JP6232057B2 - 管理装置 - Google Patents
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Description
本明細書によって開示される技術は、管理対象の対象データを管理する管理装置に関する。
例えば、日本国特許公開公報2002−300254号(以下、特許文献1という)には、加入者の電話番号が登録されたSIM(Subscriber Identification Module)カードが装着されることにより電話サービスを行う携帯電話機が開示されている。この携帯電話機は、携帯電話機本体にSIMカードが装着された場合に通話が可能になり、そのSIMカードの利用者に対して通話料金が課金される。
従来、特許文献1の携帯電話機のような、SIMカードが装着された場合に通信の実行が可能になる種々の端末装置が知られている。このような端末装置からサーバを介して管理対象の対象データを取得し、管理する管理装置が用いられる場合もある。
SIMカード(加入者識別情報記憶媒体の一例)の利用者に対して課金を行うために必要な情報(SIM関連情報。加入者識別情報関連情報の一例)は、通信サービスを提供する提供者(キャリア)が提供するサーバに格納される。従来の技術では、SIMカードの利用者が所有するPC等の端末で、SIM関連情報を用いた画面を表示部に表示させることについては何も考慮されていない。例えば、SIMカードの利用者は、通信状態がSIMカードの利用者にとって好ましくない場合等において、SIM関連情報を参照して原因を検証することを希望する場合がある。
本明細書では、加入者識別情報記憶媒体の利用者にとって利便性の高い画面を適切に表示させる技術を提供する。
本明細書によって開示される一つの技術は、管理対象の対象データを管理する管理装置である。管理装置は、表示部と、制御部と、を備える。制御部は、第1の取得部と、第1の表示制御部と、第2の取得部と、第2の表示制御部と、を備える。第1の取得部は、加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して対象データを取得する。第1の表示制御部は、少なくとも対象データの通信に関連する情報を含む端末関連表示データを生成し、端末関連表示データによって表される端末関連画面を表示部に表示させる。第2の取得部は、サーバから加入者識別情報記憶媒体に関連する加入者識別情報関連情報を取得する。加入者識別情報関連情報は、サーバが対象データの通信に伴って加入者識別情報記憶媒体の利用者に課金を行うために必要な情報を含む。第2の表示制御部は、加入者識別情報関連情報を用いて加入者識別情報関連表示データを生成し、加入者識別情報関連表示データによって表される加入者識別情報関連画面を表示部に表示させる。
上記の管理装置によると、加入者識別情報に関連する情報を適切に取得し、利用者にとって利便性の高いサービスを提供することができる。
なお、上記の管理装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の管理装置と、端末装置と、サーバとを含む通信システムも、新規で有用である。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 第1の表示制御部は、第1の状況では、第1の端末関連表示データを生成し、第1の端末関連表示データによって表される第1の端末関連画面を表示部に表示させ、第1の状況とは異なる第2の状況では、第1の端末関連表示データとは異なる第2の端末関連表示データを生成し、第2の端末関連表示データによって表される第2の端末関連画面であって、第1の端末関連画面とは異なる第2の端末関連画面を前記表示部に表示させてもよい。第2の表示制御部は、第3の状況では、第1の加入者識別情報関連表示データを生成し、第1の加入者識別情報関連表示データによって表される第1の加入者識別情報関連画面を表示部に表示させ、第3の状況とは異なる第4の状況では、第1の加入者識別情報関連表示データとは異なる第2の加入者識別情報関連表示データを生成し、第2の加入者識別情報関連表示データによって表される第2の加入者識別情報関連画面であって、第1の加入者識別情報関連画面とは異なる第2の加入者識別情報関連画面を表示部に表示させてもよい。
この構成によると、管理装置は、状況に応じて(例えば、ユーザにとっての利便性の高さを判断要素として)、第1の端末関連画面、第2の端末関連画面、第1の加入者識別情報関連画面、第2の加入者識別情報関連画面を適切に切り替えて表示部に表示させることができる。
(特徴2) 第1の表示制御部は、対象データを用いて端末関連表示データを生成してもよい。
この構成によると、管理装置は、対象データを用いて生成される端末関連表示データによって表される端末関連画面を表示部に表示させることができる。管理装置の使用者が、端末関連画面を見ることによって、対象データについて適切に知ることができる。
(特徴3) 加入者識別情報記憶媒体は、有効状態と無効状態とのうちの一方の状態に設定されていてもよい。第1の取得部は、有効状態に設定された加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して対象データを取得し、無効状態に設定された加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して対象データを取得しなくてもよい。制御部は、加入者識別情報記憶媒体の状態を変更するための変更指示を出力する変更指示出力部をさらに備えてもよい。
この構成によると、管理装置が出力する変更指示に従って、端末装置に装着されている加入者識別情報記憶媒体の状態を変更し得る。従って、サーバの使用者以外の者(例えば、管理装置の使用者等)の指示に従って、加入者識別情報記憶媒体の状態を変更し得る。
(特徴4) 制御部は、エラーが発生しているか否かを判断する判断部をさらに備えてもよい。第1の表示制御部は、判断部によってエラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを示す報知情報を含む端末関連表示データを生成してもよい。
この構成によると、管理装置は、報知情報を含む端末関連表示データによって表される端末関連画面を表示部に表示させることができる。管理装置の使用者が、端末関連画面を見ることによって、エラーが発生していることを適切に知ることができる。
(特徴5) 制御部は、エラーが発生しているか否かを判断する判断部をさらに備えてもよい。第2の表示制御部は、判断部によってエラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを示す報知情報を含む加入者識別情報関連表示データを生成してもよい。
この構成によると、管理装置は、報知情報を含む加入者識別情報関連表示データによって表される加入者識別情報関連画面を表示部に表示させることができる。管理装置の使用者が、加入者識別情報関連画面を見ることによって、エラーが発生していることを適切に知ることができる。
(特徴6) 判断部は、端末装置からサーバを介して対象データを取得できない第1の場合に、エラーが発生していると判断してもよい。
端末装置からサーバを介して対象データを取得できない場合には、端末装置、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。上記の構成によると、管理装置の使用者は、何らかの異常が発生している可能性があることを適切に知り得る。
(特徴7) 判断部は、第1の場合であって、さらに、端末装置の状態が無線通信を実行可能な通信可能状態である特定の場合には、特定種類のエラーが発生していると判断し、第1の場合であって、さらに、端末装置の状態が無線通信を実行不可能な通信不可能状態である場合には、特定種類のエラーとは異なる他の種類のエラーが発生していると判断してもよい。
この構成によると、管理装置の使用者は、端末装置からサーバを介して対象データを取得できない場合に、何らかの異常が発生している可能性があること、及び、その異常のおおよその原因を適切に知り得る。
(特徴8) 制御部は、特定の場合において、端末装置に対して確認信号を送信する送信部をさらに備えてもよい。判断部は、特定の場合であって、さらに、端末装置から、確認信号に対する応答信号を受信する場合には、第1の特定種類のエラーが発生していると判断し、特定の場合であって、さらに、端末装置から、応答信号を受信しない場合には、第1の特定種類のエラーとは異なる第2の特定種類のエラーが発生していると判断してもよい。
この構成によると、管理装置の使用者は、端末装置からサーバを介して対象データを取得できない場合に、何らかの異常が発生している可能性があること、及び、その異常のおおよその原因を適切に知り得る。
(特徴9) 加入者識別情報記憶媒体は、有効状態と無効状態とのうちの一方の状態に設定されていてもよい。第1の取得部は、有効状態に設定された加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して対象データを取得し、無効状態に設定された加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して対象データを取得しなくてもよい。判断部は、加入者識別情報記憶媒体の状態が有効状態から無効状態に変更される第2の場合に、エラーが発生していると判断してもよい。
例えば、管理装置の使用者の知らない間に、端末装置に装着されている加入者識別情報記憶媒体の状態が有効状態から無効状態に変更される場合がある。その場合、管理装置の使用者の知らない間に、端末装置から対象データが取得できなくなる事態が起こり得る。上記の構成によると、管理装置の使用者が、加入者識別情報記憶媒体の状態が有効状態から無効状態に変更されることを適切に知り得る。
(特徴10) 判断部は、端末装置からサーバに出力される第1の対象データの第1のデータ量と、端末装置からサーバを介して取得される第2の対象データの第2のデータ量とが、所定量以上異なる第3の場合に、エラーが発生していると判断してもよい。
端末装置からサーバに出力される第1の対象データの第1のデータ量と、端末装置からサーバを介して取得される第2の対象データの第2のデータ量とが、所定量以上異なる場合には、例えば、端末装置からサーバを介して管理装置に出力される間に、対象データの一部が消失した等のトラブルが発生している可能性がある。上記の構成によると、管理装置の使用者は、端末装置からサーバを介して管理装置に出力される間に、対象データの一部が消失した等のトラブルが発生している可能性があることを適切に知り得る。
(特徴11) 判断部は、端末装置が所定エリア外に存在する第4の場合に、エラーが発生していると判断してもよい。
端末装置が所定エリア外に存在する場合には、例えば、端末装置が盗難されて所定エリア外に持ち出された等のトラブルが発生している可能性がある。上記の構成によると、管理装置の使用者は、端末装置に何らかのトラブルが発生している可能性があることを適切に知り得る。
(特徴12) 判断部は、対象データに含まれる情報が破損している第5の場合に、エラーが発生していると判断してもよい。
対象データに含まれる情報が破損している場合には、端末装置、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。上記の構成によると、管理装置の使用者は、何らかの異常が発生している可能性があることを適切に知り得る。
(特徴13) 制御部は、第3の取得部と、第3の表示制御部と、をさらに備えてもよい。第3の取得部は、通信モジュールをさらに含む端末装置から、通信モジュールが実行する処理に関連するモジュール関連情報を取得してもよい。第3の表示制御部は、少なくとも前記モジュール関連情報を含むモジュール関連表示データを生成し、モジュール関連表示データによって表されるモジュール関連画面を表示部に表示させてもよい。
この構成によると、管理装置は、モジュール関連情報を含むモジュール関連表示データによって表されるモジュール関連画面を表示部に表示させることができる。管理装置の使用者が、モジュール関連画面を見ることによって、モジュール関連情報について適切に知ることができる。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、PC10と、サーバ30と、端末装置60、70、80とを備える。図1では、端末装置60、70、80の3つの端末装置のみを例示して説明しているが、実際は、端末装置60、70、80と同様の端末装置が多数存在する。PC10とサーバ30とは、ネットワーク6を介して相互に通信可能である。ネットワーク6は、例えば、有線インターネットである。他の例では、ネットワーク6は、無線インターネットであってもよい。また、サーバ30と、端末装置60、70、80は、ネットワーク4を介して相互に無線通信可能である。後で詳しく説明するが、本実施例の通信システム2では、サーバ30は、無線通信サービスの提供者(以下ではキャリアと呼ぶ場合がある)によって提供されるサーバである。本実施例では、ネットワーク4は、キャリアが提供するモバイルネットワークである。本実施例では、端末装置60、70、80、及び、サーバ30は、ネットワーク4を介して、キャリアが提供する無線通信を実行可能である。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、PC10と、サーバ30と、端末装置60、70、80とを備える。図1では、端末装置60、70、80の3つの端末装置のみを例示して説明しているが、実際は、端末装置60、70、80と同様の端末装置が多数存在する。PC10とサーバ30とは、ネットワーク6を介して相互に通信可能である。ネットワーク6は、例えば、有線インターネットである。他の例では、ネットワーク6は、無線インターネットであってもよい。また、サーバ30と、端末装置60、70、80は、ネットワーク4を介して相互に無線通信可能である。後で詳しく説明するが、本実施例の通信システム2では、サーバ30は、無線通信サービスの提供者(以下ではキャリアと呼ぶ場合がある)によって提供されるサーバである。本実施例では、ネットワーク4は、キャリアが提供するモバイルネットワークである。本実施例では、端末装置60、70、80、及び、サーバ30は、ネットワーク4を介して、キャリアが提供する無線通信を実行可能である。
(端末装置60、70、80の構成)
端末装置60は、例えば、車載用電話機、車載用PC等、車両等の移動体に搭載可能な端末装置である。他の例では、端末装置60は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末であってもよい。端末装置60は、通信モジュール62と、SIM(Subscriber Identification Module)カード64と、を有している。
端末装置60は、例えば、車載用電話機、車載用PC等、車両等の移動体に搭載可能な端末装置である。他の例では、端末装置60は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末であってもよい。端末装置60は、通信モジュール62と、SIM(Subscriber Identification Module)カード64と、を有している。
端末装置60には、端末装置60を識別するための固有のID(Identification Information)が割り当てられている。図1の例では、端末装置60にはID(以下では端末IDと呼ぶ)「***01」が割り当てられている。
通信モジュール62は、サーバ30との間でネットワーク4を介した無線通信を実行するためのモジュールである。通信モジュール62には、通信モジュール62を識別するための固有のモジュールIDが割り当てられている。図1の例では、通信モジュール62には、モジュールID「m1」が割り当てられている。
