尿排出量、および糞便排出量の毎日の測定値を記録した。これは、ベースライン期間を提供する試験の最初の3日間、その後6日間の処置期間が続く、9日間の試験であった。ラットの重量、食物摂取量、水分摂取量、尿排出量、および糞便排出量の毎日の測定値を記録した。処置期間の最初の3日間は、食餌の安定化後の平衡化の日数と見なされ、3日間連続で糞便および尿を採取した。試験期間の7、8、および9日目(処置期間の4、5、および6日目)は、分解およびICP−AES分析のための尿および糞便の採取のために使用された。これらの毎日の糞便および尿試料は、各試料をフラスコ内に入れ、微量金属グレード濃縮硝酸を添加し、沸騰するまで加熱することによって、分解させた。これに続き、30%過酸化水素を、溶液が透明になり、過酸化水素の添加後の活発な泡沫化が終了するまで、小アリコートで添加した。分解された試料を、糞便中ナトリウム、糞便中カリウム、および尿中リン酸に関して、ICP/AES(誘導結合プラズマ原子発光分光法)によって分析した。対照(ラット用の食餌が与えられ、ポリマーを与えられていないラット)に対する糞便中ナトリウムおよびカリウム排泄レベルならびに尿中リン値の変化を計算し、表6に示す(例えば、処置群における糞便中ナトリウムおよびカリウムならびに尿のリンレベルから対照の糞便中ナトリウムおよびカリウムならびに対照の尿中リン排泄レベルを差し引いた)。糞便流体の尺度として対照(ラット用の食餌が与えられ、ポリマーを与えられていないラット)に対する糞便重量の変化もまた計算し、表6に示す(対照の糞便質量を処置群における糞便質量から差し引いた)。
表6に示されるように、これらの結果は、実施例1および3により調製されるポリカルボフィルおよびポリアクリル酸ポリマーが、ナトリウムおよびカリウムの糞便中排泄を増加させ、糞便質量を増加させる同様の能力を有することを示す。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例13
試験が、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型ポリフルオロアクリル酸ポリマー(例えば、実施例1、3、4、および22〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製されるポリマーを含む)、および塩基を評価するために行われてもよく、例えば、カチオンの糞便中排泄を変化させる、酸−塩基均衡の測定値を変化させる、血清カリウムレベルを変化させる、および糞便重量を変化させるその能力を評価することを含む。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
例示的な方法において、試験が、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型ポリフルオロアクリル酸ポリマー(例えば、実施例22〜29のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製されるポリマーを含む)、および塩基を評価するために行われてもよく、例えば、カチオンの糞便排泄を変化させる、酸−塩基均衡の測定値を変化させる、血清カリウムレベルを変化させる、および糞便重量を変化させるその能力を評価することを含む。
例示的な方法において、対象6人からなる8つコホートの48人の健常なヒト対象において、非盲検臨床試験を実施する。各患者は、朝食の1時間前および就寝前に投与される2つの用量に分けられた、25%、50%、75%、または100%CaCO3を有する1日当たり15gまたは30gのポリフルオロアクリル酸ポリマーを受容する。対象は、試験の継続期間中、臨床試験ユニットに留まる。
ポリフルオロアクリル酸を実施例1および3に従って調製する。ビーズ構造を破壊するようにポリマーを粉砕し、粒径を低減させる。投薬の直前に、ポリフルオロアクリル酸粒子または粉末をプディングに混合する。対象は、プディングアリコート全部を食べるように要求される。
本臨床試験は、CaCO3を伴うポリフルオロアクリル酸ポリマーの投与が、ベースライン期間と比較した際に、(1)ナトリウム、カリウム、またはリンの糞便中排泄を変化させたかどうか、(2)血清総炭酸水素塩、尿中pH、および尿中リンを含む、酸−塩基均衡の測定値を変化させたかどうか、(3)血清カリウムレベルを変化させたかどうか、ならびに(4)糞便重量を変化させたかどうかを評価する。
5日のベースライン期間の後、CaCO
3を伴うポリフルオロアクリル酸ポリマーを、1日2回、合計7日間(合計14用量)プディングに入れて投与する。
同一の食事を取るすべての参加者の食餌を制御する。対象は、それらの食事のすべてを消費するように求められる。
対象は、スクリーニング時に少なくとも8時間、ならびに臨床検査試験のための血液および尿試料の採取の前の入院時に4時間、絶食する。試験の間に採取される尿および血液試料の採取の前には、絶食は要求されない。絶食の期間中、水は自由に摂取してよい。
24時間、1日の便および尿試料を毎日採取し、便重量、糞便電解質、尿中pH、および尿中リンを評価する。毎日の血清試料を、血清カリウムおよび総炭酸水素塩について評価する。糞便試料を、ナトリウム、カリウム、カルシウム、およびマグネシウムの濃度に対してICPで評価する。すべての尿標本を採取し、体積を記録する。尿試料を、それぞれ24時間貯蔵し、アリコートを、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、およびマグネシウム分析のために標本抽出する。
処置期間の1日のパラメータをベースラインと比較し、3〜6日目の1日のパラメータを平均し、治療10〜13日目の平均と比較する。便重量、糞便中Na、K、Mg、Ca、およびP、尿中pH、尿中リン、血清カリウム、ならびに総炭酸水素塩におけるベースラインからの平均変化を決定する。
実施例14
試験を行って、カルボン酸基を含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価することができ、これは、カルボン酸基が、pKa低下基を、単独でかまたは塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせてさらに含み得る場合を含む。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いる例示的な方法において、5つの群に分けられた25人の健常なヒト対象(表8)に複数回用量漸増臨床試験を行った。1つの対照群は処置を受けず、1つの群は食事とともに1日当たり7.5gのポリアクリル酸ポリマーを受容し、1つの群は食事とともに1日当たり15gのポリアクリル酸ポリマーを受容し、1つの群は食事の1時間前に1日当たり15gのポリアクリル酸ポリマーを受容し、1つの群は食事とともに1日当たり25gのポリアクリル酸ポリマーを受容した。対象は、試験の継続期間中、臨床試験ユニットに留った。
ポリアクリル酸ポリマー、例えば、5000ppm未満のナトリウム(例えば、153ppmのナトリウム)、20ppm未満の重金属、1000ppm未満の残留モノマー(例えば、40ppmの残留モノマー)、20%未満の不溶性ポリマー(例えば、3%の不溶性ポリマー)を有し、ならびにその重量の5%未満の乾燥減量(例えば、その重量の1%の乾燥減量)を有する、架橋型ポリアクリル酸ポリマーを、実施例1および3に従って調製した。ビーズ構造を破壊するようにポリアクリル酸ポリマーポリマーを粉砕し、粒径を低減させた。次いで、粉砕されたポリアクリル酸ポリマーを、1カプセル当たり0.7gでカプセルに充填した。
本臨床試験の目的は、(1)ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、および/またはリンを除去するポリアクリル酸ポリマーの安全性、耐容性、および有効性、例えば、変化したそれらの糞便中排泄の判定と、(2)ポリアクリル酸ポリマーの投与が、吸収される液体の量を変化させたかどうか、例えば、投与されたポリアクリル酸ポリマー1グラム当たりの糞便重量を変化させたかどうかを判定することと、(3)ポリアクリル酸ポリマーの投与が、血清総炭酸水素塩、尿中pH、および尿中リンを含む、酸/塩基状態の測定値(例えば、酸塩基均衡またはアシドーシス)を変化させたかどうかを判定することと、(4)ポリアクリル酸ポリマーの投与が血清カリウムレベルを変化させたかどうかを判定することと、を含んだ。すべての結果に対して、処置群を対照群と比較した。
一次エンドポイントは、処置群および対照群の間で比較した正味のナトリウム均衡を含んだ。二次エンドポイントには、処置群および対照群の間で比較した便重量の変化、処置群および対照群の間で比較したカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、およびリンの正味均衡、対照群と比較した処置群における液体消費および排泄、ならびにバイタルサイン、臨床安全性試験室、および有害事象の概説に基づく安全性および耐容性が含まれた。
1日4回、合計9日間(合計36連続用量)、ポリアクリル酸ポリマーを水とともに投与した。表8に示されるように、5人の対象の各用量群に対して、4回の標準化された食事または軽食のそれぞれの1時間前または直後にポリアクリル酸ポリマーを投与した。各対象に、予定された時間(+/−10分)で用量を与えた。
同一の食事を取るすべての参加者の食事を制御した。毎日、1人の対象を表すすべての食事および軽食を均一化し、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、およびマグネシウム含有量を判定した。カロリー数、ナトリウムのレベル(1日当たり5000mg+/−100mg)、繊維含有量(1日当たり10〜15g)、脂肪含有量、および概算の推奨されるDietary Reference Intakesに関して、対象に提供されるすべての食事を制御した。対象は、それらの食事のすべてを消費することを。完全に消費されなかった食事は、可能性のある金属分析のために、24時間の期間全体で回収し、秤量し、凍結させた。
対象は、スクリーニング時に少なくとも8時間、ならびに臨床検査試験のための血液および尿試料の採取の前の入院時に4時間、絶食した。試験の間の尿および血液試料採取の前には、絶食を要求されなかった。絶食の期間中、水は自由に摂取することができた。
便重量、糞便中電解質、および体液均衡を毎日判定した。血清試料を毎日採取し、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、および二酸化炭素の濃度を判定した。すべての尿標本を採取し、体積を記録した。毎日午後の尿試料のアリコートをpHおよび浸透圧に関して分析した。尿試料を、各24時間の期間貯蔵し、アリコートを、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、およびマグネシウム分析のために標本抽出した。
最初の制御された食事の消費の後のすべての排出された糞便を、重さを量った採取容器に個々の試料として採取した。便の色および軟度を記録し、試料を秤量し、次いで、−20℃で、または−20℃未満で凍結および貯蔵した。すべての糞便の採取物をナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、および銅の含有量に関して分析した。各24時間の期間に排出されたすべての試料に対する糞便重量を加算し、対象1人当たりの1日当たりの総糞便重量を決定した。
毎日の糞便および尿重量、尿浸透圧およびpH、ならびにナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリン(便においてのみ銅、鉄、および亜鉛を追加)の毎日の糞便中および尿中の含量および濃度を、各対象および各処置群に対して判定した。各患者および各群の食餌、尿、および便試料の分析に基づいて、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、およびリンの毎日の体液均衡(体液摂取−排出)ならびに毎日の正味均衡を計算した。
1日のパラメータを、各ポリアクリル酸ポリマー用量群および対照群に対して比較した。ポリアクリル酸ポリマーを毎日4回投与する投薬の定常状態効果は、4日間の投薬後に到達した。1日のパラメータはまた、各群に対して5〜9日目の平均化も行い、処置群を対照群と比較した。