SIMカード64は、端末装置60の電話番号等、端末装置60のユーザに割り当てられた固有の識別情報を記憶するメモリカードである。SIMカード64は、端末装置60に装着されている。SIMカード64は、Enable状態とDisable状態のどちらかの状態に設定されている。Enable状態のSIMカード64が端末装置60に装着されることにより、端末装置60は、キャリアが提供する無線通信(ネットワーク4を利用する無線通信)を実行可能な状態になる。以下では、この状態をACTIVE状態と呼ぶ場合がある。この場合、端末装置60を用いて実行した通信に伴って、SIMカード64の利用者に対して課金が開始される。課金の手法については後で説明する。一方、Disable状態のSIMカード64が端末装置60に装着されていたとしても、端末装置60は、キャリアが提供する無線通信を実行することはできない。以下では、この状態をNOT ACTIVE状態と呼ぶ場合がある。この場合、課金も行われない。後で説明するように、本実施例では、サーバ30及びPC10によって、端末装置60に装着されたSIMカード64の状態を、Enable状態とDisable状態との間で切り替えることができる。
SIMカード64には、SIMカード64を識別するための固有のID(SIMID)が割り当てられている。図1の例では、SIMカード64にはSIMID「s1」が割り当てられている。SIMIDは、例えば、電話番号を特定するための固有のID番号である。
また、端末装置60は、近傍に存在する荷物66a、66bとの間で、近距離無線通信を実行可能である。近距離無線通信は、NFC規格の通信方式(即ちNFC方式)に従った無線通信である。端末装置60は、近距離無線通信を実行するためのNFCインターフェース(図示しない)を有している。本実施例では、荷物66a、66bは、例えば、端末装置60を有する車両に積載された荷物である。荷物66a、66bには、それぞれ、図示しない通信デバイスが備えられている。荷物66a、66bに備えられた通信デバイスは、端末装置60と近距離無線通信を実行するためのNFCインターフェース(図示しない)を有している。なお、図1の例では、荷物66a、66bの2つの荷物のみを図示しているが、端末装置60の近傍には、他にも荷物が存在してもよい。また、荷物66a、66bに備えられた通信デバイスは、周囲の気温、湿度、位置情報(GPS(Global Positioning System)を用いて特定された位置情報)等の各種情報を収集して記憶している。
本実施例では、端末装置60は、所定時間毎(例えば5分毎)に、荷物66a、66bとの間で近距離通信を実行し、荷物66a、66bから情報を取得する。荷物66a、66bから取得される情報の内容は、上記の通信デバイスが収集して記憶している各種情報(周囲の気温、湿度、位置情報等)である。端末装置60は、取得された各種情報を、内蔵するメモリ(図示しない)に記憶させる。
本実施例では、端末装置60は、所定時間毎(例えば1時間毎)に、メモリ内の各種情報(1時間分の情報)を、ネットワーク4を介してサーバ30に出力する。この1時間分の情報を、以下では「対象データ」と呼ぶ場合がある。対象データには、端末装置60の端末ID(***01)、SIMカード64のSIMID(s1)、及び、通信モジュールのモジュールID(m1)が含まれる。
端末装置70は、端末装置60と同様の構成を有する。図1に示すように、端末装置70も、通信モジュール72とSIMカード74を有している。端末装置70には、端末ID「***02」が割り当てられている。通信モジュール72には、モジュールID「m2」が割り当てられている。SIMカード74には、SIMID「s2」が割り当てられている。端末装置70も、近傍に存在する荷物76a、76bとの間で、近距離無線通信を実行し、荷物76a、76bから各種情報を取得している。
端末装置80は、端末装置60と同様の構成を有する。図1に示すように、端末装置80も、通信モジュール82とSIMカード84を有している。端末装置80には、端末ID「***03」が割り当てられている。通信モジュール82には、モジュールID「m3」が割り当てられている。SIMカード84には、SIMID「s3」が割り当てられている。端末装置80も、近傍に存在する荷物86a、86bとの間で、近距離無線通信を実行し、荷物86a、86bから各種情報を取得している。
以下、本実施例では、端末装置60、70、80が各種処理を実行する例を、端末装置60を代表例として説明するが、端末70、80の場合も同様の処理が実行される。
(サーバ30の構成)
サーバ30は、キャリアによって提供されるサーバである。サーバ30は、制御部32と、メモリ34を有している。制御部32は、メモリ34に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、ROM,RAM、ハードディスク等によって構成される。メモリ34は、制御部32によって実行される上記のプログラムを記憶する。また、図示しないが、サーバ30は、端末装置60、70、80、及び、PC10との間で通信を実行するための通信インターフェースも備えている。
サーバ30は、キャリアによって提供されるサーバである。サーバ30は、制御部32と、メモリ34を有している。制御部32は、メモリ34に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、ROM,RAM、ハードディスク等によって構成される。メモリ34は、制御部32によって実行される上記のプログラムを記憶する。また、図示しないが、サーバ30は、端末装置60、70、80、及び、PC10との間で通信を実行するための通信インターフェースも備えている。
本実施例では、制御部32は、所定時間毎(例えば1時間毎)に、端末装置60(70、80)から、ネットワーク4を介して、対象データを取得する。制御部32は、取得された対象データを、ネットワーク6を介してPC10に出力する。即ち、端末装置60が出力した対象データは、サーバ30を経由してそのままPC10に出力される。
制御部32は、対象データをPC10に出力するとともに、対象データに基づいて、SIMカード毎に、当該SIMカードに関連するSIM関連情報を生成し、メモリ34に記憶させる。具体的には、制御部32は、対象データを参照して、対象データのデータ量(パケット数)、通信時間、通信エリア、キャリア情報等、SIMカード64の利用者に課金を行うために必要な情報(SIM関連情報)を生成する。制御部32は、生成されたSIM関連情報を、対象データに含まれるSIMID(s1)と対応付けてメモリ34に記憶させる。サーバ30を提供するキャリアは、メモリ34に記憶されるSIM関連情報の内容に応じて、SIMカード64の利用者に対して課金を行う。他の例では、SIM関連情報は、上記した各種情報(対象データのデータ量、通信時間、通信エリア、キャリア情報)に加えて、SMS(Short Message Service)メッセージ、そのSMSメッセージの送受信日付、パケット数、及び、送信先を含んでもよい。
メモリ34は、さらに、SIMカード64(74、84)がEnable状態とDisable状態のどちらの状態に設定されているのかを記憶している。具体的には、メモリ34は、各SIMカードのSIMIDと状態(Enable状態又はDisable状態)とを対応付けて記憶している。制御部32は、PC10等の他のデバイスから、SIMカード64の状態を変更するための変更指示を取得すると、SIMカード64の状態を変更する(切り替える)。また、制御部32は、サーバ30の操作部(図示しない)から、サーバ30のユーザによって、SIMカード64の状態を変更するための変更指示が入力される場合にも、SIMカード64の状態を変更する。上記の通り、SIMカード64の状態がEnable状態に切り替わると、端末装置60は、キャリアが提供する無線通信を実行可能な状態(ACTIVE状態)になる。一方、SIMカード64の状態がDisable状態に切り替わると、端末装置60は、キャリアが提供する無線通信を実行できない状態(NOT ACTIVE状態)になる。
(PC10の構成)
PC10は、端末装置60(70、80)から出力される対象データを管理するための管理装置として機能する。PC10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、制御部18と、メモリ20と、を有している。操作部12は、キーボード及びマウスによって構成される。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。通信インターフェース16は、制御部18が、ネットワーク6を介してサーバ30と通信を実行するためのインターフェースである。
PC10は、端末装置60(70、80)から出力される対象データを管理するための管理装置として機能する。PC10は、操作部12と、表示部14と、通信インターフェース16と、制御部18と、メモリ20と、を有している。操作部12は、キーボード及びマウスによって構成される。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。通信インターフェース16は、制御部18が、ネットワーク6を介してサーバ30と通信を実行するためのインターフェースである。
制御部18は、メモリ20に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。メモリ20は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。メモリ20は、制御部18によって実行される上記のプログラムを記憶する。さらに、メモリ20は、端末装置60(70、80)からサーバ30を介して取得した対象データを記憶する。さらに、メモリ20は、各種設定情報等も記憶する。
本実施例では、制御部18は、端末装置60(70、80)からサーバ30を介して対象データを取得すると(即ち、サーバ30からネットワーク6を介して対象データを取得すると)、端末装置毎に、当該対象データをメモリ20に記憶させる。具体的には、制御部18は、対象データに含まれる端末ID(***01)毎に、メモリ20に対象データを記憶(蓄積)させる。後で説明するように、操作部12を介して、所定の表示指示が入力されると、制御部18は、メモリ20内に格納されている対象データを用いて対象データ表示画面の画面データ(図3参照)を生成し、その画面データに従って対象データ表示画面(図3参照)を表示部14に表示させる。
メモリ20は、さらに、各端末装置の端末ID(例えば「***01」)と、SIMID(例えば「s1」)と、モジュールID(例えば「m1」)とを対応付けて記憶している。上記の通り、各端末装置の端末ID、SIMID、及び、モジュールIDは、各端末装置から取得する対象データに含まれている。
メモリ20は、さらに、通信システム2の各種設定を記憶している。通信システム2の設定は、情報取得間隔、対象データ取得間隔、対象エリア、データ量差の閾値、アラート設定等を含む。情報取得間隔は、端末装置60が、近傍の荷物66a等から情報を取得する間隔(例えば、5分)を示す。対象データ取得間隔は、PC10が、端末装置60から、サーバ30を介して対象データを取得する間隔(例えば、1時間)を示す。対象エリアは、端末装置60が存在するべき範囲(例えば、日本国愛知県江南市)を示す。データ量差の閾値は、サーバ30が端末装置60から取得する対象データのデータ量(即ち、端末装置60から出力される対象データのデータ量)と、PC10が取得する対象データのデータ量との間に生じる差の閾値を示す。後で説明するように、制御部18は、差が閾値を上回る場合にエラーが発生していると判断する。アラート設定は、予め決められた複数種類のエラー(データ取得異常、Disable変更、データ量異常、エリア異常、データ破損)のうち、どのエラーが発生した場合に、エラーが発生した旨の報知(アラート)を行うのかを示す。PC10のユーザは、操作部12を操作して、上記の各種設定値を設定することができる。即ち、PC10のユーザは、どのような場合をエラーと判断すべきであるのかを設定することができる。本実施例では、メモリ20に記憶されている各種設定値に従って、端末装置60(70、80)、サーバ30、PC10が動作する。
メモリ20は、さらに、SIMカード64(74、84)がEnable状態とDisable状態のどちらの状態に設定されているのかを記憶している。具体的には、メモリ20は、各SIMカードのSIMIDと状態(Enable状態又はDisable状態)とを対応付けて記憶している。PC10のユーザは、操作部12を操作して、SIMカード64の状態を変更するための変更指示を入力することができる。制御部18は、操作部12を介して、変更指示を取得すると、サーバ30にSIMカード64の状態を変更するための変更指示を出力する。また、制御部18は、メモリ20に記憶されたSIMカード64の状態を変更指示に従って変更する。
本実施例では、PC10のメモリ20内に記憶されている各SIMカードの状態(Enable状態又はDisable状態)の内容と、サーバ30のメモリ34内に記憶されている各SIMカードの状態の内容とが、異なる場合があり得る。例えば、サーバ30が、PC10とは異なる他のデバイス(図示しない)から、SIMカード64の状態を変更するための変更指示を取得すると、制御部32は、SIMカード64の状態を変更する。このような場合には、PC10のメモリ20内に記憶されている各SIMカードの状態(Enable状態又はDisable状態)の内容と、サーバ30のメモリ34内に記憶されている各SIMカードの状態の内容とが異なる。
(通常時の通信;図2)
図2を参照して、通常時(エラーが発生しない間)に、端末装置60、サーバ30、PC10の間で実行される通信の例について説明する。
図2を参照して、通常時(エラーが発生しない間)に、端末装置60、サーバ30、PC10の間で実行される通信の例について説明する。
図2の例では、端末装置60には、Enable状態のSIMカード64が装着されている。端末装置60は、5分毎に、近傍の荷物66a、66bと間で近距離無線通信を実行し、荷物66a、66bから各種情報(周囲の気温、湿度、位置情報等)を取得する。端末装置60は、取得された情報を、内蔵するメモリに記憶させる。端末装置60は、1時間毎に、メモリに記憶させた各種情報(即ち、対象データ)を、ネットワーク4を介して、サーバ30に出力する。
サーバ30の制御部32は、端末装置60が出力する対象データを取得すると、取得された対象データを、ネットワーク6を介してPC10に出力する。即ち、端末装置60が出力した対象データは、サーバ30を経由してそのままPC10に出力される。
制御部32は、対象データをPC10に出力するとともに、対象データに基づいて、SIMカード毎に、当該SIMカードに関連するSIM関連情報を生成し、メモリ34に記憶させる。SIM関連情報の内容は上記の通りである。制御部32は、生成されたSIM関連情報を、対象データに含まれるSIMID(s1)と対応付けてメモリ34に記憶させる。
PC10の制御部18は、エラーが発生することを監視している。ただし、上記の通り、図2の例は、エラーが発生しない例を想定している。
PC10の制御部18は、サーバ30が出力する対象データを取得すると、対象データをメモリ20に記憶させる。図2の例では、その後、PC10のユーザが操作部12を操作して、対象データの表示指示を入力する。制御部18は、表示指示が入力されると、メモリ20内に格納されている対象データを用いて、対象データを表示するための表示データを生成し、その表示データによって表される対象データ表示画面90(図3)を表示部14に表示させる(S10)。
図3に、対象データ表示画面90の一例を示す。対象データ表示画面90は、端末ID(***01)、荷物情報(66a)、日時情報(2013/01/22 12:00)、温度(10℃)、湿度(30%)、場所(日本国愛知県江南市)等の各種情報を表示する。PC10のユーザは、操作部12を操作して、表示内容の切り替え指示を入力することができる。制御部18は、入力される切り替え指示に従って、表示部14に表示させる対象データ表示画面の内容を切り替える。また、PC10のユーザが、表示終了指示を入力すると、制御部18は、対象データ表示画面90の表示を終了する。
図2に示すように、PC10の制御部18が対象データ表示画面90(図3)を表示部14に表示させている間も、端末装置60は、5分毎に、近傍の荷物66a、66bと間で近距離無線通信を実行し、荷物66a、66bから各種情報(周囲の気温、湿度、位置情報等)を取得している。これ以降の各処理も上記と同様である。
(エラー時の通信;図4)
続いて、図4を参照して、エラー時(エラーが発生する場合)に、端末装置60、サーバ30、PC10の間で実行される通信の例について説明する。
続いて、図4を参照して、エラー時(エラーが発生する場合)に、端末装置60、サーバ30、PC10の間で実行される通信の例について説明する。
まず、図4を参照して、ケース1、2、3、4、5のそれぞれの場合について、エラーが発生した場合の端末装置60、サーバ30、PC10の間で実行される通信の概要を説明する。ケース1、2、3、4、5では、それぞれ異なる種類のエラーが発生する。
上記の通り、PC10の制御部18は、エラーが発生することを監視する。図4のケース1では、PC10の制御部18は、端末装置60からサーバ30を介して対象データを取得できない。この場合、PC10の制御部18は、エラーが発生したと判断する。端末装置60からサーバ30を介して対象データを取得できない場合には、端末装置60、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。以下では、ケース1のようなエラーを「データ取得異常」と呼ぶ場合がある。
図4のケース2では、サーバ30は、PC10に対して、Disable変更通知を出力する。サーバ30が、PC10とは異なる他のデバイス(図示しない)から、SIMカード64の状態をEnable状態からDisable状態に変更するための変更指示を取得すると、サーバ30の制御部32は、SIMカード64の状態をEnable状態からDisable状態に変更する。その場合、サーバ30の制御部32は、PC10に対して、SIMカード64の状態がEnable状態からDisable状態に変更された旨のDisable変更通知を出力する。Disable変更通知には、SIMカード64のSIMID(s1)が含まれる。PC10の制御部18は、Disable変更通知を取得すると、エラーが発生したと判断する。PC10のユーザが知らない間に端末装置60のSIMカード64の状態がEnable状態からDisable状態に変更されると、PC10のユーザの知らない間に、端末装置60から対象データが取得できなくなる事態が起こり得る。以下では、ケース2のエラーを「Disable変更」と呼ぶ場合がある。
図4のケース3では、サーバ30は、PC10に対して、対象データを出力する。図2及び図4では示していないが、PC10の制御部18は、対象データを取得すると、サーバ30に対して、データ量リクエストを出力している。サーバ30の制御部32は、データ量リクエストを取得すると、PC10に対して、端末装置60から取得した対象データのデータ量(即ち、端末装置60から出力された対象データのデータ量)を示すデータ量情報を出力する。PC10の制御部18は、実際にサーバ30から取得した対象データのデータ量と、データ量情報が示す対象データのデータ量(端末装置60から出力された対象データのデータ量)とを比較する。PC10の制御部18は、2つのデータ量の差が、予め設定された所定の閾値以上である場合に、エラーが発生したと判断する。実際にサーバ30から取得した対象データのデータ量と、データ量情報が示す対象データのデータ量との差が、予め設定された所定の閾値を上回る場合、対象データの一部が、端末装置60からサーバ30を介してPC10に出力される間に消失(例えば、パケットロス)している可能性がある。以下では、ケース3のエラーを「データ量異常」と呼ぶ場合がある。
図4のケース4では、サーバ30は、PC10に対して、対象データを出力する。PC10の制御部18は、対象データを取得すると、対象データに含まれる場所情報(GPS情報)が示す場所が、予め設定された対象エリア(例えば、日本国愛知県江南市)内であるか否かを判断する。制御部18は、対象データに含まれる場所情報が示す場所が、対象エリア外である場合、エラーが発生したと判断する。端末装置60が、予め設定された対象エリア外に存在する場合、例えば、端末装置60が盗難されて対象エリア外に持ち出された等のトラブルが発生している可能性がある。以下では、ケース4のエラーを「エリア異常」と呼ぶ場合がある。
図4のケース5では、サーバ30は、PC10に対して、対象データを出力する。図2及び図4では示していないが、PC10の制御部18は、対象データを取得すると、対象データに含まれる情報が破損していないか否かを確認する。具体的には、制御部18は、対象データに含まれる情報の予め決められた部分の読み取りを実行する。読み取りが成功する場合、制御部18は、対象データに含まれる情報が破損していないと判断する。一方、読み取りが失敗する場合、制御部18は、対象データに含まれる情報が破損していると判断する。対象データに含まれる情報が破損していると判断される場合、制御部18は、エラーが発生したと判断する。取得された対象データに含まれる情報が破損している場合には、端末装置、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。以下では、ケース5のエラーを「データ破損」と呼ぶ場合がある。
ケース1〜5のいずれかのエラーが発生すると、制御部18は、エラーが発生したことを表示するための表示データを生成し、その表示データによって表されるアラート画面(例えば、図5の画面G01)を表示部14に表示させる(S20)。アラート画面の内容については後で詳しく説明する。
表示部14にアラート画面が表示されている間に、ユーザは、操作部12を操作して、アラート画面中から一つの情報を選択する所定の選択操作を実行する。所定の選択操作は、例えば、図5の画面G01中の組合せ情報101aを選択する操作である。所定の選択操作が実行されると、制御部18は、各端末装置の対象データの通信に関する情報を含む表示データを作成し、その表示データによって表される端末情報表示画面(例えば、図5の画面G02)を表示部14に表示させる(図4のS22)。端末情報表示画面の内容については後で詳しく説明する。
表示部14に端末情報表示画面が表示されている間に、ユーザは、操作部12を操作して、端末情報表示画面中から一つの情報を選択する所定の選択操作を実行する。所定の選択操作は、例えば、図5の画面G02中の組合せ情報109aを選択する操作である。所定の選択操作が実行されると、制御部18は、メモリ20を参照して、選択された情報に含まれる端末ID(例えば、***01)に対応するSIMID(例えば、s1)を特定する。制御部18は、特定されたSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力する。
サーバ30の制御部32は、SIM関連情報要求を取得すると、メモリ34を参照し、SIM関連情報要求に含まれるSIMID(例えば、s1)に対応するSIM関連情報を特定する。制御部32は、特定されたSIM関連情報をPC10に出力する。
PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表されるSIM関連画面(例えば、図5の画面G03)を表示部14に表示させる(図4のS24)。表示部14にSIM関連画面が表示されている間に、ユーザは、操作部12を操作して、様々な指示を入力することができる。制御部18は、入力される指示に従って、表示部14に表示されるSIM関連画面の表示内容を変化させる(S24)。また、制御部18は、入力される指示に従って、SIMカード64に関係する設定を確認する設定確認処理を実行したり、SIMカード64に関係する設定を変更する設定変更処理を実行したりする(S24)。設定確認処理、及び、設定変更処理については、後で説明する。図4のS24の処理を終えると、エラー時の通信が終了する。
(エラー時にPC10の表示部14に表示される画面の具体例;図5〜図17)
続いて、図5〜図17を参照して、ケース1〜5の各エラーが発生する場合に、PC10の表示部14に表示される画面の具体例を説明する。
続いて、図5〜図17を参照して、ケース1〜5の各エラーが発生する場合に、PC10の表示部14に表示される画面の具体例を説明する。
(ケース1;データ取得異常;図5〜図8)
図4のケース1に示すように、PC10の制御部18は、データ取得異常のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図5の画面G01のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図4のケース1に示すように、PC10の制御部18は、データ取得異常のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図5の画面G01のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図5の画面G01は、エラーが発生した旨のメッセージ(「アラート発生」)を含む。画面G01は、さらに、エラーが発生した日の日付(例えば、2013/1/22)、エラーに関係する端末装置の端末ID(例えば、***01)、及び、エラー内容(例えば、データ取得異常)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号101a等)を表示する。例えば、組合せ情報101aは、日付「2013/1/22」、端末ID「***01」、エラー内容「データ取得異常」を含む。即ち、組合せ情報101aは、端末ID「***01」に対応する端末装置60との間で、2013年1月22日にデータ取得異常のエラーが発生していることを示す。アラート画面を見ることにより、PC10のユーザは、エラーが発生していることを知ることができる。
図5の画面G01が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報101aを選択する操作を実行する。組合せ情報101aが選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図5の画面G02の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS22参照)。
図5の画面G02は、各端末装置の対象データの通信に関する情報を含んでいる。画面G02は、日付(例えば、2013/1/22)、端末ID(例えば、***01)、及び、データ取得(例えば、×)、エラー内容(例えば、データ取得異常)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号109a等)を表示する。画面G02中の「データ取得」は、対応する端末IDの端末装置から対象データが取得されているか否かを示す。データ取得「○」は、対応する端末IDの端末装置から対象データが取得されていることを示す。データ取得「×」は、対応する端末IDの端末装置から対象データが取得されていないことを示す。
画面G02は、さらに、表示する組合せ情報の日付を切り替えるための日付切替ボタン102、104を含む。また、画面G02は、ユーザが日付を選択するためのカレンダーボタン106も含む。画面G02は、画面表示を切り替えるための進む/戻るボタン108も含む。
図5の画面G02が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報109aを選択する操作を実行する。組合せ情報109aが選択されると、制御部18は、メモリ20を参照して、選択された組合せ情報109aに含まれる端末ID(***01)に対応するSIMID(s1)を特定する。制御部18は、特定されたSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力する。
サーバ30の制御部32は、SIM関連情報要求を取得すると、メモリ34を参照し、SIM関連情報要求に含まれるSIMID(s1)に対応するSIM関連情報を特定する。制御部32は、特定されたSIM関連情報をPC10に出力する。
PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表される図5の画面G03(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。図5の画面G03は、SIMID「s1」、端末ID「***01」に対応する端末装置60のSIM関連情報を含む。画面G03は、日付(例えば、2013/1/18)、通信開始時刻(例えば、03:51:25)、通信終了時刻(例えば、03:53:45)を組み合わせた複数の組合せ情報を表示する。さらに、画面G03は、SIMID「s1」に対応する端末ID「***01」の端末装置60の状態を表示するためのボタン110を表示する。
図5の画面G03が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、ボタン110を選択する操作を実行する。ボタン110が選択されると、制御部18は、SIMID「s1」に対応する端末ID「***01」の端末装置60の状態(ACTIVE状態又はNOT ACTIVE状態)に応じて、図6の画面G04又は図7の画面G05を表示部14に表示させる。
(端末装置60がACTIVE状態の場合;図6)
端末装置60がACTIVE状態の場合、制御部18は、図6の画面G04(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理は、図4のS24の設定確認処理の一例である。画面G04は、端末装置60がACTIVE状態であることを示すメッセージを含む。画面G04は、さらに、端末装置60が有する通信モジュール62の状態を表示するためのボタン112を表示する。
端末装置60がACTIVE状態の場合、制御部18は、図6の画面G04(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理は、図4のS24の設定確認処理の一例である。画面G04は、端末装置60がACTIVE状態であることを示すメッセージを含む。画面G04は、さらに、端末装置60が有する通信モジュール62の状態を表示するためのボタン112を表示する。
図6の画面G04が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、ボタン112を選択する操作を実行する。ボタン112が選択されると、制御部18は、端末装置60に対して、モジュール情報要求を出力する。PC10が出力したモジュール情報要求は、サーバ30を介して端末装置60に出力される。端末装置60は、モジュール情報要求を取得すると、PC10に対して、通信モジュール62が行った通信に関係するモジュール情報を出力する。端末装置60が出力したモジュール情報は、サーバ30を介してPC10に出力される。
PC10の制御部18は、モジュール情報を取得すると、モジュール情報を用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて図6の画面G06のモジュール情報表示画面を表示部14に表示させる。
画面G06は、端末装置60(端末ID「***01」)が有する通信モジュール62(モジュールID「m1」)が行った通信に関係する情報を表示する。図に示すように、画面G06は、通信番号(No.)、通信時間(Time)、基地局との通信ログ等の各種情報を組み合わせた複数の組合せ情報を表示する。この処理も、図4のS24の設定確認処理の一例である。