0〜25gのポリアクリル酸ポリマーの用量に対する糞便中金属排泄(例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびカルシウム)を、以下の表9〜12に示す。対照群のナトリウム、カリウム、マグネシウム、およびカルシウムの毎日の排泄量を、表9に示す。処置群に対する1〜9日目の金属カチオン排泄の1日の平均値を対照群の平均値と比較し、毎日7.5gのポリアクリル酸ポリマー(群A、表10)、食事の直後に摂取された毎日15gのポリアクリル酸ポリマー(群B、表11)、および毎日25gのポリアクリル酸ポリマー(群D、表12)に関して示す。ポリアクリル酸ポリマーの投与前の絶食は、イオン排泄には有意に影響しなかった。
各処置群に関して、糞便中に排泄されたNaおよびKの量は、1〜4日目の間に増加し、次いで、5〜9日目においてほぼ一定となった。5〜9日目の毎日の糞便中ナトリウムおよびカリウム含有量の平均における対照群からの正味の変化を各処置群について判定し、表13に示した。
ポリアクリル酸ポリマーの投与は、ナトリウムおよびカリウムの糞便中排泄に用量依存性の増加をもたらす。
血清カリウムレベルもまた、毎日評価した。5〜9日目の対照群の平均値からの処置群の平均血清カリウムの変化を表14に示す。血清カリウムは、すべての処置群において対照値から減少した。
酸/塩基の均衡(例えば、アシドーシス)の測定値には、総血清炭酸水素塩および尿中リン酸が含まれた。5〜9日目のこれらのパラメータにおける対照からの平均変化を表14に示す。
ポリアクリル酸ポリマーのすべての用量に対して、これらのパラメータによって測定される、酸/塩基の均衡(例えば、アシドーシス)の明らかな変化があった。総血清炭酸水素塩および血清リン酸における対照からの減少は、用量依存性であった。
ポリアクリル酸ポリマーの投与は、表15に示されるように用量依存性の様式で糞便重量の増加をもたらした。この糞便重量の増加は、下痢と関連するものではなく、超吸収性ポリマー中に封入された水によるものと思われる。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例15
臨床試験が、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価するために行われ得る。そのようなポリマーには、例えば、例として実施例1、3、4、および22〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製されるポリマーを含む、架橋型ポリフルオロアクリル酸ポリマーが含まれ得る。
例示的な方法において、5つの群に分けられた25人の健常なヒト対象(表8)に複数回用量漸増臨床試験を行う。臨床試験は、ポリアクリル酸ポリマーの代わりにフルオロアクリル酸ポリマーを投与することを除いて、実施例14に上述されるように行われる。具体的には、1つの対照群は処置を受けず、1つの群は食事とともに1日当たり9gのフルオロアクリル酸ポリマーを受容し、1つの群は食事とともに1日当たり19gのフルオロアクリル酸ポリマーを受容し、1つの群は食事とともに1日当たり37gのフルオロアクリル酸ポリマーを受容した。
実施例16
試験を行って、カルボン酸基を含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価することができ、これは、カルボン酸基が、pKa低下基を、単独でかまたは塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせてさらに含み得る場合を含む。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いる例示的な方法では、34人のヒト末期腎不全(ESRD)患者において非盲検の複数回用量臨床試験を行った。本試験では、(1)ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、およびリンの糞便中排泄、(2)[総]血清炭酸水素塩、尿中pH、および尿中リン排泄を含む、アシドーシスの測定値、(3)血清カリウムレベル、ならびに(4)糞便重量に対する、ポリアクリル酸ポリマー、例えば、5000ppm未満のナトリウム(例えば、153ppmのナトリウム)、20ppm未満の重金属、1000ppm未満の残留モノマー(例えば、40ppmの残留モノマー)、20%未満の不溶性ポリマー(例えば、3%の不溶性ポリマー)を有し、ならびにその重量の5%未満の乾燥減量(例えば、その重量の1%の乾燥減量)を有し、様々な用量のCaCO3(CaCO3またはTums(登録商標)である)を有するか、または有さない、架橋型ポリアクリル酸ポリマーの投与の効果を評価した。すべての結果に対して、処置群をベースラインまたは対照群と比較した。
これは3段階の試験であった。段階1における一次エンドポイントは、ベースラインと処置期間との間で比較される便中のナトリウムおよびカリウム除去であった。段階2における一次エンドポイントは、18〜27mEq/dLの範囲で血清炭酸水素塩レベルを維持するCaCO3および/または酸化マグネシウム等の他のアルカリの能力を実証することであった。二次エンドポイントには、ベースラインと処置期間との間で比較される便重量の変化(段階1)または便重量の傾向(段階2)、ベースラインと処置期間との間で比較されるカルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、およびリンの糞便中レベルの変化(段階1)またはこれらのパラメータの傾向(段階2)、ベースラインと処置期間との間で消費され、排泄される体液(段階1)またはこれらのパラメータの傾向(段階2)、正味のナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、鉄、およびリンの均衡(段階2)、バイタルサイン、臨床安全性試験室、および有害事象の概説に基づく安全性および耐容性、ならびにベースラインと処置期間との間で比較される透析間体重増加、透析間低血圧、および血圧の変化(段階1)またはこれらのパラメータの傾向(段階2)が含まれた。段階3では、1つの対照群および2つの処置群に対してナトリウムおよびカリウムの1日の糞便中レベルを判定した。すべての段階において、総血清炭酸水素塩および尿中リンを評価した。
本試験は、6つの処置群および1つの対照群を含んだ。6つの群は、ポリアクリル酸ポリマーおよび様々な量の酸を中和する塩基としてのCaCO
3(TUMS(登録商標)またはCaCO
3として投与される)で処置された。段階1および2において、ポリアクリル酸ポリマーの8gまたは15g用量を4つの部分(1日4回)に分け、4回の食事のそれぞれの1時間前に投与した。段階3では、ポリアクリル酸ポリマーの8g用量を2つの部分に分け、朝食および夕食の1時間前に投与した。TUMS(登録商標)を、ポリアクリル酸ポリマーとともに、または食事の直後のいずれかで与えた。ポリアクリル酸ポリマーおよびCaCO
3(CaCO
3またはTUMS(登録商標)として)の用量を表16に示す。群1〜3には、9日間の予定された投薬期間の前に3日間のベースライン期間が存在した。処置群2および3については、7〜12日目にベースラインからの平均変化を決定し、ベースラインパラメータ(1〜3日目の平均)と比較した。群1に関しては、対象が血清アシドーシスを発症したため、5日間の投薬の後、投薬を終了した。この群に関しては、7〜8日目の平均パラメータを1〜3日目のベースライン期間と比較した。段階2では、群2と同じ患者に、群4として2回目の投薬を行い、14日間、ポリアクリル酸ポリマーを投与した。群2からのベースライン期間を、ベースラインと比較される群4の4〜14日目に対する平均パラメータの比較のために使用した。群5〜7は、ベースライン期間なしで14日間投薬された。群7は、ポリアクリル酸ポリマーが投与されない対照群であった。群5および6に関して、4〜14日目の平均に対する対照(群7)からの変化を決定した。群2〜4において、患者に、ポリアクリル酸ポリマー、およびポリアクリル酸ポリマーから放出される酸(プロトン)を中和することによって血清炭酸水素塩レベルを維持するTUMS(登録商標)(塩基CaCO
3活性成分)を投薬した。これらの患者に、ポリアクリル酸ポリマーおよびTUMS(登録商標)を以下のように投与した:群2には、食事の1時間前に7.5gのポリアクリル酸ポリマーと、臨床的に許容されるレベル内で血清炭酸水素塩レベルを維持するために必要に応じて食後に様々な量のTUMS(登録商標)と、を投与し、群3には、食事の1時間前に15gのポリアクリル酸ポリマーと、ポリアクリル酸ポリマーがすべてのそのカルボキシレートプロトン(0.5当量)を放出した場合、ポリアクリル酸ポリマーとして投与された酸の最大50%を中和し得る用量で各食事の後にTUMS(登録商標)と、を投与し、群4には、各食事の1時間前に15gのポリアクリル酸ポリマーと1.1当量のTUMS(登録商標)とを投与した(表16)。このため、投与されたCaCO
3の量は、0から、対象に投与されたポリアクリル酸ポリマーの用量によって与えられるプロトンの100%を理論的に中和し得る量で異なった(ポリアクリル酸ポリマーとともに投与されたカルボキシル基のmEqの0〜100%)。群5および6は、食事の1時間前(群5)または食事の1時間後(群6)のいずれかで8gのポリアクリル酸ポリマーおよび0.72当量のTUMS(登録商標)を受容した。群7は、ポリアクリル酸ポリマーまたはTUMS(登録商標)を投与されなかった対照群であった。7つの用量群を表16に示す。対象は、試験の継続期間中、臨床試験ユニットに留った。
ポリアクリル酸ポリマーを実施例1および3に従って調製した。ビーズ構造を破壊するようにポリアクリル酸ポリマーを粉砕し、粒径を低減させた。次いで、粉砕されたポリアクリル酸ポリマーをカプセルに充填した。段階3では、ポリアクリル酸ポリマーおよびCaCO3をカプセルに充填した。用量群に応じて合計5〜14日間1日2〜4回、カプセルを水とともに投与した。各対象に、用量を予定された時間の10分以内に与えた。群1〜3に対しては、患者は、3日間のベースライン期間後、4日目に投薬を開始した。群4〜8の対象は、ベースライン期間を経ず、1日目に投薬を開始した。
同一の食事を取るすべての対象の食餌を制御し、3日間繰り返すスケジュールで、同じ食事を提供した。1人の対象の食餌を表すこれら3日間のそれぞれのすべての食事および軽食を均一化し、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、およびマグネシウム含有量を判定した。対象に提供されるすべての食事は、対象の腎臓専門医と相談して栄養士によって手配された。対象は、それらの食事のすべてを消費するように求め得られた。毎日の残飯の合計重量を記録した。10%を超える残飯を電解質含有量に関して分析した。
対象は、スクリーニング時に少なくとも8時間、ならびに臨床検査試験のための血液および尿試料の採取の前の入院時に4時間、絶食した。試験の間の尿および血液試料採取の前には、絶食を要求されなかった。絶食の期間中、水は自由に摂取することができた。臨床職員は、試験中に提供された食事およびあらゆる飲料(消費された水を含む)の摂取を監視および記録した。
入院期間を通して、便重量、糞便中電解質、および体液均衡を判定した。血清化学のために血清試料を毎日採取し、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、およびリンの濃度を判定した。すべての尿標本を採取し、体積を測定した。午後の試料のアリコートをpHに関して分析した。尿試料を、各24時間の期間貯蔵し、貯蔵試料のアリコートを、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリン分析のために送った。
最初の制御された食事の消費の後のすべての排出された糞便を、重さを量った採取容器に個々の試料として採取した。便の色および軟度を記録した。便試料を秤量し、次いで、−20℃で、または−20℃未満で凍結および貯蔵した。すべての糞便の採取物を、ICPによるナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄、亜鉛、および銅のレベルの分析のために提出した。各24時間の期間中に排出されたすべての試料に対する糞便重量を加算し、1日当たりの総糞便重量を決定した。