端末装置60がACTIVE状態であるにも関わらず、データ取得異常のエラーが発生する場合(図6の画面G04、G06が表示される場合)、通信モジュール62に何らかの異常が発生している可能性がある。PC10のユーザは、画面G06を見ることにより、SIMカード64がEnable状態であるにも関わらず、データ取得異常のエラーが発生する場合において、通信モジュール62にエラー原因があるか否かを確認することができる。従って、PC10のユーザは、データ取得異常のエラーが発生する場合に、エラー原因を適切に特定し得る。
(端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合;図7)
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合、制御部18は、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表される図7の画面G05(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理も、図4のS24の設定確認処理の一例である。画面G05は、端末装置60がNOT ACTIVE状態であることを示すメッセージを含む。画面G05は、さらに、各SIMIDに対応するSIMカードの設定の一覧を表示するためのボタン(設定一覧)114を表示する。
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合、制御部18は、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表される図7の画面G05(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理も、図4のS24の設定確認処理の一例である。画面G05は、端末装置60がNOT ACTIVE状態であることを示すメッセージを含む。画面G05は、さらに、各SIMIDに対応するSIMカードの設定の一覧を表示するためのボタン(設定一覧)114を表示する。
図7の画面G05が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、ボタン114を選択する操作を実行する。ボタン114が選択されると、制御部18は、SIM関連情報を参照し、SIMID「s1」のSIMカード64の状態(Enable状態又はDisable状態)に応じて、図7の画面G07又は画面G08を表示部14に表示させる。
(SIMカード64がDisable状態の場合;図7の画面G07)
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合(図7の画面05)において、さらに、SIMID「s1」のSIMカード64がDisable状態である場合、制御部18は、図7の画面G07(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理は、図4のS24の設定確認処理及び設定変更処理の一例である。画面G07は、日付(例えば、2013/1/23)、SIMID(例えば、s1)、状態(例えば、Disable)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号115a等)を表示する。図中の「状態」は、SIMカードの状態(Enable状態又はDisable状態)を示す。画面G07は、SIMIDの状態(設定)を変更するための変更ボタン116を含む。
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合(図7の画面05)において、さらに、SIMID「s1」のSIMカード64がDisable状態である場合、制御部18は、図7の画面G07(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理は、図4のS24の設定確認処理及び設定変更処理の一例である。画面G07は、日付(例えば、2013/1/23)、SIMID(例えば、s1)、状態(例えば、Disable)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号115a等)を表示する。図中の「状態」は、SIMカードの状態(Enable状態又はDisable状態)を示す。画面G07は、SIMIDの状態(設定)を変更するための変更ボタン116を含む。
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合、画面G07の場合のように、SIMカード64がDisable状態である可能性がある。PC10のユーザは、画面G07を見ることにより、SIMカード64がDisable状態であるために、端末装置60がNOT ACTIVE状態であることを知ることができる。従って、PC10のユーザは、SIMカード64がDisable状態であることが、データ取得異常の原因であることを知ることができる。従って、PC10のユーザは、データ取得異常のエラーが発生する場合に、エラー原因を適切に特定し得る。
図7の画面G07が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報115aを選択するとともに、組合せ情報115aを選択した状態で、変更ボタン116を選択する操作を実行する。変更ボタン116が選択されると、制御部18は、選択された組合せ情報115aに含まれるSIMID「s1」のSIMカード64の状態を、Disable状態からEnable状態に切り替える。その場合、さらに、制御部18は、サーバ30にSIMカード64の状態をDisable状態からEnable状態に変更するための変更指示を出力する。サーバ30の制御部32は、変更指示を取得すると、SIMカード64の状態をDisable状態からEnable状態に変更する。SIMカード64の状態がEnable状態に変更されると、端末装置60は、キャリアが提供する無線通信を実行可能な状態(ACTIVE状態)になる。
SIMカード64の状態がDisable状態からEnable状態に変更されると、制御部18は、図8の画面G09(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理も、図4のS24の設定確認処理及び設定変更処理の一例である。画面G09の表示内容は、基本的には、画面G07と共通する。ただし、画面G09では、組合せ情報115aに含まれる設定が、「Enable」に変更されている。さらに、画面G09は、端末情報表示画面を再表示するためのボタン(システムログ)118を含む。
図8の画面G09が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、ボタン118を選択する操作を実行する。ボタン118が選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図8の画面G10の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この際、制御部18は、必要に応じて、端末装置60から、サーバ30を介して、最新の対象データを取得するようにしてもよい。この処理も、図4のS24の設定確認処理及び設定変更処理の一例である。画面G10の表示内容は、基本的には、図5の画面G02の表示内容と共通する。ただし、画面G10では、SIMカード64の状態がEnable状態に変更されたことに伴って、組合せ情報109aに含まれるデータ取得が「○」に変更されている。即ち、画面G10は、SIMカード64の状態がEnable状態に変更されたことに伴って、端末装置60がACTIVE状態に変更され、端末装置60から正常に対象データが取得できる状態に移行したことを示す。
従って、PC10のユーザは、画面G10を見ることによって、SIMカード64の状態がDisable状態からEnable状態に変更された結果として、データ取得異常のエラーが解消されたことを知ることができる。PC10のユーザは、データ取得異常のエラーが発生する場合において、必要な設定変更を行った後、エラーが解消されたか否かを適切に知り得る。
(SIMカード64がEnable状態の場合;図7の画面G08)
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合(図7の画面05)において、さらに、SIMID「s1」のSIMカード64がEnable状態である場合、制御部18は、図7の画面G08(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理は、図4のS24の設定確認処理の一例である。画面G08は、画面07と同様に、日付(例えば、2013/1/23)、SIMID(例えば、s1)、設定(例えば、Enable)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号115b等)を表示する。
端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合(図7の画面05)において、さらに、SIMID「s1」のSIMカード64がEnable状態である場合、制御部18は、図7の画面G08(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この処理は、図4のS24の設定確認処理の一例である。画面G08は、画面07と同様に、日付(例えば、2013/1/23)、SIMID(例えば、s1)、設定(例えば、Enable)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号115b等)を表示する。
SIMカード64がEnable状態であるにもかかわらず、端末装置60がNOT ACTIVE状態の場合(画面G08が表示される場合)には、端末装置60に異常が発生(例えば、電源オフ、故障等)している可能性がある。PC10のユーザは、画面G08を見ることにより、端末装置60で発生した異常が、データ取得異常の原因であることを知ることができる。従って、PC10のユーザは、データ取得異常のエラーが発生する場合に、エラー原因を適切に特定し得る。
(ケース2;Disable変更;図9〜13)
図4のケース2に示すように、PC10の制御部18は、Disable変更のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図9の画面G11のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図4のケース2に示すように、PC10の制御部18は、Disable変更のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図9の画面G11のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図9の画面G11の構成は、図5の画面G01(アラート画面)の構成と共通する。画面G11に表示されている組合せ情報101bは、日付「2013/1/23」、端末ID「***03」、エラー内容「Disable変更」を含む。即ち、組合せ情報101bは、端末ID「***03」に対応する端末装置80との間で、2013年1月23日に、Disable変更のエラーが発生していることを示す。画面G11のアラート画面を見ることにより、PC10のユーザは、エラーが発生していることを知ることができる。
図9の画面G11が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報101bを選択する操作を実行する。組合せ情報101bが選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図9の画面G12の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS22参照)。
図9の画面G12の構成は、図5の画面G02(端末情報表示画面)と共通する。画面G12に表示されている組合せ情報109bは、日付「2013/1/23」、端末ID「***03」、データ取得「×」、エラー内容「Disable変更」を含む。
図9の画面G12が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報109bを選択する操作を実行する。組合せ情報109bが選択されると、制御部18は、ケース1と同様に、メモリ20を参照して、選択された組合せ情報109bに含まれる端末ID(***03)に対応するSIMID(s3)を特定する。制御部18は、特定されたSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力する。サーバ30の制御部32は、SIM関連情報要求を取得すると、メモリ34を参照し、SIM関連情報要求に含まれるSIMID(s3)に対応するSIM関連情報を特定する。制御部32は、特定されたSIM関連情報をPC10に出力する。
PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図10の画面G13(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。
図10の画面G13は、サーバ30のメモリ34に記憶されている各SIMカードの状態(サーバ由来の設定一覧)を表示する。具体的には、画面G13は、日付(例えば、2013/1/23)、SIMID(例えば、s3)、状態(例えば、Disable)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号131a等)を表示する。画面G13では、端末ID「***03」に対応するSIMID「s3」を含む組合せ情報131aが反転表示されている。そのため、画面G13を見ることで、PC10のユーザは、端末装置80の端末ID「***03」に対応するSIMID「s3」であることを知ることができるとともに、SIMID「s3」のSIMカード84の状態(サーバ30が記憶するSIMカード84の状態)がDisable状態であることを知ることができる。
画面G13は、さらに、PC10のメモリ20に記憶されている各SIMカードの状態(PC由来の設定一覧:画面G14参照)を表示するための表示切替ボタン130を含む。画面G13には、さらに、端末情報表示画面(図9の画面G12)を再表示するためのボタン(システムログ)134を含む。
図10の画面G13が表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、表示切替ボタン130を選択する操作を実行する。表示切替ボタン130が選択されると、制御部18は、メモリ20に記憶されている各SIMカードの状態を用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図10の画面G14を表示部14に表示させる(図4のS24)。
図10の画面G14は、PC10のメモリ20に記憶されている各SIMカードの状態(PC由来の設定一覧)を表示する。具体的には、画面G14は、日付(例えば、2013/1/23)、SIMID(例えば、s3)、状態(例えば、Enable)を組み合わせた組合せ情報(図中の符号131b等)を表示する。画面G14でも、端末ID「***03」に対応するSIMID「s3」を含む組合せ情報131bが反転表示されている。そのため、画面G14を見ることで、PC10のユーザは、端末装置80の端末ID「***03」に対応するSIMID「s3」であることを知ることができるとともに、SIMID「s3」のSIMカード84の状態(PC10が記憶するSIMカード84の状態)がEnable状態であることを知ることができる。
画面G14は、さらに、サーバ30のメモリ34に記憶されている各SIMカードの状態(サーバ由来の設定一覧:画面G13参照)を表示するための表示切替ボタン132を含む。図10の画面G14が表示されている間に、PC10のユーザが、操作部12を操作して、表示切替ボタン132を選択する操作を実行すると、制御部18は、画面G13を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。即ち、ユーザは、画面G14の表示切替ボタン132と、画面G13の表示切替ボタン130と、を操作することにより、画面G13、画面G14を切り替えて表示することができる。
また、画面G14も、端末情報表示画面(図9の画面G12)を再表示するためのボタン(システムログ)134を含む。
さらに、画面G14は、SIMカードの状態を変更するための設定変更ボタン136を含む。図10の画面G14が表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報131bを選択する。組合せ情報131bが選択された状態で、さらに、ユーザは、設定変更ボタン136を選択する操作を実行する。設定変更ボタン136が選択されると、制御部18は、選択されている組合せ情報131bに含まれるSIMID「s3」のSIMカード84の状態を、Disable状態からEnable状態に変更するための変更指示をサーバ30に出力する。サーバ30の制御部32は、変更指示を取得すると、SIMID「s3」のSIMカード84の状態を、Disable状態からEnable状態に切り替える。
この結果、PC10の表示部14には、図11の画面G15が表示される。画面G15の表示内容は、図10の画面G14の表示内容と同様である。画面G15の表示切替ボタン132が操作されると、制御部18は、表示部14に画面G16を表示させる。画面G16の表示内容は、図10の画面G13の表示内容とほぼ同様である。ただし、組合せ情報131aに含まれるSIMID「s3」のSIMカード84の状態が「Enable」に変更されている。そのため、PC10のユーザは、画面G16を見ることで、SIMID「s3」のSIMカード84の状態がDisable状態からEnable状態に変更されたことを知ることができる。
図11の画面G16が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、ボタン134を選択する操作を実行する。ボタン134が選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図12の画面G17の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。この際、制御部18は、必要に応じて、端末装置60から、サーバ30を介して、最新の対象データを取得するようにしてもよい。画面G17の表示内容は、基本的には、図9の画面G12の表示内容と共通する。ただし、画面G17では、SIMカード84の状態がEnable状態に変更されたことに伴って、組合せ情報109bに含まれるデータ取得が「○」に変更されている。即ち、画面G10は、SIMカード64の状態がEnable状態に変更されたことに伴って、端末装置60がACTIVE状態に変更され、端末装置60から正常に対象データが取得できる状態に移行したことを示す。
PC10のユーザは、画面G17を見ることによって、SIMカード84の状態がDisable状態からEnable状態に変更された結果として、Disable変更のエラーが解消されたことを知ることができる。PC10のユーザは、Disable変更のエラーが発生する場合において、必要な設定変更を行った後、エラーが解消されたか否かを適切に知り得る。
(ケース3;データ量異常;図13、図14)
図4のケース3に示すように、PC10の制御部18は、データ量異常のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図13の画面G21のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図4のケース3に示すように、PC10の制御部18は、データ量異常のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図13の画面G21のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図13の画面G21の構成も、図5の画面G01(アラート画面)の構成と共通する。画面G21に表示されている組合せ情報101cは、日付「2013/1/23」、端末ID「***07」、エラー内容「データ量異常」を含む。即ち、組合せ情報101cは、端末ID「***07」に対応する端末装置(図示しない)との間で、2013年1月23日に、データ量異常のエラーが発生していることを示す。画面G21のアラート画面を見ることにより、PC10のユーザは、エラーが発生していることを知ることができる。
図13の画面G21が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報101cを選択する操作を実行する。組合せ情報101cが選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図13の画面G22の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS22参照)。
図13の画面G22の構成は、図5の画面G02(端末情報表示画面)と共通する。画面G22に表示されている組合せ情報109cは、日付「2013/1/23」、端末ID「***07」、データ取得「×」、エラー内容「データ量異常」を含む。
図13の画面G22が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報109cを選択する操作を実行する。組合せ情報109cが選択されると、制御部18は、ケース1と同様に、メモリ20を参照して、選択された組合せ情報109cに含まれる端末ID(***07)に対応するSIMID(s7)を特定する。制御部18は、特定されたSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力する。サーバ30の制御部32は、SIM関連情報要求を取得すると、メモリ34を参照し、SIM関連情報要求に含まれるSIMID(s7)に対応するSIM関連情報を特定する。制御部32は、特定されたSIM関連情報をPC10に出力する。
PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図14の画面G23(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。
図14の画面G23は、サーバ30のメモリ34に記憶されているSIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置との通信履歴(サーバ由来のアクセスログ)を表示する。画面G23は、日付(例えば、2013/1/23)、通信開始時刻(例えば、03:51:30)、通信終了時刻(例えば、03:56:02)、データ量(例えば、15KB)を組み合わせた複数の組合せ情報を表示する。日付は、SIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置と、サーバ30との間で通信が開始された日付を示す。通信開始時刻及び通信終了時刻は、SIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置と、サーバ30との間で通信が開始された時刻及び終了した時刻を示す。データ量は、その際にサーバ30が端末装置から取得した対象データのデータ量を示す。画面G23を見ることで、PC10のユーザは、端末装置とサーバ30との間で過去に行われた通信の日時と、その際にサーバ30が端末装置から取得した対象データのデータ量(即ち、端末装置がサーバ30に出力した対象データのデータ量)を知ることができる。
画面G23は、さらに、PC10のメモリ20に記憶されているSIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置との通信履歴(PC由来のアクセスログ;画面G24参照)を表示するための表示切替ボタン150を含む。画面G23は、さらに、画面表示を切り替えるための進む/戻るボタン108も含む。
画面G23が表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、表示切替ボタン150を選択する操作を実行する。表示切替ボタン150が選択されると、制御部18は、メモリ20に記憶されているSIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置の対象データを用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図14の画面G24を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。
画面G24は、PC10のメモリ20に記憶されているSIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置との通信履歴(PC由来のアクセスログ)を表示する。画面G24も、画面G23と同様に、日付(例えば、2013/1/23)、通信開始時刻(例えば、03:51:30)、通信終了時刻(例えば、03:56:02)、データ量(例えば、2KB)を組み合わせた複数の組合せ情報を表示する。画面G24中のデータ量は、PC10がサーバ30を介して端末装置から取得した対象データ(即ち、PC10がサーバ30から取得した対象データ)のデータ量を示す。画面G24を見ることで、PC10のユーザは、PC10とサーバ30との間で過去に行われた通信の日時と、その際にPC10がサーバ30から取得した対象データのデータ量を知ることができる。
画面G24は、さらに、サーバ30のメモリ34に記憶されているSIMID「s7」及び端末ID「***07」の端末装置との通信履歴(サーバ由来のアクセスログ;画面G23参照)を表示するための表示切替ボタン152が表示されている。画面G24は、さらに、画面表示を切り替えるための進む/戻るボタン108も含む。
画面G24が表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、表示切替ボタン152を選択する操作を実行する。表示切替ボタン152が選択されると、制御部18は、上記の画面G23を表示部14に再表示させる(図4のS24)。
ユーザは、画面G23の表示切替ボタン150と、画面G24の表示切替ボタン152と、を操作することにより、画面G23、画面G24を切り替えて表示することができる。画面G23、G24を切り替えて表示することにより、PC10のユーザは、端末装置から出力された対象データのデータ量(画面G23で表示されるデータ量)と、PC10が実際にサーバ30から取得した対象データのデータ量(画面G24で表示されるデータ量)とを比較することができる。
図14の例では、画面G23、G24を比較した場合、日付「2013/1/23」に行われた通信のデータ量が、画面G23(15KB)と画面G24(2KB)との間で大きく異なる。即ち、サーバ30が端末装置から取得した対象データのデータ量(即ち、端末装置からサーバ30に出力された対象データのデータ量:15KB)と、PC10がサーバ30から取得した対象データのデータ量(即ち、端末装置からサーバ30を介して管理装置に出力された対象データのデータ量:2KB)とが異なる。端末装置からサーバに出力された対象データのデータ量と、サーバからPCが実際に取得した対象データのデータ量とが異なる場合、例えば、端末装置からサーバ30を介してPC10に出力される間に、対象データの一部が消失した(パケットロス)等のトラブルが発生している可能性がある。PC10のユーザは、画面G23、G24を見ることにより、トラブルが発生している可能性があることを適切に知ることができる。また、トラブルが発生した日時を推測することも可能である。
(ケース4;エリア異常;図15、図16)
図4のケース4に示すように、PC10の制御部18は、エリア異常のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図15の画面G31のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図4のケース4に示すように、PC10の制御部18は、エリア異常のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図15の画面G31のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図15の画面G31の構成は、図5の画面G01(アラート画面)の構成と共通する。画面G31に表示されている組合せ情報101dは、日付「2013/1/23」、端末ID「***08」、エラー内容「エリア異常」を含む。即ち、組合せ情報101dは、端末ID「***08」に対応する端末装置(図示しない)との間で、2013年1月23日に、エリア異常のエラーが発生していることを示す。画面G31のアラート画面を見ることにより、PC10のユーザは、エラーが発生していることを知ることができる。
図15の画面G31が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報101dを選択する操作を実行する。組合せ情報101dが選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図15の画面G32の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS22参照)。
図15の画面G32の構成も、図5の画面G02(端末情報表示画面)と共通する。画面G32に表示されている組合せ情報109dは、日付「2013/1/23」、端末ID「***08」、データ取得「×」、エラー内容「エリア異常」を含む。
図15の画面G32が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報109dを選択する操作を実行する。組合せ情報109dが選択されると、制御部18は、ケース1と同様に、メモリ20を参照して、選択された組合せ情報109dに含まれる端末ID(***08)に対応するSIMID(s8)を特定する。制御部18は、特定されたSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力する。サーバ30の制御部32は、SIM関連情報要求を取得すると、メモリ34を参照し、SIM関連情報要求に含まれるSIMID(s8)に対応するSIM関連情報を特定する。制御部32は、特定されたSIM関連情報をPC10に出力する。
PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図16の画面G33(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。
図16の画面G33は、SIMID「s8」及び端末ID「***08」の端末装置との通信履歴を表示する。また、画面G33は、SIMID「s8」のSIMカードの状態が「Enable」であることを示す情報も表示する。画面G33は、日付(例えば、2013/1/23)、通信開始時刻(例えば、03:51:30)、通信終了時刻(例えば、03:53:26)、エリア(例えば、名古屋)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号160等)を表示する。画面G33では、エリア「名古屋」を含む組合せ情報160が反転表示されている。組合せ情報160の反転表示は、エリア「名古屋」が、メモリ20に事前に記憶された所定エリア外であることを示す。そのため、画面G33を見ることで、PC10のユーザは、SIMID「s8」、端末ID「***08」に対応する端末装置が、所定エリア外に存在することを知ることができる。