3回の週1回の透析セッションのそれぞれの間、重量および体液除去を記録した。
毎日の糞便および尿重量、尿中pH、ならびにナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリン(便においてのみ銅、鉄、および亜鉛を追加)の毎日の糞便中および尿中の含有量および濃度を判定した。各対象および各処置群に対して、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、および二酸化炭素の血清濃度を判定した。各患者および各群に対して、毎日の体液均衡(体液摂取−排出)を計算した。食餌、尿、および便試料の分析に基づいて各対象に対して、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウム、およびリンの毎日の正味均衡を計算した。
1日のパラメータを、各ポリアクリル酸ポリマー用量群および対照群またはベースラインに対して比較した。
各対象および群に対して、ある透析セッションから次の透析セッションへの透析間重量損失(透析前の体重から透析後体重を引く)、透析間重量増加(IWG)、および各透析セッション間の体液除去を決定した。
表17に示されるように、塩基を伴わないポリアクリル酸ポリマーの投与は、ナトリウムおよびカリウムの糞便中排泄をベースラインレベルよりも増加させた。しかしながら、血清炭酸水素塩レベルの減少により示されるように、アシドーシスもまた観察された。塩基の共投与は、およそ0.75当量の塩基でアシドーシスを排除し、これは、このレベルの塩基投与では総血清炭酸水素塩が正から負になり、尿中リン排泄が負から正になることにより示される。すべてのレベルの塩基投与で、臨床的に関連するカリウムの糞便中排泄を維持した。0.75当量を超える塩基では、排泄されるナトリウムの量は実質的に下落した。約1当量未満(例えば、約0.7〜約0.8当量、例えば、約0.75当量)の塩基の共投与は、ほぼ酸性−中性であると同時に、ベースラインレベルを超えるナトリウムおよびカリウムの両方の実質的な量の排泄を依然として促進した。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例17
試験を行って、カルボン酸基を含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価することができ、これは、カルボン酸基が、pKa低下基を、単独でかまたは塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせてさらに含み得る場合を含む。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いる例示的な方法において、尿および糞便の毎日の採取ならびに食物および水分摂取の毎日の測定を可能にするように、個々にTechniplast Metabolic Cage Systemsに収容された12匹のラットを用いて試験を行った。リン酸結合剤であるRenvela(登録商標)のヒトにおける用量を模倣した。このため、Renvela(登録商標)食餌に関するGoldbergらによるNephrol Dial Transplant 1998;13:2303−2310に基づいて、800gのLabDiet 5012をおよそ1g/ラット/日の用量で、30個の800mg錠剤のRenvela(登録商標)と混ぜた。この食餌を本試験の最初の6日間の期間に与えた。本試験の第2の期間において、40gのLabDiet 5012を40gのポリアクリル酸ポリマー(食餌の5%)の代わりに用いたことを除いて、食餌を同じように作製した。本試験の第3の期間において、リン酸結合剤を除去し、すべてのラットに、40gのポリアクリル酸ポリマー(食餌の5%)と混合された760gのLabDiet 5012の食餌を与えた。
毎日の尿および糞便採取物を秤量し、糞便または尿試料を微量金属グレード濃硫酸に入れ、沸騰するまで加熱することによって試料を分析した。次いで、有機物が完全に酸化し、溶液が透明になるまで、微量金属グレード濃硝酸を小アリコートで添加した。Na、K、Mg、Ca、およびPの含有量をICP−AESによって測定した。これは、これらのイオンの糞便中および尿中のレベルの変化の追跡を可能にした。ポリアクリル酸ポリマー単独を有する食餌の最初の3日間は平衡化のために使用し、統計比較をその食餌の4日目以降に採取された試料上でのみ行った。
対照(ラット用の食餌が与えられ、ポリマーを与えられていないラット)に対する糞便中ナトリウムおよびカリウム排泄レベルならびに尿中リン値の変化を計算し、表18に示す(例えば、処置群における糞便中ナトリウムおよびカリウムならびに尿中リンレベルから対照の糞便中ナトリウムおよびカリウムならびに対照の尿中リン排泄レベルを差し引いた)。対照(ラット用の食餌が与えられ、ポリマーを与えられていないラット)に対する糞便質量の変化を計算し、表18に示す(例えば、対照の糞便質量を処置群における糞便質量から差し引いた)。ポリアクリル酸ポリマーとリン酸結合剤であるRenvela(登録商標)との同時投与は、ポリアクリル酸ポリマーが糞便質量を増加させ、糞便中のナトリウムおよびカリウムを増加させる能力を変化させなかった。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例18
試験を行って、カルボン酸基を含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価することができ、これは、カルボン酸基が、pKa低下基を、単独でかまたは塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせてさらに含み得る場合を含む。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
ポリアクリル酸ポリマーを用いる例示的な方法において、6つの対象を4つのコホートのそれぞれに無作為に割り当てた(表19)。5日間のベースライン期間の後に、7日間の投薬が続いた。すべての対象に、1日当たり合計で15gの架橋型ポリアクリレートポリマーおよび7.8gのCaCO3を投薬した。コホート1の対象には1日1回(QD)ポリアクリル酸ポリマーを与え、コホート2の対象には1日2回(BID)ポリアクリル酸ポリマーを与え、コホート3の対象には1日3回(TID)ポリアクリル酸ポリマーを与え、コホート4の対象には1日4回(QID)ポリアクリル酸ポリマーを与えた。対象は、試験の継続期間中、臨床試験ユニットに留った。
ポリアクリル酸ポリマー、例えば、5000ppm未満のナトリウム(例えば、16ppmのナトリウム)、20ppm未満の重金属、1000ppm未満の残留モノマー(例えば、4ppmの残留モノマー)、20%未満の不溶性ポリマー(例えば、4%の不溶性ポリマー)を有し、ならびにその重量の5%未満の乾燥減量(例えば、その重量の3%の乾燥減量)を有する、架橋型ポリアクリル酸ポリマーを実施例1および3に従って調製した ビーズ構造を破壊するようにポリアクリル酸ポリマーを粉砕し、粒径を低減させた。粉砕されたポリアクリル酸ポリマーをCaCO3と混合し、次いで、1カプセル当たり0.7gのポリマーでカプセルに充填した。合計7日間、ポリアクリル酸ポリマーを水とともに投与した。対象に用量を予定された時間の10分間以内に与えた。
標準化された食餌を提供した。2〜6日目のメニューは、9〜13日目のものと同一であった。対象は、それらの食事のすべてを消費するように求められた。あらゆる残飯の推定重量および内容を記録した。
対象は、スクリーニング時に少なくとも8時間、ならびに臨床検査試験のための血液および尿試料の採取の前の入院時に4時間、絶食した。試験の間の尿および血液試料採取の前には、絶食を要求されなかった。絶食の期間中、水は自由に摂取することができた。臨床職員は、試験中に提供された食事および消費された水を含むあらゆる飲料の摂取を監視および記録した。
本試験を通して、便重量、糞便中および尿中電解質均衡、血清化学、ならびに体液均衡を決定した。
血清化学のために血清試料を毎日採取し、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、および炭酸水素塩の濃度を判定した。血液学試験および尿検査を、1、7、および14日目からの試料に対して行った。
各対象の尿を採取し、各24時間の期間貯蔵した。総体積を測定し、試料をナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリンに関して分析した。朝の尿標本は、排尿から5分以内にpHについて毎日確認した。
2日目の(ベースライン期間の開始)から14日目にわたって排出された糞便を、重さを量った採取容器に個々の試料として採取した。便試料の色および軟度を記録し、試料を秤量し、次いで、−20℃で、または−20℃未満で凍結および貯蔵した。すべての糞便の採取物をナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリンのレベルの分析のために提出した。各24時間の期間に排出されたすべての試料に対する糞便重量を加算し、対象1人当たりの1日当たりの総糞便重量を決定した。
毎日の糞便および尿重量、尿中pH、ならびにナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリンの毎日の糞便中および尿中含有量および濃度、ならびにナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、および二酸化炭素の血清濃度を各対象および各処置群に対して判定した(表19)。各対象および各群に対して、毎日の体液均衡(体液摂取−排出)を計算した。
10〜13日目の各ポリアクリル酸ポリマー用量群に対する毎日の平均パラメータをベースライン期間および処置期間(3〜6日目)と比較した。
一次エンドポイントは、糞便中ナトリウム含有量の変化であった。二次エンドポイントには、糞便中および尿中のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリン含有量の変化、便重量の変化、バイタルサインおよび臨床安全性試験結果の変化、有害事象の発生および重症度、ならびに血清炭酸水素塩レベルが含まれた。
1〜4つに分割された用量でポリアクリル酸ポリマーおよびCaCO3の1日の用量の投与に起因する、ナトリウムもしくはカリウムの1日の糞便中排泄のベースライン平均からの変化または血清カリウムにおけるベースラインからの平均の1日の変化において有意な変化はない。1日の用量を分割することに起因するアシドーシスパラメータにおける有意な変化もない。
同様の試験が、ポリフルオロアクリル酸ポリマー単独で、または塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて行われ得る。
実施例19
臨床試験が、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価するために行われてもよく、例えば、ポリマーの安全性および耐容性、ポリマーのナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリンの糞便中および尿中排泄に対する効果、ならびにポリマーの便重量に対する効果を評価することを含む。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
例示的な方法では、18人の正常で健常なヒト志願対象において非盲検の無作為化複数回用量臨床試験を行い、ポリ−2−フルオロアクリル酸用量のポリ−2−フルオロアクリル酸の安全性および耐容性に対する効果、ポリ−2−フルオロアクリル酸のナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリンの糞便中および尿中の排泄に対する効果、ならびにポリ−2−フルオロアクリル酸の便重量に対する効果を判定する。
エンドポイントには、糞便中および尿中のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリン含有量の変化、便重量の変化、バイタルサインおよび臨床安全性試験結果の変化、有害事象の発生および重症度、ならびに血清炭酸水素塩レベルをが含まれる。
6人の対象を3つのコホートのうちの1つに無作為に割り当てる(表21)。5日間のベースライン期間の後に、7日間の投薬が続く。対象に、1日当たり合計で9、19、または39gの架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸および7.8gのCaCO3を投薬する。コホート1の対象には1日1回(QD)架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を投与し、コホート2の対象には1日2回(BID)架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を投与し、コホート3の対象には1日3回(TID)架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を投与し、コホート4の対象には1日4回(QID)架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を投与する。対象は、試験の継続期間中、臨床試験ユニットに留った。
架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸、例えば、5000ppm未満のナトリウム(例えば、16ppmのナトリウム)、20ppm未満の重金属、1000ppm未満の残留モノマー(例えば、4ppmの残留モノマー)、20%未満の不溶性ポリマー(例えば、4%の不溶性ポリマー)を有し、ならびにその重量の5%未満の乾燥減量(例えば、その重量の3%の乾燥減量)を有する、架橋型ポリアクリル酸ポリマーを、実施例1、3、4、および22〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製する ビーズ構造を破壊するように架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸ポリマーを粉砕し、粒径を低減させる。粉砕された架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸をCaCO3と混合し、次いで、1カプセル当たり0.7gのポリマーでカプセルに充填する。合計7日間、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸を水とともに投与する。対象に、用量を予定された時間の10分間以内に投与する。
標準化された食事を提供する。2〜6日目のメニューは、9〜13日目のものと同一である。対象は、それらの食事のすべてを消費するように求められる。あらゆる残飯の推定重量および内容を記録する。
対象は、スクリーニング時に少なくとも8時間、ならびに臨床検査試験のための血液および尿試料の採取の前の入院時に4時間、絶食する。試験の間の尿および血液試料採取の前には、絶食を要求されない。絶食の期間中、水は自由に摂取してよい。臨床職員が、試験中に提供される食事および消費された水を含むあらゆる飲料の摂取を監視および記録する。
本試験を通して、便重量、糞便中および尿中電解質均衡、血清化学、ならびに体液均衡を判定する。
血清化学のために血清試料を毎日採取し、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、および炭酸水素塩の濃度を判定する。血液学試験および尿検査を、1、7、および14日目からの試料に対して行う。
各対象の尿を採取し、各24時間の期間貯蔵する。総体積を測定し、試料をナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、およびリンに関して分析する。朝の尿標本は、排尿から5分以内に、pHを毎日確認する。
2日目の(ベースライン期間の開始)から14日目にわたって排出された糞便を、重さを量った採取容器に個々の試料として採取する。便試料の色および軟度を記録し、試料を秤量し、次いで、−20℃で、または−20℃未満で凍結および貯蔵する。すべての糞便の採取物をナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリンのレベルの分析のために提出する。各24時間の期間に排出されたすべての試料に対する糞便重量を加算し、対象1人当たりの1日当たりの総糞便重量を決定する。
毎日の糞便および尿重量、尿中pH、ならびにナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、およびリンの毎日の糞便中および尿中の含有量および濃度、ならびにナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、および二酸化炭素の血清濃度を、各対象および各処置群に対して判定する。各対象および各群に対して、毎日の体液均衡(体液摂取−排出)を計算する。
10〜13日目の各架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸用量群に対する1日の平均パラメータをベースライン期間および処置期間(3〜6日目)と比較する。
実施例20
本実施例は、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを用いた心不全患者の治療を示す。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
例示的な方法において、例えば、慢性腎臓疾患に伴う心不全を含む、心不全を有する患者(例えば、以下の表22に示されるNew York Heart Association Classification schemeに従って、クラスIIIまたはIVに分類される患者)が、実施例1、3、4、および22〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製される架橋型ポリフルオロアクリル酸ポリマーで治療される。任意に、患者は、ポリマーでの治療の前、同時、または後に投与される、フルオロアクリレートポリマーに、ポリマー中のカルボキシル基の数に対して塩基の約0.2〜約0.95当量の範囲のレベル、例えば、約0.75当量で塩基(例えば、炭酸カルシウム)を加えた組み合わせを用いて治療されてもよい。
血清化学、心不全の臨床徴候および症状、尿電解質、口渇評価、ならびに他のアセスメントが、治療を通して評価され得る。心不全の徴候および症状を評価するアセスメントには、New York Heart Association Class(表22)、「非常に悪い」から「非常に良い」の範囲のLikert尺度における応答を使用する単一の質問に対す患者の応答によって評価される呼吸困難の変化、6分間歩行試験、ならびに患者報告転帰手段(Kansas City Cardiomyopathy Questionnaire)が挙げられる。呼吸困難は、ベースラインを「非常に悪い」から「非常に良い」の範囲の7段階Likert尺度における回答と比較する呼吸状態の定量的患者自己アセスメントを使用して、評価され得る。加えて、6分間歩行試験は、心不全の進行につれてだんだんと歩ける距離が短くなる患者において、心不全状態の広く認められた尺度である。さらに、Kansas City Cardiomyopathy Questionnaire(KCCQ)は、鬱血性心不全を有する患者の生活の質に関連する健康を測定するための疾患に特定的な手段である。生活の質のパラメータのそれぞれに対する尺度は、100が最高の生活の質となる0〜100である。体液状態もまた、全体重および四肢浮腫によって評価され得る。加えて、平均総血清CO
2および血清炭酸水素塩は、酸/塩基状態の尺度として測定され得る。
架橋型ポリフルオロアクリル酸ポリマーによる治療は、NYHAクラスIII/IVの心不全患者における徴候および症状の著しい臨床的に有意義な改善をもたらし得、例えば、対象の酸/塩基状態の変化をもたらすことなく、NYHAクラスの低減(例えば、IVまたはIIIからIIまたはIへのクラスの低減)、体重の減少、主観的な症状(呼吸困難)および生活の質(Kansas City Cardiomyopathy Questionnaire scores)の改善、ならびに身体機能(6分間歩行試験)ならびに臨床徴候および症状(NYHA Classification;四肢浮腫)の客観的な尺度の改善が挙げられる。
実施例21
臨床試験を行い、慢性腎臓疾患(CKD)を有する患者の治療のための、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価することができる。例示的なポリマーには、塩基を用いた試験において試験され得るかまたは使用され得るポリフルオロアクリル酸ポリマーが挙げられる。
例示的な方法において、スピロノラクトンを伴うか、または伴わないアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)および/またはアンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)薬物による最大化した腎臓の温存治療において高カリウム血症を発症する慢性腎臓疾患を有する患者(例えば、表23に示されるNational Kidney Foundation Kidney Disease Outcomes Quality Initiative(NKF KDOQI)Guidelinesに従って、CKDステージII、III、またはIVに分類される患者)を、ポリフルオロアクリル酸ポリマーで治療する。そのような治療される患者には、スピロノラクトンを伴うか、または伴わないアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)および/またはアンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)薬物による最大化した腎臓の温存治療において高カリウム血症を発症する2型真性糖尿病(T2DM)による腎症を有する高血圧患者を含み得る。
血圧、血清化学、腎機能パラメータ(例えば、クレアチニンおよびBUNの糸球体濾過量、血清濃度)、尿中電解質、尿中アルブミン/クレアチニン比、尿中タンパク質排泄、慢性腎臓疾患の臨床徴候および症状、ならびに他のアセスメントが、治療を通して評価され得る。慢性腎臓疾患の徴候および症状を評価するアセスメントには、National Kidney Foundation Kidney Disease Outcomes Quality Initiative(NKF KDOQI)Guidelines(表23に示される)によるCKDステージ、体液過負荷の身体的徴候および症状、例えば、四肢もしくは腹部の浮腫、血液および尿の検査パラメータが挙げられる。