図16の画面G33が表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報160を選択する操作を実行する。組合せ情報160が選択されると、制御部18は、SIM関連情報を用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図16の画面G34(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。
図16の画面G34には、SIMID「s8」及び端末ID「***08」の端末装置が存在したエリアの遍歴(エリア情報)が表示されている。画面G34は、日付(例えば、2013/1/23)、時刻(例えば、02:44:50)、エリア(例えば、名古屋)を組み合わせた複数の組合せ情報(図中の符号162等)を表示する。画面G34における日付及び時刻は、端末装置が対応するエリア内に存在し始めた日付及び時刻を示す。また、画面G34でも、エリア「名古屋」を含む組合せ情報162が反転表示されている。組合せ情報162の反転表示は、エリア「名古屋」が、メモリ20に事前に記憶された所定エリア外であることを示す。そのため、画面G34を見ることでも、PC10のユーザは、SIMID「s8」、端末ID「***08」に対応する端末装置が、所定エリア外に存在することを知ることができる。端末装置が、予め設定された対象エリア外に存在する場合、例えば、端末装置が盗難されて対象エリア外に持ち出された等のトラブルが発生している可能性がある。従って、PC10のユーザは、端末装置にトラブルが発生したことを適切に知り得る。
(ケース5;データ破損;図17)
図4のケース5に示すように、PC10の制御部18は、データ破損のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図17の画面G41のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図4のケース5に示すように、PC10の制御部18は、データ破損のエラーが発生したと判断すると、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図17の画面G41のアラート画面を表示部14に表示させる(図4のS20参照)。
図17の画面G41の構成は、図5の画面G01(アラート画面)の構成と共通する。画面G41に表示されている組合せ情報101eは、日付「2013/1/23」、端末ID「***09」、エラー内容「データ破損」を含む。即ち、組合せ情報101eは、端末ID「***09」に対応する端末装置(図示しない)との間で、2013年1月23日に、データ破損のエラーが発生していることを示す。画面G41のアラート画面を見ることにより、PC10のユーザは、エラーが発生していることを知ることができる。
図17の画面G41が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報101eを選択する操作を実行する。組合せ情報101eが選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図17の画面G42の端末情報表示画面を表示部14に表示させる(図4のS22参照)。
図17の画面G42の構成は、図5の画面G02(端末情報表示画面)と共通する。画面G42に表示されている組合せ情報109eは、日付「2013/1/23」、端末ID「***09」、データ取得「×」、エラー内容「データ破損」を含む。
図17の画面G42が表示部14に表示されている間に、PC10のユーザは、操作部12を操作して、組合せ情報109eを選択する操作を実行する。組合せ情報109eが選択されると、制御部18は、ケース1と同様に、メモリ20を参照して、選択された組合せ情報109eに含まれる端末ID(***09)に対応するSIMID(s9)を特定する。制御部18は、特定されたSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力する。サーバ30の制御部32は、SIM関連情報要求を取得すると、メモリ34を参照し、SIM関連情報要求に含まれるSIMID(s9)に対応するSIM関連情報を特定する。制御部32は、特定されたSIM関連情報をPC10に出力する。
PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを生成し、その表示データによって表される図17の画面G43(SIM関連画面)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。
図17の画面G43には、SIMID「s9」及び端末ID「***09」の端末装置との通信品質の推移を示すグラフが表示されている。グラフの横軸は日付を示す。グラフの縦軸は電波の受信感度を示す。図17の例では、1月23日に電波の受信感度が不安定になっている。取得された対象データに含まれる情報が破損している場合には、端末装置、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。PC10のユーザは、図17の画面G43を見ることにより、何らかの通信異常が発生していることを適切に知ることができる。
(本実施例の作用効果)
以上、本実施例の通信システム2について説明した。図4のS24に示すように、本実施例では、PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表されるSIM関連情報表示画面(例えば、図5の画面G03)を表示部14に表示させる(図4のS24)。そのため、本実施例のPC10によると、サーバ30からSIM関連情報を適切に取得し、SIM関連情報を用いて生成される表示データによって表されるSIM関連画面を適切に表示部14に表示させることができる。即ち、ユーザにとって利便性の高い画面を適切に表示部14に表示させることができる。その結果、ユーザにとって利便性の高いサービスを提供することができる。
以上、本実施例の通信システム2について説明した。図4のS24に示すように、本実施例では、PC10の制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表されるSIM関連情報表示画面(例えば、図5の画面G03)を表示部14に表示させる(図4のS24)。そのため、本実施例のPC10によると、サーバ30からSIM関連情報を適切に取得し、SIM関連情報を用いて生成される表示データによって表されるSIM関連画面を適切に表示部14に表示させることができる。即ち、ユーザにとって利便性の高い画面を適切に表示部14に表示させることができる。その結果、ユーザにとって利便性の高いサービスを提供することができる。
図2のS10に示すように、制御部18は、表示指示が入力される場合、メモリ20内に格納されている対象データを用いて、対象データを表示するための表示データを生成し、その表示データによって表される対象データ表示画面90(図3)を表示部14に表示させる。また、図4のS20に示すように、制御部18は、エラーが発生する場合に、エラーが発生したことを表示するための表示データを生成し、その表示データによって表されるアラート画面(例えば、図5の画面G01)を表示部14に表示させる。また、図4のS22に示すように、表示部14にアラート画面が表示されている間に、所定の選択操作が実行されると、制御部18は、各端末装置の対象データの通信に関する情報を含む表示データを作成し、その表示データによって表される端末情報表示画面(例えば、図5の画面G02)を表示部14に表示させる。また、制御部18は、モジュール情報を取得すると、モジュール情報を用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて図6の画面G06のモジュール情報表示画面を表示部14に表示させる。また、図7の画面G09が表示部14に表示されている間に、ボタン118が選択されると、制御部18は、メモリ20内の対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、図8の画面G10の端末情報表示画面を表示部14に表示させる。
図4のS24に示すように、制御部18は、SIM関連情報を取得すると、SIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表されるSIM関連情報表示画面(例えば、図5の画面G03)を表示部14に表示させる。また、制御部18は、図5の画面G03のボタン110が選択される場合、端末装置60の状態(ACTIVE状態又はNOT ACTIVE状態)に応じて、図6の画面G04又は図7の画面G05を表示部14に表示させる。また、図7の画面G05が表示部14に表示されている間に、ボタン112が選択されると、制御部18は、SIM関連情報を参照し、SIMID「s1」のSIMカード64の状態(Enable状態又はDisable状態)に応じて、図7の画面G07又は画面G08を表示部14に表示させる。
上記の通り、制御部18は、状況に応じて表示データを生成し、生成された表示データが表す画面を適切に表示部14に表示させることができる。そのため、表示部14に表示された画面を見たユーザは、状況に応じた適切な情報を知ることができる。
上記の通り、図2のS10に示すように、制御部18は、表示指示が入力される場合、メモリ20内に格納されている対象データを用いて、対象データを表示するための表示データを生成し、その表示データによって表される対象データ表示画面90(図3)を表示部14に表示させる。従って、PC10のユーザは、対象データ表示画面90を見ることにより、対象データについて適切に知ることができる。
本実施例では、PC10のユーザは、操作部12を操作して、SIMカード64の状態を変更するための変更指示を入力することができる。制御部18は、操作部12を介して、変更指示を取得すると、サーバ30にSIMカード64の状態を変更するための変更指示を出力する。即ち、本実施例では、PC10のユーザは、SIMカードの状態(Disable状態又はEnable状態)を切り替えることができる。これにより、ユーザは、エラーの原因を便利に検証することができるだけではなく、SIMカードの状態を切り替えることにより、エラーの原因を特定したり、エラーを解消したりすることもできる。その結果、ユーザの利便性が向上する。
本実施例では、制御部18は、エラーが発生することを監視している。エラーが発生する場合、制御部18は、エラーが発生したことを表示するための表示データを生成し、その表示データによって表されるアラート画面(図5の画面G01)を表示部14に表示させる(図4のS20)。従って、PC10のユーザは、アラート画面を見ることによって、エラーが発生していることを適切に知ることができる。
図4のケース1に示すように、本実施例では、制御部18は、端末装置60からサーバ30を介して対象データを取得できない場合に、データ取得異常のエラーが発生していると判断する。制御部18は、アラート画面(図5の画面G01参照)を表示部14に表示させる。端末装置60からサーバ30を介して対象データを取得できない場合には、端末装置60、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。本実施例では、PC10のユーザは、何らかの異常が発生している可能性があることを適切に知り得る。
図4のケース2に示すように、本実施例では、制御部18は、サーバ30から、Disable変更通知を取得する場合に、Disable変更のエラーが発生していると判断する。制御部18は、アラート画面(図9の画面G11参照)を表示部14に表示させる。例えば、PC10のユーザの知らない間に、端末装置60に装着されているSIMカードの状態がEnable状態からDisable状態に変更される場合がある。その場合、PC10のユーザの知らない間に、端末装置60から対象データが取得できなくなる事態が起こり得る。本実施例では、PC10のユーザが、SIMカードの状態がEnable状態からDisable状態に変更されることを適切に知り得る。
図4のケース3に示すように、本実施例では、制御部18は、実際にサーバ30から取得した対象データのデータ量と、データ量情報が示す対象データのデータ量(端末装置60から出力された対象データのデータ量)との差が、予め設定された所定の閾値以上である場合に、データ量異常のエラーが発生したと判断する。制御部18は、アラート画面(図13の画面G21参照)を表示部14に表示させる。実際にサーバ30から取得した対象データのデータ量と、データ量情報が示す対象データのデータ量との差が、予め設定された所定の閾値を上回る場合、対象データの一部が、端末装置60からサーバ30を介してPC10に出力される間に消失(例えば、パケットロス)している可能性がある。本実施例では、PC10のユーザは、端末装置からサーバ30を介してPC10に出力される間に、対象データの一部が消失した等のトラブルが発生している可能性があることを適切に知り得る。
図4のケース4に示すように、本実施例では、制御部18は、対象データに含まれる場所情報が示す場所が対象エリア外である場合、エリア異常のエラーが発生したと判断する。制御部18は、アラート画面(図15の画面G31参照)を表示部14に表示させる。端末装置60が、予め設定された対象エリア外に存在する場合、例えば、端末装置60が盗難されて対象エリア外に持ち出された等のトラブルが発生している可能性がある。本実施例では、PC10のユーザは、端末装置60にトラブルが発生している可能性があることを適切に知り得る。
図4のケース5に示すように、本実施例では、制御部18は、対象データに含まれる情報が破損している場合、制御部18は、データ破損のエラーが発生したと判断する。制御部18は、アラート画面(図17の画面G41参照)を表示部14に表示させる。取得された対象データに含まれる情報が破損している場合には、端末装置、通信経路等において何らかの異常が発生している可能性がある。本実施例では、PC10のユーザは、何らかの異常が発生していることを適切に知り得る。
図6の画面G06に示すように、制御部18は、端末装置60からサーバ30を介してモジュール情報を取得すると、モジュール情報を用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいてモジュール情報表示画面(図6の画面G06)を表示部14に表示させる。従って、PC10のユーザが、モジュール情報表示画面を見ることによって、モジュール情報について適切に知ることができる。
(対応関係)
PC10が「管理装置」の一例である。SIMカード64、74、84が「加入者識別情報記憶媒体」の一例である。SIM関連情報が「加入者識別情報関連情報」の一例である。モジュール情報が「モジュール関連情報」の一例である。
PC10が「管理装置」の一例である。SIMカード64、74、84が「加入者識別情報記憶媒体」の一例である。SIM関連情報が「加入者識別情報関連情報」の一例である。モジュール情報が「モジュール関連情報」の一例である。
対象データ表示画面90(図3)、アラート画面(図5の画面G01、図9の画面G11、図13の画面G21、図15の画面G31、図17の画面G41)、端末情報表示画面(図5の画面G02、図8の画面G10、図9の画面G12、図12の画面G17、図13の画面G22、図15の画面G32、図17の画面G42)、図10の画面G14、図11の画面G15、及び、図13の画面G24を表示させるための各表示データが、「端末関連表示データ」の一例である。
対象データ表示画面(図3)、アラート画面(図5の画面G01、図9の画面G11、図13の画面G21、図15の画面G31、図17の画面G41)、端末情報表示画面(図5の画面G02、図8の画面G10、図9の画面G12、図12の画面G17、図13の画面G22、図15の画面G32、図17の画面G42)、図10の画面G14、図11の画面G15、及び、図13の画面G24が、「端末関連画面」の一例である。
図5の画面G03、図6の画面G04、図7の画面G05、画面G07、画面G08、図8の画面G09、図10の画面G13、図11の画面G16、図13の画面G23、図16の画面G33、画面G34、及び、図17の画面G43を表示させるための各表示データが、「加入者識別情報関連表示データ」の一例である。
図5の画面G03、図6の画面G04、図7の画面G05、画面G07、画面G08、図8の画面G09、図10の画面G13、図11の画面G16、図13の画面G23、図16の画面G33、画面G34、及び、図17の画面G43が、「加入者識別情報関連画面」の一例である。
モジュール情報表示画面(図6のG06)を表示させるための表示データが「モジュール関連表示データ」の一例である。モジュール情報表示画面(図6のG06)が「モジュール関連画面」の一例である。
端末装置60からサーバ30を介して対象データを取得する処理が、「第1の取得部」が実行する処理の一例である。図2のS10、図4のS20、S22の処理が、「第1の表示制御部」が実行する処理の一例である。サーバ30からSIM関連情報を取得する処理が、「第2の取得部」が実行する処理の一例である。図4のS24が実行する処理が、「第2の表示制御部」が実行する処理の一例である。端末装置60からモジュール情報を取得する処理が、「第3の取得部」が実行する処理の一例である。モジュール情報表示画面(図6のG06)を表示させるための処理が、「第3の表示制御部」が実行する処理の一例である。SIMカードの状態を変更するための変更指示を出力する処理が「変更指示出力部」が実行する処理の一例である。表示指示が入力される場合(図2)、エラーが発生する場合(図4)、表示部14にアラート画面が表示されている間に所定の選択操作が実行される場合、モジュール情報を取得する場合、図7の画面G09が表示部14に表示されている間にボタン118が選択される場合が、「第1の状況」と「第2の状況」の一例である。SIM関連情報が取得される場合(図4)、図5の画面G03のボタン110が選択される場合、図7の画面G05のボタン112が選択される場合が、「第3の状況」と「第4の状況」の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。第1実施例では、PC10の制御部18は、エラーが発生すると、対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、アラート画面(例えば、図5の画面G01)を表示部14に表示させる(図4参照)。これに代えて、本実施例では、制御部18は、エラーが発生すると、サーバ30から、エラー対象の端末装置(例えば端末装置60)のSIM関連情報を取得し、取得されたSIM関連情報を用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、SIM関連アラート画面(図示しない)を表示部14に表示させる。本実施例では、SIM関連アラート画面は、少なくとも、SIM関連情報、及び、エラーが発生したことを示すメッセージ等を含む。
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。第1実施例では、PC10の制御部18は、エラーが発生すると、対象データを用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、アラート画面(例えば、図5の画面G01)を表示部14に表示させる(図4参照)。これに代えて、本実施例では、制御部18は、エラーが発生すると、サーバ30から、エラー対象の端末装置(例えば端末装置60)のSIM関連情報を取得し、取得されたSIM関連情報を用いて表示データを生成し、生成された表示データに基づいて、SIM関連アラート画面(図示しない)を表示部14に表示させる。本実施例では、SIM関連アラート画面は、少なくとも、SIM関連情報、及び、エラーが発生したことを示すメッセージ等を含む。
本実施例によると、PC10のユーザは、SIM関連アラート画面を見ることによって、エラーが発生していることを適切に知ることができる。本実施例のSIM関連アラート画面は、「加入者識別情報関連画面」の一例である。一般的に言うと、第2の表示制御部は、判断部によってエラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを示す報知情報を含む加入者識別情報関連表示データを生成すればよい。
(第3実施例)
第3実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、データ取得異常のエラーが発生した場合におけるPC10の制御部18の処理の内容が第1実施例とは異なる。本実施例では、制御部18は、データ取得異常のエラーが発生した場合に、エラーの種類を特定し、特定されたエラー種類を示す情報を含むアラート画面を表示する。具体的には、制御部18は、図18に示す判定処理を実行している。
第3実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、データ取得異常のエラーが発生した場合におけるPC10の制御部18の処理の内容が第1実施例とは異なる。本実施例では、制御部18は、データ取得異常のエラーが発生した場合に、エラーの種類を特定し、特定されたエラー種類を示す情報を含むアラート画面を表示する。具体的には、制御部18は、図18に示す判定処理を実行している。
PC10が稼働されると、制御部18は、データ取得異常のエラーが発生することを監視する。制御部18は、いずれかの端末装置からサーバ30を介して対象データを取得できない場合(図4参照)に、データ取得異常のエラーが発生していると判断する。本実施例では、この場合、制御部18は、図18の判定処理を開始する。
S52では、制御部18は、データ取得異常のエラーが発生している端末装置(以下では「エラー端末」と呼ぶ)を特定する。具体的に言うと、S52では、制御部18は、対象データを取得できなかった端末装置(即ち、エラー端末)の端末ID及びSIMIDを特定する。S52で特定された端末ID及びSIMIDのことを、以下では、「エラー端末ID」及び「エラーSIMID」と呼ぶ場合がある。
次いで、S54では、制御部18は、エラー端末の状態がACTIVE状態であるか否かを判断する。具体的に言うと、S54では、制御部18は、S52で特定されたエラーSIMIDを含むSIM関連情報要求をサーバ30に出力し、サーバ30から、エラーSIMIDに対応するSIM関連情報を取得する。次いで、制御部18は、取得されたSIM関連情報が、エラー端末の状態がACTIVE状態であることを示す情報を含むか否かを判断する。取得されたSIM関連情報が、エラー端末がACTIVE状態である情報を含む場合には、制御部18は、S54でYESと判断し、S56に進む。一方、エラー端末がACTIVE状態である情報を含まない場合には、制御部18は、S54でNOと判断し、S58に進む。S54でNOと判断される場合は、エラー端末はNOT ACTIVE状態である。
S58では、制御部18は、エラー端末において第1のエラーが発生していることを特定する。具体的に言うと、制御部18は、メモリ20に、エラー端末IDとエラーSIMIDに対応付けて、第1のエラーが発生していることを示す第1のフラグを記憶させる。S58を終えると、S64に進む。
第1のエラーの発生が特定される場合は、エラー端末がNOT ACTIVE状態である。エラー端末がNOT ACTIVE状態であれば、仮に、エラー端末にPingを送信した場合であっても、エラー端末がPingに対して応答することはない。そのため、この場合には、S56の処理をスキップしてS64に進む。
一方、S56では、制御部18は、エラー端末がPingに対して応答するか否かを判断する。具体的に言うと、S56では、制御部18は、エラー端末に対して、サーバ30を介してPingを送信し、エラー端末から応答を受信するか否かを判断する。エラー端末とPC10の間の通信経路等に異常があれば、制御部18は、エラー端末からPingに対する応答を受信することはできない。エラー端末とPC10との間の通信経路等に異常がなければ、制御部18は、エラー端末からPingに対する応答信号を受信することができる。エラー端末から応答信号が受信される場合には、制御部18は、S56でYESと判断し、S60に進む。一方、エラー端末から応答信号を受信できない場合には、制御部18は、S56でNOと判断し、S62に進む。
S60では、制御部18は、エラー端末において第2のエラーが発生していることを特定する。具体的に言うと、制御部18は、メモリ20に、エラー端末IDとエラーSIMIDに対応付けて、第2のエラーが発生していることを示す第2のフラグを記憶させる。S60を終えると、S64に進む。
第2のエラーが特定される場合は、エラー端末はACTIVE状態であり、制御部18がエラー端末からのPingに対する応答を受信できる。第2のエラーは、エラー端末の各機能のうち、PC10との通信機能以外の何らかの機能に異常があることに起因して発生するデータ取得異常である。第2のエラーが発生している場合、エラー端末とPC10との間の通信経路には異常がない可能性が高い。また、エラー端末の各機能のうち、PC10と通信を行うための機能にも異常がない可能性も高い。第2のエラーが発生している場合には、例えば、近傍の荷物から対象データを収集するための近距離無線通信機能等に異常が発生していることが原因である可能性がある。より具体的には、例えば、エラー端末が対象データを収集するために用いるアプリケーションプログラムの異常、荷物66a、66b等(図1参照)に取り付けてあるセンサの外れ、何らかの原因により収集したデータがリセットされて消失したこと、エラー端末自身の故障等が原因であると考えられる。
一方、S62では、制御部18は、エラー端末において第3のエラーが発生していることを特定する。具体的に言うと、制御部18は、メモリ20に、エラー端末IDとエラーSIMIDに対応付けて、第3のエラーが発生していることを示す第3のフラグを記憶させる。S62を終えると、S64に進む。
第3のエラーが特定される場合は、エラー端末はACTIVE状態であるが、制御部18はエラー端末からのPingに対する応答を受信できない。第3のエラーは、エラー端末とPC10との通信経路、又は、エラー端末のPC10と通信を行うための機能に異常があることに起因して発生するデータ取得異常である。具体的には、例えば、エラー端末側の通信の設定不良、通信の不安定化等が原因であると考えられる。
S64では、制御部18は、アラート画面を表示するための表示データを生成し、その表示データによって表されるアラート画面を表示部14に表示させる。制御部18は、メモリ20に記憶されているフラグの種類に応じて表示データの内容を変える。アラート画面には、エラー端末IDとエラー内容を組み合わせた組合せ情報が表示される。メモリ20に第1のフラグが記憶されている場合には、エラー端末IDとともに、エラー内容が第1のエラーであることを表す情報が表示される。同様に、第2のフラグが記憶されている場合には、エラー端末IDとともにエラー内容が第2のエラーであることを表す情報が表示され、第3のフラグが記憶されている場合には、エラー端末IDとともにエラー内容が第3のエラーであることを表す情報が表示される。従って、PC10のユーザは、S64で表示部14に表示されるアラート画面を見ることにより、エラー端末においてデータ取得異常のエラーが発生したこと、及び、そのデータ取得異常のエラーのおおよその発生原因を知ることができる。ユーザは、アラート画面が表示部14に表示されている間に、様々な指示をPC10に入力して、エラーの詳細な発生原因を調べることができる。S64を終えると、図18の判定処理が終了する。
本実施例によると、PC10の制御部18は、データ取得異常のエラーが発生している場合に、そのエラーが、第1、第2、第3のエラーのうちのいずれであるのかを特定し、その結果に従って、アラート画面の表示データを生成する。PC10のユーザは、アラート画面を見ることによって、エラー端末においてデータ取得異常のエラーが発生したこと、及び、そのデータ取得異常のエラーのおおよその発生原因を知ることができる。ユーザがエラーの発生原因を調べるための作業負担を減らすことができる。
第1のエラーが特定された場合には、ユーザは、例えば、まずSIMカードの設定をチェックすればよい。その結果、SIMカードがDisable状態である場合、SIMカードがDisable状態であることが、第1のエラーの発生原因である可能性が高い。また、SIMカードがEnable状態である場合、エラー端末自身に異常(例えば、電源オフ、故障等)が発生していることが、第1のエラーの発生原因である可能性が高い。
第2のエラーが特定された場合には、ユーザは、例えば、まず端末情報のシステムログ(図5の画面G02参照)を見て、データ取得異常が発生した日時、常に発生しているものか、偶発的なものか等をチェックすればよい。
第3のエラーが特定された場合には、ユーザは、例えば、まず端末の通信の設定をチェックすればよい。また、同じセグメントの他の端末のデータ取得状況を調べ、どの端末にデータ取得異常が発生しているかをチェックすればよい。
上記のユーザによるチェック処理の一部または全部を制御部18が自動的に実行し、表示部14にその結果を表示するようにしてもよい。また、上記の実施例によれば、S58で第1のエラーが特定された場合には、制御部18は、Pingを送信しない。無駄なPingを送信せずに済むため、制御部18の処理負荷が少なく済む。また、Pingの送信に伴う料金負担も低減することができる。
本実施例の第1のエラーが「他の種類のエラー」の一例である。第2のエラーが「第1の特定種類のエラー」の一例である。第3のエラーが「第2の特定種類のエラー」の一例である。Pingが「確認信号」の一例である。Pingに対する応答信号が「応答信号」の一例である。ACTIVE状態、NOT ACTIVE状態が、それぞれ「通信可能状態」、「通信不可能状態」の一例である。S56でPingをエラー端末に送信する処理が「送信部」が行う処理の一例である。
(第3実施例の変形例1)
図18の例では、制御部18は、S52でエラー端末を特定した後、S54とS56の2つの判断を行っている。変形例では、制御部18は、S52でエラー端末を特定した後、S54の判断のみを行い、S56の判断を省略してもよい。この変形例では、制御部18は、S54でYESと判断する場合、エラー端末において第1のエラーが発生したことを特定する。また、制御部18は、S54でNOと判断する場合、第2のエラー又は第3のエラーが発生したことを特定する。本変形例の第1のエラーが「他の種類のエラー」の一例である。第2のエラー及び第3のエラーが「特定種類のエラー」の一例である。
図18の例では、制御部18は、S52でエラー端末を特定した後、S54とS56の2つの判断を行っている。変形例では、制御部18は、S52でエラー端末を特定した後、S54の判断のみを行い、S56の判断を省略してもよい。この変形例では、制御部18は、S54でYESと判断する場合、エラー端末において第1のエラーが発生したことを特定する。また、制御部18は、S54でNOと判断する場合、第2のエラー又は第3のエラーが発生したことを特定する。本変形例の第1のエラーが「他の種類のエラー」の一例である。第2のエラー及び第3のエラーが「特定種類のエラー」の一例である。
(第3実施例の変形例2)