例示的な臨床試験において、組み入れ基準には、スクリーニング時に21〜80歳であり、スクリーニングの前に経口薬物もしくはインスリンで少なくとも1年間治療されている2型真性糖尿病(T2DM)を有し、スクリーニング時にeGFR15〜60mL/分/1.73m2未満の慢性腎臓疾患を有し、スクリーニング時に30mg/g以上の尿中アルブミン/クレアチニン比(ACR)を有し、ポリフルオロアクリル酸ポリマーに対する無作為化の時点で5.1mEq/L未満の血清カリウム値を有し、ACEIおよび/またはARBをスクリーニングの前に少なくとも28日間受け、スクリーニングおよび無作為化両方の時点で140以上〜180mmHg未満の平均収縮期血圧または90以上〜110mmHg未満の平均拡張期血圧(座位)を有する患者を含む。除外基準には、1型真性糖尿病を有さない患者、S1において12%超の血清ヘモグロビンA1c、糖尿病性胃アトニー、非糖尿病性慢性腎臓疾患、腸閉塞歴、嚥下障害、重度の胃腸障害、もしくは主要胃腸手術(例えば、結腸切除)、スクリーニングの前2カ月以内に生じた以下の事象のうちのいずれか:試験者によって判断される不安定狭心症、未解消の急性冠動脈症候群、心停止もしくは臨床的に有意な心室性不整脈、一過性脳虚血発作もしくは脳卒中、任意の静脈内心臓薬物治療の使用、事前の腎臓移植もしくは試験参加中に予測される移植の必要性、スクリーニングの前少なくとも28日間において安定していないか、または試験参加中に安定した状態を保つことが予測されないループおよびチアジド利尿薬もしくは他の降圧性薬物療法(カルシウムチャネル遮断薬、β−遮断薬、α−遮断薬、または中枢作動剤)の使用、ポリマー系薬物(例えば、セベラマー、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、コレセベラム、コレスチポール、コレスチラミン)、リン酸結合剤(例えば、炭酸ランタン)、もしくは他のカリウム結合剤の使用または試験参加中に予測されるそれらの必要性、スクリーニングの前最後の7日間におけるアルドステロンアンタゴニスト(例えば、スピロノラクトン)、ドロスピレノン、カリウム補給剤、炭酸水素塩、もしくは重曹を含むカリウム保持性薬物の使用、試験中の製品を消費することができない、もしくは試験者の意見において、プロトコルに従うことができない、または試験者の意見において、試験遵守を著しく低下させ得るか、もしくは患者の安全性を危険にさらし得るか、もしくは試験結果の有効性に影響し得る任意の医学的状態、制御不能な全身性疾患、もしくは重篤な介入疾病を含む。臨床試験への組み入れに対して選択される慢性腎臓疾患患者、より具体的には、2型真性糖尿病(T2DM)による腎症を有する高血圧患者を、4週間の実行期間中に、スピロノラクトンを伴うか、または伴わずに、最大用量のアンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)および/またはアンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)薬物で治療する。次いで、高カリウム血症を発症するそれらの患者は、8週間にわたって、実施例1、3、4、および22〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製される異なる用量のポリフルオロアクリル酸ポリマーを受容するように無作為化される。5.1mEq/L超であるが5.5mEq/L未満の血清カリウムレベルを有する患者に最低のポリフルオロアクリル酸ポリマー用量を投与し、5.5mEq/L超であるが6.0mEq/L未満の血清カリウムレベルを有する患者に中間のポリフルオロアクリル酸ポリマー用量を投与し、6.0mEq/L超の血清カリウムレベルを有する患者に高用量のポリフルオロアクリル酸ポリマー用量を投与する。任意に、患者は、ポリマーでの治療の前、同時、または後に投与される、フルオロアクリレートポリマーに、ポリマー中のカルボキシル基の数に対して塩基の約0.2〜約0.95当量の範囲のレベル、例えば、約0.75当量で塩基(例えば、炭酸カルシウム)を加えた組み合わせを用いて治療されてもよい。ポリフルオロアクリル酸ポリマー用量は、血清カリウムレベルの経過観察に基づいて、上方および下方に調整することができる。結果尺度には、ベースラインから治療4週目および8週目までの血清カリウムの平均変化、4週目および8週目で開始ポリフルオロアクリル酸ポリマー用量を維持する患者の割合、ポリフルオロアクリル酸ポリマー用量設定を必要とする患者の割合、来院時および全試験処置期間中3.5〜5.5mEq/Lの範囲の血清カリウム(K+)を維持する患者の割合、来院時および全試験処置期間中4.0〜5.0mEq/Lの範囲の血清K+を維持する患者の割合、高血清カリウム離脱基準により試験を継続できない患者の割合、スクリーニングから4週目および8週目までの血圧の平均変化、スクリーニングから4週目および8週目までの尿中アルブミン対クレアチニン比(ACR)の平均変化、スクリーニングから4週目および8週目までの尿中ACRの35%以上の低減を有する患者の割合、スクリーニング時に500mg/g以上の尿中ACRを有し、4週目および8週目において500mg/g未満のACRを達成する患者の割合、体液過負荷の身体的徴候および症状、例えば、四肢もしくは腹部の浮腫、血液および尿の検査パラメータが挙げられる。
ポリフルオロアクリル酸ポリマーによる治療は、CKDステージII、III、またはIV患者における徴候および症状の著しい臨床的に有意義な改善をもたらし得、例えば、対象の酸/塩基状態の変化をもたらすことなく、CKDステージの改善(例えば、クラスIVからIIIまたはIIIからIIもしくはIへの改善)、体重の減少、主観的な症状(浮腫)ならびに血清および尿の検査パラメータの改善が挙げられる。
実施例22
本実施例は、カルボン酸基と例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含む、2−フルオロアクリル酸モノマーを含む、例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示す。
例示的な方法において、反応容器に2−フルオロアクリル酸、エチレンビスアクリルアミド、および水を投入し、続いて、磁気撹拌棒を投入する。混合物を45℃で20分間撹拌し、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリドを添加する。これらの研究において、2.5重量%〜20重量%(1.6mol%〜13.4mol%)の範囲の異なるレベルの架橋剤を使用する。中間体架橋剤の範囲は、5重量%(3.2mol%)および10重量%(6.4mol%)を含む。溶液ゲルを45℃で4時間保持し、次いで、室温に冷却する。各ゲルをポリプロピレン管に移し、水を添加する。ゲルをへらで押しつぶし、Ultra-Turraxでさらに粉砕する。次いで、管に蓋をし、3000rpmで30分間遠心分離し、上清溶液をデカントする。ゲルに1.0M HCIを添加し、管に蓋をして30分間回転させる。管を3000rpmで30分間遠心分離し、上清溶液をデカントする。同様の、回転させて遠心分離する手順を、1.0M HCIを用いて1度、およびナノ純水を用いて3度繰り返した。2−フルオロアクリレート−エチレンビスアクリルアミドコポリマーゲルを3日間凍結乾燥させる。
実施例23
本実施例は、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含む、2−フルオロアクリル酸モノマーおよびアクリル酸モノマーを含む、例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示す。
例示的な方法において、磁気撹拌棒を含む反応容器中で一連のポリマーを調製し、ここで、2−フルオロアクリル酸、エチレンビスアクリルアミド(最終10重量%、約5mol%)、および水が投入され、混合物をすべての固形物が溶解されるまで撹拌する。別々の調製において、アクリル酸を、最終2−フルオロアクリル酸:アクリル酸の比率90:10、80:20、70:30、60:40、および50:50まで添加し、続いて、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリドを添加する。混合物を45℃で3時間撹拌し、次いで、室温に冷却する。2−フルオロアクリル酸ポリマーに対して使用したものと同じ手順に従って、ゲルを精製する。
実施例24
本実施例は、メチル2−フルオロアクリレートモノマーからの例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示し、ここで、架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。カルボン酸ポリマーへの加水分解後、ポリマーは、カルボン酸基、および例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基、ならびにジビニルベンゼン架橋剤を含む。
例示的な方法において、重合は、Teflonパドルおよび水冷却器を有するオーバーヘッド機械撹拌器を備えた、三つ口Morton型丸底フラスコ中で行われ得る。90:10(10重量%架橋剤、8.2mol%)の重量比でメチル2−フルオロアクリレートとジビニルベンゼンとを混合した後、過酸化ラウロイルを混合することによって有機相を調製し、ポリビニルアルコールおよび塩化ナトリウム(NaCl)を水に溶解することによって水相を調製する。次いで、有機相および水相をフラスコ内で混合し、窒素下、300rpmで撹拌する。フラスコを70℃の油浴に3時間浸し、次に室温に冷却する。反応中の内部温度は、約65℃である。固形生成物を水で洗浄し、上清溶液をデカントすることにより採取する。白色固形物を凍結乾燥し、乾燥した固形ポリメチル2−フルオロアクリレート粒子(またはビーズ)を得る。加水分解を重合と同じ設定で行う。上述のポリメチル2−フルオロアクリレート粒子をKOH溶液中に懸濁し、300rpmで撹拌する。混合物を95℃の油浴で20時間加熱し、室温に冷却する。固形生成物を水で洗浄し、上清溶液をデカントすることにより採取する。凍結乾燥後、カリウム(ポリ−2−フルオロアクリル酸)粒子を得る。これらの粒子は、ビーズの形態である。
実施例25
本実施例は、メチル2−フルオロアクリレートモノマーからの例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示し、ここで、架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。カルボン酸ポリマーへの加水分解後、ポリマーは、カルボン酸基、および例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基、ならびにジビニルベンゼン架橋剤を含む。
例示的な方法において、メチル2−フルオロアクリレートならびに架橋剤ジビニルベンゼンおよび1,7−オクタジエンの種々の組み合わせを利用して、実施例24と実質的に同様の方法で複数の懸濁重合を行う。有機相試薬の量は、メチル2−フルオロアクリレート、80重量%〜95重量%、ジビニルベンゼン、0重量%〜20重量%(16.7mol%)、および1,7−オクタジエン、0重量%〜15重量%(14.3mol%)の範囲である。メチル2−フルオロアクリレート、ジビニルベンゼン、および1,7−オクタジエンの比率(ならびに架橋剤の重量%およびmol%)は、95:5:0(5重量%、4.0mol%)、90:10:0(10重量%、8.2mol%)、90:8:2(10重量%、8.4mol%)、90:5:5(10重量%、8.8mol%)、90:2:8(10重量%、9.2mol%)、90:0:10(10重量%、8.8mol%)、85:0:15(15重量%、14.3mol%)、および80:20:0(20重量%、16.7mol%)を含む。
実施例26
本実施例は、メチル2−フルオロアクリレートモノマーからの例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示し、ここで、架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。カルボン酸ポリマーへの加水分解後、ポリマーは、カルボン酸基、および例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基、ならびにジビニルベンゼン架橋剤を含む。
例示的な方法において、ポリマーを以下のように調製する。重合を、Teflonパドルおよび水冷却器を有するオーバーヘッド機械撹拌器を備えた、三つ口Morton型丸底フラスコ中で行う。メチル2−フルオロアクリレートと、ジビニルベンゼンと、1,7−オクタジエンとを(90:5:5の重量比で)、ならびに過酸化ラウロイルを混合することによって有機相を調製し、ポリビニルアルコールおよびNaClを水に溶解することによって水相を調製する。次いで、有機相および水相をフラスコ内で混合し、窒素下、300rpmで撹拌する。フラスコを70℃の油浴に5時間浸し、次に室温に冷却する。反応中の内部温度は、約65℃である。固形生成物を水で洗浄し、濾過により採取する。白色固形物を凍結乾燥し、乾燥した固形ポリメチル−2−フルオロアクリレートビーズを得る。加水分解を重合と同じ設定で行う。重合反応からのポリメチル−2−フルオロアクリレートビーズをNaOH溶液に懸濁し、200rpmで撹拌する。混合物を95℃の油浴で20時間加熱し、室温に冷却する。固形生成物を水で洗浄し、濾過により採取する。凍結乾燥後、(ナトリウム2−フルオロアクリレート)−ジビニルベンゼン−1,7−オクタジエンコポリマービーズ(Na(ポリ−2−フルオロアクリル酸))が得られる。
実施例27