また、他の変形例では、制御部18は、S52でエラー端末を特定した後、S54の判断を行わず、S56の判断のみを行ってもよい。本変形例においてS56でYESの場合は、エラー端末の状態がACTIVEであり、かつ、エラー端末とPC10との間の通信経路等には異常がない可能性が高い。制御部18は、S64において、エラー端末IDとともにその旨を示す情報を表示してもよい。一方、S56でNOの場合、エラー端末の状態がNOT ACTIVEであるか、エラー端末とPC10との通信経路等に異常がある可能性が高い。制御部18は、S64において、エラー端末IDとともにその旨を示す情報を表示してもよい。
また、他の変形例では、制御部18は、S52でエラー端末を特定した後、S54の判断を行わず、S56の判断のみを行ってもよい。本変形例においてS56でYESの場合は、エラー端末の状態がACTIVEであり、かつ、エラー端末とPC10との間の通信経路等には異常がない可能性が高い。制御部18は、S64において、エラー端末IDとともにその旨を示す情報を表示してもよい。一方、S56でNOの場合、エラー端末の状態がNOT ACTIVEであるか、エラー端末とPC10との通信経路等に異常がある可能性が高い。制御部18は、S64において、エラー端末IDとともにその旨を示す情報を表示してもよい。
以上、各実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1) 上記の各実施例では、PC10の制御部18は、エラーが発生する場合に、サーバ30からSIM関連情報を取得する。従って、PC10のメモリ20には、SIM関連情報は記憶されていない。これに代えて、PC10の制御部18は、所定時間毎に、端末装置60からサーバ30を介して対象データを取得するとともに、サーバ30からSIM関連情報を取得してもよい。その場合、PC10の制御部18は、取得された対象サーバ及びSIM関連情報をメモリ20に記憶させてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、PC10は、表示部14、メモリ20を有している。これに限られず、通信システム2は、PC10とは別個の表示装置、記憶装置、処理装置、管理装置等を備えていてもよい。その場合、PC10、表示装置、記憶装置、処理装置、管理装置等は、ネットワーク(クラウドネットワーク)を介して相互に通信可能であってもよい。この変形例では、表示装置が、PC10から対象データ及びSIM関連情報を取得して、各種画面を表示するための表示データを生成し、表示データに従って画面を表示するようにしてもよい。また、ネットワークで通信可能な各装置は、必ずしも特定の装置に限定されるものではなく、二以上の装置が協働していてもよい。例えば、その時に処理が空いている(処理実行状態ではない)処理装置が選択されて使用されてもよい。ユーザが、使用される装置を特定することができなくてもよい。
(変形例3) 上記の各実施例のPC10は、複数の装置によって構成されていてもよい。表示部14、制御部18、及び、制御部18の各機能は、複数の装置に分かれていてもよい。この変形例も「管理装置」の一例である。
(変形例4) また、上記の各実施例のサーバ30も、複数の装置によって構成されていてもよい。即ち、上記の各実施例のサーバ30は、複数のサーバ(例えば、複数のキャリアのそれぞれが提供するサーバ)を含んでいてもよい。その場合、PC10の制御部18は、複数のサーバのそれぞれから取得した対象データ及びSIM関連情報を用いて、各種表示データを生成してもよい。制御部18は、各種表示データに基づいて各種画面を表示部14に表示させてもよい。例えば、PC10の制御部18は、運送業者T1の端末装置60から、キャリアC1が提供する第1のサーバを介して、端末装置60が出力する対象データを取得するとともに、第1のサーバから、端末装置60に対応するSIM関連情報を取得することができる。その一方で、PC10の制御部18は、運送業者T2の端末装置70から、キャリアC2が提供する第2のサーバを介して、端末装置70が出力する対象データを取得するとともに、第2のサーバから、端末装置70に対応するSIM関連情報を取得することができる。制御部18は、端末装置60が出力する対象データ、端末装置70が出力する対象データ、端末装置60に対応するSIM関連情報、及び、端末装置70に対応するSIM関連情報に基づいて、各種画面を表示部14に表示させる。
(変形例5) また、上記の各実施例では、PC10の制御部18が、各表示データを生成する例について説明したが、表示データは他の装置(サーバ30等)で生成されてもよい。PC10の制御部18は、他の装置から表示データを取得し、取得された表示データに基づいて表示部14に画面を表示するようにしてもよい。
(変形例6) 管理装置は、上記の各実施例のPC10に限られず、任意の端末装置であってもよい。例えば、管理装置は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末であってもよい。
(変形例7) 加入者識別情報記憶媒体は、上記の各実施例のSIMカードに限られない。加入者識別情報記憶媒体は、加入者識別情報を記憶する記憶媒体であれば、カードに限られず、ICチップ、CD−ROM、DVD−ROM等、任意の記憶媒体であってもよい。
(変形例8) 上記の各実施例では、制御部18は、所定時間毎に対象データをサーバ30から取得し、ユーザの指示に従って、対象データを用いて表示データを生成し、その表示データによって表される対象データ表示画面90(図3参照)を表示部14に表示させる(図2のS10参照)。また、制御部18は、ケース1〜5の各エラーが発生する場合に、ユーザの指示に従って、SIM関連情報要求をサーバ30に出力し、SIM関連情報を取得し、取得されたSIM関連情報を用いて表示データを作成し、その表示データによって表されるSIM関連画面(図5の画面G03参照)を表示部14に表示させる(図4のS24参照)。これに限られず、制御部18は、対象データ及びSIM関連情報を用いた表示データの生成を省略してもよい。また、制御部18は、対象データ表示画面90(図3参照)、及び、SIM関連画面(図5の画面G03参照)を表示部14に表示させなくてもよい。即ち、制御部18は、所定時間毎に対象データをサーバ30から取得すればよい。また、制御部18は、SIM関連情報要求をサーバ30に出力し、SIM関連情報を取得すればよい。また、制御部18は、エラーが発生しているか否かを判断し、エラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを報知するためのアラート画面を表示すればよい。
一般的に言うと、管理対象の対象データを管理する管理装置は、第1の取得部と、第2の取得部と、判断部と、報知部と、を有していればよい。第1の取得部は、加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して対象データを取得すればよい。第2の取得部は、サーバから加入者識別情報記憶媒体に関連する加入者識別情報関連情報を取得すればよい。加入者識別情報関連情報は、サーバが対象データの通信に伴って加入者識別情報記憶媒体の利用者に課金を行うために必要な情報であればよい。判断部は、エラーが発生しているか否かを判断すればよい。報知部は、判断部によってエラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを報知するための所定の報知関連処理を実行すればよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
Claims (15)
- 管理対象の対象データを管理する管理装置であって、
表示部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して前記対象データを取得する第1の取得部と、
少なくとも前記対象データの通信に関連する情報を含む端末関連表示データを生成し、前記端末関連表示データによって表される端末関連画面を前記表示部に表示させる第1の表示制御部と、
前記サーバから前記加入者識別情報記憶媒体に関連する加入者識別情報関連情報を取得する第2の取得部であって、前記加入者識別情報関連情報は、前記サーバが前記対象データの通信に伴って前記加入者識別情報記憶媒体の利用者に課金を行うために必要な情報を含む、前記第2の取得部と、
前記加入者識別情報関連情報を用いて加入者識別情報関連表示データを生成し、前記加入者識別情報関連表示データによって表される加入者識別情報関連画面を前記表示部に表示させる第2の表示制御部と、
を備える管理装置。 - 前記第1の表示制御部は、
第1の状況では、第1の端末関連表示データを生成し、前記第1の端末関連表示データによって表される第1の端末関連画面を前記表示部に表示させ、
前記第1の状況とは異なる第2の状況では、前記第1の端末関連表示データとは異なる前記第2の端末関連表示データを生成し、前記第2の端末関連表示データによって表される第2の端末関連画面であって、前記第1の端末関連画面とは異なる前記第2の端末関連画面を前記表示部に表示させ、
前記第2の表示制御部は、
第3の状況では、第1の加入者識別情報関連表示データを生成し、前記第1の加入者識別情報関連表示データによって表される第1の加入者識別情報関連画面を前記表示部に表示させ、
前記第3の状況とは異なる第4の状況では、前記第1の加入者識別情報関連表示データとは異なる前記第2の加入者識別情報関連表示データを生成し、前記第2の加入者識別情報関連表示データによって表される第2の加入者識別情報関連画面であって、前記第1の加入者識別情報関連画面とは異なる前記第2の加入者識別情報関連画面を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の管理装置。 - 前記第1の表示制御部は、
前記対象データを用いて前記端末関連表示データを生成する、
請求項1又は2に記載の管理装置。 - 前記加入者識別情報記憶媒体は、有効状態と無効状態とのうちの一方の状態に設定され、
前記第1の取得部は、前記有効状態に設定された前記加入者識別情報記憶媒体を装着した前記端末装置から前記サーバを介して前記対象データを取得し、前記無効状態に設定された前記加入者識別情報記憶媒体を装着した前記端末装置から前記サーバを介して前記対象データを取得せず、
前記制御部は、
前記加入者識別情報記憶媒体の状態を変更するための変更指示を出力する変更指示出力部をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記制御部は、
エラーが発生しているか否かを判断する判断部をさらに備え、
前記第1の表示制御部は、前記判断部によってエラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを示す報知情報を含む前記端末関連表示データを生成する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記制御部は、
エラーが発生しているか否かを判断する判断部をさらに備え、
前記第2の表示制御部は、前記判断部によってエラーが発生していると判断される場合に、エラーが発生していることを示す報知情報を含む前記加入者識別情報関連表示データを生成する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記判断部は、
前記端末装置からサーバを介して前記対象データを取得できない第1の場合に、エラーが発生していると判断する、
請求項5又は6に記載の管理装置。 - 前記判断部は、
前記第1の場合であって、さらに、前記端末装置の状態が無線通信を実行可能な通信可能状態である特定の場合には、特定種類のエラーが発生していると判断し、
前記第1の場合であって、さらに、前記端末装置の状態が無線通信を実行不可能な通信不可能状態である場合には、前記特定種類のエラーとは異なる他の種類のエラーが発生していると判断する、
請求項7に記載の管理装置。 - 前記制御部は、
前記特定の場合において、前記端末装置に対して確認信号を送信する送信部をさらに備え、
前記判断部は、
前記特定の場合であって、さらに、前記端末装置から、前記確認信号に対する応答信号を受信する場合には、第1の特定種類のエラーが発生していると判断し、
前記特定の場合であって、さらに、前記端末装置から、前記応答信号を受信しない場合には、前記第1の特定種類のエラーとは異なる第2の特定種類のエラーが発生していると判断する、
請求項8に記載の管理装置。 - 前記加入者識別情報記憶媒体は、有効状態と無効状態とのうちの一方の状態に設定され、
前記第1の取得部は、前記有効状態に設定された前記加入者識別情報記憶媒体を装着した前記端末装置から前記サーバを介して前記対象データを取得し、前記無効状態に設定された前記加入者識別情報記憶媒体を装着した前記端末装置から前記サーバを介して前記対象データを取得せず、
前記判断部は、前記加入者識別情報記憶媒体の状態が前記有効状態から前記無効状態に変更される第2の場合に、エラーが発生していると判断する、
請求項5から9のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記判断部は、前記端末装置から前記サーバに出力される第1の対象データの第1のデータ量と、前記端末装置から前記サーバを介して取得される第2の対象データの第2のデータ量とが、所定量以上異なる第3の場合に、エラーが発生していると判断する、
請求項5から10のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記判断部は、前記端末装置が所定エリア外に存在する第4の場合に、エラーが発生していると判断する、
請求項5から11のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記判断部は、前記対象データに含まれる情報が破損している第5の場合に、エラーが発生していると判断する、
請求項5から12のいずれか一項に記載の管理装置。 - 前記制御部は、
通信モジュールをさらに含む前記端末装置から、前記通信モジュールが実行する処理に関連するモジュール関連情報を取得する第3の取得部と、
少なくとも前記モジュール関連情報を含むモジュール関連表示データを生成し、前記モジュール関連表示データによって表されるモジュール関連画面を前記表示部に表示させる第3の表示制御部と、をさらに備える、
請求項1から13のいずれか一項に記載の管理装置。 - 管理対象の対象データを管理する管理装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記管理装置は、表示部を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記管理装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
加入者識別情報記憶媒体を装着した端末装置からサーバを介して前記対象データを取得する第1の取得処理と、
前記対象データの通信に関連する情報を含む端末関連表示データを生成し、前記端末関連表示データによって表される端末関連画面を前記表示部に表示させる第1の表示制御処理と、
前記サーバから前記加入者識別情報記憶媒体に関連する加入者識別情報関連情報を取得する第2の取得処理であって、前記加入者識別情報関連情報は、前記サーバが前記対象データの通信に伴って前記加入者識別情報記憶媒体の利用者に課金を行うために必要な情報を含む、前記第2の取得処理と、
前記加入者識別情報関連情報を用いて加入者識別情報関連表示データを生成し、前記加入者識別情報関連表示データによって表される加入者識別情報関連画面を前記表示部に表示させる第2の表示制御処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
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