本実施例は、メチル2−フルオロアクリレートモノマーからの例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示し、ここで、架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。カルボン酸ポリマーへの加水分解後、ポリマーは、カルボン酸基、および例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基、ならびにジビニルベンゼン架橋剤を含む。
例示的な方法において、NaCl、水、ポリビニルアルコール、(Na2HPO4・7H2O)、およびNaNO2のストック水溶液を調製する。t−ブチル2−フルオロアクリレート、ジビニルベンゼン、1,7−オクタジエン(最終架橋剤、7.4重量%、8.9mol%)、およびLOAからなる有機成分のストック溶液を調製する。成分をバッフル付き三つ口反応フラスコに手作業で秤量する。フラスコをオーバーヘッド撹拌器および冷却器に装着する。窒素を10分間わたり反応に吹き付け、反応の間中、窒素のブランケットを維持する。撹拌速度を180rpmに設定する。浴槽温度を70℃に設定する。12時間後、加温を85℃まで2時間で上昇させ、反応物を室温に冷却する。ビーズを反応フラスコから単離し、イソプロピルアルコール、エタノール、および水で洗浄する。ポリ−t−ブチル2−フルオロアクリレートブチルエステルビーズを室温、減圧下で乾燥させる。次に、バッフル付き三つ口反応フラスコ中に、ポリ−t−ブチル2−フルオロアクリレートビーズおよび濃縮塩化水素(ビーズの重量の33倍、3モルの塩化水素に対して1モルのt−ブチル−エステル)、ならびに水(ビーズの3倍)を秤量する。フラスコをオーバーヘッド撹拌器および冷却器に装着する。窒素を10分間わたり反応に吹き付け、反応の間中、窒素のブランケットを維持する。撹拌速度を180rpmに設定する。浴槽温度を75℃に設定する。12時間後、加温を停止し、反応物を室温に冷却する。ビーズを反応フラスコから単離し、イソプロピルアルコール、エタノール、および水で洗浄する。ポリ−2−フルオロアクリル酸ビーズを、室温、減圧下で乾燥させる。
実施例28
本実施例は、メチル2−フルオロアクリレートモノマーからの例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示し、ここで、架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。カルボン酸ポリマーへの加水分解後、ポリマーは、カルボン酸基、および例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基、ならびにジビニルベンゼン架橋剤を含む。
例示的な方法において、実施例22〜27および30からのポリマーを、ポリマー塩を過剰なHClに曝すことによって酸形態に変換し、不溶性の架橋型2−フルオロアクリル酸−ジビニルベンゼン−1,7−オクタジエンコポリマーを産生する。あるいは、中間体メチル2−フルオロアクリレートビーズを、過剰なHClに曝すことによって、直接酸形態に加水分解する。最終ポリ−2−フルオロアクリル酸生成物をエタノールおよび水で洗浄する。
実施例29
本実施例は、メチル2−フルオロアクリレートモノマーからの例示的な架橋型カチオン結合性ポリマーの調製を示し、ここで、架橋型カチオン結合性ポリマーは、ポリフルオロアクリル酸ポリマーである。カルボン酸ポリマーへの加水分解後、ポリマーは、カルボン酸基、および例えばハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基、ならびにジビニルベンゼン架橋剤を含む。
例示的な方法において、磁気撹拌器および窒素注入アダプターを備えた三つ口丸底フラスコに、D−ソルビトールに続いて、水を投入することによって、2−フルオロアクリル酸モノマーおよびポリオールを含む架橋型カチオン結合性ポリマーを含む組成物を調製する。透明な溶液が得られるまで、混合物を撹拌する。ポリフルオロアクリル酸をソルビトール溶液に一度に添加し、結果として生じるスラリーを周囲温度(20〜25℃)で3時間撹拌する。2w/w%〜45w/w%の範囲の種々の量のソルビトール溶液をポリマーに添加してもよく、混合時間は1.5〜3時間の範囲であり、試料を凍結乾燥または真空下での空気乾燥によって乾燥させる。固形物を濾過して取り除き、減圧下で所望の含水量まで乾燥させる。糖アルコール含有量および乾燥減量に関して、固形物を分析する。
上で調製される試料を、0〜12週間の期間、5〜8℃、20〜25℃、および40℃の典型的な条件で、5℃〜40℃の範囲の温度で保管する。5℃および周囲温度で貯蔵された試料の場合、試料をバイアル瓶に移し、Sure−Sealバッグに入れて密封し、次いで、乾燥剤(硫酸カルシウム)とともに第2のSure−Sealバッグに入れ、これも密閉する。より高温での試料の場合、試料をバイアル瓶に入れ、定められた温度で貯蔵する。異なる時点で(1週間、3週間、5週間、7週間等)、試料のアリコートを保管から取り出し、その重量、水分含有量、乾燥減量、および無機物を含まないフッ化物に関して試験する。
次いで、ポリ−2−フルオロアクリル酸ソルビトール組成物のカリウム結合能を分析してもよい。例示的な方法において、使用される材料は、塩化カリウム(Reagent Plusグレード、99%以上、Sigma #P4504または同等物)、18超のメガオーム抵抗率の脱イオン化水、ICカリウム標準(1,000ppm、Alltech Cat#37025または同等物)、イオンクロマトグラフィー(IC)カリウム標準、第2のソースから1000ppm(例えば、Fisher Scientific#CS−K2−2Y)、ならびにメタンスルホン酸(MSA、99.5%、Aldrich #471356)である。使用した機器が電解で移動相を生成できない場合は、MSAを使用して、IC移動相を形成する。
品質管理チェックおよび線状曲線が、イオンクロマトグラフィーによってポリ−2−フルオロアクリル酸ソルビトール組成物の分析のために調製され得る 簡潔に、IC用のカリウム標準溶液(100、250、500ppm)を、保存1000ppm塩化カリウム溶液を蒸留(DI)水で希釈することによって調製する。14.91gの塩化カリウムを800mLの水に溶解することによって、保存塩化カリウム溶液を調製してもよい。メスシリンダーを使用し、水を添加して1L溶液とする。この溶液は、結合アッセイのための200mM塩化カリウム溶液である。
QCチェック標準は、第2の供給源の認証された1000ppmカリウム標準をDI水で希釈し、250ppm濃度を達成することによって得る。
次いで、ポリ−2−フルオロアクリル酸ソルビトール組成物の試料溶液が調製され得る。簡潔に、実施例27の方法によって調製されたポリ−2−フルオロアクリル酸2つの試料を、個別のねじ口バイアル瓶に入れる。以下の方程式を使用して、バイアル瓶に添加する200mM KCl溶液の量を計算する:
式中、Mはポリ−2−フルオロアクリル酸試料重量(mg)であり、Sはポリ−2−フルオロアクリル酸の乾燥重量に基づくソルビトール含有量であり、Wは乾燥減量(%)である。計算した量の200mM KCl溶液を、10mLピペッターを使用して各バイアル瓶に添加する。バイアル瓶にきつく蓋をする。15mLの200mM KCl溶液を含有する2つのブランクバイアル瓶を調製する。バイアル瓶を、回転タンブラー上で2時間、約35rpmで回転させる。2時間後、バイアル瓶をタンブラーから取り外す。内容物を5分間定着させる。各試料(2〜10mL)およびブランクを0.45ミクロンのフィルタで濾過する。500μLの各試料またはブランクを9500μLの水に添加することによって、各濾過試料を1:20に希釈する。希釈した濾液を、カリウム含有量に関してICを用いて分析する。
次に、試料は、イオンクロマトグラフィーによって分析され得る。簡潔に、20mM MSA移動相を電解で生成することができない場合、MSAを水中で希釈することによって、20mM保存MSA移動相を形成する。イオンクロマトグラフィーは以下の設定を有する:注入量:5μL、流量:1mL/分、カラム温度:35℃、試料容器温度:周囲温度、実行時間:20分、およびCD25設定:電流88mA、セル温度35℃、オートレンジ。各ブランクおよび試料を2回注入する。
例えば、AS50オートサンプラー、電導率Detector CD25、およびDS3フローセルを備えるDionex IC System 2000等の任意の好適なICシステムを使用することができる。カラムは、CS12A 250x4mm ID分析カラム、CG12A 50x4mm IDガードカラム(任意)に連結されるDionex #016181、Dionex#046074である。使用されるサプレッサーは、Dionex CSRS−Ultra II(4mm)Suppressor、Dionex #061563である。データ取得に使用されるソフトウェアは、Dionex Chromeleon Chromatography Softwareである。溶出カートリッジは、メタンスルホン酸(MSA)移動相を電解で生成するDionex #058902である。
カリウムの濃度は、mMで報告される。以下の方程式を使用して、各試料の結合能を計算する。
結合能(mmol/g)=(cBlank−cSample)
式中、cBlankは、IC分析(mM)による、20倍に希釈したブランク中のカリウムの平均濃度であり、cSampleは、IC分析(mM)による、20倍に希釈した試料溶液中のカリウムの平均濃度である。複製の平均を報告する。各個別値の偏差は、平均から最大10%である。より大きい偏差が得られる場合は、アッセイを繰り返す。
実施例30
本実施例は、ソルビトール負荷ポリ−2−フルオロアクリル酸を含む、例示的な組成物の調製を示す。
例示的な方法において、適切な撹拌器および他の装置を備えた適切な大きさの反応器において、メチル2−フルオロアクリレート、ジビニルベンゼン、および1,7−オクタジエンを混合することによって、モノマーの有機相の90:5:5重量比混合物を調製する。1部のLOAを重合反応の開始剤として添加する。安定化水相は、水、ポリビニルアルコール、リン酸ナトリウム二塩基七水和物、およびリン酸ナトリウム一塩基一水和物(リン酸)、NaCl、および亜硝酸ナトリウムから調製する。温度を30℃以下に維持しながら、窒素下、大気圧において、水相およびモノマー相を一緒に混合する。反応混合物を、継続的に撹拌しながら、徐々に加熱する。いったん重合反応が開始すると、反応混合物の温度を最大95℃まで上昇させる。重合反応の完了後、反応混合物を冷却し、水相を除去する。水を添加し、混合物を撹拌し、固形材料を濾過によって単離する。次いで、固形物を水で洗浄し、架橋(メチル2−フルオロアクリレート)−ジビニルベンゼン−1,7−オクタジエンポリマーを得る。(メチル2−フルオロアクリレート)−ジビニルベンゼン−1,7−オクタジエンコポリマーを、過剰な水酸化ナトリウム水溶液を用いて、90℃で24時間加水分解し、(ナトリウム2−フルオロアクリレート)−ジビニルベンゼン−1,7−オクタジエンポリマーを得る。加水分解後、固形物を濾過し、水で洗浄する。周囲温度で、湿式ポリマーをソルビトールの25〜30%w/w水溶液でスラリー化し、ソルビトール負荷ポリマーを得る。過剰なソルビトールを濾過により除去する。結果として生じるポリマーを、所望の水分含有量(10〜25w/w/%)に達するまで、20〜30℃で乾燥させる。これにより、ソルビトール負荷の架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸ポリマーが得られる。
実施例31
本実施例は、酸性化ポリフルオロアクリル酸ポリマー(例えば、ポリフルオロアクリル酸)を、単体でまたは本明細書に開示される塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて含む、例示的な組成物の調製を示す。
例示的な方法において、活性薬学成分(API)、架橋型ポリ−2−フルオロアクリル酸、および粉末製剤を、本質的に実施例28に記載のように調製する。粉末製剤中で使用される賦形剤は、商業的供給源から利用可能であり、現在の公定モノグラフにおいて定義される規格を満たす。ポリマーは、以下に記載の他の成分と混合してもよい。
例えば、1つの粉末製剤は、最終重量%(および機能)が、ポリマー(API)56.97%、ソルビトール(API安定剤)23.55%、水(API安定剤)17.47%、キサンタンガム(懸濁剤)0.70%、コロイド状二酸化ケイ素(滑剤)0.94%、黄色染料(着色剤)0.02%、および二酸化チタン(混濁性)0.34%となり、合計100.00%となるように、試薬を混合することによって調製される。混合物をスクリーニングし、次いで、安定化ポリマーの第2の約半分を混合物に添加する。混合物全体を、徹底的に混合し、次いで、再度スクリーニングする。粉末製剤は、例えば、15g用量のAPIが75mLの水になるように、1:5(粉末/水)の比率で、水で再構成され得る。一方、製剤化された粉末は、投与のために、アップルソース、ヨーグルト、またはプディング等の軟性食品と混合されてもよい。粉末は、60ccの広口、白色高密度ポリエチレン(HDPE)ボトルに、ボトル1つ当たり15gのポリマーとともにパッケージ化される。
例えば、抗菌剤を添加した第2の粉末製剤を調製する。第2の粉末製剤の成分は、ポリマー(API)56.89%、ソルビトール(API安定剤)23.52%、水(API安定剤)17.45%、キサンタンガム(懸濁剤)0.70%、コロイド状二酸化ケイ素(滑剤)0.94%、染料もしくは染料混合物(着色剤)0.02%、メチルパラベン(抗菌性)0.11%、プロピルパラベン(抗菌性)0.03%、および二酸化チタン(混濁性)0.34%であり、合計100.00%となる。
実施例32
本実施例は、酸性化ポリフルオロアクリル酸ポリマー(例えば、ポリフルオロアクリル酸)を、単体でまたは本明細書に開示される塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて含む、例示的な組成物の調製を示す。
例示的な方法において、エクスビボでのヒト糞便および結腸抽出物におけるポリフルオロアクリル酸によるカリウム結合を評価する。人工肛門袋の使用によって得られた糞便試料および結腸試料が、ヒト志願者から提供される。試料を遠心分離し、結果として生じる上清を単離して、結合試験の試験媒体として使用する。ポリ−2−フルオロアクリル酸を抽出試料に20mg/mLで添加し、37℃で24時間インキュベートする。抽出物中に存在するカリウムならびに他のカチオンの結合を、ポリフルオロアクリル酸1グラム当たりで決定する。
糞便試料を、1ガロンのZiplocバッグに採取し、即時混合し、遠心管に移す。人工肛門袋の内容物を、ドライアイス上で搬送し、解凍、混合し、遠心管に移す。糞便および結腸試料を、21,000rpmで20時間、4°で遠心分離する。結果として生じる上清を対象毎に貯蔵し、Nalgene0.2μm使い捨てフィルタユニットを使用して濾過する。次いで、糞便および結腸抽出物を新鮮なまま使用するか、または必要になるまで−20℃で凍結する。
次いで、糞便および結腸抽出物におけるポリ−2−フルオロアクリル酸のカチオン結合を判定する。簡潔に、糞便および結腸抽出物を室温の水浴で解凍し、磁気撹拌プレート上で撹拌する。Penicillin G/Streptomycin(Gibco、15140−122)(1/100量の100x保存溶液)およびアジ化ナトリウム(1/1000量の10%保存溶液)を各抽出試料に添加し、アッセイ中の細菌または真菌の増殖を抑制する。ポリ−2−フルオロアクリル酸を16x100ガラス管に二連で添加し、各管に140〜170mgの乾燥させて正確に秤量した試料を入れる。撹拌しながら、糞便または結腸抽出物を管に分注し、最終濃度が抽出物1mL当たり20mgの試験試料を作製する。各抽出物を、試験試料を含有しない二連の管に追加で分注する。すべての管を密閉し、37℃で24時間インキュベートし、回転式ミキサーで回転させる。インキュベート後、25μLの各試料を475μLのMilli−Q精製水で希釈する(1:20希釈)。次いで、希釈した試料を13,200rpmで、Microcon YM−3フィルタユニット(3000MWCO)を通して、1時間、遠心分離によって濾過する。濾液を1mLの96ウェルプレートに移し、イオンクロマトグラフィーによるカチオン濃度の分析に提出する。
イオンクロマトグラフィー法によって、糞便および結腸抽出物中のカチオン濃度を判定する。簡潔に、糞便および結腸抽出試料中のカチオン濃度を、Dionex WPS3000オートサンプラー、DS3電導率フローセル、およびCSRS−Ultra II 4mm Suppressorを備えるDionex ICS2000システム上で、強力カチオン結合カラムセット(すなわち、Dionex CG16 50x5mm IDおよびCS16 250x5mm ID)を使用して分析する。イオンクロマトグラフィー検出方法は、1mL/分の流量で30mMのメタンスルホン酸を使用する定組成溶離を含み、合計実行時間は1試料当たり30分である。
カチオン結合を、(Cstart−Ceq)/20*イオンの結合価として計算し、式中、Cstartは、糞便または結腸抽出物中のカチオンの開始濃度(mM)であり、Ceqは、試験剤に対する暴露後の平衡で、試料中に残存するカチオンの濃度(mM)であり、20は、試験剤の濃度に対応する(mg/mL)。イオンの結合価(カリウム、アンモニウム、およびナトリウムの場合は1、カルシウムおよびマグネシウムの場合は2)で乗じることによって、試験剤1グラム当たりのイオン結合のミリ当量(mEq)で表される結合値が得られる。A11試料を二連で試験し、値を、平均(Avg)、±標準偏差(SD)として報告する。
実施例33
本実施例は、酸性化ポリフルオロアクリル酸ポリマー(例えば、ポリフルオロアクリル酸)を、単体でまたは本明細書に開示される塩基(例えば、炭酸カルシウム)と組み合わせて含む、例示的な組成物の調製を示す。
例示的な方法において、正常な腎機能を有するブタをモデルとして使用して、カリウムの結合および胃腸管からの除去におけるポリフルオロアクリル酸の薬理作用を評価する。ブタとヒトとの胃腸管間における周知の類似性に基づいて、ブタモデルを使用する。1日当たり、体重1kg当たり1グラムの濃度でポリフルオロアクリル酸を補充した食餌をブタに与える。対照として、ブタにポリフルオロアクリル酸を含まない食餌を与える。
実施例1、3、および28〜31のうちのいずれか1つ以上に記載のものと同様の方法を使用して、ポリフルオロアクリル酸を合成する。任意に、動物は、フルオロアクリレートポリマーに、ポリマー中のカルボキシル基の数に対して約0.2〜約0.95当量の範囲のレベルの塩基、例えば、約0.75当量で塩基(例えば、炭酸カルシウム)を加えた組み合わせを用いて処置されてもよく、塩基は、ポリマーでの処置の前、同時、または後に投与される。酸化第二鉄を不消化マーカーとして添加した。酸化第二鉄を、各動物の胃腸管を通る消化物の通過速度を決定するために、毎日の可視マーカーとして使用する。
およそ9週齢に飼育された、およそ25kgの重さの去勢ブタ14匹を本試験に使用する。実験の開始時に、14匹のブタを計量し、重量によって対照群および処置群に無作為割り当てする。実験は、2つの摂食期間に分割される。第1の期間は、順化期間(D(−7)〜D(−1))日目であり、第2の期間は、試験期間(D(1)〜D(9))である。順化期間前に、ブタに標準製品の食餌を与える。順化期間中、標準製品の飼育食餌に対する比率として、徐々に増加する量の対照食餌をブタに与える。同日に、酸化第二鉄をブタに与え、7匹の試験ブタを試験食餌に切り替える。対照ブタは、対照(順化)食餌で維持する。試験食餌を、10日間(D(1)〜D(10))与える。試験全体を通して、個別のブタに対する1日の食餌許容量を2つの等量サイズに分割し、08:30および15:30頃に与える。1日の食餌許容量が与えられると、それを完食するようにブタを訓練し、食べられなかった食餌は秤量し、次の摂食前に除去する。
尿の採取を、D(1)において酸化第二鉄のボーラスを提供することとともに開始する。各日の試料を各ブタに分けて保持する。尿の採取の完了に続いて、各ブタの1日の試料を解凍し、十分に混合して、二次試料に分ける。以下に記載のような電解質濃度に関して、各ブタの24時間試料の少なくとも10mLの二次試料を分析する。
糞便の採取は、D(1)において酸化第二鉄のボーラスを提供することとともに開始する。各日の試料を各ブタに分けて保持する。
尿中電解質のレベルを判定する。簡潔に、尿試料を解凍し、50mMの塩化水素中に30倍に希釈し、次いで、濾過する(Whatman0.45ミクロン PPフィルタプレート、1000xg、10分間)。これらの尿試料中のカチオン濃度を、Dionex AS50オートサンプラー、DS3電導率フローセル、およびCSRS−Ultra II 4mm Suppressorを備えるDionex ICS2000システム上で、強力カチオン結合カラムセット(Dionex CG16 50x5mm IDおよびCS16 250x5mm ID)を使用して分析する。イオンクロマトグラフィー検出方法は、1mL/分の流量で31mMメタンスルホン酸を使用する定組成溶離を含み、合計実行時間は1試料当たり33分である。
糞便中電解質のレベルを判定する。簡潔に、15mLの円錐管に、200mgの糞便および10mLの1M 塩化水素を添加する。糞便混合物を室温でおよそ40時間、回転式ミキサー上でインキュベートする。遠心分離(2000xg、15分間)後、糞便上清の試料を単離し、次いで、濾過する(Whatman0.45ミクロンPPフィルタプレート、1000xg、10分間)。濾液をMilli−Q水で2倍に希釈する。
誘導結合プラズマ光学発光分析法(ICP−OES)によって、Thermo Intrepid II XSP Radial Viewを使用して、希釈した濾液カチオン含有量を測定する。蠕動ポンプおよびCETAC ASX−510オートサンプラーを使用して、試料をスプレーチャンバに注入する。内部標準であるイットリウム(1M塩化水素中の10ppm)を用いて、試料フローならびにプラズマ条件の変動を補正する。カリウムの定量化に使用する輝線は、7664nm(内部標準437.4nm)である。
糞便中電解質を、以下の方程式を使用して、1日当たりのミリ等量(mEq/日)で計算する。
上記方程式において、mEq/L電解質は、希釈係数および原子価の調整後、ICP分光法によって報告される電解質の濃度であり、1日当たりの総糞便量は、凍結乾燥後24時間の期間に採取した便のグラム量である。
尿中電解質を、以下の方程式を使用して、1日当たりの排泄されたmEq電解質(mEq/日)で計算する:(1L当たりのmEq電解質)*(24時間の尿量)。データは、平均±標準偏差を使用して、および/または散布図によって提示される。統計分析は、GraphPad Prism、バージョン4.03等のコンピュータプログラムを用いて実施する。尿および糞便分析について、両側t検定を使用して確率(p)値を計算し、ポリ−2−フルオロアクリル酸処置群を非治療対照群と比較する。統計的有意性は、計算したp値が0.05未満である場合に示される。
糞便分析について、各群からの平均結果は、各動物の治療3〜8日目の合計mEq/日電解質値を平均し、次いで、各処置群に対してこの結果を平均することによって決定する。この手法は、尿中電解質にも用いるが、各動物の平均は、治療(1)日目〜(8)日目である。
実施例34
臨床試験が、カルボン酸基とハロゲン化物原子(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマー、例えば、ポリフルオロアクリル酸ポリマーを評価するために行われてもよく、ポリマーの1日1回、1日2回、および1日3回の投薬ならびにポリマーの安全性および有効性を評価することを含む。例示的な試験において、ポリマーは、塩基(例えば、炭酸カルシウム)とともに投与され得る。塩基(例えば、炭酸カルシウム)は、例えば、実施例13に記載される用量で、ポリマーの投与の前、同時、または後に投与され得る。
本試験の目的は、実施例1、3、および28〜31のポリフルオロアクリル酸ポリマーの1日1回、1日2回、および1日3回の投薬の同等性を評価することである。任意に、対象は、フルオロアクリレートポリマーに、ポリマー中のカルボキシル基の数に対して約0.2〜約0.95当量の範囲のレベルの塩基、例えば、約0.75当量で塩基(例えば、炭酸カルシウム)を加えた組み合わせを用いて処置されてもよく、塩基は、ポリマーでの処置の前、同時、または後に投与される。4日間の対照食事の後、12人の健常な志願者を非盲検の複数回用量クロスオーバー試験において無作為に割り当てる。ポリマーを、6つの投薬順序のうちの1つに基づいて無作為に割り当てられた順番で、6日間にわたって1日に1回30グラム(g)で、6日間にわたって1日に2回15gで、6日間にわたって1日に3回10gで、水性懸濁液として経口で投与する。本試験全体を通して、安全性および忍容性を監視するために検査および有害事象アセスメントを実施する。対象は、本試験の継続期間中、制御された食事を消費するように求められる。ある特定の試験日数における24時間間隔で、糞便および尿を採取し、カリウム排泄を評価する。
対象は、有意な内科疾患歴のない、18〜55歳の健常な成人男性または女性であり、スクリーニング来院時の肥満度指数は19〜29kg/m2、血清カリウムレベルは4.0超かつ5.0mEq/L以下、ならびに血清マグネシウム、カルシウム、およびナトリウムレベルは正常な範囲内である。妊娠の可能性がある女性は、非妊娠かつ非授乳でなければならず、試験前、試験中、および試験後は、極めて効果的な形態の避妊法を使用しなければならない。
ソルビトール負荷がないことを除いて、本実施例において上に記載されるものと同じである別の試験を実施し、結合性ポリマーの安全性および有効性を評価する。18〜55歳の33人の健常な対象(男性26人および女性7人)が、二重盲検無作為化並行群試験において、ポリマーまたはプラセボの単回用量および複数回用量を受容した。それぞれ8人の対象を、ポリマーまたは対応するプラセボを受容する4つの処置群のうちの1つに、無作為に割り当てる。対象は、試験1日目において1、5、10、または20gのポリマーまたはプラセボを単回用量で受容し、7日間の食餌制御に続いて、8日間、1日3回の投薬を受けた。対象は、本試験の継続期間中、制御された食餌を消費するように求められる。
実施例35
さらなる臨床試験を行い、慢性心不全(HF)を有する患者における高カリウム血症の治療のための、カルボン酸基と例えばハロゲン化物(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価する。ポリマーは、塩基(例えば、炭酸カルシウム)とともに、例えば、実施例13に記載される用量で、ポリマーの投与の前、同時、または後に投与され得る。
例示的な方法において、適格な患者は、18歳以上であり、慢性HF歴を有し、試験者の臨床判断によるスピロノラクトン療法を開始する適用を有し、スクリーニング時の血清K+濃度は4.3〜5.1mEq/Lである。加えて、それらの患者は、(i)CKD[局所的検査によって決定される、60mL/分未満の推算糸球体濾過率(eGFR)を有する]を有し、1つ以上のHF療法(ACE−I、ARB、β遮断薬)を受けているか、あるいは(ii)ベースライン来院の前6か月以内にAA、ACE−I、ARB、またはβ遮断薬を用いる療法の中止を引き起こす高カリウム血症の文書により記録されている経歴を有するかのいずれかでなければならない。
患者は、重度のGI障害、主要GI手術、腸閉塞、嚥下障害、著しい原発性弁膜疾患、既知の閉塞性もしくは拘束性心筋症、制御不能もしくは不安定な不整脈、ベースラインの前3カ月以内の不安定狭心症の症状発現、急性冠動脈症候群、一過性脳虚血発作、500ms超のQTc値(Bazettの補正式を使用する)、最近の、または予期される心臓手術もしくは治療介入、腎臓移植もしくは移植の必要性、透析の受容または試験中に予測される透析の必要性、170mmHg超もしくは90mmHg未満の持続した収縮期血圧、肝酵素の上昇(正常の上限の3倍を上回る)、または試験遵守を妨げるか、もしくは患者の安全性を危険にさらす可能性があるあらゆる状態を有する場合、除外される。
スクリーニングを完了し、適格基準を満たす患者は、病歴および薬歴の再調査、体重、安静時バイタルサイン、および12誘導心電図(ECG)を含む身体検査、血清K+の判定、ならびに臨床検査試験(血清化学試験、血液学試験、および検尿を含む)を含む、ベースラインアセスメントに進み、加えて、妊娠の可能性がある女性は、血清妊娠検査を受ける。
ベースラインアセスメントに続いて、適格基準を満たし続ける患者を、盲検様式で、試験薬物(ポリマー、ポリマー+塩基、またはプラセボ)を用いる治療に1:1に無作為化する。患者に、実施例1、3、および28〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製される試験薬物15gを、経口で午前中および午後(30gの1日の合計用量)に服用し、投与前に試験薬物(粉末で供給される)を水または低カリウム食品と混合するように指示する。患者に、25mg/日の用量でスピロノラクトンを開始するようにも指示する。2週間後(例えば、15日目に)、患者の血清K+が3.5mEq/L超〜5.1mEq/L以下である場合、スピロノラクトンを50mg/日に増加し、血清K+レベルが5.1mEq/L超〜5.5mEq/L以下である場合、用量を25mg/日で保持し、血清K+が3.5mEq/L以下または5.5mEq/L超の場合、患者は試験を中断する。任意に、患者は、フルオロアクリレートポリマーに、ポリマー中のカルボキシル基の数に対して塩基の約0.2〜約0.95当量の範囲のレベル、例えば、約0.75当量で塩基(例えば、炭酸カルシウム)を加えた組み合わせを用いて治療されてもよい。
試験中に禁止される薬物療法には、ポリマー系薬物、他のリン酸もしくはK+結合剤、K+保持薬物療法、制酸剤、カルシウムもしくはK+補給剤、および静脈内心臓作用性薬物療法が挙げられる。
4週間の処置期間を通して、有効性および安全性のアセスメントを日常的に実施する。3、7、14、17、21、および28日目の各臨床来院時に血清K+を監視する。7、14、21、および28日目に血清化学、体重、およびバイタルサインを、14および28日目に血液学試験を評価し、各臨床来院時に12誘導ECGならびに併用薬物療法および有害事象(AE)のアセスメントを実施する。
本試験の一次エンドポイントは、血清カリウムにおけるベースラインからの変化である。
架橋型ポリフルオロアクリレートポリマーおよび塩基を用いる治療は、慢性心不全を有する患者における高カリウム血症の徴候および症状において、著しい臨床的に有意義な改善をもたらし得る。
実施例36
さらなる臨床試験を行い、高カリウム血症の治療のための、カルボン酸基と例えばハロゲン化物(例えば、フッ素(F))等の電子求引性置換基を含むpKa低下基とを含むモノマーを含む、架橋型カチオン結合性ポリマーを評価することができる。ポリマーは、塩基(例えば、炭酸カルシウム)とともに、例えば、実施例13に記載される用量で、ポリマーの投与の前、同時、または後に投与され得る。
例示的な方法において、高血圧および糖尿病性腎症を有する患者における高カリウム血症を治療する。スクリーニングの時点において、適格な患者は、30歳を超える年齢であり、少なくとも1年間経口薬物療法もしくはインスリンで治療されている30歳以降に診断された2型真性糖尿病(T2DM)を有し、慢性腎臓疾患(血清クレアチニン測定に基づく、15〜60mL/分/1.73m2未満の推算GFR)を有し、30mg/g以上の尿中ACRを有し、4.5〜5.0mEq/Lの検査血清K+値を有し、かつ治療への無作為化時点で5.0超〜6.0mEq/L未満の血清K+値を有し、140以上〜180mmHg未満の平均収縮期血圧もしくは90以上〜110mmHg未満の平均拡張期血圧(座位)を有し、少なくとも28日間、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(ACEI)および/またはアンジオテンシン受容体遮断薬(ARB)を受容している。妊娠の可能性がある女性は、非授乳でなければならず、スクリーニング時の血清妊娠検査において陰性でなければならず、試験薬物投与の前少なくとも3カ月間、試験中、および試験完了後1カ月間は、極めて効果的な形態の避妊法を使用しなければならない。
患者は、1型真性糖尿病、スクリーニング時に12%超のヘモグロビンA1c、もしくは最後の3カ月以内にT2DMに対する緊急治療、糖尿病性胃アトニー、非糖尿病性慢性腎臓疾患、腸閉塞歴、嚥下障害、重度の胃腸障害もしくは主要胃腸手術(例えば、結腸切除)、NYHA ClassIIIもしくはIV心不全の現在の診断、40kg/m2以上の肥満度指数(BMI)、スクリーニングの前2カ月以内に生じる以下の事象のうちのいずれか:試験者によって判断される不安定狭心症、未解消の急性冠動脈症候群、心停止もしくは臨床的に有意な心室性不整脈、一過性脳虚血発作もしくは脳卒中、任意の静脈内心臓薬物治療の使用、事前の腎臓移植もしくは試験参加中に予測される移植の必要性、進行中の癌、現在治療中の癌または治癒したと見なされる非メラニン形成細胞性皮膚癌以外の過去2年以内の癌歴、1年以内のアルコール症もしくは薬物/化学物質乱用歴、正常の上限の3倍超の肝酵素[アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)]、スクリーニングの前少なくとも28日間において安定していないか、または試験参加中に安定した状態を保つことが予測されないループおよびチアジド利尿薬または他の降圧性薬物療法(カルシウムチャネル遮断薬、β−遮断薬、α−遮断薬、もしくは中枢作動剤)、リチウムの最近の使用、または試験遵守を著しく低下させ得るか、もしくは患者の安全性を危険にさらし得るあらゆる医学的状態、制御不能な全身性疾患、もしくは深刻な介入疾病を有する場合、除外される。他の除外には、スクリーニングの前最後の7日間における、リチウムの現在の使用またはアルドステロンアンタゴニスト(例えば、スピロノラクトン)、カリウム補給剤、炭酸水素塩、もしくは重曹を含むカリウム保持性薬物の使用が挙げられる。
ベースラインアセスメントに続いて、適格基準を満たし続ける患者を3コホートに分割する:コホート1は、ACEI/ARBを中止し、3週間にわたるLosartan(100mg/d)を開始し、2週間後にスピロノラクトンを追加する。コホート2は、現在のACEI/ARBを3週間継続し、2週間後にスピロノラクトンを追加する。コホート3(ベースライン時にK+、スクリーニング時に5mg/L超を有する対象)は、ACEI/ARBを継続し、すぐに無作為化する。すべてのコホートを、初期のポリマー治療の2群に対するK+レベルによって1:1に無作為化する。5.0超〜5.5のK+レベルを有する対象は、10、20、および30g/dの用量で、実施例1、3、および28〜31のうちのいずれか1つ以上によって記載されるように調製される3つの開始ポリマーを受容する。5.5超6.0未満のK+レベルを有する対象は、20、30、および40g/dの3つのポリマー用量を受容する。その後、すべての患者は、少なくとも8週間のポリマー治療を受ける。任意に、患者は、フルオロアクリレートポリマーに、ポリマー中のカルボキシル基の数に対して塩基の約0.2〜約0.95当量の範囲のレベル、例えば、約0.75当量で塩基(例えば、炭酸カルシウム)を加えた組み合わせを用いて治療されてもよい。
試験中に禁止される薬物療法には、他のポリマー系薬物(例えば、セベラマー、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、コレセベラム、コレスチポール、コレスチラミン)、リン酸結合剤(例えば、炭酸ランタン)、もしくは他のカリウム結合剤、または試験参加中のそれらの予測される必要性が挙げられる。
本試験の一次エンドポイントは、ベースラインから4週目または試験薬物の開始前までの平均変化血清カリウムである。本試験の二次エンドポイントは、ベースラインから8週目または試験薬物の開始前までの平均変化血清カリウムである。
架橋型ポリフルオロアクリレートポリマーおよび塩基を用いる治療は、高血圧および糖尿病性腎症を有する患者における高カリウム血症の徴候および症状において、著しい臨床的に有意義な改善をもたらし得る。
本開示は様々な特定の材料、手順、および実施例を参照することによって本明細書において記載および例示されているが、本開示はその目的において選択される材料および手順の特定の組み合わせに制限されないことが理解される。当業者によって理解されるように、そのような詳細の数多くの変形が示唆され得る。本明細書および実施例は例示に過ぎないとされ、本開示の実際の範囲および趣旨は以下の特許請求の範囲によって示されることが意図される。本明細書で参照されるすべての参考文献、特許、および特許出願は、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる。